JPH0746277Y2 - 消火器ケース - Google Patents

消火器ケース

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JPH0746277Y2
JPH0746277Y2 JP1992026792U JP2679292U JPH0746277Y2 JP H0746277 Y2 JPH0746277 Y2 JP H0746277Y2 JP 1992026792 U JP1992026792 U JP 1992026792U JP 2679292 U JP2679292 U JP 2679292U JP H0746277 Y2 JPH0746277 Y2 JP H0746277Y2
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JP
Japan
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fire extinguisher
hook
extinguisher case
groove
case
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JP1992026792U
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JPH0586361U (ja
Inventor
敏美 喜多
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Daiken Co Ltd
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Daiken Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はオフィスビル、ホテル、
病院などの建物の壁面に埋め込まれる消火器ケースに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から建物に消火器を設置するのに、
建物の壁面に埋め込まれた消火器ケースに消火器を収納
する方法が知られている。
【0003】前記従来の消火器ケースとしては例えば図
19〜図22に示すように、全体がアルミニウムを材料とし
て一体に形成されたものが知られている。以下、図面に
基づき説明すると、41は消火器42を立てて収納する凹部
43を持つ本体部44と、この本体部44の前端部における外
周を覆う縁部45を一体に備えた消火器ケースで、この消
火器ケース41は予じめ建物の壁面46に埋め込まれた枠型
の取付用ブラケット47に前方より嵌め込まれ、後端部が
ねじ止めにより取付用ブラケット47に支持されるように
構成されている。
【0004】消火器ケース41が取付用ブラケット47に支
持された状態において、前記縁部45の裏面は建物の壁面
46に当接する。48は前記消火器ケース41の本体部44の幅
方向中央における後端部前面にねじ止めにより取り付け
られたフックで、本体部44に収納される消火器42の後面
の係合金具が係合して消火器42を起立状態で支持し得る
ようになっている。なお、フック48は位置固定状態に設
けられている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の消火器ケー
ス41は、フック48が本体部44の幅方向中央における後端
部前面に位置固定状態に設けられているので、消火器ケ
ース41の内部に収納される消火器の大きさや消火器の後
面に係合金具が無いなどの理由で、フック48を利用でき
ず、ときにはフック48が邪魔になるという問題があっ
た。
【0006】本考案はこのような課題を解決するもの
で、フックの位置を上下に自在に変えることができ、消
火器の大きさに対応できるとともに、フックを必要とし
ないときでもフックが邪魔にならないようにすることを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本考案は、消火器ケース本体部の後端部中央において
後方に突出するとともに鉛直方向に向く溝部を形成し、
この溝部の両側に消火器を係止支持するフックの両側係
合片を鉛直方向にスライド自在に係合させ、前記フック
の中央板部に設けたねじ孔に螺合させたねじ軸の先端を
前記溝部の中央内面に押し当ててフックを任意の高さ位
置で固定してなることを要旨とするものである。
【0008】
【作用】この構成により、フックを鉛直方向にスライド
させることによってフックの位置を上下に自在に変えて
消火器の大きさに対応できるとともに、フックを必要と
しないときはフックを消火器の邪魔にならない位置、例
えば消火器ケース本体部内の上端位置に移動させること
ができる。また、前記フックは消火器ケース本体部の後
端部中央に後方に突出するように形成した溝部の両側に
両側係合片を鉛直方向にスライド自在に係合させて取り
付けられ、消火器ケース本体部に対するフックの取り付
け部が消火器ケース本体部内方に突出しない構成となっ
ているので、フック取り付け部の消火器ケース本体部内
方への出っ張りを小さくでき、その結果消火器ケース本
体部を小さくできる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例について、図面に基
づいて説明する。図1〜図18において、1は左側本体部
材2aと右側本体部材2bからなる胴部2と、この胴部
2の上端にビス止めされる上板部3と、同じく胴部2の
下端にビス止めされる底板部4とからなる本体部であ
る。前記左側本体部材2aと右側本体部材2bは胴部2
の後端部中央における後方突出部5a、5bにこの後方
突出部5a、5bを外側から包むように結合部材6を鉛
直方向にスライド嵌合させている。詳しくは後方突出部
5a、5bの側部に鉛直方向に向いて形成した溝部7
a、7bに結合部材6の両側の突部6a、6bを係合さ
せている。8は前記結合部材6によって組み合わされた
胴部2の後方突出部5a、5bの内側に鉛直方向に形成
されるフック取り付け用の溝部で、この溝部8の両側に
フック9の両側係合片9a、9aが鉛直方向にスライド
可能に係合しており、フック9の中央板部9bに設けた
ねじ孔9cに螺合させたねじ軸10の先端を前記溝部8の
中央内面に押し当てることによりフック9が前方に押し
返されて前記両側係合片9a、9aが前記溝部8の内側
に係止するように構成されている。
【0010】11は前記上板部3を胴部2の上端に固定す
るビス、12は前記底板部4を胴部2の下端に固定するビ
スである。なお、上板部3の前端部には上向きの折曲片
3aが、底板部4の前端部には下向きの折曲片4aがそ
れぞれ形成されている。13a、13bは前記胴部2を形成
する前記左右の本体部材2a、2bの前端部に鉛直方向
全長に亘って形成された係合片で、これら係合片13a、
13bに長尺状の額縁部材14a、14bが鉛直方向にスライ
ド嵌合し、前記上板部3と底板部4の折曲片3a、4a
に長尺状の額縁部材14c、14dが水平方向にスライド嵌
合して設けられ、これら額縁部材14c、14dで本体部1
の前端部を囲んでいる。15は前記本体部1の前端部上端
に載って設けられる標識板で、この標識板15の下端は前
記上板部3の折曲片3aに係合する額縁部材14cの上面
の溝部16に嵌入しており、また標識板15の上端は本体部
1から上方に延びる両側の額縁部材14a、14bの上端間
に設けた長尺状の額縁部材14eの下面の溝部17に嵌入
し、さらに標識板15の両側は前記両側の額縁部材14a、
14bの溝部18に嵌入している。
【0011】ところで、前記5本の額縁部材14a〜14e
の内、上板部3の折曲片3aに係合する額縁部材14c以
外の他の額縁部材14a、14b、14d、14eは断面形状が
同じで、これら4本の額縁部材14a、14b、14d、14e
の隣り合う端部間はL型の連結金具19とねじ軸20により
それぞれ連結されている。即ち、額縁部材14a、14b、
14d、14eの溝部21の隣り合う端部に連結金具19の半分
づつが挿入され、この連結金具19のねじ孔19aに螺合さ
せたねじ軸20の先端を前記溝部21の内面に押し当てるこ
とにより連結金具19が前方に押し返されて溝部21の両側
に係止するように構成されている。また、前記額縁部材
14cは溝部22の両端に連結金具23が挿入され、この連結
金具23のねじ孔23aに螺合させたねじ軸24の先端を前記
溝部22の内面に押し当てることにより連結金具23が前方
に押し返されて溝部22の両側に係止するように構成され
ている。なお、連結金具23は一端部23bが溝部22から突
出し、この一端部23bが前記両側の額縁部材14a、14b
の溝部18に嵌入して係止するようになっている。上記構
成の消火器ケースの左側本体部材2aと右側本体部材2
b、上板部3、底板部4、結合部材6、額縁部材14a〜
14e、標識板15はアルミニウムなどの金属板や合成樹脂
により作られている。26は前記標識板15の前面に貼り付
けられるステッカーである。
【0012】次に、27は消火器ケース設置前において、
建物の壁面28の凹部29に埋め込まれた枠型の取付用ブラ
ケットで、この取付用ブラケット27は複数枚の鉄板を溶
接などにより組み合わせて作られており、後端部が前記
凹部29の内面にねじ止めなどで固定されている。ところ
で、この取付用ブラケット27には上記構成の消火器ケー
スの左右の本体部材2a、2bの前端部両側の溝部30に
弾性的に係合する爪部31を前端部両側に有するととも
に、前記標識板15の裏面に当接してねじ止めする押さえ
板32を上端に有している。
【0013】そこで、消火器ケースを建物の壁面に埋め
込むように設置するときは、消火器ケース設置前におい
て、取付用ブラケット27を建物の壁面28の凹部29に埋め
込んで取り付けておき、この取付用ブラケット27に前方
より消火器ケースを嵌め込む。このとき額縁部材14a〜
14eの裏面が建物の壁面28に当接するまで消火器ケース
を取付用ブラケット27に嵌め込むと、消火器ケースの左
右の本体部材2a、2bの前端部両側の溝部30に爪部31
が弾性的に係合し、消火器ケースの左右方向の位置決め
がなされる。この状態で、前記後方突出部5a、5bお
よび結合部材6の幅方向中央に形成されたねじ挿通孔33
および34に前方より雄ねじ部材35を挿通させて雄ねじ部
材35を取付用ブラケット27の後端のねじ孔36にねじ込ん
で締め付けることにより、消火器ケースは取付用ブラケ
ット27に支持されるものである。
【0014】以上のようにして建物の壁面28の凹部29に
埋め込まれて取り付けられた消火器ケースの内部に消火
器37を設置するのであるが、そのとき消火器37の高さ、
大きさなどにより、消火器37の後面の係合部材の高さに
合わせて前記フック9の高さ位置を前記ねじ軸10を弛め
て自在に調整すればよい。消火器37の後面に係合部材が
無いときは前記フック9を消火器37の邪魔にならない位
置に移動させておけばよい。
【0015】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、フックを
鉛直方向にスライドさせることによってフックの位置を
上下に自在に変えて消火器の大きさに対応できるととも
に、フックを必要としないときはフックを消火器の邪魔
にならない位置、例えば消火器ケース本体部内の上端位
置に移動させることができる。また、前記フックは消火
器ケース本体部の後端部中央に後方に突出するように形
成した溝部の両側に両側係合片を鉛直方向にスライド自
在に係合させて取り付けられ、消火器ケース本体部に対
するフックの取り付け部が消火器ケース本体部内方に突
出しない構成となっているので、フック取り付け部の消
火器ケース本体部内方への出っ張りを小さくでき、その
結果消火器ケース本体部を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における消火器ケースを前方
から見た斜視図である。
【図2】同消火器ケースを後方から見た斜視図である。
【図3】同消火器ケースの分解斜視図である。
【図4】同消火器ケースと取付用ブラケットの斜視図で
ある。
【図5】同消火器ケースと取付用ブラケットの嵌合状態
を前方から見た斜視図である。
【図6】同消火器ケースと取付用ブラケットの嵌合状態
を後方から見た斜視図である。
【図7】同消火器ケースの取り付け状態を示すフック取
り付け部での横断面図である。
【図8】同消火器ケースの取付用ブラケットへの取り付
け状態を示す横断面図である。
【図9】同消火器ケースの標識板取り付け部での縦断面
図である。
【図10】同消火器ケースの額縁部材同志の連結部の分解
斜視図である。
【図11】同消火器ケースの額縁部材同志の連結作業の途
中状態を示す斜視図である。
【図12】同消火器ケースの額縁部材同志の連結状態を示
す断面図である。
【図13】同消火器ケースの額縁部材同志の連結状態を後
方から見た斜視図である。
【図14】同消火器ケースの本体部材に嵌合する額縁部材
と上板部に嵌合する額縁部材との連結部の分解斜視図で
ある。
【図15】同消火器ケースの本体部材に嵌合する額縁部材
と上板部に嵌合する額縁部材の連結作業の途中状態を示
す斜視図である。
【図16】同消火器ケースの本体部材に嵌合する額縁部材
と上板部に嵌合する額縁部材の連結状態を示す断面図で
ある。
【図17】同消火器ケースの本体部材に嵌合する額縁部材
と上板部に嵌合する額縁部材の連結状態を示す斜視図で
ある。
【図18】同消火器ケースのフック取り付け部の斜視図で
ある。
【図19】従来例における消火器ケース取り付け部の斜視
図である。
【図20】同消火器ケース取り付け部の正面図である。
【図21】同消火器ケース取り付け部の縦断面図である。
【図22】同消火器ケース取り付け部の横断面図である。
【符号の説明】
1 本体部 2 胴部 2a 左側本体部材 2b 右側本体部材 5a,5b 後方突出部 6 結合部材 6a,6b 突部 7a,7b 溝部 8 溝部 9 フック 9a 係合片 9b 中央板部 9c ねじ孔 10 ねじ軸 37 消火器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消火器ケース本体部の後端部中央におい
    て後方に突出するとともに鉛直方向に向く溝部を形成
    し、この溝部の両側に消火器を係止支持するフックの両
    側係合片を鉛直方向にスライド自在に係合させ、前記フ
    ックの中央板部に設けたねじ孔に螺合させたねじ軸の先
    端を前記溝部の中央内面に押し当ててフックを任意の高
    さ位置で固定してなる消火器ケース。
JP1992026792U 1992-04-24 1992-04-24 消火器ケース Expired - Lifetime JPH0746277Y2 (ja)

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JP1992026792U JPH0746277Y2 (ja) 1992-04-24 1992-04-24 消火器ケース

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JPH0586361U JPH0586361U (ja) 1993-11-22
JPH0746277Y2 true JPH0746277Y2 (ja) 1995-10-25

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