JPH0333912Y2 - - Google Patents

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JPH0333912Y2
JPH0333912Y2 JP20295285U JP20295285U JPH0333912Y2 JP H0333912 Y2 JPH0333912 Y2 JP H0333912Y2 JP 20295285 U JP20295285 U JP 20295285U JP 20295285 U JP20295285 U JP 20295285U JP H0333912 Y2 JPH0333912 Y2 JP H0333912Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、縦軸回転窓や横軸回転窓或いは開き
窓などの回転窓に用いる障子の開放角度固定装置
に関するものである。
従来の技術 窓枠にアームの一端を回転自在に固定し、その
アームの他端を障子に係止することで障子を所定
の開放角度で固定する開放角度固定装置が知られ
ている。
また、実開昭58−90955号公報に記載されたよ
うに、障子の框に複数の係止孔とこれらの係止孔
を連続する長孔とを有する固定板を取付け、障子
にアームの一端を回転自在に連結すると共に、こ
のアームの他端に大径部と小径部とを持つ係止ピ
ンを立設固定し、この係止ピンを固定板の長孔に
臨ませると共に、スプリングによつて係止ピンの
大径部が係止孔に係止する方向に付勢し、固定板
とアームとの間に摺動板を一方向に摺動すると大
径部が係止孔より抜け出して小径部が係止孔に臨
むように配設し、摺動板を一方向に摺動すると共
に、アームを移動して係止ピンを長孔に沿つて移
動させることで任意の係止孔に係止ピンを係止で
き、これによつて障子の開放角度を変更できるよ
うにした開放角度固定装置が知られている。
考案が解決しようとする問題点 前者の装置であるとアームを直接手に持つて係
止操作せねばならず、回転窓が大型化して障子の
両側、例えば横軸回転窓の場合には障子の左右、
縦軸回転窓や開き窓の場合には障子の上下に一対
のアームを取付けた場合にはアームの係止操作を
2回実施する必要があつて操作が面倒となる。
また、開放角度を調整することができない。
後者の装置であると、開放角度を多段階に調整
できると共に、障子の両側に一対のアームを取付
けた場合には一対の摺動板をワイヤーで1つの操
作ハンドルに連結することで1回の操作によつて
障子の係止、解除を行なうことができて前者の装
置の問題点を解決できる。
しかし、後者の装置であると次の問題点を有す
る。
つまり、固定板の長孔に沿つて係止ピンが摺動
する際に窓枠に対して障子にネジレがあると、係
止ピンと固定板がすれて耳ざわりな金属異音を発
すると共に、固定板が変形する恐れもある。この
ことは固定板が薄い程著しくなる。
また、固定板とアームとの間に摺動板が入るス
ペースが必要であり、このスペースのためにアー
ムと固定板とが離隔するので、開閉操作中にアー
ムと固定板とのガタツキや係止ピンのネジレが生
じ、耐久性や操作性が悪くなる。
問題点を解決するための手段及び作用 窓枠側に連結したアームの一端にストツパーを
備えたピンを固着し、このピンを障子の框に固着
した停止板の係止孔を連続する長孔を貫通して案
内ブロツクに嵌合保持し、この案内ブロツクを障
子の框に沿つて摺動自在に取付けると共に、ピン
を案内ブロツクに収納する方向に付勢してストツ
パーを停止板の外面に当接し、前記框に設けたハ
ンドルで移動される作動杆に押付体を取着し、こ
の押付体を移動することでピンを案内ブロツクよ
り窓枠側へ突出させるようにして、ハンドルを操
作することでアームを停止板の係止孔にロツクし
たり、長孔に沿つて移動できるようにしたもので
ある。
実施例 第6図は竪軸回転窓の正面図であり、窓枠A内
には障子Bが回転自在に装着され、窓枠Aは上枠
1と下枠2と左右の堅枠3,3とを方形状に枠組
みしたもので、障子Bは上框4と下框5と左右堅
框6,6を方形状に枠組みし、その内部にガラス
7を装着したもので、上枠1と上框4及び下枠2
と下框5とが回転軸8でそれぞれ連結されて第7
図a,bに示すように障子Bは回転軸8を中心と
して回転するようにしてあると共に、上枠1と上
框4及び下枠2と下框5とに亘つてアーム9を備
えた開放角度固定装置10がそれぞれ取付けてあ
り、竪枠3と竪框6とに亘つて引寄装置11がそ
れぞれ取付けてあると共に、障子Bの各框内には
作動杆12が摺動自在にそれぞれ内設され、この
作動杆12にはグレモン機構などの回転動を往復
動に変換する機構を介して一方の竪框6に取着し
たハンドル13に連結し、ハンドル13を回転す
ると各作動杆12が摺動するようにしてあると共
に、竪框6内に設けた作動杆12に引寄装置11
の可動部材11aが固着され、ハンドル13を第
6図に示すように真下に向う位置とすると可動部
材11aが固定部材11bに係止して障子Bを窓
枠Aの室内側に引き寄せるようにしてある。
前記開放角度固定装置10は第1図、第2図に
示すように、アーム9と停止板20と案内ブロツ
ク21と複数の押圧体22とを備え、アーム9の
一端は下枠2に取付ブロツク23を介して回動自
在に連結され、他端にはピン24が固着してあ
る。
前記下框5の下部には作動杆12をガイドする
リツプ溝25と案内ブロツク21をガイドするガ
イド溝26とが上下に離隔して長手方向に亘つて
形成され、ガイド溝26の底部26aには開口部
27が長手方向に亘つて形成されていると共に、
停止板20は底部26bの外面に長手方向に固着
され、かつ略円形となつた係止孔28が長手方向
に間隔を置いて複数形成され、各停止孔28は長
孔29で連続していると共に、この長孔29は前
記開口部27と同一位置となり、ピン24の小径
部24aが長孔29及び開口部27を挿通して案
内ブロツク21の小径孔30内に嵌合し、大径部
24bは小径孔30と連続した大径孔31内に嵌
合していると共に、圧縮スプリング32で収納さ
れる方向に付勢され、ピン24の基部24cに固
着した係止孔28と略同一径の円板となつたスト
ツパー33が停止板20の外面20aに当接して
いる。
前記押圧体22は作動杆12に前記係止孔28
と相対向して係止孔28と同一間隔で複数固着さ
れ、この押圧体22は案内ブロツク21の上部に
形成した長手方向の凹溝34に遊嵌する幅で、長
手方向両端面22a,22aは斜面となつている
と共に、前記ピン24の大径部24bは凹溝34
に若干突出し、かつ押圧体22が長手方向よりス
ライドして嵌まり込む切欠溝35が形成してあ
る。この押圧体22は作動杆12に固定したケー
スと、そのケースに回転自在に設けた切欠溝35
に嵌まり込むローラとで構成しても良い。
そして、ハンドル13を第6図に示す真下の位
置とした時には押圧体22がピン24の切欠溝3
5に嵌まり込んでピン24を下方に押し、第1図
に示すようにストツパー33が停止板20の外面
20aに当接する位置に保持すると共に、ピン2
4は小径部24aが長孔29の一端部29aに位
置している。
ハンドル13を左右どちらかに回動すると作動
杆12が第1図矢印方向に摺動して仮想線で示す
位置となり、押圧体22がピン24の切欠溝35
より抜け出し、ピン24は圧縮スプリング32で
案内ブロツク21内に収納すべく上方に移動しよ
うとしてストツパー33が停止板20の外面20
aに圧着する。
この状態で障子Bを回転するとアーム9は回転
してピン24は停止板20の長孔29に沿つて移
動し、ストツパー33が係止孔28に合致すると
第4図,第5図に示すように、ピン24が圧縮ス
プリング32で上方に移動してストツパー33が
係止孔28に嵌合してピン24の移動がロツクさ
れるので、障子Bを開放角度固定できる。
この時、ピン24は下框5のガイド溝26に沿
つて移動する案内ブロツク21に保持されている
から、障子Bがネジレたりしてもピン24にネジ
レるような力が作用せずに停止板20の長孔29
と接触して耳ざわりな金属異音が発することがな
い。
また、ストツパー33が係止孔28に嵌まり込
むとアーム9と停止板20下面20aとが接して
ピン24は案内ブロツク21内にほとんど全部が
保持されるので、ピン24を倒すモーメントがほ
とんど働かないと共に、そのモーメントによつて
ピン24が倒れることもない。
第4図、第5図に示す状態により開放角度固定
位置を変更するにはハンドル13を前述と反対方
向に回転して作動杆12を前述と反対方向に移動
して第2番目の押圧体22をピン24の切欠溝3
5内に嵌合してピン24を押し下げて案内ブロツ
ク21より突出させ、ストツパー33を係止孔2
8より離脱させて障子Bを更に回転させてピン2
4を長孔29に沿つて移動し、若干移動したらハ
ンドル13を元の状態に戻して第2番目の押圧体
22をピン24の切欠溝より離脱させ、さらに障
子Bを回転すると前述と同様に第2番目の係止孔
28にストツパー33が嵌まり込んで障子Bを異
なる開放角度で固定できる。
以下同様にしてストツパー33を第3番目の係
止孔28に嵌め込むことで障子Bを更に異なる開
放角度で固定できる。
また、障子Bを閉じる際には前述と反対の操作
を行なえば良い。
なお、大型の竪軸回転窓の場合にはアーム9を
備えた開放角度固定装置10を上下に設ければ良
く、この場合にもハンドル13を回転操作するこ
とで上下の開放角度装置10を同時に作動でき
る。
また、横軸回転窓の場合には竪枠と竪框とに亘
つて開放角度固定装置を取付ければ良い。
考案の効果 ハンドル13によつて作動杆12を移動して押
付体22でピン24を突出させたり、収納したり
することで障子Bを開放角度固定したり、解除で
きるので、アーム9が一対ある場合でも障子Bを
簡単に開閉して固定できて操作が楽となる。
また、障子Bを開放した後にハンドル13によ
つて作動杆12を移動することで開放角度を多段
階に調整できる。
また、ピン24は案内ブロツク21で保持さ
れ、案内ブロツク21とともに框に沿つて移動す
ると共に、停止板20が框に取付けてあるので、
窓枠に対して障子がずれてもピン24と停止板2
0がすれて耳ざわりな金属異音を発することがな
いと共に、停止板20を薄くしても変形する恐れ
がない。
また、固定状態ではアーム9と停止板20とが
接すると共に、ピン24は押付体22で突出され
るので、ピン24が案内ブロツク21に保持され
ていることと相俟つて障子開閉中のアーム9のガ
タツキやピン24のネジレが生じることがなく、
スムーズに開閉できて操作性が向上すると共に、
耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は開放角
度固定装置の断面正面図、第2図は断面側面図、
第3図は停止板の取付部底面図、第4図,第5図
は固定状態の断面正面図、断面側面図、第6図は
竪軸回転窓の正面図、第7図a,bは開閉状態の
平面図である。 Aは窓枠、Bは障子、9はアーム、12は作動
杆、13はハンドル、20は停止板、21は案内
ブロツク、22は押付体、24はピン、28は係
止孔、29は長孔、33はストツパー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 障子Bの框には作動杆12と案内ブロツク21
    とを摺動自在にそれぞれ設けると共に、この作動
    杆12を框に回転自在に取付けたハンドル13に
    連結し、前記框には巾狭なる長孔29で連続した
    巾広なる複数の係止孔28を備えた停止板20を
    取付け、窓枠A側に回転自在に支承したアーム9
    の一端には前記長孔29に沿つて摺動する大きさ
    のピン24の基部を固着すると共に、このピン2
    4を前記長孔29を貫通して前記案内ブロツク2
    1に嵌合保持し、そのピン24の基部には長孔2
    9より巾広で係止孔28に嵌まり込むストツパー
    33を取付けると共に、前記ピン24を案内ブロ
    ツク21内に収納する方向に付勢してストツパー
    33を停止板20の外面20aに圧着し、前記作
    動杆12にピン24を案内ブロツク21より窓枠
    側に突出作動する押付体22を移動方向に間隔を
    置いて複数取着して成る回転窓用障子の開放角度
    固定装置。
JP20295285U 1985-12-28 1985-12-28 Expired JPH0333912Y2 (ja)

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JP20295285U JPH0333912Y2 (ja) 1985-12-28 1985-12-28

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JP20295285U JPH0333912Y2 (ja) 1985-12-28 1985-12-28

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JPS62110464U JPS62110464U (ja) 1987-07-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6941360B2 (ja) * 2017-11-10 2021-09-29 株式会社Tok 倒れ窓の障子倒れ角ロック機構

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JPS62110464U (ja) 1987-07-14

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