JPS6028291Y2 - ハンガ−パイプ架設装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ブラケットを利用して、複数のバンガーパイプを側方に
連設する際、従来は、バンガーパイプの連設部に近接し
て、平行をなす１対のブラケットを設け、各ブラケット
に、隣接する両バンガーパイプの端部を、架設金具をも
って止着していたが、部品点数が多く、かつ取付作業が
甚だ面倒であり、また隣接するバンガーパイプの間に間
隙が生じて、陳列効率が低下するという欠点があった。

また、１枚のブラケットの両側に両バンガーパイプの端
部を取付けて、複数のバンガーパイプを側方に連設する
装置も提供されているが、従来のこの種のものは、必要
に応じて中間のバンガーパイプを着脱する場合には、い
ずれか一側方のバンガーパイプとブラケットを、一旦全
部取外す必要があって、甚だ面倒であり、またブラケッ
トに大きな嵌合孔が穿設されているので、ブラケットの
強度が損なわれるとともに、バンガーパイプを取外した
跡が見苦しかった。

本考案は、上述の欠点を解消したバンガーパイプ架設装
置に関するもので、以下、添付の図面に基いて具体的に
説明する。

第１図〜第３図は、第１実施例を示すもので、前方を向
くブラケット１の前端部には、横長孔２が切設されてい
る。

３は、水平をなす方形の取付板で、上記横長孔２に挿入
しうる前後長を有し、左右両端部には螺孔４，４が穿設
されている。

５は、取付板３の前後長より小径のバンガーパイプで、
端部前後両側面には、軸線と平行をなす係合溝６，６が
切設されている。

ブラケット１にバンガーパイプ５を架設するには、まず
ブラケット１の横長孔２に、側方より取付板３を中央ま
で貫挿する。

ついで、前方もしくは後方より、取付板３にバンガーパ
イプ５の係合溝６，６をはめ込み、バンガーパイプ５の
端部下面に穿設した通孔（図示省略）に、ビス７を下方
より挿通して、取付板３螺孔４に螺締すればよい。

同様に、ブラケット１の左側面にも、想像線で示すよう
に、バンガーパイプ５′を架設しうるので、ブラケット
１を増設することにより、所望の数のバンガーパイプ５
・・・を側方に連設することができる。

架設と逆の操作をすれば、連設した多数のバンガーパイ
プ５・・・より任意窓のバンガーパイプ５を、ブラケッ
ト１の他のバンガーパイプ５′・・・とは無関係に、極
めて簡単に取外すことができる。

この際、取外したバンガーパイプ５に隣接するバンガー
パイプ５′が取付板３とともに、動揺等により、ブラケ
ット１より脱落する恐れがあるが、この場合には、取付
板３のビス７を外した螺孔４を利用して、適宜の抜は止
めを取付ければよい。

例えは取付板３を、第３図に示すような端部取付板８に
取替えれば、体裁よく、バンガーパイプ５′の脱落を防
止することができる。

端部取付板８は、取付板３の中央より一方（第３図左方
）の前後両端縁に抜は止め突片９，９を連設し、ブラケ
ット１の横長孔２の前後長より大幅としたもので、連設
したバンガーパイプ５の両端を、ブラケット１に止着す
るためのものである。

上述のように、本考案装置により連設した多数のバンガ
ーパイプ５は、任意のバンガーパイプ５を極めて簡単に
、かつ体裁よく着脱することができ、また架設したバン
ガーパイプ５に、その係合溝６が取付板３に係合してい
るので、軸線まわりに回動することがなく、しかも、取
付板３とバンガーパイプ５の下面との間隔が不変である
ので、ビス７を強固に締付けることができる。

第４図は、第２実施例を示すもので、上記同様のブラケ
ット１１の前部に切設した上方横長孔１２の下縁には、
前後長が上方横長孔１２より短寸の下方横長孔１３が連
設されている。

１４は、上記取付板３に相当する取付板で、上方横長孔
１２に貫挿しうる前後長を有し、前後両縁中央には、取
付板１４が下方横長孔１３に嵌入しうるように、切込１
１５．１５が切設され、左右両端部には、螺孔１６，１
６が穿設されている。

この取付板１４を中央まで、ブラケット１１の上方横長
孔１２に挿入した後、切込Ｒ１５，１５において下方横
長孔１３に落し込めば、ブラケット１に係止されて、上
記取付板３と同様に使用することができる。

しかも、切込溝１５が設けられているので、取付板１４
の位置決めが容易であり、かつ隣接するバンガーパイプ
を取外しても、取付板１４が、動揺等によりブラケット
１１より脱落することがないという利点がある。

なお、取付板におけるバンガーパイプ支持部は、ブラケ
ットの一側へのみ突出しされる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案の第１実施例の分解斜視図、第２図は
、同じくバンガーパイプを取付けた状態の本考案装置の
中央横断平面図、第３図は、端部取付板の平面図、第４
図は、本考案の第２実施例におけるバンガーと取付板の
分解斜視図である。 １・・・・・・ブラケット、２・・・・・・横長孔、３
・・・・・・取付板、４・・・・・・螺孔、５・・・・
・・バンガーパイプ、６・・・・・・係合溝、７・・・
・・・ビス、８・・・・・・端部取付板、９・・・・・
・抜は止め突片、１１・・・・・・ブラケット、１２・
・・・・・上方横長孔、１３・・・・・・下方横長孔、
１４・・・・・・取付板、１５・・・・・・切込溝、１
６・・・・・・螺孔。

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）ブラケットに切設した横長孔に、取付板を着脱自
   在に貫挿し、かつ取付板の左右両端部に螺孔を穿設して
   、取付板の前後長より小径のバンガーパイプの端部前後
   両側面に切設した、軸線と平行をなす係合溝を取付板に
   はめ込み、バンガーパイプの上下いずれかの１側面を貫
   通するビスを、取付板の螺孔に螺締してなるバンガーパ
   イプ架設装置。
2. （２）取付板の前後画線中央に切込溝を切設し、かつブ
   ラケットの横長孔を、取付板を挿入しうる上方横長孔の
   下縁に、切込溝において取付板をはめ込みうる下方横長
   孔を連設して形成してなる実用新案登録請求の範囲第１
   項に記載の装置。
3. （３）取付板におけるバンガーパイプ支持用側片部が、
   ブラケットの両側に突出している実用新案登録請求の範
   囲第１項又は第２項に記載の装置。
4. （４）取付板におけるバンガーパイプ支持用側片部が、
   ブラケットの一側に突出している実用新案登録請求の範
   囲第１項又は第２項に記載の装置。