JP4134067B2 - 建具 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載された上げ下げ窓は、窓枠と、この窓枠の上半分に固定された固定障子と、この固定障子の室内側に沿って上下にスライド開閉自在に設けられた可動障子(下部障子)とを備えて構成されている。そして、下部障子の下端部と窓枠との間には、下部障子の重量と同程度の力を上方に作用させて下部障子の開閉操作を容易にさせるためのバランサが設けられている。また、下部障子は、その下框を中心にして上部が室内側に回動(内倒し)可能に構成されており、この内倒し時に下部障子を支持するためのアームが縦框の途中位置と、縦枠に案内されて上下スライド自在に支持されたスライダとに連結されている。従って、内倒しして所定角度だけ傾いた下部障子をアームによって支持することができ、この状態の下部障子の室外面(ガラスパネル)を室内側から掃除できるようになっている。
そして、上側の障子は、開閉可能に構成されていてもよく、また開閉不能な固定障子であってもよい。上側の障子を開閉可能に構成した場合の開閉形式は、上下にスライドする形式でもよく、また当該障子の上辺(上框)または下辺(下框)が窓枠に軸支されて室外側や室内側に回動する突出し形式や内倒し形式等でもよく、さらに当該障子の縦辺(縦框)が窓枠に軸支されて室外側や室内側に回動する開き形式でもよい。
また、下側の障子を上方に付勢するバランサの付勢力は、障子の重量に比例して大きくなるため、下側の障子が大型化した場合、例えば、障子の重量が30kgを超えるような場合には、バランサの付勢力も同程度となる。このため従来の上げ下げ窓において、障子を大型化しかつ内倒し時における障子下端部の跳ね上がりを防止するためには、内倒しの回動角度を小さく設定するなどの対策が考えられるが、このようにしてしまうと実質的に障子の室外側側面の清掃ができなくなってしまうため、障子を大型化することが困難であった。
これに対して本発明では、障子の回動操作時にロック装置で障子下端部の跳ね上がりが確実に防止できるため、回動角度を小さく設定する必要がなく、清掃のしやすさを確保したまま障子(ガラスパネル)を大型化することができ、大きな開口を有して室外の眺望が良好な窓を形成することができる。
このような構成によれば、下側の障子を縦枠に対して上下スライド自在に支持するスライド部材にロック装置の係合部材(係合手段)を取り付けたので、上下スライド開閉操作時には、係合部材がスライド部材とともに上下移動するため、室内側や室外側から係合部材が見えないようにでき、建具の外観(内観)意匠性が良好にできる。また、係合部材がスライド部材に軸支されて係合位置と非係合位置との間を回動するように構成したことで、一般的な鎌錠と同様の簡単な構造でロック装置を構成することができ、強度を確保しつつロック装置の部品点数や窓枠や障子の加工手間などを削減することができる。
このような構成によれば、規制部材が回動軸に固定され、下側の障子の回動に伴って規制部が非規制部から離れる方向に回動される構成としたことで、ロック装置の構造をより簡単にすることができるとともに、内倒し操作時にスライド部材を確実にロックすることができる。
このような構成によれば、下側の障子を所定の開位置に移動させなければラッチ装置が係脱操作できず、障子の回動操作ができないように構成されるとともに、所定の開位置でロック装置がロック可能に構成されているので、ロックされていない状態での内倒し操作を防止することができ、スライド部材が確実にロックされた状態で下側の障子の内倒し操作を実行することができる。
このような構成によれば、下側の障子が大型化されてバランサの付勢力も大きくなることになるが、前述したように障子の回動操作時の良好な操作性を維持したままで大きな開口を有して室外の眺望が良好な窓を形成することができる。さらに、下側の障子の高さ寸法が大きくなるため、室外の景観がより見えやすくなって開放感を高めることができ、居住性や快適性を一層向上させることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る建具である上げ下げ窓1を室外側から見た正面図である。図2は、上げ下げ窓1を示す縦断面図である。図3は、上げ下げ窓1を示す横断面図であって、上部障子位置における横断面図である。
図1〜図3において、上げ下げ窓1は、戸建て住宅等の建物の外壁2における開口部3に設けられて建物の室内空間と室外空間とを仕切るもので、下端位置が床面よりも所定寸法(例えば、600mm〜900mm)だけ高い位置に設けられた腰窓である。
一方、上部障子20が閉鎖位置にある状態で下部障子30を開放位置まで全開した場合にも、下部障子30の略上半分が上部障子20および網戸50の室内側に重なった状態となり、下部障子30の下方に開口が形成されて上げ下げ窓1が開かれるようになっている。
図4は、上げ下げ窓1の縦枠13および下部障子30の縦框33を拡大して示す横断面図である。
縦枠13は、図4に示すように、それぞれアルミ押出形材製の室内部材131、室外部材132、室内レール部材133、および室外レール部材134と、室内部材131と室外部材132とを連結する樹脂製の断熱部材135と、室内レール部材133と室外レール部材134とを連結する樹脂製の断熱部材136とを備えて中空状に形成されている。室内レール部材133および室外レール部材134は、見付け方向内側に向かって開口した断面略C字形に形成されており、それぞれ上部障子20および下部障子30を上下に案内可能に構成されている。
図5(A)〜(C)は、下部障子30の動作を説明する図である。図6および図7は、それぞれ下部障子30の内倒し状態を示す縦断面図および斜視図である。
図5(A)に示すように、下部障子30が閉鎖位置にある場合には、下框32および下枠12に設けられた2箇所の下部施錠装置(不図示)によって下部障子30が施錠されるようになっている。下部施錠装置は、下枠12に設けられた錠受けと、下框32に設けられた錠部材と、下框32に設けられた把手とを備えて構成され、この把手の操作により錠部材と錠受けとの係合が外れ、下部障子30が開操作可能となる。そして、把手を上方に持ち上げるように開操作すると、図5(B)に示すように、下部障子30が開放位置まで開放でき、把手を下方に押し下げて下部障子30を図5(A)の閉鎖位置まで閉操作すれば、錠部材と錠受けとが自動的に係合して施錠できるようになっている。
図8は、下部障子30下端部に設けられたロック装置60を示す縦断面図である。図9は、ロック装置60の動作を示す縦断面図である。図10は、ロック装置60を示す横断面図である。図11(A)、(B)は、下部障子30のスライドシュー36を示す縦断面図および側面図である。図12は、スライドシュー36を示す斜視図である。図13は、ロック装置60およびラッチ装置37を示す縦断面図である。
受け部材61は、金属製の略板状部材であって、室内側端縁に室外側に凹んだ受け部611を有して形成され、縦枠13の見付け方向内側面にビス止め固定されている。具体的には、受け部材61は、縦枠13の室内レール部材133に沿って下枠12から所定の高さ位置に設けられ、断熱部材136を貫通するビス612と、このビス612が螺合する裏板613とで固定されている。そして、受け部材61は、下部障子30を閉じた状態において、縦框33に重なって室内側から見えないようになっている。
(1)すなわち、下部障子30の回動操作時において、スライドシュー36の上下移動を規制するロック装置60を設けたことで、バランサによって上方に付勢されていてもスライドシュー36が上方に移動してしまうことがなく、回動操作時の下部障子30を安定させることができ、操作性を良好にすることができる。
例えば、前記実施形態においては、上げ下げ窓1が上下一対の2枚の障子(上部障子20および下部障子30)を有して構成されていたが、これに限らず、3枚以上の障子を有して構成されていてもよい。
また、前記実施形態では、上部障子20および下部障子30がそれぞれ上下にスライド開閉可能に構成されていたが、これに限らず、上部障子20が開閉不能な固定障子であってもよく、また突出し形式や内倒し形式、開き形式、辷出し形式等で開閉されるものであってもよい。
さらに、前記実施形態では、ロック装置60の係合部材62をスライドシュー36に回動自在に支持させたが、係合部材(係合手段)は、回動するものに限らず、ロックボルトのように進退移動するものでもよい。また、ロック受け手段は、金属板状部材から形成されたものに限らず、縦枠13等を切り欠いて形成されたものでもよい。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (5)
- 上枠、下枠、および左右の縦枠を有する窓枠と、この窓枠内に支持された少なくとも上下二段の障子とを備え、
前記少なくとも上下二段の障子のうち、少なくとも下側の障子は、当該障子下端部に設けられたスライド部材を介して上下方向にスライド開閉自在に前記窓枠に支持されるとともに、前記スライド部材に軸支されて室内側に回動可能に構成され、前記窓枠には、前記スライド部材を上方に付勢するバランサが設けられており、
前記下側の障子の回動時における前記スライド部材の上下移動を規制するロック装置を備え、
前記ロック装置は、前記縦枠に設けられたロック受け手段と、このロック受け手段に係合可能な係合位置と係合不能な非係合位置との間を移動自在に前記障子に設けられた係合手段と、この係合手段を係合位置に向かって付勢する付勢手段と、前記係合手段の移動を規制する規制手段と、を有して構成され、
前記係合手段は、前記下側の障子が室内側へ回動されていない非回動状態において、非係合位置からの移動が前記規制手段で規制され、前記下側の障子が室内側へ回動された場合に前記規制手段の規制が外れて前記付勢手段の付勢力により係合位置に移動される建具。 - 前記下側の障子と前記スライド部材とが回動軸を介して連結され、この回動軸回りに当該障子が室内側に回動可能に構成されており、
前記係合手段は、係合位置と非係合位置との間を回動自在に前記スライド部材に軸支されるとともに、この軸支位置を挟んで一方側に前記ロック受け手段に係合する係合部を有し、他方側に前記規制手段で規制される非規制部を有して形成された係合部材である請求項1に記載の建具。 - 前記回動軸は、前記下側の障子に固定されるとともに、前記スライド部材に軸支されており、
前記規制手段は、前記係合手段の非規制部に当接する規制部を有して形成されるとともに、前記回動軸に固定され、前記下側の障子の回動に伴って前記規制部が前記非規制部から離れる方向に回動される規制部材である請求項2に記載の建具。 - 前記下側の障子の上端部には、前記縦枠に対して係脱自在かつ当該縦枠に案内されて上下にスライド移動可能なラッチ装置が設けられており、
前記下側の障子を閉鎖位置から所定寸法だけ上方に開移動させた所定の開位置において、前記縦枠に対して前記ラッチ装置が係脱操作可能、かつ前記係合手段が前記ロック受け手段に係合可能に構成されている請求項1から請求項3のいずれかに記載の建具。 - 前記障子は、上下二段の障子から構成されており、
前記上側の障子は、前記下側の障子よりも高さ寸法が小さく形成されている請求項1から請求項4のいずれかに記載の建具。
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