JPS5836181Y2 - ハイセンキグトリツケワクコテイヨウキヨウチヤクワク - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電気配線器具を壁面に固着する取付装置に関す
るもので、その目的とするところは配線器具を固定した
取付枠を、取付壁面の厚さに関係なくこの壁面に仮止め
した挟着枠に締付固着することにより、取付配線器具を
壁面に固着することが出来る構造簡単、装着容易な配線
器具取付装置を提供しようとするものである。

以下第１図〜第４図を参照して本考案をその一実施例に
つき説明すると、１は例えばスイッチ、コンセントなど
の電気配線器具の取付壁の裏面に仮止めされる挟着枠で
、この挟着枠１は、電気配線器具の取付挿通孔２をその
中央部に切抜いて設け、締付螺子３の螺合孔４と挟着ス
プリング５の一方の端部５′を縫合挿通する係合孔６，
７をその長手方向の一方の端片に穿ち、締付螺子３′の
螺合孔４′と挟着スプリング５の他方の端部５“を縫合
挿通する係合孔６’、７’を他方の端片に穿ち、夫々の
端片の端縁には補強片８，８′が折曲して設けられてい
る。

而して挟着スプリング５の一方の端部５′は挟着枠１の
端片に穿たれた保合孔６にその表面より挿通して後裏面
から保合孔７に挿通して縫係し、他方の脚端５″は他方
の端片の係合孔６′の表面から裏面に挿通し係合孔７′
の裏面から表面に挿通することにより縫係して挟着枠１
に装着した挟着スプ１ング５の挟着部５″′は挟着枠１
の側片′に対設せしめられる。

尚、挟着枠１に装着する挟着スプリング５の両端部５Ｚ
５／Ｉを挟着枠１の端片の係合孔７，６．７’、６’に
その順序に夫々縫係すれば挟着スプリング５の挟着部５
″′は挟着枠１の側片１″に対設せしめることが出来る
もので、その何れをとるかは任意に選択し得るものであ
る。

この挟着枠１の横幅寸法をＸとし、長手方向の寸法をｙ
とし、配線器具の取付壁ａに穿たれた取付孔すの横幅寸
法をＸ′とし長手方向寸法をｙ′とすれば、両者の間に
ｘ＞ｘ’、ｙ＜ｙ、’の関係を持たせることにより、取
付壁ａの長手方向の孔縁部Ｃ５Ｃ′と挟着枠１の側片１
′、１″とは当接せしめることが出来るもので、この孔
縁部Ｃを挟着枠１の側片１′に、この挟着枠１に縫係し
た挟着スプリング５の挟着部５″′の弾発力により弾挾
し得るもので、この状態において挟着枠１は取付壁ａの
取付孔す部の裏面に仮止めすることが出来る。

上述のように挟着枠１は取付壁ａの取付孔す部の裏面に
仮止めすることが出来るものであるが、取付壁ａの孔縁
部Ｃの厚みが薄い場合には挟着枠１に装着する挟着スプ
リング５の端部５′、５″の係合孔６，７および係合前
６′、７、えの縫係度を多くし、孔縁部Ｃの厚みが厚い
場合には挟着スプリング５の端部５′、５″の係合孔６
，７．６’、７’えの縫係度を少なくすることにより確
実に孔縁部Ｃを側片１′と装着部５″′との間に弾挾す
ることが出来るもので、挟着スプリング５０両端脚５／
、５／／の縫係度は取付壁ａの状況により適宜調節する
ことは容易になし得るものである。

９は配線器具取付枠で、この取付枠９にはその中央部に
配線器具取付孔１０が切抜かれ、締付螺子３の貫通孔１
１と締付螺子３′の貫通孔１１′とが長手方向の端部に
穿たれ、その両端部には保合片１２．１２’が夫々延長
して設けられ、この係合片１２，１２’を取付壁ａの取
付孔すの長手方向の端縁に載置することにより取付枠９
を取付壁ａの表面に装着するこが出来るもので゛ある。

本考案は上述の構成よりなるもので、挟着スプノング５
の一端部５′を挟着枠１の係合孔６，７に縫合し、他端
部５″を係合孔６’、７’に縫合することにより、この
挟着スプリング５をその装着部５″′を挟着枠１の側片
１′に対設するよう縫係して後、この挟着枠１を取付壁
ａの裏面に当接し、挟着スプリング５の装着部５″′を
取付壁ａの取付孔すよりその表面部に両端部５／ 、５
／／の弾力に抗して挾通してこれを孔縁部Ｃの表面部に
当接することにより、孔縁部Ｃは装着部１の側片１′と
挟着スプリング５の装着部５″′とにより挾圧し、装着
部１を取付壁ａの裏面部に仮止めすることが出来るもの
で、この状態において、配線器具をその取付孔１０に固
着した取付枠９を、取付壁ａの表面部から、配線器具を
取付孔１０と挿通孔２に貫通してその係合片１２，１２
’を取付孔すの長手方向の孔縁に載置するよう配設し、
この取付枠９の貫通孔１１および１１′に夫々挿通した
締付螺子３および３′を取付壁ａの裏面に仮止めした挟
着枠１の螺合孔４および４′に螺合締付けることにより
、取付枠９と配線器具をその取付孔１０に固着して取付
壁ａの表面に確実に固着することか゛出来るものて゛あ
る。

尚、取付壁に仮止めした挟着枠１に締付螺子３゜３′に
より器具取付枠９を固定した際に取付壁ａの器具装着部
の孔縁部Ｃの表面に露呈した挟着スプノング５の装着部
５″′はこの装着部に装着される化粧板によって覆封さ
れるので、これを取外す必要はないものである。

上述の本考案に対する従来の一例として第５図に示すも
のがある。

これは取付枠９にはさみ金具１３が締付螺子１４を介し
て取付けられたものである。

このはさみ金具１３の先端は取付壁ａの裏側に位置され
ている。

締付螺子１４の螺付けによって取付枠１４とはさみ金具
とが取付壁ａを挾み込むようになっている。

このようにして取付枠９を取付壁ａに取付けることがで
きる。

しかし、取付壁９が石膏ボードのようなもろい壁では、
はさみ金具１３が壁をくずしてしまうため使用に適さな
い。

又取付壁ａの厚さが大であるとその取付が困難であると
いう欠点がある。

第６図は従来性の例である。

これは上述の後者の欠点である取付壁ａの厚さの大なる
場合の取付不能を解決したものである。

これははさみ金具１３を取付枠９に設けた支柱１５に取
付けるようにしたものであって、この取付は支柱１５に
形成した複数個の取付穴１６に取付は取りはずし自在に
なっている。

従ってはさみ金具１３は取付壁ａの厚さに応じ多段的に
大なるはさみ厚さから小なる厚さまで変更できる１７は
螺子１４の貫通孔、１８は螺子１４の螺子穴、１９は挿
入片である。

このような構成によれば確かに取付壁ａの厚いものまで
も取付可能である。

しかし、やはり取付壁ａがやわらかい場合にこれをくず
してしまうことは防止できない。

又、構造も複雑となり高価なものとなってしまうという
新たな欠点が生じ、しかも取付状態もはずれ易い欠点が
ある。

本考案は以上の説明で明らかなように、挟着枠１の挟着
片１′と、この挟着枠１に縫係した挟着スプリング５の
装着部５″′との間に取付壁ａの取付”ＪＬｂの孔縁部
Ｃを挟着スプリング５の両端部５′。

５″の弾力によって挟着することにより挟着枠１を取付
壁ａの裏面に仮止めし、この取付壁ａの裏面に仮止めし
た挟着枠１の螺合孔４，４′に器具を固着した器具取付
枠９の貫通孔１１．１１’に挿通した締付螺子３，３′
を夫々螺入、締付けて挟着枠１と取付枠９との間に取付
壁ａを強固に決着することにより、取付枠９を取付壁ａ
の表面に確実に固着することが出来る効果を有するもの
であり、又、挟着枠１は取付壁ａの厚さによってその縫
係度を任意に選択し得る挟着スプリング５によってその
裏面に確実に仮止めすることが出来る。

従って、従来のように取付壁ａの厚さに制限されること
なく容易に装着できると共に、壁を全くくずしてしまう
ということもない。

又、全体的に構造簡単、装着容易である等、実用上極め
て有効便利である。

【図面の簡単な説明】

第１図は挟着枠の斜視図、第２図は取付壁裏面に仮止め
した挟着枠の斜視図、第３図は器具取付枠取付時の斜視
図、第４図は中央断面図、第５図は従来の一例における
取付枠の取付状態を示す断面図、第６図は従来の他の例
における取付枠のはさみ金具部分を示す斜視図である。 １・・・・・・挟着枠、２・・・・・・取付挿通孔、３
．３’・・・・・締付螺子、４．４′・・・・・・螺合
孔、５・・・・・・挟着スプリング、６，７．６’。 ７′・・・・・・係合孔、８，８′・・・・・・補強片
、９・・・・・・配線器具取付枠、１０・・・・・・取
付孔、１１．１１′・・・・・・貫通孔、１２．１２’
・・・・・・係合片、ａ・・・・・・取付壁、ｂ・・・
・・・取付孔、ｃ、ｃ’・・・・・・孔縁部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 配線器具の取付挿通孔２を中央部に設け、螺合−７Ｌ４
   と係合孔６，７を長手方向の一端片に穿ち、螺合孔４′
   と係合孔６’、７’を他端片に穿った挟着枠１と、挟着
   枠１の係合孔６，７に一端部５′を縫合し、係合孔６’
   、 ７’に他端部５″を縫合して、挟着枠１に縫係する
   挟着スプリング５と、器具取付孔１０を中央部に設は貫
   通孔１１および１１′と保合片１２および１２′を両端
   部に設けた器具取付片９とよりなり、挟着片１をその挟
   着片１′とこれに縫係した挟着スプリング５の挟着部５
   ″′との間に孔縁部Ｃを挟着することにより取付壁ａの
   裏面に仮止めし、この挟着枠１と取付枠９とを締付螺子
   ３，３′により締付けることにより、取付枠９を取付壁
   ａの表面に固着することを特徴とする配線器具取付装置
   。