JP2559802Y2 - 吊り額縁 - Google Patents

吊り額縁

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JP2559802Y2
JP2559802Y2 JP1806192U JP1806192U JP2559802Y2 JP 2559802 Y2 JP2559802 Y2 JP 2559802Y2 JP 1806192 U JP1806192 U JP 1806192U JP 1806192 U JP1806192 U JP 1806192U JP 2559802 Y2 JP2559802 Y2 JP 2559802Y2
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JP
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hanging
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克美 川端
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Origin Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、横棒または天井にワ
イヤーロープ等の線材で宙吊りにして作品を展示する吊
り額縁に関する。
【0002】
【従来の技術】額縁は、一般的に一面に作品を納め(一
面額縁)、壁に掛けることによりそれが展示されるが、
両面に作品を納め(両面額縁)、その両方を共に展示す
るために、垂直に吊り下げられることがある。
【0003】従来、殊に、このような両面額縁において
は、額縁の外周面に相当する側に凹溝を設け、吊り紐を
連結するために、吊り金具をその凹溝に取り付けてい
た。また、フレームの連結については、一面額縁におけ
ると同様に、L字形の連結金具を用い、それが両方のフ
レームの蟻溝に挿入され、ビス止め等の手段により両方
のフレームに固定されていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記のような従来の吊
り額縁によれば、吊り紐を吊り金具に結び止めていたの
で、その長さ調整に適しなく、調整が困難であるため
に、その操作を容易にするために、吊り金具を見苦しく
フレームから突出させてあった。しかも、長さ調整のた
めの余裕部分が見苦しく食み出ることもあるので、体裁
上においても問題があった。
【0005】作品の出し入れについては、両面額縁で
は、フレームの構造から必ず一端のフレームを取り外す
必要がある。このような場合には、従来の額縁である
と、ドライバー等の道具を使って、L字形連結金具の止
めビスを緩めたり、締め付けたりする面倒な作業を必要
とした。
【0006】この考案は、上記のような実情に鑑みて、
吊り紐としての吊り線材の長さ調整がワンタッチ操作に
より可能となり、しかも、吊り金具や吊り線材の調整余
裕部分がフレームの中に納まるために、体裁が良好であ
り、また、吊り金具が上フレームと左右縦フレームとの
連結手段に兼用され、上フレームを簡単に組付け、組外
しできるために、作品の出し入れも容易となる吊り額縁
を提供することを目的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この考案は、フレームに額縁の外周側へ開口する
凹溝と、その凹溝に開口する連結溝とを形成した吊り額
縁において、左右縦フレームの上端部に吊り金具を内装
し、凹溝に納まる吊り金具の胴体に、吊り線材を上下動
可能に挿通するとともに、吊り線材の引く力でその固定
力が強まる締付け機構を内装し、且つ、上端部にその締
付け機構の解除ピンを押しボタン式に脱出不能に組み合
わせ、解除ピンを吊り線材が挿通される筒形に形成し、
縦フレームと上フレームとの連結につき、両方の連結溝
に挿入されるL字形の連結金具を上フレームに対しての
み固着し、解除ピンの上端部に、上フレームを押さえ止
める締付けナットが螺入される雄ねじを形成し、締付け
ナットを緩めることにより、解除ピンを解除操作のため
に押し下げ得るように構成したことを特徴とする。
【0008】
【作用】吊り額縁を上記のように構成したから、上フレ
ームが作品の出し入れのために取り外されるものであっ
て、上フレームを組み付けるときには、上フレームに固
着されているL字形の連結金具を縦フレームの連結溝に
挿入し、吊り金具の解除ピンに締付けナットを螺入して
上フレームを縦フレームに締め付ける。逆に、組み外す
ときには、締付けナットを外すことにより、縦フレーム
から連結金具を引き抜く。
【0009】額縁の組立て状態においては、解除ピンに
螺着される締付けナットが上フレームに掛かっているか
ら、吊り線材の長さを調整するときには、締付けナット
を緩めることにより、上フレームとの間に間隔を作り、
解除ピンを押し下げて吊り線材の締付け機構を解除す
る。
【0010】
【実施例】次に、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0011】図面は、一実施例を示したもので、額縁の
組み立てについては、縦フレーム1,1に対して下フレ
ームが従来と同様な手段で連結されるが、上フレーム3
が吊り金具5,5を利用して取外し可能に連結され、吊
り金具5に吊り線材7が長さを調整できるように挿入さ
れている。
【0012】フレーム1,3の断面構造については、内
側に裏板や両面のマットや作品を納める掛止溝9が開口
される。外側には吊り金具5が納まる凹溝11が開口さ
れ、掛止溝9と凹溝11との間に連結溝13を設け、連
結溝13が凹溝11に開放する蟻溝に形成される。ま
た、凹溝11は、内周面が円弧形に形成され、吊り金具
5を見えなく収納できるように開放口が幅狭く形成され
る。
【0013】吊り金具5,5は、左右縦フレーム1,1
の上端部に取り付けられる。そして、額縁の組立てにつ
いては、上フレーム3の両端部にL字形の連結金具1
5,15が取り付けられ、ビス17で固着される。上フ
レーム3から突出する連結金具15のフリー片15a
は、縦フレーム1,1に挿入されるだけであって、吊り
金具5によって脱出が阻止され、これにより縦フレーム
1と上フレーム3との結合が保持されるようになってい
る。
【0014】吊り金具5は、吊り線材7の引く力に伴う
締付け機構21を内蔵する胴体19と、その取付け用の
脚体23と、締付けの解除ピン25と、フレームの締付
けナット27とから構成される。また、吊り線材7には
ワイヤーロープが使用される。
【0015】胴体19は、縦フレーム1の凹溝11に納
まる上向き弾丸状の筒形であって、図4に示すように、
内部空間において、吊り線材7を挾み付ける複数のボー
ル29と、それを上へ付勢するコイルばね31と、ばね
受け33とにより締付け機構21が構成される。また、
上端部には、解除ピン25が挿入される保持孔30が設
けられる。
【0016】胴体19の内部空間は、上端部において上
端に行くにつれて内径を小さくなるように斜面35が形
成され、斜面35と保持孔30との間に解除ピン25の
掛止段部32が設けられる。そして、コイルばね31の
弾力でその斜面35にボール29が押し付けられること
によって、吊り線材7を挾んでいる。そのため、吊り線
材7を上へ引くと、それとの摩擦によりボール29が上
に引き付けられ、斜面35との接触圧を強めてさらに吊
り線材7を強く締め付ける。つまり、吊り線材7を引く
力でボール29がそれを締め付ける。そのため、解除ピ
ン25を操作しない限り、吊り線材7を上へ引き抜くこ
とはできない。
【0017】ばね受け33は、吊り線材7が挿入される
筒形であって、上端にボール29を受ける鍔37を形成
し、鍔37と脚体23の基端部との間にコイルばね31
が介在される。
【0018】脚体23は、連結溝13に納まる片足形で
あって、上端の基端部に胴体19の下端部に嵌着する部
分を設けることによって、それと一体化されている。そ
して、連結溝13の底壁にビス39で固着され、これに
より胴体19が凹溝11内に不動に保持される。また、
この取付け状態において、解除ピン25の上端部が上フ
レーム3の上に常時突出している。
【0019】解除ピン25は、これも吊り線材7が挿入
される筒形であって、上端部に締付けナット27を螺入
する雄ねじ41を形成し、下端に胴体19の掛止段部3
2に掛かるとともに、ボール29を押さえる足部43が
形成される。
【0020】図2は、額縁の組立て状態を示したもの
で、上フレーム3にビス止めされている連結金具15の
フリー片15aが縦フレーム1,1の連結溝13に挿入
され、締付けナット27で脱出しないように止められて
いる。
【0021】そこで、上フレーム3を取り外すときに
は、その締付けナット27を取り外し、吊り線材7の長
さ調整をするときには、締付けナット27を緩めて、解
除ピン25を押し下げる。但し、吊り線材7を短くする
だけであるなら、解除ピン25を操作することは要しな
い。
【0022】締付け機構21については、上記のような
操作がなされ得るものである限り、上記構造に限定され
るものではない。
【0023】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、次のような優れた効果がある。
【0024】1)額縁の吊り線材の長さを調整できるだ
けでなく、その調整が非常に簡単であって、締付けナッ
トを緩めてそれが螺着されている解除ピンを押すだけ
で、締付け機構が解除されるので、調整のためにドライ
バー等の道具が全く不要であり、ワンタッチ操作により
調整可能となり、また、調整後の締付けも容易である。
【0025】2)上フレームの組付けについては、それ
に対してのみL字形連結金具が固着され、縦フレームに
対してはその連結溝に挿入されるだけであり、締付けナ
ットによりその脱出が阻止されるものであるから、上フ
レームの組付けが容易であるし、締付けナットを取り外
すだけで、上フレームの取り外しが可能となるので、作
品の出し入れが極めて容易である。
【0026】3)吊り金具が上フレームの組付けに利用
されるので、部品の節約を図る上において合理的であ
り、しかも、吊り金具および吊り線材がフレームの側端
に開口する溝に内装されるので、少なくとも作品を見る
視点からは美観が損なわれなく体裁が良好である。
【0027】4)加えて、体裁上の問題については、強
度の関係から太い紐を使用することなく、細くて視覚さ
れ難い吊り線材を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上フレームの組付け要領において示す額縁の一
部斜視図である。
【図2】上フレームの組付け状態において示す額縁の一
部縦断面図である。
【図3】図2のA−A線矢視の断面図である。
【図4】吊り線材の締付け機構の一例を示す吊り金具の
拡大断面図である。
【符号の説明】
1 縦フレーム 3 上フレーム 5 吊り金具 7 吊り線材 11 凹溝 13 連結溝 15 連結金具 19 胴体 21 締付け機構 25 解除ピン 27 締付けナット 41 雄ねじ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに額縁の外周側へ開口する凹溝
    と、その凹溝に開口する連結溝とを形成した吊り額縁に
    おいて、左右縦フレームの上端部に吊り金具を内装し、
    凹溝に納まる吊り金具の胴体に、吊り線材を上下動可能
    に挿通するとともに、吊り線材の引く力でその固定力が
    強まる締付け機構を内装し、且つ、上端部にその締付け
    機構の解除ピンを押しボタン式に脱出不能に組み合わ
    せ、解除ピンを吊り線材が挿通される筒形に形成し、縦
    フレームと上フレームとの連結につき、両方の連結溝に
    挿入されるL字形の連結金具を上フレームに対してのみ
    固着し、解除ピンの上端部に、上フレームを押さえ止め
    る締付けナットが螺入される雄ねじを形成し、締付けナ
    ットを緩めることにより、解除ピンを解除操作のために
    押し下げ得るように構成したことを特徴とする吊り額
    縁。
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