JP2006241673A - 建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 上部障子を手動で遠隔操作可能であり、かつ操作部が障子と干渉することを防止でき、上部障子の開閉操作性を向上できる建具を提供すること。
【解決手段】上下二段の障子を備えた上げ下げ窓1において、上側の障子20を手動で開閉操作する遠隔操作装置600を設ける。遠隔操作装置600のダイヤル610は、縦枠内に配置して縦枠の室内面のみに露出する。ダイヤル610の左右見付け幅寸法は、縦枠の左右見付け幅寸法よりも小さくする。障子20を手動で開閉操作する遠隔操作装置600を設けたので、比較的高い位置の障子20も開閉できる。ダイヤル610は、縦枠に配置されているので、利用者が操作しやすい高さに自由に設けることができ、開閉操作性を向上できる。ダイヤル610は縦枠内部に配置され、縦枠の内側面側に突出しないので、障子30を内倒ししても障子30がダイヤル610に干渉することを防止できる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、建具に関し、詳しくは、窓枠と、この窓枠内に支持された少なくとも上下二段の障子とを備えた上げ下げ窓等の建具に関する。
住宅等の外壁開口部に設けられる窓(サッシ窓)として、上下一対の障子を備えた上げ下げ窓が知られている。
このような上げ下げ窓は、通常、手動操作で開閉されるが、例えば、下部障子の高さ寸法を上部障子に比べて大きくした場合のように、上部障子が比較的高い位置に配置される場合には、窓の下方から上部障子を遠隔操作で開閉することが求められる場合があった。
このような遠隔操作で障子を開閉する構成として、窓枠の下枠や縦枠部分に設けられたハンドルを操作することで、障子を移動させるようにした構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された上げ下げ窓は、窓枠と、この窓枠の竪枠に沿って上下にスライド開閉自在に設けられた外部障子および内部障子とを備えて構成されている。そして、ガイド車を取り付けたガイド車装置を竪枠内のガイドレールに上下移動可能に係合し、窓枠に沿ってギヤードケーブルを配設し、窓枠の下枠や縦枠部分に設けられたハンドル操作によってギヤードケーブルを介してガイド車装置を上下動させ、各障子を窓の上半分に移動させて下半分を開口して脱出口を設けたり、各障子を窓の下半分に移動させて窓の上半分を開口して排煙口を設けることができるようにしている。
特公昭62−15710号公報
ところで、上げ下げ窓においては、下部障子を内倒し可能に設け、下部障子の室外側の清掃を室内側から行えるようにしたものがある。
しかしながら、前記特許文献1の上げ下げ窓では、下枠や縦枠に設けられたハンドルが下部障子側に突出されているため、下部障子を内倒しすると、下部障子とハンドルとが干渉し、下部障子を十分に開くことができないという問題がある。
また、下枠の高さ位置は、壁面において窓が配置される開口の形成位置によって決まってしまう。このため、ハンドルを下枠部分に設ける場合には、下枠の高さ位置によっては、ハンドル操作が難しくなる場合もあった。
このような問題は、上げ下げ窓に限定されず、上部障子および下部障子を備えた各種の建具に共通するものである。すなわち、上部障子を下枠や縦枠部分に設けられたハンドルによる遠隔操作で上下動あるいは外開き、内開き、突き出し、内倒し、外倒し、辷り出しなどの各種の開閉操作を行うとともに、下部障子を内倒しや内開き操作によって室内側に移動させる建具に共通する問題である。
本発明の目的は、上部障子を遠隔操作装置によって手動で遠隔操作可能であり、かつ遠隔操作装置が障子と干渉することを防止でき、かつ上部障子の開閉操作性を向上できる建具を提供することにある。
本発明の建具は、上枠、下枠、および左右の縦枠を有する窓枠と、この窓枠内に支持された少なくとも上下二段の障子とを備え、前記少なくとも上下二段の障子のうち、少なくとも上側の障子を手動で開閉操作する遠隔操作装置が設けられ、この遠隔操作装置の手動操作部は、前記窓枠の縦枠内に配置されて縦枠の室内面のみに露出されているとともに、前記手動操作部の左右見付け幅寸法は、縦枠の左右見付け幅寸法よりも小さくされていることを特徴とする。
ここで、少なくとも上下二段の障子は、上下一対の2枚の障子(上部障子および下部障子)から構成されていてもよく、3枚以上の障子から構成されていてもよい。
そして、上側の障子の開閉形式は、上下にスライドする形式でもよく、また当該障子の上辺(上框)または下辺(下框)が窓枠に軸支されて室外側や室内側に回動する突出し形式や内倒し形式等でもよく、さらに当該障子の縦辺(縦框)が窓枠に軸支されて室外側や室内側に回動する開き形式でもよい。
さらに、下側の障子は、開閉可能に構成されていてもよく、また開閉不能な固定障子であってもよい。特に、下側の障子は、内倒し形式や内開き形式で開閉可能に構成されていることが好ましい。
以上の本発明によれば、上側の障子を開閉操作する遠隔操作装置が設けられているので、上側の障子が比較的高い位置に配置されている場合でも、遠隔操作装置の手動操作部を操作することで開閉することができる。
また、遠隔操作装置の手動操作部は、窓枠の縦枠に配置されて縦枠の室内面に露出しているので、手動操作部の高さ位置は縦枠の上端から下端の範囲で自由に設定できる。このため、利用者が操作しやすい高さに手動操作部を設けることができ、障子の開閉操作性を向上できる。
さらに、遠隔操作装置の手動操作部は、その左右見付け幅寸法を縦枠の左右見付け幅寸法よりも小さくし、かつ縦枠の室内面のみに露出するように縦枠内部に配置したので、手動操作部が縦枠の内側面側つまり障子側に突出することがない。このため、障子を内倒しなどして室内側に開いた場合でも、その障子が手動操作部に干渉することを防止でき、障子を十分に開くことができる。
また、手動操作部は縦枠の外側面側つまり躯体側に突出することもないため、窓枠設置時に躯体側に影響を及ぼすことがなく、建具を容易に施工することができる。
本発明の建具では、前記遠隔操作装置は、利用者の操作によって一方の方向およびこの一方の方向と逆方向である他方の方向に回動される手動操作部と、この手動操作部の回転動作を伝達する回転伝達手段と、前記回転伝達手段によって伝達された回転動作によって上側の障子を開閉する障子開閉手段とを備え、前記障子開閉手段は、手動操作部を一方の方向に回転させた際には障子を開き、手動操作部を他方の方向に回転させた際には障子を閉じるように作動することが好ましい。
遠隔操作装置の手動操作部としては、例えば、手動操作部を縦枠に沿って上下動させることで、障子を上下動させるものを用いてもよいが、この場合には、障子の移動量を大きくするためには、手動操作部のスライド量も大きくしなければならず、操作性が低下する。
これに対し、本発明によれば、手動操作部を回転操作するだけで障子を開閉できるので、手動操作部をスライドさせる場合に比べて操作性を向上できる。その上、回転方向によって障子を開く操作や閉じる操作を選択できるので、この点でも操作性を向上できる。
本発明の建具では、前記手動操作部は、縦枠の左右見付け方向に延びる回転軸によって縦枠内に回転可能に軸支された略円盤形状であることが好ましい。
このような構成によれば、手動操作部が円盤形状とされているので、容易に回転させて操作することができる。また、円盤形状の手動操作部は構成が簡易なため、製造コストも低減できる。
本発明の建具では、前記手動操作部は、略円盤状に形成され、縦枠の左右見付け方向に延びる回転軸によって縦枠内に回転可能に軸支された第1回転部材と、この第1回転部材と同軸に回転可能に設けられた第2回転部材とを備え、前記第2回転部材には、第2回転部材を第1の方向に回転させた場合には、第1回転部材も一体的に回転させ、かつ、第2回転部材を第2の方向に回転させた場合には、第1回転部材は回転させない第1方向同期回転状態と、第2回転部材を第2の方向に回転させた場合には、第1回転部材も一体的に回転させ、かつ、第2回転部材を第1の方向に回転させた場合には、第1回転部材は回転させない第2方向同期回転状態とを切り替える同期回転方向切替操作摘みが設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、手動操作部を第1および第2回転部材で構成し、同期回転方向切替操作摘みを操作することで第1および第2回転部材を一体的に回転させる方向を設定できる。このため、所定角度範囲で第2回転部材を往復回動させるだけで、第1回転部材を所定の一方向のみに回転させることができ、この第1回転部材の回転によって障子を開閉することができる。
従って、利用者は、例えば、第2回転部材において縦枠の室内側に露出した部分を掴んで第2回転部材を往復回動させるだけでよく、操作性を向上できる。
本発明の建具では、前記遠隔操作装置の回転伝達手段は、前記手動操作部と同軸に設けられて手動操作部と一体的に回転する歯車と、この歯車に噛合する1つ以上の歯車からなる動力伝達歯車と、この動力伝達歯車によって回転される第1プーリと、この第1プーリに対して所定距離離れて配置された第2プーリと、前記第1および第2プーリ間に巻き掛けられたベルトとを備えることが好ましい。
このような構成によれば、回転伝達手段において、複数の歯車を設けることができるので、手動操作部の操作方向に対する障子の開閉方向や、手動操作部の回転角度に対する障子の開閉移動量を、歯車の数や増減速比によって容易に設定できる。従って、各建具において、上部障子の開閉形式や開閉量に応じた遠隔操作装置を容易に設定できる。
また、回転伝達手段に、第1および第2プーリとベルトとを設けているので、手動操作部と、障子開閉手段とが離れて配置されていても、容易に回転力を伝達できる上、部品数を少なくでき、コストも低減できる。
本発明の建具では、前記遠隔操作装置の障子開閉手段は、前記上側の障子の両端に取り付けられて縦枠内を上下方向にスライド移動可能に設けられたスライダー部材と、各スライダー部材に一端が連結された一対のロープと、各ロープの他端が連結されてロープを介して前記上側の障子の荷重を支持可能なバランサー装置と、前記各ロープの途中が巻かれた一対のドラムとを備え、前記回転伝達手段は、手動操作部の操作に応じて前記一対のドラムを回転させて前記障子を上下方向にスライド移動させることが好ましい。
このような構成によれば、障子の荷重を支持するバランサー装置を設けたので、障子を上下動させる際にその障子の荷重の影響を無くすことができる。従って、手動操作部の操作によってドラムを回転させる場合も、容易にドラムを回転させて障子を上下動させることができる。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、第2実施形態以降において、次の第1実施形態で説明する構成部材と同じ構成部材、および同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態の構成部材と同じ符号を付し、それらの説明を省略または簡略化する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る建具である上げ下げ窓1を室外側から見た正面図である。図2は、上げ下げ窓1を示す縦断面図である。図3および図4は、それぞれ上げ下げ窓1を示す横断面図であって、図3は、上部障子位置における横断面図であり、図4は、下部障子位置における横断面図である。
図1〜図4において、上げ下げ窓1は、戸建て住宅等の建物の外壁2における開口部3に設けられて建物の室内空間と室外空間とを仕切るもので、下端位置が床面よりも所定寸法(例えば、600mm〜900mm)だけ高い位置に設けられた腰窓である。
上げ下げ窓1は、上枠11、下枠12、および左右の縦枠13を四周枠組みした窓枠10と、この窓枠10の内側に開閉自在に支持された上部障子(上側の障子)20および下部障子(下側の障子)30とを備えて構成されている。窓枠10は、開口部3周辺の柱や壁パネル等の建物躯体4に固定されている。上部障子20および下部障子30は、それぞれ上框21,31、下框22,32、および左右の縦框23,33を四周框組みした内部に、ガラスパネル(複層ガラス)24,34を嵌め込んで構成されている。また、窓枠10の室外側には、外部ブラインド40が設けられ、上部障子20の室内側における窓枠10には、網戸50が取り付けられている。
上部障子20および下部障子30は、それぞれ窓枠10の縦枠13に案内されて上下にスライド可能に支持されるとともに、上部障子20が下部障子30よりも室外側に設けられている。すなわち、上部障子20によって室外側障子が構成され、下部障子30によって室内側障子が構成されている。そして、上部障子20の下框(外召合せ框)22と下部障子30の上框(内召合せ框)31とが見込み方向に重なって上げ下げ窓1が閉じられるようになっている。上部障子20は、その上框21が上枠11に当接した閉鎖位置から、閉じた状態の下部障子30の上框31に上框21が略重なる開放位置までの間を、開閉移動可能に構成されている。一方、下部障子30は、その下框32が下枠12に当接した閉鎖位置から、その上框31が上枠11に近接する開放位置までの間を、開閉移動可能に構成されている。
また、上部障子20の高さ寸法、つまり上框21上端縁から下框22下端縁までの長さ寸法は、下部障子30の高さ寸法よりも小さく形成され、具体的には、上部障子20は、下部障子30の略半分の高さ寸法に設定されている。すなわち、下部障子30が閉鎖位置にある状態で上部障子20を開放位置まで全開した場合には、上部障子20が下部障子30の略上半分の室外側に重なった状態となり、この上部障子20の上方に開口が形成されて上げ下げ窓1が開かれるようになっている。このように、上部障子20を下部障子30の略半分の高さ寸法に設定したことで、上部障子20を全開すれば、この上部障子20の上下框21,22および下部障子30の上框31によって、窓枠10の内部が上下に略三等分された略目の字形の外観(または内観)となり、バランスのよい良好な意匠性が得られる。
一方、上部障子20が閉鎖位置にある状態で下部障子30を開放位置まで全開した場合にも、下部障子30の略上半分が上部障子20および網戸50の室内側に重なった状態となり、下部障子30の下方に開口が形成されて上げ下げ窓1が開かれるようになっている。
次に、図5〜図10も参照して上部障子20を上下動させる遠隔操作装置600について説明する。
遠隔操作装置600は、手動操作部であるダイヤル610と、ダイヤル610の回転動作を伝達する回転伝達手段620と、回転伝達手段620によって伝達された回転動作によって上部障子20を上下方向にスライド移動して開閉する障子開閉手段650とを備えて構成されている。
ダイヤル610は、略円盤状に形成され、上げ下げ窓1(縦枠13)の左右見付け方向の回転軸に対して回転可能に設けられている。このダイヤル610の一部は、縦枠13の室内面から室内側に突出されており、この突出部分を利用者が回すことで回転操作可能とされている。
但し、図2,4にも示すように、ダイヤル610の室内突出部分は、縦枠13の室内側に設けられた額縁材5よりも室内側に突出しないように配置されている。また、ダイヤル610は額縁材5の開口部3側の側面に近接して配置されている。
また、図8に示すように、ダイヤル610の外周面には、所定間隔で凹部611が形成されており、この凹部611に指を掛けることでダイヤル610を容易に回転操作できるように構成されている。
回転伝達手段620は、図6にも示すように、ダイヤル610と同軸に設けられて一体に回転する歯車621と、互いに噛合する3つの歯車622,623,624を備えて構成されて歯車621の回転力を伝達する動力伝達歯車625と、歯車624と同軸に設けられて一体に回転する第1プーリ626と、第1プーリ626に対して所定間隔離れて配置された第2プーリ627と、各プーリ626,627間に巻き掛けられたベルト628と、第2プーリ627と同軸に設けられて一体に回転する歯車629とを備えて構成されている。
なお、動力伝達歯車625の歯車の数によって、ダイヤル610の操作方向に対する上部障子20の移動方向が設定されるため、歯車の数は希望する操作方向に応じて設定すればよい。
また、動力伝達歯車625の増減速比によって、ダイヤル610の回転角度に対する上部障子20の移動量が設定されるため、歯車の増減速比は希望する回転角度に応じた移動量によって設定すればよい。
ここで、ダイヤル610、歯車621〜624、第1プーリ626は、図8,9に示すように、ベースプレート631およびカバープレート632間に回転自在に軸支され、操作伝達ユニット630としてユニット化されている。
従って、ダイヤル610等を縦枠13内に配置する場合には、予め各プレート631,632間にダイヤル610や歯車621〜624等を組み込んでユニット化された操作伝達ユニット630のベースプレート631を縦枠13にビス止めすることで簡単な作業で取り付けることができる。
縦枠13は、図7に示すように、アルミ押出形材製の室内部材131、室外部材132、室内レール部材133、および室外レール部材134と、室内部材131と室外部材132とを連結する樹脂製の断熱部材135と、室内レール部材133と室外レール部材134とを連結する樹脂製の断熱部材136とを備えて中空状に形成されている。そして、室外部材132が建物躯体4にビス止め固定され、室内レール部材133が室内部材131に、室外レール部材134が室外部材132に、それぞれビス止め固定されている。
従って、本実施形態では、縦枠13の室内部材131に前記操作伝達ユニット630をビス止めした後に、各レール部材133,134を室内部材131、室外部材132にビス止めすることで、操作伝達ユニット630を縦枠13内部に配置している。
なお、縦枠13や額縁材5において、ダイヤル610および歯車621と干渉する部分は予め切り欠かれており、ダイヤル610や歯車621が縦枠13等にぶつからないように構成されている。
室内レール部材133および室外レール部材134は、左右見付け方向内側(縦枠13の内側面側)に向かって開口した断面略C字形に形成されており、それぞれ上部障子20および下部障子30を上下に案内可能に構成されている。
すなわち、室内レール部材133および室外レール部材134には、上下方向に連続してつまり縦枠長手方向に沿ったガイド溝がそれぞれ形成されている。
障子開閉手段650は、図5,6に示すように、上部障子20の下端面における左右両端に取り付けられたスライダー部材であるスライドシュー25と、各スライドシュー25に一端がそれぞれ取り付けられたロープ651,652と、各ロープ651,652をガイドする滑車653と、各ロープ651,652の他端が連結されたバランサー装置655と、各ロープ651,652の途中が巻かれた回転ドラム656,657とを備えて構成されている。
スライドシュー25は、前記室外レール部材134のガイド溝内に、上下方向にスライド可能に配置されている。
バランサー装置655は、図5にも示すように、上枠11の中空部内に配置されている。バランサー装置655は、ロープ651,652を介して加わる上部障子20の重量と、内部の定荷重バネのばね力とが釣り合うように設定された一般的なバランサー装置である。
なお、本実施形態では、2台のバランサー装置655を設け、各バランサー装置655に各ロープ651,652を連結しているが、2本のロープ651,652を連結支持可能な1台のバランサー装置を設けてもよい。
ロープ651,652は、鋼鉄線をより合わせた鋼製のワイヤーロープや、炭素繊維等の高強度繊維を編んだもの等で構成される。このロープ651,652は、縦枠13の室外レール部材134内に形成されたガイド溝部分に挿通され、その一端は各スライドシュー25に連結され、他端は縦枠13の上端部側に設けられた滑車653を介して前記バランサー装置655の巻取リールにそれぞれ連結されている。
回転ドラム656,657は、それぞれ回転軸658,659を備え、各回転軸658,659はロッド棒660で連結されている。また、回転軸658には、前記回転伝達手段620の歯車629に噛合する歯車661が固定されている。さらに、回転ドラム656,657や各回転軸658,659、ロッド棒660は、窓枠10に対して回転自在に支持されている。
このため、回転伝達手段620によって歯車661が回転されると、回転軸658,659およびロッド棒660を介して各回転ドラム656,657が互いに同期して回転するように構成されている。
ここで、図10にも示すように、回転軸658,659には回転板662が固定されている。回転板662には3本のガイドピン663が突出されており、このガイドピン663は、前記回転ドラム656,657に形成された3本の貫通孔に挿通されている。ガイドピン663の端面は、回転軸658,659に取り付けられた係止板664に当接されている。また、回転ドラム656,657には、前記各回転軸658,659が挿通可能な貫通孔が形成されている。
このため、回転ドラム656,657は、ガイドピン663に沿って回転軸658,659の軸方向にスライド移動可能とされ、かつ、回転軸658,659の回転に伴い回転板662が回転すると、ガイドピン663を介して回転ドラム656,657も回転されるように構成されている。
回転ドラム656,657の外表面には、螺旋状の溝665が形成され、前記ロープ651,652は、溝665に沿って一巻き分のみ巻かれている。なお、このロープ651,652の巻数は、一巻きに限らず、要するに、上部障子20がスムーズに上下動する最適な巻数に設定すればよい。
なお、前記ベルト628は、オープンベルトを使用しており、操作伝達ユニット630および障子開閉手段650を先に独立して窓枠10に取り付けた後、直線状のベルトを各プーリ626,627間に架け渡してベルトの端部同士を連結して取り付けている。
次に、上部障子20の開閉操作について説明する。
本実施形態においては、ダイヤル610の室内露出部分を下側に向けて回転すると、回転伝達手段620を介して障子開閉手段650の各回転ドラム656,657が回転し、ロープ651,652を巻き上げる。このため、上部障子20は上方に移動する。
一方、ダイヤル610の室内露出部分を上側に向けて回転すると、回転伝達手段620を介して障子開閉手段650の各回転ドラム656,657が回転し、ロープ651,652は巻き下げられる。このため、上部障子20は下方に移動する。
この際、上部障子20の荷重はバランサー装置655で支持されているので、ダイヤル610の操作による回転ドラム656,657の回転には上部障子20の荷重は影響しない。このため、小さな力でダイヤル610を回転させても、上部障子20を上下動することができる。
なお、下部障子30には、図7に示すように、室内レール部材133内をスライド移動可能なスライドシュー36が取り付けられ、このスライドシュー36をロープ(図示略)を介してバランサー装置(図示略)に連結することで下部障子30の荷重をバランサー装置で支持でき、手動操作で下部障子30を上下動する際に、比較的小さな力で操作できるように構成されている。
また、下部障子30は、下部障子30下端面に取り付けられたスライドシュー36の軸芯部分を回転軸とし、上框31側を室内側に倒すことで内倒し可能に構成されている。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)上部障子20を手動で開閉操作する遠隔操作装置600が設けられているので、上部障子20が比較的高い位置に配置されていて室内側からも手が届きにくい場合でも、ダイヤル610を用いて開閉操作できるので、操作性を向上させることができる。
また、遠隔操作装置600のダイヤル610は、縦枠13に配置されてその室内面に露出しているので、ダイヤル610の高さ位置は縦枠13の上端から下端の範囲で自由に設定できる。このため、上部障子20の位置に関係なく、利用者が操作しやすい高さにダイヤル610を設けることができ、上部障子20の開閉操作性を向上できる。
(2)ダイヤル610は、その左右見付け幅寸法が縦枠13の左右見付け幅寸法よりも小さくされ、かつ縦枠13の室内面のみに露出するように縦枠13内部に配置されているので、ダイヤル610が縦枠13の内側面側つまり障子側に突出することがない。このため、下部障子30を内倒しなどして室内側に開いた場合でも、下部障子30がダイヤル610にぶつかることを防止でき、下部障子30を十分に開くことができる。
また、ダイヤル610は縦枠13の外側面側つまり建物躯体4側に突出することもないため、窓枠10の設置時に建物躯体4側に影響を及ぼすことがなく、上げ下げ窓1を容易に施工することができる。
(3)ダイヤル610を回転操作するだけで上部障子20を上下動させることができるので、例えば手動操作部を縦枠13に沿って上下方向にスライド移動させて上部障子20を開閉する場合に比べて、ダイヤル610を操作する手を上下に移動させなくてよいため、操作性を向上できる。
また、手動操作部としてダイヤル610を用いたので、容易に回転操作することができ、かつ、ダイヤル610は簡易な形状であるため製造コストも低減できる。
(4)回転伝達手段620として、複数の歯車621〜624を設けているので、ダイヤル610の操作方向に対する障子20の開閉方向や、ダイヤル610の回転角度に対する障子20の開閉移動量を、歯車の数や増減速比によって容易に設定できる。
また、回転伝達手段620に、第1プーリ626および第2プーリ627とベルト628とを設けたので、ダイヤル610と、障子開閉手段650とが離れて配置されていても、容易に回転力を伝達できる上、部品数を少なくでき、コストも低減できる。
(5)ダイヤル610や回転伝達手段620の歯車621〜624を操作伝達ユニット630としてユニット化しているので、ダイヤル610等を縦枠13内部に容易に取り付けることができ、組立、施工作業性を向上できる。
(6)ベルト628としてオープンベルトを用いたので、操作伝達ユニット630および障子開閉手段650を先に独立して窓枠10に取り付けた後にベルト628を各プーリ626,627間に架け渡すことができる。このため、部品の取付作業や施工作業、交換作業を容易に行うことができる。
また、上げ下げ窓1のサイズなどによって、各プーリ626,627間の間隔、つまりベルト628のサイズを異ならせる必要があり、予めループ状に形成されたベルトを用いる場合には、サイズの異なるベルトを用意しなければならないが、オープンベルトを用いれば、前記サイズに合わせてベルトを切断して長さを設定すればよいため、サイズ毎にベルトを用意する必要もなく、かつサイズ変更を容易に行えるため、ダイヤル610の位置を自由に設定できる。
(7)障子開閉手段650として、障子20の荷重を支持するバランサー装置655を設けたので、障子20を上下動させる際にその障子20の荷重の影響を無くすことができる。従って、ダイヤル610を手動で操作しても容易に回転ドラム656,657を回転させて障子20を上下動させることができ、開閉操作性をより向上できる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について、図11〜図13に基づいて説明する。本実施形態は、手動操作部の構成のみが前記第1実施形態と異なるものである。
すなわち、本実施形態の手動操作部は、図11〜13に示すように、ラチェットハンドル670で構成されている。
ラチェットハンドル670は、略円盤状に形成された第1回転部材671と、略円盤状に形成されて第1回転部材671と同軸で回転可能に設けられた第2回転部材675とを備えて構成されている。
第1回転部材671は、前記ダイヤル610と同様に、ベースプレート631、カバープレート632間に配置されて縦枠13の左右見付け方向に延びる回転軸によって回転自在に軸支されている。
また、第1回転部材671の第2回転部材675側の面には、内外2周の歯672,673が形成されている。
すなわち、第1回転部材671の外周側に設けられた歯672は、円周状に配置され、かつ、所定の第1方向(A方向)に向かうにしたがって第2回転部材675側に近づくように傾斜された傾斜面672Aと、傾斜面672Aの頂点と最下点とを結ぶように第1回転部材671の軸方向に略平行とされた係合面672Bとを備えている。
一方、前記歯672の内周側に設けられた歯673は、円周状に配置され、かつ、前記第1方向と逆方向である第2方向(B方向)に向かうにしたがって第2回転部材675側に近づくように傾斜された傾斜面673Aと、傾斜面673Aの頂点と最下点とを結ぶように第1回転部材671の軸方向に略平行とされた係合面673Bとを備えている。
この第1回転部材671は、いわゆるラチェット装置における爪車(ラチェット)として機能するように構成されている。
第2回転部材675は、前記歯672に係合可能な第1爪部676と、前記歯673に係合可能な第2爪部677と、一方の爪部676,677のみを歯672,673に係合可能にするラチェット操作摘み678と、第2回転部材675の外周から突出するように設けられたハンドル操作用摘み679とを備えて構成されている。
なお、ラチェットハンドル670も、その左右見付け幅寸法は縦枠13の左右見付け幅寸法よりも小さくされ、かつ、ハンドル操作用摘み679は額縁材5の室内側端縁から突出しない寸法に抑えられている。
このような本実施形態においては、各爪部676,677は、図示しないバネ等によって各歯672,673に係合可能とされているが、ラチェット操作摘み678を切替操作することで、常に一方の爪部676,677は、第1回転部材671から離れる方向に引きこまれ、各歯672,673に係合しない状態に維持される。
ここで、第1爪部676が歯672に係合可能な状態とされ、かつ、第2爪部677が歯673に係合しない状態にある場合には、第2回転部材675をA方向に移動すると、第1爪部676は傾斜面672Aに案内されて回転軸方向に変位するため、第1回転部材671は回転せず、第2回転部材675のみが回転する。
一方、第2回転部材675をB方向に移動すると、第1爪部676は係合面672Bに係合するため、第1回転部材671は第2回転部材675と一体に回転する。
従って、第2回転部材675を所定角度範囲でA方向およびB方向に交互に回動させると、第1回転部材671は間欠的にB方向のみに回転することになる。
また、第2爪部677が歯673に係合可能な状態とされ、かつ、第1爪部676が歯672に係合しない状態にある場合には、第2回転部材675をB方向に移動すると、第2爪部677は傾斜面673Aに案内されて回転軸方向に変位するため、第1回転部材671は回転せず、第2回転部材675のみが回転する。
一方、第2回転部材675をA方向に移動すると、第2爪部677は係合面673Bに係合するため、第1回転部材671は第2回転部材675と一体に回転する。
従って、第2回転部材675を所定角度範囲でA方向およびB方向に交互に回動させると、第1回転部材671は間欠的にA方向のみに回転することになる。
本実施形態では、ラチェットハンドル670に設けられたハンドル操作用摘み679が第2回転部材675の外周から突出しているので、ハンドル操作用摘み679が縦枠13の室内面に露出する角度範囲でしか第2回転部材675を回動できないが、ラチェット操作摘み678で一方の爪部676,677のみを歯672,673に係合可能にすることで、第2回転部材675を所定角度範囲で往復させれば第1回転部材671つまりは歯車621を所定方向に間欠的に回転させることができる。従って、ラチェット操作摘み678によって同期回転方向切替操作摘みが構成され、ハンドル操作用摘み679によって回転操作用摘みが構成されている。
このような本実施形態によれば、前述の(1)〜(7)の効果に加えて以下のような効果がある。
(8)ハンドル操作用摘み679を設けたので、利用者はこのハンドル操作用摘み679を掴んでラチェットハンドル670を回転させることができる。このため、第1実施形態のダイヤル610を回転させる場合に比べても、より確実にラチェットハンドル670を回転させることができ、上部障子20の開閉操作性を向上できる。
(9)ハンドル操作用摘み679を設けたために、第2回転部材675は一定角度範囲でしか回動できないが、歯672,673および爪部676,677を備えたいわゆるラチェット機構を設けたので、第1回転部材671を所定方向に回転させることができる。
その上、第1回転部材671の回転方向つまり上部障子20のスライド移動方向は、ラチェット操作摘み678を切り替えるだけで設定できるので、簡単な操作で上部障子20を上下動することができる。
なお、本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、手動操作部としては、前記各実施形態の構成に限らない。例えば、手動操作部として用いられるダイヤルとしては、図14に示すダイヤル610Aのように、指を確実に掛けられる大きな凹部611が形成されたものを用いてもよい。
また、手動操作部としては、歯車621を両方向に回転可能なバータイプや、オペレータハンドルタイプなどでもよい。さらに、前記ベルト628を上下方向に移動させるようなスライドレバータイプの手動操作部を用いてもよい。
要するに、手動操作部は、上部障子20を上下動可能であり、かつ、その左右見付け幅寸法が縦枠の左右見付け幅寸法よりも小さくされており、下部障子30を内倒しなどで室内側に移動した際に下部障子30が手動操作部に干渉しないように構成されていればよい。
また、障子開閉手段650の構成は前記第1実施形態のものに限らない。例えば、前記実施形態では、ロープ651,652を掛け回した回転ドラム656,657を設け、この回転ドラム656,657を回転させることで上部障子20を上下動させていたが、回転ドラム656,657を設けずに、手動操作部の回転力をバランサー装置655に伝達し、バランサー装置655でロープ651,652を巻き上げたり、繰り出すことで上部障子20を上下動させてもよい。
要するに、障子開閉手段650としては、手動操作部の操作によって上部障子20を上下動できる構成であればよい。
また、前記各実施形態では、上部障子20および下部障子30がそれぞれ上下にスライド開閉可能に構成されていたが、これに限らず、上部障子が突出し形式や内倒し形式、開き形式、辷出し形式等で開閉されるものでもよく、また下部障子30が開閉不能な固定障子であってもよい。
従って、障子開閉手段650としては、上部障子20を上下動させるものに限らない。例えば、上部障子20を突き出し窓として構成している場合には、上框21部分を回転軸とし、下框22側を室外側に突き出すように上部障子20を開閉する機構を採用すればよい。要するに、障子開閉手段650は、上部障子20の開閉形式に応じて設定すればよい。
回転伝達手段620としては、前記実施形態の構成に限らない。例えば、ベルト628およびプーリ626,627の代わりにチェーンおよびスプロケットを設けてもよい。さらに、ベルトやチェーンを設ける代わりに、歯車を組み合わせて回転力を伝達してもよい。
さらに、歯車621〜624を設けずに、ダイヤル610等の手動操作部に直接プーリ626を取り付けてもよい。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明の第1実施形態に係る建具を室外側から見た正面図である。 前記建具を示す縦断面図である。 前記建具を示す横断面図であり、上部障子位置での横断面図である。 前記建具を示す横断面図であり、下部障子位置での横断面図である。 前記建具における遠隔操作装置の構成を示す概略斜視図である。 前記建具における遠隔操作装置の構成を示す概略斜視図である。 前記建具における縦枠を拡大して示す横断面図である。 前記遠隔操作装置における操作伝達ユニットを示す図である。 前記遠隔操作装置における操作伝達ユニットを示す側面図である。 前記遠隔操作装置における回転ドラムを示す図である。 本発明の第2実施形態に係る手動操作部を示す斜視図である。 前記手動操作部の分解斜視図である。 前記手動操作部を有する操作伝達ユニットを示す図である。 本発明の変形例に係る手動操作部を示す斜視図である。
符号の説明
1…上げ下げ窓、10…窓枠、13…縦枠、20…上部障子、30…下部障子、25…スライダー部材であるスライドシュー、600…遠隔操作装置、610,610A…手動操作部であるダイヤル、620…回転伝達手段、621〜624…歯車、626…第1プーリ、627…第2プーリ、628…ベルト、630…操作伝達ユニット、650…障子開閉手段、651,652…ロープ、655…バランサー装置、656,657…回転ドラム、670…手動操作部であるラチェットハンドル、671…第1回転部材、675…第2回転部材、678…ラチェット操作摘み、679…ハンドル操作用摘み。

Claims (6)

  1. 上枠、下枠、および左右の縦枠を有する窓枠と、この窓枠内に支持された少なくとも上下二段の障子とを備え、
    前記少なくとも上下二段の障子のうち、少なくとも上側の障子を手動で開閉操作する遠隔操作装置が設けられ、
    この遠隔操作装置の手動操作部は、前記窓枠の縦枠内に配置されて縦枠の室内面のみに露出されているとともに、前記手動操作部の左右見付け幅寸法は、縦枠の左右見付け幅寸法よりも小さくされている建具。
  2. 前記遠隔操作装置は、利用者の操作によって一方の方向およびこの一方の方向と逆方向である他方の方向に回動される手動操作部と、この手動操作部の回転動作を伝達する回転伝達手段と、前記回転伝達手段によって伝達された回転動作によって上側の障子を開閉する障子開閉手段とを備え、
    前記障子開閉手段は、手動操作部を一方の方向に回転させた際には障子を開き、手動操作部を他方の方向に回転させた際には障子を閉じるように作動する請求項1に記載の建具。
  3. 前記手動操作部は、縦枠の左右見付け方向に延びる回転軸によって縦枠内に回転可能に軸支された略円盤形状である請求項2に記載の建具。
  4. 前記手動操作部は、略円盤状に形成され、縦枠の左右見付け方向に延びる回転軸によって縦枠内に回転可能に軸支された第1回転部材と、この第1回転部材と同軸に回転可能に設けられた第2回転部材とを備え、
    前記第2回転部材には、第2回転部材を第1の方向に回転させた場合には、第1回転部材も一体的に回転させ、かつ、第2回転部材を第2の方向に回転させた場合には、第1回転部材は回転させない第1方向同期回転状態と、第2回転部材を第2の方向に回転させた場合には、第1回転部材も一体的に回転させ、かつ、第2回転部材を第1の方向に回転させた場合には、第1回転部材は回転させない第2方向同期回転状態とを切り替える同期回転方向切替操作摘みが設けられている請求項2に記載の建具。
  5. 前記遠隔操作装置の回転伝達手段は、前記手動操作部と同軸に設けられて手動操作部と一体的に回転する歯車と、この歯車に噛合する1つ以上の歯車からなる動力伝達歯車と、この動力伝達歯車によって回転される第1プーリと、この第1プーリに対して所定距離離れて配置された第2プーリと、前記第1および第2プーリ間に巻き掛けられたベルトとを備えることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の建具。
  6. 前記遠隔操作装置の障子開閉手段は、
    前記上側の障子の両端に取り付けられて縦枠内を上下方向にスライド移動可能に設けられたスライダー部材と、
    各スライダー部材に一端が連結された一対のロープと、
    各ロープの他端が連結されてロープを介して前記上側の障子の荷重を支持可能なバランサー装置と、
    前記各ロープの途中が巻かれた一対のドラムとを備え、
    前記回転伝達手段は、手動操作部の操作に応じて前記一対のドラムを回転させて前記障子を上下方向にスライド移動させる請求項2から請求項5のいずれかに記載の建具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101299798B1 (ko) * 2006-12-11 2013-08-23 두산인프라코어 주식회사 방전가공기용 상하이동식 도어개폐장치
JP2018138758A (ja) * 2018-04-19 2018-09-06 三協立山株式会社 建具

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