JP2006006771A - 配線カバーの支持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡素な構成により天板上の使用領域を減少させることなく配線カバーを支持することができると共に意匠性の高い配線カバーの支持装置を得る。
【解決手段】 前後に背面合せに配した机1,1の天板後端1c,1c間に配線ダクト用開口部Aを形成し、開口部A内で左右に間隔を隔てて一対の受け具21,21を両天板1,1間に渡設して取り付けるとともに、両受け具21,21で開口部Aを覆う配線カバー31の両端部を支持してなる配線カバーの支持装置であって、受け具21には上面22aが天板1の上面1aと略面一で天板1の後端縁1cと直交する方向の第1受け部22と、第1受け部22の内側に段落ちして形成した第2受け部を備え、配線カバー31の端部を該第2受け部に載支した状態で配線カバー31の上面32a,33a,34aが天板1の上面1aと略面一になるように設定した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、机の天板の後部下側に配設される配線ダクトの上側を覆う配線カバーを支持する配線カバーの支持装置に関するものである。
従来の配線カバーの支持装置として、配線ダクトの両側板のうち天板寄りの一側板における外面の両端部に、上下一対の挟持片を備えた挟持体を固着し、下部の挟持片に、ハンドル付きの押さえねじを螺合し、上部の挟持片と押さえねじとで、天板の後端縁を挟持することにより、該配線ダクトを天板に取り付け、該配線ダクトの上部のうち前記挟持体の取付箇所と同じ部位に、配線ダクトにおける開口部の上面を横切って延びる水平片を備えた補強部材を固着し、該左右補強部材における水平片の相互間に、前記机上パネルの下端が嵌まる断面上向きコ字状のパネル支持体を、当該パネル支持体を挟んだ前後両側にコードを出し入れ自在なコード出し入れ口が開口するようにして固着し、該パネル支持体の底面板、補強板の水平片、配線ダクトの底面板及び挟持体の下部に各々通孔を同心状に穿設し、これら各通孔に机上パネルの下端面から下向き突出した係止棒をブッシュを介して嵌挿することにより、机上パネルの下端を、前記パネル支持体に着脱自在に装着すると共に、前記天板の上面に延出してなる前カバー体を、その係合片を前記パネル支持体の前側板と前記机上パネルとの隙間に抜き差し自在に装着して前記配線ダクトに対して着脱可能とし、前記前カバー体における後端縁の適宜箇所に、コード挿通孔を切り開き形成してなるもの(特許文献1参照。)等がある。
実公平3−12270号公報(第3−4頁、第1図、第3図、第6図)
以上のような従来の配線カバーの支持装置は、前記挟持体の上挟持片が必ず机の天板上に位置すると共に、前記カバー体が前記天板面上に延出するものであるため、前記天板上の使用領域が減少する。また、前記上挟持片及び前記カバー体と前記天板面とに段差が生じること、並びに、机上パネルを設置しない場合には、前記断面上向きコ字状のパネル支持体が露出することから、外観上も好ましいものとはいえない。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、簡素な構成により天板上の使用領域を減少させることなく配線カバーを支持することができると共に意匠性の高い配線カバーの支持装置を得ることを目的とする。また、机上パネル及び液晶アーム等のパーツも支持することができ、前記パーツを設置した使用形態及び該パーツを設置しない使用形態においても意匠性を損なうことがない配線カバーの支持装置を得ることを目的とする。
本発明に係る配線カバーの支持装置は、前後に背面合せに配した机の天板後端間に配線ダクト用開口部を形成し、該開口部内で左右に間隔を隔てて一対の受け具を両天板間に渡設して取り付けるとともに、両受け具で前記開口部を覆う配線カバーの両端部を支持してなる配線カバーの支持装置であって、前記受け具には上面が前記天板の上面と略面一で前記天板の後端縁と直交する方向の第1受け部と、該第1受け部の内側に段落ちして形成した第2受け部を備え、前記配線カバーの端部を前記第2受け部に載支した状態で該配線カバーの上面が前記天板の上面と略面一になるように設定してなるものである。
また、本発明に係る配線カバーの支持装置は、机の天板後端と机の背後に設けた幕板間に配線ダクト用開口部を形成し、該開口部内で左右に間隔を隔てて一対の受け具を天板に取り付けるとともに、両受け具で前記開口部を覆う配線カバーの両端部を支持してなる配線カバーの支持装置であって、前記受け具には上面が前記天板の上面と略面一で前記天板の後端縁と直交する方向の第1受け部と、該第1受け部の内側に段落ちして形成した第2受け部を備え、前記配線カバーの端部を前記第2受け部に載支した状態で該配線カバーの上面が前記天板の上面と略面一になるように設定してなるものである。
ここで、前記受け具の第2受け部に前記配線カバーの端部と係合する係合部を設けてなると好ましい。
また、前記受け具の第2受け部に、該受け具を前記天板の下面に取り付けるための固定部を延設してなると好ましい。
さらに、前記受け具の第1受け部に机上パネル等のパーツの係合部材と係合する係合穴を設けてなると好ましい。
本発明に係る配線カバーの支持装置によれば、前後に背面合せに配した机の天板後端間に配線ダクト用開口部を形成し、該開口部内で左右に間隔を隔てて一対の受け具を両天板間に渡設して取り付けるとともに、両受け具で前記開口部を覆う配線カバーの両端部を支持してなる配線カバーの支持装置であって、前記受け具には上面が前記天板の上面と略面一で前記天板の後端縁と直交する方向の第1受け部と、該第1受け部の内側に段落ちして形成した第2受け部を備え、前記配線カバーの端部を前記第2受け部に載支した状態で該配線カバーの上面が前記天板の上面と略面一になるように設定してなるので、簡素な構成により天板上の使用領域を減少させることがなく前記第2受け部により配線カバーを支持することができると共に意匠性の高い配線カバーの支持装置を得ることができる。
本発明に係る配線カバーの支持装置によれば、机の天板後端と机の背後に設けた幕板間に配線ダクト用開口部を形成し、該開口部内で左右に間隔を隔てて一対の受け具を天板に取り付けるとともに、両受け具で前記開口部を覆う配線カバーの両端部を支持してなる配線カバーの支持装置であって、前記受け具には上面が前記天板の上面と略面一で前記天板の後端縁と直交する方向の第1受け部と、該第1受け部の内側に段落ちして形成した第2受け部を備え、前記配線カバーの端部を前記第2受け部に載支した状態で該配線カバーの上面が前記天板の上面と略面一になるように設定してなるので、簡素な構成により天板上の使用領域を減少させることがなく前記第2受け部により配線カバーを支持することができると共に意匠性の高い配線カバーの支持装置を得ることができる。
また、前記受け具の第2受け部に前記配線カバーの端部と係合する係合部を設けてなると、簡素な構成により、該配線カバーを容易に支持することができる。
さらに、前記受け具の第2受け部に、該受け具を前記天板の下面に取り付けるための固定部を延設してなると、該受け具の前記天板への固定が容易となる。
さらにまた、前記受け具の第1受け部に机上パネル等のパーツの係合部材と係合する係合穴を設けてなると、前記第1受け部により机上パネル等のパーツを支持することができると共に、該パーツを設置した使用形態及び該パーツを設置しない使用形態においても意匠性を損なうことがない。また、前記第1受け部により支持される机上パネル等のパーツと、前記第2受け部により支持される配線カバーとが干渉しないため、前記机上パネルを設置した状態においても前記配線カバーの開閉を自由に行うことができる。
実施の形態1.
図1及び図2は、本発明の実施の形態1に係る配線カバーの支持装置を示す斜視図及び平面図である。なお、図2は、各構成部品が見やすいように、天板がない状態(天板は仮想線で示す。)の平面図を示している。また、図3は、机上パネルを設置した状態を示す斜視図である。なお、以下において、椅子に座って机に向かった状態で、手前側(使用側)を前、その反対側(反使用側)を後、左側を左、右側を右とする。
図1〜図3において、天板1,1・・・は、脚体2,2・・・に取り付けられた天板支持部材3,3・・・により支持されている。また、前後方向に対向配置された天板1,1が左右に並設されており、対面フリーアドレス型レイアウトの連結机が構成されている。脚体2は、脚柱2a,2a及びこれら脚柱の上部間に架設した横架ビーム2b並びに横架ビーム2b下部に配設され脚柱2a,2aと連結されたサイド幕板2cにより構成されている。また、図2において、脚体2,2同士は連結ビーム4により連結されており、机全体の構造強度、特に左右方向の構造強度が高められている。さらに、前後左右の天板間に配設された中央の脚体2には、その脚柱2a,2aに支持ブラケット5,5が連結されており、これら支持ブラケット5,5も各々天板1,1を支持する構造となっている。図3に示す机上パネルPは、後述する配線カバーの支持装置である受け具21により支持されている。
前後方向に対向配置された天板1,1の後端縁1c,1cには配線ダクト用開口部Aが形成されており、この開口部Aには、左右に間隔を隔てた一対の受け具21,21及び配線カバー31が配設されている。受け具21は、パーツの例として示した机上パネルPを支持すると共に、配線カバー31も支持することができるものである。また、配線カバー31は、机の天板1の後部下側に配設される後述する配線ダクトの上側を覆うものであり、天板1の左右方向の略全長にわたって設けられている。
図4〜図7は、受け具及び配線カバーの構成を示す説明図であり、図4は斜視図、図5は側断面図、図6は配線カバーの開閉動作を示す側断面図、図7は受け具の平面図である。なお、図6(a)はカバー体を閉じた状態を、図6(b)はカバー体を開いた状態を示している。また、図8は中間受け具の構成を示す説明図であり、図8(a)は平面図、図8(b)は正面図(左又は右から見た図)である。
配線カバーの支持装置である受け具21は、机の天板1の反使用側である後端部に取り付けられるものであり、天板1の上面1aと略面一の上面22aが形成され、天板1の後端縁1cと直交する方向の第1受け部22と、天板1の上面1aと略平行な上面23aが形成され、第1受け部22から内側に段落ちした第2受け部23とを備えている。なお、図1に示すように、天板1の左右端の受け具21は、第2受け部23側と反対側の側面22bが天板1の側面1bと略面一となるように配置される。このように、受け具21の第1受け部22の上面22aが天板1の上面1aと略面一であると共に、天板1の左右端の受け具の前記側面22bが天板1の側面1bと略面一であるため、机上パネルP等のパーツの有無にかかわらず、図1及び図3のように外観がすっきりとした印象を保っており、意匠性を損なうことがない。
第1受け部22には机上パネルPの下部に設けられたピンと係合する係合部である穴24が設けられており、第2受け部23には配線カバー31の支持部材32と係合する係合部25が設けられている。ここで、受け具21は、係合部25は例えばポリアセタール、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート又はABS等の樹脂の射出成形により製作され、他の部分は例えば鋼材による板金加工等により製作される。なお、係合部25は、例えばねじにより第2受け部23に着脱可能に固定される。また、受け具21はこのようなパーツ及び配線カバーの支持に限定されるものではなく、支持しようとするパーツ及び配線カバーの係合部に合わせた形状の係合部を設ければよい。また、第1受け部22及び第2受け部23に、それぞれ2箇所以上の係合部を形成することもできる。
配線カバー31は、机の天板1の反使用側である後端縁1cに沿って設けられるものであり、受け具21の第2受け部23の係合部25に係合する支持部材32、該支持部材32の支持部36(図6参照。)に係合して、該支持部材32により天板1の後端縁1cと略平行な水平軸Oまわりに回動可能に支持される第1カバー体33、該第1カバー体33に連結される第2カバー体34、第1カバー体33の天板1の後端縁1c方向の両側端(第1カバー体33の左右端)に装着されるサイドキャップ35,35により構成される。
ここで、支持部材32及び第1カバー体33は、例えばアルミニウム合金による押出し加工等により製作される。なお、第1カバー体33は、硬質の合成樹脂等により製作してもよいが、配線カバーの開閉動作の長期にわたる信頼性及び第1カバー体33の長尺形状を考慮すると、アルミニウム合金による押出し加工等により製作するのが好ましい。また、第2カバー体34は合成ゴム又はエラストマー等の軟質材により形成され、サイドキャップ35はポリアセタール、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート又はABS等の合成樹脂により形成される。サイドキャップ3は金属製とすることもできるが、後述するカバー体の位置を保持する保持手段としての機能を考慮すると、弾性変形しやすい合成樹脂製とするのが好ましい。
配線カバー31の支持部材32は、その上面32aが天板1の上面1aと略面一に形成されていると共に、天板1の後端縁1cと所定距離を隔てた位置に、該後端縁1cと略平行に設けられている。また、カバー体(第1カバー体33及び第2カバー体34)を閉じた状態では、カバー体の上面(第1カバー体33の上面33a及び第2カバー体34の上面34a)が天板1の上面1aと略面一に水平となる。このような構成により、机上パネルP等のパーツの有無にかかわらず、図1及び図3のように外観がすっきりとした印象を保っており、意匠性を損なうことがない。
支持部材32の下部には、左右方向に延びる前後の係合板32b,32bが設けられており、該係合板32bが第2受け部23の係合部25の挟持片25a,25b間の隙間25cに係合して確実に支持される。該係合部25は、その上面が天板1の上面1aよりも低く形成されており、天板1の上面1aから露出しないと共に、配線カバー31を付けた状態で該配線カバー31の上面(支持部材32の上面32a、第1カバー体33の上面33a及び第2カバー体34の上面34a)が天板1の上面1aと略面一に形成されるため、意匠性を向上することができる。また、図6に示すように、支持部材32の前後には支持部36,36が設けられており、該支持部36には、天板1の後端縁1cと略平行な水平軸Oを中心とする内側及び外側の円弧状側面37及び38が形成されており、該円弧状側面38には凹部38a及び38bが形成されている。
第1カバー体33には、前記支持部材32の円弧状側面37に略外接する外接面39a、前記支持部材32の円弧状側面38に略外接する外接面39b、及び、前記水平軸Oを中心とする、外接面39bよりも外側の円弧状側面39cが形成されている。したがって、第1カバー体33は、支持部材32により前記水平軸Oまわりに回動可能に安定かつ確実に支持されるため、長期にわたり当該回動動作の高い信頼性が確保される。なお、図4に示すように、第1カバー体33は支持部材32の係合部36に対して左右方向にスライドさせながら組み付けられるものであり、使用時において、第1カバー体33が支持部材32から脱落することはない。
第2カバー体34は、係合凸部34b及びカバー部34cからなり、係合凸部34bを第1カバー体33の係合凹部33bに係合させることにより(図4参照。)、第1カバー体33と一体化する。そして、第2カバー体34のカバー部34cを合成ゴム又はエラストマー等とすることにより、第2カバー体34が変形しやすいため、天板1側から後述する配線ダクトへの配線をした状態において、カバー体(第1カバー体33及び第2カバー体34)を閉じても、カバー体の上面(第1カバー体33の上面33a及び第2カバー体34の上面34a)の水平状態が保たれやすくなっている。また、第2カバー体34により天板1とカバー体との隙間をなくすことができるため配線ダクト内へのペン等の落下を抑制することができる。さらに、第2カバー体34を外してカバー体を第1カバー体33のみとすれば、天板1側から配線ダクトへの配線がしやすくなると共に配線量を増大することができる。
第1カバー体33に装着される合成樹脂製のサイドキャップ35には、第1カバー体33の円弧状側面39cに略外接する外接面40及び、支持部材32の支持部36の円弧状側面38に形成された凹部38a及び38bに弾性的に係合する凸部41が形成されている。したがって、図6(b)に示すように、カバー体(第1カバー体33及び第2カバー体34)を開いて、該カバー体が上方に略垂直となった状態において、サイドキャップ35の凸部41が支持部材32の支持部36の凹部38aに弾性的に係合して、該カバー体の位置が保持される。
このように、サイドキャップ35に設けた凸部41及び支持部材32に設けた凹部38aが、カバー体を開いて該カバー体が上方に略垂直となった状態において、該カバー体の位置を保持する保持手段として機能する。このような構成によれば、前記保持手段を簡易かつ低コストにて構成することができる。なお、サイドキャップ35を設けずに、サイドキャップ35に形成した凸部41と同様の機能を有する、凹部38a及び38bに弾性的に係合する部分を第1カバー体33と一体に形成してもよい。
該保持手段の保持力は凸部41及び凹部38aの大きさ及び形状並びにサイドキャップ35の材質等によるものであるが、例えば、図4における凸部41の左右方向の長さBを調整することにより、該保持力を容易に調整することができる。このように保持力を調整された、カバー体の位置を保持する保持手段を設けることにより、カバー体の開閉(図6の矢印C参照。)を容易に行うことができると共に、カバー体を開いた状態で安定かつ確実にカバー体の位置が保持されるため、後述する配線ダクトを利用する配線の収納及びコンセントの配設等の作業を容易に行うことができる。
また、図6(a)に示すように、カバー体を閉じて、該カバー体の上面が略水平となった状態において、サイドキャップ35の凸部41が支持部材32の支持部36の凹部38bに弾性的に係合して、該カバー体の位置が保持される。したがって、前記のようにカバー体を閉じた状態で第2カバー体34を変形させて配線を行った状態においても、カバー体の上面(第1カバー体33の上面33a及び第2カバー体34の上面34a)の水平状態を安定かつ確実に保持することができる。すなわち、第1カバー体33の上面33a及び第2カバー体34の上面34aが略天板1の上面1aと略面一に保持される。
なお、配線カバー31は、天板1に対して、左右方向の適宜箇所にて、カバー体を任意の数に分割することができ、このように分割したカバー体毎に開閉することができる。例えば、図1〜図3には、天板1に対して、配線カバーを2分割した例を示している。このような配線カバーのカバー体の分割構造により、さらに配線作業の作業性を向上することができる。
次に、図5及び図7により、受け具21の天板1,1への取付構造を説明する。受け具21を取り付ける天板1,1の下面には、受けキャップ16がボルト15により固定されている。また、受け具21の第2受け部23には、受け具21を天板1の下面に取り付けるための固定部26が延設されている。固定部26の支持穴26a,26aは、該穴の径が左右方向に変化する略瓢箪状に形成されている。したがって、図7のように、支持穴26a,26aの径が大きい部分に前記受けキャップ16,16を通した状態から、図中矢印16のように受け具21をキャップ16,16に対して移動させると、支持穴26a,26aの径が小さい部分に受けキャップ16,16が位置し、この状態で受け具21は天板1,1により支持された状態となる。この状態で、固定穴26b,26bからボルト又は木ねじを通して、天板1,1に受け具21を容易に固定することができる。
図1〜図3及び図8に示す中間受け具27は、例えば左右の一対の受け具21,21間の距離が大きい場合において、配線カバー31の支持部材32を両受け具21,21間で支持するものである。すなわち、中間受け具27には、両受け具21,21と同様の係合部25が設けられており、支持部材32の下部に形成された左右方向に延びる前後の係合板32b,32bが該係合部25の挟持片25a,25b間の隙間25cに係合して確実に支持される。なお、中間受け具27は、延設された固定部28,28の固定穴28aからボルト又は木ねじを通して、天板1,1の下面に固定される。
図9は、配線ダクトの構成を示す斜視図である。ビーム受け9の前後の下向き鉤状係合片9a,9aを横架部材2bの上部水平溝6aに係合させ、前後方向に対向配置された天板1,1間の開口部Aの下部の位置決めプレート8の抜き穴8aに前後の位置決め用突出片9b,9bを挿入した状態で、固定部材10の前後の上向き鉤状係合片10a,10aを横架部材2bの下部水平溝6bに係合させて、ボルト11により、ビーム受け9及び固定部材10を固定する。このようにして位置決めされたビーム受け9に配線ダクト14を支持するビーム12をボルト13,13により固定する。このようにビーム12を横架部材2b,2b間に架設することにより、机全体の構造強度、特に左右方向の構造強度が向上する。配線ダクト14は、水平部14a、前後の上方への立起部14b,14b、及び、水平部14aの下側から下方へ延出し左右方向に延びる挟持板14c,14cを有している。したがって、ビーム12の上方から配線ダクト14を載せて、前記挟持板14c,14cで挟むことにより、配線ダクト14はビーム12上に安定して保持される。なお、挟持板14c,14cはコ字状のチャンネル材等を用いて容易に構成することができる。また、配線ダクト14はビーム12に螺設してもよく、この場合は挟持板14c,14cを無くすこともできる。そして、このような配線ダクト14を利用して、配線の収納及びコンセントの配設等を行うことができる。
実施の形態2.
図10は、本発明の実施の形態2に係る配線カバーの支持装置を示す斜視図であり、天板1,1を左右に並設し、片面フリーアドレス型レイアウトの連結机を構成した例を示している。また、図11は、受け具の構成を示す斜視図、図12は中間受け具の構成を示す説明図であり、図12(a)は平面図、図12(b)は正面図(左から見た図)である。さらに、図13は、配線カバーの開閉動作を示す側断面図である。なお、図10〜図13において、実施の形態1の図1〜8と同一符号は同一又は相当部分を示しているため詳細説明は省略する。このような構成においても、実施の形態1と同様の作用効果を奏するものである。
机の天板1後端と机の背後に設けた幕板17間には配線ダクト用開口部Aが形成されており、この開口部Aには、左右に間隔を隔てた一対の受け具21,21及び配線カバー31が配設されている。図のように、実施の形態2の配線カバーの支持装置である受け具21は実施の形態1と異なる形状であるが、同様の構成及び機能を有するものである。すなわち、受け具21は、机の天板1の反使用側である後端部に取り付けられるものであり、天板1の上面1aと略面一の上面22aが形成され、天板1の後端縁1cと直交する方向の第1受け部22と、天板1の上面1aと略平行な上面23aが形成され、第1受け部22から内側に段落ちした第2受け部23とを備えている。そして、天板1の左右端の受け具21は、第1受け部22の第2受け部23側と反対側の側面22bが、天板1の側面1bと略面一となるように配置される。また、第1受け部22には机上パネルPの下部に設けられたピンと係合する係合穴24が設けられており、第2受け部23には配線カバー31の支持部材32と係合する係合部25が設けられている。
配線カバー31は、机の天板1の後部下側に配設される配線ダクト19の上側を覆うものであり、天板1の反使用側である後端縁1cに沿って、天板1の左右方向の略全長にわたって設けられる。また、受け具21の第2受け部23の係合部25に係合する支持部材32、該支持部材32に係合する第1カバー体33、該第1カバー体33に連結される第2カバー体34、第1カバー体33の天板1の後端縁1c方向の両側端(第1カバー体33の左右端)に装着されるサイドキャップ35,35の構成は実施の形態1と同様である。なお、配線ダクト19は天板1の下面にボルト20又は木ねじ等により固定される。
支持部材32の形状も、実施の形態1と同様であり、該支持部材32の天板1側の支持部36には第1カバー体33が係合するが、このような片面配置のレイアウトでは、天板1と反対側の支持部36には第1カバー体36を係合させる必要がない。したがって、天板1と反対側の支持部36は、机の後部の幕板17の取り付けに利用することができる。例えば、図11に示すように、天板1の後側に設ける幕板17を、その上面17aが天板1の上面1aと略面一となるように、掛止部17bを天板1と反対側の支持部36に係合させて隠すように引っ掛けると共に、該幕板17の上下の中間部分を受けキャップ18により机の脚柱2aに引っ掛ければ、該幕板17の着脱が容易となると共に、机の上面の外観の統一性が高まり意匠性が向上する。このように、支持部材32は、実施の形態1のような机の対向配置及び実施の形態2のような机の片面配置において共用することができるものである。
図10及び図12に示す中間受け具27は、実施の形態1の図8の中間受け具27と同様に、例えば左右の一対の受け具21,21間の距離が大きい場合において、配線カバー31の支持部材32を両受け具21,21間で支持するものである。すなわち、中間受け具27には、両受け具21,21と同様の係合部25が設けられており、支持部材32の下部に形成された左右方向に延びる前後の係合板32b,32bが該係合部25の挟持片25a,25b間の隙間25cに係合して確実に支持される。なお、中間受け具27は、延設された固定部28の固定穴28aからボルト又は木ねじを通して、天板1の下面に固定される。
なお、本明細書における「机」には、いわゆるテーブルの概念も含むものである。
本発明の実施の形態1に係る配線カバーの支持装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る配線カバーの支持装置を示す平面図である。 机上パネルを設置した状態を示す斜視図である。 受け具及び配線カバーの構成を示す斜視図である。 受け具及び配線カバーの構成を示す側断面図である。 配線カバーの開閉動作を示す側断面図であり、(a)はカバー体を閉じた状態を、(b)はカバー体を開いた状態を示している。 受け具の平面図である。 中間受け具の構成を示す説明図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。 配線ダクトの構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る配線カバーの支持装置を示す斜視図である。 受け具の構成を示す斜視図である。 中間受け具の構成を示す説明図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。 配線カバーの開閉動作を示す側断面図である。
符号の説明
1 天板
1a 上面
1b 側面
1c 後端縁
14 配線ダクト
19 配線ダクト
21 受け具
22 第1受け部
22a 上面
22b 側面
23 第2受け部
23a 上面
24 係合穴
25 係合部
25a,25b 挟持片
25c 隙間
26 固定部
26a 支持穴
26b 固定穴
27 中間受け具
31 配線カバー
32 支持部材
32a 上面
32b 係合板
33 第1カバー体
33a 上面
33b 係合凹部
34 第2カバー体
34a 上面
34b 係合凸部
34c カバー部
35 サイドキャップ
36 支持部
37,38 円弧状側面
38a,38b 凹部
39a,39b 外接面
39c 円弧状側面
40 外接面
41 凸部
A 配線ダクト用開口部
O 天板1の後端縁1cと略平行な水平軸
P 机上パネル

Claims (5)

  1. 前後に背面合せに配した机の天板後端間に配線ダクト用開口部を形成し、該開口部内で左右に間隔を隔てて一対の受け具を両天板間に渡設して取り付けるとともに、両受け具で前記開口部を覆う配線カバーの両端部を支持してなる配線カバーの支持装置であって、前記受け具には上面が前記天板の上面と略面一で前記天板の後端縁と直交する方向の第1受け部と、該第1受け部の内側に段落ちして形成した第2受け部を備え、前記配線カバーの端部を前記第2受け部に載支した状態で該配線カバーの上面が前記天板の上面と略面一になるように設定してなる配線カバーの支持装置。
  2. 机の天板後端と机の背後に設けた幕板間に配線ダクト用開口部を形成し、該開口部内で左右に間隔を隔てて一対の受け具を天板に取り付けるとともに、両受け具で前記開口部を覆う配線カバーの両端部を支持してなる配線カバーの支持装置であって、前記受け具には上面が前記天板の上面と略面一で前記天板の後端縁と直交する方向の第1受け部と、該第1受け部の内側に段落ちして形成した第2受け部を備え、前記配線カバーの端部を前記第2受け部に載支した状態で該配線カバーの上面が前記天板の上面と略面一になるように設定してなる配線カバーの支持装置。
  3. 前記受け具の第2受け部に前記配線カバーの端部と係合する係合部を設けてなる請求項1又は2記載の配線カバーの支持装置。
  4. 前記受け具の第2受け部に、該受け具を前記天板の下面に取り付けるための固定部を延設してなる請求項1〜3何れかに記載の配線カバーの支持装置。
  5. 前記受け具の第1受け部に机上パネル等のパーツの係合部材と係合する係合穴を設けてなる請求項1〜4何れかに記載の配線カバーの支持装置。
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