JP4268584B2 - 窓開閉装置の取付け方法 - Google Patents

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Description

本発明は、窓開閉装置の取付け方法、詳しくは、突出し窓や倒し窓等の片開き窓への窓開閉装置の簡単且つ確実な取付け方法に関する。
突出し窓や倒し窓等の窓の四方のうち、一方の端側を開閉軸として、これと対抗する他端側が開閉する、所謂、片開きタイプの窓において、その開閉を、開閉側の障子枠を手で突き押すことにより行うのではなく、窓オペレータと呼ばれる窓開閉装置を用いて行うことが広まってきている。
こうした窓開閉装置は、図8及び図9に示すとおり、窓枠5の側壁面4に取付けられた開閉装置本体(1)と、該開閉装置本体1から伸出入されるケーブルやチェーン等の障子の突押し軸体(2)とを備えている。この突押し軸体2は、先端に固定用膨大部3を有しており、これが障子枠(7)の側壁面(6)に固定されている。したがって、前記開閉装置本体(1)から突押し軸体(2)が伸出すると、障子枠(7)は開閉方向に突き押されて窓が自動的に開いていく。また、この突押し軸体(2)が開閉装置本体(1)に引き戻されることにより、窓は自動的に閉まっていく。この開閉装置本体(1)からの突押し軸体(2)の伸出入は、一般に、開閉装置本体(1)の内外に設けられた回転軸に巻き取ったり巻き出したりすることにより行われるが、その回転軸の回転は、ハンドルを手動で廻したり、或いは、開閉装置本体(1)内に設置された電動モーターを該本体部材の内外に設けられたスイッチを操作して行われている(例えば、非特許文献1参照)。
このような構造の窓自動開閉装置の片開き窓への取付けは、まず、開閉装置本体(1)の窓枠(5)の側壁面(4)に取付け、次いで、固定用膨大部(3)を障子枠(7)の側壁面(6)に固定することにより行われている。この取付け工程の内、前工程の開閉装置本体(1)の窓枠の側壁面(4)への取付けは、該開閉装置本体(1)の下面に、ビス穴を有する固定用片(8)を下方に延出させておき、このビス穴にビス(9)を螺着することにより実施されるのが普通である。また、同様に、後工程である固定用膨大部(3)を障子枠の側壁面(6)への固定も、該固定用膨大部(3)にビス穴を設け、このビス穴にビスを螺着することにより実施されるのが普通である。
"株式会社札幌エヌエス 電動オペレータ SLE300"、[online]、〔平成16年11月1日検索〕、インターネット<URL:http//www.sapporo-ns.co.jp>
ところが、上記したような従来の取付け方法に従って、窓開閉装置を片開き窓に取付ける操作は、一人で行うことが難しい煩雑な作業であり、建物への窓の取付け現場において実施するには効率的でなかった。
すなわち、前工程の開閉装置本体(1)の窓枠の側壁面(4)への取付けは、図8に示すように、開閉装置本体(1)がかなりの重さを有しているため、作業を一人で行おうすると、一方の手で該本体部を抱えた状態で、他方の手でトライバー(25)を操作してビス止めを行わなければならず、確実性の高いビス止めをすることは困難であった。したがって、一人が該開閉装置本体1を支え、もう一人がビス止め操作をしなければならず、作業が面倒であった。さらに、続く後工程においては、突押し軸体(2)の伸出入の関係で、該進出入口を含む開閉装置本体(1)の大部分は、取付ける窓枠(5)の側壁面(4)上端よりも上方に位置しているため、窓が閉まった状態では、固定用膨大部(3)をビス止めする障子枠(7)の側壁面(6)に対して、僅かの間隔で該開閉装置本体(1)の上方部分が対面しており、この間隔ではドライバー(25)が挿入できず、固定用膨大部(3)を障子枠側壁面(6)に螺着しようと思っても作業ができない問題があった。したがって、図9に示すように突押し軸体(2)を開閉装置本体1からかなり伸出させて、この螺着作業が行えるだけに、障子枠(7)の側壁面(6)と開閉装置本体(1)の上方部分との間に間隔が形成されるように窓を開けて作業を行わなければならず、極めて煩雑であった。
このため、片開き窓に取付ける、上記構造の窓開閉装置において、その取付け作業を簡便且つ確実に行える方法を開発することが求められていた。
本発明者らは、上記課題に鑑み鋭意検討を続けてきた。その結果、開閉装置本体の取付けは、該開閉装置本体の下面から下方に延出された固定用片を、窓枠または障子枠の側壁面に設けた差込部に嵌挿することにより行い、他方、突押し軸体先端の固定用膨大部の取付けは、窓が閉まった状態で、障子枠または窓枠の側壁面に設けた、リップ溝形をした有底の外嵌部に嵌挿することにより行えば簡単に一人でも作業が行え、上記の課題が解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、片開き窓に、先端に固定用膨大部を有する障子または窓枠の突押し軸体が開閉装置本体から伸出入する構造の窓開閉装置を取付ける方法であって、開閉装置本体の窓枠または障子枠の側壁面への取付けは、該開閉装置本体の下面から下方に延出された固定用片を、窓枠または障子枠の側壁面に設けた差込部に嵌挿することにより行い、他方、該突押し軸体先端の固定用膨大部の、上記開閉装置本体を取付けた窓枠または障子枠に対抗する障子枠または窓枠の側壁面への取付けは、窓が閉まった状態で、該障子枠または窓枠の側壁面に設けた、リップ溝形をした有底の外嵌部に嵌挿することにより行うことを特徴とする片開き窓への窓開閉装置の取付け方法である。
また、本発明は、上記窓開閉装置の取付け方法により実現される窓の取付け構造、すなわち、先端に固定用膨大部を有する障子または窓枠の突押し軸体が開閉装置本体から伸出入する構造の窓開閉装置の、片開き窓に対する取付け構造であって、開閉装置本体の下面から下方に延出させた固定用片を、窓枠または障子枠の側壁面に設けた差込部に嵌挿させて固定し、他方、突押し軸体先端の固定用膨大部を、上記開閉装置本体を取付けた窓枠または障子枠に対応する障子枠または窓枠の側壁面に設けた、リップ溝形をした有底の外嵌部に嵌挿させて固定することを特徴とする前記窓開閉装置の取付け構造も提供する。
本発明の方法によれば、予め、窓枠や障子枠に、開閉装置本体の固定用片の差込部や、突押し軸体先端の固定用膨大部の外嵌部を設けることにより、これを利用して、片開き窓に対して窓開閉装置を簡単且つ確実に取付けることができる。特に、この作業は、窓が閉まったままの状態で行うことができ、一人でも実施可能である。したがって、本発明の方法は、片開き窓の建物への取付け現場において、窓開閉装置の取付け作業の大きな効率化を達成できる。
本発明において、片開き窓とは、窓の四方のうち、一方の端側を開閉軸として、これと対抗する他端側が開閉するタイプの窓であり、通常は、突出し窓、倒し窓、左側の縦障子枠が開閉する片開き窓、右側の縦障子枠が開閉する片開き窓が挙げられる。本発明の方法は、これらの窓のいずれに対しても適用可能であるが、突出し窓に適用するのが最も好ましい。
これらの窓を形成する窓枠および障子枠は、如何なる材質のものであっても適用でき、例えば金属製のものであっても良いし、塩化ビニル樹脂等の樹脂製であっても良い。
これら片開き窓に取付ける窓開閉装置は、一般に窓オペレータと称されている窓の開閉装置であり、前記したように先端に固定用膨大部を有する障子または窓枠の突押し軸体が開閉装置本体から伸出入される機構を備えている。ここで、突押し軸体は、窓を開閉させるだけの剛性を有し、開閉装置本体に収容が可能であり、長尺物として伸出入されるものであれば制限無く適用できる。具体的には、ケーブル、チェーン、途中で屈折させ畳むことが可能な長尺な金属板等が挙げられる。
その先端の固定用膨大部は、該突押し軸体を障子または窓枠の側壁面に固定するための部位であり、形状は特に制限されるものではないが、一般には扁平な方形体をしている。突押し軸体に対して、取付け角度が回動自在であるのが、障子枠または窓枠の側壁面への取付けの操作性から好ましい。
開閉装置本体は、前記突押し軸体を伸出入させる装置の本体部であり、内部に該突押し軸体を収容可能であり、通常は、これを巻き取ったり巻き出したりするための回転軸を備えている。そして、開閉が手動の窓自動開閉装置であれば、該装置本体には、この回転軸に連結したハンドルが取付けられている。また、開閉が電動の装置であれば、該装置本体には、上記回転軸に連結させて電動モーターが設置されている。この電動モーターのスイッチ類は、開閉装置本体に設けられても良いが、該開閉装置本体から離れた場所に配線してスイッチボックスを設置して設けても良い。なお、突押し軸体がケーブルである場合には、開閉装置本体の内部は、滑車を設けて該ケーブルを支持するだけで、このケーブルは開閉装置本体から離れた場所まで延ばして設け、そこに巻き取り、巻き出しのための回転軸、およびこれに連結したハンドルを備えたハンドルボックスを設置し、手動で開閉が行えるようにしたものであっても良い。
開閉装置本体において、上記した機構は、金属等の剛性の支持板の上に設けられている。そして、開閉装置本体は、取付ける障子または窓枠の側壁面に対面した面も、剛性の支持板により形成されているのが好ましい。開閉装置本体は、その他の面も、剛性の金属板で形成した箱型であってもよいが、これらの面は開放させて、別に、本体装置全体を、装飾を適宜に施した装置カバーで覆った形態にしても良い。
なお、開閉装置本体と固定用膨大部の窓枠および障子枠への取付けは、開閉装置本体を窓枠に取付け、固定用膨大部を障子枠に固定するのが、障子枠への重量の負荷や、窓の開閉が電動である場合において、窓が開いた際に開口部に配線が架設される美観面等の問題から望ましいが、場合によっては、開閉装置本体を障子枠に取付け、固定用膨大部を障子枠に固定して設けることも可能である。
本発明では、このような構造の窓開閉装置の片開き窓への取付けを、開閉装置本体の下面から下方に延出された固定用片を、窓枠または障子枠の側壁面に設けた差込部に嵌挿することにより行い、他方、該突押し軸体先端の固定用膨大部の、上記開閉装置本体を取付けた窓枠または障子枠に対応する障子枠または窓枠の側壁面への取付けを、窓が閉まった状態で、該障子枠または窓枠の側壁面に設けた、リップ溝形をした有底の外嵌部に嵌挿することにより行う。この取付け操作は、面倒なビス止め操作も無く簡単であり、取付けの確実性も高く、一人でも作業できる。
以下、この取付け方法を、その代表的態様を示す図1〜5の各概略図により説明する。これらの図は、窓開閉装置を突出し窓(11)に取付けた例であり、開閉装置本体(1)は、窓枠(5)(下窓枠)に取付けられ、固定用膨大部(3)は障子枠(7)(下障子枠)に取付けられている。窓開閉装置を倒し窓に取付ける場合であれば、開閉装置本体(1)は上窓枠に取付けられ、固定用膨大部(3)は上障子枠に取付けられる。さらに、取付ける片開き窓が、右側または左側の縦障子枠が開閉する窓の場合も、それぞれの装置部位は、これと同様の関係になる各枠材に取付けられる。
図1は、開閉装置本体(1)を窓枠(5)に取付ける方法を示した斜視図であり、図2は、この方法に従って上記窓枠(5)に開閉装置本体(1)を取付けた後の状態におけるA−A線断面図である。開閉装置本体(1)の下面には、固定用片(8)が下方に延出されており、他方、窓枠(5)の側壁面(4)には、上記固定用片(8)の幅および厚みに応じて凹んだ板状金具(12)が固定されており、該固定用片(8)が嵌挿可能な差込部(13)が設けられている。この開閉装置本体(1)の窓枠(5)への取付けは、該開閉装置本体(1)における、突押し軸体(2)の伸出入口(14)が窓枠(5)の上端よりも上(枠内方向)に位置するように取付ける必要がある。また、固定用膨大部(3)の取付け作業がし易いように、障子枠(7)に設ける外嵌部(18)との間に若干の間隔を空けるために、伸出入口(14)が形成された開閉装置本体(1)の側壁面は、窓枠(5)の側壁面(4)のほぼ直上に位置し、障子枠(7)側に張り出さないのが好ましい。この開閉装置本体(1)の側壁面と障子枠(7)の側壁面(6)との間隔は、10〜30mm、より好適には12〜25mmであるのが好ましい。なお、開閉装置本体(1)は、窓枠(5)に沿った横長の部材であるため、上記固定用片(8)は、適当な間隔で複数箇所、好適には左右の各端近傍の2箇所に設け、これに対応して差込部(13)も2箇所に設けるのが好ましい。
上記構造の開閉装置本体(1)と窓枠(5)とにおいて、該開閉装置本体(1)は、その固定用片(8)を、窓枠の側壁面(4)に設けた差込部(13)に嵌挿することにより、窓枠(5)に簡単に取付けることができる。この取付けは、固定用片(8)と差込部(13)との嵌挿における緊合性を高めれば、かなり強固に固定させることができるが、固定の確実性をより高めるためには、図2に示すように、固定用片(8)の側壁面、または差込部(13)の内壁面のいずれか一方の壁面に、少なくとも1個の係合爪(15)を切り起す等して設け、他方の壁面には、該係合爪(15)を設けた位置に対応した位置に係合孔(16)または係合凹部を設け、これら両者を保合させることにより行うのが好ましい。特に、片開き窓が、倒し窓である場合は、開閉装置本体(1)は、窓の上窓枠に取付けることになり、該開閉装置本体(1)は差込部(13)に下から上方向に嵌挿させることになるため抜脱し易い状況にあり、このような手段に嵌挿をより強固に行うのが好ましい。
次に、図3は、突押し軸体(2)先端の固定用膨大部(3)を障子枠(7)に取付ける方法を示した斜視図であり、図4は、このようにして障子枠(7)に固定用膨大部(3)を取付けた状態におけるB−B線断面図である。障子枠(7)の側壁面(6)には、前記開閉装置本体(1)から突押し軸体(2)が伸出入した際にその先端の固定用膨大部(3)が突き当たる箇所に、該固定用膨大部(3)の形状に応じた溝形をした有底のリップ溝形金具(17)が、その固定用膨大部(3)の挿入端(21)を枠内方向(片開き窓が突出し窓であるこの場合、上方)に向けて固定されており、該固定用膨大部(3)が嵌挿可能な外嵌部(18)が設けられている。ここで、リップ溝形金具(17)は、図5の斜視図に示すように、溝を形成する両側壁(26)の側端辺が内側に短い幅で屈折してリブ(19)が形成された金具であり、両端開口部の一方は、閉塞されるか、開口幅が狭められるように底壁(20)が形成されている。対抗する両リブ(19)の端辺の間隔は、固定用膨大部(3)を保持する上で該固定用膨大部(3)の幅よりも狭いことが必要であり、且つ突押し軸体(2)が挿入されるように、その幅よりも広いことが必要である。
このような構造の障子枠(7)の側壁面(6)に設けられた外嵌部(18)に、突押し軸体(2)先端の固定用膨大部(3)を嵌挿することにより、該固定用膨大部(3)は窓枠(5)に簡単に取付けることができる。この取付け作業は、上記固定用膨大部(3)を、外嵌部(18)の溝内に挿入端(21)から押し込めば良いだけであるため、障子枠(7)における外嵌部(18)と、開閉装置本体(1)における突押し軸体(2)の伸出入口(14)までの間には広い間隔は必要なく、窓が閉まった状態でも容易に実施できる。
本発明において、この固定用膨大部(3)の外嵌部(18)への取付けは、予め、突押し軸体(2)を、外嵌部(18)から突押し軸体(2)の伸出入口(14)までの間隔分伸出させておき、前記開閉装置本体(1)の窓枠(5)への取付け(即ち、開閉装置本体(1)における固定用片(8)の、窓枠側壁面(4)に設けた差込部(13)への嵌挿操作)と同時に行うのが、作業性からは最も効率的である。ただし、この方法は、前記した突押し軸体(2)の伸出長さの予めの調整を正確に行わないと取付けが行えなくなる虞があるため、通常は次のように、該固定用膨大部(3)の外嵌部(18)への取付けは、開閉装置本体(1)の窓枠(5)への取付け作業とは別にこの作業に前後して行うのが一般的である。
すなわち、先に、障子枠(7)の側壁面(6)に設けられた外嵌部(18)への固定用膨大部(3)の取付けを行い、次いで、突押し軸体(2)を、外嵌部(18)から突押し軸体(2)の伸出入口(14)までの間隔分伸出させた後、開閉装置本体(1)の窓枠(5)の側壁面(4)への取付けを行うか、
これとは逆に、先に、開閉装置本体(1)の窓枠(5)の側壁面(4)への取付けを行い、次いで、突押し軸体(2)を、外嵌部(18)の開口端(21)から突押し軸体(2)の伸出入口(14)までの間隔を少し上回る長さに伸出させた後、これを引き戻しながら障子枠(7)の側壁面(6)に設けられた外嵌部(18)への固定用膨大部(3)の嵌挿を行うことにより取付けるのが好ましい。重量のある開閉装置本体(1)を先に固定する方が作業が容易であるため、後者の取付け方法がより好ましい。
上記固定用膨大部(3)の外嵌部(18)への取付けは、固定用膨大部(3)と外嵌部(18)との嵌挿における緊合性を高めれば、かなり強固に固定されることができるが、さらに強固に固定するためには、外嵌部(18)の溝内に固定用膨大部(3)を嵌挿した後、その抜脱を防止するために挿入端(21)を閉塞するか、その開口幅を固定用膨大部(3)の幅よりも狭めるのが好ましい。具体的には、外嵌部(18)における両側壁(26)の上端近傍に係合孔(22)または係合凹部を各形成し、固定用膨大部(3)を該外嵌部(18)に嵌挿させた後、さらにその上方に、両端に係合凸部(23)を有する拡張方向に付勢力を有する弾発部材(24)を嵌挿し、上記係合孔(22)と係合凸部(23)を保合させて該外嵌部(18)の挿入端(21)を閉塞するのが、作業の簡便性および閉塞の確実性から好ましい。この弾発部材は、ゴム等の材質からなるものであっても良いが、強度面から板バネであるのが特に好ましい。
以上の図1〜図5に示した取付け方法に従って、窓開閉装置を取付けた片開き窓において、窓を開いた状態を示す斜視図を図6として示す。
なお、以上の図1〜5による本発明の取付け方法の説明は、開閉装置本体(1)を窓枠(5)に取付け、固定用膨大部(3)を障子枠(7)に取付けた例であるが、開閉装置本体(1)を障子枠(7)に取付け、固定用膨大部(3)を窓枠(5)に取付ける場合も、これに対応させて同様に実施すればよい、具体的には、図7の断面図に示されるような取付け態様になる。
図1は、本発明の代表的態様における、開閉装置本体を窓枠に取付ける方法を示した斜視図である。 図2は、図1の方法に従って窓枠に開閉装置本体を取付けた後の状態におけるA−A線断面図である。 図3は、本発明の代表的態様における、突押し軸体先端の固定用膨大部を障子枠に取付ける方法を示した断面図である。 図4は、図3の方法に従って障子枠7に固定用膨大部3を取付けた状態におけるB−B線断面図である。 図5は、リップ溝形金具の斜視図である。 図6は、図1〜図4に示した取付け方法に従って窓開閉装置の取付けた片開き窓において、窓を開いた状態を示す斜視図である。 図7は、本発明の方法に従って、開平装置本体を障子枠に取付け、固定用膨大部を窓枠に取付けた場合の代表的取付け状態を示す断面図である。 図8は、従来の片開き窓への窓開閉装置の取付け方法において、開閉装置本体を窓枠に取付ける方法を示した斜視図である。 図9は、従来の片開き窓への窓開閉装置の取付け方法において、突押し軸体先端の固定用膨大部を障子枠に取付ける方法を示した斜視図である。
符号の説明
1;開閉装置本体
2;突押し軸体
3;固定用膨大部
4;窓枠の側壁面
5;窓枠
6;障子枠の側壁面
7;障子枠
8;固定用片
9,10;ビス穴
11;突出し窓
12;板状金具
13;差込部
14;突押し軸体の伸出入口
15;係合爪
16;係合孔
17;リップ溝形金具
18;外嵌部
19;リブ
20;底壁
21;挿入端
22;係合孔
23;係合凸部
24;弾発部材
25;ドライバー
26;側壁
27;支持板

Claims (6)

  1. 片開き窓に、先端に固定用膨大部を有する障子または窓枠の突押し軸体が開閉装置本体から伸出入する構造の窓開閉装置を取付ける方法であって、開閉装置本体の窓枠または障子枠の側壁面への取付けは、該開閉装置本体の下面から下方に延出された固定用片を、窓枠または障子枠の側壁面に設けた差込部に嵌挿することにより行い、他方、該突押し軸体先端の固定用膨大部の、上記開閉装置本体を取付けた窓枠または障子枠に対応する障子枠または窓枠の側壁面への取付けは、窓が閉まった状態で、該障子枠または窓枠の側壁面に設けた、リップ溝形をした有底の外嵌部に嵌挿することにより行うことを特徴とする片開き窓への窓開閉装置の取付け方法。
  2. 開閉装置本体の窓枠または障子枠の側壁面への取付けを、開閉装置本体の下面から下方に延出された固定用片の側壁面、または窓枠または障子枠の側壁面に設けた該固定用片の差込部の内壁面のいずれか一方の壁面に、少なくとも1個の係合爪を設け、他方の壁面には、該係合爪を設けた位置に対応した位置に係合孔または係合凹部を設け、これら両者を保合させることにより行う請求項1記載の片開き窓への窓開閉装置の取付け方法。
  3. 突押し軸体先端の固定用膨大部の障子枠または窓枠の側壁面への取付けを、リップ溝形をした有底の外嵌部の両側壁部上端近傍に係合孔または係合凹部を各形成し、突押し軸体先端の固定用膨大部を該外嵌部に嵌挿させた後、さらにその上方に、両端に係合凸部を有する拡張方向に付勢力を有する弾発部材を嵌挿し、上記係合孔と係合凸部を保合させて該外嵌部の挿入端を閉塞することにより行う請求項1または請求項2記載の片開き窓への窓開閉装置の取付け方法。
  4. 開閉装置本体の窓枠または障子枠の側壁面への取付けを先に行い、次いで、突押し軸体を、外嵌部の挿入端から突押し軸体2の伸出入口14までの間隔を少し上回る長さに伸出させた後、これを引き戻しながら突押し軸体先端の固定用膨大部をリップ溝形をした有底の外嵌部に嵌挿していく請求項1〜3のいずれか一項に記載の片開き窓への窓開閉装置の取付け方法。
  5. 開閉装置本体を窓枠に取付け、固定用膨大部を障子枠に固定する請求項1〜4のいずれか一項に記載の片開き窓への窓開閉装置の取付け方法。
  6. 先端に固定用膨大部を有する障子または窓枠の突押し軸体が開閉装置本体から伸出入する構造の窓開閉装置の、片開き窓に対する取付け構造であって、開閉装置本体の下面から下方に延出させた固定用片を、窓枠または障子枠の側壁面に設けた差込部に嵌挿させて固定し、他方、突押し軸体先端の固定用膨大部を、上記開閉装置本体を取付けた窓枠または障子枠に対応する障子枠または窓枠の側壁面に設けた、リップ溝形をした有底の外嵌部に嵌挿させて固定することを特徴とする前記窓開閉装置の取付け構造。
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