JP5384266B2 - 開放角度規制装置および建具 - Google Patents

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Description

本発明は、開放角度規制装置および建具に関し、詳しくは、面材の開放角度を規制する開放角度規制装置、および建具に関する。
従来、開き窓や縦辷り出し窓等の建具として、障子(面材)の開放角度をステー等の規制手段で規制することで半開状態とし、この半開状態において換気可能に構成された換気窓が利用されている(例えば、特許文献1参照)。このような換気窓では、通常使用時の半開状態において、窓枠(枠体)と障子との隙間を小さくする、具体的には人が通れない程度(例えば、10cm程度)の隙間しかできないように障子の開放角度を規制するとともに、必要に応じて規制手段の規制を解除することで、障子を全開することができるようになっている。
特開2001−288949号公報
しかしながら、従来の規制手段では、開放角度を規制した障子を少しだけ開放した状態で規制手段の操作ノブを操作してしまうと、アームと受け部との係合が外れて規制手段の規制が解除され、意図せずに障子が全開されてしまう可能性がある。
本発明の目的は、面材の開放角度を規制した状態で意図せずに全開状態になることが防止できる開放角度規制装置および建具を提供することにある。
本発明の開放角度規制装置は、枠体に開閉自在に支持される面材の開放角度を規制する開放角度規制装置であって、前記枠体および面材のうちの一方に一端側が回動自在に支持される角度規制アームと、前記枠体および面材のうちの他方に設けられて前記角度規制アームの他端側に係合可能な規制受け部と、前記規制受け部による前記角度規制アームの他端側の係合状態と非係合状態とを切り替え可能な規制切替手段と、前記角度規制アームの回動時において前記係合状態から非係合状態への切り替わりを規制する係合維持手段とを備え、前記規制切替手段は、前記枠体および面材のうちの一方に移動不能に設けられる支持部材と、この支持部材にスライド自在に支持されるスライド部材とを有し、前記スライド部材に前記角度規制アームの一端側が回動自在に連結されるとともに、当該スライド部材の係合側へのスライドにより前記角度規制アームの他端側を前記係合状態とし、当該スライド部材の非係合側へのスライドにより前記角度規制アームの他端側を前記非係合状態に切り替え可能に構成され、前記係合維持手段は、前記角度規制アームの一端側および前記支持部材の一方に設けられる第1係止部と、他方に設けられて当該角度規制アームの回動時に前記第1係止部に当接可能な第2係止部とを有して構成され、前記第1係止部と第2係止部との当接によって前記スライド部材の非係合側へのスライドが規制され、前記規制切替手段には、前記スライド部材を係合側に付勢する付勢手段が設けられていることを特徴とする。
このような本発明によれば、角度規制アームの他端側が規制受け部に係合された係合状態において、面材を開いて角度規制アームが回動すると、係合維持手段によって角度規制アームの係合状態が維持されるので、非係合状態への切り替わりが規制でき、意図せずに面材が全開状態になることが防止できる。
さらに、スライド部材のスライドによって規制受け部に対する角度規制アームの他端側の係合状態または非係合状態を切り替える、つまり規制切替手段を角度規制アームの一端側に配置したことで、他端側である規制受け部の構造を比較的簡単にすることができる。さらに、角度規制アームの一端側と支持部材とに第1および第2の係止部を設け、これらの当接によって角度規制アームの回動時にスライド部材の非係合側へのスライドを規制することで、非係合状態への切り替わりを確実に規制することができる。
さらに、付勢手段によってスライド部材を係合側に付勢することで、重力等によってスライド部材が非係合側にスライドすることが防止でき、係合状態を維持することができる。さらに、規制切替手段の操作をやめれば、付勢手段によって自動的にスライド部材が係合側に戻って角度規制アームの他端側を規制受け部で規制することができる。従って、全開した後に面材を閉じた際に、角度規制アームによる規制を有効にすることができ、手動で規制切替手段を操作して係合状態に戻す必要がないため規制し忘れを防止することができ、通常時における面材の開放角度規制状態を確実に維持することができる。
また、本発明の開放角度規制装置では、前記第1係止部は、前記角度規制アームの一端側に設けられる係止突起で構成され、前記第2係止部は、前記支持部材に形成されて前記係止突起を受け入れ可能な係止溝部で構成されたものが利用可能である。
発明の開放角度規制装置は、枠体に開閉自在に支持される面材の開放角度を規制する開放角度規制装置であって、前記枠体および面材のうちの一方に一端側が回動自在に支持される角度規制アームと、前記枠体および面材のうちの他方に設けられて前記角度規制アームの他端側に係合可能な規制受け部と、前記規制受け部による前記角度規制アームの他端側の係合状態と非係合状態とを切り替え可能な規制切替手段と、前記角度規制アームの回動時において前記係合状態から非係合状態への切り替わりを規制する係合維持手段とを備え、前記規制切替手段は、前記枠体および面材のうちの一方に移動不能に設けられる支持部材と、この支持部材にスライド自在に支持されるスライド部材とを有し、前記スライド部材に前記角度規制アームの一端側が回動自在に連結されるとともに、当該スライド部材の係合側へのスライドにより前記角度規制アームの他端側を前記係合状態とし、当該スライド部材の非係合側へのスライドにより前記角度規制アームの他端側を前記非係合状態に切り替え可能に構成され、前記係合維持手段は、前記角度規制アームの一端側および前記支持部材の一方に設けられる第1係止部と、他方に設けられて当該角度規制アームの回動時に前記第1係止部に当接可能な第2係止部とを有して構成され、前記第1係止部と第2係止部との当接によって前記スライド部材の非係合側へのスライドが規制され、前記第1係止部は、前記角度規制アームの中間部に設けられる係止段部で構成され、前記第2係止部は、前記支持部材から前記係止段部に向かって突出して形成された係止突部で構成されることを特徴とする。
このような構成によれば、係止突起と係止溝部との当接により、あるいは係止段部と係止突部との当接によって、スライド部材の非係合側へのスライドを規制することで、角度規制アームと支持部材とを加工するだけで係合維持手段を構成することができ、別体の部品を用いる場合と比較して開放角度規制装置の構造を簡単化することができる。
この際、本発明の開放角度規制装置では、前記係止突部は、左右一対で構成され、前記スライド部材が非係合側へスライドされた際に前記角度規制アームが前記一対の係止突部間に案内されることが好ましい。
このような構成によれば、スライド部材が非係合側へスライドされた際に、一対の係止突部で角度規制アームを案内することで、面材の全開時における角度規制アームの回動を規制することができる。従って、面材を全開した状態で角度規制アームが想定外の位置に回動してしまって面材を閉じる際の邪魔になったり、面材を閉じた際に規制受け部に係合できなくなったりなどの不具合を防止することができる。
発明の開放角度規制装置は、枠体に開閉自在に支持される面材の開放角度を規制する開放角度規制装置であって、前記枠体および面材のうちの一方に一端側が回動自在に支持される角度規制アームと、前記枠体および面材のうちの他方に設けられて前記角度規制アームの他端側に係合可能な規制受け部と、前記規制受け部による前記角度規制アームの他端側の係合状態と非係合状態とを切り替え可能な規制切替手段と、前記角度規制アームの回動時において前記係合状態から非係合状態への切り替わりを規制する係合維持手段とを備え、前記規制切替手段は、前記枠体および面材のうちの一方に移動不能に設けられる支持部材と、この支持部材にスライド自在に支持されるスライド部材とを有し、前記スライド部材に前記角度規制アームの一端側が回動自在に連結されるとともに、当該スライド部材の係合側へのスライドにより前記角度規制アームの他端側を前記係合状態とし、当該スライド部材の非係合側へのスライドにより前記角度規制アームの他端側を前記非係合状態に切り替え可能に構成され、前記係合維持手段は、前記角度規制アームの一端側および前記支持部材の一方に設けられる第1係止部と、他方に設けられて当該角度規制アームの回動時に前記第1係止部に当接可能な第2係止部とを有して構成され、前記第1係止部と第2係止部との当接によって前記スライド部材の非係合側へのスライドが規制され、前記枠体および面材のうちの一方には、室内側から操作可能な操作部と、この操作部に連動して前記スライド部材のスライド方向と平行に移動自在な連動部とが設けられ、前記スライド部材と前記連動部とのいずれか一方には、他方に向かって突出する連動突起が設けられ、他方には、前記連動突起を挿通可能でかつ前記スライド方向に長く形成された連動長孔が設けられ、前記操作部の全開側への操作により前記連動突起と連動長孔とが係合して前記スライド部材がスライドし、前記角度規制アームの他端側が非係合状態に切り替えられることを特徴とする。
このような構成によれば、操作部に連動する連動部を介してスライド部材をスライドさせることで、係合状態と非係合状態とを切り替えることができる。この際、操作部としては、錠装置を施解錠するとともに面材を開閉操作するための屋内ハンドル等が利用でき、錠装置の施解錠操作と、開放角度規制装置の全半開切り替え操作との両方の操作を屋内ハンドルによって行うことで、部品の兼用による部品点数の削減と意匠性の向上とを図ることができる。そして、連動突起と連動長孔との係合によってスライド部材がスライドするように構成したことで、錠装置の屋内ハンドルを操作部として用いた場合でも、施解錠操作時には連動長孔内部を連動突起が移動するだけで互いに係合しないようにしておき、施解錠操作よりも大きく操作部を操作した場合のみ、連動突起が連動長孔に係合するようにできる。従って、連動突起および連動長孔によって連動部とスライド部材とを連動させる構成を採用したことで、部品点数の増加を招くことなく、かつ操作部の一連の操作によって施解錠および面材の全半開を切り替えることができ、操作性を向上させることができる。
一方、本発明の建具は、建物開口部に設けられる枠体と、この枠体に開閉自在に支持される面材と、前記枠体に対して前記面材の開放角度を規制する前記いずれかの開放角度規制装置とを備えることを特徴とする。
このような構成によれば、前記開放角度規制装置と同様に、半開状態に開放角度を規制した面材が意図せずに全開状態になることが防止できる。
本発明の実施形態に係る建具を示す外観姿図である。 前記建具の要部を示す展開斜視図である。 前記建具における錠装置および開放角度規制装置を示す分解斜視図である。 前記建具の動作を示す展開斜視図である。 前記建具の他の動作を示す展開斜視図である。 前記開放角度規制装置の一部を示す分解斜視図である。 前記開放角度規制装置の他の一部を示す分解斜視図である。 前記錠装置および開放角度規制装置の動作を示す斜視図である。 半開時における前記開放角度規制装置の動作を示す側面図である。 半開時における前記開放角度規制装置の他の動作を示す側面図である。 全開時における前記開放角度規制装置の動作を示す側面図である。 全開時における前記開放角度規制装置を拡大して示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る錠装置および開放角度規制装置を示す側面図および断面図である。 前記開放角度規制装置を示す斜視図である。 前記錠装置および開放角度規制装置の動作を示す側面図および断面図である。 前記錠装置および開放角度規制装置の他の動作を示す側面図および断面図である。 本発明の第3実施形態に係る開放角度規制装置を示す分解斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る開放角度規制装置を示す分解斜視図である。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、第2実施形態以降において、次の第1実施形態で説明する構成部材と同じ構成部材、および同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態の構成部材と同じ符号を付し、それらの説明を省略または簡略化する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の実施形態に係る建具である外開き窓1を示す外観姿図である。図2は、外開き窓1の要部を示す展開斜視図である。図3は、外開き窓1における錠装置および開放角度規制装置を示す分解斜視図である。
図1〜図3において、外開き窓1は、建物開口部に設けられる枠体としての方立2および無目3と、これらの方立2および無目3で囲まれた内部に開閉自在に支持される面材としての障子4とを有して構成されている。障子4は、上框5、下框6および左右の縦框7を四周框組みした内部に、ガラスパネル8を嵌め込んで構成されている。この障子4は、一方側(図1の右側)の縦框7が図示しないヒンジ装置などを介して方立2に支持され、他方側(図1の左側)の縦框7が屋外側に開放可能に構成されている。そして、外開き窓1には、方立2および無目3に対して障子4を施解錠する錠装置であるグレモン錠10と、障子4の開放角度を規制する開放角度規制装置としての全半開装置20とが設けられている。
グレモン錠10は、図4および図5にも示すように、縦框7に設けられる錠装置本体11と、方立2の見込み面に固定される上下2箇所の錠受け部12とを備えて構成されている。錠装置本体11は、縦框7の屋内側の見込み面に固定される台座13と、この台座13から突出して設けられる操作ハンドル14と、台座13の内部に設けられて操作ハンドル14の回動操作を上下動に変換する図示しない変換機構と、この変換機構に連結されて台座13から突出するとともに縦框7を貫通する上下動部材15とを有して構成されている。さらに、グレモン錠10は、縦框7に沿って上下に延びて設けられるとともに上下動部材15が挿通されるリンケージバー16と、このリンケージバー16を上下移動自在に保持する上下2箇所の保持部品17と、これらの保持部品17に対応した上下2箇所でリンケージバー16に固定されて錠受け部12と係合可能な係合ピン18とを有して構成されている。
以上のグレモン錠10は、図2に示すように、操作ハンドル14を下向きに回動操作(閉操作)することで、上下動部材15を介してリンケージバー16が上方に移動され、係合ピン18が錠受け部12と係合する施錠位置に移動されることにより、障子4を開閉不能に施錠できるようになっている。一方、グレモン錠10は、図4に示すように、操作ハンドル14を屋内側に向かって回動操作(開操作)することで、上下動部材15を介してリンケージバー16が下方に移動され、係合ピン18が錠受け部12から外れる解錠位置に移動されることにより、解錠されて障子4を開閉可能とすることができるようになっている。そして、グレモン錠10を解錠して障子4を屋外側に開放した際には、全半開装置20によって障子4の開放角度が規制され、例えば、方立2と縦框7との間に10cm程度の隙間ができて、換気可能でかつ人の出入りができない程度の半開状態の角度までしか障子4が開放できないようになっている。
全半開装置20は、図6〜図8にも示すように、縦框7に設けられる全半開装置本体21と、方立2の見込み面に固定される規制受け部としての受け部材22とを備えて構成される。全半開装置本体21は、縦框7の見込み面に固定されるベース部材23と、このベース部材23に上下スライド自在に支持されるスライド部材24と、このスライド部材24に一端が軸支された角度規制アーム25と、角度規制アーム25の軸支位置を上下に案内する案内部材26とを備えて構成されている。そして、ベース部材23と案内部材26とによって縦框7に移動不能に設けられる支持部材が構成され、これらのベース部材23と案内部材26とに挟まれてスライド部材24および角度規制アーム25が上下移動可能に支持されている。また、全半開装置本体21には、案内部材26の下端部とスライド部材24との間に設けられてスライド部材24を上方に付勢する付勢手段としてのコイルばね27と、スライド部材24の屋内側に取り付けられてスライド部材24を上下にスライド操作するための操作つまみ28とが設けられている。一方、受け部材22は、方立2に固定される受け部材本体22Aと、この受け部材本体22Aに取り付けられる保持部品22Bとを有して構成されている。
角度規制アーム25の一端側は、軸支ピン251によってスライド部材24に軸支されるとともに、スライド部材24との間に渦巻き状のばね252が介挿されることで、縦框7の見付け方向に向かって角度規制アーム25の先端(他端)側が回動できるように支持されている。そして、角度規制アーム25の他端側には、受け部材22に規制されるとともに上下にスライド案内される被係合ピン253が固定されている。この角度規制アーム25の他端側における室内側の側端縁には、長手方向に沿って折り曲げられた折曲げ部254が形成され、当該角度規制アーム25の剛性が高められている。また、角度規制アーム25の一端部には、案内部材26側に折れ曲がって突出し、後述する係止溝部264に当接して係止可能な係止突起255が形成されている。さらに、角度規制アーム25の中間部には、案内部材26側にクランク状に折れ曲がる折曲り部256が形成され、この折曲り部256の上辺部によって、後述する係止突部232に当接して係止可能な係止段部257が形成されている。
受け部材本体22Aは、上下に延びる案内溝221を有して形成されており、この案内溝221の下端部には、下方に開口する開口部222が形成され、この開口部222から角度規制アーム25の被係合ピン253が案内溝221に挿通されるとともに、案内溝221に沿って被係合ピン253が係合されたまま上下にスライド案内されて係合状態となる。そして、係合状態において被係合ピン253が案内溝221の上端位置までスライドした際に、被係合ピン253が保持部品22Bによって保持され、これによって角度規制アーム25による障子4の半開状態が維持できるようになっている。一方、全半開装置本体21の操作つまみ28を下方に押し下げ操作してスライド部材24および角度規制アーム25が下方にスライド移動されると、被係合ピン253が開口部222から外れて非係合状態となり、角度規制アーム25による障子4の開放角度規制が解除されて障子4が全開できるようになっている。
ベース部材23は、前記リンケージバー16を挿通可能に断面略コ字形に形成されて縦框7に固定されるベース部材本体231と、このベース部材本体231から案内部材26側に突出した一対の係止突部232,233とを有して構成されている。また、スライド部材24は、ベース部材23と案内部材26とに渡る2本のピン241を2つの長孔242に挿通することによって上下スライド可能に支持されている。このスライド部材24には、屋内側において折り曲げ形成されて操作つまみ28を取付可能なつまみ固定部243と、コイルばね27の上端部を係止する係止突起244とが設けられている。一方、案内部材26は、2本のピン241によってベース部材23に固定されている。さらに、案内部材26には、ベース部材23に係止される上下の突起261,262が形成され、下側の突起262によってコイルばね27の下端部を保持できるようになっている。そして、案内部材26には、角度規制アーム25の軸支ピン251を挿通可能で、この軸支ピン251を上下案内可能な案内開口263が形成され、この案内開口263の上端部には、屋外側に向かって円弧状に延びて角度規制アーム25の係止突起255を受け入れ可能な係止溝部264が形成されている。
以上の全半開装置20の動作を図9〜図12も参照して説明する。図9および図10は、それぞれ半開時における全半開装置20の動作を示す側面図である。図11および図12は、それぞれ全開時における全半開装置20の動作を示す斜視図である。
先ず、障子4が閉鎖されてグレモン錠10が施錠された状態において、全半開装置20の操作つまみ28を上方にスライドさせれば、図2に示すように、スライド部材24に軸支された角度規制アーム25の被係合ピン253が受け部材22の案内溝221の下端部に挿通された係合状態となる。この係合状態において、グレモン錠10の操作ハンドル14を開操作することで、図4に示すように、リンケージバー16が下降して解錠されるものの、リンケージバー16は、ベース部材23と縦框7との間でスライドするのみで、スライド部材24が移動することはない。このようにグレモン錠10を解錠してから障子4を屋外側に開放すれば、角度規制アーム25の被係合ピン253が受け部材22の案内溝221内を上方に移動し、この案内溝221と被係合ピン253との係合によって、角度規制アーム25を介して障子4の開放角度が規制されるようになっている。
このような全半開装置20の角度規制アーム25が受け部材22に係合された係合状態において、障子4を少しだけ開放した開放初期状態では、図9(A)に示すように、角度規制アーム25の先端側が微少角度だけ屋内側に回動することとなる。この開放初期状態において、角度規制アーム25の折曲り部256は、図9(B)に示すように、ベース部材23の屋内側の係止突部232を跨ぐように位置し、係止段部257が係止突部232の上方に位置するようになっている。従って、開放初期状態において、操作つまみ28が下方に押し下げ操作されたとしても、係止段部257が係止突部232に当接することで、角度規制アーム25およびスライド部材24の下方、つまり非係合状態への移動が規制され、全半開装置20の係合状態が維持されるようになっている。さらに、開放初期状態よりも大きく障子4を開放した状態では、図10に示すように、角度規制アーム25の係止突起255が案内部材26の係止溝部264に入り込むことで、操作つまみ28が下方に押し下げ操作されたとしても、係止突起255が係止溝部264に当接して非係合状態への移動が規制され、全半開装置20の係合状態が維持されるようになっている。
一方、図5に示すように、障子4を閉じた状態で操作つまみ28を下方に押し下げ操作することで、スライド部材24が下方にスライド移動されるとともに、角度規制アーム25も下降し、その被係合ピン253が受け部材22の案内溝221から外れて非係合状態となる。このような非係合状態において、グレモン錠10を解錠して障子4を屋外側に開放すれば、その開放角度が規制されずに障子4が全開できるようになっている。そして、非係合状態において、全半開装置20の角度規制アーム25は、図11、12に示すように、ベース部材23の一対の係止突部232,233間に案内されるとともに、係止突起255が案内部材26の案内開口263に案内されることで、角度規制アーム25の回動が規制されるようになっている。従って、障子4の全開状態において、角度規制アーム25は、その振れが規制されて縦框7に沿った状態が維持される。また、操作つまみ28による押し下げが解除されれば、スライド部材24はコイルばね27に付勢されて上方にスライド移動して初期位置に復帰するようになっている。
以上のように全半開装置20のスライド部材24および操作つまみ28によって規制切替手段が構成されており、スライド部材24が上方に位置することで、角度規制アーム25の被係合ピン253が受け部材22に規制される係合状態となって障子4が半開状態に規制され、操作つまみ28の操作によりスライド部材24が下方に移動することで、角度規制アーム25の被係合ピン253が受け部材22から外れる非係合状態となって障子4が全開可能となり、開放角度規制状態(係合状態)と開放角度非規制状態(非係合状態)とが切り換えられるように構成されている。さらに、角度規制アーム25の係止段部257およびベース部材23の係止突部232と、角度規制アーム25の係止突起255および案内部材26の係止溝部264とによって、それぞれ係合維持手段が構成されており、半開状態にある障子4の開放時に操作つまみ28が押し下げられたとしても、角度規制アーム25およびスライド部材24の下方へのスライドが規制されて角度規制アーム25との係合状態が維持されるようになっている。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)すなわち、障子4の半開状態において、角度規制アーム25の回動に応じて係止段部257と係止突部232とが当接可能となり、また係止突起255と係止溝部264とが当接可能となることで、角度規制アーム25と受け部材22との係合状態が維持され、意図せずに障子4が全開状態になることが防止できる。
(2)また、障子4の開放初期状態において、角度規制アーム25の係止段部257とベース部材23の係止突部232とが当接可能になるとともに、開放初期状態よりも障子4を大きく開いた状態において、係止突起255と案内部材26の係止溝部264とが当接可能となることで、半開状態にある障子4の開放角度に応じて確実に角度規制アーム25の係合状態を維持することができる。
〔第2実施形態〕
次に、図13〜図16に基づいて本発明の第2実施形態を説明する。
図13は、第2実施形態の錠装置および開放角度規制装置を示す側面図および断面図である。図14は、開放角度規制装置を示す斜視図である。図15および図16は、錠装置および開放角度規制装置の動作を示す側面図および断面図である。
本実施形態の錠装置であるグレモン錠10Aおよび開放角度規制装置である全半開装置20Aでは、全半開装置20Aを非係合状態に切り替える規制切替手段の構成が前記第1実施形態と相違している。以下、相違点を詳しく説明する。
本実施形態のグレモン錠10Aの操作ハンドル(操作部)14は、下向きの施錠位置と、この施錠位置から屋内側に90°回動した半開位置と、施錠位置から上向きに180°回動した全開位置とに回動操作可能に構成されている。また、グレモン錠10Aにおいて、連動部としてのリンケージバー16には、全半開装置20Aに向かって突出した連動突起としての連動ピン161が設けられており、この連動ピン161を介して全半開装置20Aの係合状態と非係合状態とが切り替えられるようになっている。一方、全半開装置20Aにおいて、スライド部材24Aには、連動ピン161を挿通可能で上下に長く形成された連動長孔245が形成されている。また、本実施形態の全半開装置20Aでは、前記第1実施形態の全半開装置20における操作つまみ28が省略されている。
以上のグレモン錠10Aおよび全半開装置20Aによれば、先ず、図13に示すように、グレモン錠10Aを施錠した状態において、連動ピン161が連動長孔245の内部における上端側に位置している。このような施錠状態から図15に示すように、操作ハンドル14を半開位置まで回動することで、リンケージバー16が下降して解錠されるとともに、連動ピン161が連動長孔245の内部を下端側に移動する。この際、連動ピン161は、連動長孔245の内部を移動するのみで、連動長孔245や角度規制アーム25には接触せず、従って、全半開装置20Aは、角度規制アーム25の被係合ピン253が受け部材22に係合された係合状態とされ、これにより障子4は、角度規制アーム25によって開放角度が規制された半開状態が維持されるようになっている。そして、半開状態で障子4が開放された場合において、操作ハンドル14を全開位置に回動操作しようとしても、前記第1実施形態と同様に、角度規制アーム25の係止段部257とベース部材23の係止突部232とが当接し、また角度規制アーム25の係止突起255と案内部材26の係止溝部264とが当接することで、非係合状態への切り替えができないように構成されている。
次に、障子4を閉じた状態で図16に示すように、操作ハンドル14を全開位置まで回動することで、連動ピン161が連動長孔245の下端部および角度規制アーム25の係止突起255に当接し、スライド部材24Aおよび角度規制アーム25が下方にスライド移動される。この角度規制アーム25の下降により、被係合ピン253が受け部材22の案内溝221から外れて非係合状態となり、この非係合状態において、障子4を屋外側に開放すれば、その開放角度が規制されずに障子4が全開できるようになっている。また、障子4を閉じてから、操作ハンドル14を半開位置や施錠位置に戻すことで、スライド部材24Aおよび角度規制アーム25の押し下げが解除され、これらが上方の初期位置に戻り、被係合ピン253と受け部材22とが係合状態となることから、障子4が半開状態または施錠状態に復帰できるように構成されている。
このような本実施形態によれば、前記効果(1)、(2)と略同様の効果に加えて、以下のような効果がある。
(3)すなわち、グレモン錠10Aの操作ハンドル14を全開位置まで回動操作することにより全半開装置20Aを非係合状態として障子4が全開できるので、操作ハンドル14とは別体の操作つまみを設ける必要がなくなり、部品点数の削減を図ることができるとともに、一連の操作で施錠、半開、全開を切り替えることができ、利便性を向上させることができる。
〔第3実施形態〕
次に、図17に基づいて本発明の第3実施形態を説明する。
図17は、第3実施形態の開放角度規制装置の一部を示す分解斜視図である。
本実施形態の開放角度規制装置である全半開装置20Bは、第1実施形態の全半開装置20と角度規制アームおよび規制受け部の構成が相違している。以下、相違点を詳しく説明する。
全半開装置20Bは、全半開装置本体21Bと、方立2の見込み面に固定される規制受け部としての受け部材22Cとを備えて構成されている。全半開装置本体21Bの角度規制アーム25Aは、その一端側が軸支ピン251によってスライド部材24に軸支され、その他端側に屈曲しながら上下に延びる案内溝258を有して形成されている。一方、受け部材22Cは、方立に固定されたベースから見付け方向内側に突出した規制ピン223を有して形成されている。また、角度規制アーム25Aの案内溝258の上端部には、上方に開口する開口部259が形成されており、この開口部259から受け部材22Cの規制ピン223が案内溝258に挿入されることで、角度規制アーム25Aの他端側が受け部材22Cに係合されて、障子4の開放角度が規制されるようになっている。さらに、角度規制アーム25Aには、案内溝258の下端位置までスライドした規制ピン223を保持する板ばね25Bが設けられ、この板ばね25Bで規制ピン223を保持することで角度規制アーム25Aによる障子4の半開状態が維持できるようになっている。
一方、前記第1実施形態と同様に、操作つまみ28を押し下げ操作するか、または前記第2実施形態と同様に、操作ハンドル14を全開位置まで回動操作することで、スライド部材24および角度規制アーム25Aが下降し、案内溝258の開口部259から規制ピン223が外れ、これにより受け部材22Cによる角度規制アーム25Aの規制が解除されるようになっている。この状態で障子4を開放することで、障子4を全開することができ、また、障子4を閉じてから、操作つまみ28を上方にスライドするかまたは操作ハンドル14を半開位置に戻せば、スライド部材24および角度規制アーム25Aが上方の初期位置に復帰する。これにより、角度規制アーム25Aの開口部259から案内溝258に受け部材22Cの規制ピン223が挿入され、受け部材22Cにより角度規制アーム25Aが規制されることで、障子4の開放角度が再び規制できるようになっている。
このような本実施形態によれば、前記効果(1)〜(3)と略同様の効果に加えて、以下のような効果がある。
(4)すなわち、方立2に固定した受け部材22Cは規制ピン223を備えるだけの簡単な構造であるため、障子4を開放した際に屋内側から見える方立2の見込み面に複雑な構造の部材を設ける必要がなくなり、外開き窓1の意匠性が良好にできる。
〔第4実施形態〕
次に、図18に基づいて本発明の第4実施形態を説明する。
図18は、第4実施形態の開放角度規制装置の一部を示す分解斜視図である。
本実施形態の開放角度規制装置である全半開装置20Cは、第1実施形態の全半開装置20と全半開装置本体21Cの構成が相違している。以下、相違点を詳しく説明する。
全半開装置本体21Cは、第1実施形態と略同様のベース部材23、スライド部材24、角度規制アーム25、案内部材26およびコイルばね27を備えるとともに、角度規制アーム25と案内部材26との間に介挿される樹脂製の樹脂部材29をさらに備えて構成されている。
全半開装置本体21Cでは、ベース部材23、角度規制アーム25および案内部材26の形状が第1実施形態の全半開装置本体21と若干相違している。具体的には、ベース部材23において、ベース部材本体231の屋外側の折返し片234の下端部に突片234Aおよび切欠き234Bが形成され、案内部材26において、下側の突起262に突片262Aおよび切欠き262Bが形成されており、互いの突片234A,262Aおよび切欠き234B,262B同士を係合させることで、ベース部材23から案内部材26の下端部が浮き上がって離隔しないようになっている。また、ベース部材本体231の屋内側の係止突部232の上方には突起235が形成され、角度規制アーム25の他端側における室外側の側端縁には、折曲げ部254と反対側に折り曲げられた第2折曲げ部254Aが形成され、半開状態から閉鎖状態に向かって角度規制アーム25が回動した際に、角度規制アーム25の一端側の側面が突起235に摺接するとともに、第2折曲げ部254Aがリンケージバー16に摺接することで、角度規制アーム25がベース部材本体231やリンケージバー16に引っ掛かることが防止でき、角度規制アーム25を円滑に回動させることができる。
さらに、第1実施形態の全半開装置本体21では2本のピン241がカシメによってベース部材23と案内部材26とに固定されていたのに対し、全半開装置本体21Cでは、2本のピンが頭付きのピン241Aとされ、それらを縦框7側からベース部材本体231に挿通させ、先端を案内部材26にカシメによって固定するように変更されている。そして、ベース部材23において、縦框7に当接する見込み面236には、案内部材26側に凹んでピン241Aの頭を受け入れ可能な凹み部237が形成されている。また、角度規制アーム25において、軸支ピン251側(一端側)の平面部と折曲り部256とには、それぞれ補強のためのリブ25C,25Dが形成され、角度規制アーム25の変形が抑制されるようになっている。さらに、案内部材26において、案内開口263には、ばね252との干渉を避けるために当該案内開口263の一部を拡大した切欠き263Aが形成されるとともに、案内開口263の下側には、樹脂部材29の下側ばね部293との干渉を避けるための開口部265が形成されている。
樹脂部材29は、上下に延びる樹脂部材本体291と、この樹脂部材本体291の上端部から屋内側に延びる上側ばね部292と、樹脂部材本体291の下端部から屋内側に延びる下側ばね部293とを有し、側面略コ字形の上下対称な形状を有して形成されている。また、樹脂部材本体291の中間部には、ピン241Aを挿通させる2つの挿通孔294と、これらの挿通孔294の周囲に沿ってベース部材23側に突出する突出部295とが形成されている。2つの突出部295は、それぞれスライド部材24の長孔242に挿通され、これによりスライド部材24が上下にスライド案内されるようになっている。さらに、ピン241Aを介してベース部材23と案内部材26とを固定することで、樹脂部材29とベース部材23との間にスライド部材24が挟まれ、樹脂部材29と摺動することによってスライド部材24が円滑にスライドできるようになっている。また、下側ばね部293は、半開状態の角度規制アーム25におけるリブ25Cと折曲り部256との間に摺接するようになっており、角度規制アーム25が回動する際の摺接抵抗が小さくできるようになっている。一方、スライド部材24を下方にスライドさせて全開状態とした場合には、下側ばね部293がリブ25Cに摺接するようになっており、角度規制アーム25をベース部材23側に付勢して押さえ付け、角度規制アーム25の移動を規制できるようになっている。
このような本実施形態によれば、前記効果(1)〜(4)と略同様の効果に加えて、以下のような効果がある。
(5)すなわち、角度規制アーム25と案内部材26との間に樹脂部材29を介挿することで、スライド部材24の上下スライドが円滑にできる。さらに、全開状態にスライドした際に樹脂部材29が角度規制アーム25を押さえ付けて移動を規制できるので、全開した障子4を閉じる際に、角度規制アーム25が方立2や受け部材22などに衝突することが防止でき、受け部材22に対して所定位置に戻すことで、スライド部材24を上方にスライドさせた際に、角度規制アーム25の被係合ピン253を受け部材22に適切に係合させて半開状態とすることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態においては、外開き窓1について説明したが、本発明の開放角度規制装置は、縦辷り出し窓などにも利用することが可能である。また、方立2および無目3からなる枠体に面材である障子4が支持されるものに限らず、枠体としては、枠材を四周枠組みした窓枠であってもよく、面材としては、単体のパネル材等から構成されるものであってもよい。
また、前記実施形態では、錠装置本体11や全半開装置本体21を面材である障子4に設け、錠受け部12や受け部材22,22Cを枠体である方立2に設けたが、これに限らず、枠体側に錠装置本体や全半開装置本体を設け、面材側に錠受け部や規制受け部を設けてもよい。
また、前記実施形態では、錠装置としてリンケージバー16を有するグレモン錠10,10Aを用いたが、錠装置としては、このような構成に限らず、一般的なシリンダー錠のような構成でもよく、その他任意の形式の錠が利用できる。そして、前記実施形態では、錠操作部として操作ハンドル14を用いたが、これに限らず、錠操作部としては、錠装置を解錠するための機能のみを有したもの、例えば操作つまみやレバー、ダイアルなどであってもよく、この場合には、屋内側から面材を開放操作するための固定ハンドルが別途設けられていてもよい。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1…外開き窓(建具)、2…方立(枠体)、3…無目(枠体)、4…障子(面材)、14…操作ハンドル(操作部)、16…リンケージバー(連動部)、20,20A,20B,20C…全半開装置(開放角度規制装置)、22,22C…受け部材(規制受け部)、23…ベース部材(支持部材)、24,24A…スライド部材(規制切替手段)、25,25A…角度規制アーム、26…案内部材(支持部材)、27…コイルばね(付勢手段)、28…操作つまみ(規制切替手段)、161…連動ピン(連動突起)、232,233…係止突部、245…連動長孔、255…係止突起、257…係止段部、264…係止溝部。

Claims (6)

  1. 枠体に開閉自在に支持される面材の開放角度を規制する開放角度規制装置であって、
    前記枠体および面材のうちの一方に一端側が回動自在に支持される角度規制アームと、
    前記枠体および面材のうちの他方に設けられて前記角度規制アームの他端側に係合可能な規制受け部と、
    前記規制受け部による前記角度規制アームの他端側の係合状態と非係合状態とを切り替え可能な規制切替手段と、
    前記角度規制アームの回動時において前記係合状態から非係合状態への切り替わりを規制する係合維持手段とを備え、
    前記規制切替手段は、前記枠体および面材のうちの一方に移動不能に設けられる支持部材と、この支持部材にスライド自在に支持されるスライド部材とを有し、前記スライド部材に前記角度規制アームの一端側が回動自在に連結されるとともに、当該スライド部材の係合側へのスライドにより前記角度規制アームの他端側を前記係合状態とし、当該スライド部材の非係合側へのスライドにより前記角度規制アームの他端側を前記非係合状態に切り替え可能に構成され、
    前記係合維持手段は、前記角度規制アームの一端側および前記支持部材の一方に設けられる第1係止部と、他方に設けられて当該角度規制アームの回動時に前記第1係止部に当接可能な第2係止部とを有して構成され、前記第1係止部と第2係止部との当接によって前記スライド部材の非係合側へのスライドが規制され
    前記規制切替手段には、前記スライド部材を係合側に付勢する付勢手段が設けられている開放角度規制装置。
  2. 前記第1係止部は、前記角度規制アームの一端側に設けられる係止突起で構成され、前記第2係止部は、前記支持部材に形成されて前記係止突起を受け入れ可能な係止溝部で構成される請求項1に記載の開放角度規制装置。
  3. 枠体に開閉自在に支持される面材の開放角度を規制する開放角度規制装置であって、
    前記枠体および面材のうちの一方に一端側が回動自在に支持される角度規制アームと、
    前記枠体および面材のうちの他方に設けられて前記角度規制アームの他端側に係合可能な規制受け部と、
    前記規制受け部による前記角度規制アームの他端側の係合状態と非係合状態とを切り替え可能な規制切替手段と、
    前記角度規制アームの回動時において前記係合状態から非係合状態への切り替わりを規制する係合維持手段とを備え、
    前記規制切替手段は、前記枠体および面材のうちの一方に移動不能に設けられる支持部材と、この支持部材にスライド自在に支持されるスライド部材とを有し、前記スライド部材に前記角度規制アームの一端側が回動自在に連結されるとともに、当該スライド部材の係合側へのスライドにより前記角度規制アームの他端側を前記係合状態とし、当該スライド部材の非係合側へのスライドにより前記角度規制アームの他端側を前記非係合状態に切り替え可能に構成され、
    前記係合維持手段は、前記角度規制アームの一端側および前記支持部材の一方に設けられる第1係止部と、他方に設けられて当該角度規制アームの回動時に前記第1係止部に当接可能な第2係止部とを有して構成され、前記第1係止部と第2係止部との当接によって前記スライド部材の非係合側へのスライドが規制され
    前記第1係止部は、前記角度規制アームの中間部に設けられる係止段部で構成され、前記第2係止部は、前記支持部材から前記係止段部に向かって突出して形成された係止突部で構成される開放角度規制装置。
  4. 前記係止突部は、左右一対で構成され、前記スライド部材が非係合側へスライドされた際に前記角度規制アームが前記一対の係止突部間に案内される請求項3に記載の開放角度規制装置。
  5. 枠体に開閉自在に支持される面材の開放角度を規制する開放角度規制装置であって、
    前記枠体および面材のうちの一方に一端側が回動自在に支持される角度規制アームと、
    前記枠体および面材のうちの他方に設けられて前記角度規制アームの他端側に係合可能な規制受け部と、
    前記規制受け部による前記角度規制アームの他端側の係合状態と非係合状態とを切り替え可能な規制切替手段と、
    前記角度規制アームの回動時において前記係合状態から非係合状態への切り替わりを規制する係合維持手段とを備え、
    前記規制切替手段は、前記枠体および面材のうちの一方に移動不能に設けられる支持部材と、この支持部材にスライド自在に支持されるスライド部材とを有し、前記スライド部材に前記角度規制アームの一端側が回動自在に連結されるとともに、当該スライド部材の係合側へのスライドにより前記角度規制アームの他端側を前記係合状態とし、当該スライド部材の非係合側へのスライドにより前記角度規制アームの他端側を前記非係合状態に切り替え可能に構成され、
    前記係合維持手段は、前記角度規制アームの一端側および前記支持部材の一方に設けられる第1係止部と、他方に設けられて当該角度規制アームの回動時に前記第1係止部に当接可能な第2係止部とを有して構成され、前記第1係止部と第2係止部との当接によって前記スライド部材の非係合側へのスライドが規制され
    前記枠体および面材のうちの一方には、室内側から操作可能な操作部と、この操作部に連動して前記スライド部材のスライド方向と平行に移動自在な連動部とが設けられ、
    前記スライド部材と前記連動部とのいずれか一方には、他方に向かって突出する連動突起が設けられ、他方には、前記連動突起を挿通可能でかつ前記スライド方向に長く形成された連動長孔が設けられ、前記操作部の全開側への操作により前記連動突起と連動長孔とが係合して前記スライド部材がスライドし、前記角度規制アームの他端側が非係合状態に切り替えられる開放角度規制装置。
  6. 建物開口部に設けられる枠体と、この枠体に開閉自在に支持される面材と、前記枠体に対して前記面材の開放角度を規制する請求項1から請求項5のいずれかに記載の開放角度規制装置とを備える建具。
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