JP3734319B2 - 引出し装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はキッチンのキャビネットや家具などに設けられるレール付の引出し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の引出し装置は、図14と図15に示すように構成されている。キャビネット1の内壁にはガイドレール2が固定されており、このガイドレール2に引出し本体3のレール部4が係合して、引出し本体3がキャビネット1より引出し自在に構成されている。
【0003】
引出し本体3は、図16に示すようにレール部4が形成された左右一対の側板5a,5bと、側板5a,5bの下端に取り付けられる底板6と、側板5a,5bの前端に取り付けられる前面パネル7と、側板5a,5bの後端に取り付けられる背板8とで構成されている。
【0004】
引出し本体3の組み立ては、底板6をビス9aによって側板5a,5bの間に取り付け、背板8をビス9bによって側板5a,5bの後端に取り付け、前面パネル7が側板5a,5bの前端に左右の姿勢調整金具10を介して取り付けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の構成では、側板5a,5bが鋼板製、底板6と背板8が化粧パーティクルボード製、前面パネル7が化粧合板製で、底板6と背板8の板厚はビス9a,9bが利くような厚みのものを使用する必要があって、引出し本体3の重量が重く、運搬重量が重いと云う問題がある。
【0006】
また、化粧パーティクルボードでは必要寸法に切断の後に、切断した木口に化粧テープを貼り付けて仕上げる工程が必要である。
また、底板6と背板8をビス9a,9bで側板5a,5bに取り付ける作業には、手間と熟練が要求され、特に、引出し本体3における底板6の前後方向の位置合わせを正確にして組み立てるためには、ねじ締め装置とは別に組み立て治具が必要であって、専門工場で組み立てた状態で出荷することが要求されている。この場合には、輸送の嵩が大きいと云う問題もある。
【0007】
本発明は、組み立て易くて部品点数も削減でき、しかも軽量化の実現にも寄与できる引出し装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の引出し装置は、引出し本体の両側板の下部に形成された折曲部に孔を穿設し、底板の裏面には弾性変形して側板の前記の孔に係合するフックを設け、両側板の折曲部の上に底板を載置して側板の側のフックを側板の側の孔に係合させて組み立てることを特徴とする。
【0009】
この本発明によると、組み立て易くて部品点数も削減でき、しかも軽量化の実現にも寄与できる引出し装置を得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の引出し装置は、キャビネットの内壁に固定されたガイドレールに、引出し本体の側板に形成されているレール部を係合させて、引出し本体をキャビネットより引出し自在に構成した引出し装置であって、引出し本体の両側板の下部には、この引出し本体の内側に延設された張り出し短辺と、この張り出し辺の先端から上方へ折曲された立ち上がり短辺とからなる折曲部を形成し、この立ち上がり短辺には、底板の裏面に形成されたフックが弾性変形して係合する孔を穿設したことを特徴とする。
【0013】
請求項2記載の引出し装置は、請求項1において、折曲部を、側板の下辺から引出し本体の内側に延設された張り出し短辺で構成し、この張り出し短辺には、張り出し短辺の先端側を基端として先端を上方へ切り起こした切り起こし片を形成し、底板の裏面に形成されたフックが前記の切り起こし片の抜き孔に係合するよう構成したことを特徴とする。
【0014】
請求項3記載の引出し装置は、請求項2において、底板の裏面には、折曲部の張り出し短辺に形成された切り起こし片の前端と後端の少なくとも一方に当接する前後方向位置決め突起を形成したことを特徴とする。
【0015】
請求項4記載の引出し装置は、請求項2において、底板の裏面に形成されたフックには、このフックが側板の孔に係合した状態で側板の折曲部に形成された切り起こし片に当接して前記の係合が解除される方向へフックが弾性変形することを規制する外れ止め防止突起を設けたことを特徴とする。
【0016】
請求項5記載の引出し装置は、請求項1において、両側板の後端に引出し本体の内側に折り曲げた短片を設け、この短片の間に背板を係合させるとともに、背板の下端には、前面に向かって突出した突起を設け、背板の前記の突起を側板に取り付けられた底板の裏面に係合させて、背板が側板から外れる方向への移動を規制することを特徴とする。
【0017】
請求項6記載の引出し装置は、請求項1において、両側板の間に取り付けられる前面パネルと底板と背板との内の底板と背板とを一体成形したことを特徴とする。
【0018】
請求項7記載の引出し装置は、請求項1において、底板の上面には間仕切を一体成形したことを特徴とする。請求項8記載の引出し装置は、請求項1において、両側板の間に取り付けられる前面パネルと底板と背板との内の底板と背板とを一体成形するとともに、底板の上面には間仕切を一体成形したことを特徴とする。
【0019】
以下、本発明の引出し装置の各実施の形態を図1〜図13に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1〜図7は(実施の形態1)を示す。
【0020】
なお、従来例を示す図14〜図16と同様の作用をなすものには同一の符号を付けて説明する。
この(実施の形態1)の引出し装置は、図1に示すように側板5a,5bと底板6と前面パネル7および背板8などで構成されており、ビス止めを無くするために次のように構成されている。
【0021】
鋼板製の側板5a,5bには、引出し本体3の内側に折曲した折曲部としての張り出し短辺11に適当間隔おきに切り起こし、図5に示すように切り起こし片12を形成して、張り出し短辺11に抜き孔13を穿設する。
【0022】
底板6と背板8はそれぞれ樹脂成形されており、底板6の裏面には側板5a,5bの抜き孔13の位置に対応してフック14aが一体に形成されている。底板6の裏面でフック14aの周囲には、前後方向位置決め突起として図4に示すようにフック14aを囲むコの字形の位置決め壁15が底板6と一体に成形されている。さらに、底板6の裏面で後端にはフック14bが一体に成形されている。
【0023】
背板8の下端には、図3にも示すように前面に向かって突出した突起16が設けられ、この突起16には底板6のフック14bに対応して孔17が形成されている。背板8の後面には、図2に示すように上下左右に下向きの開口18を形成するように鉤状の突起19a,19b,19c,19dが一体に成形されている。
【0024】
なお、側板5a,5bの後端には引出し本体3の内側に折り曲げた短片20が形成されており、短片20には背板8の突起19a〜19dが挿入されてそれぞれの開口18が係合する切り欠き21a〜21dが形成されている。
【0025】
組み立ては次のように行われる。
側板5a,5bの前端に姿勢調整金具10を介して前面パネル7を取り付け、側板5a,5bの後端の短片20に背板8の突起19a〜19dを引っ掛ける。次に、側板5a,5bに取り付けられた前面パネル7の前記の姿勢調整金具10の下側に底板6の前端を入れてから、底板6の後端を背板8の突起16の上に押し込む。
【0026】
以上の作業だけで組み立てが完了し、従来の組み立て作業で必要であったビスやビスの締め付けを必要としない。さらに詳しくは、底板6を側板5a,5bの内側へ挿入して側板5a,5bの張り出し短辺11の上に押し付けることによって、図5から図6の(a)に示す状態を経て底板6の各フック14aが弾性変形して、フック14aの先端が図6の(b)に示すように抜き孔13から張り出し短辺11の下面に係合する。
【0027】
フック14aの背面には、外れ止め防止突起22が一体に成形されている。この外れ止め防止突起22は、図6の(b)に示すようにフック14aが抜き孔13に係合した状態で側板5a,5bの側の切り起こし片12の先端に当接して、係合が解除される方向へフック14aが弾性変形することを規制して前記の係合を確実なものとしている。
【0028】
さらに、この底板6の押し込みの際には底板6の前後の位置合わせが次のように行われている。
図7(a)は底板6を側板5a,5bに押し込む直前の状態を示し、図7(b)は底板6を側板5a,5bに押し込んだ後の状態を図7(a)の矢印A方向から見た状態の断面図を示している。
【0029】
底板6に形成されている位置決め壁15の前後壁15a,15bは、図7(a)(b)に示すように前壁15aと後壁15bの間隔が奥端ほど狭くなる傾斜面で構成されており、フック14aが抜き孔13に係合した状態では図7(b)に示すように位置決め壁15の前後壁15a,15bが切り起こし片12の前端12aと後端12bに当接して、底板6の前後の位置合わせが完了する。
【0030】
底板6の押し込みによって、底板6のフック14bの先端は背板8の突起16に形成された孔17を介して図3に示すように背板8に係合する。また、図3に示すようにフック14bが背板8に係合した状態では、底板6の後端の下面が背板8の突起16の上面に当接し、背板8の突起19a〜19dが側板5a,5bの短片20から外れる方向へ移動することが規制されている。
【0031】
このように、底板6を側板5a,5bの内側に挿入するだけの作業で組み立てが完了し、作業性が良好で、熟練しなくても安定した組み上がり状態が得られる。また、組み立てに特別な治具を必要としないため、嵩の少ない部品の状態で出荷して現地で組み立てるような場合にも適している。また、底板6や背板8を合成樹脂で作成できるため、従来のものに比べて軽量化することができる。
【0032】
この(実施の形態1)では、位置決め壁15の前後壁15a,15bが切り起こし片12の前端12aと後端12bに当接して底板6の前後の位置合わせを実施したが、位置決め壁15の前後壁15a,15bの一方と切り起こし片12との当接でも概略の位置決めができる。
【0033】
(実施の形態2)
図8は(実施の形態2)を示す。
(実施の形態1)では側板5a,5bの張り出し短辺11の抜き孔13に底板6のフック14aを係合させたが、この(実施の形態2)では図8の(a)に示すように折曲部が、張り出し短辺11とこの張り出し短辺11の先端から上方へ折曲された立ち上がり短辺23とで構成されており、この立ち上がり短辺23には、底板6の裏面に形成されたフック14cが係合する孔24を穿設した点だけが(実施の形態1)と異なっている。
【0034】
このように構成したため、底板6を側板5a,5bの内側に挿入すると、図8の(b)に示すように底板6のフック14cが弾性変形して孔24に係合して組み立てが完了する。図8では図示されていないが、この場合にも底板6の側に(実施の形態1)のコの字形の位置決め壁15を形成して、立ち上がり短辺23の前後端23a,23bが位置決め壁15の前後壁23a,23bに当接するように構成することによって底板6の前後の位置決めが完了する。
【0035】
この(実施の形態2)では、側板5a,5bの長さ方向に適当間隔おきに切り起こして立ち上がり短辺23を形成したが、側板5a,5bの張り出し短辺11の先端を全長にわたって上方へ折曲して立ち上がり短辺23を形成し、この立ち上がり短辺23にフック14cが係合する孔24を適当間隔おきに穿設しても同様である。
【0036】
(実施の形態3)
図9は(実施の形態3)を示す。
(実施の形態1)では底板6の前後方向の位置決めを、底板6の側の位置決め壁15と側板5a,5bの側の切り起こし片12との当接で実現したが、この(実施の形態3)では、底板6には側板5a,5bの張り出し短辺11に穿設された孔25a,25bのうちの孔25aに係合するフック14dとは別に、孔25bに係合する突起26を設け、孔25bと突起26との係合で底板6の前後方向の位置決めを実現することもできる。
【0037】
したがって、同様に(実施の形態1)(実施の形態2)でも、フック14aやフック14cを取り囲むように位置決め壁15を設けずに、底板6の裏面から突出させて一体に成形した突起を側板5a,5bの張り出し短辺11に穿設された孔に挿入して底板6の前後方向の位置決めを実現することもできる。
【0038】
(実施の形態4)
図10は(実施の形態4)を示す。
(実施の形態1)の底板6の上面は、両側だけが適当なRで上方に曲げて底板6の上面と側板5a,5bとの隅にゴミが溜らないようにしたが、この(実施の形態4)では底板6の上面の全周を適当なRで上方に曲げて構成したため、底板6の上面と側板5a,5bとの隅、底板6の上面と前面パネル7との隅、ならびに底板6の上面と背板8との隅にゴミが溜らないようにできる。
【0039】
なお、(実施の形態3)(実施の形態4)の場合も底板6の上面の全周を適当なRで上方に曲げて構成することによって同様の効果を期待できる。
(実施の形態5)
図11は(実施の形態5)を示す。
【0040】
(実施の形態1)では背板8は底板6と別部品で構成されていたが、この(実施の形態5)では底板6と背板8とを一体に成形している。その他の部分については(実施の形態1)と同様である。このように構成することによって、部品点数の削減を実現できる。
【0041】
(実施の形態6)
図12は(実施の形態6)を示す。
(実施の形態1)では背板8は底板6と別部品で構成されていたが、この(実施の形態6)では底板6と背板8とを一体に成形するとともに、底板6の上面には間仕切り27が一体に成形されている。その他の部分については(実施の形態1)と同様である。このように構成することによって、部品点数の削減を実現できる。
【0042】
なお、(実施の形態1)の底板6の上面に間仕切り27を一体に成形することによっても同様の効果を期待できる。
(実施の形態7)
図13は(実施の形態7)を示す。
【0043】
(実施の形態1)では背板8は底板6と別部品で構成されていたが、この(実施の形態7)では底板6と背板8とを一体に成形するとともに、底板6の上面には間仕切り27と外周壁28が一体に成形されている。その他の部分については(実施の形態1)と同様である。この図13に示すように一体に成形された底板は、前端に前面パネル7が取り付けられた側板5a,5bの内側に挿入されて引出し本体3に組み立てられる。
【0044】
【発明の効果】
以上のように本発明によると、キャビネットの内壁に固定されたガイドレールに、引出し本体の側板に形成されているレール部を係合させて、引出し本体をキャビネットより引出し自在に構成した引出し装置であって、引出し本体の両側板の下側に引出し本体の内側に折曲した折曲部を形成し、この折曲部に孔を穿設し、両側板の前記の折曲部の上に載置される底板の裏面には、弾性変形して側板の前記の孔に係合するフックを設けたため、両側板の内側に底板を挿入して上方から押圧するだけで両側板と底板とを結合することができ、組み立て性が良好で、両側板と底板との結合にビスやねじ締め装置を必要としない。さらに、樹脂成形に適した構造で、軽量化を実現できる。
【0045】
また、引出し本体の両側板の下側に引出し本体の内側に折曲した折曲部を形成し、この折曲部に孔を穿設し、両側板の前記の折曲部の上に載置される底板の裏面には、弾性変形して側板の前記の孔に係合するフックを設け、前記の折曲部を、側板の下辺から引出し本体の内側に延設された張り出し短辺で構成し、この張り出し短辺には、張り出し短辺の先端側を基端として先端を上方へ切り起こした切り起こし片を形成し、底板の裏面に形成されたフックが前記の切り起こし片の抜き孔に係合するよう構成し、底板の裏面には、折曲部の張り出し短辺に形成された切り起こし片の前端と後端の少なくとも一方に当接する前後方向位置決め突起を形成したため、両側板の内側に底板を挿入して上方から押圧するだけで両側板と底板とを結合することができ、しかも底板の前後方向の位置決めも同時に完了できる。
【0046】
また、引出し本体の両側板の下部を引出し本体の内側に折曲して折曲部を形成し、この折曲部に孔を穿設し、両側板の前記の折曲部の上に載置される底板の裏面には、弾性変形して側板の前記の孔に係合するフックを設け、前記の折曲部を、側板の下辺から引出し本体の内側に延設された張り出し短辺で構成し、この張り出し短辺には、張り出し短辺の先端側を基端として先端を上方へ切り起こした切り起こし片を形成し、底板の裏面に形成されたフックが前記の切り起こし片の抜き孔に係合するよう構成し、底板の裏面に形成されたフックには、このフックが側板の孔に係合した状態で側板の折曲部に形成された切り起こし片に当接して前記の係合が解除される方向へフックが弾性変形することを規制する外れ止め防止突起を設けたため、両側板の内側に底板を挿入して上方から押圧するだけで両側板と底板とを結合することができ、しかもフックの弾性変形によって底板と両側板とを結合したにもかかわらず、外れ止め防止突起の作用によって結合状態をより確実にできる。
【0047】
また、引出し本体の両側板の下部を引出し本体の内側に折曲して折曲部を形成し、この折曲部に孔を穿設し、両側板の前記の折曲部の上に載置される底板の裏面には、弾性変形して側板の前記の孔に係合するフックを設け、両側板の後端に引出し本体の内側に折り曲げた短片を設け、この短片の間に背板を係合させるとともに、背板の下端には、前面に向かって突出した突起を設け、背板の前記の突起を側板に取り付けられた底板の裏面に係合させて、背板が側板から外れる方向への移動を規制することによって、両側板の内側に底板を挿入して上方から押圧するだけで両側板と底板とを結合することができ、底板によって背板の突起を押圧して両側板の後端への背板の取り付けにもビスを使用する必要がなくなる。
【0048】
また、引出し本体の両側板には、下側に引出し本体の内側に折曲した折曲部を形成し、この折曲部に孔を穿設し、両側板の前記の折曲部の上に載置される底板の裏面には、弾性変形して側板の前記の孔に係合するフックを設け、両側板の間に取り付けられる前面パネルと底板と背板との内の底板と背板とを一体に成形したため、両側板の内側に底板を挿入して上方から押圧するだけで両側板と底板とを結合することができ、組み立て性が良好で、しかも底板と背板とを一体に成形することによって部品点数の削減を実現できる。
【0049】
また、引出し本体の両側板の下側に引出し本体の内側に折曲した折曲部を形成し、この折曲部に孔を穿設し、両側板の前記の折曲部の上に載置される底板の裏面には、弾性変形して側板の前記の孔に係合するフックを設け、底板の上面には間仕切を一体に成形したため、両側板の内側に底板を挿入して上方から押圧するだけで両側板と底板とを結合することができ、部品点数も少なく組み立て性が良好で、両側板と底板との結合にビスやねじ締め装置を必要としない。
【0050】
また、引出し本体の両側板の下側に引出し本体の内側に折曲した折曲部を形成し、この折曲部に孔を穿設し、両側板の前記の折曲部の上に載置される底板の裏面には、弾性変形して側板の前記の孔に係合するフックを設け、両側板の間に取り付けられる前面パネルと底板と背板との内の底板と背板とを一体に成形するとともに、底板の上面には間仕切を一体に成形したため、両側板の内側に底板を挿入して上方から押圧するだけで両側板と底板とを結合することができ、部品点数も少なく組み立て性が良好で、両側板と底板と背板の結合にビスやねじ締め装置を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(実施の形態1)の引出し本体の分解斜視図
【図2】同実施の形態の引出し本体の後部を背面から見た分解斜視図
【図3】同実施の形態の引出し本体の後部の断面図
【図4】同実施の形態の底板の要部の底面図
【図5】同実施の形態の側板と底板に設けたフックとの関係を示す一部切り欠きの分解斜視図
【図6】同実施の形態の側板と底板に設けたフックとの結合の過程を示す断面図
【図7】同実施の形態の要部の斜視図と図6のX−X断面図
【図8】(実施の形態2)の側板と底板に設けたフックとの関係を示す一部切り欠きの分解斜視図と結合状態の断面図
【図9】(実施の形態3)の側板と底板の要部の分解斜視図
【図10】(実施の形態4)の底板の斜視図
【図11】(実施の形態5)の底板の斜視図
【図12】(実施の形態6)の底板の斜視図
【図13】(実施の形態7)の底板の斜視図
【図14】従来の引出し装置の分解斜視図
【図15】従来の引出し装置の斜視図
【図16】従来の引出し本体の分解斜視図
【符号の説明】
1 キャビネット
2 ガイドレール
3 引出し本体
4 レール部
5a,5b 側板
6 底板
7 前面パネル
8 背板
10 姿勢調整金具
11 張り出し短辺〔折曲部〕
12 切り起こし片
13 抜き孔
14a,14b フック
15 位置決め壁〔前後方向位置決め突起〕
15a,15b 位置決め壁15の前後壁
16 突起
17 孔
18 開口
19a,19b,19c,19d 鉤状の突起
20 短片
21a〜21d 切り欠き
22 外れ止め防止突起
23 立ち上がり短辺
23a,23b 立ち上がり短辺23の前後端
24 孔
25a,25b 孔
26 突起
27 間仕切り
28 外周壁
Claims (8)
- キャビネットの内壁に固定されたガイドレールに、引出し本体の側板に形成されているレール部を係合させて、引出し本体をキャビネットより引出し自在に構成した引出し装置であって、引出し本体の両側板の下部には、この引出し本体の内側に延設された張り出し短辺と、この張り出し辺の先端から上方へ折曲された立ち上がり短辺とからなる折曲部を形成し、この立ち上がり短辺には、底板の裏面に形成されたフックが弾性変形して係合する孔を穿設した引出し装置。
- 折曲部を、側板の下辺から引出し本体の内側に延設された張り出し短辺で構成し、この張り出し短辺には、張り出し短辺の先端側を基端として先端を上方へ切り起こした切り起こし片を形成し、底板の裏面に形成されたフックが前記切り起こし片の抜き孔に係合するよう構成した請求項1記載の引出し装置。
- 底板の裏面には、折曲部の張り出し短辺に形成された切り起こし片の前端と後端の少なくとも一方に当接する前後方向位置決め突起を形成した請求項2記載の引出し装置。
- 底板の裏面に形成されたフックには、このフックが側板の孔に係合した状態で側板の折曲部に形成された切り起こし片に当接して前記の係合が解除される方向へフックが弾性変形することを規制する外れ止め防止突起を設けた請求項2記載の引出し装置。
- 両側板の後端に引出し本体の内側に折り曲げた短片を設け、この短片の間に背板を係合させるとともに、背板の下端には、前面に向かって突出した突起を設け、背板の前記の突起を側板に取り付けられた底板の裏面に係合させて、背板が側板から外れる方向への移動を規制する請求項1記載の引出し装置。
- 両側板の間に取り付けられる前面パネルと底板と背板との内の底板と背板とを一体成形した請求項1記載の引出し装置。
- 底板の上面には間仕切を一体成形した請求項1記載の引出し装置。
- 両側板の間に取り付けられる前面パネルと底板と背板との内の底板と背板とを一体成形するとともに、底板の上面には間仕切を一体成形した請求項1記載の引出し装置。
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1996
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