JP2006125505A - ガス栓の取付金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 壁板に設けた開口の裏側に設置されるガス栓の取付金具において、現場の状態に応じて迅速に適応できるようにすると共に、部品点数を減らして取付作業を簡略化すること。
【解決手段】 開口の裏側周囲に添設させる裏枠体(2)は、開口に対応する矩形窓部(20)が形成された添設板(21)と、その一辺(21d)から直角方向に連設された調整板(22)とから構成された略L字状の金属板とし、調整板(22)は、それが連設されている前記一辺(21d)と共に、添設板(21)から取外し可能としたこと。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ガス栓の取付金具、特に、壁板に形成した開口周縁を表裏から挟圧する表枠体と裏枠体とを用いて、前記壁板の裏側にガス栓を取り付ける際に使用する取付金具に関する。
石膏ボード製の壁板を使った壁内に内蔵される埋込み型のガス栓(5)の取付金具として、図7に示すようなものがある。特に、このものは、前記ガス栓(5)と共に、電気コンセント(4)も取付けられるようにしたものである。
このような埋め込み型のガス栓(5)を壁板(3)の裏側に取り付けるためには、まず、壁板(3)を施工する前の柱(31)に、裏枠体(2)の調整板(2b)を木ネジ(50)で取り付ける。前記木ネジ(50)は、前記調整板(2b)に形成されている長孔(23)を介して、前記柱(31)にネジ止めされるため、裏枠体(2)は、前記長孔(23)の長さ分、前後に移動可能となる。
裏枠体(2)は、前記電気コンセント(4)とガス栓(5)とを配置するための矩形窓部(20)が形成されている添設板(2a)と、この一側辺から直角に延長形成された前記調整板(2b)とからなり、前記裏枠体(2)の調整板(2b)を前記柱(31)に取付け、壁板(3)の裏面に当接するように位置調整した後に、前記ガス栓(5)を壁面に対し前後に移動可能に取付ける。その後、壁板(3)を施工し、前記添設板(2a)を壁板(3)の裏側に添設させると共に、矩形窓部(20)に沿って、前記壁板(3)を切り欠いて、前記壁板(3)に開口(30)を形成する。
そして、前記開口(30)から前記ガス栓(5)を前方に引き寄せて、開閉蓋(36)付きのカバーユニット(32)を、ガス栓(5)のプラグ部を包囲する態様で前記開口(30)内に収容させる。
カバーユニット(32)は、横長矩形状の筒状本体(32a)の各コーナ部から前記ガス栓(5)の背面に添設させた固定板(51)に固定させるための取付ネジ(52a)を挿通させる4本のネジ挿通筒(32b)が後方へ延長する構成であり、閉塞状態にある前記カバーユニット(32)の開閉蓋(36)が壁板(3)に取り付ける化粧板(35)の表面に面一となるように、開口(30)内に配設される。このとき、ネジ挿通筒(32b)の後端がちょうど固定板(51)の四隅に当接するように各部の長さは設定されている。そして、取付枠(33)を壁板(3)の表側に添設させると共に、前記取付枠(33)を介して、前記取付ネジ(52a)をカバーユニット(32)のネジ挿通筒(32b)に挿通させ、固定板(51)の四隅に設けた受け部に捻じ込んで、取付枠(33)、カバーユニット(32)及び固定板(51)を結合する。さらに、取付枠(33)と裏枠体(2)を取付けネジ(52b)で結合すると、ガス栓(5)は、壁板(3)の裏側で固定されることとなる。
又、電気コンセント(4)は、電源(42)が配線されるコンセント本体(40)とその周囲に張り出している取付基板(41)とからなり、取付ネジ(53)によって、前記取付基板(41)を前記添設板(2a)の上下辺部に直接ネジ止めする。
後は、取付枠(33)の表面にプレート枠(34)及び、前記コンセント本体(40)及びカバーユニット(32)の前記蓋部(36)がそれぞれ露出する開口(35a)(35b)が形成された化粧板(35)を取り付ければ、電気コンセントを具備させた埋設式ガス栓の取付工事が完了する。
特開平5−118459号公報 実開平5−10883号公報
しかしながら、上記したような従来の埋設式のガス栓の取付構造では、裏枠体(2) 及びガス栓(5)の取付け作業は、前記壁板(3)の施工前に行われなければならないが、ガス栓(5)に対するカバーユニット(32)の取付けや、その他部品の壁板(2)の表側への取付け作業は、壁板(3)の施工後に行わなければならなかった。一方、壁板(3)の裏側にフレキ管(59)のみが配設され、ガス栓(5)は、壁板(3)の施工後に取り付ける施工方法があり、この場合には、壁板(3)に開口(30)を形成して、フレキ管(59)を室内側に引き出し、ガス栓(5)を配管接続した後、壁板(3)の裏側にガス栓(5)を内挿し、前記裏枠体(2)に代えて、前記開口(30)からコの字状の壁裏添設板を挿入し、壁板(3)の裏面に粘着テープ等で仮固定していたが、この場合、別途、壁裏添設板が必要であり、また、壁裏添設板を使用した場合には前記裏枠体(2)が不要なものとなり、ガス栓の取付け装置の使い勝手が悪く、効率的な使用ができなかった。
本発明は、『壁板に設けた開口からプラグ筒の先端が露出するように前記壁板の裏側に設置されるガス栓の取付金具』において、壁板の施工前でも施工後でも、又は、ガス栓がフレキ管に接続されている場合でも、接続されていない場合でも、現場の状態に応じて迅速に適応できるようにすることを課題とする。
(1)請求項1に係る発明のガス栓の取付金具は、『前記開口の裏側周囲に添設させる裏枠体であり、
前記裏枠体は、前記開口に対応する矩形窓部が形成された添設板と、前記添設板の一辺から直角方向に連設された調整板とから構成された略L字状の金属板とし、
前記調整板は、それが連設されている前記一辺と共に、前記添設板から取外し可能としたこと』を特徴とする。
上記技術的手段は次のように作用する。
裏枠体は添設板と調整板とから略L字状に形成された金属板であるから、壁板施工前の取付け作業では、従来のものと同様に、前記調整板を前記壁板の裏側に位置する柱等の所定位置に木ネジで仮止めしておき、フレキ管に配管接続したガス栓を矩形窓部に望むように配置し、壁板を施工した後、その矩形窓部に沿って壁板に開口を形成する。前記開口の周囲表面に表枠体を添設させると共に、前記表枠体と前記裏枠体とをネジ止め等により固定する。これにより、前記壁板の開口周囲を、前記裏枠体の添設板と、ガス栓を具備させる表枠体とが挟圧する態様で固定されることとなる。その後、前記ガス栓を表枠体の延長片の延長端に取付ける。
又、壁板の施工後にガス栓の取付け作業を行う場合では、まず、ガス栓を取付ける壁板に所定の大きさの開口を開削し、前記壁板の開口からフレキ管を引っ張り出し、室内で、前記フレキ管にガス栓を接続させると共に、前記ガス栓を前記表枠体の延長片に取付ける。前記開口を裏枠体と表枠体とで挟圧させるために、前記裏枠体を、壁板の裏側へ配設させなければならないが、前記裏枠体は前記開口よりも大きく形成されており且つ矩形窓部にはフレキ管が挿通されていることから、このままでは前記裏枠体を壁板の表側から裏側へ送り込むことができない。そこで、この場合では、前記裏枠体の調整板を、前記調整板が設けられている添設板の一辺と共に取り外す。これにより、前記裏枠体の添設板は前記一辺側に開放する略コ字状体となる。よって、前記開放部分を利用しながら前記添設板を壁板の裏側へ送り込むことが出来る。後は、調整板付きの裏枠体を利用した取付け構造と同様に、表枠板と結合させて、壁板の開口周辺に添設固定させれば良い。
(2)請求項2に係る発明のガス栓の取付金具は、上記請求項1の発明において、『前記調整板は、前記添設板の前記一辺の両端を除く中央域に連設されている主板と、前記主板とはそれぞれスリットを介して隣接するように、前記一辺の両端に設けられている一対の補助板とからなり、
前記補助板の基端部から前記矩形窓部の周縁近傍に至る範囲には、長孔状の抜き孔を貫通させた』もので、調整板を取り外すには、まず、2つの補助板をその基端部で折り取る。前記基端部には長孔状の抜き孔を貫通させているため、前記補助板の添設板との連結部分である前記基端部は、前記抜き孔の幅分、強度において劣った状態となっている。そこで、前記補助板を表裏へ何度か繰り返し折り曲げたり、捻ったりして、前記連結部分にストレスを与えていくうちに、前記連結部分で切断され、補助板は裏枠体から分離されることとなる。次に、主板を取り除く。前記抜き孔は、前記矩形窓部の周縁近傍に至るまで延長形成されているから、補助板を取り除いた後の、前記添設板の前記一辺は、前記抜き孔の端縁から前記矩形窓部に至るわずかな範囲のみで連結された態様となる。そこで、主板を、前記補助板の場合と同様に、表裏への折り曲げや捻りを繰り返すうちに、前記一辺と共に、前記添設板から分離されることとなる。こうして、前記裏枠体は、略コ字状の金属片となる。
(3)請求項3に係る発明のガス栓の取付金具は、上記各請求項の発明において、『前記添設板を構成している四辺のうち、前記調整板が連設されている前記一辺以外の他の辺に、前記ガス栓を係止可能な係止片が前記壁板の奥へ向かって突設されていることを特徴とする』もので、これによれば、特に、壁板の施工前の取付け作業であって、前記裏枠体を略L字状のまま使用すると共に、ガス栓が予めフレキ管に接続されている場合において、裏枠体の前記調整板を柱等に止着させた後に、前記添設板に突設させた前記係止片に、前記ガス栓を、針金等によって係止させておく。こうしておくことで、ガス栓は、壁板の裏側において裏枠体の矩形窓部に臨むように仮位置決めされることとなる。
以上のように、請求項1に係る発明によれば、裏枠体として、従来のガス栓の取付金具に必要であった二つの部品を兼用させることができるから、全体の部品点数を減らすことが出来る。又、1つの裏枠体の形状を変えることによって、前記裏枠体を壁板の表面側(室内側)からでも前記壁板の裏側へ添設させることができるようにしたから、壁板の施工前か後か又は、フレキ管にガス栓が接続されているか否か等の条件に応じて、前記裏枠体の使用態様を現場で変更することができる。よって、壁板の施工やガス栓やフレキ管の配設条件に応じた、適用範囲の広いガス栓の取付金具を提供することが出来る。
又、請求項2に係る発明によれば、工具等を使用することなく、裏枠体から調整板を取り除くことができるから、裏枠体の使用形状を作業現場で容易に変更することができ、作業効率が良いという効果がある。
請求項3に係る発明によれば、壁板の裏側の柱に添設させた裏枠体の添設板の矩形窓部内に、フレキ管の方向に応じて係止片を選択して、ガス栓を保持するにことができるから、ガス栓の仮保持の位置決めを容易に行うことができ、作業効率が一層向上する。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明実施の形態の表枠体(1)の正面図であり、図2は裏枠体(2)の斜視図であり、図3は、これらを利用してガス栓(5)を取付けた取付け構造の一例を示す縦断面図であり、図4は、取付け作業を示す分解斜視図である。尚、図3では継手を介してフレキ管が接続される配管接続部(55)がガス栓(5)の下方に位置する姿勢に設置されているものとし、図4では、配管接続部(55)はガス栓(5)の側方に位置する場合を示している。
尚、この実施の形態のものは、電気コンセント付きのガス栓としており、前記表枠体(1)内に、ガス栓取付部(G)と、電気コンセント取付部(E)とが並列状態に設けられている。
まず、表枠体(1)について説明する。
表枠体(1)は、壁板(3)の表面に添設させると共に、前記壁板(3)に形成する開口(30)よりやや小さく形成された矩形開放部(10)と、図面において右寄りの前記ガス栓取付部(G)における前記矩形開放部(10)の上下端縁からは、図3に示すように、延長片(11)(12)が奥方向に向かって直角に張り出している。前記延長片(11)(12)のそれぞれの延長端(11a)(11b)(12a)(12b)に、後述するガス栓(5)を収容固定しているケース体(13)から前方へ延長するフランジ片(13a)が接続可能に構成されている。
前記矩形開放部(10)は、前記延長片(11)(12)を具備するガス栓取付部(G)(図1の右半分)と、電気コンセントを取り付けるための電気コンセント取付部(E)(図1の左半分)とからなり、前記コンセント取付部(E)における前記表枠体(1)は、ガス栓取付部(G)に比べて、上下方に矩形状に切り欠かれて切欠部(17)(17)が形成されていると共に、前記切欠部(17)(17)と前記開放部(10)の端縁との間は、奥へ所定距離凹んだ凹み部(18)(18)が形成されている。尚、前記凹み部(18)は、後述する電気コンセント(4)の取付基板(41)がちょうど収容される幅及び深さに設定されている。
又、前記開放部(10)を囲む複数箇所には、後述する化粧板(7)の裏面に突設されているフック片(図示せず)を係止させるための係止部(19)が裏側に切り起こされて形成されている。
さらに、前記開放部(10)の上下方域であって、ガス栓取付部(G)側の所定位置には、裏枠体(2)と結合させるためのボルト(56)を挿通させる、大径部(60)と小径部(61)とからなるダルマ型の挿通孔(6)が形成されていると共に、コンセント取付部(E)側の所定位置にも、前記ボルト(56)挿通用の挿通孔(62)が形成されている。尚、前記大径部(60)の直径は、前記ボルト(56)の頭部の外径よりも大きく、小径部(61)の直径は、前記頭部よりも小径で且つ前記ボルト(56)のネジ軸部の外径に略一致する大きさに設定されているものとする。
前記ケース体(13)は、図3に示すように、略正方形状の底面(14)を有し且つ前方(表枠体(1)側)に向かって開放する箱体であり、側壁の一つには、ガス栓(5)の配管接続部(55)を挿通させるための挿通口(15)が前記前方に開放するように形成されている。前記底面(14)には、ガス栓(5)の背面に設けられている一対の固定片(54)をネジ止めするためのネジ孔(16)が形成されている。
次に、裏枠体(2)について説明する。
裏枠体(2)は、図2に示すように、前記壁板(3)の開口(30)に対応し且つ前記表枠体(1)の矩形開放部(10)よりも大きな矩形窓部(20)が形成された添設板(21)と、前記添設板(21)の左右辺の一方(21d)の外側縁から直角方向に連設された調整板(22)とから、断面略L字状に構成された金属板であり、前記開口(30)は前記矩形窓部(20)にほぼ一致する。調整板(22)の上下端寄りの所定位置には、側方へ開放する一対のスリット(S)が水平に形成されていると共に、これらスリット(S)を介して、前記スリット(S)の間に位置する主板(22a)と、前記スリット(S)の上下方に位置する一対の細板状の補助板(22b)とに分割された構成となっている。
尚、前記主板(22a)の上下端寄りの所定範囲には、調整板(22)を、図3又は図4に示すように、柱(31)の所定位置にネジ止めする木ネジ(43)を挿通させるための一対の長孔(23)が、それぞれ前記スリット(S)と平行に設けられており、補助板(22b)の基端部から、矩形窓部(20)の開口側縁近傍に至る範囲には、所定の長さ及び幅を有する抜き孔(27)が貫通形成されている。
前記添設板(21)を構成している四辺のうち、調整板(22)が連設されている前記一側辺(21d)以外の、上辺(21a)及び下辺(21b)の外側縁には、3つの係止片(24)が奥側上下方にそれぞれ突設されていると共に、他方の側辺(21c)の外側縁には、2つの係止片(24) が奥側側方に突設されている。
又、前記上辺(21a)及び下辺(21b)の内側縁には、係合舌片(25)が矩形窓部(20)内へ突出するように、それぞれ2つずつ突設されており、各係合舌片(25)には、前記ボルト(56)が螺合可能なネジ孔(26a)(26b)が2つずつ並設されている。
以下、前記表枠体(1)と裏枠体(2)とを利用して、ガス栓(5)と電気コンセント(4)とを壁面(3)に取り付ける作業工程について説明する。
まず、壁板(3)の施工前であって、予めフレキ管に、ケース体(13)を具備させたガス栓(5)が接続されている場合を説明する。
壁板(3)の裏側に位置する柱(31)に、裏枠体(2)の調整板(22)を添設させ、長孔(23)に木ネジ(43)を対応させて、主板(22a)を前記柱(31)の所定位置に、長孔(23)の横長さ分、前後にスライド可能にネジ止めする。これにより、裏枠体(2)は、柱(31)に仮固定されることとなり、この仮固定状態において、添設板(21)が壁板(3)の裏面に当接する位置に前記調整板(22)をスライドさせた後、前記裏枠体(2)の添設板(21)の前記係止片(24)を利用して、フレキ管に接続されたガス栓(5)を針金(図示せず)等で仮保持しておく。この実施の形態の場合では、調整板(22)が、表から見て左側に位置するように、裏枠体(2)は固定されるが、柱(31)の位置に応じて、裏枠体(2)の姿勢を180度、場合によっては、90度反転させて使用される場合もあり、その場合、本実施の形態の場合の下辺(21b)が上辺となったり、側片(21c)が上辺となったりするが、裏枠体(2)の姿勢に応じた係止片(24)にガス栓(5)を係止させれば良い。
その後、壁板(3)を取り付け、前記添設板(21)の矩形窓部(20)に沿って、壁板(3)を切り欠いて開口(30)を形成する。これにより、前記開口(30)からは、添設板(21)の矩形窓部(20)の内側縁から矩形窓部(20)内へ突設させた係合舌片(25)と、添設板(21)の係合片(24)に仮保持された態様で仮位置決めされているガス栓(5)を確認することができる。
尚、前記係合舌片(25)のうち、表枠体(1)に形成したダルマ型の挿通孔(6)に対応する2つの係合舌片(25)のネジ孔(26a)(26b)の一方に、図4に示すように、予め、ボルト(56)のネジ軸の先端部分を螺合しておく。ネジ孔(26a)(26b)のどちらにボルト(56)を螺合させておくかは、調整板(22)の取付け方向により決定され、調整板(22)を壁板(3)の表から見て左側に位置する場合はネジ孔(26b)を使用し、右側に位置する場合はネジ孔(26a)を使用する。
そして、壁板(3)の表面に、表枠体(1)を所定の姿勢で添設させ、予め添設板(21)の係合舌片(25)のネジ孔(26a)又は(26b)に螺合させていたボルト(56)の頭部を、それよりも大径な、挿通孔(6)の大径部(60)に挿通させた後、ネジ軸部を小径部(61)側へスライドさせて、前記ボルト(56)を締め付ける。前記ボルト(56)の締め付けに伴って、表枠体(1)と裏枠体(2)との距離が狭まっていき、最終締め付け位置に達するまでボルト(56)を締め付けることにより、表枠体(1)と裏枠体(2)とは、壁板(3)を表裏から挟圧する態様で、前記開口(30)の周囲に添設固定されることとなる。その後、表枠体(1)からガス栓(5)側へ張り出している延長片(11)(12)の延長端(11a)(11b)(12a)(12b)に、ケース体(13)のフランジ(13a)を接続させる。このとき、前記ガス栓(5)は、裏枠体(2)の矩形窓部(20)内に仮位置決めされた状態に仮保持させているから、ガス栓(5)と表枠体(1)との結合は容易に行うことが出来る。
ガス栓(5)の取付けが完了した後、表枠体(1)のコンセント取付部(E)側に電気コンセント(4)を合わせ、電気コンセント本体(40)の周辺に張り出させた取付基板(41)の上下にある長円状の挿通孔(4x)から、表枠体(1)のコンセント取付部(E)に設けた挿通孔(62)にボルト(56)を通し、これに対応する添設板(2)の係合舌片(25)のネジ孔(26a)又は(26b)のどちらかに螺合させ、締付ける。これにより、表枠体(1)及び裏枠体(2)は、壁板(3)の開口(30)の周囲の表裏両面に、4本のボルト(56)で添設固定されると共に、電気コンセント(4)が表枠体(1)の表面に固定される。
表枠体(1)に電気コンセント(4)を取り付けた後、表枠体(1)の表面に化粧板(7)を取り付ければ、電気コンセント付きガス栓の取付工事が完了する。
化粧板(7)には、図4に示すように、ガス栓(5)のプラグ部を露出させるための第1開口部(71)と、電気コンセント(4)のコンセント本体(40)を露出させるための第2開口部(72)とが形成されており、前記第1開口部(71)には、前記プラグ部に接続させるソケット(図示せず)を挿通させるための円形窓部(73)が形成されている。そして、前記円形窓部(73)には矩形状の開閉蓋(74)が設けられている。
次に、壁板(3)の施工後に壁板(3)内にガス栓を取付ける場合であって、壁板(3)内にはフレキ管が配管されているのみで、裏枠体(2)が壁板(3)内に設置されておらず、ガス栓(5)が接続されていない場合のガス栓の取付け作業の手順を説明する。
壁板(3)が施工されているから、全ての作業は室内で行われる。
これには、まず、壁板(3)に開口(30)を形成し、フレキ管を室内へ引っ張り出し、その先端に、ガス栓(5)及びケース体(13)を接続させ、さらには、表枠体(1)の延長片(11)(12)に、前記ケース体(13)のフランジ片(13a)を接続させる。
裏枠体(2)は、壁板(3)の裏側へ配設させなければならないが、このままでは、大きさ的に不可能である。そこで、裏枠体(2)から、調整板(22)を、裏枠体(2)の添設板(21)を構成している一辺(21d)と共に取り除く。
それには、まず、一対の補助板(22b)をそれぞれ、その基端部で、折り曲げたり、捻ったりして、前記基端部にストレスを与える。前記基端部となるL形屈曲部には、補助板(22b)を容易に折り曲げたり捻ったりすることが出来るように抜き孔(27)が設けてあり、補助板(22b)の折り曲げを繰り返すうちに、図5に示すように、補助板(22b)はその基端部で切断されてしまう。これにより、添設板(21)には、主板(22a)のみが連設される態様となると共に、前記主板(22a)を連設させている一側辺(21d)の抜き孔(27)が形成されている部分は、薄肉部(28)となる。
よって、主板(22a)を、前記補助板(22b)と同様に、前後に折り曲げたり、捻ったりすることにより、前記薄肉部(28)にストレスが与えられることとなり、前記主板(22a)は、添設板(21)を構成している一辺(21d)と共に、添設板(21)から取り除かれ、添設板(21)は、図6に示すように、一辺(21d)側に開放する略コ字状の金属板となる。
裏枠板(2)を、上記したように、略コ字状の添設板(21)のみとすることにより、矩形窓部(20)の開放部分を利用して、壁板(3)の開口(30)から裏側へ容易に送り込むことができる。この場合でも、上記したように、ボルト(56)のネジ軸部の先端を、添設板(21)に突設されている係合舌片(25)のネジ孔(26a)(26b)のどちらかに螺合させておく。
壁板(3)の裏側へ添設させた添設板(21)及び添設板(21)に螺合されたボルト(56)の頭部を、壁板(3)の表側から指で保持しながらガス栓(5)を開口(30)内に収容させ、前記表枠体(1)を壁板(3)の表面に添設させると共に、前記添設板(21)に螺合させた前記ボルト(56)の頭部を、前記表枠体(1)に設けた挿通孔(6)の大径部(60)に挿通させる。その状態から、前記ネジ軸を小径部(61)に係合するようにスライドさせ、ボルト(56)を締め付ける。これにより、表枠体(1)及び略コ字状の添設板(21)が壁板(3)の表裏に固定される。後は、上記した、調整板(22)を予め柱(31)に固定させる場合の取付け作業と同様に、他の挿通孔(62)を介して、コンセント取付部(E)側の係合舌片(25)のネジ孔(26a)又は(26b)をネジ止めすることにより、電気コンセント(4)を取り付け、さらに、化粧板(7)等を取り付けていけば、ガス栓の取付け作業が完成する。
このように、本発明実施の形態の裏枠体(2)を採用すれば、壁板(3)の施工前でも施工後でも、作業を壁板の裏で行う場合でも、室内のみで行う場合でも、さらには、ガス栓がフレキ管に接続されている場合でも、接続されていない場合でも、いずれの場合でも、それに適応した取付け作業を現場で実行することが可能となる。すなわち、適応範囲の広いガス栓の取付金具を提供することができる。
本発明実施の形態のガス栓の取付金具と共に採用される表枠体(1)の正面図。 本発明実施の形態のガス栓の取付金具である裏枠体(2)の斜視図。 本発明実施の形態のガス栓の取付金具である裏枠体(2)と表枠体(1)とを利用してガス栓を取り付けた一例を示す部分縦断面図。 本発明実施の形態のガス栓の取付金具である裏枠体(2)と表枠体(1)とを利用してガス栓を取り付ける他の例を示す分解斜視図。 本発明実施の形態のガス栓の取付金具である裏枠体(2)の他の利用方法の第1段階を示す斜視図。 図5の次の段階を示す斜視図。 従来の電気コンセント付きガス栓の取付金具を示す分解斜視図。
符号の説明
(1)・・・・・・表枠体
(10) ・・・・・開口
(11)(12)・・・・延長片
(11a)(11b)(12a)(12b)・・・・延長端
(2) ・・・・・・裏枠体
(20)・・・・・・矩形窓部
(21)・・・・・・添設板
(22)・・・・・・調整板
(3)・・・・・・・壁板
(30)・・・・・・開口
(4) ・・・・・・電気コンセント
(5) ・・・・・・ガス栓

Claims (3)

  1. 壁板に設けた開口からプラグ筒の先端が露出するように前記壁板の裏側に設置されるガス栓の取付金具において、
    前記開口の裏側周囲に添設させる裏枠体であり、
    前記裏枠体は、前記開口に対応する矩形窓部が形成された添設板と、前記添設板の一辺から直角方向に連設された調整板とから構成された略L字状の金属板とし、
    前記調整板は、それが連設されている前記一辺と共に、前記添設板から取外し可能としたことを特徴とするガス栓の取付金具。
  2. 請求項1に記載のガス栓の取付金具において、前記調整板は、前記添設板の前記一辺の両端を除く中央域に連設されている主板と、前記主板とはそれぞれスリットを介して隣接するように、前記一辺の両端に設けられている一対の補助板とからなり、
    前記補助板の基端部から前記矩形窓部の周縁近傍に至る範囲には、長孔状の抜き孔を貫通させたことを特徴とするガス栓の取付金具。
  3. 請求項1又は2に記載のガス栓の取付金具において、前記添設板を構成している四辺のうち、前記調整板が連設されている前記一辺以外の他の辺に、前記ガス栓を係止可能な係止片が前記壁板の奥へ向かって突設されていることを特徴とするガス栓の取付金具。
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