JP2530241Y2 - 車両用腰掛の背面テーブル - Google Patents

車両用腰掛の背面テーブル

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JP2530241Y2
JP2530241Y2 JP11622590U JP11622590U JP2530241Y2 JP 2530241 Y2 JP2530241 Y2 JP 2530241Y2 JP 11622590 U JP11622590 U JP 11622590U JP 11622590 U JP11622590 U JP 11622590U JP 2530241 Y2 JP2530241 Y2 JP 2530241Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鉄道車両、自動車及び航空機等(以下「車
両等」という)の腰掛の背面に、後側腰掛の乗客用テー
ブルを枢設支持する背面用テーブルを格納固定する車両
用腰掛の背面テーブルに関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、車両等の二人掛け用腰掛の背ずりのバック
パネルには、後側腰掛の各乗客が使用する2枚の背面テ
ーブルが構成されている。この背面テーブルは、それぞ
れ別々に形成したテーブル板を支持構造によりバックパ
ネルに対して開閉自在に並設する構造に成るものであ
り、不使用時には該背ずりの背面に格納しておき、使用
時には後側腰掛へ突出展開させて使用するものである。
上記各背面テーブルは、第7図乃至第9図に示すよう
に、腰掛の背ずりのバックパネル51に一対のブラケット
52,52を立設し、該ブラケット52,52間にテーブル板53の
後端部53a,53aを回動自在に軸着し、背ずりのバックパ
ネル51に係止格納するように構成したものであり、各背
面テーブルは、背ずりの上部に構成した固定金具54によ
り格納姿勢を固定するものである。上記一般に固定金具
54としては、第7図に示すように、背ずりのバックパネ
ル51にマグネット55を装着し、該マグネット55にテーブ
ル板53先端部53bに貼着した金属製のマグネットプレー
ト56に脱着自在に吸着するように構成したものが使用さ
れている。
また、第8図及び第9図に示すように、固定金具54と
して球締まり57を用いたものもある。これは、背ずりの
バックパネル51の上部に球締まり57を装着し、該球締ま
り57に、テーブル板53の先端部53bに形成した凹部58に
嵌脱自在に嵌合するように構成したものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、従来の2枚のテーブル板にはそれぞれ支持構
造を具備しているため、通常2枚のテーブル板間に大き
な隙間が生じ、2枚一組で一体的な使用をすることがで
きないばかりでなく、特に、バックパネルに対してテー
ブル板を格別に固設するものであるため、テーブル板後
端部におけるピンの芯出し作業をしなければならず、そ
の調整が困難であるという問題を有していた。
また、上記従来の背面テーブルでは、テーブル板53の
後端部53a,53aを回動自在に枢着支持する一対のブラケ
ット52,52等の取付金具が、背ずり背面側に突出してい
るため、乗客がこの取付金具に足又は着衣を引っ掛け易
く、また、固定金具54も背ずり背面側に突出しているた
め、見栄えが悪いという問題を有していた。
本考案は、上記問題に鑑みて創案されたものであり、
テーブル表面に取付金具及び固定金具を目立たせないよ
うにして、2枚のテーブル板を展開した場合、両テーブ
ルの隙間を最小にし、2枚のテーブル板を1つの大きな
背面テーブルとして使用することができる車両用腰掛の
背面テーブルを提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案に係る車両用腰掛
の背面テーブルは、背ずりのバックパネルに対して開閉
自在に並設する構造に成る2枚のテーブル板を有する車
両用腰掛の背面テーブルにおいて、上記各テーブル板の
後端部両側にそれぞれ側方へ突出するピンを形設すると
共に、バックパネルの左右両側部に上記ピンを回動自在
に挿通支持する側部軸受を形設し、また、バックパネル
の中央部に、上記2枚のテーブル板の隣接する各ピンを
同時に支持するU溝を具備する中央軸受を形設し、か
つ、該中央軸受に対し、少なくともピンを支持した上面
を固定する押え金具を固設したことを要旨とするもので
ある。
また、上記押え金具の側面に、ピンの支持位置を側面か
ら規制固定するピン挿通用の長孔を形成することができ
る。
更に、上記各ピンの近傍に、テーブル板と軸受間に介
在して各テーブル板を格納位置に支持する球締まり等の
ストッパ機構を構成することもできる。
〔作用〕
上記構成によれば、2枚のテーブル板の組み込み作業
に際し、2枚のテーブル板の外側側面から突出させた各
ピンを、両側の側部軸受に軸着した後、押え金具の両長
孔それぞれに2枚のテーブル板の内側の各ピンを挿通し
た状態で、押え金具と共に中央軸受のU溝に各ピンを固
定し、押え金具を中央軸受に螺着固定することができ
る。
上記構成に成るテーブルを使用するときは、背ずりの
バックパネルに格納されているテーブル板の先端部を手
前へ引くと、軸受のストッパ用孔に嵌合しているテーブ
ル板後端部側面に装着した球締まりの固定状態が解除さ
れ、テーブル板を背ずりの後方へ展開することができ
る。また、テーブル板を格納するときは、テーブル板の
先端部を持ち、そのまま上げて背ずりのバックパネルに
格納すれば、球締まりが軸受のストッパ用孔に自動的に
嵌合して、テーブル板を背ずりバックパネルに格納固定
することができる。
〔実施例〕
以下、本考案に係る車両用腰掛の背面テーブルに関す
る実施例を図面に従って説明する。
第1図乃至第5図は、本考案に係る車両用腰掛の背面
テーブルの第一の実施例を示すものである。
図面において、1,1は、背ずり2背面に形成したバッ
クパネル3に格納し得るように並設したテーブル板であ
る。このテーブル板1は、バックパネル3下部に横方向
へ凹設した溝部4の左右両側部に装着した側部軸受5,5
にテーブル板1後端部1aを回動自在に枢着して成るもの
であり、バックパネル3内に格納及び展開することがで
きるものである。該溝部4は、テーブル板1を水平状態
に展開したときに、該テーブル板1の後端縁1bが当接
し、テーブル板1の過回転を阻止して、テーブル板1を
水平状態に支持するためのものである。本実施例では、
溝部4内側上面に背ずりフレーム2aが位置するように構
成し、テーブル板1に大きな荷重をかけてもテーブル板
1を安定した状態で固定できるようになっている。ま
た、第2図に示すように、格納状態のテーブル板1を展
開し易くするために、指先をテーブル板1に差し入れて
掴めるように凹部6をバックパネル3上部にも凹設して
ある。
側部軸受5には、テーブル板1外側側面から突出させ
たピン7を枢着支持する軸孔8と共にストッパ用孔9も
穿設してある。このストッパ用孔9は、テーブル板1後
端部1a側面に装着した球締まり10のボールを嵌脱自在に
嵌合させ、テーブル板1を格納状態に維持するものであ
る。この球締まり10は、テーブル板1後端部1a側面内部
において、ボールを後方からコイルバネ等の弾性部材で
付勢して成るものである。本実施例では、球締まり10を
テーブル板1のピン7より後端側に装着してあるため、
側部軸受5におけるストッパ用孔9は、軸孔8より下部
に穿設してある。しかし、テーブル板1後端部1a側面に
おける球締まり10の装着位置がテーブル板1のピン7よ
り先端に装着してあるときは、側部軸受5におけるスト
ッパ用孔9は軸孔8より上部に穿設することになる。し
たがって、テーブル板1における球締まり10の装着位置
に応じて、側部軸受5におけるストッパ用孔9の穿設位
置が決定されることになる。
11は、テーブル板1後端部1a内側面から突出させたピ
ン12を、背ずり2中央側に装着した中央軸受13に固定す
る押え金具である。本考案において、側部軸受5は、通
常の軸孔8とストッパ用孔9を穿設して成るものであ
り、中央軸受13は、第1図及び第3図に示すように、上
部にU溝14を形成したものである。而して、テーブル板
1を背ずり2のバックパネル3に装着するに際し、第4
図に示すように、2枚のテーブル板1,1の外側側面から
突出させた各ピン7,7を、両側の側部軸受5,5に軸着した
後、押え金具11の両長孔15,15にテーブル板1の内側の
ピン12,12をそれぞれ挿通した状態で、2枚のテーブル
板1,1を押え金具11と共に各ピン12,12がU溝14上に停止
するように固定し、押え金具11を中央軸受13に螺着固定
する。なお、この押え金具11の長孔15は、2枚のテーブ
ル板1,1を同時に背ずり2背面に組み込む時のピン12,12
の遊びとして機能するものである。しかし、中央軸受13
に押え金具11を固定した後は、長孔15の上端縁15aとU
溝14とで隙間なくピン12,12を挟持するため、テーブル
板1,1にガタが生ずることはない。
なお、上記実施例において、ストッパ用孔9と玉締ま
り10の装着位置関係を逆に構成することも可能である。
而して、本考案に係る車両用腰掛の背面テーブルを使
用するときは、背ずり2のバックパネル3内の凹部6に
指先を差し入れ、該バックパネル3内に格納されている
テーブル板1先端部1cを手前へ引くと、テーブル板1
は、軸受5,5,13の軸孔8,8,8を中心にしてテーブル板1
が回動し、該軸受5,5,13のストッパ用孔9に嵌合してい
るテーブル板1側面に装着した球締まり10の固定状態が
解除され、テーブル板1を前倒させ背ずり2の後方へ展
開することができる。展開したテーブル板1は、その後
端部1bが溝部4の上面に当接して、水平状態を維持する
ことができ、背面テーブルとして使用することができ
る。
一方、テーブル板1を背ずり2のバックパネル3に格
納するときは、テーブル板1の先端部1cを持ち、そのま
ま上げてバックパネル3内に格納すれば、球締まり10が
軸受5,5,13のストッパ用孔9,9に自動的に嵌合して、テ
ーブル板1をバックパネル3内に格納固定することがで
き、車両の振動でも不用意にテーブル板1が展開するこ
とはない。
特に、本考案に係る車両用腰掛の背面テーブルは、一
台の腰掛の背ずり2に対して2枚のテーブル板1,1を両
者隙間なく並設してあるので、2枚のテーブル1,1を同
時に使用することができるため、大型テーブルとして使
用することができる。
第6図は、押え金具の他の実施例を示すものである。
16は、鉤状の板材の上部に逆U溝17を形成すると共
に、該板材の縦部に螺着用の螺子孔18を穿設して成る押
え金具である。この押え金具16は、中央軸受13のU溝14
に各テーブル1,1の内側の両ピン12,12を押え金具16の逆
U溝17間で挟持固定するものである。この押え金具16を
使用すれば、バックパネル3に2枚のテーブル板1,1を
更に迅速かつ容易に組み付けることができる。
〔考案の効果〕
本考案に係る車両用腰掛の背面テーブルは、以上のよ
うに構成したから、2枚のテーブル板を隣接して取り付
けることにより、大型のテーブルとして使用することが
できる。
また、テーブル後端部に球締まりを装着しており、従
来のように固定金具をテーブル先端部に装着していない
ため、固定金具がテーブルを開閉しても見えないため、
見栄えが良くなり、更に、従来のように取付金具及び固
定金具に乗客及びその着衣を引っ掛けることがない等、
本考案実施後における実用上の効果に優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両用腰掛の背面テーブルを示す
分解斜視図、 第2図は同じく側断面図、 第3図は同じく押え金具の拡大斜視図、 第4図は軸受にテーブルを組み込む状態を示す説明図、 第5図は同じくテーブルを背ずりのバックパネルに格納
した状態を示す正面図、 第6図は同じく押え金具の他の実施例を示す斜視図、 第7図は従来のマグネット及びマグネットプレートを用
いたテーブルを示す斜視図、 第8図は従来の球締まりを用いたテーブルを示す側面
図、 第9図は同じく斜視図である。 1…テーブル板、2…背ずり 3…バックパネル、5…側部軸受 7,12…ピン、10…球締まり 11…押え金具、13…中央軸受 16…押え金具

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】背ずりのバックパネルに対して開閉自在に
    並設する構造に成る2枚のテーブル板を有する車両用腰
    掛の背面テーブルにおいて、 上記各テーブル板の後端部両側にそれぞれ側方へ突出す
    るピンを形設すると共に、バックパネルの左右両側部に
    上記ピンを回動自在に挿通支持する側部軸受を形設し、 また、バックパネルの中央部に、上記2枚のテーブル板
    の隣接する各ピンを同時に支持するU溝を具備する中央
    軸受を形設し、 かつ、該中央軸受に対し、少なくともピンを支持した上
    面を固定する押え金具を固設したことを特徴とする 車両用腰掛の背面テーブル。
  2. 【請求項2】上記押え金具の側面に、ピンの支持位置を
    側面から規制固定するピン挿通用の長孔を形成したこと
    を特徴とする請求項1記載の 車両用腰掛の背面テーブル。
  3. 【請求項3】上記各ピンの近傍に、テーブル板と軸受間
    に介在して各テーブル板を格納位置に支持するストッパ
    機構を構成したことを特徴とする請求項1記載の 車両用腰掛の背面テーブル。
  4. 【請求項4】上記ストッパ機構が、球締まり機構である
    ことを特徴とする請求項3記載の 車両用腰掛の背面テーブル。
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