JP3074898U - 棚連結具およびその棚連結具を用いた組立棚 - Google Patents

棚連結具およびその棚連結具を用いた組立棚

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JP3074898U JP2000005035U JP2000005035U JP3074898U JP 3074898 U JP3074898 U JP 3074898U JP 2000005035 U JP2000005035 U JP 2000005035U JP 2000005035 U JP2000005035 U JP 2000005035U JP 3074898 U JP3074898 U JP 3074898U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平板状の棚板同士の連結、平板状の棚板とワ
イヤシェルフとの連結を簡単かつ確実に行うことので
き、しかも組立棚の美観を損なうことのない棚連結具お
よびその棚連結具を用いた組立棚を提供する。 【解決手段】 複数の支柱(1)と該支柱の任意の高さ
位置に取り付け可能な棚板部材とから構成される組立棚
に用いられ、平板状の棚板部材(T1)を水平方向に隣
接させて連結させる棚連結具であって、全体の断面形状
が略エの字形を呈し、かつ、左右にそれぞれ前記棚板の
縁部を挿入可能な断面形状が略コの字形の挿入部を有す
る主連結具(C)と、前記主連結具の底辺に形成された
ネジ穴(10)に螺合されて、その先端が前記棚板に当
接して下方から締め付ける締付具(例えばローレットネ
ジ20)とを少なくとも備えるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、複数の支柱とその支柱の任意の高さに取り付け可能な棚板部材とで 構成される組立棚等において、棚板部材同士を水平方向に隣接させて連結させる 棚連結具およびその棚連結具を用いた組立棚に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、図12に示すように、4隅に設けられるパイプ状の支柱1の適当な 位置に略円錐形の外形を有する支持用スリーブ(図12では現れない)を介して 棚板Tのソケット部2,2…を嵌合させるようにして任意の高さ位置に任意の枚 数の棚板部材Tを取り付けられるように構成した組立棚がある。棚板部材Tとし ては、図12のように例えばスチールワイヤ等の線材を方形の網状に組んで接点 を溶接した所謂ワイヤシェルフや、木材や樹脂を用いた平板状の棚板などが用い られる。支持用スリーブは、上細テーパー状の略円錐形をなし、内面には支柱1 の外周の係合溝に係合可能な凸状部を有し、それらを係合させることで支柱1に 係止され、ソケット部2は支持用スリーブのテーパーによって支持固定されるよ うになっている。
【0003】 そして、この種の組立棚は、パイプ状の支柱1,支持用スリーブ,棚板部材T 等の部品が組み立てセット等として提供され、使用者が手作業で組み立てるよう になっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、組立棚には種々のバリエーションが想定され、同じ高さの棚板を水 平方向に隣接させて横方向(左右)や前後方向に棚板を延長したり、あるいは上 方より見た全体の形態が、L字状やT字状などとなるように棚板同士を繋ぎたい という要求がある。
【0005】 しかしながら、上述のように棚板部材には、ワイヤシェルフや平板状の棚板な ど複数種類あり、平板状の棚板同士の連結、平板状の棚板とワイヤシェルフとの 連結を簡単かつ確実に行うことのできる連結具は存在しなかった。
【0006】 特に、昨今の組立棚は機能性に加えて美観に優れたデザイン性も要求されてい るため、棚板部材自体に連結具取り付け用の穴や溝など外観上目立つ加工部を設 けたくないという事情がある。また、連結具についても、棚板部材にキズをつけ ないのは勿論のこと、棚板部材を連結した状態で、連結具自体はなるべく目立た ないようにしたいという要望がある。
【0007】 本考案は、上記課題を解決すべく案出されたものであり、平板状の棚板同士の 連結、平板状の棚板とワイヤシェルフとの連結を簡単かつ確実に行うことのでき 、しかも組立棚の美観を損なうことのない棚連結具およびその棚連結具を用いた 組立棚を提供することを主な目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案に係る棚連結具は、複数の支柱(1)と 該支柱の任意の高さ位置に取り付け可能な棚板部材とから構成される組立棚に用 いられ、平板状の棚板部材(T1)を水平方向に隣接させて連結させる棚連結具 であって、全体の断面形状が略エの字形を呈し、かつ、左右にそれぞれ前記棚板 の縁部を挿入可能な断面形状が略コの字形の挿入部を有する主連結具(C)と、 前記主連結具の底辺に形成されたネジ穴(10)に螺合されて、その先端が前記 棚板に当接して下方から締め付ける締付具(例えばローレットネジ20)とを少 なくとも備えるようにしたものである。
【0009】 これにより、前記主連結具の一方の挿入部を、一方の棚板に挿入して締付具で 固定した後に、前記主連結具の他方の挿入部に他方の棚板を挿入して締付具で固 定するという棚の連結構造を簡易かつ確実に実現することができる。しかも、連 結後において棚板の表面側には前記主連結具の上面が露出するだけであるので、 目立たず、組立棚の美観を損なうこともない。
【0010】 なお、前記主連結具は、各々断面形状が略コの字形に成形された2個の金属製 の副連結具(C1)が、その背面同士を接合させた状態で一体化されるようにし てもよい。
【0011】 この場合には、副連結具を後述のワイヤシェルフと平板状の棚板の連結具と部 品の共通化が可能となり、必要に応じて上記のように連結具同士の背面を溶接す るだけで前記主連結具を構成することができ、製造コストを低減することができ る。
【0012】 また、前記主連結具の底辺と接合可能で、前記締付具のネジ部が挿通可能な挿 通孔を有する平板部と、前記主連結具の底辺の両側面に摺接可能な一対のガイド 片と、前記平板部の前端または後端から前記ガイド片と逆向きに起立した垂直部 とからなる離脱防止具をさらに有するようにしてもよい。
【0013】 これにより、連結後において棚板部材の横方向への抜けを前記中骨部材と離脱 防止具との係合によって確実に防止することができる。
【0014】 また、他の考案は、複数の支柱と、該支柱の任意の高さ位置に取り付け可能な 棚板部材とから構成される組立棚に用いられ、平板状の棚板と、複数の金属線材 を網状に組んで接点を溶接してなるワイヤシェルフ(W1)とを水平方向に隣接 させて連結させる棚連結具であって、断面形状が略コの字形に成形され、前記棚 板の縁部を挿入可能な挿入部を有する連結具(C1)と、前記連結具の挿入部か ら挿入され、該連結具の垂直部に当接可能な平板部と、該平板部が前記連結具の 垂直部に当接された際に、該連結具の外側に突出し、取り付け姿勢に応じて上方 から前記ワイヤシェルフを懸架し、または下方から前記ワイヤシェルフに懸架可 能なフック部とを有する補助連結具と、前記連結具の底辺に形成されるネジ穴( 10)に螺合されて、その先端が前記棚板に当接して下方から締め付ける締付具 (例えばローレットネジ20)とを少なくとも備えるようにしたものである。
【0015】 これにより、同じ高さにある平板状の棚板とワイヤシェルフを簡易かつ確実に 連結することができる。
【0016】 また、前記連結具の底辺と接合可能で、前記締付具のネジ部が挿通可能な挿通 孔を有する平板部と、前記連結具の底辺の両側面に摺接可能な一対のガイド片と 、前記平板部の前端または後端から前記ガイド片と逆向きに起立した垂直部とか らなる離脱防止具をさらに有するようにしてもよい。
【0017】 これにより、連結後において棚板部材の横方向への抜けを前記中骨部材と離脱 防止具との係合によって確実に防止することができる。
【0018】 また、上記棚連結具を用いて棚板を連結した組立棚は、連結後において棚板側 の表面には前記連結具の上面が、また、ワイヤシェルフ側には前記フック部の上 部が僅かに露出するだけであり、目立たず、組立棚の美観を損なうこともない。
【0019】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態について図面を用いて説明する。
【0020】 図1は本実施形態に係る棚連結具の第1実施例を示す斜視図、図2は第1実施 例に係る棚連結具を用いて平板状の棚板同士を連結させる状態を示す説明図、図 3は第1実施例に係る棚連結具を用いて平板状の棚板同士を連結させた状態を示 す斜視図である。
【0021】 図1に示されるように、第1実施例に係る棚連結具Cは、金属板を折曲加工し て形成した断面形状が略コの字形の副連結具C1を2個用いて、その背面同士を 溶接して構成されている。溶接後の形態は、断面形状が略エの字状を成す。
【0022】 なお、棚連結具Cの構造はこれに限定されず、例えば金属や樹脂を用いた射出 成形法などにより上記のように最初から断面形状が略エの字状の棚連結具Cを一 体的に成形するようにしてもよい。
【0023】 副連結具C1の上辺部C1aの外形は、突出方向に丸みを帯びるように面取り が成されている。これは、棚板部材を連結した際に、副連結具C1の上辺部C1 aが表面側に露出するため、棚の使用者が鋭利な角で怪我を負わないようにする ためと、美観上の配慮である。
【0024】 副連結具C1の下辺部(底面)C1bには、ネジ穴10が穿設されており、締 付具としてのローレットネジ20のネジ部20aが螺合されるようになっている 。符号30は、副副連結具C1の下辺部C1bと係合するとともに、後述する棚 板部材T1の中骨部材Pと係合して、棚板部材T1の横方向への抜けを防止する 離脱防止具である。この離脱防止具30は、金属板の折曲加工品であり、副連結 具C1の下辺C1bの上面と当接する平板部30aと、下辺部C1bの上面との 横ズレを規制する一対のガイド部30bと、棚板部材T1の中骨部材Pの側部と 係合する垂直部30cと、副連結具C1のネジ穴10と連通してローレットネジ 20のネジ部20aを挿通させる挿通孔30dとを有する構成となっている。
【0025】 なお、その他の構成部材としては、副連結具C1の上辺部C1aの下面と、棚 板部材T1の表面との間に挟み込まれて棚板部材T1の表面へのキズつきを防止 するクッション材などがある。
【0026】 また、ローレットネジ20は、副連結具C1のネジ穴10に軽く螺合させた仮 止め状態としておくと、取付作業をスムーズに行うことができる。
【0027】 次に、上記第1実施例に係る棚連結具Cを用いて平板状の棚板部材T1aとT 1bを連結する連結構造について図2を参照して説明する。
【0028】 まず、棚連結具Cの一方の副連結具C1に棚板部材T1aの端部を挿入する( 図2(a)参照)。
【0029】 ここで、棚板部材T1a(T1b)の構造について簡単に説明する。棚板部材 T1aは、木材や樹脂等で成形される板状部材50と、補強用の中骨部材Pとか ら構成されている。板状部材50の端部には下がり部50aが形成されている。 副連結具C1の上辺部C1aと下辺部C1bとの距離は、この下がり部50aの 厚さに合わせて設計されている。
【0030】 中骨部材Pは、金属製の角パイプ等で構成され、板状部材50の裏側の下がり 部50aの内側に沿って配置され、図示しないボルト等によって固定されて板状 部材50を補強している。なお、中骨部材Pの厚さは、下がり部50aの高さよ り若干薄くされており、副連結具C1の下辺部C1bと中骨部材Pの下面との間 に形成される空隙Sに、離脱防止具30が挿入可能に構成されている(図2(b )参照)。
【0031】 この際に、ガイド部30bが副連結具C1の下辺部C1bの両側縁に沿って摺 動することで円滑にかつ横ずれを生じないように挿入されるとともに、離脱防止 具30の垂直部30cが、中骨部材Pの側部に当接されるまで挿入される。そし て、この状態からローレットネジ20をねじ込んで、ネジ部20aの先端が中骨 部材Pの下面に強く当接されるようにする。これにより棚連結具Cが棚板部材T 1aに固定され、しかも離脱防止具30の垂直部30cが中骨部材Pの側部に当 接された状態で固定されているので、棚連結具Cの横方向への抜けが防止される 。この状態において、万が一ローレットネジ20が緩んだ場合でも棚連結具Cと 離脱防止具30とはローレットネジ20の貫通によって互いにずれを生じないか ら、棚連結具Cが棚板部材T1aより離脱することはない。なお、副連結具C1 の上辺部C1aと棚板部材T1aとの間にキズつき防止用のクッション材を挟む ようにしてもよい。
【0032】 次いで、棚連結具Cの他方の副連結具C1に、もう一方の棚板部材T1bの端 部を挿入し、上記と同様の取付作業を行って、図2(c)のような状態とする。
【0033】 これにより平板状の棚板部材T1aとT1bとは棚連結具Cを介して隣接状態 で連結される。なお、棚板部材T1a,T1bの安定性を高めるために、同様の 取付作業により棚板部材T1a,T1bの一辺に2個以上の棚連結具Cを設ける ことが望ましい。また、棚板部材T1aまたはT1bに、他の棚板部材T1c, T1d…を棚連結具Cを用いて同様に連結することもできる。
【0034】 図3は、上述のようにして平板状の棚板部材T1aとT1bを左右方向に、T 1aとT1cを前後方向に連結した例を示す。この例では、ソケット部2を介し て4隅に支柱1を固定した棚板部材T1aに、長手方向に並べて棚板部材T1b を2個の棚連結具Cを介して連結し、棚板部材T1aの長辺に沿って棚板部材T 1cの短辺が接するようにして2個の棚連結具Cを介して連結した。
【0035】 このように棚連結具Cを用いることにより平板状の棚板部材同士を簡単かつ確 実に連結することができ、しかも図3に示すように棚板部材T1b,T1cにつ いては棚板部材T1aに接する側の支柱を省略することができるので、トータル コストを下げることができるとともに、支柱1の本数が少ないので、すっきりと した外観を呈することができ美観上も優れている。また、棚板部材T1a,T1 b,T1cの表面においては棚連結具Cの上辺部C1aが僅かに露出するだけで あるので目立たず美観を損なうこともない。
【0036】 次に、図4から図7を参照して本発明に係る棚連結具の第2実施例について説 明する。
【0037】 図4は本実施形態に係る棚連結具の第2実施例を示す分解斜視図および斜視図 、図5は第2実施例に係る棚連結具を用いて平板状の棚板とワイヤシェルフを連 結させる状態を示す説明図、図6は第2実施例に係る棚連結具にワイヤシェルフ を懸架する状態を示す説明図、図7は平板状の棚板とワイヤシェルフを連結させ た状態を示す斜視図である。
【0038】 図4(a)に示されるように、第2実施例に係る棚連結具C’は、金属板を折 曲加工して形成した断面形状が略コの字形の副連結具C1と、ワイヤシェルフを 懸架可能なフック部fを有する補助連結具Hと、ローレットネジ20とから構成 される。なお、副連結具C1は前記第1実施例で説明したものと同一形態、同一 構成であり、下辺部C1aにはローレットネジ20のネジ部20aが螺合される ネジ穴10が穿設されている。
【0039】 補助連結具Hは、金属板の折曲加工品であり、副連結具C1の垂直部C1cに 当接可能な平板部H1を有し、その平板部H1の両脇にフック部fが形成されて いる。
【0040】 そして、本実施例では図4(a)に示すようにフック部fはその懸架部f1が 上方に向く状態で、副連結具C1の上辺部C1aと下辺部C1bとで形成される 挿入部から矢印のように挿入されて、図4(b)に示すように、副連結具C1の 垂直部C1cに補助連結具Hの平板部H1が当接し、フック部fが外側に突出し た状態とする。
【0041】 なお、その他の構成部材としては、副連結具C1の上辺部C1aの下面と、棚 板部材T1の表面との間に挟み込まれて棚板部材T1の表面へのキズつきを防止 するクッション材などがある。また、ローレットネジ20は、副連結具C1のネ ジ穴10に軽く螺合させた仮止め状態としておくと、取付作業をスムーズに行う ことができる。
【0042】 ここで、上記第2実施例に係る棚連結具C’を用いて平板状の棚板部材T1と ワイヤシェルフW1を連結する連結構造について図5を参照して説明する。
【0043】 まず、図5(a)に示すように棚連結具C’の副連結具C1に棚板部材T1の 端部を挿入する。なお、棚板部材T1の構成は第1実施例で説明した通りである ので、同一符号を付して詳細な説明は割愛する。また、副連結具C1の上辺部C 1aと棚板部材T1の上面との間にキズつき防止用のクッション材を挟むように してもよい。
【0044】 そして、図5(b)に示すように副連結具C1の下辺部C1bと中骨部材Pの 下面との間に形成される空隙Sに、離脱防止具30を挿入する。この際に、離脱 防止具30の垂直部30cは、中骨部材Pの側部に当接される。次いで、この状 態からローレットネジ20をねじ込んで、ネジ部20aの先端が中骨部材Pの下 面に強く当接されるようにする。これにより棚連結具Cが棚板部材T1に固定さ れ、しかも離脱防止具30の垂直部30cが中骨部材Pの側部に当接された状態 で固定されているので、棚連結具Cの横方向への抜けが防止される。この状態に おいて、万が一ローレットネジ20が緩んだ場合でも棚連結具Cと離脱防止具3 0とはローレットネジ20の貫通によって互いにずれを生じないから、棚連結具 Cが棚板部材T1aより離脱することはない。また、補助連結具Hが棚板部材T 1の側部と副連結具C1との間に挟み込まれて固定され、フック部fが外側に突 出した状態となる。
【0045】 次に、図5(c)および図6に示すように、棚連結具C’のフック部fの上方 からワイヤシェルフW1の縁部を懸架させる。
【0046】 これにより平板状の棚板部材T1とワイヤシェルフW1とは棚連結具C’を介 して水平方向に連続状態で連結される。なお、安定性を高めるために、同様の取 付作業により棚板部材T1の一辺に2個以上の棚連結具C’を設けることが望ま しい。
【0047】 また、さらに棚板部材T1に、他のワイヤシェルフW2,W3…を棚連結具C ’を用いて同様に連結することもできる。
【0048】 図7は、上述のようにして平板状の棚板部材T1とワイヤシェルフW1,W2 とを連結した例を示す。この例では、ソケット部2を介して4隅に支柱1を固定 した棚板部材T1に、横方向に連続するようにワイヤシェルフW1を2個の棚連 結具C’を介して連結するとともに、棚板部材T1の前端に沿ってワイヤシェル フW2の側面が接するようにして2個の棚連結具C’を介して連結した状態を示 す。
【0049】 このように棚連結具C’を用いることにより平板状の棚板部材T1とワイヤシ ェルフW1,W2とを簡単かつ確実に連結することができ、しかも図7に示すよ うにワイヤシェルフW1,W2については棚板部材T1に接する側の支柱を省略 することができるので、すっきりとした外観を呈することができ美観上も優れて いる。また、棚板部材T1の表面においては棚連結具C’の上辺部C1aが僅か に露出するだけであるので目立たず美観を損なうこともない。
【0050】 次に、上記第2実施例の棚連結具の他の使用方法を説明する。
【0051】 図8は本実施形態に係る棚連結具の分解状態図および組合わせ状態の斜視図、 図9は図8のように組み合わせた棚連結具を用いて平板状の棚板とワイヤシェル フを連結させる方法を示す説明図、図10は第2実施例に係る棚連結具をワイヤ シェルフに懸架する状態を示す説明図、図11は平板状の棚板とワイヤシェルフ を連結させた状態を示す斜視図である。
【0052】 第2実施例に係る棚連結具C’の第2の使用方法では、図8(a)に示される ように、補助連結具Hの取り付け向きが上下逆向きであり、図8(a)に示すよ うに、フック部fの懸架部が下方を向く状態で、副連結具C1の上辺部C1aと 下辺部C1bとで形成される挿入部から矢印のように挿入される。これにより図 8(b)に示すように、副連結具C1の垂直部C1cに補助連結具Hの平板部H 1が当接し、フック部fが外側に突出した状態となる。
【0053】 なお、この場合にも副連結具C1の上辺部C1aと棚板部材T1との間にクッ ション材などを用いてもよい。また、ローレットネジ20は、副連結具C1のネ ジ穴10に軽く螺合させた仮止め状態としておくと、取付作業をスムーズに行う ことができる。
【0054】 上記棚連結具C’を用いて平板状の棚板部材T1aとワイヤシェルフW1を連 結するには、まず、図9(a)に示すように棚連結具C’の副連結具C1に棚板 部材T1aの端部を挿入する。
【0055】 そして、図9(b)に示すように副連結具C1の下辺部C1bと中骨部材Pの 下面との間に形成される空隙Sに、離脱防止具30を挿入する。この際に、離脱 防止具30の垂直部30cは、中骨部材Pの側部に当接される。次いで、この状 態からローレットネジ20をねじ込んで、ネジ部20aの先端が中骨部材Pの下 面に強く当接されるようにする。
【0056】 次に、図9(c)および図10に示すように、ワイヤシェルフW1の縁部に対 して棚連結具C’のフック部fを上方から懸架させる。 これにより平板状の棚板部材T1aとワイヤシェルフW1とは棚連結具C’を 介して水平方向に連続した状態で連結される。なお、安定性を高めるために、同 様の取付作業により棚板部材T1aの一辺に2個以上の棚連結具C’を設けるこ とが望ましい。また、さらにワイヤシェルフW1に対して棚連結具C’を用いて 、他の棚板部材T1b,T1c…を同様にして連結することもできる。
【0057】 図11は、上述のようにしてワイヤシェルフW1と平板状の棚板部材T1a, T1bとを連結した例を示す。この例では、ソケット部2を介して4隅に支柱1 を固定したワイヤシェルフW1に、横方向に並べて棚板部材T1aを2個の棚連 結具C’を介して連結するとともに、ワイヤシェルフW1の前端に沿って棚板部 材T1bの短辺が接するようにして2個の棚連結具C’を介して連結した。
【0058】 なお、上記第2実施例に示した棚連結具C’の他の用途として、組立棚の転倒 防止具への応用が考えられる。すなわち、組立棚の平板状の棚板部材またはワイ ヤシェルフの長手方向の1辺(設置時に背面側となる方)に棚連結具C’または C’を取り付け、その組立棚を設置した際に前記棚連結具C’のフック部fが対 向する壁等に、該フック部fと係合する係合部(例えば釘を斜めに打ち付けたり 、針金を張設するなどして形成することも可能)を設け、この係合部に前記棚連 結具C’のフック部fを係合させる。これにより、地震発生時等の揺れに対して 組立棚の前方への転倒を防止することができる。
【0059】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、複数の支柱と該支柱の任意の高さ位置に取り付 け可能な棚板部材とから構成される組立棚に用いられ、平板状の棚板部材を水平 方向に隣接させて連結させる棚連結具であって、全体の断面形状が略エの字形を 呈し、かつ、左右にそれぞれ前記棚板の縁部を挿入可能な断面形状が略コの字形 の挿入部を有する主連結具と、前記主連結具の底辺に形成されたネジ穴に螺合さ れて、その先端が前記棚板に当接して下方から締め付ける締付具とを少なくとも 備えるようにしたので、前記主連結具の一方の挿入部を、一方の棚板に挿入して 締付具で固定した後に、前記主連結具の他方の挿入部に他方の棚板を挿入して締 付具で固定するという棚の連結構造を簡易かつ確実に実現することができるとい う効果がある。しかも、連結後において棚板の表面側には前記主連結具の上面が 露出するだけであるので、目立たず、組立棚の美観を損なうこともないという効 果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る棚連結具の第1実施例を示す
斜視図である。
【図2】第1実施例に係る棚連結具を用いて平板状の棚
板同士を連結させる状態を示す説明図である。
【図3】第1実施例に係る棚連結具を用いて平板状の棚
板同士を連結させた状態を示す斜視図である。
【図4】本実施形態に係る棚連結具の第2実施例を示す
分解斜視図および斜視図である。
【図5】第2実施例に係る棚連結具を用いて平板状の棚
板とワイヤシェルフを連結させる状態を示す説明図であ
る。
【図6】第2実施例に係る棚連結具にワイヤシェルフを
懸架する状態を示す説明図である。
【図7】平板状の棚板とワイヤシェルフを連結させた状
態を示す斜視図である。
【図8】本実施形態に係る棚連結具の分解状態図および
組合わせ状態の斜視図である。
【図9】棚連結具を用いて平板状の棚板とワイヤシェル
フを連結させる方法を示す説明図である。
【図10】第2実施例に係る棚連結具をワイヤシェルフ
に懸架する状態を示す説明図である。
【図11】平板状の棚板とワイヤシェルフを連結させた
状態を示す斜視図である。
【図12】従来の組立棚を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 支柱 2 筒状のソケット部 C,C’ 棚連結具 C1 連結具 C1a 上辺部 C1b 下辺部 10 ネジ穴 20 ローレットネジ 30 離脱防止具 30c 垂直部 T1,T1a,T1b 平板状の棚板部材 P 中骨部材 H 補助連結具 f フック部 W1,W2 ワイヤシェルフ

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の支柱と該支柱の任意の高さ位置に
    取り付け可能な棚板部材とから構成される組立棚に用い
    られ、平板状の棚板部材を水平方向に隣接させて連結さ
    せる棚連結具であって、 全体の断面形状が略エの字形を呈し、かつ、左右にそれ
    ぞれ前記棚板の縁部を挿入可能な断面形状が略コの字形
    の挿入部を有する主連結具と、 前記主連結具の底辺に形成されたネジ穴に螺合されて、
    その先端が前記棚板に当接して下方から締め付ける締付
    具と、 を少なくとも備えることを特徴とする組立棚用の棚連結
    具。
  2. 【請求項2】 前記主連結具は、各々断面形状が略コの
    字形に成形された2個の金属製の副連結具が、その背面
    同士を接合させた状態で一体化されていることを特徴と
    する請求項1に記載の組立棚用の棚連結具。
  3. 【請求項3】 前記主連結具の底辺と接合可能で、前記
    締付具のネジ部が挿通可能な挿通孔を有する平板部と、
    前記主連結具の底辺の両側面に摺接可能な一対のガイド
    片と、前記平板部の前端または後端から前記ガイド片と
    逆向きに起立した垂直部とからなる離脱防止具をさらに
    有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の組立棚用の棚連結具。
  4. 【請求項4】 複数の支柱と、該支柱の任意の高さ位置
    に取り付け可能な棚板部材とから構成される組立棚に用
    いられ、平板状の棚板と、複数の金属線材を網状に組ん
    で接点を溶接してなるワイヤシェルフとを水平方向に隣
    接させて連結させる棚連結具であって、 断面形状が略コの字形に成形され、前記棚板の縁部を挿
    入可能な挿入部を有する連結具と、 前記連結具の挿入部から挿入され、該連結具の垂直部に
    当接可能な平板部と、該平板部が前記連結具の垂直部に
    当接された際に、該連結具の外側に突出し、取り付け姿
    勢に応じて上方から前記ワイヤシェルフを懸架し、また
    は下方から前記ワイヤシェルフに懸架可能なフック部
    と、を有する補助連結具と、 前記連結具の底辺に形成されるネジ穴に螺合されて、そ
    の先端が前記棚板に当接して下方から締め付ける締付具
    と、 を少なくとも備えることを特徴とする組立棚用の棚連結
    具。
  5. 【請求項5】 前記連結具の底辺と接合可能で、前記締
    付具のネジ部が挿通可能な挿通孔を有する平板部と、前
    記連結具の底辺の両側面に摺接可能な一対のガイド片
    と、前記平板部の前端または後端から前記ガイド片と逆
    向きに起立した垂直部とからなる離脱防止具をさらに有
    することを特徴とする請求項4に記載の組立棚用の棚連
    結具。
  6. 【請求項6】 少なくとも6本の支柱と、そのうち4本
    の支柱に取り付けられた第1の棚群と、残りの2本の支
    柱に取り付けられた第2の棚群とからなり、前記第1の
    棚群と第2の棚群のうち同一高さにある棚同士が請求項
    1、2、3または請求項4,5に記載の棚連結具を用い
    て連結されていることを特徴とする組立棚。
  7. 【請求項7】 請求項4または請求項5に記載の棚連結
    具により連結された棚のうち第1の棚群の棚が平板状の
    棚板である場合に、前記補助連結具はそのフック部が上
    向き状態で取り付けられていることを特徴とする請求項
    6に記載の組立棚。
  8. 【請求項8】 請求項4または請求項5に記載の棚連結
    具により連結された棚のうち第1の棚群の棚がワイヤシ
    ェルフである場合に、前記補助連結具はそのフック部が
    下向き状態で取り付けられていることを特徴とする請求
    項6に記載の組立棚。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012040328A (ja) * 2010-08-17 2012-03-01 Kenji Matsunaga 本立て型ラック体

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