JP2012027976A - 磁気記録媒体用ガラス基板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、板形状を有するガラス素基板を、板厚分布と平坦度に優れ、ガラス基板の主平面や端面に加工変質層を有さないガラス基板に、高い生産性で加工する工程を有する磁気記録媒体用ガラス基板の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明は、磁気記録媒体用ガラス基板の製造方法であって、板形状を有するガラス素基板の主平面を研削する研削工程が、ダイヤモンド砥粒、アルミナ砥粒、炭化ケイ素砥粒のいずれか1つ以上の砥粒を含む第1の固定砥粒工具を用いてガラス素基板の主平面を研削する第1研削工程と、前記第1研削工程で用いた砥粒より平均粒子直径が小さいダイヤモンド砥粒を含む第2の固定砥粒工具を用いてガラス基板の主平面を研削する第2研削工程と、を有することを特徴とする磁気記録媒体用ガラス基板の製造方法を提供する。
【選択図】図3

Description

本発明は、固定砥粒工具を用いてガラス基板の主平面を研削する研削工程を有する磁気記録媒体用ガラス基板の製造方法に関する。
磁気記録媒体用ガラス基板及び磁気ディスクの製造工程は、以下の工程を含む。(1)フロート法、フュージョン法、又はプレス成形法などで成形されたガラス素基板を、中央部に円孔を有する円盤形状に加工し、内周側面と外周側面を面取り加工する形状付与工程。(2)ガラス素基板の主平面を研削加工する研削工程。(3)ガラス基板の側面部と面取り部を端面研磨する端面研磨工程。(4)ガラス基板の主平面を研磨する研磨工程。(5)ガラス基板を精密洗浄と乾燥し、磁気記録媒体用ガラス基板を得る洗浄工程。(6)磁気記録媒体用ガラス基板の上に磁性層などの薄膜を形成し、磁気ディスクを製造する磁気ディスク製造工程。
磁気記録媒体用ガラス基板の製造工程において、(2)ガラス素基板の主平面を研削加工する研削工程は、ガラス素基板を所望の板厚と平坦度にする工程である。
成形されたガラス素基板の主平面が平滑な場合、粒子径が小さいダイヤモンド砥粒を含む固定砥粒工具でガラス素基板の主平面を研削すると、ダイヤモンド砥粒がガラス素基板の主平面に引っ掛かり難く、ダイヤモンド砥粒がガラス素基板の主平面で滑り、ガラス素基板を研削し難くなり研削の加工速度が低下する問題があった。
主平面が平滑なガラス素基板を研削するとき、研削の加工速度を低下させない手段として、固定砥粒工具でガラス素基板の主平面を研削する前に、薬液を用いてガラス素基板の主平面を粗面化する(フロスト加工)、遊離砥粒を用いてガラス素基板の主平面を研削して粗面化する、などが提案されている(特許文献1、特許文献2)。
しかし、ガラス素基板の主平面を薬液で粗面化するフロスト加工は、ガラス素基板を等方的にエッチングするため、ガラス基板を所望の板厚、平坦度に制御できない。そのため、その後の研削工程や研磨工程において、板厚や平坦度を制御するために研削量や研磨量を多く設定する必要があり、生産性に劣るおそれがある。
また、ガラス素基板の主平面を遊離砥粒で研削し粗面化した場合、ガラス基板の主平面や端面に深いクラック(以下、加工変質層とも称す。)が発生し、該加工変質層を取り除くためにその後の研削工程や研磨工程で研削量又は研磨量を多くする必要があり生産性に劣るおそれがある。
WO2010/041623 A1 特開2009−99249号公報
本発明は、板形状を有するガラス素基板を、板厚分布と平坦度に優れたガラス基板に、高い生産性で加工する工程を有する磁気記録媒体用ガラス基板の製造方法を提供する。
本発明は、磁気記録媒体用ガラス基板の製造方法であって、板形状を有するガラス素基板の主平面を研削する研削工程が、ダイヤモンド砥粒、アルミナ砥粒、炭化ケイ素砥粒のいずれか1つ以上の砥粒を含む第1の固定砥粒工具を用いてガラス素基板の主平面を研削する第1研削工程と、前記第1研削工程で用いた砥粒より平均粒子直径が小さいダイヤモンド砥粒を含む第2の固定砥粒工具を用いてガラス基板の主平面を研削する第2研削工程と、を有することを特徴とする磁気記録媒体用ガラス基板の製造方法を提供する。
本発明の研削工程を有する磁気記録媒体用ガラス基板の製造方法は、ガラス素基板の主平面を研削する第1研削工程において、板形状を有するガラス素基板の板厚分布と平坦度を制御しつつ、ガラス基板の主平面や端面に大きなダメージを与えずに主平面を粗面化できるため、第2研削工程で効率よくガラス基板の主平面を研削できる。
本発明によれば、板厚分布と平坦度に優れ、表面粗さに優れる磁気記録媒体用ガス基板を高い生産性で製造できる。
磁気記録媒体用ガラス基板の斜視図。 両面研削装置の概略図。 固定砥粒工具の研削面を模式的に表す断面図。 下側固定砥粒工具の研削面の表面粗さ測定箇所を示す概略図。
以下、本発明を実施するための形態について説明するが、本発明は以下に記載される実施形態に限らない。
一般に、磁気記録媒体用ガラス基板及び磁気ディスクの製造工程は、以下の工程を含む。(1)フロート法、フュージョン法又はプレス成形法で成形されたガラス素基板を、中央部に円孔を有する円盤形状に形状加工する。(2)中央部に円孔を有する円盤形状のガラス基板の内周側面と外周側面を面取り加工する。(3)ガラス基板の主平面を研削加工する。(4)ガラス基板の側面部と面取り部を端面研磨する。(5)ガラス基板の主平面を研磨する。研磨工程は、1次研磨のみでもよく、1次研磨と2次研磨を行ってもよく、2次研磨の後に3次研磨を行ってもよい。(6)ガラス基板を精密洗浄し、磁気記録媒体用ガラス基板を得る。(7)磁気記録媒体用ガラス基板の上に磁性層などの薄膜を形成し、磁気ディスクを製造する。
なお、上記磁気記録媒体用ガラス基板及び磁気ディスクの製造工程において、各工程間にガラス基板の洗浄(工程間洗浄)やガラス基板表面のエッチング(工程間エッチング)を実施してもよい。さらに、磁気記録媒体用ガラス基板に高い機械的強度が求められる場合、ガラス基板の表層に強化層を形成する強化工程(例えば、化学強化工程)を研磨工程前、研磨工程後、又は研磨工程間で実施してもよい。
本発明において、磁気記録媒体用ガラス基板は、アモルファスガラスでもよく、結晶化ガラスでもよく、ガラス基板の表層に強化層を有する強化ガラス(例えば、化学強化ガラス)でもよい。また、本発明のガラス素基板は、フロート法で造られたものでもよく、フュージョン法で造られたものでもよく、プレス成形法で造られたものでもよい。本発明のガラス素基板としては、フロート法、フュージョン法で造られたものが、その生産性が高いことから好ましい。
本発明は、(3)ガラス基板の主平面を研削加工する工程に関し、磁気記録媒体用ガラス基板の研削加工に係るものである。板形状を有するガラス素基板の研削について、両面研削装置でガラス素基板の両主平面を同時に研削する例を用いて説明する。
図1は、磁気記録媒体用ガラス基板の斜視図であり、10は磁気記録媒体用ガラス基板、101は磁気記録媒体用ガラス基板の主平面、102は内周側面、103は外周側面、をそれぞれ示す。
図2は、両面研削装置20を用いて磁気記録媒体用ガラス基板の両主平面を同時に研削する様子を示す概略図である。図2において、10は磁気記録媒体用ガラス基板、30は上側固定砥粒工具の研削面、40は下側固定砥粒工具の研削面、50はキャリア、201は上定盤、202は下定盤、203はサンギア、204はインターナルギア、をそれぞれ示す。なお、図1と同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
磁気記録媒体用ガラス基板10は、キャリア50のガラス基板保持部に保持された状態で、上側固定砥粒工具の研削面30と下側固定砥粒工具の研削面40との間に狭持され、ガラス基板の両主平面に上側固定砥粒工具の研削面30と下側固定砥粒工具の研削面40を互いに押圧させた状態で、ガラス基板の両主平面に研削液を供給するとともに、ガラス基板と研削面を相対的に動かして、ガラス基板の両主平面を同時に研削する。
両面研削装置20は、サンギア203とインターナルギア204をそれぞれ所定の回転比率で回転駆動することにより、キャリア50を自転させながらサンギア203の周りを公転するように移動させ、上定盤201と下定盤202をそれぞれ所定の回転数で回転駆動して、ガラス基板の主平面を研削する。
上定盤201と下定盤202のガラス基板と対向する面には、固定砥粒工具が装着されている。上定盤201と下定盤202に装着された固定砥粒工具は、上側固定砥粒工具の研削面30と下側固定砥粒工具の研削面40をそれぞれ所定の表面形状とするため、ドレス治具を用いてドレス処理が施される。ドレス処理は、ドレス治具と研削面30、40との間にドレス水を供給するとともに、ドレス治具と研削面30、40を相対的に動かして、固定砥粒工具の研削面を削ることにより行われる。
本発明者は、磁気記録媒体用ガラス基板の製造方法において、フロート法などで成形された主平面が平滑なガラス素基板を、板厚分布と平坦度に優れ、表面粗さに優れるガラス基板に、高い生産性で加工する手段を検討した。その結果、研削工程は、ダイヤモンド砥粒、アルミナ砥粒、炭化ケイ素砥粒のいずれか1つ以上の砥粒を含む第1の固定砥粒工具を用いてガラス素基板の主平面を研削する第1研削工程と、第1の固定砥粒工具に含まれる砥粒より小さい平均粒子直径(以下、平均粒径と称す。)のダイヤモンド砥粒を含む第2の固定砥粒工具を用いてガラス基板の主平面を研削する第2研削工程とを有する磁気記録媒体用ガラス基板の製造方法であることを見出した。
第1研削工程を実施しない場合、第1の固定砥粒工具に含まれる砥粒より小さい平均粒子直径のダイヤモンド砥粒を含む第2の固定砥粒工具を用いてガラス基板の主平面を研削するとき、ダイヤモンド砥粒がガラス素基板の主平面に引っ掛かり難く、ダイヤモンド砥粒がガラス素基板の主平面で滑り、研削の加工速度が低下してしまい生産性に劣るおそれがある。
一方、第2研削工程を実施しない場合、第1研削工程で研削されたガラス基板の主平面に発生した加工変質層を、その後の研磨工程で取り除くために研磨量を多く設定する必要があり、生産性に劣るおそれがある。
また、第1研削工程及び/又は第2研削工程において、遊離砥粒を用いてガラス素基板及び/又はガラス基板の主平面を研削した場合、遊離砥粒を用いた研削は、固定砥粒工具を用いた研削に比べ加工速度が低いうえ、ガラス基板の主平面や端面に深い加工変質層を発生させるためにその後の研磨工程で加工変質層を取り除くように研磨量を多くする必要がある、ガラス基板の表面に付着した遊離砥粒の洗浄除去に手間を要する、など品質特性や生産性に劣るおそれがある。
また、第1研削工程の代わりに、ガラス素基板の主平面を薬液で粗面化するフロスト加工を実施した場合、薬液がガラス素基板を等方的にエッチングするため、板厚が揃っていないガラス素基板の板厚を所望の板厚に揃え、所望の平坦度に制御できない。そのため、その後の研削工程や研磨工程において、研削量や研磨量を多くして、ガラス基板を所望の板厚に揃え、所望の平坦度にする必要があり、生産性に劣るおそれがある。
図3に、固定砥粒工具の研削面を模式的に表す断面図を示す。図3において、60は固定砥粒工具、601は研削面に表出した砥粒(例えば、ダイヤモンド砥粒、アルミナ砥粒、炭化ケイ素砥粒、など)、602は固定砥粒工具に含まれる砥粒(例えば、ダイヤモンド砥粒、アルミナ砥粒、炭化ケイ素砥粒、など)、603は結合材(例えば、樹脂、金属、ガラス質(ビトリファイド)など)、をそれぞれ示す。なお、図2と同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
第1の固定砥粒工具は、ダイヤモンド砥粒、アルミナ砥粒、炭化ケイ素砥粒のいずれか1つ以上の砥粒を含む。前記砥粒のなかでも、ダイヤモンド砥粒を含む第1の固定砥粒工具が、研削の加工速度が高く、加工変質層を発生させ難いため好ましい。第1の固定砥粒工具は、砥粒を金属、樹脂、又はガラス質(ビトリファイド)などで結合して成形されており、該砥粒を第1の固定砥粒工具の研削面に表出させてガラス基板を研削する。
第1の固定砥粒工具に含まれる砥粒は、平均粒径が7〜50μmであることが好ましい。第1の固定砥粒工具に含まれる砥粒の平均粒径が7μm未満の場合、ガラス基板を研削する加工速度が低く、生産性に劣るおそれがある。砥粒の平均粒径が50μmを超える場合、ガラス基板の主平面に深い加工変質層を発生させてしまい、その後の研削工程や研磨工程で加工変質層を充分に除去できず、ガラス基板製品の主平面に欠陥(キズ)を生じさせるおそれがある。第1の固定砥粒工具に含まれる砥粒の平均粒径は7μm〜50μmが好ましく、7μm〜40μmが更に好ましく、7μm〜30μmが特に好ましい。
第2の固定砥粒工具は、第1の固定砥粒工具に含まれる砥粒より小さい平均粒径のダイヤモンド砥粒を含む。第2の固定砥粒工具は、ダイヤモンド砥粒を金属、樹脂、又はガラス質(ビトリファイド)などで結合して成形されており、該ダイヤモンド砥粒を第2の固定砥粒工具の研削面に表出させてガラス基板を研削する。
第2の固定砥粒工具に含まれるダイヤモンド砥粒は、平均粒径が0.1〜6μmであることが好ましい。第2の固定砥粒工具に含まれるダイヤモンド砥粒の平均粒径が0.1μm未満の場合、ガラス基板を研削する加工速度が低く、生産性に劣るおそれがある。ダイヤモンド砥粒の平均粒径が6μmを超える場合、研削したガラス基板の主平面の粗さが高く、その後の研磨工程で所望の表面粗さにするため、研磨量を多く設定する必要があり、生産性に劣るおそれがある。第2の固定砥粒工具に含まれる砥粒の平均粒径は0.1μm〜6μmが好ましく、0.5μm〜5μmが更に好ましく、1μm〜5μmが特に好ましい。
両面研削装置の上定盤201と下定盤202に装着された第1の固定砥粒工具は、ドレス治具により研削面を所定の平坦度と表面粗さにドレス処理された後、第1の固定砥粒工具の研削面をガラス基板の主平面に押し当てた状態で、研削液をガラス基板と固定砥粒工具の研削面との間に供給しながら、ガラス基板と固定砥粒工具の研削面とを相対的に移動させて、ガラス基板の主平面を研削する。
ドレス処理を施した第1の固定砥粒工具の研削面の表面粗さRaやRzは、JIS B 0601−2001に準拠して、触針式の表面粗さ測定機で測定する。なお、固定砥粒工具の研削面の表面粗さ測定は、測定前に所定の表面粗さを有する標準試料で校正してから行う。
なお、本明細書において、第1の固定砥粒工具の研削面の表面粗さRa、Rzには添字1を付けてRa、Rzと表記し、第2の固定砥粒工具の研削面の表面粗さRa、Rzには添字2を付けてRa、Rzと表記する。また、ガラス基板の主平面の表面粗さRa、Rzには添字3を付けてRa、Rzと表記するものとする。
第1の固定砥粒工具の研削面の表面粗さRaは2〜8μmであることが好ましい。表面粗さRaが2μm未満であると、砥粒がガラス素基板の主平面に引っ掛かり難く、砥粒がガラス素基板の主平面で滑り、研削の加工速度が低く、生産性に劣るおそれがある。表面粗さRaが8μmを超えると、研削されたガラス基板の主平面の表面粗さが高くなり、その後の研削工程又は研磨工程において、研削量又は研磨量を多く設定する必要があり、製造工程全体の生産性を下げるおそれがある。第1の固定砥粒工具の研削面の表面粗さRaは2〜8μmが好ましく、2〜5μmが特に好ましい。
第1の固定砥粒工具の研削面の表面粗さRzは30μm以下であることが好ましい。表面粗さRzが30μmを超えると、研削されたガラス基板の主平面に深い加工変質層を発生させてしまい、その後の研削工程や研磨工程でガラス基板の主平面の加工変質層を充分に除去できず、ガラス基板製品の主平面に欠陥(キズ)を生じさせるおそれがある。第1の固定砥粒工具の研削面の表面粗さRzは30μm以下であることが好ましく、25μm以下が更に好ましく、20μm以下が特に好ましい。
第2の固定砥粒工具も、第1の固定砥粒工具と同様に、両面研削装置の上定盤201と下定盤202に装着され、ドレス治具により研削面を所定の平坦度と表面粗さにドレス処理された後、第2の固定砥粒工具の研削面をガラス基板の主平面に押し当てた状態で、研削液をガラス基板と固定砥粒工具の研削面との間に供給しながら、ガラス基板と固定砥粒工具の研削面とを相対的に移動させて、ガラス基板の主平面を研削する。ドレス処理を施した第2の固定砥粒工具の研削面の表面粗さRaやRzは、第1の固定砥粒工具の研削面の表面粗さRaやRzと同様の手順に従い測定する。
第2の固定砥粒工具の研削面の表面粗さRaは0.1〜2μmであることが好ましい。表面粗さRaが0.1μm未満であると、研削の加工速度が低く生産性に劣るおそれがある。表面粗さRaが2μmを超えた場合、高い加工速度が得られる一方、表面粗さが低い平滑性に優れるガラス基板を得ることが難しくなるおそれがある。第2の固定砥粒工具の研削面の表面粗さRaは0.1〜2μmが好ましく、0.1〜1.5μmが更に好ましく、0.2〜1.2μmが特に好ましい。
第2の固定砥粒工具の研削面の表面粗さRzは10μm以下であることが好ましい。表面粗さRzが10μmを超えると、研削されたガラス基板の主平面に加工変質層を発生させてしまい、その後の研磨工程でガラス基板の主平面の加工変質層を充分に除去できず、ガラス基板製品の主平面に欠陥(キズ)を生じさせるおそれがある。第2の固定砥粒工具の研削面の表面粗さRzは10μm以下であることが好ましく、9μm以下が更に好ましく、8μm以下が特に好ましい。
第1の固定砥粒工具を用いてガラス素基板の主平面を研削する第1研削工程において、ガラス基板の加工速度(片面側の主平面)は、13μm/min以上であることが好ましい。第1研削工程のガラス基板の加工速度が13μm/min未満の場合、製造工程の生産性が下がるおそれがある。
第2の固定砥粒工具を用いてガラス素基板の主平面を研削する第2研削工程において、ガラス基板の加工速度(片面側の主平面)は、1〜10μm/minであることが好ましい。第1研削工程のガラス基板の加工速度が1μm/min未満の場合、製造工程の生産性が下がるおそれがある。第1研削工程のガラス基板の加工速度が10μm/minを超えた場合、所望の板厚に制御された主平面の平滑性に優れるガラス基板を得ることが難しくなるおそれがある。
なお、ガラス基板の加工速度は、研削前のガラス基板の板厚から研削後のガラス基板の板厚を差し引いて求めた研削で除去された板厚(研削量)を、研削時間で除して算出する。両面研削装置を用いてガラス基板の両主平面を同時に研削した場合、片面側の主平面の加工速度は、上記加工速度を2で除して求める。研削前と研削後のガラス基板の板厚は、マイクロメータ又はレーザ変位計で測定する。
本発明の第1の固定砥粒工具を用いてガラス素基板の主平面を研削する第1研削工程において、研削されたガラス基板の主平面の加工変質層の深さは35μm以下であることが好ましい。
研削されたガラス基板の主平面の加工変質層の深さが35μmを超えた場合、その後の第2研削工程において、ガラス基板の主平面の加工変質層を除去するため、研削量を多くする必要があり、生産性に劣るおそれがある。第1研削工程で研削されたガラス基板の主平面の加工変質層の深さは35μm以下好ましく、30μm以下がさらに好ましく、26μm以下が特に好ましい。
なお、ガラス基板の主平面の加工変質層の深さは、ガラス基板の表面をフッ酸や硝酸等を含む酸性のエッチング溶液を用いて数μmエッチングし、ガラス基板の表面に残留する加工変質層を等方的にエッチングして観察しやすい大きさの円形状ピット又は楕円形状ピットを形成した後、ガラス基板の主平面を所定量研磨してから、光学顕微鏡又はレーザ顕微鏡などを用いて評価する。
本発明の第1研削工程と第2研削工程とにより、研削されたガラス基板の主平面の表面粗さを、触針式の表面粗さ測定機で測定したとき、ガラス基板の主平面の表面粗さRaは0.3μm以下であることが好ましい。
表面粗さRaが0.3μmを超えると、磁気記録媒体用ガラス基板に求められる表面粗さとするために、その後の研磨工程で研磨時間を長く設定するなどにより研磨量を多くする必要があり、製造工程全体の生産性が下がるおそれがある。第1研削工程と第2研削工程とにより研削されたガラス基板の主平面の表面粗さRaは0.3μm以下が好ましく、0.2μm以下がさらに好ましく、0.15μm以下が特に好ましい。
なお、研削されたガラス基板の主平面は、JIS B 0601−2001に準拠して、触針式の表面粗さ測定機で測定する。なお、研削されたガラス基板の主平面の表面粗さ測定は、測定前に所定の表面粗さを有する標準試料で校正してから行う。
本発明の第1研削工程と第2研削工程とにより、研削されたガラス基板は、同一ロット内におけるガラス基板間の板厚分布が1μm以下であることが好ましい。
研削されたガラス基板の同一ロット内におけるガラス基板間の板厚分布が1μmを超えた場合、その後の研磨工程で同一ロット内におけるガラス基板間の板厚分布を小さくすることが難しく、板厚分布に優れる磁気記録媒体用ガラス基板を得ることが難しくなるおそれがある。また、同一ロット内におけるガラス基板間の板厚が不均一であると、ガラス基板の主平面を均一に研磨することが難しくなり、同一ロット内におけるガラス基板間の主平面の表面特性(例えば、表面粗さや端部形状)にバラツキが生じるおそれもある。
本発明の第1研削工程と第2研削工程とにより研削されたガラス基板は、光干渉計で測定された平坦度が4μm以下であることが好ましい。
研削されたガラス基板の平坦度が4μmを超えた場合、その後の研磨工程で所望の平坦度に加工することが難しく、平坦度に優れる磁気記録媒体用ガラス基板を得ることが難しくなるおそれがある。第1研削工程と第2研削工程とにより研削されたガラス基板は、光干渉計で測定された平坦度が4μm以下であることが好ましく、3μm以下が特に好ましい。
以下に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に説明するが、本発明はこれにより何ら制限されるものではない。
外径65mm、内径20mm、板厚0.635mmの磁気記録媒体用ガラス基板用に、フロート法で成形されたSiOを主成分とするガラス素基板を、中央部に円孔を有する円盤形状ガラス基板に加工した。
中央部に円孔を有する円盤形状ガラス基板に加工されたガラス素基板は、第1の固定砥粒工具と研削液を用いて両面研削装置(浜井産業社製、製品名:16BF−4M5P)によりガラス基板の上下主平面を研削される(第1研削工程)。
第1の固定砥粒工具として、平均粒径が20μm、12μm、9μm、4μmのダイヤモンド砥粒を含有する固定砥粒工具を使用した。
第1研削工程において、メインの研磨加工圧力は100g/cm、定盤回転数は30rpm、供給する研削液の温度は20℃とし、ガラス基板の研削量が130μm(片面側の主平面)となるように研削時間を調整してガラス素基板を研削した。研削されたガラス基板は、アルカリ性洗剤溶液に浸漬した状態で超音波洗浄された。
第1研削工程で研削されたガラス基板は、第2の固定砥粒工具と研削液を用いて両面研削装置(浜井産業社製、製品名:16BF−4M5P)によりガラス基板の上下主平面を研削される(第2研削工程)。第2の固定砥粒工具として平均粒径が4μmのダイヤモンド砥粒を樹脂の結合剤で結合した固定砥粒工具(3M社製、製品名:Trizact4μmAA1)を用いた。第2研削工程において、メインの研磨加工圧力は100g/cm、定盤回転数は30rpm、供給する研磨液の温度は20℃とし、第1研削工程で発生したガラス基板の主平面の加工変質層を除去できる研削量(=第1研削工程で発生した加工変質層最大深さ+10μm)となるように研削時間を調整してガラス基板を研削した。研削されたガラス基板を、アルカリ性洗剤溶液に浸漬した状態で超音波洗浄した。
両面研削装置の上定盤と下定盤に装着された第1の固定砥粒工具と第2の固定砥粒工具は、ガラス基板を研削加工する前に、ドレス治具を用いてドレス処理が施され、所定の研削面の形状と表面粗さに形成される。
ドレス処理を施した第1の固定砥粒工具と第2の固定砥粒工具の研削面の表面粗さRa、Rzと、Ra、Rzは、触針式の表面粗さ測定機(東京精密社製、製品名:Handy Surf 130A、触針の型式:KP66 DM43801)を用いて測定した。固定砥粒工具の研削面の表面粗さの測定は、触針の走査長を1mm、触針の走査長速度0.3mm/s、カットオフ値を0.8mm、に設定して実施した。研削面の表面粗さRa、Rzの測定は、下側固定砥粒工具の研削面において3箇所の位置(図4に示したX1、X2、X3の位置)で実施し、その平均値を固定砥粒工具の研削面の表面粗さRa、Rzと、Ra、Rzとした。
第1研削工程で研削されたガラス基板の主平面の加工変質層の深さは、ガラス基板の表面を、フッ酸と硝酸等を含む酸性のエッチング溶液を用いて5μmエッチングし、ガラス基板の主平面に残留する加工変質層を等方的にエッチングしてから評価した。評価手順は、ガラス基板の表面を5μmエッチングした後、ガラス基板の主平面を所定量研磨して洗浄と乾燥を行い、エッチングされて円形状ピット又は楕円形状ピットになった加工変質層を光学顕微鏡で観察することにより実施した。光学顕微鏡の対物レンズは20倍を使用し、観察視野635μm×480μmで観察した。ガラス基板の両主平面を、0°、90°、180°、270°の計8箇所の位置で観察し、加工変質層の深さを評価した。ガラス基板の主平面において、円形状ピット又は楕円形状ピットが観察されなくなった時点におけるガラス基板の主平面の研磨量を、ガラス基板主平面の加工変質層最大深さとした。
第1研削工程と第2研削工程で研削されたガラス基板の主平面の表面粗さRaとRzは、触針式の表面粗さ測定機(東京精密社製、製品名:Handy Surf 130A、触針の型式:KP66 DM43801)を用いて評価した。測定は、固定砥粒工具の研削面の表面粗さ測定と同じ条件で実施した。ガラス基板の主平面の表面粗さRaとRzは、磁気記録媒体用ガラス基板の両主平面において、中心部から20mmの位置(記録再生領域の中間領域)で、0°、120°、240°の計6箇所で測定し、その平均値を求めて得た。
第1研削工程と第2研削工程で研削されたガラス基板の同一ロット内における板厚偏差は、1ロットから10枚のガラス基板を抜き取り、マイクロメータを用いて各ガラス基板の板厚を測定し、同一ロット内の最大板厚値と最小板厚値との差を求めて得た。
第1研削工程と第2研削工程で研削されたガラス基板の平坦度は、1ロットから5枚のガラス基板を抜き取り、光干渉計(NIDEK社製、製品名:FT−17)を用いて測定した。
表1に、第1研削工程で用いる第1の固定砥粒工具を変えてガラス基板を研削したときの結果を示す。表1において、例1〜例3は実施例、例4〜例7は比較例である。なお、例5と例6は第1研削工程において遊離砥粒(ホワイトアルミナ砥粒)を用いてガラス基板を研削したものであり、例7は第1研削工程の代わりに酸溶液でガラス基板の表面をエッチングしてフロスト加工したものである。
例1〜例3の第1研削工程において、ガラス素基板は高い加工速度で研削され、ガラス基板主平面の加工変質層最大深さが浅いガラス基板を得ることができた。例1〜例3の第1研削工程で研削されたガラス基板を第2研削工程で研削したガラス基板は、ガラス基板主平面の表面粗さと、同一ロット内の板厚偏差と、平坦度に優れていた。
例4の第1研削工程は、第1の固定砥粒工具に含まれる砥粒の平均粒径が小さく、研削面の表面粗さも低いため、ガラス素基板を高い加工速度で研削できなかった。
例5と例6は、第1研削工程において遊離砥粒を用いてガラス素基板を研削したものであるが、ガラス素基板を、高い加工速度で加工変質層最大深さが浅いガラス基板に研削できなかった。
例7は、第1研削工程の代わりに酸溶液でガラス基板の表面をエッチングしてフロスト加工したものであるが、固定砥粒工具や遊離砥粒を用いた第1研削工程のようにガラス基板を所望の板厚に揃え、所望の平坦度に制御できなかった。そのため、同一ロット内の板厚偏差と平坦度を制御するため、第2研削工程での研削量を多くした。第1研削工程でフロスト加工したガラス基板は、第2研削工程での研削量を多くすることにより、同一ロット内の板厚偏差は制御できたが、平坦度に優れるガラス基板が得られなかった。
第1研削工程と第2研削工程で研削されたガラス基板は、中央部に円孔を有する円盤形状ガラス基板の内周側面と外周側面を、面取り幅0.15mm、面取り角度45°の磁気記録媒体用ガラス基板が得られるように面取り加工された。
次に、内周側面と内周面取り部を研磨ブラシと研磨液を用いて研磨し、内周側面と内周面取り部のキズを除去し、鏡面となるように内周端面を研磨加工した。内周端面研磨後のガラス基板は、外周側面と外周面取り部を研磨ブラシと研磨液を用いて研磨し、外周側面と外周面取り部のキズを除去し、鏡面となるように外周端面を研磨加工した。外周端面研磨後のガラス基板を、スクラブ洗浄と、アルカリ性洗剤溶液に浸漬した状態での超音波洗浄により、洗浄した。
端面加工後のガラス基板は、研磨具として硬質ウレタン製の研磨パッドと酸化セリウム砥粒を含有する研磨液(一次粒子の平均粒径が約1.3μmの酸化セリウムを主成分した研磨液組成物)を用いて、両面研磨装置により上下主平面を1次研磨した。
1次研磨後のガラス基板は、研磨具として軟質ウレタン製の研磨パッドと、コロイダルシリカを含有する研磨液(一次粒子の平均粒径が20〜30nmのコロイダルシリカを主成分とする研磨液組成物)を用いて、両面研磨装置により上下主平面を2次研磨した。
なお、1次研磨と2次研磨において、両面研磨装置の上定盤と下定盤に装着した研磨パッドは、ガラス基板を研磨する前に、ダイヤモンド砥粒を表面に有するドレス治具を用いてドレス処理が施され、所定の研磨面に形成される。
2次研磨を行ったガラス基板を、アルカリ性洗剤によるスクラブ洗浄、アルカリ性洗剤溶液に浸漬した状態での超音波洗浄、純水に浸漬した状態での超音波洗浄、を順次行い、イソプロピルアルコール蒸気にて乾燥し、磁気記録媒体用ガラス基板を得た。
ガラス基板を洗浄乾燥した後、磁気記録媒体用ガラス基板の表面粗さRaを、原子間力顕微鏡を用いて測定した。磁気記録媒体用ガラス基板の表面粗さRaは、磁気記録媒体用ガラス基板の両主平面において、中心部から20mmの位置(記録再生領域の中間領域)で、0°、120°、240°の計6箇所で測定し、その平均値を求めて得た。例1〜例3のガラス基板を研磨し、洗浄乾燥して得た磁気記録媒体用ガラス基板の表面粗さRaは0.13nm以下であった。
Figure 2012027976
本発明は、板形状を有するガラス基板の主平面を、固定砥粒工具を用いて研削する研削工程を有するガラス基板の製造方法に適用できる。板形状を有するガラス基板として、磁気記録媒体用、フォトマスク用、液晶や有機EL等のディスプレイ用、光ピックアップや光学フィルタ等の光学部品用、などのガラス基板が具体的なものとして挙げられる。なお、本発明の実施形態である研磨装置は、両面研削装置でもよいし、片面研削装置でもよい。
10:磁気記録媒体用ガラス基板、101:磁気記録媒体用ガラス基板の主平面、102:内周側面、103:外周側面。
20:両面研削装置、30:上側固定砥粒工具の研削面、40:下側固定砥粒工具の研削面、50:キャリア、201:上定盤、202:下定盤、203:サンギア、204:インターナルギア、
60:固定砥粒工具、601:研削面に表出した砥粒、602:砥粒、603:結合剤、
X1:内周側領域の研削面の表面粗さ測定位置、X2:中央領域の研削面の表面粗さ測定位置、X3:外周側領域の研削面の表面粗さ測定位置。

Claims (9)

  1. 板形状を有するガラス素基板の形状付与工程と、前記ガラス素基板の主平面の研削工程と、前記研削工程で研削されたガラス基板の主平面の研磨工程と、前記ガラス基板の洗浄工程と、を有する磁気記録媒体用ガラス基板の製造方法において、
    前記研削工程は、ダイヤモンド砥粒、アルミナ砥粒、炭化ケイ素砥粒のいずれか1つ以上の砥粒を含む第1の固定砥粒工具を用いてガラス素基板の主平面を研削する第1研削工程と、
    前記第1の固定砥粒工具に含まれる砥粒より小さい平均粒子直径のダイヤモンド砥粒を含む第2の固定砥粒工具を用いてガラス基板の主平面を研削する第2研削工程と、
    を有することを特徴とする磁気記録媒体用ガラス基板の製造方法。
  2. 前記第1の固定砥粒工具の研削面には砥粒が表出しており、触針式の表面粗さ測定機を用いて測定した表面粗さRaが2μm〜8μmである請求項1に記載の磁気記録媒体用ガラス基板の製造方法。
  3. 前記第1の固定砥粒工具の研削面には砥粒が表出しており、触針式の表面粗さ測定機を用いて測定した表面粗さRzが30μm以下である請求項1又は2に記載の磁気記録媒体用ガラス基板の製造方法。
  4. 前記第2の固定砥粒工具の研削面は、ダイヤモンド砥粒が表出しており、触針式の表面粗さ測定機を用いて測定した表面粗さRaが0.1μm〜2μmである請求項1〜3のいずれかに記載の磁気記録媒体用ガラス基板の製造方法。
  5. 前記第2の固定砥粒工具の研削面は、ダイヤモンド砥粒が表出しており、触針式の表面粗さ測定機を用いて測定した表面粗さRzが10μm以下である請求項1〜4のいずれかに記載の磁気記録媒体用ガラス基板の製造方法。
  6. 前記第1の固定砥粒工具に含まれる砥粒の平均粒子直径は7〜50μmである請求項1〜5のいずれかに記載の磁気記録媒体用ガラス基板の製造方法。
  7. 前記第2の固定砥粒工具に含まれる砥粒の平均粒子直径は0.1〜6μmである請求項1〜6のいずれかに記載の磁気記録媒体用ガラス基板の製造方法。
  8. 前記第1研削工程で研削されたガラス基板は、主平面の加工変質層の深さが35μm以下である請求項1〜7のいずれかに記載の磁気記録媒体用ガラス基板の製造方法。
  9. 前記第2研削工程で研削されたガラス基板は、光干渉計で測定した平坦度が3μm以下である請求項1〜8のいずれかに記載の磁気記録媒体用ガラス基板の製造方法。
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