JP2001032492A - バー等の壁面取付方法とこれに用いる取付具 - Google Patents

バー等の壁面取付方法とこれに用いる取付具

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JP2001032492A
JP2001032492A JP20557499A JP20557499A JP2001032492A JP 2001032492 A JP2001032492 A JP 2001032492A JP 20557499 A JP20557499 A JP 20557499A JP 20557499 A JP20557499 A JP 20557499A JP 2001032492 A JP2001032492 A JP 2001032492A
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JP20557499A
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Takashi Mizushima
敬 水島
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Chuo Kaseihin Co Inc
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47KSANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
    • A47K17/00Other equipment, e.g. separate apparatus for deodorising, disinfecting or cleaning devices without flushing for toilet bowls, seats or covers; Holders for toilet brushes
    • A47K17/02Body supports, other than seats, for closets, e.g. handles, back-rests, foot-rests; Accessories for closets, e.g. reading tables
    • A47K17/022Wall mounted grab bars or handles, with or without support on the floor

Abstract

(57)【要約】 【課題】 浴室やトイレ等の壁面に、握りバー、タオル
掛け等を固定するためのバー等の壁面取付方法と、これ
に使用する取付具を提供する。 【解決手段】 壁Wの所要の部位に挿通孔31と通孔3
2,32とを設ける。タコ糸を利用して固定金具12を
挿通孔31から壁Wの裏面に挿入し、固定金具12に仮
止めした止めねじ16を前記通孔32から壁W表面に引
き出し、固定金具12のねじ孔13,13と通孔32,
32が合致する状態で固定金具12を壁Wの裏面に仮固
定する。壁Wの表面に防水パッキング17と化粧板18
を当接し、それぞれに設けた透孔を通孔32,32に一
致させ、その上に握りバー1の取付座4を当接し、その
通孔5,5と防水パッキング17と化粧板18に設けた
透孔に止めねじ16,16を通し、壁Wの裏面に仮固定
した固定金具12のねじ孔13,13にねじ止めして握
りバー1の取付座4を壁Wに固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、浴室、トイレ、
室内、廊下、その他の所定の厚みのある壁面に、握りバ
ー、タオル掛け、その他の把手などを後付け固定するた
めのバー等の壁面取付け方法と、この取付け方法に用い
る取付具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】両端部に設けた取付座を、所定の厚みを
有する壁などに取付けて握りバー等を壁表面に固定する
場合、壁自体が石膏ボードなどのパネルであると、ビス
などのねじ込みが効かないことが多い。このため、壁の
裏側に補強体を設け、表側からパネルを貫通して補強体
にビス止めしてペーパーホルダーやタオル掛けなどの対
象物を固定することが行われているが、この方法はパネ
ルの裏側に補強体をあらかじめ設けておく必要があるた
め、施工がきわめて煩瑣であった。
【0003】このため、たとえば、特開平7−1240
71号公報では、パネルに設けた開口に特定角度の位置
で差し込むことができ、かつ、所定角度の回転位置でこ
の開口を通過することができない状態となる裏材に表材
をボルトで仮止めし、開口から裏材をパネルの裏側に通
過させ、回転により裏材が開口から抜け出ないようにし
たのち、ボルトの締め込みで裏材と表材でパネルを挟み
込み、表材にアクセサリーなどの所定の対象物を取り付
ける方法を開示している。
【0004】また、特開平8−205986号公報にお
いては、鋼板を表面に有する石膏ボード製の壁パネルに
設けたドリル孔に押し込み拡張型のプラグを装着し、こ
のプラグ内に対象物となる所定の器具を担持させたビス
をねじ込んで前記プラグを鋼板と壁パネルに食い込ませ
て固定する構造を開示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平7−124
071号公報に開示されたアクセサリーの取付方法によ
れば、取付けの対象物(ペーパーホルダーやタオル掛け
等)を壁に直接ビス止めすることがないので、対象物が
壁から外れるおそれは少ないが、裏材をパネルに入れ込
んで回転により裏材を開口から抜け出ないようにし、し
かも表材を正規の位置に固定する操作が煩瑣であるう
え、裏材と開口の形状との寸法関係に考慮を払う必要が
ある。
【0006】また、前記特開平8−205986号公報
による器具の取付構造は、押し込み拡張型のプラグが鋼
板と石膏ボードの組み合わせによる壁パネルに対して、
一応固定が可能であるとしても、長期の使用によって強
度の低い石膏ボードでプラグにぐらつきが生じるという
問題を残している。また、石膏ボード単独の壁パネルの
場合、かゝる押し込み拡張型のプラグの使用によって石
膏ボードが崩れ易くなるため、石膏ボードの単独の壁パ
ネルに対しては確実な固定は期待することができない。
【0007】この発明はかゝる現状に鑑み、対象となる
握りバー、タオル掛け等のバーを、簡単な操作によって
壁に確実に固定することができるバー等の壁面取付方法
を提供せんとするものである。
【0008】この発明の他の目的は、少ない部品点数に
よって、バー等を壁に容易かつ確実に取り付けることが
できる取付具を提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的の達成のた
め、この発明の請求項1に記載のバー等の壁面取付方法
は、両端部に取付座を有するバー主体を取り付けんとす
る壁の所要の部位に、所要の径と長さを有する止めねじ
を貫通させる所定数の通孔と固定金具の挿通孔とを穿設
し、タコ糸のごとき索条を利用しながら、前記挿通孔か
らねじ孔のうちの少なくとも1つに前記止めねじを仮止
めした固定金具を壁裏面に向けて挿入し、前記固定金具
に仮止めした止めねじを前記通孔を通じて壁表面に突出
させることによって、壁裏面の所定部位に固定金具を位
置決めしつゝ仮固定したのち、仮止めした前記止めねじ
を固定金具から取り外し、ついで、パッキングと化粧板
を介して前記バー主体の取付座を壁の表面に当接させ、
前記止めねじをパッキング、化粧板および壁に穿設した
通孔に貫通せしめ、もって前記取付座を固定金具にねじ
止めすることを特徴とするものである。
【0010】また、請求項5に記載のバー等の壁面取付
方法に用いる取付具は、取り付けんとする壁に形成した
挿通孔を介して壁裏面に保持され、かつ、壁を貫通する
所要の長さと径を有する止めねじによって壁表面に当接
させたバー等の取付座をネジ止めすることのできる固定
金具と、壁表面と前記取付座との間に介在させるパッキ
ングと化粧板と、該パッキングと化粧板および壁を貫通
してバー等の取付座を前記固定金具にねじ固定するため
の止めねじとから構成されるものであって、これらの所
要数をセットとしたことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明のバー等の壁面取付方法
において、バー等を構成するバー主体は、両端部に取付
座を有するものであって、この取付座に設ける止めねじ
用の通孔の数は少なくとも複数であればよく、使用する
パッキングと化粧板とに形成する透孔と壁を貫通して形
成する通孔、さらには壁の裏面に存在させる固定金具に
形成するねじ孔もこれに合わせて形成するもので、それ
らの孔の間隔も取付座の前記通孔に合わせて形成され
る。
【0012】壁に形成する固定金具の挿通孔は、一つの
ねじ孔に止めボルトを仮止めした状態の固定金具を多少
の遣り繰りで挿入することができる程度の大きさで、か
つ、壁表面に適用するパッキング、化粧板等を掩蔽して
壁表面に顕出しない程度の孔であればよい。
【0013】前記固定金具の形状は、バー等を取り付け
んとする壁に形成する挿通孔に遣り繰りによって挿通可
能な形状であれば、その形状に特段の制限はないが、所
要の厚みを有する金属板を平面くの字状に打ち抜いたも
のが、遣り繰り操作の観点がら好ましい。
【0014】この固定金具は、その両端部に止めねじの
先端部と係合するねじ孔を有すると共に、各ねじ孔の近
傍にタコ糸のごとき索条を挿通さこせるための小孔を有
し、かつ壁と接する側の中央部に固定金具を一時的に壁
裏面に保持するための両面テープを付設したもので、タ
コ糸を壁面に設けた通孔から挿入したのち、同じく壁面
に形成した挿通孔から表面に引き出し、その先端を固定
金具に仮止めした止めねじに係止し、しかるのち、固定
金具を挿通孔の表面から裏面側に挿入し、前記両面テー
プを使用して壁裏面に固定金具を仮固定する。
【0015】その際、前記固定金具が落下するのを防止
するため、いずれか一方の小孔にタコ糸を挿通し、該タ
コ糸をその先端部に付設した粘着性を有するテープを利
用して壁に支持し、当該固定金具の脱落を防止しつゝ行
うことが好ましい。
【0016】この発明のバー等の壁面取付に使用する取
付具は、前記の固定金具と、先端部に皿ばねを付随せし
めた複数の止めボルトと、複数の防水パッキングと、複
数の化粧板とから構成されるもので、パッキングは防水
性を有するゴム製,化粧板はプラスチック製とすること
が望ましい。
【0017】
【作用】この発明のバー等の壁面取付方法は、バー主体
の取付座を装着せんとする部位に固定金具を挿通するた
めの挿通孔と、該挿通孔の近傍に複数の通孔を形成し、
この挿通孔を利用して壁裏面に止めねじを仮止めした固
定金具を挿入し、この止めねじを壁に形成した通孔に突
出させて固定金具に設けたねじ孔を前記通孔に合致する
ように位置決めしながら、固定金具を壁裏面に仮固定す
るに際し、タコ糸のような索条を利用しながらその操作
を実施することによって、固定金具の壁裏面への挿入
や、当該固定金具の壁裏面における操作を、固定金具を
壁の裏面に落し込むことなく、簡単かつ容易に、しかも
短時間にバー等の壁面取付けを実施することができる。
【0018】この発明のバー等の壁面取付方法に使用す
る取付具は、固定金具と複数の止めねじ、パッキングお
よび化粧板と、これらに付随する小物品との所定数をセ
ットしたもので、少ない部品点数によってバー等を短時
間に容易に取り付けることができるものである。
【0019】
【実施例】以下、この発明のバー等の壁面取付方法と、
これに用いる取付具の実施例を添付の図面を引用して具
体的に説明する。この発明のバー等の壁面取付方法に用
いられる握りバー1の一例としては、図1及び図2に示
すように、背面部に連続的に凹状の指掛け部2aを形成
した所要の長さを有するバー主体2と、このバー主体2
の両端部を略90°の角度に折り曲げて一体成形したベ
ンド部3,3と、このベンド部3,3の基端部に設けら
れた板状の取付座4,4から構成したものである。
【0020】この握りバー1は、全体が硬質熱可塑性樹
脂の中実体で形成された成形体からなるものである。
【0021】前記取付座4,4は平面形状が略C型の板
状体からなるものであって、複数の三角型のリブ3a・
・・によって前記ベンド部3,3の基端部に強固に一体
的に固着されたもので、C型の板状体の両側部分には、
止めねじで壁面に固定するための一対の通孔5,5がそ
れぞれ設けられている。
【0022】なお、図示は省略するが、この握りバー1
には、取付座4,4を覆うためのカバーが付属するもの
で、このカバーは、握りバー1を壁面に取り付けたのち
に取付座4,4に装着され、取付座4を表面に顕出させ
ないものである。
【0023】この実施例の握りバー1は、図3に示す取
付具11によって、所定の厚みの壁面に固定するもので
ある。この取付具11は、それぞれ下記の部品を括弧内
に示す数を揃えることによってセットとしているもので
ある。すなわち、この取付具11は、2個の固定金具1
2,12と、皿ばね16aを付随させた4本の止めねじ
16,16,16,16と、2枚のゴム製の防水パッキ
ング17,17と、2枚の化粧板18,18とから構成
されるもので、19はゴムブッシュ、20はタコ糸(2
〜3本)である。
【0024】なお、図示は省略するが、この取付具11
を構成するセットには、ビニルテープ又はセロファンテ
ープを含ませてもよく、また、別途準備してもよい。
【0025】前記の固定金具12は、金属板を全体をく
の字状に打抜き、その両端部に前記止めねじ16に螺合
する一対のねじ孔13,13を形成すると共に、その近
傍に前記タコ糸20を通すことができる小孔14,14
を設けたもので、その表面側の中央部には両面テープ1
5を貼着したものである。
【0026】前記止めネジ16は、前記固定金具12に
形成したねじ孔13,13に螺着するねじを外周に形成
した比較的長尺のものである。
【0027】前記の防水パッキング17と化粧板18に
は、前記固定金具12に形成したねじ孔13,13に対
応して止めねじ16を貫通させるための一対の透孔を形
成している。
【0028】前記のゴムブッシュ19は、前記止めネジ
16が嵌入する内径を有するものである。
【0029】かゝる構成の取付け具11を使用して、図
1、図2に記載した握りバー1を、所定の厚みの壁Wに
固定する方法を以下に述べる。
【0030】まず、ホールソーやドリルなどを使用し、
握りバー1を取り付けたい壁Wの所要の部位に所要の径
の挿通孔31と、この挿通孔31の右又は左(図4にお
いては左)側に2個の通孔32,32とを形成する。
【0031】前記挿通孔31は、前記固定金具12を遣
り繰りしながら、壁Wの表面から裏面に挿入することが
できる約30mmφの大きさのものである。
【0032】この挿通孔31を利用し、遣り繰りしなが
ら壁Wの裏面に挿入された固定金具12は、該固定金具
12形成したねじ孔13,13を壁Wの通孔32,32
に合致するように位置決めしながら、両面テープ15を
利用して壁Wの裏面に仮固定する。
【0033】ついで、壁Wの表面に防水パッキング17
と化粧板18を当接して、それぞれに設けた透孔を前記
壁Wの通孔32,32に一致させ、その表面に握りバー
1の取付座4を当接し、通孔5,5に止めねじ16,1
6を差し入れて、各透孔と壁Wの通孔32,32を通し
て固定金具12のねじ孔13,13にねじ止めすること
によって固定するものである。なお、図示しないが、同
様に、もう一方の取付座4についても実施して、握りバ
ー1を壁Wに固定するものである。
【0034】以下、図5乃至図12を参照して、より具
体的にこの実施例の握りバー1の取付け手順を説明す
る。
【0035】図5において、タコ糸20の先端にビニル
テープVを貼り付け、これを壁Wのに形成した一方の通
孔32の表面から裏面に向けて通し、壁Wの裏面におい
て挿通孔31を通じて表面に引き出す。このとき、ビニ
ルテープVは、タコ糸20を壁Wの裏面を経て挿通孔3
1への引き出す際の助けとなるものである。
【0036】つぎに、固定金具12の一方のねじ孔13
に、ゴムブッシュ19を嵌めた止めねじ16を螺合させ
て仮止めし、この仮止めした止めねじ16の頭の近くに
前記挿通孔31より引き出したタコ糸20を巻き付け、
タコ糸20のビニルテープVの貼着部を切断する。この
とき、固定金具12に形成した小孔14の一方に、別の
タコ糸20を通して落下防止用とする。(図6,図7参
照)
【0037】ついで、固定金具12に貼着した両面テー
プ15の剥離紙を剥がし、図8のように、止めねじ16
を仮止めした固定金具12を壁Wの表面から挿通孔31
に差し入れ、遣り繰りしながら壁Wの裏面を回して止め
ねじ16を一方の通孔32から壁Wの表面に突出させ
る。(図8,図9参照)
【0038】その際、前記止めねじ16に巻き付けたタ
コ糸20を、引くことによって止めねじ16を通孔32
から容易に引き出すことができる。このとき、落下防止
用のタコ糸20を、手で持ちながら止めねじ16を通孔
32に突出させるよう操作して、固定金具12が壁Wの
裏面側に不用意に落下しないようにする。
【0039】仮止めした止めねじ16を、壁Wの通孔3
2から表面に引き出したのち、他の通孔32に固定金具
12の他のねじ孔13を位置合わせするのであるが、止
めねじ16に嵌合したゴムブッシュ19は、通孔32と
止めねじ16とのギャップを埋め、固定金具12を正し
い位置に位置決めするためのものである。
【0040】かくして固定金具12を壁Wの裏面に位置
決めしたのち、固定金具12を壁Wの裏面に指で強く押
し付けて仮止めする。(図10,図11参照)
【0041】固定金具12がしっかりと仮止めできたこ
とを確認したのち、止めねじ16をゴムブッシュ19と
共に取り外し、タコ糸を切断するかもしくは取り外す。
【0042】かゝる操作を壁Wに設けた他方の取付け部
位についても実施し、双方の固定金具12を壁Wの裏面
に仮止めしたのち、図12に示すように、壁Wの表面に
防水パッキング17、化粧板18を当て、その上から握
りバー1の取付座4を当接すると共に、皿バネ16aを
介在させた止めネジ16を固定金具12まで貫通させた
のち、止めねじ16を固定金具12に螺着し、締め込む
ことによって取付けを終了する。
【0043】なお、この実施例においては、索条の例を
としてタコ糸を使用しているが、この索条はテグスや細
い針金であってもよく、この索条の先端部にはビニルテ
ープを付設しているが、セロファンテープであってもよ
く、テープが使用目的に適ったものであればその種類は
実施例に限定されるものではない。
【0044】
【発明の効果】この発明のバー等の壁面取付方法は、壁
面の所要の部位に、所要の形状の固定金具を挿通させる
ための挿通孔と、該挿通孔の近傍に止めねじを挿通すの
ための複数の通孔とを形成し、タコ糸のごとき索条を利
用して前記挿通孔から壁裏面に止めねじを仮止めした固
定金具を挿入し、該固定金具に設けた止めねじを前記通
孔から壁表面に引き出すことによって固定金具のねじ孔
と壁面に形成した通孔を合致せしめ、この状態で固定金
具を壁裏面に仮固定し、ついで、壁表面に防水パッキン
グと化粧板を当接して、それぞれに設けた透孔を壁の通
孔に一致させ、その表面に握りバーの取付座を当接し、
バー主体の両端部に設けた取付座の通孔に止めねじを差
し入れ、各透孔と壁に設けた通孔を貫通して固定金具の
ねじ孔にねじ止めすることによってバー主体を固定する
ものであるため、簡単かつ容易な操作によって短時間に
バー主体を壁面の所要の部位に固定することができる。
【0045】特に、この発明は、固定金具の壁裏面への
挿通を索条を利用して実施すると共に、当該固定金具の
壁裏面における操作を、固定金具を壁の裏面に落し込む
ことがないように索条で保持しながら壁表面から操作す
ることにより、バー等の壁面取付けを容易かつ確実に実
施することができる。
【0046】この発明のバー等の壁面取付方法に使用す
る取付具は、一つの固定金具と、複数の止めねじ、パッ
キングと化粧板、およびこれらに付随する小物品との所
定数をセットしているので、少ない部品点数によってバ
ー等を短時間に容易に取り付けることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の壁面取付方法に使用する握りバーの
一例を示す側面図である。
【図2】図1における握りバーの平面図である。
【図3】この発明の壁面取付方法に用いる取付具を示し
た斜視図である。
【図4】バー主体を壁面に固定する場合の概略説明図で
ある。
【図5】この発明の壁面取付方法の操作手順の初期段階
を示す説明図である。
【図6】次段の手順を示す説明図である。
【図7】図6の側面図である。
【図8】さらに、次段の手順を示す説明図である。
【図9】さらに、次段の手順を示す説明図である。
【図10】固定金具の仮止めの状態を示す説明図であ
る。
【図11】図10の側面図である。
【図12】取付けの最終段階を示す説明図である。
【符号の説明】
1 握りバー 2 バー主体 3 ベンド部 4 取付座 5 通孔 11 取付具 12 固定金具 13 ねじ孔 14 小孔 15 両面テープ 16 止めねじ 17 防水パッキング 18 化粧板 19 ゴムブッシュ 20 タコ糸 31 挿通孔 32 通孔 W 壁 V ビニルテープ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端部に取付座を有するバー主体を取り
    付けんとする壁の所要の部位に、所要の径と長さを有す
    る止めねじを貫通させる所定数の通孔と固定金具の挿通
    孔とを穿設し、タコ糸のごとき索条を利用しながら、前
    記挿通孔からねじ孔のうちの少なくとも1つに前記止め
    ねじを仮止めした固定金具を壁裏面に向けて挿入し、前
    記固定金具に仮止めした止めねじを前記通孔を通じて壁
    表面に突出させることによって、壁裏面の所定部位に固
    定金具を位置決めしつゝ仮固定したのち、仮止めした前
    記止めねじを固定金具から取り外し、ついで、パッキン
    グと化粧板を介して前記バー主体の取付座を壁の表面に
    当接させ、前記止めねじをパッキング、化粧板および壁
    に穿設した通孔に貫通せしめ、もって前記取付座を固定
    金具にねじ止めすることを特徴とするバー等の壁面取付
    方法。
  2. 【請求項2】 前記の壁に穿設する固定金具の挿通孔
    は、最終的に前記パッキング、化粧板および前記取付座
    で覆われて表面に顕出させないようにすることを特徴と
    する請求項1に記載のバー等の壁面取付方法。
  3. 【請求項3】 前記固定金具の壁裏面への挿入と仮固定
    は、前記固定金具に形成したいずれか一方の小孔にタコ
    糸を挿通し、該タコ糸をその先端部に付設した粘着性を
    有するテープを利用して壁に支持し、当該固定金具の脱
    落を防止しつゝ行うことを特徴とする請求項1に記載の
    バー等の壁面取付方法。
  4. 【請求項4】 前記固定金具の壁裏面への仮固定は、前
    記固定金具に貼着した両面テープによって行うことを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のバー等の壁面
    取付方法。
  5. 【請求項5】 取り付けんとする壁に形成した挿通孔を
    介して壁裏面に保持され、かつ、壁を貫通する所要の長
    さと径を有する止めねじによって壁表面に当接させたバ
    ー等の取付座をネジ止めすることのできる固定金具と、
    壁表面と前記取付座との間に介在させるパッキングと化
    粧板と、該パッキングと化粧板および壁を貫通してバー
    等の取付座を前記固定金具にねじ固定するための止めね
    じとから構成されるものであって、これらの所要数をセ
    ットとしたことを特徴とするバー等の壁面取付方法に用
    いる取付具。
  6. 【請求項6】 前記固定金具は、平面がくの字状のプレ
    ートからなるものであって、その両端部に前記止めねじ
    を貫通させるためのねじ孔と、タコ糸を挿通させるため
    の小孔をそれぞれ形成したことを特徴とする請求項5に
    記載のバー等の壁面取付方法に用いる取付具。
  7. 【請求項7】 前記固定金具は、平面がくの字状のプレ
    ートからなるものであって、その両端部に前記止めねじ
    を貫通させるためのねじ孔と、タコ糸を挿通させるため
    の小孔をそれぞれ有し、かつ取付けんとする壁面の裏面
    と当接する側の中央部に両面テープを有することを特徴
    とする請求項5に記載のバー等の壁面取付方法に用いる
    取付具。
  8. 【請求項8】 前記止めねじは、その基端部に皿ばねを
    付随させたものであることを特徴とする請求項5に記載
    のバー等の壁面取付方法に用いる取付具。
JP20557499A 1999-07-21 1999-07-21 バー等の壁面取付方法とこれに用いる取付具 Pending JP2001032492A (ja)

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