JP4467165B2 - 配線ダクト - Google Patents

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JP4467165B2 JP2000301273A JP2000301273A JP4467165B2 JP 4467165 B2 JP4467165 B2 JP 4467165B2 JP 2000301273 A JP2000301273 A JP 2000301273A JP 2000301273 A JP2000301273 A JP 2000301273A JP 4467165 B2 JP4467165 B2 JP 4467165B2
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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、建造物の壁に電線を配線する際に、電線を案内保護する配線ダクトを壁に固定するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図7に示すように、配線ダクト31は、電線を案内し収納する収納体32の長手方向に開口部33が形成され、開口部33はカバー(図示せず)が係合されて閉塞されている。この配線ダクト31を建物の壁材34に固定するには収納体32の背板35の左右両端部近傍に穿設した挿通孔36に螺子37を挿通させて壁材34に螺着固定していた。
【0003】
また、仮設ハウス等で見られるような鉄骨製の露出した柱38に配線ダクト31を固定する場合、まず、配線ダクト31の挿通孔36と対向する位置に穴39を開けておき、配線ダクト31の挿通孔36と柱38の穴39に螺子37を挿通させて螺着固定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の配線ダクトは、壁材34または柱38に固定する際に穴が開くため、仮設ハウス等の再利用をする建物は、商品価値が失われてしまい、再利用ができないので壁材や柱は処分され、資源を無駄にしていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記従来の配線ダクトの問題点に鑑み、本発明の目的は、配線ダクトを建物の鉄骨製の露出した柱に固定する際に穴を開けることがなく、容易に取り付け作業ができる配線ダクトを提供するもので、その構造は、電線を案内し収納する長手方向に開口部を設けた収納体と、収納体の開口部を閉塞するカバーとから成る配線ダクトにおいて、断面略H状で端部にフランジ部を折曲形成し、フランジ部間の開口に壁材を挿入して固定する鉄骨製の露出した建物の柱に収納体の背板を当接させて配線ダクトを固定する際に、収納体に固定するための固定片と、柱のフランジ部を挟持するための挟持片と、柱のフランジ部の端縁部と壁材の間隙に差し込んで引っ掛けるための引っ掛け片とをクランク状に折曲形成して有する取り付け部材を収納体の外側の背板の左右両端部に対向するように配置し、長手方向に適宜間隔をおいて複数箇所に設けたことである。
【0006】
また、取り付け部材の固定片の両端部近傍に螺孔を夫々穿設し、固定片の一方の螺孔と対向する収納体の背板に挿通孔を穿設し、収納体の内側から挿通孔と一方の螺孔に第1の螺子を挿通させて螺着固定し、締め付けを緩めて第1の螺子を軸に前記取り付け部材が挿入する際に他方の螺孔に螺着した第2の螺子と対向する収納体の側板に透孔を穿設し、透孔と隣接する背板に第2の螺子の軸部が挿入するために透孔と連続した螺子挿入孔を穿設し、第2の螺子を螺子挿入孔に挿入し、第1の螺子と第2の螺子を螺着固定したことである。
【0007】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の配線ダクトによれば、電線を案内し収納する長手方向に開口部を設けた収納体と、収納体の開口部を閉塞するカバーとから成る配線ダクトにおいて、断面略H状で端部にフランジ部を折曲形成し、フランジ部間の開口に壁材を挿入して固定する鉄骨製の露出した建物の柱に収納体の背板を当接させて配線ダクトを固定する際に、収納体に固定するための固定片と、柱のフランジ部を挟持するための挟持片と、柱のフランジ部の端縁部と壁材の間隙に差し込んで引っ掛けるための引っ掛け片とをクランク状に折曲形成して有する取り付け部材を収納体の外側の背板の左右両端部に対向するように配置し、長手方向に適宜間隔をおいて複数箇所に設けたことにより、配線ダクトを建物の鉄骨製の露出した柱に固定する際に穴を開けることがなく、容易に取り付け作業ができる。
【0008】
請求項2に記載の配線ダクトによれば、取り付け部材の固定片の両端部近傍に螺孔を夫々穿設し、固定片の一方の螺孔と対向する収納体の背板に挿通孔を穿設し、収納体の内側から挿通孔と一方の螺孔に第1の螺子を挿通させて螺着固定し、締め付けを緩めて第1の螺子を軸に前記取り付け部材が回動する際に他方の螺孔に螺着した第2の螺子と対向する収納体の側板に透孔を穿設し、透孔と隣接する背板に第2の螺子の軸部が挿入するために透孔と連続した螺子挿入孔を穿設し、第2の螺子を螺子挿入孔に挿入し、第1の螺子と第2の螺子を螺着固定したことにより、建物の鉄骨製の露出した柱に配線ダクトを容易に取り付けることができる。
【0009】
【実施例】
本発明に係る配線ダクトの一実施例を図1〜図6の添付図面に基づいて説明する。
【0010】
配線ダクト1は、電線2を案内し収納する収納体3と、収納体3の長手方向に形成された開口部4を閉塞するカバー5とで構成している。収納体3は、背板6と、この背板6の幅方向の両端に垂設された側板7により断面コ字状に形成され、側板7の先端は互いに近づく方向に折曲片8が形成され、折曲片8間に取付板9を介してコンセント10やスイッチ11が設けられている。
【0011】
カバー5は、断面コ字状で側面板12の夫々の先端に内側方向に係合突起13が形成されている。カバー5は合成樹脂等により形成され、係合突起13の下面は傾斜しているため、収納体3にカバー5を嵌め込むと、カバー5の側面板12は外側方向に拡がり、更にカバー5を押し込むと係合突起13が収納体3の背板6の端縁部に係止することによりカバー5を取り付けることができる。また、カバー5を収納体3から取り外す場合は、カバー5の側面板12を外側方向に拡げて係合突起13の係止を解除し、カバー5を手前に引くと取り外すことができる。また、コンセント10やスイッチ11はカバー5に形成した窓孔(図示せず)から露出され、窓孔はプレート14により施蓋されている。収納体3に収納した電線2はこれらのコンセント10やスイッチ11に配線されている。
【0012】
配線ダクト1を建物の鉄骨製の露出した柱15に固定する際は、配線ダクト1に取り付け部材16が取り付けられる。取り付け部材16はクランク状に折曲形成され、収納体3に固定するための固定片17と、柱15を挟持するための挟持片18と、柱15の端縁部に引っ掛けるための引っ掛け片19とを有し、収納体3の外側の背板6の左右両端部近傍に対向するように配置され、長手方向に適宜間隔をおいて複数箇所に設けられている。
【0013】
取り付け部材16は、固定片17の両端部近傍に螺孔20a,20bが夫々穿設され、固定片17の一方の螺孔20aと対向する収納体3の背板6に挿通孔21が穿設されている。背板6の挿通孔21と固定片17の一方の螺孔20aには第1の螺子22aが挿通され、ドライバー等の工具を収納体3の折曲片8に穿設した貫通孔23に貫通させて螺着固定される。挿通孔21は、第1の螺子22aが左右に移動可能に長孔形状に形成されている。また、他方の螺孔20bには予め第2の螺子22bを緩めに螺着しておく。
【0014】
第1の螺子22aを緩めると、取り付け部材16は第1の螺子22aを軸に回動させることができる。取り付け部材16を回動させた際に第2の螺子22bと対向する収納体3の側板7には透孔24が穿設され、この透孔24と隣接する背板6には第2の螺子22bの軸部が挿入するための透孔24と連続した螺子挿入孔25が穿設されている。
【0015】
配線ダクト1が取り付けられる柱15は、断面略H字状で、端部にフランジ部26が折曲形成されている。このフランジ部26間の開口27に壁材28が挿入され、壁材28を固定している。
【0016】
配線ダクト1を柱15に固定するには、まず、取り付け部材16を固定する第1の螺子22aと第2の螺子22bを緩め、収納体3を柱15に当接させる。次に第1の螺子22aを軸に取り付け部材16を回動させて柱15のフランジ部26の端縁部と壁材28の間隙に取り付け部材16の引っ掛け片19を差し込むとともに第2の螺子22bを収納体3の透孔24を通して螺子挿入孔25に挿入する。次に左右の取り付け部材16の挟持片18で柱15のフランジ部26を挟むように取り付け部材16をずらし、収納体3の内側から第1の螺子16aと第2の螺子16bを締め付け、カバー5で収納体3を閉塞することにより配線ダクト1は固定される。
【0017】
尚、本実施例において、取り付け部材16を回動できるように収納体3の側板7に第2の螺子22bが挿通するための透孔24を穿設し、収納体3の背板に透孔24に連続した螺子挿入孔25を穿設したが、透孔24を穿設しなくても何ら問題ない。
【0018】
【発明の効果】
以上のように本発明に係る配線ダクトは、電線を案内し収納する長手方向に開口部を設けた収納体と、収納体の開口部を閉塞するカバーとから成る配線ダクトにおいて、断面略H状で端部にフランジ部を折曲形成し、フランジ部間の開口に壁材を挿入して固定する鉄骨製の露出した建物の柱に収納体の背板を当接させて配線ダクトを固定する際に、収納体に固定するための固定片と、柱のフランジ部を挟持するための挟持片と、柱のフランジ部の端縁部と壁材の間隙に差し込んで引っ掛けるための引っ掛け片とをクランク状に折曲形成して有する取り付け部材を収納体の外側の背板の左右両端部に対向するように配置し、長手方向に適宜間隔をおいて複数箇所に設けたことにより、配線ダクトを建物の鉄骨製の露出した柱に固定する際に穴を開けることがなく、容易に取り付け作業ができるという優れた効果がある。
【0019】
また、取り付け部材の固定片の両端部近傍に螺孔を夫々穿設し、固定片の一方の螺孔と対向する収納体の背板に挿通孔を穿設し、収納体の内側から挿通孔と一方の螺孔に第1の螺子を挿通させて螺着固定し、締め付けを緩めて第1の螺子を軸に前記取り付け部材が回動する際に他方の螺孔に螺着した第2の螺子と対向する収納体の側板に透孔を穿設し、透孔と隣接する背板に第2の螺子の軸部が挿入するために透孔と連続した螺子挿入孔を穿設し、第2の螺子を螺子挿入孔に挿入し、第1の螺子と第2の螺子を螺着固定したことにより、建物の鉄骨製の露出した柱に配線ダクトを容易に取り付けることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る配線ダクトのカバーを外した状態を示す正面図である。
【図2】図1のB−B線矢視断面図である。
【図3】カバーが取り付けられた配線ダクトを示す正面図である。
【図4】図3のD−D線矢視断面図である。
【図5】図2のC−C線矢視断面図であり、(a)は取り付け部材が開いた状態、(b)は取り付け部材が僅かに閉じた状態、(c)は取り付け部材が閉じた状態を示す。
【図6】本発明に係る配線ダクトを柱に取り付けた状態を示す右側面図である。
【図7】従来の配線ダクトを壁材又は柱に固定する様子を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 配線ダクト
3 収納体
6 背板
7 側板
15 柱
16 取り付け部材
17 固定片
18 挟持片
19 引っ掛け片
20a 螺孔
20b 螺孔
21 挿通孔
22a 第1の螺子
22b 第2の螺子
24 透孔
25 螺子挿入孔

Claims (2)

  1. 電線を案内し収納する長手方向に開口部を設けた収納体と、該収納体の開口部を閉塞するカバーとから成る配線ダクトにおいて、断面略H状で端部にフランジ部を折曲形成し、該フランジ部間の開口に壁材を挿入して固定する鉄骨製の露出した建物の柱に前記収納体の背板を当接させて前記配線ダクトを固定する際に、前記収納体に固定するための固定片と、前記柱のフランジ部を挟持するための挟持片と、前記柱のフランジ部の端縁部と前記壁材の間隙に差し込んで引っ掛けるための引っ掛け片とをクランク状に折曲形成して有する取り付け部材を前記収納体の外側の背板の左右両端部に対向するように配置し、長手方向に適宜間隔をおいて複数箇所に設けたことを特徴とする配線ダクト。
  2. 前記取り付け部材の固定片の両端部近傍に螺孔を夫々穿設し、前記固定片の一方の螺孔と対向する前記収納体の背板に挿通孔を穿設し、前記収納体の内側から前記挿通孔と前記一方の螺孔に第1の螺子を挿通させて螺着固定し、締め付けを緩めて前記第1の螺子を軸に前記取り付け部材が回動する際に前記他方の螺孔に螺着した第2の螺子と対向する前記収納体の側板に透孔を穿設し、該透孔と隣接する前記背板に前記第2の螺子の軸部が挿入するために前記透孔と連続した螺子挿入孔を穿設し、前記第2の螺子を前記螺子挿入孔に挿入し、前記第1の螺子と前記第2の螺子を螺着固定したことを特徴とする請求項1に記載の配線ダクト。
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