JP7165297B2 - 配線ダクト及び配線カバーの取付構造 - Google Patents

配線ダクト及び配線カバーの取付構造 Download PDF

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Description

本発明は、前後の天板間の間隙の下方に備える配線ダクトの取付構造、及び前記間隙に備える配線カバーの取付構造に関する。
従来から配線機能を備えた家具や什器は各種提供されており、前後の天板間の間隙の下方に配線ダクトを設けるとともに、前記間隙に開閉可能な配線カバーを設けたデスク及びテーブル等は周知である(例えば、特許文献1及び2参照)。
特許文献1では、天板1,1の下面に配線ダクト2を取り付け、配線ダクト2の対向する壁面2b,2bに、カバー受け金具5の爪5a,5bを係合することにより、配線ダクト2によりカバー受け金具5を支持し、カバー受け金具5にブロック装着部材6を装着している。そして、ブロック装着部材6の装着穴7,8に支持軸ブロック11,12を嵌入し、支持軸ブロック11,12により、配線カバー3,4を回動可能に支持している。
特許文献1の配線ダクト2は、天板1,1の下面に取り付けるので、配線ダクト2上に所要の配線スペースを確保しやすい。
特許文献2では、脚20,20の上部連結部材22,22間に設けた二本一対のビーム40,40の対向する内側面に、金属製の板材を中空の板状に折り曲げて構成した底部材49を溶接等により固定している。そして、底部材49の上面に取り付けたオプション支持部材Aにより、配線カバー51,51を回動可能に支持している。
特許文献2の底部材49は、ビーム40,40の内側面に溶接等により固定するので、底部材49上に所要の配線スペース(配線挿通部50のスペース)を確保できない場合があるとともに、組立作業性が低下する。その上、底部材49の溶接コスト及び塗装コストが増大する。
特許第5306018号公報 特開2017-86437号公報
以上のような従来の、前後の天板間の間隙の下方に配線ダクトを取り付ける構造、及び前記間隙に開閉可能な配線カバーを取り付ける構造は、それらの構造をより簡素化しながら、組立性及び機能性を高めるという観点で見ると改良の余地がある。
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、天板を備えた家具において、配線ダクト上に所要の配線スペースを確保しやすく、簡素な構成で組立作業性及び機能性が高い配線ダクト及び配線カバーの取付構造を提供する点にある。
本発明に係る配線ダクト及び配線カバーの取付構造は、前記課題解決のために、前後方向に間隙を空けて後端縁を対向させて配設した2枚の天板を少なくとも有し、
前記天板を支持する複数の脚体と、
前記天板の下面側後端部に位置して左右方向へ延びる、前記脚体同士を連結する一対の平行な連結ビームとを含む、天板を備えた家具における、
前記間隙の下方に備える配線ダクトの取付構造、及び前記間隙に備える配線カバーの取付構造であって、
前記一対の連結ビームを前後方向に繋ぐ連結体を、左右方向に離間させて複数備え、
前記連結体は、
前記一対の連結ビーム間にわたる連結部と、
前記連結部から下方へ突出して前記連結部よりも下方の前記配線ダクトを支持する配線ダクト支持部と、
前記連結部よりも上方の前記配線カバーを支持する配線カバー支持部と、
を有し、
前記一対の連結ビームは、
それらの対向面に係合凸部を備え、
前記連結体は、
前記連結部の前後方向両端部に、前記係合凸部に係合する、下方に開口する係合凹部を備える(請求項1)。
このような構成によれば、天板の下面側後端部に位置して左右方向へ延びる、脚体同士を連結する一対の平行な連結ビームを、連結ビーム間にわたる連結部を有する、左右方向に離間した複数の連結体が前後方向に繋いでいるので、天板を備えた家具の構造強度が高くなる。
その上、連結部から下方へ突出する配線ダクト支持部が連結部よりも下方の配線ダクトを支持することから、連結体と配線ダクトとの間に間隔があるので、配線ダクト上に所要の配線スペースを確保しやすい。
その上さらに、配線ダクトをシンプルかつコンパクトな構成とすることができるので、天板を備えた家具の製造コストを低減できるとともに組立作業性を向上できる。
その上、脚体に一対の連結ビームを取り付けた状態で、連結体の連結部の前後方向両端部の下方に開口する係合凹部を、一対の連結ビームの対向面の係合凸部に近づけるように、連結体を上方から落とし込むことにより、連結ビームと連結体との連結が完了するので、天板を備えた家具の組立作業性がさらに向上する。
その上さらに、脚体に天板を取り付けた後に、連結体の連結部を天板にねじ止めすることにより、天板と連結体を強固に連結できる。
また、前記配線ダクトの幅を、前記一対の連結ビームの間隔よりも小さくしてなるのがより好ましい実施態様である(請求項)。
このような構成によれば、複数の連結体の配線ダクト支持部に配線ダクトを取り付けて形成した部分組立体を、脚体に取り付けた一対の連結ビームに対し、一対の連結ビーム間に上方から落とし込んで、連結体の連結部の前後方向両端部の下方に開口する係合凹部を、一対の連結ビームの対向面の係合凸部に係合する。それにより、前記部分組立体の連結ビームへの取付けが完了するので、天板を備えた家具の組立作業性を一層向上できる。
さらに、前記連結体の連結部は、前記天板の後端縁を位置決めする位置決め部を有するのが一層好ましい実施態様である(請求項)。
このような構成によれば、脚体に一対の連結ビームを取り付け、連結ビームに連結体を取り付けた後に、天板を脚体及び連結ビーム上に取り付ける際に、連結体の連結部に設けた位置決め部により天板の後端縁を位置決めできるので、天板を備えた家具の組立作業性をより一層向上できる。
本発明に係る配線ダクト及び配線カバーの取付構造は、前記課題解決のために、前後方向に間隙を空けて後端縁を対向させて配設した2枚の天板を少なくとも有し、
前記天板を支持する複数の脚体と、
前記天板の下面側後端部に位置して左右方向へ延びる、前記脚体同士を連結する一対の平行な連結ビームとを含む、天板を備えた家具における、
前記間隙の下方に備える配線ダクトの取付構造、及び前記間隙に備える配線カバーの取付構造であって、
前記一対の連結ビームを前後方向に繋ぐ連結体を、左右方向に離間させて複数備え、
前記連結体は、
前記一対の連結ビーム間にわたる連結部と、
前記連結部から上方に突出し、前記天板の後端縁と当接させることで前記天板の前後方向の位置決めをする位置決め部と、
前記連結部から下方へ突出して前記連結部よりも下方の前記配線ダクトを支持する配線ダクト支持部と、
前記連結部及び前記位置決め部よりも上面が上方に位置する前記配線カバーを支持する配線カバー支持部と、
を有する(請求項4)。
このような構成によれば、天板の下面側後端部に位置して左右方向へ延びる、脚体同士を連結する一対の平行な連結ビームを、連結ビーム間にわたる連結部を有する、左右方向に離間した複数の連結体が前後方向に繋いでいるので、天板を備えた家具の構造強度が高くなる。
その上、連結部から下方へ突出する配線ダクト支持部が連結部よりも下方の配線ダクトを支持することから、連結体と配線ダクトとの間に間隔があるので、配線ダクト上に所要の配線スペースを確保しやすい。
その上さらに、配線ダクトをシンプルかつコンパクトな構成とすることができるので、天板を備えた家具の製造コストを低減できるとともに組立作業性を向上できる。
その上、脚体に一対の連結ビームを取り付け、連結ビームに連結体を取り付けた後に、天板を脚体及び連結ビーム上に取り付ける際に、連結体の連結部に設けた位置決め部により天板の後端縁を位置決めできるので、天板を備えた家具の組立作業性をより一層向上できる。
さらにまた、前記連結体は、前記間隙の前後方向の中央部に備えるセンターカバーを支持するセンターカバー支持部を有するのが一層好ましい実施態様である(請求項5)。
このような構成によれば、連結体のセンターカバー支持部を用いてセンターカバーを容易に取り付けることができる。天板を備えた家具にセンターカバーを取り付けることにより、天板間の間隙の前後方向の中央部の配線カバー間を塞いで滑らかな外観にすることができるので、天板を備えた家具の美観を向上できる。
また、前記連結体は、前記間隙の前後方向の中央部に備える机上パネルの支柱を支持する支柱支持部を有するのがより一層好ましい実施態様である(請求項6)。
このような構成によれば、連結体の支柱支持部を用いて机上パネルを容易に取り付けることができる。天板を備えた家具に机上パネルを取り付けることにより、対面型のデスク及びテーブル等の家具において、机上パネルによる仕切り及び目隠し機能により、使用者のパーソナルスペースを確保できる。
以上のように、本発明に係る配線ダクト及び配線カバーの取付構造によれば、天板を備えた家具に前記機能を備えた連結体を備えており、このような複合的な機能を有する連結体を用いることにより、配線ダクト上に所要の配線スペースを確保しやすく、簡素な構成で組立作業性及び機能性が高くなるという顕著な効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る配線ダクト及び配線カバーの取付構造を適用したワークベンチの一例を示す斜視図である。 図1から、机上パネル、センターカバー及びセンターカバー支持具、配線カバー、並びに天板を省略した要部拡大斜視図である。 二つの連結体の配線ダクト支持部に配線ダクトを取り付けて形成した部分組立体を、一対の連結ビームに取り付けた状態を示す要部拡大斜視図である。 前記部分組立体の斜視図である。 前記部分組立体の分解斜視図である。 前記部分組立体の斜視図とともに示す、連結ビーム及び係合凸部の分解斜視図である。 前記部分組立体の斜視図とともに示す、脚体に連結ビームを取り付けた構造体を示す斜視図である。 前記構造体に前記部分組立体を取り付けた状態の斜視図、並びに、天板、センターカバー及びセンターカバー支持具の分解斜視図である。 連結体まわりを示す要部拡大部分断面図であり、本体に配線カバー支持具及びセンターカバー支持具を装着し、配線ダクト及びセンターカバーを支持した状態を示している。 連結体の斜視図であり、本体に配線カバー支持具及びセンターカバー支持具を装着した状態を示している。 連結体を構成する、本体、配線カバー支持具及びセンターカバー支持具の分解斜視図である。 配線カバー支持具を裏面側から見た斜視図である。 配線カバーへの当接部材及び配線カバー支持具の取付け方法の説明図であり、(a)は配線カバーの裏面側から見た分解斜視図、(b)は配線カバーに当接部材及び配線カバー支持具を取り付けた状態を示す配線カバーの裏面側から見た斜視図である。 連結体まわりを示す要部拡大部分断面図であり、図9においてさらに連結体により配線カバー及び机上パネルを支持した状態を示している。 連結体まわりを示す要部拡大部分断面図であり、図14で配線カバーを上方へ回動させた状態を示している。 図1のワークベンチにおいて、配線カバー、並びに机上パネル及び支柱を取り外して示す要部拡大部分分解斜視図である。 図1のワークベンチにおいて、別構成の机上パネルに交換した机上パネルの変形例を示す斜視図である。 図17のワークベンチにおいて、机上パネル及び支柱を取り外して示す要部拡大部分分解斜視図である。 片面型のワークベンチを示す斜視図である。 片面型のワークベンチに用いる連結体の一例を示す要部拡大分解斜視図である。 連結体まわりを示す要部拡大部分断面図である。
次に、添付図面に示した実施形態に基づき、本発明を更に詳細に説明する。
本発明の対象である天板を備えた家具は、執務室、会議室、及び応接室等のオフイス用家具の他、店舗用の家具や家庭用の家具等も含み、前後方向に間隙を空けて後端部を対向させて配設した2枚の天板を少なくとも有するものであればよい。
椅子に座って家具(以下の実施形態ではワークベンチB1,B1)の天板に向かった状態で、手前側を前、その反対側を後、左側を左、右側を右とする。
本発明の実施の形態に係る配線ダクト及び配線カバーの取付構造における連結体(対面型のワークベンチB1に用いる連結体Z1)は、配線ダクトを支持する機能及び配線カバーを支持する基本機能の他に、脚体同士を連結する一対の連結ビームを連結して家具の構造強度を高める機能、天板を前後方向に位置決めする機能、センターカバーを支持する機能、及び机上パネルを支持する機能も備える。
<対面型のワークベンチ>
図1の斜視図に示す本発明の実施の形態に係る配線ダクト及び配線カバーの取付構造を適用したワークベンチB1は、前後方向に間隙Aを空けて後端縁1A,1Aを対向させて配設した2枚の天板1,1を左右に配置した対面型であり、テーブルと基本構成は同じであるが、天板1,1,…を支持する複数の脚体2,2,…の高さが低い設定である。
間隙Aには、天板1の横幅(左右方向の長さ)の半分の長さに分割して配置した前後の配線カバー5,5,…、及び配線カバー5,5間のセンターカバーF,F,…を備え、センターカバーF,F,…上に机上パネルG1,G1を備える。
配線カバー5,5,…には、コンセント開口5A,5A,…を形成しているので、配線カバー5,5,…を閉じた状態で、コンセント開口5A,5A,…からコンセントH,H,…が露出する。
図1及び図2の斜視図に示すように、ワークベンチB1は、天板1,1を支持する複数の脚体2,2として、端部脚体2A,2A、及び中間部脚体2Bを備え、端部脚体2Aは天板受け具E1,E1を、中間部脚体2Bは天板受け具E2を備える。
脚体2,2同士は、天板1,1,…の下面側後端部に位置して左右方向へ延びる、一対の平行な連結ビーム3,3で連結され、連結ビーム3,3は、複数の連結体Z1,Z1,…により前後方向に繋がれる。
<連結体の基本機能>
図3の要部拡大斜視図に示すように、連結体Z1の本体6は、一対の連結ビーム3,3間にわたる連結部7と、連結部7から下方へ突出して連結部7よりも下方の配線ダクト4を支持する配線ダクト支持部8とを有する。
連結体Z1の連結部7から下方へ突出する配線ダクト支持部8が連結部7よりも下方の配線ダクト4を支持することから、連結体7と配線ダクト4との間に間隔があるので、配線ダクト4上に所要の配線スペースを確保しやすい。
また、連結体Z1は、連結部7よりも上方の配線カバー5,5(図1)を支持する、配線カバー支持具9A,9Bにより構成される配線カバー支持部9を有する。
よって、連結体Z1は、配線ダクト支持部8により配線ダクト4を支持する機能、及び配線カバー支持部9により配線カバー5,5を支持する機能を有する。
ここで、連結体Z1の本体6、並びに配線カバー支持具9Aの後述するストローク式ダンパー以外の部分、及び配線カバー支持具9Bは、ポリアセタール、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン又はABS等の合成樹脂により一体成形される。なお、本体6は、ガラス繊維又は炭素繊維等の繊維強化材を添加した合成樹脂材料で成形してもよい。
以上のとおり、配線ダクト4をシンプルかつコンパクトな構成とすることができるので、ワークベンチB1の製造コストを低減できるとともに組立作業性を向上できる。
<複数の連結体と配線ダクトからなる部分組立体>
図3の要部拡大斜視図、及び図4の斜視図に示す部分組立体Yは、2つの連結体Z1,Z1と配線ダクト4を組み付けたものであり、図5の分解斜視図に示すように、配線ダクト4の長手方向(左右方向)の両端部に組み付ける連結体Z1,Z1の組付け方向が異なる(図5の矢印X1,X2)。
すなわち、配線ダクト4の一端部(a)の前後の掛止片挿入穴4A,4A、及び配線ダクト4の他端部(b)の前後の掛止片挿入穴4A,4Aは台形状であり、一端部(a)の掛止片挿入穴4A,4Aと他端部(b)の掛止片挿入穴4A,4Aは点対称である。
そして、連結体Z1の配線ダクト支持部8の下面に設けた前後の掛止片8A,8Aは、前後の掛止片挿入穴4A,4Aに合わせた底面視台形状である。
よって、図5に示す配線ダクト4の長手方向の一端部(a)では、連結体Z1の配線ダクト支持部8の下面に設けた掛止片8A,8Aの鉤状の先端部が前方(矢印X1)を向く方向でのみ、掛止片8A,8Aは掛止片挿入穴4A,4Aに係合する。同様に、図5に示す配線ダクト4の長手方向の他端部(b)では、連結体Z1の配線ダクト支持部8の下面に設けた掛止片8A,8Aの鉤状の先端部が後方(矢印X2)を向く方向でのみ、掛止片8A,8Aは掛止片挿入穴4A,4Aに係合する。
配線ダクト4の長手方向の一端部(a)では、連結体Z1の前後の掛止片8A,8Aを配線ダクト4の前後の掛止片挿入穴4A,4Aに上方から挿入して配線ダクト4に対して前方(矢印X1)へ相対移動させると、図9の要部拡大部分断面図に示すように、配線ダクト4の前後の係合穴4B,4Bに前後の弾性係合片8B,8Bが入って抜け止めされた状態で組付けが完了する。
配線ダクト4の長手方向の他端部(b)では、連結体Z1の前後の掛止片8A,8Aを配線ダクト4の前後の掛止片挿入穴4A,4Aに上方から挿入して配線ダクト4に対して前方(矢印X2)へ相対移動させることにより、前記一端部(a)と同様に組付けが完了する。
配線ダクト4の長手方向の両端部で連結体Z1を組付けできる方向を限定していることから、ポカよけしながら所要の組立作業を確実に完了できる。そして、配線ダクト4に2つの連結体Z1,Z1を組み付けて部分組立体Yの組立が完了した図4の状態では、2つの連結体Z1,Z1は必ず点対称になる。
<部分組立体の連結ビームへの組付け>
図6の部分分解斜視図に示すように、一対の連結ビーム3,3の対向面3A,3Aの丸穴3B,3B,…に樹脂又は金属製のクリップ3C,3C,…を嵌着することにより、連結ビーム3,3の対向面3A,3Aに係合凸部C,C,…を設ける。
図6の部分分解斜視図に示すように、連結体Z1は、連結部7の前後方向両端部に、係合凸部C,Cに係合する、下方に開口する係合凹部D,Dを備える。
また、図9の要部拡大部分断面図に示すように、配線ダクト4の幅Wは、一対の連結ビーム3,3の間隔Lよりも小さい。
よって、図7の斜視図、及び図8の斜視図に示すように、配線ダクト4に2つの連結体Z1,Z1を組み付けた部分組立体Yを、連結ビーム3,3の上方から落とし込み、左右の連結体Z1,Z1の下方に開口する係合凹部D,D,…を、連結ビーム3,3の対向面3A,3Aに設けた係合凸部C,C,…に係合することにより、連結ビーム3,3に対して部分組立体Yを容易に組み付けることができる。
その上、連結体Z1,Z1,…は合成樹脂の成形品であり、特許文献2の底部材49のようにビーム40,40の内側面に溶接等で固定する構造のように溶接コスト及び塗装コストが増大しないので、組立作業性の向上とも相俟って製造コストを低減できる。
<連結体の機能:一対の連結ビームを連結してワークベンチの構造強度を高める機能>
前記のとおり、複数の連結体Z1,Z1,…は、脚体2,2同士を連結する一対の平行な連結ビーム3,3を前後方向に繋いでいる。例えば、図2の例では、左右方向に延びる連結ビーム3,3の左右方向の4箇所を、4個の連結体Z1,Z1,…が前後方向に繋いでいる。
よって、連結体Z1は、一対の連結ビーム3,3を連結してワークベンチB1の構造強度を高める機能を有する。
その上、左右の連結体Z1,Z1の配線ダクト支持部8,8を配線ダクト4で繋いでいるので、ワークベンチB1の構造強度はさらに向上する。
<連結体の機能:天板を位置決めする機能>
図8の天板等の分解斜視図、及び図9の要部拡大部分断面図に示すように、連結体Z1の連結部7の前後の位置決め部10,10の前後の当止部10A,10Aに、前後の天板1,1の後端縁1A,1Aを当止することにより、天板1,1の前後方向の位置決めが完了する。
よって、連結体Z1は、天板1,1を前後方向に位置決めする機能を有する。それにより、天板1,1を脚体2,2及び連結ビーム3,3上に取り付ける際に、連結体Z1,Z1,…の連結部7に設けた位置決め部10,10,…により天板1,1の後端縁1A,1Aを位置決めできるので、ワークベンチB1の組立作業性を一層向上できる。
そして、天板1,1を脚体2,2に固定するとともに、図9のように、連結体Z1の連結部7の前後部の取付穴7A,7A(図3)に取付ボルト21,21を通して天板1,1の下面1B,1Bにねじ止めすることにより、天板1,1と連結体Z1,Z1,…を強固に連結できる。
<連結体の機能:センターカバーを支持する機能及び机上パネルを支持する機能>
図8の天板等の分解斜視図、及び図9の要部拡大部分断面図に示すように、連結体Z1には、センターカバー支持具11Aを取り付けることができ、それによりセンターカバー支持部11になる。
よって、連結体Z1は、図1及び図9のように、センターカバーFを支持する機能を有する。
また、連結体Z1は、図11の分解斜視図に示す、支柱支持部11Bである支柱支持穴Tに嵌入した、机上パネルG1の支柱V1(図14)を支持する。
よって、連結体Z1は、図1及び図14のように、机上パネルG1を支持する機能を有する。
連結体Z1のセンターカバー支持部11を用いてセンターカバーFを容易に取り付けることができることから、ワークベンチB1にセンターカバーFを取り付けることにより、天板1,1間の間隙Aの前後方向の中央部の配線カバー5,5間を塞いで滑らかな外観にすることができるので、ワークベンチB1の美観を向上できる。
また、連結体Z1のセンターカバー支持部11を用いて机上パネルG1を容易に取り付けることができることから、対面型のワークベンチB1に机上パネルG1を取り付けることにより、机上パネルG1による仕切り及び目隠し機能により、使用者のパーソナルスペースを確保できる。
<配線カバー支持部の詳細>
図10の斜視図、及び図11の分解斜視図に示すように、連結体Z1の配線カバー支持部9は、配線カバー支持具9A,9Bを本体6に組み付けることにより構成する。
配線カバー支持具9Aは、支持筒15内に収容したストローク式ダンパーの作動ピン16が上方へ突出しており、作動ピン16の上端は半球状である。このストローク式ダンパーにより、後述するように配線カバー5から手を離してもゆっくりと閉じるソフトクローズ機能を有する。
配線カバー支持具9Bは、ストロークダンパーを備えないので、配線カバー支持具9Bには前記ソフトクローズ機能はない。
図10の斜視図のように連結体Z1の本体6に対して配線カバー支持具9A,9Bを組み付ける作業について説明する。
図11の分解斜視図に示すように、連結体Z1の本体6の配線カバー支持具9Aが組み付く箇所には、配線カバー支持具9Aの支持筒15を収容する丸穴O1があるとともに、図12の裏面側から見た斜視図に示す配線カバー支持具9Aの2つの係合凸部K1,K1が係合する2つの係合穴M1,M1がある。
よって、図11の分解斜視図のように本体6の配線カバー支持具9Aが組み付く箇所に配線カバー支持具9Aを組み付ける際には、配線カバー支持具9Aの支持筒15を本体6の丸穴O1に収容し、配線カバー支持具9Aの係合凸部K1,K1を本体6の係合穴M1,M1に係合した状態で、配線カバー支持具9Aの弾性係合片I1,I1,…が本体6の係合凹部J1,J1,…に係合するので、配線カバー支持具9Aを本体6に容易に組み付けることができる。
また、図11の分解斜視図に示すように、連結体Z1の本体6の配線カバー支持具9Bが組み付く箇所には、配線カバー支持具9Bの凹所N内に入る突片P,Pがあるとともに、図12の裏面側から見た斜視図に示す配線カバー支持具9Bの4つの係合凸部K2,K2,…が係合する4の係合穴M2,M2,…がある。
よって、図11の分解斜視図のように本体6の配線カバー支持具9Bが組み付く箇所に配線カバー支持具9Bを組み付ける際には、配線カバー支持具9Bの凹所N内に本体6の突片P,Pが入り、配線カバー支持具9Bの係合凸部K2,K2,…を本体6の係合穴M2,M2,…に係合した状態で、配線カバー支持具9Bの弾性係合片I1,I1,…が本体6の係合凹部J1,J1,…に係合するので、配線カバー支持具9Bを本体6に容易に組み付けることができる。
本体6の配線カバー支持具9Aが組み付く箇所に配線カバー支持具9Bを組み付けようとすると、配線カバー支持具9Bの4つの係合凸部K2,K2,…に対して2つの係合穴M1,M1しかないので、配線カバー支持具9Bを組み付けることはできない。
また、本体6の配線カバー支持具9Bが組み付く箇所に配線カバー支持具9Aを組み付けようとすると、突片P,Pが配線カバー支持具9Aの裏面に当たるので、配線カバー支持具9Aを組み付けることはできない。
よって、連結体Z1の本体6の配線カバー支持具9Aが組み付く箇所にのみ配線カバー支持具9Aを組み付けることができ、連結体Z1の本体6の配線カバー支持具9Bが組み付く箇所にのみ配線カバー支持具9Bを組み付けることができるので、連結体Z1の本体6に配線カバー支持具9A,9Bを組み付ける作業を、ポカよけしながら確実に完了できる。
このようにして本体6に対して配線カバー支持具9A,9Bを確実に組み付けた図10に示す連結体Z1は、前後非対称である。よって、前述のとおり2つの連結体Z1,Z1を必ず点対称に配置する必要がある図4に示す部分組立体Yを組み立てる作業におけるポカよけが有効になる。
なお、本実施の形態では、前述のとおり、配線カバー支持具9Aにストローク式ダンパーを備え、配線カバー支持具9Bにはストローク式ダンパーを備えないので、1つ配線カバー5に対して1つのストローク式ダンパーを備えるように設定している。
後述するソフトクローズ機能をさらに高める目的で、1つ配線カバー5に対して2つのストローク式ダンパーを備えるように設定する場合は、以下の手順で本体6の前後に配線カバー支持具9A,9Aを備えるように、配線カバー支持具9Bに代えて本体6に配線カバー支持具9Aを組み付ける。
すなわち、図11の本体6の突片P,Pをニッパー等の工具で切り落とすことにより、配線カバー支持具9Bに代えて配線カバー支持具9Aを本体6に組み付けることができるようになる。
<配線カバー支持具への配線カバーの取付け>
図10の斜視図、及び図11の分解斜視図に示すように、配線カバー支持具9A,9Bは、連結体Z1の前後方向中央寄りに位置する支持台12に、左右方向の支軸13,13を一体的に設けている。
支軸13,13には上方へ開口し軸方向に延びたスリット14,14を形成していることから、支軸13,13の外径は弾性的に縮小できる。それにより、図13(a)の裏面側から見た分解斜視図、及び図13(b)の裏面側から見た斜視図、並びに図14の要部拡大部分断面図に示すように、配線カバー5,5の裏面側に形成した断面略C字形の軸溝5C,5Cに支軸13,13を容易に嵌入できる。
支軸13,13を軸溝5C,5Cに嵌入した後には、支軸13,13は元の形状に弾性的に復元して軸溝5Cに密嵌状態となる。よって、配線カバー5,5は、配線カバー支持具9A,9Bにより、適度な摩擦抵抗力を持って、回動中心軸となる支軸13,13まわりに回動可能に支持される。
なお、配線カバー5,5の先端部には、例えば合成樹脂やゴムからなる軟質片5B,5Bを装着している。
<配線カバーのソフトクローズ機能>
図14の要部拡大部分断面図に示すように、配線カバー支持具9A側の配線カバー5には、ストローク式ダンパーの作動ピン16が当接する、下に凸の円弧面である当接面20を有する当接部材17を設ける。
当接部材17の軸部18には上方へ開口し軸方向に延びたスリット19を形成していることから、軸部18の外径は弾性的に縮小できる。それにより、図13(a)の裏面側から見た分解斜視図、及び図13(b)の裏面側から見た斜視図に示すように、配線カバー5の裏面側に形成した断面略C字形の軸溝5Cに軸部18を容易に嵌入できる。
当接部材17は、その軸部18から切欠部5D(図13(a))を跨いで径方向外方で突出する部分を有し、その下面がストローク式ダンパーの作動ピン16を受ける当接面20(図13(a)及び図14)となる。
配線カバー5,5は、図14の要部拡大部分断面図のように水平にして天板1,1間の間隙を塞いだ全閉状態から、垂直にした全開状態との間で回動する。
そして、前記全開状態から図15の要部拡大部分断面図のように配線カバー5を閉じる方向へ回動すると、配線カバー5の当接部材17の当接面20にストローク式ダンパーの作動ピン16が当接する。
図15の状態から、図14の状態まで、ストローク式ダンパーの作動ピン16の半球状の上端が、配線カバー5の下に凸の円弧状の当接面20に摺接しながら、配線カバー5の自重による回転モーメントの一部を相殺し、配線カバー5から手を離してもゆっくりと閉じる設定にしている。
以上における配線カバー5、及びストローク式ダンパーを備えた配線カバー支持具9Aの構成において、ストローク式ダンパーの作動ピン16が当接する当接部材17を、配線カバー5と別部材としている(例えば、図13)。
当接部材17は、配線カバー5と別部材とせずに、下に凸の円弧面である当接面を設けるように配線カバー5に一体的に設けてもよい。
ただし、本実施形態のように別部材で当接部材を設けた方が、押し出し成形する配線カバーの材料を抑えることができる利点がある。
<ストローク式ダンパーを備えた構成等の作用効果>
図14及び図15に示すように、家具であるワークベンチB1のダクト開口部に、回動開閉可能に配線カバー5,5,…を設けた構成において、配線カバー支持具9Aの軸支部である支軸13,13で配線カバー5の基端部を支持し、配線カバー5を上下回動可能に支持している。
そして、配線カバー支持具9Aの支軸13,13の近傍位置にストローク式ダンパーを上下方向に支持し且つ上端部に半球状の当接部を備えたストローク式ダンパーの作動ピン16を上向きに配置しており、配線カバー5が所定角度の傾斜状態から水平状態に至るまで作動ピン16が配線カバー5の当接部材17の当接面20に当接し、配線カバー5を開く方向へ弾性付勢している。
よって、軸支部に近い位置にストローク式ダンパーを設けたので、配線カバー5を閉じる動作の早い段階からダンパー機能を使用することができ、配線カバー5の重量の差異を吸収することができる。また、ストローク式ダンパーの作動ピン16と配線カバー5の当接部材17との接触音も加速度がかかる前に接触することで低減化を図ることができる。回転ダンパーよりも安価なストローク式ダンパーを用いることで、コストダウンが図れるにもかかわらず、回転ダンパーに匹敵する配線カバー5の閉止時の静寂性が得られる。更に、閉止状態から配線カバー5を持ち上げて開く際に、ストローク式ダンパーの弾性付勢力の支援で軽く開くことができる。更に、ストローク式ダンパーの作動ピン16に斜め方向から荷重が加わり難くなるので、軸支部により近い位置にストローク式ダンパーを配置することができる。本来ダンパー本体にかかる斜め荷重を滑らせ逃がす事で下記効果が可能となる。
その上、ストローク式ダンパーの作動ピン16が当接する配線カバー5の当接部材17の当接面20が下に凸の円弧面であることから、ストローク式ダンパーの作動ピン16に斜め方向から荷重がさらに加わり難くなるので、軸支部により近い位置にストローク式ダンパーを配置することができる。特に、作動ピン16の上端部を半球状の当接部とし、ストローク式ダンパーの作動ピン16が当接する配線カバー5の当接部材17の当接面20を下に凸の円弧面とすることにより、作動ピン16と当接面20との摺動抵抗を大幅に低減することができる。また、ストローク式ダンパーの耐久性を向上させることができる。
その上さらに、配線カバー5は閉じ切ると水平状態となり、作動ピン16の当接部を当接面20の円弧面を経て水平面に当接した状態となるようにすると、配線カバー5を閉じ切って水平状態となった際に、作動ピン16には軸方向の力しか作用しなくなり、長時間その姿勢を維持してもストローク式ダンパーに無理な力が加わらなくなる。
その上、配線カバー5の本体をアルミニウムの押出し型材で作成し、配線カバー支持具9Aのストローク式ダンパー以外の部分、及び配線カバー支持具9Bを合成樹脂の成形品とし、配線カバー支持具9A,9Bに、軸方向を水平に向けて形成したスリット付きの支軸13,13を回転可能に密嵌した構造である。それにより、配線カバー5が長尺になっても、剛性が高いので撓みを防止でき、また軸支部にガタツキない回動動作が実現できる。さらに、配線カバー5の軸溝5Cに配線カバー支持具9A,9Bの支軸13,13を嵌合する際には、スリットの存在で支軸13,13の外径が弾性的に小さくなるので容易になり、また嵌合した後には支軸が元の形状に復元しようとするので、密嵌状態を維持することができる。
その上さらに、図10に示すように配線カバー支持具9Aの支軸13,13は、上方へ突設した支持台12に両側端を左右側方へ突出状態で設け、支軸13,13の間には図13(b)のように当接部材17が入る。そして、当接部材17は、その軸部18から切欠部5D(図13(a))を跨いで径方向外方へ突出する部分を有する。それにより、配線カバー5の横方向の変位(左右方向への移動)を規制できる。
<センターカバー支持部、及び支柱支持部の詳細>
図10の斜視図、及び図11の分解斜視図に示すように、連結体Z1のセンターカバー支持部11は、センターカバー支持具11Aを本体6に組み付けることにより構成する。
図11の分解斜視図のように本体6のセンターカバー支持具11Aが組み付く前後方向中央部にセンターカバー支持具11Aを組み付ける際には、センターカバー支持具11Aの弾性係合片I2,I2が本体6の係合凹部J2,J2に係合するので、センターカバー支持具11Aを本体6に容易に組み付けることができる。
連結体Z1の本体6にセンターカバー支持具11Aを組み付けた状態では、図8の天板等の分解斜視図、及び図9の要部拡大部分断面図のように、センターカバーFを上方からセンターカバー支持部11に組み付けると、センターカバーFの内面の係合部R,Rにセンターカバー支持具11Aの弾性係合片Q,Q,…が係合するので、センターカバーFを容易に組み付けることができる。
このようにセンターカバー支持部11によりセンターカバーFを支持した状態で、図14の要部拡大部分断面図、及び図16の要部拡大部分分解斜視図に示すように、センターカバーFの通し穴U,Uに支柱V1,V1を挿通して、センターカバー支持具11Aの通し穴S(図10)に挿入し、連結体Z1の支柱支持部11Bである支柱支持穴T(図11)に嵌入する。それにより、机上パネルG1は、連結体Z1により支持されるので、机上パネルG1を容易に組み付けることができる。
なお、センターカバー支持具11Aに、机上パネルG1の支柱V1を支持する機能を持たせるようにしてもよい。
<机上パネルの変形例>
図17の斜視図は、図1の斜視図のワークベンチB1における天板1の横幅よりも横幅が短い机上パネルG1,G1を、天板1の横幅と横幅が等しい机上パネルG2,G2に交換した例を示している。
この例では、図18の要部拡大部分分解斜視図に示すように、机上パネルG2の一端部に端部目隠し部材22を装着することにより、センターカバーFを省略できる。よって、センターカバー支持具11Aも不要になる。
すなわち、例えば図9においてセンターカバーF及びセンターカバー支持具11Aを外した状態で、図18に示す支柱V2を、連結体Z1の支柱支持部11B(支柱支持穴T)で支持して机上パネルG2を立設した図17に示す状態では、机上パネルG2,G2間、および配線カバー5の後端と机上パネルG2の下端の間にはほぼ隙間がなく、ワークベンチB1の左右側面の中央部の隙間は、端部目隠し部材22で塞がれるため、センターカバーF及びセンターカバー支持具11Aを省略しても外観上も影響がなく、部品点数を削減できる。
<片面型のワークベンチに用いる連結体の例>
次に、図1及び図17のような対面型のワークベンチB1ではなく、片面型のワークベンチに用いる連結体の構成例について、図19ないし図21を参照して説明する。
図19ないし図21において、図1ないし図18と同一符号は同一又は相当する部品又は部分であるので、詳細説明は省略する。
図19の斜視図に示すワークベンチB2は、1枚の天板1からなる片面型であり、左右の脚体2,2により天板1を支持し、天板1の後端部に配線カバー5,5を備えるとともに、幕板27及びバックパネル28を備える。
ワークベンチB2において、図1及び図17の対面型のワークベンチB1の構成部品と、脚体2の一部、及び天板1、並びに、配線カバー5及び配線カバー支持具9A,9Bを共通化できる。
図20の要部拡大分解斜視図、及び図21の要部拡大部分断面図に示すように、天板1の後端縁1Aと幕板27との間に連結体Z2,Z2を備える。
連結体Z2の本体23は、連結部24、及び連結部24の後端部から垂下する配線ダクト・幕板支持部25からなる。
連結部24の丸穴24A,24Aに下方から取付ねじ31,31を挿入して天板1の下面1Bにねじ止めすることにより、天板1に本体23を取り付ける。
天板1に連結体Z2を取り付ける際の前後方向の位置決めは、天板1の後端縁1Aに位置決め部30の当止部30Aを当止することにより行う。
連結体Z2の配線ダクト・幕板支持部25の下面に配線ダクト26を宛がって、丸穴26Aに下方から取付ねじ29を挿入してねじ穴25Aに螺合する。それにより、左右の連結体Z2,Z2の左右の配線ダクト・幕板支持部25,25で配線ダクト26を支持する。
左右の連結体Z2,Z2の一方に配線カバー支持具9Aを装着し、左右の連結体Z2,Z2の他方に配線カバー支持具9Bを装着し、配線カバー支持具9A,9Bにより配線カバー5を回動可能に支持する。
配線カバー支持具9Aは、支持筒15を本体23の丸穴O2に挿入し、係合凸部K1,K1を本体23の係合穴M3,M3に係合し、弾性係合片I1,I1,…(図11及び図12)を本体23の係合凹部J3,J3,…に係合することにより、本体23に容易に組み付けることができる。
同様に、配線カバー支持具9Bは、係合凸部K2,K2,…を本体23の係合穴M3,M3,…に係合し、弾性係合片I1,I1,…(図11及び図12)を本体23の係合凹部J3,J3,…に係合することにより、本体23に容易に組み付けることができる。
連結体Z2の配線ダクト・幕板支持部25の後面に幕板27を宛がって、配線ダクト・幕板支持部25の前方から丸穴25B,25Bに取付ねじ32,32を挿入して鬼目ナット27A,27Aに螺合する。それにより、左右の連結体Z2,Z2の左右の配線ダクト・幕板支持部25,25で幕板27を支持する。
幕板27の後面にバックパネル28を宛がって、配線ダクト・幕板支持部25の前方から丸穴25C,25Cに取付ねじ33,33を挿入し、幕板27の通し穴を通してバックパネル28のねじ穴28A,28Aに螺合する。それにより、左右の連結体Z2,Z2の左右の配線ダクト・幕板支持部25,25でバックパネル28も支持できる。
以上の実施の形態の記載はすべてすべて例示であり、これに制限されるものではない。本発明の範囲から逸脱することなく種々の改良及び変更を施すことができる。
1 天板 1A 後端縁
1B 下面 2 脚体
2A 端部脚体 2B 中間部脚体
3 連結ビーム 3A 対向面
3B 丸穴 3C クリップ
4 配線ダクト 4A 掛止片挿入穴
4B 係合穴 5 配線カバー
5A コンセント開口 5B 軟質片
5C 軸溝 5D 切欠部
6 本体 7 連結部
7A 取付穴 8 配線ダクト支持部
8A 掛止片 8B 弾性係合片
9 配線カバー支持部 9A,9B 配線カバー支持具
10 位置決め部 10A 当止部
11 センターカバー支持部 11A センターカバー支持具
11B 支柱支持部 12 支持台
13 支軸 14 スリット
15 支持筒 16 作動ピン
17 当接部材 18 軸部
19 スリット 20 当接面
21 取付ねじ 22 端部目隠し部材
23 本体 24 連結部
24A 丸穴 25 配線ダクト・幕板支持部
25A ねじ穴 25B,25C 丸穴
26 配線ダクト 26A 丸穴
27 幕板 27A 鬼目ナット
28 バックパネル 28A ねじ穴
29 取付ねじ 30 位置決め部
30A 当止部 31,32,33 取付ねじ
A 間隙 B1,B2 ワークベンチ(家具)
C 係合凸部 D 係合凹部
E1,E2 天板受け具 F センターカバー
G1,G2 机上パネル H コンセント
I1,I2 弾性係合片 J1,J2,J3 係合凹部
K1,K2 係合凸部 L 一対の連結ビームの間隔
M1,M2,M3 係合穴 N 凹所
O1,O2 丸穴 P 突片
Q 弾性係合片 R 係合部
S 通し穴 T 支柱支持穴
U 通し穴 V1,V2 支柱
W 配線ダクトの幅 Y 部分組立体
Z1,Z2 連結体



Claims (6)

  1. 前後方向に間隙を空けて後端縁を対向させて配設した2枚の天板を少なくとも有し、
    前記天板を支持する複数の脚体と、
    前記天板の下面側後端部に位置して左右方向へ延びる、前記脚体同士を連結する一対の平行な連結ビームとを含む、天板を備えた家具における、
    前記間隙の下方に備える配線ダクトの取付構造、及び前記間隙に備える配線カバーの取付構造であって、
    前記一対の連結ビームを前後方向に繋ぐ連結体を、左右方向に離間させて複数備え、
    前記連結体は、
    前記一対の連結ビーム間にわたる連結部と、
    前記連結部から下方へ突出して前記連結部よりも下方の前記配線ダクトを支持する配線ダクト支持部と、
    前記連結部よりも上方の前記配線カバーを支持する配線カバー支持部と、
    を有し、
    前記一対の連結ビームは、
    それらの対向面に係合凸部を備え、
    前記連結体は、
    前記連結部の前後方向両端部に、前記係合凸部に係合する、下方に開口する係合凹部を備える、
    配線ダクト及び配線カバーの取付構造。
  2. 前記配線ダクトの幅を、前記一対の連結ビームの間隔よりも小さくしてなる、
    請求項に記載の配線ダクト及び配線カバーの取付構造。
  3. 前記連結体の連結部は、前記天板の後端縁を位置決めする位置決め部を有する、
    請求項1又は2に記載の配線ダクト及び配線カバーの取付構造。
  4. 前後方向に間隙を空けて後端縁を対向させて配設した2枚の天板を少なくとも有し、
    前記天板を支持する複数の脚体と、
    前記天板の下面側後端部に位置して左右方向へ延びる、前記脚体同士を連結する一対の平行な連結ビームとを含む、天板を備えた家具における、
    前記間隙の下方に備える配線ダクトの取付構造、及び前記間隙に備える配線カバーの取付構造であって、
    前記一対の連結ビームを前後方向に繋ぐ連結体を、左右方向に離間させて複数備え、
    前記連結体は、
    前記一対の連結ビーム間にわたる連結部と、
    前記連結部から上方に突出し、前記天板の後端縁と当接させることで前記天板の前後方向の位置決めをする位置決め部と、
    前記連結部から下方へ突出して前記連結部よりも下方の前記配線ダクトを支持する配線ダクト支持部と、
    前記連結部及び前記位置決め部よりも上面が上方に位置する前記配線カバーを支持する配線カバー支持部と、
    を有する、
    配線ダクト及び配線カバーの取付構造。
  5. 前記連結体は、前記間隙の前後方向の中央部に備えるセンターカバーを支持するセンターカバー支持部を有する、
    請求項1~4の何れか1項に記載の配線ダクト及び配線カバーの取付構造。
  6. 前記連結体は、前記間隙の前後方向の中央部に備える机上パネルの支柱を支持する支柱支持部を有する、
    請求項1~5の何れか1項に記載の配線ダクト及び配線カバーの取付構造。
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