JP3370056B2 - ガス栓の取付構造 - Google Patents

ガス栓の取付構造

Info

Publication number
JP3370056B2
JP3370056B2 JP2000146333A JP2000146333A JP3370056B2 JP 3370056 B2 JP3370056 B2 JP 3370056B2 JP 2000146333 A JP2000146333 A JP 2000146333A JP 2000146333 A JP2000146333 A JP 2000146333A JP 3370056 B2 JP3370056 B2 JP 3370056B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
mounting
gas
gas stopper
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000146333A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001324060A (ja
Inventor
茂光 米元
博之 永野
善孝 宮井
Original Assignee
株式会社藤井合金製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社藤井合金製作所 filed Critical 株式会社藤井合金製作所
Priority to JP2000146333A priority Critical patent/JP3370056B2/ja
Publication of JP2001324060A publication Critical patent/JP2001324060A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3370056B2 publication Critical patent/JP3370056B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Taps Or Cocks (AREA)
  • Valve Housings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、 ガス栓の取付構
造、特に、壁の内部に設置されると共に前記壁の壁板に形
成された開口から操作できるガス栓の取付構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】石膏ボード製の壁板を使った壁内に内蔵
される埋込み型のガス栓は、前記壁を施工する前の段階
で壁内の柱等に取り付けられ、壁の仕上がり後に、前記
ガス栓配設域に相当する部分の壁板に開口を形成して、
前記開口からガス栓の操作を可能とするものである。こ
のような埋め込み型のガス栓は、図10に示すように、
一側から後方に延びる調整板(2b)を有する矩形の枠体
(2)と、前記調整板(2b)に摺動自在に支持されるスライ
ド板(21)とによって壁板(3)の裏側に設置される構成と
なっており、ガス栓本体(1)の背面側には、前記スライ
ド板(21)に取り付けるための取付板(11)が一体的に設け
られている。取付板(11)は、所定の肉厚を有する金属製
の台板であり、図11に示すように、後述する操作ユニ
ット(32)を取り付けるための4つのネジ孔(11a)と、ス
ライド板に取り付けるための一対の挿通孔(11b)が対角
線上に形成されている。
【0003】枠体(2)は、壁板(3)が取り付けられる前に
前記調整板(2b)を用いて柱(31)の所定位置に木ネジ(N1)
を用いてネジ止めする。この状態で前記スライド板(21)
が前後方向に移動自在に取り付けられる。スライド板(2
1)は、図11に示すように、ガス栓本体(1)の取付板(1
1)の背面に取り付けられ且つネジ孔(24)を有する背面板
(21a)と、背面板(21a)の一側辺から直角に張り出し且つ
フック(23)によって前記調整板(2b)に移動自在に係止可
能な移動板(21b)とから、断面略L字状に形成された金
属板であり、ネジ孔(24)は前記一対の挿通孔(11b)に対
応するように形成されている。
【0004】前記スライド板(21)の背面板(21a)に、フ
レキ管(4)を接続させたガス栓本体(1)の前記取付板(11)
を取付ネジ(N2)によって取り付ける。そして、前記フッ
ク(23)を調整板(2b)のスリット部(22)に引っ掛けて、ス
ライド板(21)を枠体(2)に仮保持させる。この後、壁板
(3)を施工し、枠体(2)の開口(20)に対応する個所に開口
(30)を形成し、開口(30)の裏面に枠体(2)の枠部(2a)を
接触するように枠体(2)の位置を調整するとともに、ス
ライド板(21)を枠体(2)の調整板(2b)に対してスライド
させて、開口(30)からガス栓本体(1)を手前に引き寄
せ、ガス栓本体(1)のプラグ部を室内へ突出させる。
【0005】操作ユニット(32)の筒状本体(32a)のコー
ナ部からは4本のネジ挿通筒(32b)が後方へ突出してお
り、少なくとも2本の取付ネジ(N3)を壁板(3)の表側に
添設させる取付枠(33)の挿通孔及び前記ネジ挿通筒(32
b)に連続して挿通させるとともに前記取付板(11)のネジ
孔(11a)に捩じ込む。これにより、操作ユニット(32)は
取付板(11)に取り付けられるとともに取付枠(33)は壁板
(3)の開口(30)の周縁に添設される態様となり、ガス栓
本体(1)は壁板(3)の裏側(壁内)に固定されることとな
る。その後、取付枠(33)の表面にプレート枠(34)及び化
粧板(36)を取り付けてガス栓の取付工事が終了する。
【0006】この従来のガス栓の取付構造では、ガス栓
本体(1)に、所定の肉厚を有する金属製台板である取付
板(11)が一体的に設けられた構成であるから、ガス栓本
体(1)全体の重さが重く、ガス栓本体(1)の取り扱いにく
かった。又、壁板(3)に設けた開口(30)からガス栓本体
(1)を手前に引き寄せながら、操作ユニット(32)の少な
くとも2本のネジ挿通筒(32b)にそれぞれ挿通させた取
付ネジ(N3)を前記取付板(11)に設けられているネジ孔(1
1a)に対応させて捩じ込む作業が困難であり、取付枠(3
3)及び操作ユニット(32)を前記取付板(11)に取り付けに
くいという問題もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、『ガス栓が
埋設されるべき壁を構成する壁板の裏側に添設される枠
体と、前記枠体に対して前後に接離自在となるように連
結されるスライド板と、ガス栓本体の背面側に設けられ
且つ前記スライド板の前面に固定される取付板と、前記
壁板に設けられる開口内に位置し且つ前記ガス栓本体の
プラグ部分を包囲するように前記取付板に固定される筒
状の操作ユニットと、前記壁板を介して前記枠体に固定
され且前記枠体と共に前記壁板を挟圧するように前記壁
板の表側に添設される化粧板とからなり、前記操作ユニ
ットは、略正方形状の筒状本体の各コーナ部から前記取
付板に固定するための取付ネジが挿通するネジ挿通筒が
後方へ向かって延長され、このネジ挿通筒を介して前記
取付板にネジ止めされる構成である、ガス栓の取付構
造』において、ガス栓本体自体を軽量化してその取り扱
いを容易にすると共に、前記操作ユニットを貫通する取
付ネジの各々を取付板の各ネジ孔に対応させ易くするこ
とを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の技術的手段は、『前記取付板は、前記ガス栓
本体と別体に構成されて結合される金属板製であり、前
記取付板における前記ネジ止め用のネジ孔の周縁の全域
又は一部分に沿って、前方に向かって突出し且つ前記ネ
ジ挿通筒をネジ止め位置に案内するガイド片がそれぞれ
設けられていること』ことである。
【0009】上記技術的手段は次のように作用する。取
付板はガス栓本体と別体に構成された金属板製としたか
ら、ガス栓本体に厚肉の取付板が一体化された従来のも
のよりもガス栓の軽量化が可能となる。又、操作ユニッ
トのネジ挿通筒を挿通して後方へ突出している取付ネジ
は、ガイド片に沿わせることによって、取付板に設けた
ネジ孔に容易に対応させることができる。
【0010】*2項1項において、『前記ネジ挿通筒の
後方端が対応する前記取付板の四隅には、前記取付板の
表面から前方に向かって延長する延長板と前記延長板の
延長端から直角方向に屈曲延長する正面板とからなる断
面略L字状の突出片が設けられ、前記ネジ孔は前記突出
片の前記正面板に形成されており、前記ガイド片は前記
正面板の外側縁に設けられている』ものでは、前記取付
板の四隅から、正面板にネジ孔が形成された4つの突出
片が、前方、すなわち、壁板の裏面に向かって延長して
いる構成であるため、操作ユニットのネジ挿通筒は、前
記突出片の延長板の長さ分だけ取付板の表面よりも壁板
の裏面に近い位置で、ガイド片に添わせながら、突出片
の正面板に対応させることができると共に、取付ネジを
そのネジ孔に螺合させることができる。このとき、ネジ
挿通筒の先端は前記ガイド片に略内接した状態にある。
【0011】*3項前記各項において、『前記ガイド片
はそれぞれ前方に向かって外側に傾斜するように構成さ
れている』ものでは、ガイド片によって囲まれる範囲
は、その基端部側よりも先端部側の方が広く設定される
こととなる。このため、ネジ挿通筒の筒孔が、取付板の
ネジ孔の開口位置に対して少々ズレた状態で、ネジ挿通
筒が壁板に設けた開口内に差し込まれた場合であって
も、僅かなズレならば前記ガイド片によって吸収される
こととなり、前記ネジ挿通筒はガイド片の傾斜に従って
差し込まれていくこととなる。これにより、ネジ挿通筒
は、その筒孔が取付ネジのネジ孔に対応するように確実
に位置決めされることとなる。尚、前記ガイド片の水平
姿勢に対する外側への屈曲角度は5度程度が望ましいも
のとする。
【0012】
【発明の効果】本発明は、上記構成であるから次の特有
の効果を有する。取付板付きのガス栓本体が軽量化され
るから、フレキ管の接続やスライド板への接続等の際
に、ガス栓本体の取り扱いが容易となる。又、取付板に
設けたガイド片によって、操作ユニットのネジ挿通筒を
挿通する取付ネジの先端を取付板のネジ孔に容易に対応
させることができるから、取付ネジによる操作ユニット
の取付板への取付けが容易となり、ガス栓の接続作業の
作業性が向上する。
【0013】又、壁板の厚みによって、前記壁板の開口
内に配設される操作ユニットのネジ挿通筒の後端から取
付板までの距離が変わる場合でも、取付板をガス栓本体
と別体に構成することにより、ガス栓本体や操作ユニッ
ト等の他の構成部品の寸法や構造を変えることなく、前
記取付板のみを変更することによって前記距離の差に対
応させることができる。すなわち、壁板の厚みに応じた
構成の取付板を採用することにより、操作ユニットと取
付板とを取付ネジによって確実に固定することができる
から、取付板付きガス栓の使用範囲が広がり、使い勝手
が良いという効果がある。
【0014】上記の効果に加えて、2項においては、取
付板の表面よりも突出片の延長板の長さ分だけ壁板に近
い位置で、取付ネジを螺合させることができるから、取
付ネジによる操作ユニットの取付板への取付けがさらに
容易となるという効果がある。さらに、3項のもので
は、操作ユニットのネジ挿通筒をガイド片の内側面に添
わせ易くして、ネジ挿通筒の取付板に対する位置決めを
さらに容易としたから、ネジ挿通筒を挿通する取付ネジ
の前記ネジ孔への螺合がより一層容易に且つスムーズに
行うことができるという効果がある。
【0015】
【発明の実施の形態】上記した本発明の実施例を図面に
従って詳述する。図1は、本発明の実施の形態の取付板
(12)をガス栓本体(1)に取り付けた状態の正面図であ
り、図2はその背面図、図3はその左側面図である。こ
こでは、継手を介してフレキ管と接続されるガス入口筒
(10)がガス栓本体(1)の下方に位置する場合について説
明する。
【0016】取付板(12)はガス栓本体(1)と別体に構成
された略正方形状の扁平な金属板からなり、その対向す
る二辺が上記姿勢のガス栓本体(1)に対して上下に位置
するように、ガス栓本体(1)の背面に取付板(12)をネジ
止めにより取り付ける。前記二辺の両端(正方形の4
隅)からは、図3に示すような、断面略L字状の突出片
(13)が、前方に突出するように一体的に設けられてい
る。前記突出片(13)は、取付板(12)の表面から直角方向
へ突出する延長板(13a)と延長板(13a)の延長端から取付
板(12)の外方へ向かって直角に延長する正面板(13b)と
からなり、正面板(13b)にそれぞれネジ孔(12a)が形成さ
れている。
【0017】ガス栓本体(1)の上方に位置する側の突出
片(13)における正面板(13b)の上辺及び外側辺と、ガス
栓本体(1)の下方に位置する側の突出片(13)における正
面板(13b)の下辺及び外側辺のそれぞれに、ガイド片(1
4)が前方へ突出するように形成されている。前記ガイド
片(14)は、水平姿勢に対して斜め5度程度外側に傾斜す
る態様で取り付けられている。
【0018】取付板(12)の背面の中心及び中心に対して
上下左右の各位置には、図2に示すように、合計5個の
第1〜第5突起(15a)(15b)(15c)(15d)(15e)が形成され
ている。これら第1〜第5突起(15a)(15b)(15c)(15d)(1
5e)は、取付板(12)を正面側から背面側へ打ち出すこと
により形成されているため、これらに各々対応する取付
板(12)の正面には図1に示すように、凹部(16)が形成さ
れた態様となっている。又、前記上辺側に設けられてい
る突出片(13)の内側には、一対の挿通孔(17a)(17b)が前
記上辺に沿って形成されている。
【0019】この取付板(12)付きのガス栓本体(1)を壁
内に配設するために、取付板(12)の背面にスライド板(2
1)を添設固定させると共に、前記スライド板(21)を壁板
(3)に対して接離自在に係止させる枠体(2)を壁を施行す
る前の柱等に固定する。枠体(2)及びスライド板(21)
は、図10に示したような従来のものと同様な構成のも
のが採用可能であるが、この実施の形態のものでは、枠
体(2)は、図4に示すように、縦長長方形状の開口(20)
が形成されている枠板(2a)と、この長辺の一方から直角
に設けられた調整板(2b)とからなり、調整板(2b)には、
側方へ開放する一対のスリット(25a)(25b)が水平に形成
されていると共に、これらスリット(25a)(25b)の間に位
置する部分は、その上下方に位置する部分よりも、内方
へやや突出する態様に形成されている。尚、前記スリッ
ト(25a)(25b)の上下方に位置する部分には調整板(2b)
を、図10に示したように、柱(31)の所定位置にネジ止
めする木ネジ(N1)を挿通させるための長孔(26a)(26b)が
前記スリット(25a)(25b)と平行にそれぞれ設けられてい
る。
【0020】尚、枠体(2)の取付態様は、前記長孔(26a)
(26b)が水平に位置するように取り付けられるものとす
る。この枠体(2)にスライド自在に取り付けられるスラ
イド板(21)は、従来のものと同様に略長方形状の背面板
(21a)とこれの一方の長辺から直角方向に突出する移動
板(21b)とからなり、図5に示すように、移動板(21b)に
おいて、前記枠体(2)のスリット(25a)(25b)間に対応す
る部分は外方へ突出する構成となっており、この部分を
スリット(25a)(25b)に差し込むことにより、スライド板
(21)は枠体(2)に、背面板(21a)が枠部(2a)に対して接離
自在となる態様に取り付けられることとなる。又、背面
板(21a)には、前記一方の長辺に沿って長孔(28)が形成
されており、この長孔(28)に沿うように、第1〜第6ネ
ジ孔(27a)(27b)(27c)(27d)(27e)(27f)が形成されてい
る。
【0021】このスライド板(21)の背面板(21a)を取付
板(12)の背面に添設させて固定させる。このとき、ガス
栓本体(1)に対するガス入口筒(10)の位置に応じて、背
面板(21a)の前記一方の長辺に対向する他方の長辺(以
下、一側辺(29)という)を、図6に示すように、第1〜
第3突起(15a)(15b)(15c)に接触させるか、又は、図7
に示すように、第1、第4、第5突起(15a)(15d)(15e)
に接触させながら、ガス栓本体(1)を上下にスライドさ
せて、開口(20)内におけるガス栓本体(1)の位置を決定
し、所定の位置が決定したら、挿通孔(17a)(17b)のどち
らか一方を、第1〜第6ネジ孔(27a)(27b)(27c)(27d)(2
7e)(27f)のいずれか1つに対応させて、取付ボルト(35)
でネジ止めして固定する。
【0022】後は、従来のものと同様に、移動板(21b)
を前記した枠体(2)の調整板(2b)にスライド自在に装着
させた後に、壁板(3)を取り付け、枠体(2)の開口(20)に
沿って壁板(3)を切り欠いて開口(30)を形成し、前記開
口(30)及び(20)から長孔(26a)(26b)内の前記木ネジ(N1)
を緩めて枠部(2a)が壁板(3)の裏面に接触するように枠
体(2)の位置を調整する。そして、スライド板(21)を枠
体(2)の調整板(2b)に対してスライドさせることによ
り、ガス栓本体(1)を手前に引き寄せて、操作ユニット
(32)を、壁板(3)の表側に添設される取付枠(33)と共に
取付板(12)にネジ止めする。
【0023】図8は、ガス入口筒(10)がガス栓本体(1)
の側方に位置する構成のガス栓本体(1)の取付完了状態
の一例を示す横断面図である。操作ユニット(32)は、従
来のものと同様に、略正方形状の筒状本体(32a)の各コ
ーナ部から前記取付板(12)に固定するための取付ネジ(N
3)を挿通させる4本のネジ挿通筒(32b)が後方へ延長す
る構成であり、同図に示すように、筒状本体(32a)の前
面が壁板(3)の表面に面一となるように、操作ユニット
(32)が開口(30)内に配設されるとき、ネジ挿通筒(32b)
の後端がちょうど取付板(12)の四隅に設けた突出片(13)
の正面板(13b)に接触するように、延長板(13a)の長さは
設定されているものとする。
【0024】又、ガス栓本体(1)を壁板(3)側に引き寄せ
ながら操作ユニット(32)を開口(30)から差し込んでいく
際、ネジ挿通筒(32b)は、突出片(13)の正面板(13b)に設
けられているガイド片(14)によって上下左右の位置が決
定され、ガイド片(14)に添わせながら、操作ユニット(3
2)を開口(30)内に差し込んでいくだけで、ネジ挿通筒(3
2b)の筒孔が正面板(13b)に設けられているネジ孔(12a)
に自動的に対応させることができる。
【0025】各突出片(13)に2つずつ設けられている各
ガイド片(14)は外側に向かって傾斜しており、正面板(1
3b)側の基端部よりも先端部側の方が広がった状態とな
っているから、ネジ挿通筒(32b)はガイド片(14)で囲ま
れた範囲内に差込み易く、位置決めも容易となる。その
後、壁板(3)の表側に添設される取付枠(33)(図10参
照)の挿通孔及び操作ユニット(32)の挿通筒(32b)のう
ち、対角線上に位置する2箇所にそれぞれ取付ネジ(N3)
を連続して挿通させると、突出片(13)のネジ孔(12a)に
それぞれ捩じ込むことができる。後は、取付枠(33)の表
面にプレート枠及び化粧板(36)を取り付ければ、ガス栓
の取付工事が完了する。
【0026】尚、操作ユニット(32)全体の前後方向の長
さは一定であり、又、ガス栓本体(1)の大きさを考慮す
ると、壁板(3)の裏面に添設させる枠体(2)の枠板(2a)か
ら取付板(12)に固定されるスライド板(21)の背面板(21
a)までの距離もおおよそ一定に保持される。このことを
勘案すると、図8に示すように、壁板(3)の肉厚が操作
ユニット(32)の筒状本体(32a)よりも薄ければ、ネジ挿
通筒(32b)の後端から取付板(12)までの距離が短くなる
ため、その分、突出片(13)の延長板(13a)の長さは短く
て良い。
【0027】しかしながら、図9に示すように、操作ユ
ニット(32)の筒状本体(32a)の厚みと同じ位の厚みのあ
る壁板(3)に取り付ける場合では、ネジ挿通筒(32b)の後
端から取付板(12)までの距離は、図8に示した場合に比
べて長くなる。よって、ネジ挿通筒(32b)の後端を突出
片(13)の正面版(13b)に接触させるために、延長板(13a)
の長さが長く設定された突出片(13)を具備させた取付板
(12)をガス栓本体(1)の背面に予め設けておけばよい。
このように、壁板(3)の厚みに応じた長さの延長板(13a)
を有する取付板(12)に取り替えることができるので、ガ
ス栓の使用範囲が広がるものとなる。
【0028】又、スライド板(21)の移動板(21b)は、枠
体(2)の調整板(2b)に対して前後方向へスライド可能で
あるから、壁板(3)の厚みと取付板(12)から突出する延
長板(13a)の長さが合わない場合は、移動板(21b)を調整
板(2b)に対して前後どちらかへスライドさせることによ
り、枠板(2a)から背面板(21a)までの距離を調整すれば
良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態の取付板(12)をガス栓本
体(1)に取り付けた状態の正面図。
【図2】図1の背面図。
【図3】図1の左側面図
【図4】本願発明の実施の形態において採用した枠体
(2)の斜視図。
【図5】本願発明の実施の形態において採用したスライ
ド板(21)の斜視図。
【図6】本願発明の実施の形態のガス栓本体(1)に取り
付けられている取付板(12)をスライド板(21)の略中央部
に取り付けた状態を示す正面図。
【図7】本願発明の実施の形態のガス栓本体(1)に取り
付けられている取付板(12)をスライド板(21)の略中央部
に取り付けた状態の他の例を示す正面図。
【図8】本願発明の実施の形態のガス栓本体(1)の取付
完了状態の一例を示す横断面図。
【図9】本願発明の実施の形態のガス栓本体(1)の取付
完了状態の他の例を示す横断面図。
【図10】従来のガス栓の取付構造を示す分解斜視図。
【図11】従来のガス栓本体にスライド板を装着させる
状態を示す分解斜視図。
【符号の説明】
(1)・・・・ガス栓本体 (12)・・・・取付板 (14)・・・・ガイド片 (12a)・・・ ネジ孔 (2)・・・・枠体 (21)・・・・スライド板 (3)・・・・壁板 (30)・・・・開口 (32)・・・・操作ユニット (32a)・・・ 筒状本体 (32b)・・・ ネジ挿通筒 (36)・・・・化粧板 (N3)・・・・取付ネジ
フロントページの続き (56)参考文献 実用新案登録2545585(JP,Y2) 実用新案登録2512652(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 5/00 F16K 5/00 F16K 27/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス栓が埋設されるべき壁を構成する壁
    板の裏側に添設される枠体と、前記枠体に対して前後に
    接離自在となるように連結されるスライド板と、ガス栓
    本体の背面側に設けられ且つ前記スライド板の前面に固
    定される取付板と、前記壁板に設けられる開口内に位置
    し且つ前記ガス栓本体のプラグ部分を包囲するように前
    記取付板に固定される筒状の操作ユニットと、前記壁板
    を介して前記枠体に固定され且前記枠体と共に前記壁板
    を挟圧するように前記壁板の表側に添設される化粧板と
    からなり、 前記操作ユニットは、略正方形状の筒状本体の各コーナ
    部から前記取付板に固定するための取付ネジが挿通する
    ネジ挿通筒が後方へ向かって延長され、このネジ挿通筒
    を介して前記取付板にネジ止めされる構成であるガス栓
    の取付構造において、 前記取付板は、前記ガス栓本体と別体に構成されて結合
    される金属板製であり、 前記取付板における前記ネジ止め用のネジ孔の周縁の全
    域又は一部分に沿って、前方に向かって突出し且つ前記
    ネジ挿通筒をネジ止め位置に案内するガイド片がそれぞ
    れ設けられていることを特徴とするガス栓の取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のガス栓の取付構造にお
    いて、 前記ネジ挿通筒の後方端が対応する前記取付板の四隅に
    は、前記取付板の表面から前方に向かって延長する延長
    板と前記延長板の延長端から直角方向に屈曲延長する正
    面板とからなる断面略L字状の突出片が設けられ、 前記ネジ孔は前記突出片の前記正面板に形成されてお
    り、 前記ガイド片は前記正面板の外側縁に設けられているガ
    ス栓の取付構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のガス栓の取付構
    造において、 前記ガイド片はそれぞれ前方に向かって外側に傾斜する
    ように構成されているガス栓の取付構造。
JP2000146333A 2000-05-18 2000-05-18 ガス栓の取付構造 Expired - Fee Related JP3370056B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000146333A JP3370056B2 (ja) 2000-05-18 2000-05-18 ガス栓の取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000146333A JP3370056B2 (ja) 2000-05-18 2000-05-18 ガス栓の取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001324060A JP2001324060A (ja) 2001-11-22
JP3370056B2 true JP3370056B2 (ja) 2003-01-27

Family

ID=18652710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000146333A Expired - Fee Related JP3370056B2 (ja) 2000-05-18 2000-05-18 ガス栓の取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3370056B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4751729B2 (ja) * 2006-02-03 2011-08-17 株式会社藤井合金製作所 ガス栓の取付構造
JP2008286228A (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Kitz Corp ボールバルブ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001324060A (ja) 2001-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3370056B2 (ja) ガス栓の取付構造
JP3935483B2 (ja) ガス栓の取付構造
JP4360287B2 (ja) 机における配線装置
JP4751729B2 (ja) ガス栓の取付構造
JP3370058B2 (ja) ガス栓の取付構造
JP3370050B2 (ja) ガス栓の取付構造
JP4975550B2 (ja) 板材用取付金物および板材用取付金物の取付構造、板材の取付方法
JP3083044U (ja) ガス栓
JP7362419B2 (ja) 天板付什器
JP6593904B1 (ja) 機能パネル及びその壁部取付構造
JPH09318133A (ja) 天井埋め込み型換気扇およびその取付方法
JP3703501B2 (ja) 運搬用把手
JP4279770B2 (ja) 空気調和機の吊下げ据付台
JPS6026329Y2 (ja) ガステ−ブル用バツクガ−ド装置の取付具
JPH07279301A (ja) 天井パネルの固定構造
JP2006006771A (ja) 配線カバーの支持装置
JPH0336766Y2 (ja)
JP2513639Y2 (ja) サニタリ―ル―ムユニットの壁・水平状パネル連結構造
JP2001032491A (ja) 手摺りのコーナ部の取り付け構造
JP2854219B2 (ja) 空気調和機
JP2006125505A (ja) ガス栓の取付金具
JP5138544B2 (ja) 天板付き家具
JPH0563333U (ja) 机におけるパネル取付構造
JP4308987B2 (ja) コーナー机
JP3017559U (ja) コンクリート型枠用バタ角取付具

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081115

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101115

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111115

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees