JP6941360B2 - 倒れ窓の障子倒れ角ロック機構 - Google Patents

倒れ窓の障子倒れ角ロック機構 Download PDF

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Description

本発明は、窓枠に対して障子が倒れる倒れ窓における障子を所定角度に倒れた状態に保持する倒れ窓の障子倒れ角ロック機構に関するものである。
従来この種の倒れ窓の障子倒れ角ロック機構としては、例えば、特許文献1に開示された内倒し窓の障子開き状態保持装置がある。
この内倒し窓の障子開き状態保持装置では、窓枠の左竪枠における障子側面に上下方向に延びるスライドレールが固着してある。スライドレールには上下方向に摺動するスライド部材が設けられている。スライド部材の上面には、第1アームの上端が回動自在に連結してある。また、障子の左竪框における窓枠の左竪枠に向く面にはブラケットが固着され、ブラケットには第2アームの上端が回動自在に枢着してある。第2アームの下端部と第1アームの下端部とは、ピンにより相対回動自在に連結されている。第2アームの下端部は、ピンの連結部より下方に延びている。また、障子の左竪框における窓枠の左竪枠に向く側面には、ラッチ機構が取り付けられている。
障子閉鎖状態においては第1アームおよび第2アームが折りたたまれ、各アームが伸張したときに障子は最大開き位置となる。また、ラッチ機構に設けられたラッチ部材は、第2アーム下端部の、第1アームに向く係止面に係止して、第2アームの揺動を阻止することで、第2アームが第1アームに対して伸張しない中間開き位置に障子を保持する。障子最大開き位置から障子を閉じる場合には、第1、第2アームの下端連結部が屈曲した後に、第1アームの上端がスライド部材に案内されてスライドレールの上方へ摺動し、各アームが折りたたまれる。
特開2000−204821号公報
しかしながら、上記従来の特許文献1に開示された内倒し窓の障子開き状態保持装置では、障子を所定角度に倒れた中間開き状態に保持するために、窓枠の左竪枠の側面にスライドレールからなるスライド機構と、障子の左竪框の側面に第1、第2アームを伸張させないラッチ機構とを設ける必要がある。このため、上記従来の内倒し窓の障子開き状態保持装置では、窓枠側と障子側との双方に各機構を構成する多くの部品が必要となり、倒れ窓の製品コストが上昇する。また、各機構を構成するスペースを窓枠側と障子側との双方に確保する必要があり、倒れ窓を構成する枠の薄型化が難しくなる。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、
窓枠および障子間を連結するアームにより支持されて窓枠に対して障子が倒れる倒れ窓における障子を所定角度に倒れた状態に保持する倒れ窓の障子倒れ角ロック機構において、
障子の縦框における窓枠の縦枠に対向する対向面または窓枠の縦枠における障子の縦框に対向する対向面に取り付けられ、障子の縦框または窓枠の縦枠の長手方向に沿って延びる軌道およびスライド面を有して、障子の倒れ角に応じたスライド面の所定位置に孔が開口したスライドレールと、
軌道に沿って移動自在にスライドレールに取り付けられ、アームの一端を揺動自在に支持すると共に、障子が開けられるときにアームの一端が揺動することによって軌道を一方向に移動するスライド部材と、
一端がスライド部材に回動自在に取り付けられることで他端を先頭にスライド部材と共に軌道を一方向に移動するロック部材と、
スライド部材およびロック部材間に設けられてロック部材の他端をスライド面に向けて付勢し、スライド部材の一方向への移動時にロック部材の他端をスライド面に摺接させて孔に係合させる第1の弾性部材と、
スライド面に沿って移動自在にスライドレールに取り付けられ、一方向への移動時に先頭に位置する先端が孔に達して孔に係合したロック部材の他端を孔から押し上げるロック解除位置と、先端が孔に達しない待避位置との間をスライド面に沿って移動するロック解除部材と、
ロック解除部材をスライド面に沿って待避位置へ付勢する第2の弾性部材と
を備えることを特徴とする。
本構成によれば、障子が開けられるとき、アームの一端が揺動してアームの一端を揺動自在に支持するスライド部材がスライドレールの軌道を一方向に移動する。この際、スライド部材に一端が回動自在に取り付けられたロック部材は、その他端が第1の弾性部材によってスライドレールのスライド面に向けて付勢され、スライド面を摺接する。障子が所定角度に倒れると、ロック部材の他端は、スライド面に開口した孔に嵌まって、この孔に係合する。したがって、スライド部材の一方向への移動が阻止され、スライド部材に一端が支持されるアームは、スライド部材の移動が阻止された位置に保持され、アームに支持される障子は所定角度に倒れた状態に保持される。
ロック解除部材は、常時、第2の弾性部材に付勢されて、一方向への移動時に先頭に位置する先端が孔に達しない待避位置に保持されている。障子が所定角度に倒れた状態で、ロック解除部材が第2の弾性部材の付勢力に抗してスライド面に沿って一方向へ移動させられると、ロック解除部材の先端が孔に達して、ロック部材の他端が孔から押し上げられる。したがって、ロック部材の他端の孔への係合が解けて、スライド部材はスライドレールの軌道をさらに一方向に移動するが、スライドレールの軌道の末端でその移動が制限されて、停止する。このため、スライド部材に一端が支持されるアームは、スライド部材が停止した位置に保持され、アームに支持される障子は最も倒れた状態に保持される。この状態から倒れた障子を起こすと、アームの一端が逆方向へ揺動し、スライド部材が一方向と逆の方向へスライド面に沿ってスライドする。このスライド途中においては、ロック部材の他端が孔を上滑りしてスライド部材が逆方向へ移動し、最終的に障子が起立して倒れ窓は閉鎖状態になる。
このような倒れ窓の障子倒れ角ロック機構は、障子の縦框または窓枠の縦枠のいずれか一方の側に構成され、その構成部品は、特許文献1に開示された従来の、窓枠側と障子側との双方に各機構が構成される内倒し窓の障子開き状態保持装置よりも、少なくなる。このため、倒れ窓の製品コストの上昇を抑制することができる。また、倒れ窓の障子倒れ角ロック機構を構成するスペースは窓枠側または障子側の一方に確保すればよく、倒れ窓を構成する枠の薄型化を図ることが可能になる。
また、本発明は、スライドレールが、障子の複数の倒れ角に応じて孔がスライド面のスライド方向に沿って複数形成されていることを特徴とする。
本構成によれば、ロック部材の他端はスライド面の複数箇所で孔と係合し、スライド部材が軌道の複数箇所に係止するので、アームの一端は複数の角度に多段階に保持される。したがって、障子はアームによって複数の倒れ角に保持されて多段階に倒れ、倒れ窓の開放量を複数選択することが可能になる。
また、本発明は、ロック解除部材が、複数の孔のうちの最も離れた孔に先端が達する長さを有することを特徴とする。
本構成によれば、複数の孔のうちの最も離れた孔まで、ロック解除部材の先端が達するので、スライド面に複数形成された孔とロック部材の他端との各係合状態は、ロック解除部材の先端によって全て解くことができる。したがって、各孔とロック部材の他端との各係合状態は、待避位置にあるロック解除部材に最も近い位置にある孔から、最も離れた孔まで、待避位置にあるロック解除部材から離れる順に、ロック解除部材の先端によって解除される。最も離れた孔とロック部材の他端との係合状態が解除されると、スライド部材がスライドレールの軌道の末端でその移動が制限されて、障子は最も倒れた状態に保持される。
また、本発明は、ロック解除部材が、複数の孔のうちの最も離れた孔よりも1つ近い位置にある孔に先端が達する長さを有することを特徴とする。
本構成によれば、複数の孔のうちの最も離れた孔よりも1つ近い位置にある孔まで、ロック解除部材の先端が達するので、スライド面に複数形成された孔のうちの、ロック解除部材から最も離れた孔を除く孔とロック部材の他端との係合状態は、ロック解除部材の先端によって解くことができる。したがって、各孔とロック部材の他端との各係合状態は、待避位置にあるロック解除部材に最も近い位置にある孔から、最も離れた孔よりも1つ近い位置にある孔まで、待避位置にあるロック解除部材から離れる順に、ロック解除部材の先端によって解除される。このため、障子は、最も離れた孔とロック部材の他端とが係合するスライド部材の位置によって定まる倒れ角度が、最も倒れた状態になる。最も離れた孔とロック部材の他端との係合状態は、倒れた障子を起こしてアームの一端を逆方向へ揺動させ、スライド部材が一方向と逆の方向へスライド面に沿ってスライドして、ロック部材の他端が最も離れた孔を上滑りすることで、解除される。その後、倒れた障子をさらに起こしていくことで、ロック部材の他端は、アームの一端の逆方向へのさらなる揺動に伴うスライド部材の逆方向へのスライドにより、最も近い位置にある孔まで順に各孔を上滑りする。そして、最終的に障子が起立して、倒れ窓は閉鎖状態になる。
また、本発明は、
第2の弾性部材を支持する支持部、ロック解除部材の移動を案内するスライド溝、ロック解除部材の後端に設けられた第1凸部に当接してロック解除部材のロック解除位置を定める面、および、ロック解除部材の腹部に設けられた第2凸部に当接してロック解除部材の待避位置を定める面が形成されて、スライドレールの障子の上框側端部に設けられるレールキャップを備える
ことを特徴とする。
本構成によれば、スライドレールの障子の上框側端部にレールキャップが設けられ、ロック解除部材は、レールキャップに形成されたスライド溝に案内されて、スライドレールに設けられたスライド面を移動する。第2の弾性部材の付勢力に抗するロック解除部材の一方向への移動は、ロック解除部材のロック解除位置を定めるレールキャップの面に、ロック解除部材の第1凸部が当接することで、ロック解除位置で止められる。ロック解除部材は、このロック解除位置で、その先端が孔に係合したロック部材の他端をスライド面の孔から押し上げて、ロック部材の他端の孔への係合を解く。また、ロック解除部材の一方向と逆の方向への移動は、ロック解除部材の待避位置を定めるレールキャップの面に、ロック解除部材の第2凸部が当接することで、待避位置で止められ、ロック解除部材は、第2の弾性部材の付勢力によって待避位置に保持される。
また、本発明は、
スライドレールが障子の縦框に取り付けられ、
ロック解除部材の後端の外形からはみ出して室外側または室内側の面が湾曲してロック解除部材の後端に設けられ、第2の弾性部材の付勢力によって障子の上框から突出する方向に付勢され、障子が閉められるときに室外側または室内側の面が窓枠の上枠に当接して押されて障子の上框側に落ち込み、レールキャップに形成された空間に第2の弾性部材と共に収容され、障子が閉められて窓枠の上枠に形成された被係合部に達すると第2の弾性部材の付勢力によって障子の上框から突出して被係合部に係合するラッチ部材を備える
ことを特徴とする。
本構成によれば、障子が開いているとき、ロック解除部材の後端の外形からはみ出してロック解除部材の後端に設けられるラッチ部材は、第2の弾性部材の付勢力によって障子の上框から突出している。障子が閉じられる際、ラッチ部材は、湾曲した室外側または室内側の面が窓枠の上枠に当接して押されて、障子の上框側に落ち込み、レールキャップに形成された空間に第2の弾性部材と共に収容される。ラッチ部材は、障子が閉められて窓枠の上枠に形成された被係合部に達すると、第2の弾性部材の付勢力によって障子の上框から突出して被係合部に係合する。ラッチ部材の被係合部へのこの係合は、第2の弾性部材の付勢力に抗してロック解除部材が一方向に操作されて、ラッチ部材が障子の上框側に落ち込まないと、解除されない。したがって、ラッチ部材の被係合部への係合により、窓枠は障子によって閉鎖した状態に保持される。
また、本発明は、ロック解除部材から室内側に延出して設けられ、第2の弾性部材の付勢力に抗してロック解除部材をスライド面に沿ってロック解除位置へ移動させるロック解除操作部材を備えることを特徴とする。
本構成によれば、ロック解除部材に対する操作は、ロック解除部材から室内側に延出して設けられるロック解除操作部材によって行える。このため、ロック解除部材の操作は容易に行え、しかも、障子を超える室外側での操作が必要ないので安全に行える。
また、本発明は、窓枠および障子間を連結するアームにより支持されて窓枠に対して障子が倒れる倒れ窓における障子を所定角度に倒れた状態に保持する倒れ窓の障子倒れ角ロック機構において、
障子の縦框における窓枠の縦枠に対向する対向面に取り付けられ、障子の縦框の長手方向に沿って延びる軌道およびスライド面を有するスライドレールと、
スライド面に沿って移動自在にスライドレールに取り付けられ、スライド面に沿って延在して所定位置に孔が開口したロック位置制御部材と、
ロック位置制御部材に開口した孔のスライドレールに対するスライド位置を任意の位置に固定するスライド位置固定部材と、
軌道に沿って移動自在にスライドレールに取り付けられ、アームの一端を揺動自在に支持すると共に、障子が開けられるときにアームの一端が揺動することによって軌道を一方向に移動するスライド部材と、
一端がスライド部材に回動自在に取り付けられることで他端を先頭にスライド部材と共に軌道を一方向に移動するロック部材と、
スライド部材およびロック部材間に設けられてロック部材の他端をロック位置制御部材に向けて付勢し、スライド部材の一方向への移動時にロック部材の他端をロック位置制御部材に摺接させて孔に係合させる弾性部材と
を備えることを特徴とする。
本構成では、ロック位置制御部材に開口した孔のスライドレールに対するスライド位置を、予め、障子の所望の倒れ角に応じた位置に設定しておき、その位置をスライド位置固定部材によって固定しておく。障子が開けられるとき、アームの一端が揺動してアームの一端を揺動自在に支持するスライド部材がスライドレールの軌道を一方向に移動する。この際、スライド部材に一端が回動自在に取り付けられたロック部材は、その他端が弾性部材によってロック位置制御部材に向けて付勢され、ロック位置制御部材を摺接する。障子が所望の倒れ角に倒れると、ロック部材の他端は、ロック位置制御部材に開口した孔に嵌まって、この孔に係合する。したがって、スライド部材の一方向への移動が阻止され、スライド部材に一端が支持されるアームは、スライド部材の移動が阻止された位置に保持され、アームに支持される障子は所望の倒れ角に倒れた状態に保持される。
障子が所望の倒れ角に倒れた状態で、スライド位置固定部材によるロック位置制御部材の固定を解き、ロック位置制御部材をスライドレールのスライド面に沿って一方向へ移動させると、ロック部材の他端が孔から押し上げられる。したがって、ロック部材の他端の孔への係合が解け、この状態からロック位置制御部材をスライドレールのスライド面に沿ってさらに一方向へ移動させると、ロック位置制御部材に開口した孔もさらに一方向へ移動する。したがって、この孔のさらなる一方向への移動を障子の所望の第2の倒れ角に応じた位置で止め、その位置にロック位置制御部材をスライド位置固定部材によって固定することで、障子をさらに倒れた所望の第2の倒れ角に保持することができる。この操作を繰り返すことで、障子を所望の複数の倒れ角に保持することができる。
一方、いずれかの倒れ角に倒れた状態から障子を起こすと、アームの一端が逆方向へ揺動し、スライド部材が一方向と逆の方向へスライドする。このスライド途中においては、ロック部材の他端がロック位置制御部材の平坦な側面を滑ってスライド部材が逆方向へ移動し、最終的に障子が起立して倒れ窓は閉鎖状態になる。
このような倒れ窓の障子倒れ角ロック機構も、障子の縦框の側に構成され、その構成部品は、特許文献1に開示された従来の、窓枠側と障子側との双方に各機構が構成される内倒し窓の障子開き状態保持装置よりも、少なくなる。このため、倒れ窓の製品コストの上昇を抑制することができる。また、倒れ窓の障子倒れ角ロック機構を構成するスペースは障子側の一方に確保すればよく、倒れ窓を構成する枠の薄型化を図ることが可能になる。
本発明によれば、倒れ窓の製品コストの上昇を抑制することができると共に、倒れ窓を構成する枠の薄型化を図ることが可能な倒れ窓の障子倒れ角ロック機構を提供することが出来る。
(a)は、本発明の一実施形態による障子倒れ角ロック機構が適用された内倒し窓の正面図、(b)は側面図である。 一実施形態による障子倒れ角ロック機構により窓枠に対して障子が倒れた状態を示す斜視図である。 一実施形態による障子倒れ角ロック機構の構造を示す分解斜視図である。 (a)は、一実施形態による障子倒れ角ロック機構を構成するロック部材が上方の孔に係合した状態の正面図、(b)はその状態の縦断面図である。 (a)は、一実施形態による障子倒れ角ロック機構を構成するロック部材が下方の孔に係合した状態の正面図、(b)はその状態の縦断面図である。 (a)は、一実施形態による障子倒れ角ロック機構により窓枠が障子で塞がれている状態における内倒し窓の側面図、(b)は、障子が中間角度に倒れて半開きになっている状態における内倒し窓の側面図である。 一実施形態による障子倒れ角ロック機構により障子が最大角度に倒れて全開になっている状態における内倒し窓の側面図である。 一実施形態による障子倒れ角ロック機構が適用された内倒し窓に設けられるヒンジアームダンパ機構の分解斜視図である。 (a)は、図8に示すヒンジアームダンパ機構の側面図、(b)は平面図、(c)は、同ヒンジアームダンパ機構の作動前の状態における各部品の配置を示す平面図、(d)は、作動時の状態における各部品の配置を示す平面図である。
次に、本発明による倒れ窓の障子倒れ角ロック機構を内倒し窓に適用した一実施の形態について説明する。
図1(a)は、本発明の一実施形態による障子倒れ角ロック機構1,1が適用された内倒し窓2の正面図、同図(b)は側面図である。
内倒し窓2は窓枠3に障子4が嵌められて構成されている。窓枠3は、左方に垂直に立つ左縦枠3a、右方に垂直に立つ右縦枠3b、左縦枠3aおよび右縦枠3bの各上端間を連結する上枠3c、並びに、左縦枠3aおよび右縦枠3bの各下端間を連結する下枠3dが枠組みされて構成されている。障子4は、左方に垂直に立つ左縦框4a、右方に垂直に立つ右縦框4b、左縦框4aおよび右縦框4bの各上端間を連結する上框4c、並びに、左縦框4aおよび右縦框4bの各下端間を連結する下框4dが枠組みされて構成されている。障子4は、これら左縦框4a、右縦框4b、上框4cおよび下框4d間にガラス板5を挟持している。窓枠3および障子4間は、左縦枠3aおよび左縦框4a間、並びに、右縦枠3bおよび右縦框4b間がそれぞれヒンジアーム6,6により連結されている。
図2は、窓枠3および障子4間を連結するヒンジアーム6,6により支持されて、窓枠3に対して障子4が半開きに倒れた状態を示す斜視図である。なお、同図において図1と同一部分には同一符号を付してその説明は省略する。
障子4は、下框4dの下枠3dに接する辺を中心に上框4c側が室内側に倒れ、ヒンジアーム6,6の各一端に連結された本実施形態による障子倒れ角ロック機構1,1により、所定角度に倒れた状態に保持される。障子倒れ角ロック機構1,1は、障子4の左縦框4aにおける窓枠3の左縦枠3aに対向する対向面、並びに、障子4の右縦框4bにおける窓枠3の右縦枠3bに対向する対向面に設けられる。各障子倒れ角ロック機構1,1は同じ構成をしており、以下、障子4の左縦框4aに設けられる一方のみについて説明する。
図3は、障子倒れ角ロック機構1の構造を示す分解斜視図である。図4(a)は障子倒れ角ロック機構1の正面図、同図(b)は同図(a)に示す中心線で破断した縦断面図である。
障子倒れ角ロック機構1は、スライドレール11、スライド駒12、ロック部材13、ロックスプリング14(図4(b)参照)、ロック解除板15、ラッチ部材16、ラッチスプリング17、レールキャップ18、および操作レバー19を備えて構成される。
スライドレール11は、アルミニウム材からなり、左縦框4aにおける左縦枠3aに対向する対向面に形成されたスリットに埋め込まれて、左縦框4aに取り付けられる。この際、このスリットを形成する左縦框4aの側板が、スライドレール11の一段落ち込んだ取付面11a,11aにそれぞれ5本の皿ねじ20で締結され、スライドレール11のスライド駒12を挟む側面11b,11bが左縦框4aの側板側面と面一になる。また、スライドレール11の障子4の上框4c側端部11cには、図4に示すようにレールキャップ18が2本の皿ねじ21,21で取り付けられるが、レールキャップ18はその上端面18aが上框4cの上面と面一に設けられる。2本の皿ねじ21,21は、レールキャップ18に形成された2つの貫通穴18b,18bに通されて、スライドレール11の端部11cに形成された雌ねじ穴11i,11iに螺合する。なお、図3において吹き出しに囲まれたレールキャップ18は、元のレールキャップ18を反対側の斜め上方から見下ろした状態を示す。
スライドレール11は、左縦框4aの長手方向に沿って延びる軌道11d,11eおよびスライド面11fを有している。軌道11dは、側面11b,11bを形成する柱状部に対向して広い幅に形成された対向する一対の溝によって構成され、軌道11eは狭い幅に形成された対向する一対の溝によって構成される。スライド駒12は、その両側部に突出して形成された一対の凸部12a,12aが軌道11dの溝に嵌合することで、軌道11dの形成方向に沿って直動する。また、ロック解除板15は、その両側部が軌道11eの溝に嵌合することで、軌道11eの形成方向に沿って直動する。
スライド面11fは、側面11b,11bを形成する柱状部間を連結する連結部の、左縦枠3aに対向する面に形成され、軌道11d,11eを構成する溝の奥に位置する。スライド面11fには、障子4の倒れ角に応じた所定位置に孔11g,11hが開口している。上方の孔11gは障子4の中間倒れ角に応じた位置、下方の孔11hは障子4の最大倒れ角に応じた位置に開口している。
軌道11dに沿って移動自在にスライドレール11に取り付けられるスライド駒12は、アルミダイキャストによって成形されており、スライド部材を構成する。スライド駒12は、側面に円柱状に突出して形成された軸部12bに、ヒンジアーム6の障子4側の一端を揺動自在に支持する。ヒンジアーム6の一端は、樹脂ワッシャ22,23に挟まれて、その一端に形成された孔が樹脂ワッシャ22,23と共に軸部12bに通される。そして、トラスねじ24が軸部12bに形成された雌ねじに螺合し、樹脂ワッシャ22,23と共にヒンジアーム6の一端が軸部12bから抜けるのが防止されることで、ヒンジアーム6の一端は軸部12bに揺動自在に支持される。スライド駒12は、障子4が開けられるときに、ヒンジアーム6の自重によってヒンジアーム6の一端が揺動することにより、軌道11dを端部11cから離れる一方向に移動する。
スライド駒12はスライド面11fに向かう側に空洞を有し、ロック部材13はこの空洞に収容される。ロック部材13は、スライド駒12と同様にアルミダイキャストによって成形される。ロック部材13は、一端に形成された貫通孔13aにピン25が通され、ピン25の両端がスライド駒12の上端側に対向して形成された一対の孔12c,12cに支持されて、一端が回動自在にスライド駒12に取り付けられる。ロック部材13は、一端がこのようにスライド駒12に回動自在に取り付けられることで、他端を先頭にスライド駒12と共に軌道11dを一方向に移動する。
スライド駒12およびロック部材13間には、ロックスプリング14が第1の弾性部材として設けられている。ロックスプリング14の一端部はロック部材13の腹部に設けられた溝13bに嵌まり、ロック部材13の他端をスライド面11fに向けて付勢する。この付勢により、ロック部材13の他端は、スライド駒12の一方向への移動時にスライド面11fを摺接し、スライド面11fに形成された孔11g,11hに係合する。ロック部材13の他端は、スライド面11fに接する角が鋭角になるように傾斜がつけられている。孔11g,11hは、障子4の複数の倒れ角に応じてスライド面11fにスライド方向に沿って複数形成されている。
図4はロック部材13の他端が上方の孔11gに係合した状態を示し、図5はロック部材13の他端が下方の孔11hに係合した状態を示している。図5(a)はこのときにおける障子倒れ角ロック機構1の正面図、同図(b)は同図(a)に示す中心線で破断した縦断面図であり、図4と同一部分には同一符号を付してある。
本実施形態では、上記のように、ロック部材13の他端がスライド面11fの複数箇所で孔11g,11hと係合し、スライド駒12が軌道11dの複数箇所に係止するので、図6(a)、(b)および図7の側面図に示すように、ヒンジアーム6の一端は複数の角度に多段階に保持される。図6(a)は、ヒンジアーム6が起立して窓枠3が障子4で塞がれている状態、同図(b)は、ヒンジアーム6が中間角度に倒れて障子4が半開きになっている状態、図7は、ヒンジアーム6が最大角度に倒れて障子4が全開になっている状態を示す。このように障子4はヒンジアーム6によって複数の倒れ角に保持されて多段階に倒れるので、内倒し窓2の開放量は複数選択することが可能になる。
ロック解除板15は、ステンレス板から成り、軌道11eに案内されてスライド面11fに沿って移動自在にスライドレール11に取り付けられる。このロック解除板15はロック解除位置と待避位置との間をスライド面11fに沿って移動する。ロック解除位置は、ロック解除板15の一方向への移動時に先頭に位置する先端15aが、孔11gに係合したロック部材13の他端を孔11gから押し上げる作動位置である。また、待避位置は、先端15aが、ロック部材13の他端を孔11gから押し上げない初期位置である。図4および図5に示すロック解除板15はこの待避位置にある状態を示している。第2の弾性部材を構成するラッチスプリング17は、ロック解除板15をスライド面11fに沿って待避位置へ付勢する。ロック解除板15が待避位置にあるとき、その後端15bは、図4および図5に示すように、レールキャップ18から突出するように設けられる。
ロック解除板15は、図3に示すように後端15bが曲げ加工されて、曲げ部が形成されている。この曲げ部に形成された一対の孔、および樹脂製のラッチ部材16に形成された貫通孔にピン26が通されて、曲げ部に挟まれてラッチ部材16が後端15bに取り付けられる。ラッチ部材16が取り付けられた後端15bは、樹脂製のレールキャップ18に矩形状に形成された空間18cに出没自在に収容され、側面18d,18dがラッチカバー18eで塞がれる。ラッチカバー18eの側面18d,18dへの取り付けは一対の皿ねじ27,27によって行われる。また、側面18d,18dを形成するブロック間にはスライド溝18fが形成され、ロック解除板15の後端15bの直下部分がこのスライド溝18fに嵌まって、ロック解除板15の移動が案内される。
ロック解除板15の後端15bに形成された曲げ部は第1凸部を形成し、ロック解除板15が下方へ移動すると、空間18cに矩形状に形成された面18gに当接する。面18gは、ロック解除板15の後端15bに設けられた第1凸部に当接して、ロック解除板15のロック解除位置を定める面を構成する。また、ロック解除板15の腹部には両脇に突出する凸部15c,15cが第2凸部として設けられている。ロック解除板15が上方へ移動すると、凸部15c,15cがレールキャップ18の底面に当接する。レールキャップ18の底面は、第2凸部に当接してロック解除板15の待避位置を定める面を構成する。
ロック解除板15は、レールキャップ18に形成されたスライド溝18fおよびスライドレール11に形成された軌道11eに案内されて、スライド面11fを移動する。ロック解除板15は、複数の孔11g,11hのうちの最も離れた孔11hよりも1つ近い位置にある孔11gに先端15aが達する長さを有する。ラッチスプリング17の付勢力に抗するロック解除板15の一方向への移動は、ロック解除板15のロック解除位置を定めるレールキャップ18の面18gに、ロック解除板15の後端15bに設けられた曲げ部が当接することで、ロック解除位置で止められる。ロック解除板15は、このロック解除位置で、その先端15aが、孔11gに係合したロック部材13の他端をスライド面11fの孔11gから押し上げて、ロック部材13の他端の孔11gへの係合を解く。また、ロック解除板15の一方向と逆の方向への移動は、ロック解除板15の待避位置を定めるレールキャップ18の底面に、ロック解除板15の凸部15c,15cが当接することで、待避位置で止められ、ロック解除板15は、ラッチスプリング17の付勢力によって待避位置に保持される。
レールキャップ18に形成される空間18cの底面には、ラッチスプリング17の一端に嵌まってその一端を支持する柱状の支持部18hが設けられている。ラッチスプリング17の他端はラッチ部材16の底面に当接し、その弾性力により、ラッチ部材16をレールキャップ18の上端面18aすなわち障子4の上框4c上面から突出させる。
ラッチ部材16は、図4および図5に示すように、ロック解除板15の後端15bの外形からはみ出して、室外側の面が湾曲してロック解除板15の後端15bに設けられている。ラッチ部材16は、ラッチスプリング17の付勢力によって障子4の上框4cから突出する方向に付勢され、障子4が閉められるときに室外側の面が窓枠3の上枠3cに当接して押されて、障子4の上框4c側に落ち込み、レールキャップ18に形成された空間18cにラッチスプリング17と共に収容される。その後、ラッチ部材16は、障子4が閉められて窓枠3の上枠3cに形成された被係合部を構成するラッチ受け29(図6参照)に達すると、ラッチスプリング17の付勢力によって障子4の上框4cから突出して、図6(a)に示すようにラッチ受け29に係合する。
ロック解除板15に形成された凸部15c,15cの下方には、2つの孔15d,15dが形成されている。この孔15d,15dに2つの皿ねじ28,28が通されて、操作レバー19の端部に形成された2つの雌ねじ孔19a,19aに皿ねじ28,28が螺合することで、ロック解除板15に操作レバー19の端部が固定される。操作レバー19は、ステンレス板が曲げ加工されて形成され、ロック解除板15から図2に示すように室内側に延出して設けられる。操作レバー19は、ラッチスプリング17の付勢力に抗してロック解除板15をスライド面11fに沿ってロック解除位置へ移動させるロック解除操作部材を構成する。ラッチ部材16のラッチ受け29への係合は、ラッチスプリング17の付勢力に抗して操作レバー19が一方向に操作されて、ラッチ部材16が障子4の上框4c側に落ち込まないと、解除されない。したがって、ラッチ部材16のラッチ受け29への係合により、窓枠3は障子4によって閉鎖した状態に保持される。
このような構成をした障子倒れ角ロック機構1は、障子4が開けられるとき、ヒンジアーム6の一端がヒンジアーム6の自重によって揺動して、ヒンジアーム6の一端を揺動自在に支持するスライド駒12がスライドレール11の軌道11dを下方の一方向に移動する。この際、スライド駒12に一端が回動自在に取り付けられたロック部材13は、その他端がロックスプリング14によってスライドレール11のスライド面11fに向けて付勢され、スライド面11fを摺接する。障子4が所定角度に倒れると、ロック部材13の他端は、スライド面11fに開口した孔11g,11hに嵌まって、この孔11g,11hに係合する。したがって、スライド駒12の一方向への移動が阻止され、スライド駒12に一端が支持されるヒンジアーム6は、図6および図7に示すように、スライド駒12の移動が阻止された位置に保持され、ヒンジアーム6に支持される障子4は所定角度に倒れた状態に保持される。
ロック解除板15は、常時、ラッチスプリング17に付勢されて、一方向への移動時に先頭に位置する先端15aが孔11gに達しない待避位置に保持されている。障子4が図6(b)に示すような所定角度に倒れた状態で、操作レバー19が操作されて、ロック解除板15がラッチスプリング17の付勢力に抗してスライド面11fに沿って一方向へ移動させられると、ロック解除板15の先端15aが複数の孔11g,11hのうちの最も離れた孔11hよりも1つ近い位置にある孔11gに達する。そして、ロック解除板15の先端15aはロック部材13の他端を孔11gから押し上げる。スライド面11fに複数形成された孔11g,11hのうちの、ロック解除板15から最も離れた孔11hを除く孔11gとロック部材13の他端との係合状態は、このようにロック解除板15の先端15aによって解くことができる。
本実施形態ではスライド面11fに2つの孔11g,11hがある場合について説明しているが、孔11g,11hの間のスライド面11fにさらに図示しない孔があって3つ以上の孔がある場合でも、各孔とロック部材13の他端との各係合状態は、待避位置にあるロック解除板15に最も近い位置にある孔11gから、最も離れた孔11hよりも1つ近い位置にある孔まで、待避位置にあるロック解除板15から離れる順に、ロック解除板15の先端15aによって解除される。このため、障子4は、最も離れた孔11hとロック部材13の他端とが係合するスライド駒12の位置によって定まる、図7に示す倒れ角度が、最も倒れた状態になる。最も離れた孔11hとロック部材13の他端との係合状態は、倒れた障子4を起こしてヒンジアーム6の一端を逆方向へ揺動させ、スライド駒12が一方向と逆の方向へスライド面11fに沿ってスライドして、ロック部材13の他端が最も離れた孔11hを上滑りすることで、解除される。その後、倒れた障子4をさらに起こしていくことで、ロック部材13の他端は、ヒンジアーム6の一端の逆方向へのさらなる揺動に伴うスライド駒12の逆方向へのスライドにより、最も近い位置にある孔11gまで順に各孔を上滑りする。そして、最終的に障子4が起立して、倒れ窓は図6(a)に示す閉鎖状態になる。
ただし、スライド面11fに3つ以上の孔があり、ロック解除板15の先端15aがその待避位置から遠い位置にある孔まで届く長さに設定される場合、ロック解除板15は、待避位置にあるとき、その後端15bが障子4の上框4cから大きく突出することが考えられる。したがって、この場合、ロック解除板15の後端15bにはラッチ部材16を設けることができない。また、後端15bが障子4の上框4cから大きく突出するのが適当でない場合には、ロック解除板15を巻き取り可能な薄い鋼板や線材などで構成して、後端15bの側をとぐろを巻くようにすることで、後端15bが上框4cから大きく突出する不都合を解消することができる。
また、一方のヒンジアーム6の他端は、窓枠3の左縦枠3aにおける障子4の左縦框4aに対向する面に設けられた図6および図7に示すヒンジアームダンパ機構31に連結されている。他方のヒンジアーム6の他端は、窓枠3の右縦枠3bにおける障子4の右縦框4bに対向する面に設けられた同様なヒンジアームダンパ機構31に連結されている。各ヒンジアーム6,6は、これらヒンジアームダンパ機構31,31により、ヒンジアーム6,6にかかる回転トルクが緩衝される。
図8は、ヒンジアームダンパ機構31の分解斜視図である。図9(a)は、ヒンジアームダンパ機構31の側面図、同図(b)は平面図、同図(c)はヒンジアームダンパ機構31の作動前の状態における各部品の配置を示す平面図、同図(d)は作動時の状態における各部品の配置を示す平面図である。
ヒンジアームダンパ機構31は、ピニオンギヤ32、一対のラック33,33、2組の重荷重スプリング34,34、一対のスライドバー35,35、および筐体を備えて構成される。筐体は、箱状をしたケース36および板状をしたカバー37からなる。ケース36には、上記のピニオンギヤ32、一対のラック33,33、2組の重荷重スプリング34,34、および一対のスライドバー35,35が、図9(c),(d)に示すように収納される。これら各部品を収納したケース36にはカバー37が大皿ねじ38aおよび小皿ねじ38bによって取り付けられ、各部品が図9(a),(b)に示すように封じられる。
ピニオンギヤ32は、両側面の軸部32aがカバー37の開口部37aおよびケース36の開口部36eに嵌合することで、筐体に回転自在に支持される。開口部37aおよび開口部36eはギヤ支持部を構成する。カバー37側の側面の軸部32aには、軸部32aと同軸に六角柱状の連結部32bが形成されている。ヒンジアーム6の他端はこの連結部32bに嵌合し、ヒンジアーム6はその他端を中心に回転する。
一対のラック33,33は、ピニオンギヤ32の回転中心を挟んで対向する位置に設けられ、ピニオンギヤ32の回転を受けて互いに離反する方向に直進する。ラック33,33は、ピニオンギヤ32に噛み合ってピニオンギヤ32の回転運動を直進運動に変換する。ケース36には、ラック33,33の直進運動をガイドするガイド部36a,36aが、ラック33,33の側面に接するケース36の内壁によって形成されている。また、ガイド部36a,36aが形成される部分のケース36の外側部に、ラック33,33の直進運動方向と交差する方向に盛り上がる補強リブ36dが複数形成されている。
ラック33,33は、直進する方向に交差する方向にそれぞれ延出部33a,33aを有する。各延出部33a,33aとケース36の端壁36b,36bとの間には、スライドバー35およびスプリング34,34が収容される。各スライドバー35は、延出部33aと平行に形成されて延出部33aに当接する当接面35aがラック33側に形成されている。また、各スプリング34,34の一端部に嵌まる嵌合部35b,35bがスプリング34,34側に並んで形成されている。各スライドバー35は、延出部33aと各スプリング34,34の一端部との間に配置される規制部材を構成する。
スプリング34,34の各組みは、ピニオンギヤ32の回転中心を中心に各ラック33,33を介する対向位置に一対設けられる。スプリング34,34は、圧縮コイルバネによって形成され、各ラック33,33の離反する方向への直進運動に制動をかける弾性部材を構成している。各スプリング34,34はスライドバー35を介して延出部33aから一端部にラック33の運動力を受ける。ケース36の端壁36bは反力支持部を構成し、ラック33の直進運動に制動をかけることでスプリング34,34に生じる反力を受ける。本実施形態では、スプリング34が2個並列に設けられて、スプリング34,34の各一端部にラック33の運動力が分担して受けられる。スプリング34,34は、ケース36の隔壁36cによって分離されて、座屈が防止されている。
本実施形態による内倒し窓2の障子倒れ角ロック機構1は、特許文献1に開示された従来の、窓枠側と障子側との双方に各機構が構成される内倒し窓の障子開き状態保持装置と異なり、障子4の側の一方に構成され、その構成部品は従来よりも少なくなる。このため、内倒し窓2の製品コストの上昇を抑制することができる。また、内倒し窓2の障子倒れ角ロック機構1を構成するスペースは障子4側の一方に確保すればよく、内倒し窓2を構成する枠の薄型化を図ることが可能になる。
また、本実施形態による内倒し窓2の障子倒れ角ロック機構1では、ロック解除板15に対する操作は、ロック解除板15から室内側に延出して設けられる操作レバー19によって行える。このため、ロック解除板15の操作は容易に行え、しかも、障子4を超える室外側での操作が必要ないので安全に行える。
なお、上記の実施形態では、操作レバー19を用いてロック解除板15をスライド面11fに沿って移動させた場合について、説明した。しかし、操作レバー19を用いることなく、直接、ロック解除板15をスライド面11fに沿って移動させるようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、内倒し窓2の障子倒れ角ロック機構1,1が障子4の縦框4a,4bに設けられた場合について説明したが、窓枠3の縦枠3a,3bにおける障子4の縦框4a,4bに対向する対向面に設けるように構成してもよい。この場合、ヒンジアーム6の障子倒れ角ロック機構1側の一端は、障子4が開けられると、上方の一方向へ揺動する。したがって、この場合には図3に示す障子倒れ角ロック機構1は上下が逆さまにされて縦枠3a,3bに取り付けられ、スライド駒12の上方への移動によってロック部材13の他端が孔11g,11hに係合することとなる。また、この場合にはロック解除板15の後端15bに、レールキャップ18の上端面18aから突出するラッチ部材16は設けられず、また、後端15bもレールキャップ18の上端面18aから突出しないように形成される。また、ヒンジアームダンパ機構31,31は障子4側に設けられる。このような構成によっても、内倒し窓2の障子倒れ角ロック機構1は、その構成部品が従来よりも少なくなり、上記の実施形態と同様な作用効果が奏される。
また、上記の実施形態では、ロック解除板15が、複数の孔11g,11hのうちの最も離れた孔11hよりも1つ近い位置にある孔11gに先端15aが達する長さを有する場合について、説明した。しかし、ロック解除板15は、複数の孔11g,11hのうちの最も離れた孔11hに先端15aが達する長さを有するように構成してもよい。
本構成によれば、複数の孔11g,11hのうちの最も離れた孔11hまで、ロック解除板15の先端15aが達するので、スライド面11fに複数形成された孔11g,11hとロック部材13の他端との各係合状態は、ロック解除板15の先端15aによって全て解くことができる。したがって、各孔11g,11hとロック部材13の他端との各係合状態は、待避位置にあるロック解除板15に最も近い位置にある孔11gから、最も離れた孔11hまで、待避位置にあるロック解除板15から離れる順に、ロック解除板15の先端15aによって解除される。最も離れた孔11hとロック部材13の他端との係合状態が解除されると、スライド駒12がスライドレール11の軌道11dの末端でその移動が制限されて、障子4は最も倒れた状態に保持される。
また、スライド面11fに形成される孔は例えば1つの孔11gでもよい。この場合、障子4が図6(b)に示すような所定角度に倒れた状態で、操作レバー19が操作されて、ロック解除板15がラッチスプリング17の付勢力に抗してスライド面11fに沿って一方向へ移動させられると、ロック解除板15はスライドレール11の軌道11dの末端でその移動が制限されて、停止する。このため、スライド駒12に一端が支持されるヒンジアーム6は、スライド駒12が停止した位置に保持され、ヒンジアーム6に支持される障子4は最も倒れた状態に保持される。この状態から倒れた障子4を起こすと、ヒンジアーム6の一端が逆方向へ揺動し、スライド駒12が一方向と逆の方向へスライド面に沿ってスライドする。このスライド途中においては、ロック部材13の他端が孔11gを上滑りしてスライド駒12が逆方向へ移動し、最終的に障子4が起立して内倒し窓2は図6(a)に示す閉鎖状態になる。
また、上記の実施形態では、ロック解除板15の後端15bを障子4の上框4cから突出させて、後端15bにラッチ部材16を設け、障子4を窓枠3に対してラッチさせるラッチ機構を障子倒れ角ロック機構1が備える構成について、説明した。しかし、障子倒れ角ロック機構1は、このようなラッチ機構を必ずしも備える必要はない。障子倒れ角ロック機構1とは別に、例えば、障子4の上框4cの中央にこのようなラッチ機構を備えるように構成してもよい。
また、上記の実施形態では、スライドレール11のスライド面11fに孔11g,11hを設けた場合について説明したが、ロック解除板15に代えてスライドレール11に取り付ける図示しないロック位置制御部材に孔を設けるように構成してもよい。ロック位置制御部材は、例えば、ロック解除板15の後端15bに相当する後端の側でとぐろを巻く、巻き取り可能な薄い鋼板から形成され、スライドレール11のスライド面11fに沿って移動自在にスライドレール11に取り付けられ、スライド面11fに沿って延在する。そして、ロック解除板15の先端15aに相当する先端の側の所定位置に孔が開口する。また、ロック位置制御部材に開口した孔のスライドレール11に対するスライド位置を任意の位置に固定するスライド位置固定部材を、例えば、ネジ等を使って設ける。この場合、孔11g,11hを有するもしくは有しないスライドレール11、スライド駒12、ロック部材13、ロックスプリング14、ロック位置制御部材およびスライド位置固定部材により、内倒し窓2の障子倒れ角ロック機構が構成される。
本構成では、ロック位置制御部材に開口した孔のスライドレール11に対するスライド位置を、予め、障子4の所望の倒れ角に応じた位置に設定しておき、その位置をスライド位置固定部材によって固定しておく。障子4が開けられるとき、アーム6の一端が揺動してアーム6の一端を揺動自在に支持するスライド駒12がスライドレール11の軌道11eを一方向に移動する。この際、スライド駒12に一端が回動自在に取り付けられたロック部材13は、その他端がロックスプリング14によってロック位置制御部材に向けて付勢され、ロック位置制御部材を摺接する。障子4が所望の倒れ角に倒れると、ロック部材13の他端は、ロック位置制御部材に開口した孔に嵌まって、この孔に係合する。したがって、スライド駒12の一方向への移動が阻止され、スライド部材13に一端が支持されるアーム6は、スライド駒12の移動が阻止された位置に保持され、アーム6に支持される障子4は所望の倒れ角に倒れた状態に保持される。
障子4が所望の倒れ角に倒れた状態で、スライド位置固定部材によるロック位置制御部材の固定を解き、ロック位置制御部材をスライドレール11のスライド面11fに沿って一方向へ移動させると、ロック部材13の他端が孔から押し上げられる。したがって、ロック部材13の他端の孔への係合が解け、この状態からロック位置制御部材をスライドレール11のスライド面11fに沿ってさらに一方向へ移動させると、ロック位置制御部材に開口した孔もさらに一方向へ移動する。したがって、この孔のさらなる一方向への移動を障子4の所望の第2の倒れ角に応じた位置で止め、その位置にロック位置制御部材をスライド位置固定部材によって固定することで、障子4をさらに倒れた所望の第2の倒れ角に保持することができる。この操作を繰り返すことで、障子4を所望の複数の倒れ角に保持することができる。
一方、いずれかの倒れ角に倒れた状態から障子4を起こすと、アーム6の一端が逆方向へ揺動し、スライド駒12が一方向と逆の方向へスライドする。このスライド途中においては、ロック部材13の他端がロック位置制御部材の平坦な側面を滑ってスライド駒12が逆方向へ移動し、最終的に障子4が起立して内倒し窓2は閉鎖状態になる。
このような内倒し窓2の障子倒れ角ロック機構も、障子4の縦框4a,4bの側に構成され、その構成部品は、特許文献1に開示された従来の、窓枠側と障子側との双方に各機構が構成される内倒し窓の障子開き状態保持装置よりも、少なくなる。このため、内倒し窓2の製品コストの上昇を抑制することができる。また、内倒し窓2の障子倒れ角ロック機構を構成するスペースは障子4側の一方に確保すればよく、内倒し窓2を構成する枠の薄型化を図ることが可能になる。
上記の実施形態では、倒れ窓が室内側に倒れる内倒し窓2の場合について説明したが、倒れ窓は室外側へ倒れる外倒し窓であってもよい。この場合、ラッチ部材16は、ロック解除板15の後端15bの外形からはみ出して、室内側の面が湾曲してロック解除板15の後端15bに設けられ、窓枠3の上枠3cに当接する。また、ロック位置制御部材およびスライド位置固定部材を用いる上記の内倒し窓2の障子倒れ角ロック機構も、上記の実施形態による障子倒れ角ロック機構1と同様に外倒し窓に適用することができる。
1…障子倒れ角ロック機構、2…内倒し窓、3…窓枠、3a…左縦枠、3b…右縦枠、3c…上枠、3d…下枠、4…障子、4a…左縦框、4b…右縦框、4c…上框、4d…下框、5…ガラス板、6…ヒンジアーム、11…スライドレール、11f…スライド面、11g,11h…孔、12…スライド駒(スライド部材)、13…ロック部材、14…ロックスプリング(第1の弾性部材)、15…ロック解除板(ロック解除部材)、16…ラッチ部材、17…ラッチスプリング(第2の弾性部材)、18…レールキャップ、19…操作レバー(ロック解除操作部材)、31…ヒンジアームダンパ機構、32…ピニオンギヤ、33…ラック、34…重荷重スプリング、35…スライドバー、36…ケース、37…カバー

Claims (8)

  1. 窓枠および障子間を連結するアームにより支持されて窓枠に対して障子が倒れる倒れ窓における障子を所定角度に倒れた状態に保持する倒れ窓の障子倒れ角ロック機構において、
    障子の縦框における窓枠の縦枠に対向する対向面または窓枠の縦枠における障子の縦框に対向する対向面に取り付けられ、障子の縦框または窓枠の縦枠の長手方向に沿って延びる軌道およびスライド面を有して、障子の倒れ角に応じた前記スライド面の所定位置に孔が開口したスライドレールと、
    前記軌道に沿って移動自在に前記スライドレールに取り付けられ、前記アームの一端を揺動自在に支持すると共に、障子が開けられるときに前記アームの一端が揺動することによって前記軌道を一方向に移動するスライド部材と、
    一端が前記スライド部材に回動自在に取り付けられることで他端を先頭に前記スライド部材と共に前記軌道を前記一方向に移動するロック部材と、
    前記スライド部材および前記ロック部材間に設けられて前記ロック部材の他端を前記スライド面に向けて付勢し、前記スライド部材の前記一方向への移動時に前記ロック部材の他端を前記スライド面に摺接させて前記孔に係合させる第1の弾性部材と、
    前記スライド面に沿って移動自在に前記スライドレールに取り付けられ、前記一方向への移動時に先頭に位置する先端が前記孔に係合した前記ロック部材の他端を前記孔から押し上げるロック解除位置と、前記先端が前記ロック部材の他端を前記孔から押し上げない待避位置との間を前記スライド面に沿って移動するロック解除部材と、
    前記ロック解除部材を前記スライド面に沿って前記待避位置へ付勢する第2の弾性部材と
    を備えることを特徴とする倒れ窓の障子倒れ角ロック機構。
  2. 前記スライドレールは、障子の複数の倒れ角に応じて前記孔が前記スライド面のスライド方向に沿って複数形成されていることを特徴とする請求項1に記載の倒れ窓の障子倒れ角ロック機構。
  3. 前記ロック解除部材は、複数の前記孔のうちの最も離れた前記孔に前記先端が達する長さを有することを特徴とする請求項2に記載の倒れ窓の障子倒れ角ロック機構。
  4. 前記ロック解除部材は、複数の前記孔のうちの最も離れた前記孔よりも1つ近い位置にある前記孔に前記先端が達する長さを有することを特徴とする請求項2に記載の倒れ窓の障子倒れ角ロック機構。
  5. 前記第2の弾性部材を支持する支持部、前記ロック解除部材の移動を案内するスライド溝、前記ロック解除部材の後端に設けられた第1凸部に当接して前記ロック解除部材の前記ロック解除位置を定める面、および、前記ロック解除部材の腹部に設けられた第2凸部に当接して前記ロック解除部材の前記待避位置を定める面が形成されて、前記スライドレールの障子の上框側端部に設けられるレールキャップを備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の倒れ窓の障子倒れ角ロック機構。
  6. 前記スライドレールは障子の縦框に取り付けられ、
    前記ロック解除部材の後端の外形からはみ出して室外側または室内側の面が湾曲して前記ロック解除部材の後端に設けられ、前記第2の弾性部材の付勢力によって障子の上框から突出する方向に付勢され、障子が閉められるときに前記室外側または室内側の面が窓枠の上枠に当接して押されて障子の上框側に落ち込み、前記レールキャップに形成された空間に前記第2の弾性部材と共に収容され、障子が閉められて窓枠の上枠に形成された被係合部に達すると前記第2の弾性部材の付勢力によって障子の上框から突出して前記被係合部に係合するラッチ部材を備える
    ことを特徴とする請求項5に記載の倒れ窓の障子倒れ角ロック機構。
  7. 前記ロック解除部材から室内側に延出して設けられ、前記第2の弾性部材の付勢力に抗して前記ロック解除部材を前記スライド面に沿って前記ロック解除位置へ移動させるロック解除操作部材を備えることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の倒れ窓の障子倒れ角ロック機構。
  8. 窓枠および障子間を連結するアームにより支持されて窓枠に対して障子が倒れる倒れ窓における障子を所定角度に倒れた状態に保持する倒れ窓の障子倒れ角ロック機構において、
    障子の縦框における窓枠の縦枠に対向する対向面に取り付けられ、障子の縦框の長手方向に沿って延びる軌道およびスライド面を有するスライドレールと、
    前記スライド面に沿って移動自在に前記スライドレールに取り付けられ、前記スライド面に沿って延在して所定位置に孔が開口したロック位置制御部材と、
    前記ロック位置制御部材に開口した前記孔の前記スライドレールに対するスライド位置を任意の位置に固定するスライド位置固定部材と、
    前記軌道に沿って移動自在に前記スライドレールに取り付けられ、前記アームの一端を揺動自在に支持すると共に、障子が開けられるときに前記アームの一端が揺動することによって前記軌道を一方向に移動するスライド部材と、
    一端が前記スライド部材に回動自在に取り付けられることで他端を先頭に前記スライド部材と共に前記軌道を前記一方向に移動するロック部材と、
    前記スライド部材および前記ロック部材間に設けられて前記ロック部材の他端を前記ロック位置制御部材に向けて付勢し、前記スライド部材の前記一方向への移動時に前記ロック部材の他端を前記ロック位置制御部材に摺接させて前記孔に係合させる弾性部材と
    を備えることを特徴とする倒れ窓の障子倒れ角ロック機構。
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