JP4048839B2 - 後付け手摺りの取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、中空壁に後付け施工する後付け手摺りの取付構造に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
従来から、手摺りは、図8に示すように、直板状の基部5とこの基部5から前方に突出した突出部6とで成る複数のブラケット1を所定間隔に並べて配置し、各ブラケット1の突出部6の先端で握り棒2を支持することで構成されており、このような手摺りを中空壁に後付け施工するにあたっては、ブラケット1を壁裏にある柱11や胴縁に固定するのが通常である。つまり、石膏ボード等で形成される中空壁は脆いものであり、このような中空壁にブラケット1を固定して手摺りを後付け施工しても、手摺りにかかった体重などの荷重を中空壁だけでは支えられないのであって、すなわち手摺りに必要な取付強度が得られないからである。
【0003】
しかし、柱11や胴縁は中空壁の壁裏に所定間隔を隔てて設けられるものであるから、手摺りを中空壁に取付る際にいつもブラケット1の裏側に都合よく柱11や胴縁が位置しているものでもない。このようにブラケット1の裏側に柱11や胴縁が位置していないときには、たとえば図8に示すように、柱11や胴縁に固定させた補強材20を壁面4の裏面に設置し、この補強材20にブラケット1を固定して手摺りの取付施工が為されるものであった。しかし、この施工では、一旦壁材を取外して施工を行わねばならず、施工作業が煩雑であると共に施工コストもかかるといった問題を有するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、中空壁の壁裏に補強材などを設置せずとも、中空壁にそのまま手摺りを後付け施工できる後付け手摺りの取付構造を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る後付け手摺りの取付構造は、垂直板状の基部5とこの基部5から前方に突出した突出部6とで成る複数のブラケット1を所定間隔に並べて配置し、各ブラケット1の突出部6の先端で握り棒2を支持して手摺りを構成し、この手摺りのブラケット1の基部5を中空壁に固定させることで行う後付け手摺りの取付構造において、ブラケット1の基部5を握り棒2の長手方向に長い矩形板状に形成し、この基部5の板面における長辺の外縁近傍に複数の取付孔7を並べて穿設し、上記取付孔7に適宜、中空壁の壁裏にある柱11や胴縁に打入する柱打入用取付具12や、壁を表裏から挟持する中空壁用取付具13を挿通し、ブラケット1を中空壁に固定している。これによると、中空壁に固定するブラケット1の基部5を握り棒2の長手方向に長い矩形板状に形成し、この基部5の板面における長辺の外縁近傍に複数の取付孔7を並べて穿設したので、この複数の取付孔7のいずれかは中空壁の壁裏にある柱11や胴縁の前方位置に位置させることができ、この柱11や胴縁の前方位置に位置された取付孔7に柱打入用取付具12を挿通してブラケット1の基部5を柱11や胴縁に固定することで、壁裏に補強材20などを設置せずとも、必要な取付強度を備えて手摺りを中空壁に取付けすることができるのである。
【0006】
そして、ブラケット1の基部5表面に被着して柱打入用取付具12や中空壁用取付具13を覆い隠すブラケットカバー3を設け、このブラケットカバー3を正面視略コ字状に形成して前面及び側面に開口せる開口部14を形成し、ブラケット1の基部5の略中央部位から前方に突設した突出部6をこの開口部14内に導入するようにブラケットカバー3をブラケット1の基部5表面に平行にスライドさせて着脱自在に装着している。これによると、ブラケットカバー3のブラケット1の基部5表面への着脱は、ブラケットカバー3の開口部14の開口幅を広げ、ブラケット1の突出部6をこの開口部14内に導入させたり、開口部14内から導出させたりするように、ブラケット1の基部5表面に対して平行にスライドさせることで行われる。このブラケットカバー3の開口部14の開口幅を広げる方向は、ブラケットカバー3をブラケット1の基部5表面にスライドさせる方向と略直交する方向、つまり壁面4と平行な方向である。しかして、一旦ブラケット1の基部5表面に被着したブラケットカバー3を取り外すときに、ブラケットカバー3の開口部14の開口幅を押し広げるように、ブラケットカバー3の開口部14の縁とブラケット1との間にドライバーなどの工具19を差し入れた場合にも、力を入れる向きは壁面4と平行な方向にすることができることから、勢い余ってこの工具19で壁面4を引っ掻いて傷つけてしまう恐れを無くすることができるのである。
【0007】
また、ブラケット1の突出部6の先端にリング部9を形成し、このリング部9に握り棒2を挿通し、リング部9の内周面と握り棒2の外周面との間に木ネジなどの先端程尖るように形成された固定具10を楔状に打入し、この固着具にてリング部9の内周面に握り棒2を圧接させて握り棒2をブラケット1に固定したことも好ましい。これによると、一旦握り棒2とブラケット1とを固定させた後に握り棒2とブラケット1との固定が緩んでしまった場合には、固定具10をそのまま増し締めすればよく、容易に握り棒2とブラケット1との再固定を行うことができるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0009】
図1乃至図7に本発明の実施の形態の例を示す。手摺りは、壁面4に直線状に並べて突設させた複数のブラケット1に握り棒2を支持させて構成されるものであるが、この手摺りは、近年の介護意識の高まりから、建物の階段や廊下、浴室、便所などの壁面4に後付け施工されることが多くなってきており、本発明は、従来後付け施工の行い難かった中空壁の壁面4にも、容易に後付け施工できるようにした後付け手摺りの取付構造である。以下、詳述する。
【0010】
手摺りを構成せるブラケット1は、図3に示すように、裏面を壁面4に沿わせて壁面4に取り付けされる基部5と、この基部5から前方に突設され握り棒2を支持する突出部6とで構成されている。基部5は短辺と長辺とを有する矩形板状に形成されたものであり、この基部5の板面における長辺の外縁近傍には複数の取付孔7が並べて穿設され、また、この基部5の板面における略中央部分からは突出部6が前方に向けて突設されている。ここで、取付孔7は基部5の表裏に貫通した孔であり、本例では各長辺に沿って所定の間隔を隔てて3つずつ、計6つの取付孔7が穿設されている。詳述すると、この取付孔7は、基部5の長手方向の中央部位及び両端近傍部位における、基部5の幅方向の両端部位にそれぞれ位置して設けられている。また、突出部6は略正方形断面を有した矩形函状のものであり、その突出先端には握り棒2を挿通させる握り棒挿通孔8を形成するべくリング部9が一体に形成されている。この握り棒挿通孔8は基部5の長手方向に突出部6を貫通するように形成されている。つまり、この握り棒挿通孔8に挿通した握り棒2は、その長さ方向が基部5の長手方向に一致した位置関係を有するのである。すなわち、矩形板状の基部5と握り棒2とは、基部5の長手方向と握り棒2の長手方向とが一致する位置関係を有しているのである。なお、図1や図2に示すように、握り棒2の長手方向の端部を支持するブラケット1の場合には、握り棒挿通孔8は有底孔状に形成され、握り棒挿通孔8に挿入した握り棒2の長手方向の端部をリング部9で覆うようにされる。
【0011】
なお、ブラケット1と握り棒2との固定は、図4に示すように、先端程尖るように形成された固定具10をブラケット1のリング部9の内周面と握り棒2の外周面との間に楔状に打入し、リング部9の内周面に握り棒2を圧接させることで行わせている。本例では、上記固定具10を木ネジで構成させている。このようにブラケット1と握り棒2との固定構造を形成させているので、一旦握り棒2とブラケット1とを固定させた後に握り棒2とブラケット1との固定が緩んでしまった場合に、固定具10をそのまま増し締めすれば、容易に握り棒2とブラケット1との再固定を行うことができるようになっているのである。
【0012】
上述したように手摺りはそのブラケット1を壁面4に固定させることで後付け施工が為されるのであるが、本例の手摺りは従来後付け施工の行い難かった中空壁の壁面4にも容易に後付け施工を行えるようにしたものである。つまり、手摺りを必要な取付強度を備えて中空壁の壁面4に固定するには、ブラケット1を中空壁の壁裏にある柱11や胴縁(図示せず)に固定する必要があるが、本例のブラケット1の基部5は上述したように握り棒2の長手方向に長い矩形板状に形成されていて、この基部5に設けた取付孔7がこの基部5の板面における長辺に沿って複数個穿設されていることから、図1及び図2に示すように、この複数の取付孔7のいずれかを中空壁の壁裏にある柱11や胴縁の前方位置に位置させることが可能となり、この柱11や胴縁の前方位置に位置された取付孔7に柱打入用取付具12を挿通して柱11や胴縁に打入させ、ブラケット1の柱11や胴縁への固定が為されるようになっているのである(図4)。
【0013】
元来石膏ボードなどから成る中空壁は、それ自身では脆くて耐荷重性に劣るといった理由で、手摺りやこの手摺りにかかる荷重を支える構造材には成り得ないものである。従来では、この中空壁自体にブラケット1を取り付けざるを得なく、壁裏への補強材20などの設置を必要とするケースがしばしば生じるものであったが、本例では、上述したようにブラケット1を柱11や胴縁に固定させ易くなっていることで、壁裏への補強材20などの設置を必要とするケースを低減させることができ、つまりこの壁裏への補強材20などの設置にかかる煩雑な施工作業を省くことができることから、中空壁への手摺りの後付け施工の容易化が図られているのである。
【0014】
なお、本例では、柱11や胴縁の前方に位置した取付孔7には、釘や木ネジなどで構成される柱打入用取付具12が挿通されて、上述したようにブラケット1を柱11や胴縁に固定させているのであるが(図4)、柱11や胴縁の前方に位置しない取付孔7には、壁を表裏から挟持する中空壁用取付具13を挿通し、ブラケット1を中空壁自身にも固定させている(図5及び図6)。このように、手摺りを柱11や胴縁のみならず中空壁にも補助的に支持させることで、手摺りの取付強度の向上が図られているのである。
【0015】
また、本例のブラケット1は、図3に示すように、その基部5表面にブラケットカバー3を被着して柱打入用取付具12や中空壁用取付具13を覆い隠し、手摺りの外観を高めるようにされている。このブラケットカバー3は、前面及び側面に開口せる開口部14を形成させるように正面視略コ字状に形成されたものである。そして、このブラケットカバー3をブラケット1の基部5表面に被着するには、ブラケットカバー3の開口部14の開口幅を押し広げ、ブラケット1の突出部6をブラケットカバー3の側面から開口部14内に導入させるようにブラケットカバー3をブラケット1の基部5表面に対して平行にスライドさせ(矢印A)、押し広げたブラケットカバー3の開口部14を元に戻し、ブラケット1の基部5に設けた係合凹所15に、ブラケットカバー3に設けた係合突起16を係合させることで行われる。なお、ブラケットカバー3をブラケット1の基部5表面に被着した状態で、ブラケットカバー3の開口部14内に位置した突出部6以外のブラケット1の部位、つまり突出部6における開口部14に最後に導入される側に隣接するブラケット1の基部5表面の部位には、ブラケットカバー3の開口部14を塞いでブラケットカバー3の表面と連続し、手擦りの外観を良好にさせる盛上り部17が形成されている。本例では、ブラケットカバー3はブラケット1の基部5の長手方向にスライドさせて取り付けられ、また、係合凹所15はブラケット1の基部5の長辺における外縁部分に複数個並設されており、係合突起16はブラケットカバー3の係合凹所15に対する部位に複数個設けられている。
【0016】
上述したようにブラケット1の基部5表面へのブラケットカバー3の被着は係合突起16の係合凹所15への係合により行われるのであり、一旦ブラケット1の基部5表面に被着したブラケットカバー3も係合突起16と係合凹所15との係合状態を解くことで取外しができるようになっている。そして、この係合突起16と係合凹所15との係合を外すには、ブラケットカバー3の開口部14の開口幅を押し広げることで行われるようになっている。一旦ブラケット1の基部5表面に被着したブラケットカバー3の開口部14の開口幅を押し広げる作業は、図7に示すように、ブラケットカバー3の開口部14の内縁部分とブラケット1の基部5の盛上り部17の外縁部分との隙間18にドライバーなどの工具19を差し入れ、ブラケットカバー3の開口部14の開口幅を広げる向き(矢印B)に力をかけるようにして行われる。
【0017】
ここで、このブラケットカバー3の開口部14の開口幅を押し広げる方向(矢印B)は、ブラケットカバー3の開口部14の内縁部分とブラケット1の基部5の盛上り部17の外縁部分との隙間18の延びる方向と略直交する方向である。つまりブラケットカバー3をブラケット1の基部5表面にスライドさせる方向(矢印A)と略直交する方向であり、すなわち壁面4と平行な方向になっている。したがって、ブラケットカバー3の開口部14の開口幅を押し広げようと力をかけたときに、勢い余ってこの工具19がブラケットカバー3の開口部14の縁から外れてしまっても、勢いよくブラケットカバー3の開口部14の縁から飛び出た工具19が壁面4を引っ掻いてしまう恐れを無くしており、たとえば柱打入用取付具12や中空壁用取付具13が緩んだりして再び打入し直す場合など、ブラケットカバー3を付け直すことが生じた場合にも、壁面4に傷を付けるといった不具合を生じさせない工夫が為されているのである。
【0018】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、垂直板状の基部とこの基部から前方に突出した突出部とで成る複数のブラケットを所定間隔に並べて配置し、各ブラケットの突出部の先端で握り棒を支持して手摺りを構成し、この手摺りのブラケットの基部を中空壁に固定させることで行う後付け手摺りの取付構造において、ブラケットの基部を握り棒の長手方向に長い矩形板状に形成し、この基部の板面における長辺の外縁近傍に複数の取付孔を並べて穿設し、上記取付孔に適宜、中空壁の壁裏にある柱や胴縁に打入する柱打入用取付具や、壁を表裏から挟持する中空壁用取付具を挿通してブラケットを中空壁に固定したので、複数の取付孔のいずれかは中空壁の壁裏にある柱や胴縁の前方位置に位置させることができ、この柱や胴縁の前方位置に位置した取付孔に柱打入用取付具を挿通して柱や胴縁に打入し、ブラケットの基部を柱や胴縁に固定することで、壁裏に補強材などを設置せずとも必要な取付強度を備えて手摺りを中空壁に取付けすることができるのである。加えて、柱や胴縁の前方位置に位置しない取付孔には中空壁用取付具を挿通して中空壁に打入し、ブラケットの基部を中空壁にも補助的に固定させているので、取付強度を高めて手摺りを中空壁に設置させることが図られているのである。
【0019】
そして、ブラケットの基部表面に被着して柱打入用取付具や中空壁用取付具を覆い隠すブラケットカバーを設け、このブラケットカバーを正面視略コ字状に形成して前面及び側面に開口せる開口部を形成し、ブラケットの基部の略中央部位から前方に突設した突出部をこの開口部内に導入するようにブラケットカバーをブラケットの基部表面に平行にスライドさせて着脱自在に装着したので、ブラケットカバーのブラケットの基部表面への着脱は、ブラケットカバーの開口部の開口幅を広げ、ブラケットの突出部をこの開口部内に導入させたり、開口部内から導出させたりしてブラケットの基部表面に対して平行にスライドさせることで行われるのであって、このブラケットカバーの開口部の開口幅を広げる方向は、ブラケットカバーをブラケットの基部表面にスライドさせる方向と略直交する方向、つまり壁面と平行な方向になっており、しかして、一旦ブラケットの基部表面に被着したブラケットカバーを取り外すときに、ブラケットカバーの開口部の開口幅を押し広げるように、ブラケットカバーの開口部の縁とブラケットとの間にドライバーなどの工具を差し入れた場合にも、力を入れる向きを壁面と平行な方向にすることができ、勢い余ってこの工具で壁面を引っ掻いて傷つけてしまう恐れを無くすることができるのである。
【0020】
また、請求項2記載の発明にあっては、請求項1の効果に加えて、ブラケットの突出部の先端にリング部を形成し、このリング部に握り棒を挿通し、リング部の内周面と握り棒の外周面との間に木ネジなどの先端程尖るように形成された固定具を楔状に打入し、この固着具にてリング部の内周面に握り棒を圧接させて握り棒をブラケットに固定したので、一旦握り棒とブラケットとを固定させた後に握り棒とブラケットとの固定が緩んでしまった場合には、固定具をそのまま増し締めすればよく、容易に握り棒とブラケットとの再固定を行うことができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例を示す斜視図である。
【図2】同上の正面図である。
【図3】同上のブラケットとブラケットカバーとを示す分解斜視図である。
【図4】同上の握り棒とブラケットの固定及びブラケットと柱との固定を説明する側面断面図である。
【図5】同上のブラケットに中空壁用取付具をブラケットに挿通した状態を示す斜視図である。
【図6】同上のブラケットを中空壁用取付具を介して中空壁に固定した状態を説明する側面断面図である。
【図7】同上のブラケットカバーのブラケットからの取外しを説明するものであって、(a)は正面図であり、(b)は斜視図である。
【図8】従来技術を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ブラケット
2 握り棒
3 ブラケットカバー
4 壁面
5 基部
6 突出部
7 取付孔
8 握り棒挿通孔
9 リング部
10 固定具
11 柱
12 柱打入用取付具
13 中空壁用取付具
14 開口部
15 係合凹所
16 係合突起
18 隙間

Claims (2)

  1. 垂直板状の基部とこの基部から前方に突出した突出部とで成る複数のブラケットを所定間隔に並べて配置し、各ブラケットの突出部の先端で握り棒を支持して手摺りを構成し、この手摺りのブラケットの基部を中空壁に固定させることで行う後付け手摺りの取付構造において、ブラケットの基部を握り棒の長手方向に長い矩形板状に形成し、この基部の板面における長辺の外縁近傍に複数の取付孔を並べて穿設し、上記取付孔に適宜、中空壁の壁裏にある柱や胴縁に打入する柱打入用取付具や、壁を表裏から挟持する中空壁用取付具を挿通してブラケットを中空壁に固定し、ブラケットの基部表面に被着して柱打入用取付具や中空壁用取付具を覆い隠すブラケットカバーを設け、このブラケットカバーを正面視略コ字状に形成して前面及び側面に開口せる開口部を形成し、ブラケットの基部の略中央部位から前方に突設した突出部をこの開口部内に導入するようにブラケットカバーをブラケットの基部表面に平行にスライドさせて着脱自在に装着したことを特徴とする後付け手摺りの取付構造。
  2. ブラケットの突出部の先端にリング部を形成し、このリング部に握り棒を挿通し、リング部の内周面と握り棒の外周面との間に木ネジなどの先端程尖るように形成された固定具を楔状に打入し、この固着具にてリング部の内周面に握り棒を圧接させて握り棒をブラケットに固定したことを特徴とする請求項1に記載の後付け手摺りの取付構造。
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