JP2972952B1 - 配管端末固定具 - Google Patents

配管端末固定具

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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L5/00Devices for use where pipes, cables or protective tubing pass through walls or partitions

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Abstract

【要約】 【課題】 開口(30)の周縁の室内側に設けるフランジ板
と、室内側の開口周辺に貼着させる粘着テープ(40)によ
って前記開口周縁の裏側に仮止めされる当て板(1) とを
具備する配管端末固定具に関し、当て板(1) を容易に且
確実に仮止めできるようにするとともに、室内側に引き
出した配管を開口(30)から押し込む際に当て板(1) がそ
の障害とならないようにすること。 【解決手段】 当て板(1) は、開口(3) に略一致する大
きさの内周縁部(13)を有する略U字状の金属板とし、内
周縁部(13)の対向する位置に粘着テープ(40)を貼着させ
るガイド片(14)を前記金属板に対して直角方向に突出さ
せ、ガイド片(14)の幅を粘着テープ(40)の幅よりも広く
設定し、前記金属板を前記開口周縁の裏側に添設させた
とき、各ガイド片(14)は開口(30)に内接し且内周縁部(1
3)のうちガイド片(14)が形成されていない部分(16)(17)
は、開口(30)よりも外側に位置するようにしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、配管端末固定
具、特に、ガスコック等の端末部材を壁面に固定するた
めに壁面の室内側に添設させるフランジ板と、裏側に添
設させる当て板とを備えた配管端末固定具に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、室内壁面にガスコック或はこれ
を収容したボックス等の端末部材を取り付けるには、前
記壁面に端末部材取付用の開口を形成し、前記開口か
ら、壁面内の空間に挿通させている屋内配管の端末部を
引き出して、これに前記端末部材を継ぎ手等を介して接
続し、これを前記開口の周縁にネジ止め等により取り付
けている。
【0003】このとき、前記室内壁面が合板等で前記端
末部材を直接ネジ止めするには厚みが足りない場合、或
は、タイル、モルタル壁等の堅牢壁の場合、さらには、
石膏ボード等の強度のない材質からなる壁面の場合に
は、前記開口周縁を、室内側に添設させるフランジ板と
裏側に添設される当て板とで挟み込んで固定される配管
端末固定具が利用される。
【0004】前記当て板(1) としては、図8に示すよう
に、壁面(3) に設けた開口(30)を介して、フランジ板
(2) に直接ネジ止めされる固定板(11)として使用される
場合と、図9に示すように、壁面(3) の補強用のバック
プレート(12)として使用される場合とがある。後者の場
合では、前記固定板(11)としての金属板が別途設けられ
ており、この固定板(11)と前記壁面(3) の裏側との間
に、バックプレート(12)としての当て板(1) が挟圧保持
されることとなる。
【0005】当て板(1) の一例としては、図10に示す
ように、螺孔(33)が形成された略U字状の金属板があ
る。これを、壁面(3) に形成した開口(30)内に室内側か
ら裏側に挿通させてその裏側に仮止めする。この仮止め
の方法としては、同図の二点鎖線に示すように、開口(3
0)の室内側に添設させた仮止め用金具(4) とにネジ止め
する方法(特許第2649069号参照)や、一点鎖線
で示したような粘着テープ(40)で開口(30)の周縁に貼着
させる方法等がある。
【0006】前者の場合は、当て板(1) と仮止め用金具
(4) で開口(30)の周縁を挟み込むことにより、当て板
(1) を確実に壁面(3) の裏側に仮止めすることができる
が、金属製の仮止め用金具(4) や仮止め用のボルトが別
途必要であり、又、両者をネジ止めする作業が必要であ
る。後者の場合は、当て板(1) に取り付けた粘着テープ
(40)を開口(30)を介して室内側の開口(30)の周辺域に貼
着させるだけであるから、仮止め用金具(4) を利用する
仮止め方法よりも簡単で、作業性が良い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、当て板
(1) は金属板の打ち抜きにより形成されるものであり、
その周縁は、打ち抜かれたまま何ら加工されるものでは
ないから、その内周縁部(13)は円滑ではない。開口(30)
の裏側に位置させた当て板(1) の裏側に貼着させた粘着
テープ(40)は、図10に示すように、開口(30)を介して
室内側に引っ張り出され、張設された状態で開口(30)の
室内側周縁に貼着されるが、このとき、粘着テープ(40)
のうち当て板(1) の内周縁部(13)に擦れる部分が内周縁
部(13)によって切断されてしまうという不都合がある。
【0008】又、従来の当て板(1) は、開口(30)を介し
てフランジ板(2) にネジ止めされる構成であるため、図
10に示すように、当て板(1) の内周縁部(13)に沿った
近傍部分が開口(30)内に張り出した態様で仮止めされ
る。そして、その張出し部(10)の内方を通過するよう
に、壁面内の配管の端末部が室内側に引き出され、これ
に前記端末部材が接続された後、前記配管は再度開口(3
0)の裏側に押し込まれる。このとき、前記配管の一部が
当て板(1) の前記張出し部(10)に引っ掛かった場合、前
記当て板(1) は、粘着テープ(40)で前記開口(30)の裏側
に仮止めされているだけであるから、前記配管の当接に
よる衝撃によって、粘着テープ(40)は容易に切断され、
当て板(1) は、壁面(3) の裏側へ落ちてしまう。
【0009】本発明は、『壁面内部に収容されている配
管の端末部に接続されたガスコック等の端末部材を前記
壁面に設けた開口の周縁に取り付ける際に、前記開口周
縁に室内側から添設させるフランジ板と、前記開口を介
して室内側の開口周辺に貼着させる粘着テープによって
前記開口周縁の裏側に仮止め状態に添設される当て板と
からなり、前記フランジ板と前記当て板とで前記開口周
縁を挟圧する形式の配管端末固定具』において、前記当
て板を前記開口周縁の裏側に容易に且確実に仮止めでき
るようにするとともに、配管を室内側から押し込む際に
前記当て板が前記配管に引っ掛からないようにすること
を課題とする。<1項>
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために講じた本発明の解決手段は、『前記当て板は、前
記開口に略一致する大きさの内周縁部を有する略U字状
の金属板とし、前記内周縁部における前記開口の中心に
対して対称な位置に、前記粘着テープを貼り付けるため
のガイド片を前記金属板に対して直角方向に突出させ、
前記ガイド片の幅は前記粘着テープの幅よりも広く設定
され、前記金属板を前記開口周縁の裏側に添設させたと
き、前記各ガイド片は前記開口に内接するとともに前記
内周縁部のうち前記ガイド片が形成されていない部分
は、前記開口よりも外側に位置するように設定されてい
る』ことである。
【0011】上記解決手段は次のように作用する。前記
略U字状の金属板の内周縁部を、壁面に形成する開口の
周縁に対応させたとき、前記開口の中心に対して対称な
前記内周縁部の各位置には、それぞれガイド片が前記金
属板に対して直角方向に突出するように形成されてい
る。このガイド片それぞれに、当て板を壁面の裏側で仮
止めさせる為の粘着テープを貼着させる。尚、前記粘着
テープは、対向する位置にある各ガイド片の対向する面
(前記内周縁部の内方を向いている側の面)に貼着され
るものとし、前記ガイド片だけでなく、その基端部に続
く金属板から連続して貼着させておくと外れにくい。
又、前記ガイド片の幅は前記粘着テープの幅よりも広く
設定してあるから、前記粘着テープがガイド片のエッジ
部分に引っ掛かったり、前記内周縁部に直接擦れたりす
ることはない。
【0012】粘着テープを貼着させた状態の前記金属板
を開口内へ挿入させて、前記金属板の開放部分が壁面内
の配管側に向く姿勢に、前記当て板を前記壁面の裏側に
添設させ、前記ガイド片を前記開口に内接させる。これ
により、前記当て板は壁面の裏側で位置決めされる。そ
して、前記粘着テープを室内側に引き出すとともに室内
側の前記開口の周辺域に貼着させる。これにより、前記
当て板は、前記開口周縁の裏側において仮止め状態に固
定されることとなる。
【0013】この添設状態において、前記金属板の内周
縁部のうち、ガイド片が形成されていない部分は、前記
開口周縁よりも外側に位置するように設定されているか
ら、前記当て板が部分的に前記開口内に張り出すことは
ない。尚、この当て板とで壁面を挟圧する態様に、フラ
ンジ板が室内側に取り付けられるが、このフランジ板
は、前記端末部材と一体であっても別体であっても良
い。後者の場合では、端末部材がフランジ板に取り付け
られることとなる。
【0014】前記端末部材の壁面への取付けが終了した
後、粘着テープのうち、前記端末部材の周縁から外方に
はみ出している部分を切断する。
【0015】
【発明の効果】本発明は、上記構成であるから次の特有
の効果を有する。前記当て板は、前記ガイド片を壁面に
形成した開口に内接させることにより、前記開口周縁の
裏側で容易に位置決めすることができる。又、粘着テー
プを開口から室内側へ引っ張っても、前記粘着テープ
は、ガイド片に沿って引き出され、前記ガイド片のエッ
ジ部分や前記金属板の内周縁部に直接擦れることがない
から、これらに擦れて不用意に切断されることがない。
【0016】又、前記当て板を仮止めした後に、壁面の
裏側の配管は前記開口から室内側へ引き出され、その端
末部に、ガスコック等の端末部材を接続させた後、再
度、前記配管を壁面の裏側へ戻す作業を行うが、前記当
て板は、開口周縁に添設させた時に開口内に張り出さな
い形状に構成されているから、前記配管を開口から出し
入れする際に前記配管が当て板に引っ掛かることがな
い。よって、端末部材に接続させた後の配管を開口内へ
押し込む際に、配管が当たって前記当て板が壁面の裏側
に落ちてしまうといった不都合はない。 <2項>前記1項のものにおいて、『前記当て板は、前
記壁面を補強するためのバックプレートとして使用され
るものとし、前記フランジ板は、前記開口及び前記当て
板を介して、別途設けられる固定板に固定用ボルトによ
ってネジ止めされるものとし、前記ガイド片は、前記当
て板の内周縁部の対向する各位置に2つずつ一定の間隔
をおいて配設され、前記間隔は、前記固定用ボルトのネ
ジ軸部が挿通可能な程度に設定した』ものでは、前記当
て板には、対向する位置に2つずつ、合計4つのガイド
片が設けられており、この各々に粘着テープを設ける
と、1枚の当て板に、合計4枚の粘着テープが取り付け
られることとなる。特に、このものでは、前記当て板
は、バックプレートとして使用されるものとしたから、
上記要領により、前記当て板を開口周縁の裏側に仮止め
した後、さらにその裏側に固定板が前記開口内にその一
部分が突出するように設けられ、この固定板の突出部分
に室内側のフランジ板が、固定用ボルトによってネジ止
めされる構成となる。このとき、前記固定用ボルトのネ
ジ軸部が前記開口に内接するとともにそのねじ込み位置
が前記ガイド片の配設位置に一致している場合でも、前
記ネジ軸部は、2つ並んで配設されている前記ガイド片
の間を挿通可能としたから、前記固定用ボルトの締付け
に、前記ガイド片が邪魔になることはない。 <3項>前記1項又は2項のものにおいて、『前記開口
の周辺近傍の前記壁面にボルトが挿通される貫通孔を形
成し、前記金属板を前記開口周縁の裏側に所定の姿勢で
添設させたときに、前記貫通孔に対応する前記金属板の
所定位置に前記ボルトが螺合可能な螺孔が形成されてい
る』ものでは、前記当て板が、前記フランジ板に直接ネ
ジ止めされる固定板として利用される場合、前記ボルト
を前記フランジ板及び壁面の貫通孔に挿通させた後、前
記金属板の前記螺孔に螺合させれば良い。又、前記螺孔
には、前記当て板が壁面を補強するためのバックプレー
トとして利用される場合においては、その仮止めをさら
に強固なものとするために用いられる仮止め用金具を取
り付けるための仮止め用ボルトを螺合させても良い。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を、
図示例と共に説明する。本願発明の実施の形態の当て板
(1) は、壁面にガスコンセントを取り付ける際に、前記
壁面に形成される開口の周縁の取付強度を補強するため
のバックプレート(12)として利用するものであり、図1
は、その斜視図であり、図2及び図3はその取り付け状
態の説明図である。
【0018】当て板(1) は、外形が略矩形状で内周縁部
(13)が円弧状の扁平な略U字状の金属板からなり、この
金属板を、図1に示すように、開放部(15)が側方を向く
ように直立させたときに、内周縁部(13)の上辺及び下辺
となる各円弧状辺部から矩形板状のガイド片(14)が2つ
ずつ水平に突出するように形成されている。尚、この実
施の形態では、当て板(1) のうち、ガイド片(14)が突出
している側の面を表面、他方の面を裏面という。
【0019】このようなガイド片(14)付きの当て板(1)
は、内周縁部(13)の対向する各位置に矩形状部が2つず
つ内方に突出する形状に打ち抜いたあと、前記矩形状部
を、金属板に対して直角方向に折り曲げることによって
形成することができる。尚、2つ並設されているガイド
片(14)間は、後述する固定用ボルト(53)が挿通可能な程
度の間隔が形成されているものとする。
【0020】尚、壁面(3) におけるガスコンセントの取
り付け位置には、ホールソーで丸孔状の開口(30)が形成
されており、当て板(1) の内周縁部(13)のうち、前記ガ
イド片(14)が形成されている前記上下の円弧状辺部は、
開口(30)の周縁に一致し、それ以外の部分は、開口(30)
の円弧よりも深い円弧状に切り欠かれている。又、開放
部(15)を介して対向する当て板(1) の両端近傍には、後
述する仮止め用治具をネジ止めするための螺孔(18)がそ
れぞれ形成されている。
【0021】各ガイド片(14)の基端部に連続する金属板
の裏面から、上辺側のガイド片(14)ではその下面に、下
辺側のガイド片(14)ではその上面にそれぞれ沿うよう
に、粘着テープ(40)が貼着されており、各粘着テープ(4
0)は、それぞれ金属板の表面側に所定長さ延長してい
る。ガイド片(14)は、対向する前記円弧状辺部に2つず
つ、合計4つ突設させていることから、これに貼着させ
る粘着テープ(40)も前記円弧状辺部に2枚ずつ、合計4
枚取り付けられることとなる。
【0022】この金属板を旋回させながら開口(30)から
壁面(3) の裏側へ挿入し、開放部(15)が壁面(3) 内に収
容されている配管側を向き、且、ガイド片(14)が開口(3
0)側に向くように、壁面(3) の裏側に位置させ、ガイド
片(14)を開口(30)内に裏側から挿入する。この挿入状態
においては、ガイド片(14)が形成されている前記円弧状
辺部は、上記したように、開口(30)の周縁に一致してい
ることから、前記ガイド片(14)は、図2に示すように、
開口(30)に丁度内接し、ガイド片(14)よりも開放部(15)
側寄りの円弧状辺部(16)及びガイド片(14)間の円弧状辺
部(17)は、図3に示すように、開口(30)の周縁よりも、
外側に位置し、開口(30)内には露出されない態様とな
る。
【0023】尚、粘着テープ(40)は、4枚共、室内側に
引き出しておく。そして、この室内側に引き出した粘着
テープ(40)を、図4に示すように、開口(30)の上部域及
び下部域にそれぞれ貼着させる。これにより、金属板の
壁面(3)の裏面への仮止めが完了する。この実施の形態
で壁面(3) に固定させるガスコンセントは、図5に示す
ように、コンセント本体(5) にガス栓が内蔵された形式
のものであり、コンセント本体(5) の上流端側が、継ぎ
手(51)を介して、開口(30)から室内側へ取り出された配
管(41)の端末部に接続される。コンセント本体(5) の下
流端側には、開口(30)の室内側の周辺に添設させるフラ
ンジ板(2) が一体的に張り出している。
【0024】フランジ板(2) の上下辺部には、それぞれ
固定用ボルト(53)が挿通されており、この固定用ボルト
(53)が螺合する固定板(50)が、コンセント本体(5) 内に
設けられている。コンセント本体(5) の上面及び下面に
はT字状のスリット(54)が形成されており、このT字状
スリット(54)から、固定用ボルト(53)のネジ軸部及び固
定板(50)を、図6に示すように、コンセント本体(5) の
外方へ取り出すことができる。
【0025】このコンセント本体(5) を壁面(3) の開口
(30)の周縁に取り付けるには、まず、上記した要領で、
壁面(3) の開口(30)の周縁の裏面側に、バックプレート
(12)としての当て板(1) 仮止めする。そして、開口(30)
から室内側へ配管(41)を引き出し、継ぎ手(51)を介して
コンセント本体(5) に接続する。その後、フランジ板
(2) が開口(30)の室内側周辺に添設されるように、配管
(41)、継ぎ手(51)及びフランジ板(2) 以外のコンセント
本体(5) を、開口(30)から、壁面(3) の裏側に押し込
む。このとき、開口(30)の内方には当て板(1) は張り出
していないから、配管(41)及びこれに続くコンセント本
体(5) を支障なく、開口(30)内に押し込むことができ、
これによって、開口(30)の裏側に仮止めされている当て
板(1) が不用意に壁面(3) の裏側に落下する不都合はな
い。
【0026】フランジ板(2) が壁面(3) の室内側の開口
(30)の周辺に添設された時点で、固定用ボルト(53)の頭
部をそれぞれコンセント本体(5) 側に押すと、図6に示
すように、固定用ボルト(53)のネジ軸部及び固定板(50)
が、前記スリット(54)から外方へ脱出し、固定用ボルト
(53)のネジ軸部は、2つのガイド片(14)の間に位置する
とともに、固定板(50)は、当て板(1) の裏側に位置する
こととなる。この状態で、固定用ボルト(53)を締め付け
ると、フランジ板(2) と固定板(50)とが、壁面(3) と当
て板(1) とを挟圧する態様となり、前記フランジ板(2)
が、壁面(3) の開口(30)の室内側周縁に添設固定される
こととなるから、これと一体のコンセント本体(5) も壁
面(3) に取り付けられることとなる。
【0027】コンセント本体(5) の取付が完了した時点
で、フランジ板(2) の周縁からはみ出している粘着テー
プ(40)を切断する。その後、室内側のフランジ板(2)
に、着脱ユニット及び開閉自在なカバーを具備するプレ
ート(共に図示せず)を取り付けることによって、ガス
コンセントの取り付け工事が完了する。
【0028】上記した当て板(1) は、粘着テープ(40)の
みで壁面(3) の裏側の開口(30)周縁に仮止めさせたが、
さらに強固に仮止めしたい場合は、図7に示すような、
仮止め用治具(22)を利用すると良い。この場合、開口(3
0)の裏側に当て板(1) を添設した時に、当て板(1) の螺
孔(18)に対応する壁面(3) における各位置に、予め、透
孔(31)を形成しておき、当て板(1) の螺孔(18)、壁面
(3) の透孔(31)及び仮止め用治具(22)の切欠(20)とが、
同軸上に位置するように配設し、仮止め用ボルト(23)
を、切欠(20)、透孔(31)に順に挿通させた後、螺孔(18)
に螺合させる。これにより、仮止め用治具(22)と当て板
(1) とは、壁面(3) を挟み込む態様で、壁面(3) の表裏
にそれぞれ添設固定されることとなる。
【0029】その後、上記した手順で配管を開口(30)か
ら室内側へ引き出すとともにこれにフランジ板を具備す
るコンセント本体を接続する。そして、前記コンセント
本体を壁面(3) 内に戻すと共に、フランジ板を壁面(3)
に固定する。このとき、前記コンセント本体を保持する
程度に緩くネジ止めしておく。この状態で、前記仮止め
用ボルト(23)を緩め、仮止め用治具(22)を取り外す。仮
止め用治具(22)を取り外した後の仮止め用ボルト(23)
は、壁面(3) の表面よりも奥まった位置にまで、ねじ込
んでおく。尚、仮止め用ボルト(23)の全部が壁面(3) 内
に埋没されるように、仮止め用ボルト(23)の頭部の直径
は、壁面(3) に設けた透孔(31)の直径よりも小さい寸法
関係に設定しておく。
【0030】仮止め用治具(22)を取り除いた後、コンセ
ント本体のフランジ板を壁面(3) に強固にネジ止めする
ことにより、コンセント本体の取り付けが完了する。上
記した当て板(1) は、バックプレート(12)として利用す
る場合について説明したが、固定板(50)が設けられてい
ない形式の端末部材を取り付ける場合に、室内側に添設
されるフランジ板に直接ネジ止めされて、前記端末部材
を固定する固定板として利用することもできる。この場
合、当て板(1) を、粘着テープ(40)で仮止めする他に、
前記した仮止め用治具(22)を利用して強固に仮止めして
おけば、前記フランジ板を当て板(1) にネジ止めする際
に、当て板(1) が不用意に外れる不都合はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の当て板を示す斜視図。
【図2】本発明の実施の形態の当て板を壁面に設けた開
口周縁の裏側に添設させた状態を示す断面図。
【図3】本発明の実施の形態の当て板を壁面に設けた開
口周縁に仮止めした状態を前記壁面の裏側から見た説明
図。
【図4】本発明の実施の形態の当て板を壁面に設けた開
口周縁の裏側に仮止めした状態を室内側から見た斜視
図。
【図5】本発明の実施の形態の当て板が仮止めされた開
口と、前記開口から引き出された配管と、前記配管に接
続させる端末部材とを示す説明図。
【図6】本発明の実施の形態の当て板が仮止めされた開
口周縁に配管端末部材を固定させる様子を示す説明図。
【図7】本発明の実施の形態の当て板を壁面に設けた開
口周縁の裏側に仮止め用治具を用いて仮止めさせる様子
を示す斜視図。
【図8】従来の当て板が端末部材を固定させる固定板と
して利用されている状態を示す断面図。
【図9】従来の当て板が端末部材を壁面に設けた開口周
縁を補強させるためのバックプレートとして利用されて
いる状態を示す断面図。
【図10】従来の当て板を壁面に設けた開口周縁の裏側
に仮止めさせた状態を室内側から見た正面図。
【符号の説明】
(1) ・・・・・・・当て板 (13)・・・・・・・内周縁部 (14)・・・・・・・ガイド片 (2) ・・・・・・・フランジ板 (3) ・・・・・・・壁面 (30)・・・・・・・開口 (40)・・・・・・・粘着テープ 尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面内部に収容されている配管の端末部
    に接続されたガスコック等の端末部材を前記壁面に設け
    た開口の周縁に取り付ける際に、前記開口周縁に室内側
    から添設させるフランジ板と、前記開口を介して室内側
    の開口周辺に貼着させる粘着テープによって前記開口周
    縁の裏側に仮止め状態に添設される当て板とからなり、
    前記フランジ板と前記当て板とで前記開口周縁を挟圧す
    る形式の配管端末固定具において、 前記当て板は、前記開口に略一致する大きさの内周縁部
    を有する略U字状の金属板とし、前記内周縁部における
    前記開口の中心に対して対称な位置に、前記粘着テープ
    を貼り付けるためのガイド片を前記金属板に対して直角
    方向に突出させ、前記ガイド片の幅は前記粘着テープの
    幅よりも広く設定され、前記金属板を前記開口周縁の裏
    側に添設させたとき、前記各ガイド片は前記開口に内接
    するとともに前記内周縁部のうち前記ガイド片が形成さ
    れていない部分は、前記開口よりも外側に位置するよう
    に設定されていることを特徴とする配管端末固定具。
  2. 【請求項2】 前記当て板は、前記壁面を補強するため
    のバックプレートとして使用されるものとし、前記フラ
    ンジ板は、前記開口及び前記当て板を介して、別途設け
    られる固定板に固定用ボルトによってネジ止めされるも
    のとし、前記ガイド片は、前記当て板の内周縁部の対向
    する各位置に2つずつ一定の間隔をおいて配設され、前
    記間隔は、前記固定用ボルトのネジ軸部が挿通可能な程
    度に設定したことを特徴とする請求項1に記載の配管端
    末固定具。
  3. 【請求項3】 前記開口の周辺近傍の前記壁面にボルト
    が挿通される貫通孔を形成し、前記金属板を前記開口周
    縁の裏側に所定の姿勢で添設させたときに、前記貫通孔
    に対応する前記金属板の所定位置に前記ボルトが螺合可
    能な螺孔が形成されている請求項1又は2に記載の配管
    端末固定具。
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