JP2649069B2 - ガスコック等の配管端末具の取付け方法 - Google Patents

ガスコック等の配管端末具の取付け方法

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JP2649069B2 JP21214088A JP21214088A JP2649069B2 JP 2649069 B2 JP2649069 B2 JP 2649069B2 JP 21214088 A JP21214088 A JP 21214088A JP 21214088 A JP21214088 A JP 21214088A JP 2649069 B2 JP2649069 B2 JP 2649069B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [利用分野及び発明の概要] 本発明は、ガスコック或はこれを収容したボックス等
を壁面に取付ける配管端末具の取付け方法に関するもの
であり、壁面板の裏面に配設される前記固定金具を仮止
め状態に支持できるようにして、ガスコック等の壁面板
への取付け作業を簡便化するものである。
[従来技術及びその問題点] 従来のガスコックの固定金具(1)は、第8図に示す
ように、固定用紐(17),(17)を具備する略逆U字状
の板状体で、これを壁面板の裏面に添設するには、該壁
面板に形成され且つ該固定金具よりも小さな開口部(3
0)から該固定金具(1)を該壁面板の裏面に挿入し、
該固定用紐(17),(17)のみを壁面板の表側に引き出
してこれを張る。そして、ガスコック取付けの際には、
ガスコック等に具備させたフランジに前記固定金具
(1)が締付けネジによってネジ止めされるまで、前記
固定用紐(17),(17)を表面側に引っ張り続けなけれ
ばならない。
このものでは、壁面板を固定金具(1)とガスコック
等の配管端末具のフランジとによって挟持することによ
い配管端末を固定するものであるから、石膏ボードのよ
うな剛性の不十分な壁面板にも配管端末を固定できる利
点がある。
しかしながら、このものでは、前記配管端末取付け作
業が面倒であるという問題がある。
これは、ガスコック等のフランジと固定金具(1)と
を締付けネジでネジ止めする際、該固定金具(1)を壁
面板の裏側に位置させたためにこれのネジ孔が壁面板の
表側から見えにくくなっている上に、該固定金具(1)
が落ちないように、固定用紐(17),(17)を壁面板の
表面側から引っ張りながら作業しなければならず、作業
がやりにくく、手間取ってしまうからである。
[技術的課題] 本発明は、このような、『固定金具(1)を壁面板
(3)に形成した開口部(30)から該壁面板(3)の裏
側に挿入してこの壁面板(3)の裏面に添わせ、これ
と、ガスコック或はこれを収容するボックス等に具備さ
せたフランジ(F)とで、前記開口部(30)の周縁部を
表裏両面から挟圧させて前記ガスコック等を壁面板
(3)に取付けるガスコック等の配管端末具の取付け方
法』において、ガスコック等の取付作業をやり易くする
ために、固定金具(1)を該壁面板(3)の裏面に仮止
め状態に支持できるようにすることをその技術的課題と
する。
*第1請求項の発明について [技術的手段] 上記技術的課題を解決するために講じた第1請求項の
発明の技術的手段は『固定金具(1)の周縁近傍に仮止
め用ネジ(50)を螺合直立させ、その螺合位置を、固定
金具(1)を壁面板(3)の裏面に適正姿勢に挿入せし
めた状態において開口部(30)の周縁にほぼ内接する位
置とし、この仮止め用ネジ(50)の頭部を仮止め用金具
(4)に形成されている切欠(40)で壁面板(3)の表
面側から係止させるとともに該仮止め用金具(4)を壁
面板(3)の表面に対接させ、前記仮止め用ネジ(50)
を締付けることにより固定金具(1)と仮止め用金具
(4)を壁面板(3)の表裏両面から圧接するようにし
て前記固定金具(1)を壁面板(3)の裏面に、仮止め
用金具(4)を壁面板(3)の表面に仮止めし、この状
態でフランジ(F)を貫通している締付けネジ(5),
(5)を固定金具(1)に仮止め状態に螺合させてから
前記仮止め用金具(4)を取外し、その後、該締付けネ
ジ(5),(5)を締付けるようにした』ことである。
[作用] 第1請求項の発明の上記技術的手段は次のように作用
する。
固定金具(1)に螺合直立させた仮止め用ネジ(50)
の頭部下端部と該固定金具(1)との間隔は壁面板
(3)の幅以上に設定しておく。この状態のままで、固
定金具(1)を壁面板(3)の開口部(30)から壁面板
(3)の裏側に位置させて適正姿勢に指で支持してお
く。
前記仮止め用ネジ(50)の頭部と固定金具(1)との
間隔は上記したとおりであるから、固定金具(1)を壁
面板(3)の裏面に支持させた状態では該仮止め用ネジ
(50)の頭部近傍のみが壁面板(3)の表面側に突出し
ていることとなる。そして、この壁面板(3)から僅か
に突出している仮止め用ネジ(50)の頭部を、仮止め用
金具(4)の切欠(40)に係止させ、その状態が維持さ
れるように前記仮止め用金具(4)を手で支持しながら
前記仮止め用ネジ(50)を締付ける。
すなわち、該仮止め用ネジ(50)を締付けることによ
り、固定金具(1)及び仮止め用金具(4)は壁面板
(3)に表裏両面から圧接せしめられることとなり、該
固定金具(1)は壁面板(3)の裏面に仮止め状態に取
付けられる。
このように、固定金具(1)を壁面板(3)の裏面に
仮止めした状態で、該固定金具(1)と可撓管端末等に
接続しているガスコック等の配管端末具に具備させたフ
ランジ(F)とを締付けネジ(5),(5)で仮止め状
態にネジ止めする。
そして、両者をある程度ネジ止めした後に、前記仮止
め用金具(4)を取外し、その後、締付けネジ(5),
(5)を最終位置にまで締付ける。これによって、壁面
板(3)に配管端末具が取付けられる。
尚、フランジ(F)が裏面形状によっては、前記のよ
うに仮止め金具(4)を取外した後、前記仮止め用ネジ
(50)を開口部(30)内へ深くネジ込む。
そうすることで、該仮止め用金具(4)及び仮止め用
ネジ(50)が邪魔になることなく、ガスコック等の配管
端末具が壁面板(3)に取付けられることとなる。
[効果] 第1請求項の発明は上記構成であるから次の特有の効
果を有する。
壁面板(3)を固定金具(1)と仮止め用金具(4)
とで挟圧することにより固定金具(1)を壁面板(3)
の裏面に仮止めできるから、ガスコック等のフランジに
ネジ止めされるまで固定金具(1)を手で支持しておく
必要がなく、よって、ガスコック等の壁面板(3)への
取付け作業が簡便なものとなる。
[実施例] 以下、第1請求項の発明の実施例を第1図から第5図
に基いて説明する。
第1請求項の発明の第1実施例のものは、ガスコック
を取付けるための固定金具に関するものである。
本発明の方法の実施に使用する配管端末具用固定金具
は従来のものと同様に一部開放の逆略U字状であり、第
1図に示すように、複数の締付けネジ(5)によってガ
スコック(G)に具備させたフランジ(F)とネジ止め
されるためのネジ孔(11),(11)が所定位置に形成さ
れており、さらに、これを壁面板(3)の裏面に挿入さ
せ所定位置に支持した状態において、固定金具(1)の
上部域で且該壁面板(3)の開口部(30)の周縁にほぼ
内装する位置にネジ孔(10)が形成されている。
仮止め用金具(4)は、第2図に示すように、切欠
(40)が形成されている支持板部(41)と手で支持する
ための舌片部(42)からなる断面略L字状の薄肉金属板
であり、該切欠(40)は前記支持板部(41)の端部に開
放しておりその幅は、前記ネジ孔(10)に螺合せしめら
れる仮止め用ネジ(50)のネジ山部の断面直径よりも僅
かに広く設定している。
又、本発明の実施例に採用されるガスコック(G)
は、第4図に示すように、従来のものと同様な構造で、
フランジ(F)が具備され且基端部内面には雌ネジ部が
形成されている。そして、該ガスコック(G)は、その
前記雌ネジ部に螺合せしめられる雄ネジ部(21)が連設
され且可撓管(2)の端末部の外周気密状態で接続され
る継手(20)を介して可撓管(2)の端末部と接続され
る。
上記したようなガスコック(G)を壁面板(3)に取
付けるには、まず、固定金具(1)のネジ孔(10)に仮
止め用ネジ(50)を軽く螺合させておき、可撓管(2)
を壁面板(3)の開口部(30)から引出し、その端末部
に上記したように継手(20)を介してガスコック(G)
を接続する。尚、ネジ孔(10)と仮止め用ネジ(50)の
頭部下端部との間隔は壁面板(3)の幅に略一致又はそ
れ以上に設定しておく。
そして、該開口部(30)の隙間から、前記固定金具
(1)をその形状を利用して壁面板(3)の裏側に挿入
させ、固定金具(1)の開放部に前記可撓管(2)が略
嵌合し且該仮止め用ネジ(50)のネジ山部が前記開口部
(30)の周縁部にほぼ内接するような位置に指で支持し
ておく。そして、他方の手で仮止め用金具(4)の舌片
部(42)を支持し、壁面板(3)の表面側に突出してい
る仮止め用ネジ(50)の頭部下端のネジ山部を第1図及
び第3図の如く、該仮止め用金具(4)の切欠(40)に
係止させる。
このように、仮止め用金具(4)を切欠(40)で仮止
め用ネジ(50)を支持させると、固定金具(1)を壁面
板(3)を裏面に支持させていた手を離しても、固定金
具(1)は下に落ちることがない。
この状態のままで、仮止め用ネジ(50)を締付けるこ
とにより、第3図に示すように、固定金具(1)は壁面
板(3)の裏面から仮止め用金具(4)の支持板部(4
1)は壁面板(3)の表面から壁面板(3)を圧接する
こととなり、固定金具(1)は同図の如く、壁面板
(3)の裏面に固定されることとなる。
上記したように仮止め用金具(4)によって固定金具
(1)を壁面板(3)の裏面に仮止めした後に、ガスコ
ック(G)のフランジ(F)に形成されているネジ孔と
固定金具(1)のネジ孔(11),(11)とを対向させて
締付けネジ(5),(5)で両者をネジ止めする。第4
図の如く、ある程度、該締付けネジ(5),(5)を固
定金具(1)のネジ孔(11),(11)にネジ込んだ状態
では、もはや仮止め用金具(4)は不必要であるため、
該仮止め用金具(4)を前記仮止め用ネジ(50)から取
外す。この実施例ではフランジ(F)の裏面は一様な平
面となっているから、さらに、この後、仮止め用ネジ
(50)の頭部を開口部(30)内にネジ込んで、仮止め用
ネジ(50)を壁面板(3)の表面側に突出しないように
する。よって、ガスコック(G)のフランジ(F)が壁
面板(3)に圧接せしめられるまで締付けネジ(5),
(5)を締付けることによりガスコック(G)は壁面板
(3)に取付けられることとなる。
次に、第5図に示すように、ガスコック(G)を収容
したボックス(B)を取付ける場合について説明する。
ボックス(B)も従来のものと同様な構造のものであ
り、その内部に可撓管(2)に接続されたガスコック
(G)を収容するとともに、同図に示すように、その両
側辺にフランジ(F)を具備させている。
該ボックスコック用の固定金具(1)は、ボックス
(B)の胴部が収容される大きさの開口(12)を有する
枠体で、前記したガスコック用の固定金具(1)と同じ
様に、ボックス(B)のフランジ(F)に対向する所定
位置にネジ孔(11),(11)が形成されているととも
に、壁面板(3)の開口部(30)の周縁部にほぼ内接す
る位置にネジ孔(10)が形成されている。
尚、仮止め用金具(4)は第1実施例と同様のものを
採用する。
この実施例のものでは、まず、可撓管(2)を壁面板
(3)の、ボックス(B)が収容される大きさ形状の開
口部(30)から取出してボックス(B)の底面部の孔部
に挿通させてその端末部を接続させたガスコックを該ボ
ックス(B)内に収容する。
固定金具(1)のネジ孔(10)に仮止め用ネジ(50)
を所定長さネジ込み、固定金具(1)を壁面板(3)の
裏側に挿入させ、該仮止め用ネジ(50)の頭部近傍のみ
が壁面板(3)の開口部(30)の周辺部にほぼ内接する
位置から表面側に突出するように、該固定金具(1)を
壁面板(3)の裏面に支持しておく。
そして、上記したように壁面板(3)の表面側に突出
している仮止め用ネジ(50)の頭部近傍を仮止め用金具
(4)の切欠(40)で軽視し、そのまま、該仮止め用ネ
ジ(50)を締付けて固定金具(1)を壁面板(3)の裏
面に仮止めする。
こうして、壁面板(3)の裏面に仮止めされている固
定金具(1)の開口(12)内にボックス(B)が嵌り込
むように、ボックス(B)を該開口(12)内に収容し、
固定金具(1)のネジ孔(11),(11)とボックス
(B)のフランジのネジ孔とを対向させて第1実施例と
同様に、締付けネジによって締付けることにより、ボッ
クス(B)は壁面板(3)に取付けられることとなる。
尚、ボックス(B)のフランジ(F)を第5図に示す
ような形状としておけば、ボックス(B)のフランジ
(F)を壁面板(3)に圧接させた状態においても、仮
止め用金具(4)や仮止め用ネジ(50)はその邪魔には
ならないが、美感の為には第1実施例の場合と同様に、
仮止め用金具(4)を取外し、仮止め用ネジ(50)は壁
面板(3)の内部に深くネジ込んでおけば良い。
*第2請求項の発明について 第2請求項の発明は、上記第1請求項の発明と同様の
技術的課題を解決するものであり、以下の手段・作用・
効果を有する。
[技術的手段] 既述の技術的課題を解決するために講じたこの第2請
求項の発明の技術的手段は、『固定金具(1)の内周縁
又はその近傍で且相互に反対側となる位置に一対の固定
用紐(17),(17)を連設し、開口部(30)よりも大き
な内周側開口域を有する略U字状の仮止め枠(6)を対
向辺部にそれぞれ係止片(61),(61)を具備させ、こ
の仮止め枠(6)の前記開口部(30)と略同心状に壁面
板(3)の表面側に添設し、壁面板(3)の裏面側に添
設された固定金具(1)の固定用紐(17),(17)の自
由端部を前記仮止め枠(6)の係止片(61),(61)に
巻き付けてこの固定金具(1)を壁面板(3)の裏面に
保持し、この状態で、フランジ(F)に貫通させた締付
けネジ(5),(5)を前記固定金具(1)に仮締め
き、その後、前記固定用紐(17),(17)を係止片(6
1),(61)から解くとともに仮止め枠(6)を取外
し、次いで、締付けネジ(5),(5)を最終締付け位
置にまで締付けるようにした』ことである。
[作用] 第2請求項の発明の上記技術的手段は次のように作用
する。
ガスコック等の配管端末具と壁面板(3)内の可撓管
(2)との接続、及び、その後の固定金具(1)の壁面
板(3)の内面への挿入の各作業は従来のものと同様に
行われる。そして、固定金具(1)を壁面板(3)の裏
面に添設した状態に保持するため、この発明では、壁面
板(3)の表面側に仮止め枠(6)を添設して、固定金
具(1)に具備させた固定用紐(17),(17)を表側に
引き出し、この自由端部を仮止め枠(6)から突出する
係止片(61),(61)に巻き付けて係止させる。
これにより、仮止め枠(6)と固定金具(1)とが壁
面板(3)の表裏に位置して両者は固定用紐(17),
(17)によって引っ張られたものとなり、固定金具
(1)は壁面板(3)の裏面に添設された状態に維持さ
れる。
この後、可撓管(2)を接続したガスコック等の配管
端末具のフランジ(F)に貫通させた締付けネジ
(5),(5)を仮締め状態に固定金具(1)に螺合さ
せる。この時、仮止め枠(6)の開放部は開口部(30)
の大きさよりも大きく設定されているから、前記締付け
ネジ(5),(5)の挿通が可能である。さらに、前記
仮締め状態では、フランジ(F)と壁面板(3)との間
に十分な間隔があるから、この状態で、固定用紐(1
7),(17)を解いてこれらの紐を残したままで仮止め
枠(6)を取外すと、固定金具(1)が壁面板(3)の
裏面側に位置してフランジ(F)と前記固定金具(1)
とが締付けネジ(5),(5)によって仮に結合された
状態となる。
この状態で端末具の姿勢を適正にして締付けネジ
(5),(5)を最終締付け状態とすると、この端末具
が所定姿勢で壁面板(3)に取付けられる。
[効果] 第2請求項の発明は上記構成であるから、次の特有の
効果を有する。
固定用紐(17),(17)を係止片(61),(61)に巻
き付けることにより、壁面板(3)を固定金具(1)と
仮止め枠(6)とで仮止め状態に保持できるから、ガス
コック等のフランジにネジ止めされるまで固定金具固定
金具(1)を手で支持しておく必要がなく、よって、ガ
スコック等の壁面板壁面板(3)への取付け作業が簡便
なものとなる。
[実施例] 以下、この第2請求項の発明の実施例を、第6図〜第
7図に基づいて説明する。
この実施例の方法では、固定金具(1)としては従来
の第8図に示すのものと同様の金属性の細い芯材を有す
る固定用紐(17),(17)を具備する固定金具(1)を
採用する。
そして、この、固定用紐(17),(17)を係止するた
めの係止め枠(6)は、第6図のように構成されてい
る。同図に示すように、フランジ(F)を具備するガス
コック(G)を壁面板(3)に固定する場合には、この
仮止め枠(6)は、内周側の開放域の大きさを開口部
(30)の大きさに略一致させ、全体としては固定金具
(1)よりも大きめの略U字状としてある。そして、こ
の仮止め枠(6)の円弧状部の両端から延長させた直線
状部(62),(62)の中程に係止片(61),(61)とし
ての突起が植設されており、この突設位置は、壁面板
(3)の内面に添設された固定金具(1)と重ね合せた
状態に仮止め枠(6)を位置させたとき、第6図のよう
に、係止片(61),(61)と固定用紐(17),(17)の
固定金具(1)への取付け部とが前後に位置するように
してある。
この実施例のものでは、既述したように、予め壁面板
(3)の裏面に挿入された固定金具(1)に壁面板
(3)の表面から仮止め枠(6)を重ね合せた状態で、
固定用紐(17),(17)を係止片(61),(61)に巻き
付けると、固定金具(1)が壁面板(3)の裏面に保持
されることとなる。尚、この実施例では、固定用紐(1
7),(17)を金属性の芯材を具備する構成としている
から、上記のように、この固定用紐を巻き付けるだけ
で、この巻き付け状態に維持される。このような芯材を
具備しない型式の紐の場合には、仮結びするようにして
係止すればよい。
以後、作用の項において詳述した手順で各作業を行う
と、端末具としてのガスコック(G)が壁面板(3)の
表面に取付け固定されることとなる。
この第2請求項の発明の方法は、第1請求項の発明と
同様に、ボックスコックの取付けにも実施できるもので
あり、この場合には、仮止め枠(6)を、第7図に示す
ように、全体としては角張ったU字状、即ち、矩形の枠
体の一辺が開放した形状に設定すればよい。
尚、第1請求項の発明において採用する仮止め用金具
(4)には、切欠(40)に替えて、第9図に示すような
瓢箪孔(45)を形成するようにしても良い。
前記瓢箪孔(45)の大径部は、仮止め用ネジ(50)の
頭部よりも大きく設定してあることはいうまでもなく、
この仮止め用金具(4)の場合も、既述の仮止め用金具
(4)と同様に使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1請求項の発明の第1実施例の固定金具
(1)の説明図,第2図は仮止め用金具(4)の説明
図,第3図は固定金具(1)仮止め状態の説明図,第4
図はガスコック(G)取付け状態の断面図,第5図は他
の実施例の説明図,第9図は仮止め用金具(4)の変形
例の説明図,第6図は第2請求項の発明の第1実施例の
中間工程の説明図,第7図は仮止め枠(6)の他の例の
説明図,第8図は従来例の説明図であり、図中 (1)……固定金具 (3)……壁面板 (30)……開口部 (4)……仮止め用金具 (40)……切欠 (5),(5)……締付けネジ (50)……仮止め用ネジ (F)……フランジ (6)……仮止め枠

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定金具(1)を壁面板(3)を形成した
    開口部(30)から該壁面板(3)の裏側に挿入してこの
    壁面板(3)の裏面に添わせ、これと、ガスコック或は
    これを収容するボックス等に具備させたフランジ(F)
    とで、前記開口部(30)の周縁部を表裏両面から挟圧さ
    せて前記ガスコック等を壁面板(3)に取付けるガスコ
    ック等の配管端末具の取付け方法において、固定金具
    (1)の周縁近傍に仮止め用ネジ(50)を螺合直立さ
    せ、その螺合位置を、固定金具(1)を壁面板(3)の
    裏面に適正姿勢に挿入せしめた状態において開口部(3
    0)の周縁にほぼ内接する位置とし、この仮止め用ネジ
    (50)の頭部を仮止め用金具(4)に形成されている切
    欠(40)で壁面板(3)の表面側から係止させるととも
    に該仮止め用金具(4)を壁面板(3)の表面に対接さ
    せ、前記仮止め用ネジ(50)を締付けることにより固定
    金具(1)と仮止め用金具(4)を壁面板(3)の表裏
    両面から圧接するようにして前記固定金具(1)を壁面
    板(3)の裏面に、仮止め用金具(4)を壁面板(3)
    の表面に仮止めし、この状態でフランジ(F)を貫通し
    ている締付けネジ(5),(5)を固定金具(1)に仮
    止め状態に螺合させてから前記仮止め用金具(4)を取
    外し、その後、該締付けネジ(5),(5)を締付ける
    ようにしたガスコック等の配管端末具の取付け方法。
  2. 【請求項2】固定金具(1)を壁面板(3)に形成した
    開口部(30)から該壁面板(3)の裏側に挿入してこの
    壁面板(3)の裏面に添わせ、これと、ガスコック或は
    これを収容するボックス等に具備させたフランジ(F)
    とで、前記開口部(30)の周縁部を表裏両面から挟圧さ
    せて前記ガスコック等を壁面板(3)に取付けるガスコ
    ック等の配管端末具の取付け方法において、固定金具
    (1)の内周縁又はその近傍で且相互に反対側となる位
    置に一対の固定用紐(17),(17)を連接し、開口部
    ((30)よりも大きな内周側開口域を有する略U字状の
    仮止め枠(6)の対向辺部にそれぞれ係止片(61),
    (61)を具備させ、この仮止め枠(6)を前記開口部
    (30)と略同心状に壁面板(3)の表面側に添設し、壁
    面板(3)の裏面側に添設された固定金具(1)の固定
    用紐(17),(17)を自由端部を前記仮止め枠(6)の
    係止片(61),(61)に巻き付けてこの固定金具(1)
    を壁面板(3)の裏面に保持し、この状態で、フランジ
    (F)に貫通させた締付けネジ(5),(5)を前記固
    定金具(1)に仮締めし、その後、前記固定用紐(1
    7),(17)を係止片(61),(61)から解くとともに
    仮止め枠(6)を取外し、次いで、締付けネジ(5),
    (5)を最終締付け位置にまで締付けるようにしたガス
    コック等の配管端末具の取付け方法。
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