JP6680976B2 - 窓開閉装置及び開閉窓 - Google Patents

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Description

本発明は、障子が外方へ開く開閉窓に用いる窓開閉装置に関わり、更に詳しくは、横長窓や縦長窓に好適な窓開閉装置に関する。
建築物の壁に設ける窓は、建築物の外観デザインを決定する重要な要素の一つである。
このような窓の形状として、デザイン性のみならず、効率的な採光やプライバシーの確保等の観点から、横長窓及び縦長窓が採用されることが多くなっている。
横長窓は、高い位置に配置することにより、高い位置からの採光を取りやすく、横長であるので長時間の採光が可能であるとともに、天窓よりも低コストであるという特徴がある。また、縦長窓は、同じ面積であれば横長窓よりも光が良く入るとともに、同様の高さ位置の横長窓よりも外から見える範囲が狭くなるのでプライバシーの保護により適している。
窓の配置の例として、例えば壁の天井面近くに開閉可能な横長窓を設けるとともに、対向する壁の床面近くに開閉可能な横長窓を設けることにより、高位置の横長窓を開けて熱い空気を逃がすことができるとともに、低位置の横長窓を開けて冷たい空気を取り込むことができる。
換気や通風のために窓を開けるためには、手動又は電動の窓開閉装置を設ける必要がある。
障子が外方へ開く開閉窓に用いる窓開閉装置として、窓枠に固定されたケーシング(補助アーム側固定具、基体)により基端部が回動可能に支持された第1アーム(補助アーム、第1揺動アーム)と、窓枠と障子に連結された第2アーム(主アーム、第2揺動アーム)とを備えたものがある(例えば、特許文献1〜3参照)。これらのような窓開閉装置では、第1アームの先端部を第2アームの長さ方向の中間部に枢結するとともに、前記ケーシングに取り付けた操作ハンドル(操作部、オペレータハンドル)の回転力を、歯車伝達機構により第1アームの基端部に直接伝達して第1アームを揺動させることにより、障子を開閉している。
特許第3932450号公報 特許第4275010号公報 特開2016−8386号公報
横長窓や縦長窓に対して前記窓開閉装置を1個のみ用いる場合、前記ケーシング及び前記操作ハンドル等を窓枠の長辺方向の端部に配置すると、開閉する障子を操作する位置が障子の長辺方向の端部になるので、障子の安定した開閉を行うことができない場合があるとともに、耐風圧性が低下する。
よって、横長窓や縦長窓に対して前記窓開閉装置を1個のみ用いる場合には、障子の安定した開閉を行うことや耐風圧性を高めるために、前記ケーシング等を窓枠の長辺方向の中央部に設けて障子の長辺方向の中央部を駆動する必要がある。
そのように前記窓開閉装置を配置した場合、窓枠の長辺方向の中央部に位置する前記ケーシング等の出っ張りや、高所窓である場合に設けるボールチェーン等の垂下により、室内側のデザイン性が損なわれる。
また、横長窓や縦長窓に対して前記窓開閉装置を複数個用いれば、耐風圧性は高くなるが、前記ケーシング及び前記操作ハンドル等の個数が複数になるので、操作性及びデザイン性が著しく悪化してしまう。
そこで本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、障子が外方へ開く開閉窓に用いる窓開閉装置において、横長窓や縦長窓に用いた場合であっても、障子の安定した開閉を行うことや耐風圧性を高めることができ、操作性及びデザイン性が損なわれない窓開閉装置を提供する点にある。
本発明に係る窓開閉装置は、前記課題解決のために、窓枠に取り付けられた障子が室外側へ開く開閉窓において、前記障子を開閉する窓開閉装置であって、
前記窓枠に固定された基体に支持され、手動又は電動で駆動される駆動軸と、
前記基体に支持され、前記駆動軸の回転に連動して垂直軸又は水平軸まわりに回動する回動体と、
前記窓枠に沿って左右方向又は上下方向にスライド可能に支持され、前記回動体の回動に連動して前記窓枠に沿って左右方向又は上下方向にスライドする、左右方向又は上下方向に長い連動部材と、
前記連動部材により駆動されて室内外方向へ伸縮して前記障子を開閉する開閉操作アームとを備え、
前記開閉操作アームは、第1揺動アーム及び第2揺動アームにより構成され、
前記第1揺動アームは、基端部が前記連動部材に対して垂直軸又は水平軸まわりに揺動可能にかつ左右方向又は上下方向にスライド可能に支持されるとともに、先端部が前記第2揺動アームの中間部に枢結され、
前記第2揺動アームは、基端部が前記窓枠に対して垂直軸又は水平軸まわりに揺動可能に支持されるとともに、先端部が前記障子に対して左右方向又は上下方向にスライド可能に支持され
前記第2揺動アームの長手方向の中間位置にロックピンを突設するとともに、
前記連動部材に、前記連動部材に対して揺動せずに、前記連動部材と一体となってスライドするロックピン受けを設け、
前記駆動軸を回転させて前記障子を閉じた状態から、前記駆動軸をさらに回転させて前記連動部材をスライドさせることにより、前記ロックピン受けが前記ロックピンの室外側に位置することを特徴とする。
このような構成によれば、従来技術のような駆動軸の回転力を歯車伝達機構により第1揺動アームの基端部に直接伝達して第1揺動アームを揺動させる構成ではなく、駆動軸の回転を連動部材の直動に変換し、連動部材の直動により第1揺動アームを揺動させている。
したがって、横長窓や縦長窓に用いる場合であっても、開閉操作アームを窓枠の長辺方向の中央部等の所要位置に配置しながら、連動部材の長さを選択することにより、基体並びに駆動軸及び回動体等の駆動操作部を窓枠の長辺方向の端部に配置できる。
よって、横長窓や縦長窓に用いる場合であっても、開閉操作アームを障子の開閉操作及び耐風圧性に適した所要位置に配置できるので、障子の安定した開閉動作及び耐風圧性を確保できるとともに、前記駆動操作部を窓枠の長辺方向の端部に配置できるので、前記駆動操作部の出っ張りや、高所窓である場合に設けるボールチェーン等の垂下により、室内側のデザイン性が損なわれない。
その上、連動部材を介して開閉操作アームを駆動する構成であるので、連動部材の長さを変えることにより様々なサイズの開閉窓に対して容易に適用できる。
その上さらに、前記第2揺動アームの長手方向の中間位置にロックピンを突設するとともに、前記連動部材に、前記連動部材に対して揺動せずに、前記連動部材と一体となってスライドするロックピン受けを設け、前記駆動軸を回転させて前記障子を閉じた状態から、前記駆動軸をさらに回転させて前記連動部材をスライドさせることにより、前記ロックピン受けが前記ロックピンの室外側に位置することから、障子を閉じた状態から連動部材をさらにスライドさせることができ、それにより連動部材に設けた、前記連動部材に対して揺動しないロックピン受けが第2揺動アームの長手方向の中間位置に設けたロックピンの室外側に位置するので、窓開閉装置が使用された開閉窓の耐風圧性を向上できる。
ここで、前記開閉操作アームを、前記連動部材がスライドする方向に離間させて複数備えてなるのが好ましい。
このような構成によれば、長辺のサイズが大きい横長窓や縦長窓に窓開閉装置を設ける際に、連動部材の長さを選択して、複数の開閉操作アームを適宜位置に取り付けることにより、複数の開閉操作アームを障子の開閉操作及び耐風圧性に適した所要位置に配置しながら、基体並びに駆動軸及び回動体等の駆動操作部を窓枠の長辺方向の端部に配置できる。
よって、複数の開閉操作アームを用いて耐風圧性を向上させながら、1個の前記駆動操作部により複数の開閉操作アームを連動させることができるので、操作性を向上できる。
その上、複数の開閉操作アームを備えながら、前記駆動操作部は1個のみでかつ窓枠の長辺方向の端部に配置できるので、前記駆動操作部の出っ張りや、高所窓である場合に設けるボールチェーン等の垂下により、室内側のデザイン性が損なわれない。
さらに、前記障子の室内側に、左右方向又は上下方向から進入可能な掛止開口部が形成された鉤状掛止片を設けるとともに、前記連動部材に掛止片を設け、前記駆動軸を回転させて前記障子を閉じた状態から、前記駆動軸をさらに回転させて前記連動部材をスライドさせることにより、前記掛止片が前記鉤状掛止片の前記掛止開口部内に入るように構成するのがより一層好ましい。
このような構成によれば、障子を閉じた状態から連動部材をさらにスライドさせることができ、それにより連動部材に設けた掛止片が障子の室内側に設けた鉤状掛止片の掛止開口部内に入るので、窓開閉装置が使用された開閉窓の耐風圧性をより向上できる。
本発明に係る開閉窓は、窓枠に取り付けられた障子が室外側へ開く開閉窓であって、前記窓開閉装置を備えたものである。
以上の構成の発明に係る開閉窓及び窓開閉装置によれば、横長窓や縦長窓に用いる場合であっても、開閉操作アームを窓枠の長辺方向の所要位置に配置しながら、基体並びに駆動軸及び回動体等の駆動操作部を窓枠の長辺方向の端部に配置できる。よって、開閉操作アームを障子の開閉操作及び耐風圧性に適した所要位置に配置できるので、障子の安定した開閉動作及び耐風圧性を確保できるとともに、前記駆動操作部を窓枠の長辺方向の端部に配置できるので、前記駆動操作部の出っ張りや、高所窓である場合に設けるボールチェーン等の垂下により、室内側のデザイン性が損なわれない。その上、窓開閉装置が、連動部材を介して開閉操作アームを駆動する構成であるので、連動部材の長さを変えることにより様々なサイズの開閉窓に対して容易に適用できる。
本発明の実施の形態に係る窓開閉装置を備えた開閉窓の障子を開いた状態を示す横断面平面図である。 同じく障子を閉じた状態を示す横断面平面図である。 連動部材を窓枠に対してスライド可能に支持する構造の一例を示す縦断面側面図である。 窓開閉装置の要部を示す分解斜視図である。 窓開閉装置の要部を示す斜視図である。 前記障子を閉じた状態から連動部材をさらにスライドさせた状態における要部拡大平面図である。 同じく要部拡大縦断正面図である。 室内外方向へ伸縮して障子を開閉する開閉操作アームを2個備えた構成例を示す横断面平面図である。
次に本発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明するが、本発明は、添付図面に示された形態に限定されず特許請求の範囲に記載の要件を満たす実施形態の全てを含むものである。
なお、本明細書においては、室内側から室外側へ向かう方向の前側を前、後側を後とし、左右は前方に向かっていうものとし、室内側から見た図を正面図とする。
図1及び図2の横断面平面図に示す本発明の実施の形態に係る窓開閉装置1を備えた開閉窓は、窓枠2に取り付けられた障子3が室外側へ開き、障子3を窓開閉装置1により開閉するものであり、本発明が適用される開閉窓の一例として横すべり出し窓PWを示している。
横すべり出し窓PWにおいて、障子3は、左右の縦枠と左右の縦框との間に取り付けられた図示しない左右の窓ステーを介して窓枠2により支持される。このように窓ステーを介して窓枠2に取り付けられ、図2のように窓枠2内に組み込まれた障子3は、窓開閉装置1の開操作により図2の状態から図1の状態まで開くことができ、窓開閉装置1の閉操作により図1の状態から図2の状態まで閉じることができる。
本発明の実施の形態に係る窓開閉装置1は、窓枠2の枠部材(本実施の形態では下枠)2Aに固定された基体1Aに支持され、オペレータハンドルOHを回転することにより回転する駆動軸であるウォーム4、基体1Aに支持され、ウォーム4の回転に連動して垂直軸5Aまわりに回動する回動体6、枠部材2Aに沿って左右方向にスライド可能に支持され、回動体6の回動に連動して枠部材2Aに沿って左右方向にスライドする、左右方向に長い連動部材8、及び連動部材8により駆動されて前後方向(室内外方向)へ伸縮して障子3を開閉する開閉操作アームA等を備える。
ここで、連動部材8は、図3の縦断面側面図に示すようなU字状(コ字状)の縦断面を有し、その長手方向の適宜箇所に、例えば合成樹脂製の摺動部材8Aが複数取り付けられ、それらの摺動部材8Aが窓枠2の枠部材2Aのガイド部G上に載置される。
よって、摺動部材8Aが枠部材2Aの内面を摺動するので、連動部材8は枠部材2Aに沿って左右方向へ円滑にスライドする。
また、開閉操作アームAは、図1の横断面平面図に示すように、第1揺動アーム11及び第2揺動アーム12により構成される。
第1揺動アーム11は、基端部11Aが連動部材8に対して垂直軸5Bまわりに揺動可能にかつ左右方向にスライド可能に支持されるとともに、先端部11Bが第2揺動アーム12の中間部12Cに枢結される。
第2揺動アーム12は、基端部12Aが枠部材2Aに対して垂直軸5Cまわりに揺動可能に支持されるとともに、先端部12が障子3の框部材(本実施の形態では下框)3Aに対して左右方向にスライド可能に支持される。
次に、図1及び図2の横断面平面図、図4の分解斜視図、及び図5の斜視図を参照して窓開閉装置1の詳細構造について説明する。
回動体6は、通孔6aを利用して基体1Aに軸支され、円弧状の歯部6A、及び径方向へ突出するアーム部6Bからなり、歯部6Aにはウォーム4が噛合する。
連結アーム7の一端部の通孔7a及びその下側の回動体6のアーム部6B先端の通孔6bに、上方から段付きのスペーサ18Aを挿通して軸端を加締めるとともに、スペーサ18Aに上方からねじ19Aを螺合する。それにより、連結アーム7は、回動体6に対して外れ止めされた状態で揺動可能に連結される。
連結アーム7の他端の通孔7b及びその上側の連動部材8の左端部の通孔8aに、下方から段付きリベット17Aを挿通して軸端を加締める。それにより、連結アーム7は、連動部材8に対して外れ止めされた状態で揺動可能に連結される。
ロックプレート9には、左右方向に長い第1ガイド長孔21、並びに右方へ行くにしたがって後方に近づくように傾斜する円弧部22A及び左右方向に長い直線部22Bを繋げた山形状(へ字状)の第2ガイド長孔22が形成される。また、ロックプレート9には、右端部に、ロックピン受けである側板9Aが設けられる。
ロックプレート9の第1ガイド長孔21及びその下側の第1揺動アーム11の基端部11Aの通孔11aに、上方から段付きリベット17Bを挿通して軸端を加締める。
また、ロックプレート9の第2ガイド長孔22内に、スペーサ18Bにより軸部を外嵌された段付きリベット17Cを挿通し、さらに段付きリベット17Cの軸部をその下側の第1揺動アーム11の長手方向中間部の通孔11cに挿通して軸端を加締める。
さらに、ねじ19B,19Cを、下方からロックプレート9の左右の通孔9a,9bに挿通し、連動部材8の長手方向中間部の螺孔8b,8cに螺合することにより、ロックプレート9を連動部材8に取り付ける。
以上により、第1揺動アーム11は、基端部11Aが連動部材8に対して垂直軸5Bまわりに揺動可能にかつ左右方向にスライド可能に支持される。
第1揺動アーム11の先端部11Bの通孔11b及びその下側の第2揺動アーム12の中間部12Cの通孔12cに、上方から段付きのスペーサ18Cを挿通して軸端を加締めるとともに、スペーサ18Cに上方からねじ19Dを螺合する。それにより、第1揺動アーム11は、第2揺動アーム12に対して外れ止めされた状態で揺動可能に連結されるので、第1揺動アーム11の揺動に連動して第2揺動アーム12が揺動する。
第2揺動アーム12の基端部12Aの通孔12a、その下側の圧縮コイルばね20のコイル内及び窓枠側支持部材13の通孔13aに、上方から段付きリベット17Dを挿通して軸端を加締める。また、窓枠側支持部材13は、螺孔13b,13cを利用して枠部材2Aに固定される。それにより、第2揺動アーム12は、基端部12Aが枠部材2Aに対して垂直軸5Cまわりに揺動可能に支持される。第2揺動アーム12の基端部12Aを圧縮コイルばね20により上方へ付勢することにより、障子3の様々な開閉角度に対応できる。
框側支持部材14の左右方向に長い長孔14a内に、スペーサ18Dにより軸部を外嵌された段付きリベット17Eを挿通し、さらに段付きリベット17Eの軸部をその上側の第2揺動アーム12の先端部12Bの通孔12bに挿通して軸端を加締める。また、框側支持部材14は、通孔14b,14cを利用して框部材3Aに固定される。それにより、第2揺動アーム12は、先端部12が框部材3Aに対して左右方向にスライド可能に支持される。
また、第2揺動アーム12の先端部12B及び中間部12Cの間の通孔12dに、ロックピン15を挿通して軸端を加締めることにより、第2揺動アーム12にロックピン15が固定される。
連動部材8の右端部の下面に掛止具10を当接させた状態で、通孔10a,10bに下方からねじ19E,19Fを挿通して螺孔8d,8eに螺合することにより、連動部材8の右端部に掛止具10が固定され、掛止片10Aが垂下する。
また、障子3の框部材3Aの室内側には、右方から進入可能な掛止開口部16Aが形成された鉤状掛止片16が設けられる。
オペレータハンドルOHを操作して駆動軸であるウォーム4を回転させ、回動体6及び連結アーム7を介して連動部材8をスライドさせて障子3を閉じた図2の横断面平面図に示す状態から、さらにオペレータハンドルOHを操作することにより、図6の要部拡大平面図及び図7の要部拡大縦断正面図に示すようにウォーム4を回転させて連動部材をさらにスライドさせることができる。
そして、このようにオペレータハンドルOHを操作した図6及び図7に示す状態では、
連動部材8に設けたロックピン受けである側板9Aが第2揺動アーム12の長手方向の中間位置に設けたロックピン15の室外側に位置するとともに(第1のロック手段)、連動部材8に設けた掛止片10Aが障子3の室内側に設けた鉤状掛止片16の掛止開口部16A内に入るので(第2のロック手段)、窓開閉装置1が使用された横すべり出し窓PWの耐風圧性を大幅に向上できる。
以上のような構成の窓開閉装置1に構成によれば、駆動軸であるウォーム4の回転を連動部材8の直動に変換し、連動部材8の直動により第1揺動アーム11を揺動させている。
したがって、横すべり出し窓PWが横長窓である場合であっても、開閉操作アームAを窓枠2の左右方向の中央部等の所要位置に配置しながら、連動部材8の長さを選択することにより、基体1A並びに駆動軸4及び回動体6等の駆動操作部を窓枠2の左右方向の端部(本実施の形態では左端部)に配置できる。
よって、横長窓に用いる場合であっても、開閉操作アームAを障子3の開閉操作及び耐風圧性に適した所要位置に配置できるので、障子3の安定した開閉動作及び耐風圧性を確保できるとともに、前記駆動操作部を窓枠2の左右方向の端部に配置できるので、前記駆動操作部の出っ張りや、高所窓である場合に設けるボールチェーン等の垂下により、室内側のデザイン性が損なわれない。
また、連動部材8を介して開閉操作アームAを駆動する構成であるので、連動部材8の長さを変えることにより様々なサイズの開閉窓に対して容易に適用できる。
窓開閉装置1が適用される横すべり出し窓PWが、その横幅が例えば1.5〜3m程度の横幅が大きい横長窓である場合、図8の横断面平面図に示すように、開閉操作アームAを、連動部材8がスライドする左右方向に離間させて複数備えるのが好ましい実施態様である。
図8に示す横すべり出し窓PWに用いられた窓開閉装置1は、2個の開閉操作アームAを枠部材2Aの左右の端部近くに配置した例を示しており、図1と同一符号は同一又は相当部分を示している。
このように開閉操作アームAを2個備えた構成では、2個の開閉操作アームAが、それぞれ連動部材8に設けたロックピン受けである側板9A及び第2揺動アーム12に設けたロックピン15からなるロック手段(前記第1のロック手段)でロック可能であるので、図8に示す鉤状掛止片16及び掛止具10からなるロック手段(前記第2のロック手段)を無くしても十分な耐風圧性を有する。
開閉操作アームAを、連動部材8がスライドする方向に離間させて複数備えてなる窓開閉装置1を用いることにより、横幅が大きい横長窓に窓開閉装置1を設ける際に、連動部材8の長さを選択して、複数の開閉操作アームAを適宜位置に取り付けることにより、複数の開閉操作アームAを障子3の開閉操作及び耐風圧性に適した所要位置に配置しながら、基体1A並びに駆動軸4及び回動体6等の駆動操作部を窓枠2の左右方向の端部に配置できる。
よって、複数の開閉操作アームAを用いて耐風圧性を向上させながら、1個の前記駆動操作部により複数の開閉操作アームAを連動させることができるので、操作性を向上できる。
また、複数の開閉操作アームAを備えながら、前記駆動操作部は1個のみでかつ窓枠2の左右方向の端部に配置できるので、駆動操作部の出っ張りや、高所窓である場合に設けるボールチェーン等の垂下により、室内側のデザイン性が損なわれない。
以上の説明においては、オペレータハンドルにより駆動軸であるウォームを回転させる、手動で操作する窓開閉装置について説明したが、窓開閉装置はそのような手動で操作する構成に限定されるものではなく、駆動軸であるウォームを例えばギヤドモータ等のアクチュエータの出力軸と連結する構成等、電動で操作する構成であってもよい。
また、高所に設置した開閉窓及び窓開閉装置に対し、その下方からボールチェーン等により開閉操作をする構成であってもよい。
さらに、以上の説明においては、窓開閉装置が適用される開閉窓が横すべり出し窓である場合を示したが、窓開閉装置が適用される開閉窓は、縦すべり出し窓、片開き窓又は突出し窓等であってもよく、すなわち、窓枠に取り付けられた障子が室外側へ開くのであればよい。
したがって、本発明の窓開閉装置は、それが適用される開閉窓の構成に応じて、下枠ではなく上枠や縦枠に取り付けられる。
窓開閉装置が縦枠に取り付けられる場合は、回動体は水平軸まわりに回動し、連動部材は縦枠に沿って上下方向へスライドする。
また、第1揺動アームは、基端部が連動部材に対して水平軸まわりに揺動可能にかつ上下方向にスライド可能に支持されるとともに、先端部が第2揺動アームの中間部に枢結され、第2揺動アームは、基端部が縦枠に対して水平軸まわりに揺動可能に支持されるとともに、先端部が障子に対して上下方向にスライド可能に支持される。
A 開閉操作アーム G ガイド部
OH オペレータハンドル PW 横すべり出し窓(開閉窓)
1 窓開閉装置 1A 基体
2 窓枠 2A 枠部材
3 障子 3A 框部材
4 ウォーム(駆動軸) 5A,5B,5C 垂直軸
6 回動体 6A 歯部
6B アーム部 6a,6b 通孔
7 連結アーム 7a,7b 通孔
8 連動部材 8A 摺動部材
8a 通孔 8b〜8e 螺孔
9 ロックプレート 9A 側板(ロックピン受け)
9a,9b 通孔 10 掛止具
10A 掛止片 10a,10b 通孔
11 第1揺動アーム 11A 基端部
11B 先端部 11a〜11c 通孔
12 第2揺動アーム 12A 基端部
12B 先端部 12C 中間部
12a〜12d 通孔 13 窓枠側支持部材
13a 通孔 13b,13c 螺孔
14 框側支持部材 14a 長孔
14b,14c 通孔 15 ロックピン
16 鉤状掛止片 16A 掛止開口部
17A〜17E 段付きリベット 18A〜18D スペーサ
19A〜19F ねじ 20 圧縮コイルばね
21 第1ガイド長孔 22 第2ガイド長孔
22A 円弧部 22B 直線部

Claims (4)

  1. 窓枠に取り付けられた一つの障子が室外側へ開く開閉窓において、前記障子を開閉する窓開閉装置であって、
    前記窓枠に固定された基体に支持され、手動又は電動で駆動される駆動軸と、
    前記基体に支持され、前記駆動軸の回転に連動して垂直軸又は水平軸まわりに回動する回動体と、
    前記窓枠に沿って左右方向又は上下方向にスライド可能に支持され、前記回動体の回動に連動して前記窓枠に沿って左右方向又は上下方向にスライドする、左右方向又は上下方向に長い連動部材と、
    前記連動部材により駆動されて室内外方向へ伸縮して前記障子を開閉する開閉操作アームとを備え、
    前記開閉操作アームは、第1揺動アーム及び第2揺動アームにより構成され、
    前記第1揺動アームは、基端部が前記連動部材に対して垂直軸又は水平軸まわりに揺動可能にかつ左右方向又は上下方向にスライド可能に支持されるとともに、先端部が前記第2揺動アームの中間部に枢結され、
    前記第2揺動アームは、基端部が前記窓枠に対して垂直軸又は水平軸まわりに揺動可能に支持されるとともに、先端部が前記障子に対して左右方向又は上下方向にスライド可能に支持され
    前記第2揺動アームの長手方向の中間位置にロックピンを突設するとともに、
    前記連動部材に、前記連動部材に対して揺動せずに、前記連動部材と一体となってスライドするロックピン受けを設け、
    前記駆動軸を回転させて前記障子を閉じた状態から、前記駆動軸をさらに回転させて前記連動部材をスライドさせることにより、前記ロックピン受けが前記ロックピンの室外側に位置することを特徴とする窓開閉装置。
  2. 前記開閉操作アームを、前記連動部材がスライドする方向に離間させて複数備えてなる請求項1記載の窓開閉装置。
  3. 前記障子の室内側に、左右方向又は上下方向から進入可能な掛止開口部が形成された鉤状掛止片を設けるとともに、前記連動部材に掛止片を設け、
    前記駆動軸を回転させて前記障子を閉じた状態から、前記駆動軸をさらに回転させて前記連動部材をスライドさせることにより、前記掛止片が前記鉤状掛止片の前記掛止開口部内に入る請求項1又は2に記載の窓開閉装置。
  4. 窓枠に取り付けられた障子が室外側へ開く開閉窓であって、
    請求項1〜の何れか1項に記載の窓開閉装置を備えた開閉窓。
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