JP2005052395A - 天板付家具 - Google Patents

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Abstract

【課題】支持構造体の高い支持強度を得ることができ、簡便な配線作業をも可能とする天板付家具を提供する。
【解決手段】天板1を支持する支持構造体2を、天板1の側端部を支持する複数の端部脚21…と、これら端部脚21…の内側に配置される中間脚23と、天板1の奥行き方向に隣接する端部脚21、21間に配置した側フレームと、中間脚23の上端部に支持されるアーム24と、側フレームとアーム24とを連結する横フレーム25、25とを具備するものとして、中間脚23に、形成した開口部23sを、中間脚23を挟む位置に配置した複数の配線ダクト3、3の配線空間に連通させるように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、好適な配線作業を行うことができる天板付家具に関するものである。
複数の天板付家具を増連することで1つの大型テーブル等の天板付家具を構成するようにしたものが従来より知られている。このようなものにおいては、1台の天板付家具における天板を支持する基本フレームとして枠体を形成し、隣接する枠体同士を連結することで複数の天板付家具を増連して大型テーブルを形成するという構成が採用されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、斯かる構成の天板付家具であると、強度を出すために枠構造利用しているので、部品点数が多く、製造コストや搬送コストが嵩み、組み立て工程も煩雑であるという不具合がある。また、枠体を構成する側フレームに開口を形成すれば、隣接する天板付家具間に亘る横配線は可能であるが、枠フレームに取り付けられる幕板内に前記開口が隠蔽されるので、メンテナンスが厄介であるという問題もある。
このような不具合を改善するものとして、テーブルタイプのフリーアドレスデスクが考えられつつある。このようなデスクでは、天板の側端部を支持する側端部支持体と、天板の中央部を支持する中間支持体と、これら両支持体間に掛け渡される複数の横桟とによって、天板の支持構造体が構成される(例えば、非特許文献1参照)。斯かる構成のデスクは、中間支持体を介して隣接する横桟同士を長手方向に連結することで、隣接するデスク同士を増連できるように構成されている。
実公平7−11629号公報(図3等) 「2003オカムラ総合カタログ」、株式会社岡村製作所、平成15年1月、p73
ところが、このような構成のものであると、支持構造体の剛性を出すためには横桟を比較的太いものにする必要があり、また横桟と両支持体の連結を特に強固にする必要がある。このため、隣接するデスク間に亘る配線は中間支持体を避けて行わなければならないことになり、配線作業やメンテナンスが極めて煩雑となっている。すなわち、中間支持体が連結強度を優先した構造となっているため、配線の取り回しのための機能が損なわれているといえる。
そこで本発明は、以上のような問題に鑑みて、離間する配線ダクト間への配線コードの引き回しを容易に行うことができる中間脚を備えた天板付家具を提供しようとするものである。
すなわち、本発明の天板付家具は、天板と、この天板を支持する支持構造体と、天板の下方空間に配線コードを収納し得る配線ダクトとを具備してなるものであって、脚構造体が、天板の側端部を支持する複数の端部脚と、これら端部脚の内側に配置される中間脚と、天板の奥行き方向に隣接する端部脚間に配置されて天板を支持する側フレームと、中間脚の上端部に支持されて天板を支持するアームと、側フレームとアームとを連結する横フレームとを具備するとともに、中間脚を挟む位置に前記配線ダクトを複数配置し、前記中間脚に、その両側に配置された配線ダクトに形成された配線空間と連通する開口部を形成したことを特徴としている。
このような構成の天板付家具であると、側フレーム、アーム及び横フレームの連結構造により支持構造体の高い剛性を実現するとともに、中間脚に形成された開口部を通じてこの中間脚を挟む配線ダクト間に配線コードを容易に通過させることができるため、従来のように中間脚を迂回した配線コードの引き回しが必要であって不具合を解消し、横配線の作業やメンテナンスを簡便に行うことができるようになる。
さらに配線作業の簡易化を図るためには、配線空間の底部を構成する配線ダクトの底板部と、中間脚に形成される開口部の開口下縁部とを、略同一高さ位置に設定することが望ましい。
また、中間脚に開口部を容易に形成するためには、中間脚を、所定距離離間させて配置される一対の脚支柱と、これら脚支柱同士を連結する連結部材とを具備するものとし、隣接する脚支柱の内側端と連結部材の上端とによって包囲される部位を前記開口部とすればよい。
さらにまた、床から立ち上げた配線を中間脚の開口部を経て配線ダクトへ好適に案内するためには、連結部材に、天板の側端部側へ開口して上下に延びる凹部を形成し、この凹部を、中間脚の下端部から開口部に連通する配線案内路とすることが好ましい。
また、中間脚に、下端部から開口部に連通する配線案内路を形成した場合、配線案内路内の配線コードを隠しておくには、中間脚に、配線案内路を開閉可能に閉止するカバー体を設けるとよい。
天板付家具の安定性と、配線ダクトの好適な使用状態を実現するためには、中間脚を天板の奥行き方向中央部に配置し、その中間脚の両側方に配線ダクトを天板の幅方向に沿って配置することが好ましい。
特に天板が奥行き方向両端部に使用端を有するものである場合、両方の使用端側の執務者が等しく配線ダクトを利用できるようにするには、その天板の奥行き方向中央部幅方向に沿って延びる隙間を形成し、この隙間を、少なくとも中間脚の開口部に連通させることが望ましい。このような態様を簡易に実現できる構成としては、天板が、奥行き方向に隣接して対をなす天板要素を具備するとともにこれら天板要素の使用端を天板の使用端とするものであって、天板要素の反使用端同士の間に隙間を形成したものが挙げられる。
また、中間脚の存在によっても使用端側に着座する執務者の脚に対する障害を極力なくすようにするためには、中間脚を天板の奥行き方向中央部に配置し、天板の使用端側を向く中間脚の前端面を天板の両使用端よりも内側に設定するとよい。
本発明によれば、中間脚を挟むように複数の配線ダクトを配置しても、中間脚に形成した開口部を通じて配線ダクト間に配線コードを亘すことができるので、迂遠な配線作業や狭いスペースへの配線コードの引き回しが不要となるため、非常に簡便な配線作業、特に中間脚を通過してその両側方に亘る配線ダクトへの簡便な横配線を実現することが可能である。さらに、側フレーム、アーム及び横フレームを利用した連結構造を採用することで、支持構造体の高い剛性を実現することも可能である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1及び図2に示す天板付家具は、自席が限定されない所謂フリーアドレス型のオフィスにおいて用いられる大型のテーブルTである。このテーブルTは、天板1と、この天板1を支持する支持構造体2と、天板1の下方空間に配置される配線ダクト3とを主体としてなるものである。
本実施形態において天板1は、複数の天板要素11から構成してある。具体的には、平面視矩形状をなす天板要素11を4つ用い、そのうち2枚ずつの天板要素11、11を一組としてそれらの反使用端11b同士を対向させて配置し、その天板要素11、11の組をそれらの内側端11c同士を隣接させて配置することで、天板1全体の奥行き方向中央部に各天板要素11の反使用端を集合させ、且つ奥行き方向両端部に各天板要素11の使用端11aを位置付けている。なお、前後に対をなす天板要素11、11の反使用端11b、11b同士の間には所定距離の隙間1sが形成してある。なお、この隙間1sは、配線ダクト3の配線空間3sに連通させるようにしている。
また、支持構造体2は、各天板要素11の使用端11a側における外側端11d近傍に配置される合計4本の端部脚21と、天板1の奥行き方向に対をなす端部脚21、21同士を連結する側フレーム22、22と、各天板要素11の反使用端11b側における内側端11c側に配置される1つの中間脚23と、この中間脚23に支持されて各天板要素11の内側端11c側を支持する前後一対のアーム24、24と、側フレーム22、22とアーム24、24との間を天板1の幅方向に沿って連結する合計8本の横フレーム(各4本の第1横フレーム25、25、25、25及び第2横フレーム26、26、26、26)とを主体として構成される。ここで、第1横フレーム25、25、25、25は、各天板要素11の反使用端11b側を支持するものであり、第2横フレーム26、26、26、26は、各天板要素11の奥行き方向中央部を支持するものである。なお、左右の側フレーム22、22には、側方からの視線から天板1の下方空間を遮る側幕板27、27を取り付けている。
ここで、中間脚23及びその周辺部位の構成について詳述する。まず中間脚23は、図3、図4及び図5に示すように、天板1の奥行き方向に所定距離離間させて並列する一対の脚支柱231、231を主体として構成されるものである。各脚支柱231は、相互に対向する側に開口し床上に起立するチャネル状をなす部材である。本実施形態では、各脚支柱231を、金属板の折り曲げ加工又は金属素材の押し出し成形などにより、前壁231aと、前壁231aの両側端部に連続する左右一対の側壁231b、231bと、これら側壁231b、231bに連続する左右一対の後壁231c、231cとを一体に有するものであり、後壁231c、231c同士の内側端間を離間させている。なお、各脚支柱231の上端部においては、天板要素11の反使用端11bに対応する側壁231b、231bの後端部を部分的に矩形状に切り欠いて、その部位には後壁231c、231cを設けない構成としている。このような脚支柱231、231は、後壁231c、231cを設けた部位において、左右一対の連結部材232によって結合されている。各連結部材232は、脚支柱231、231の側壁231b、231bの内面に当接する外壁232a、232aと、後壁231c、231cの内面に当接する対向壁232b、232bと、これら対向壁232b、232b間を繋ぎ後壁231c、231cの先端部に当接する内壁232cとを、一枚の金属板を屈曲させて形成したものである。そして、側壁231b、231bと外壁232a、232a、後壁231c、231cと対向壁232b、232bは、溶接等により固定することにより、連結部材232、232によって脚支柱231、231同士を連結している。しかして本実施形態においては、このような連結部材232の上端と、対向する脚支柱231、231の内側端同士に包囲された側面視矩形状の空間を、左右すなわち天板1の幅方向に開口する開口部23sとしている。
また、この中間脚23においては左右両側に、連結部材232の対向壁232b、232b及び内壁232cとによって、上下にチャネル状をなして延びて外側方へ開口し且つ開口部23sに連通する凹部23u、23uが形成されるので、本実施形態ではこれら凹部23u、23uを床から立ち上げ又は引き下ろした配線コード(図示省略)をガイドする配線案内路23r、23rとして利用するようにしている。そしてこれら凹部23u、23uには、平面視コ字形をなすチャネル状のカバー体233、233を着脱可能に嵌め込むことによって、配線案内路23r、23r内の配線コードを隠蔽できるようにしている。
さらに、開口部23s内において、中間脚23の内部構造を隠蔽しておくために、脚支柱231、231に閉止部材234を取り付けている。この閉止部材234は、上述した配線案内路23r、23rを避けるように開口部23sに面する脚支柱231、231の後壁231c…及び対向壁231b…に載置される平面視工字形をなす水平壁234aと、開口部3aを内側方から塞ぐように水平壁234aの前後両端部から起立する鉛直壁234b、234bと、各鉛直壁234bの左右両側端部に連続して対応する脚支柱231の対向壁232b、232bの内面に溶接などにより固定される当接壁234c、234cとを有している。また、各脚支柱231の上端部も板状部材(図示省略)によって閉塞している。なお、以上のような脚支柱23は天板1の奥行き寸法よりも十分に細いため、天板1の使用端11a、11aを向く中間脚231全体における前端面となる各脚支柱231の前壁231aの前端面231a1は、天板1の使用端11a、11aよりも内側に配置されることになる。
このような中間脚23に対して、前後一対のアーム24、24は、扁平な角パイプ状をなすものであり、反使用端部をそれぞれ対応する脚支柱231、231に載置した状態で、内部に挿入された扁平な角パイプ状の連結杆241によって相互に連結されている。また、この連結杆241は、各脚支柱231の対向壁232bの内面に溶接などにより取り付けられたL字形をなす合計4つの取付金具235を介してボルト235aを利用して中間脚23に固定されている。さらに、前後に対をなす天板要素11、11間の隙間1sから連結杆241及びアーム24、24の内部が見えるのを防止すべく、連結杆241には上方から蓋体242を取り付けている。この蓋体242は、連結杆241の奥行き方向中央部に載置される水平壁242aと、この水平片242aの前後両端部から起立してアーム24、24の内側端を閉止する起立片242b、242bと、水平片242aの左右両側端部から垂下してアーム24、24から表出する連結杆241の側面を隠す垂下片242c、242cとからなるものであり、水平片242aを連結杆241に対してボルト242dを利用して固定している。なお、連結杆241及び蓋体242の水平片242aには、上下に貫通する貫通孔242s(連結杆241の貫通孔については図示省略)を形成して、この貫通孔242sを通じて中間脚23の開口部23sと天板要素11、11間の隙間1sとを連通させている。
上述したように本実施形態における支持構造体2では、アーム24と側フレーム22とを各4本の第1横フレーム25及び第2横フレーム26によって連結しているが、第1横フレーム25と第2横フレーム26とは、各側端部においてアーム24及び側フレーム22に後述するようなボルト及びナットを斜め方向に用いた構造を利用して連結するようにしている。ここではこの連結構造を、図4、図6及び図7に示すように第1横フレーム25とアーム24との連結部位を例に挙げて説明する。まず、アーム24には、その両側方へ突出する連結体28、28を取り付けており、これら連結体28、28を介してアーム24に第1横フレーム25、25を取り付けるようにしている。具体的に各連結体28は、例えばアルミダイキャスト等により一体成形してなる金属製のブロック状をなすものであり、両側面に亘って連通するボルト挿通孔28a、28aを左右に対をなして形成している。そして、一方のボルト挿通孔28aの外側端部にはボルト頭部収容孔28bを形成し、他方のボルト挿通孔28aの外側端部にはナット収容孔28cを形成しており、アーム24の長手方向同一箇所において当該アーム24の左右に同一の連結体28、28を配置した状態で、一方の連結体28におけるボルト頭部収容孔28b側からボルト挿通孔28aに挿入したボルト28dの軸部を、アーム24を横切って他方の連結体28におけるボルト挿通孔28aに挿入し、そのボルト挿通孔28aに繋がるナット収容孔28cに待機させたナット28eに締着することで、アーム24に一対の連結体28、28を固定するようにしている。なお、連結体28のアーム24に対する位置決めは、連結体28の内側端面にアーム24側へ突出させた突起部28fとそれに対応してアーム24に形成した突起部収容穴24aとの凹凸係合により行われる。また、この連結体28の幅方向中央部には、第1横フレーム25を固定するためのナット281bを備えたナット保持部材281を収容し得る縦孔28gが形成してあり、この縦孔28gにナット保持部材281を下方から挿入して保持するようにしている。ナット保持部材281は、斜め上外側を向けて傾斜した姿勢でナット281bを固定してなる例えば合成樹脂製の部材であり、上端部に形成した弾性変形可能な爪部281aを前記縦孔28gの段部28gaに係り合わせることで連結体28に取り付けるようにしている。さらに連結体28には、前記ナット281bを斜め上外側へ表出させるための窓部28hを形成している。
一方、各第1横フレーム25の内側端部には、連結体28に取り付けるための固定ピン251をCリング252等の固定具を利用して奥行き方向に取り付けている。この固定ピン251には、連結体28に装着したナット保持部材281のナット281aのネジ孔と直線状に並ぶように斜めに開口するボルト挿通孔251aが形成してあり、このボルト挿通孔251aに斜め上方から挿入したボルト253の軸部を、窓部28hを経て前記ナット281aに締着するようにしている。なお、第1横フレーム25内にボルト253を挿抜するために、第1横フレーム25の上面における内側端部には、開口窓25aが形成してある。また、第1横フレーム25の内側端部における下端部を斜めに切除しているため、上方から第1横フレーム25を連結体28の外側端部に被せるように取り付ける作業をスムーズに行うことができるようにしている。
すなわち、以上のように、連結体28に固定したナット281aとボルト253を斜めに締め込むことで各第1横フレーム25をアーム24に固定することによって、高い取付強度が得られるとともに、第1横フレーム25の上下方向への位置ずれや撓みの解消を図っている。さらに、第1横フレーム25の高さ寸法を比較的小さなものとしても十分な取付強度が得られるため、後述する配線ダクト3を設けるための十分なスペースを確保することができる。なお、上述の通りこのような連結構造は、アーム24及び側フレーム22と第1横フレーム25及び第2横フレーム26に共通するものであるため、支持構造体2全体の強度向上と、アーム24、側フレーム22、第1横フレーム25、第2横フレーム26の薄型化とが実現される。なお、側フレーム22に対して連結体28と、ボルト等を用いて適宜取り付けている。
配線ダクト3は、図1、図2、図3及び図4に示すように、天板1の奥行き方向中央部、すなわち前後に対をなす天板要素11、11の反使用端11b、11bの下方に配置されるものであり、配線空間3sを有するダクト本体31と、配線空間3sの天板要素11の使用端11a側を開閉する扉部34とを備えている。特に本実施形態では奥行き方向に対をなす天板要素11、11ごとに1つずつ配線ダクト3を設けた構成としており、さらに天板1が奥行き方向両端部に使用端11aを有する構成であるため、ダクト本体31を左右に対をなして設け、各ダクト本体31に2つずつの扉部34、34を設けている。
具体的に説明すると、各ダクト本体31はさらに、第1横フレーム25、25の下方で配線コードを受けるための配線トレー32と、この配線トレー32の左右両端部を支持し前後一対の第1横フレーム25、25間に支持される左右一対の支持体33とから構成される。各配線トレー32は、天板要素11の幅寸法よりも短い底板部321と、この底板部321の前後両端部において起立する起立板部322、322とを有している。本実施形態においてこれら底板321及び起立板部322、322は、一枚の金属板を折り曲げ加工により形成したものである。一方、各支持体33は、側面視エ字形をなし配線トレー32の両側端部の外方に起立する本体板部331と、この本体板部331の上端部に連続して前後一対の第1横フレーム25、25の対向面に沿って延びる一対の取付板部332、332と、本体板部331の下端部に連続して配線トレー32の底板部321を下方から受ける一対の支持板部333、333とから構成される。本実施形態において各支持体33は、一枚の金属板を折り曲げ加工により形成している。そして、取付板部332、332を第1横フレーム25、25間に位置付けてそれらの対向面にネジを利用して固定する一方、配線トレー32を支持板部333、333上に載置してネジを利用して固定している。そして、配線トレー32の底板部321を、中間脚23の開口部23sの開口下縁23saと略同一高さ位置に設けるようにしている。このようにすることで、開口部23s、その両側方の配線空間3s、3s、配線案内路23r、23r、隙間1sは、全て連通することになり、これら各部に配線コードを自由に通すことができるようにしている。
扉部34は、それぞれ一枚の金属板からなる扉部本体341と、扉部本体341をダクト本体31に取り付けるための支持軸342とを備えている。まず扉部本体341は、例えば多数の孔を開けたパンチングメタル等からなるものであり、上端部341aに支持軸342を取り付けている。各支持軸342の端部は、本体部341の側端部から突出させてある。さらに扉部本体341の外面側には把手部343を取り付けて、扉部34の開閉操作を好適に行うことができるようにしている。本実施形態ではこの把手部343を、各扉部本体341の幅方向中央部における下半部分に取り付けている。このような扉部34をダクト本体31支持させるために、ダクト本体31の各取付板部322には、軸受部材344を取り付けている。軸受部材344は、支持軸342を弾性変形により着脱可能に取り付けて回動可能に保持するための保持爪部344aと、取付板部322に取り付けるための取付部344bを有しており、この取付部344bを各取付板部332に装着している。取付部344bを弾性変形により取付板部322に固定した状態で、保持爪部344aに支持軸342を支持させることで、各扉部34は上端部341aにおいてダクト本体31に対して回動可能に支持されることになり、扉部34の下端部は何処にも支持されることのない開放端部341bとなる。したがって、図4に示すように各扉部34は、把手部343を摘んで天板要素11の使用端11a側へ引き上げれば支持軸342を中心にして手前側へ回動して跳ね上がり、或いは逆に扉部本体341を配線空間3s内へ押し込めば支持軸342を中心にして回動して傾斜するので、これらいずれかの操作によって、配線空間3s内への配線コード(図示省略)の出し入れ又はメンテナンスを行うことができることになる。また、ダクト本体31の奥行き方向中央部には、このテーブルTの一方の使用端11a側から他方の使用端11a側への視線を遮るために、幕板35を設けている。具体的には、幕板35には上述した扉部34と同一部材を用いている。すなわち幕板35は、扉部本体341と同一構成の幕板本体351と、支持軸342と同一構成の支持軸352とから構成される。そして、一方、配線トレー32の隆起部321aの両側端部に下方から軸受部材344を取り付けて、この軸受部材344に支持軸352を保持させることによって、幕板35をダクト本体31に取り付けている。
以上のような構成からなる本実施形態に係るテーブルTによれば、天板1の中央部を支持する中間脚23に開口部23sを設け、この中間脚23の両側方に配置した一対の配線ダクト3、3の配線空間3s、3sを前記開口部23sを介して連通させるようにしているため、配線ダクト3、3間に配線コードを簡便に亘すことができるため、中間脚23を迂回した配線作業を不要とすることができる。また、脚構造体2と天板1との間に狭いスペースを形成して、そのスペースに配線コードを通すという極めて不便な配線作業も解消することができる。特に、中間脚23の開口部23sの開口下縁23saを、配線ダクト3の底板部321と略等しい高さ位置に設定しているので、配線ダクト3、3間に亘る配線コードを略水平にまっすぐ配置することができるため、多数の配線コードをすっきりと配線ダクト3内に収納するとともに、配線作業をより簡易に行うことができる。
特に本実施形態では、天板1の奥行き方向に並べた一対の脚支柱231、231を離間させて配置して連結部材232によって連結することにより、脚支柱231、231の内側端と連結部材232の上端とで包囲される部位を開口部23sとしていることから、斯かる開口部23sを容易に形成することができる。また、連結部材232には、その対向壁232b、232b及び内壁232cとによって凹部23r、23rを形成して、これら凹部23r、23rを利用して配線を上下に案内する配線案内路23s、23sを構成しており、これら配線案内路23s、23sを開口部23sに連通させているので、電源供給等のための配線作業を容易に行うことができ、さらにこの配線案内路23s、23sにはカバー体233、233を取り付けるようにしているため、配線案内路23s、23s内部の配線コードを隠しておくことが可能である。
また、天板1の奥行き方向中央部に中間脚23と配線ダクト3、3を配置しているため、天板1の使用端11a側に着座する執務者に対して、中間脚23や配線ダクト3、3が邪魔になることもなく、奥行き方向に並ぶ天板要素11、11の反使用端11b、11b同士の間に隙間1sを形成しているため、天板1上と配線空間3s、3s、開口部23sとの間の配線コードの通過を容易に行うことができる。また、中間脚23の奥行き寸法は天板1の奥行き寸法に対して十分に小さいので、中間脚23の前端面231a1、231a1が天板1の使用端11a、11aよりも内方に位置付けられることとなるため、この点でも、執務者の脚に対する障害物をなくすことができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限られるものではない。例えば、複数の中間脚を設け、各中間脚又は何れかの中間脚に配線ダクト間を跨ぐ配線コードを通過させ得る開口部を設けるようにしてもよいし、配線ダクトを天板の奥行き方向に沿って配置する場合には、それら配線ダクトの間に開口部を有する中間脚を配置するようにすることもできる。また、天板要素同士の隙間にはカバーを取り付けて、配線作業を行う際にのみそのカバーを取り外すようにしてもよい。その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態を示す正面図。 同底面図。 同実施形態の要部を拡大して示す斜視図。 図2におけるIV−IV線断面図。 図4におけるVa−Va線、Vb−Vb線断面図。 同実施形態におけるアームと第1横フレームとの連結部位を示す斜視図。 同断面図。
符号の説明
T…天板付家具(テーブル)
1…天板
1s…隙間
2…脚構造体
3…配線ダクト
3s…配線空間
11…天板要素
11a…使用端
11b…反使用端
21…端部脚
23…中間脚
23r…配線案内路
23s…開口部
23u…凹部
24…アーム
25…横フレーム(第1横フレーム)
26…横フレーム(第2横フレーム)
27…側フレーム
231…脚支柱
232…連結部材
233…カバー体

Claims (10)

  1. 天板と、該天板を支持する支持構造体と、天板の下方空間に配線コードを収納し得る配線ダクトとを具備してなるものであって、
    前記脚構造体が、天板の側端部を支持する複数の端部脚と、これら端部脚の内側に配置される中間脚と、天板の奥行き方向に隣接する端部脚間に配置されて天板を支持する側フレームと、中間脚の上端部に支持されて天板を支持するアームと、側フレームとアームとを連結する横フレームとを具備するとともに、該中間脚を挟む位置に前記配線ダクトを複数配置し、前記中間脚に、その両側に配置された配線ダクトに形成された配線空間と連通する開口部を形成していることを特徴とする天板付家具。
  2. 前記配線空間の底部を構成する配線ダクトの底板部と、前記中間脚に形成される開口部の開口下縁部とを、略同一高さ位置に設定している請求項1記載の天板付家具。
  3. 前記中間脚が、所定距離離間させて配置される一対の脚支柱と、これら脚支柱同士を連結する連結部材とを具備し、隣接する脚支柱の内側端と連結部材の上端とによって包囲される部位を前記開口部としている請求項1又は2記載の天板付家具。
  4. 前記連結部材に、天板の側端部側へ開口して上下に延びる凹部を形成し、該凹部を、中間脚の下端部から前記開口部に連通する配線案内路としている請求項3記載の天板付家具。
  5. 前記中間脚に、下端部から前記開口部に連通する配線案内路を形成している請求項1、2又は3記載の天板付家具。
  6. 前記中間脚が、配線案内路を開閉可能に閉止するカバー体を具備している請求項4又は5記載の天板付家具。
  7. 前記中間脚を、天板の奥行き方向中央部に配置し、該中間脚の両側方に前記配線ダクトを天板の幅方向に沿って配置している請求項1、2、3、4、5又は6記載の天板付家具。
  8. 前記天板が奥行き方向両端部に使用端を有するものであり、該天板の奥行き方向中央部に、該天板の幅方向に沿って延びる隙間を形成し、該隙間を、少なくとも中間脚の開口部に連通させている請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の天板付家具。
  9. 前記天板が、奥行き方向に隣接して対をなす天板要素を具備するとともにこれら天板要素の使用端を天板の使用端とするものであって、前記天板要素の反使用端同士の間に前記隙間を形成している請求項8記載の天板付家具。
  10. 前記中間脚を天板の奥行き方向中央部に配置し、天板の使用端側を向く中間脚の前端面を天板の両使用端よりも内側に設定している請求項8又は9記載の天板付家具。

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