JP4693535B2 - 施錠装置 - Google Patents

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Description

本発明は、開口部を開閉する開閉体の停止状態を保持する施錠装置に係り、好適には、シャッター装置の施錠構造に関するものである。
建物開口部や窓開口部に設置されるシャッター装置の施錠構造として、本出願人は、特許文献1を出願している。特許文献1に開示された施錠装置は、ガイドレール内に配設される回動係止体を有し、当該回動係止体は、突出姿勢(施錠状態)と収納姿勢(解錠状態)との間で回動可能となっている。シャッターカーテンの通常の開閉作動時には、回動係止体は収納姿勢となって、シャッターカーテンの開閉作動に支障を来たすことが無く、開口部全閉状態の施錠時には、回動係止体が突出姿勢となって、突出する回動係止体の先端がシャッターカーテンに係止することでシャッターカーテンの持ち上げを防止する。上記施錠装置を、座板錠に加えて設けることで、防犯機能がより向上される。
特許文献1における回動係止片11´の先端は、図13に示すように円弧を描いて回動するため、回動係止片が突出姿勢から収納姿勢へ回動する時には、シャッターカーテンを押し下げるようにして回動する。シャッターカーテンは、巻取体に内蔵されたスプリングによって上がり勝手となっていることから、回動係止体を突出姿勢から収納姿勢に切り替える前に、座板錠を先に解錠したような場合には、回動係止体先端の回動方向に抗する方向に力が作用して、突出姿勢から収納姿勢への切り替え操作をスムーズに行うことができないおそれがある。
したがって、特許文献1に開示された施錠装置をさらに改良することで、回動係止体の突出姿勢から収納姿勢への切り替え操作をスムーズに行うようにすることが望まれる。また、シャッター装置に用いる施錠装置に限らず、開口部の面方向に移動して当該開口部を開閉する開閉体に用いる施錠装置においても、開閉体が開き勝手となっているような場合には、回動係止体の突出姿勢から収納姿勢への切り替え操作をスムーズに行うことは有用である。
特開2005−180129
本発明は、突出姿勢と収納姿勢との間で切り替え可能な回動係止体を備えた施錠装置において、回動係止体の突出姿勢から収納姿勢への切り替え操作をスムーズに行うことを目的とするものである。
本発明は、開閉体を案内する枠体に固定され、開閉体の停止位置を保持する施錠装置であって、基端部を介して回動自在であり、施錠状態では突出姿勢となり、解錠状態では収納姿勢となる回動係止体と、回動係止体の基端部に連繋されており、開閉体の移動方向に移動することで、施錠状態と解錠状態とを切り替える切替体と、からなり、施錠状態では突出姿勢にある回動係止体の先端部が開閉体の被係止部に係止し、施錠状態から解錠状態への切替時には、切替体を開閉体の開放方向に移動させることで、回動係止体は、開閉体の開放方向に移動しながら回動して収納姿勢となる。一つの態様では、回動係止体と切替体とは支軸を介して連繋される。
一つの好ましい態様では、前記開閉体は、シャッターカーテンであり、開閉体の被係止部はスラットであるが、本発明に係る開閉体は、シャッターカーテンに限定されず、その面方向に移動して開口部を開閉する開閉体であればよい。開閉体は上下方向に移動するものでも、左右方向に移動するものでもよく、また、垂直方向に延出するものでも、水平方向に延出するものでもよい。また、本発明に係る施錠装置は、開き勝手(シャッターカーテンであれば上がり勝手)となっている開閉体に対して特に有効である。
本発明の1つの技術手段では、前記施錠装置は、開閉体を案内する枠体に固定した基枠と、基枠に、開閉体の移動方向に移動可能に設けられた可動支軸と、前記可動支軸に装着された基端部を介して回動自在であり、施錠状態では基枠から突出した突出姿勢となり、解錠状態では基枠内に収納された収納姿勢となり、弾機によって基枠から突出する方向に付勢されている回動係止体と、前記可動支軸に装着されており、基枠に対して開閉体の移動方向に移動することで、施錠状態と解錠状態とを切り替える切替体と、基枠に、前記可動支軸に対して回動係止体の突出方向側に設けられ、かつ、施錠状態における回動係止体の基端部に近接するように設けられたガイドピンと、からなり、施錠状態では突出姿勢にある回動係止体の先端部が開閉体の被係止部に係止しており、施錠状態において、前記ガイドピンは、回動係止体の基端側に当接することで当該回動係止体の突出方向の回動を許容し、施錠状態から解錠状態への切替時には、切替体により前記可動支軸を開閉体の開放方向に移動させることで、回動係止体は、当該回動係止体が当接するガイドピン案内されて開閉体の開放方向に移動しながら弾機の付勢力に抗して回動して収納姿勢となり、解錠状態において、前記ガイドピンは、回動係止体の中間部位に当接することで当該回動係止体の突出方向の回動を規制している。
本発明の他の技術手段は、複数のスラットをインターロック部を介して上下に連設してなるシャッターカーテンが左右のガイドレールに案内されながら上下動して開口部を開閉するシャッター装置の施錠装置であって、左右のガイドレールにそれぞれ固定した基枠と、基枠に上下方向に移動可能に設けられた可動支軸と、可動支軸に下端部が装着され、基枠に対して上下方向に移動することで、施錠状態と解錠状態とを切り替える切替体と、可動支軸に上端部が回動自在に装着され、施錠状態では基枠から突出した突出姿勢となり、解錠状態では、基枠内に収納された収納姿勢となり、弾機により基枠から突出する方向に付勢されている回動係止体と、基枠に、前記可動支軸に対して回動係止体の突出方向側に設けられ、かつ、施錠状態における回動係止体の基端部に近接するように設けられガイドピンと、からなる。施錠状態では突出姿勢にある回動係止体の先端部がシャッターカーテンのスラットに係止しており、施錠状態において、前記ガイドピンは、回動係止体の基端側に当接することで当該回動係止体の突出方向の回動を許容し、施錠状態から解錠状態への切替時には、切替体による可動支軸の上動によって、回動係止体は、当該回動係止体が当接するガイドピンに案内されて上動しながら弾機の付勢力に抗して回動し収納姿勢となり、解錠状態において、前記ガイドピンは、回動係止体の中間部位に当接することで当該回動係止体の突出方向の回動を規制している。好ましくは、被係止部は、シャッターカーテンのスラットのインターロック部であるが、スラット自体(例えば、スラットが凹部を形成するような形状を有している)に回動係止体を係止させるものでもよい。
一つの好ましい態様では、前記基枠には、施錠状態、解錠状態にそれぞれ対応する位置に係合受部が形成されており、前記切替体にはそれぞれの係合受部に選択的に係合する係合部が形成されている。こうすることで、施錠状態、解錠状態において、開閉体の移動方向に移動可能な部材である回動係止体や切替体の移動を規制することができ、特に、回動係止体や切替体が上下方向に移動可能な場合には有用である。さらに、一つの好ましい態様では、前記係合受部は基枠に形成された開口部であり、前記係合部は板状の係合部であり、切替体は、支軸に対して回動可能に装着されており、係合受部と係合部との係合状態では、開口部を形成する端面と板状係合部の端面とが当接することで、基枠に対する切替体の移動を規制し、切替体を、支軸を介して回動させることで、前記係合状態を解除する。こうすることで、基枠の板厚内で省スペースで係合状態を得るものでありながら、施錠装置として耐え得る十分な強度を確保できる。さらに好ましくは、バネ材によって、開口部からなる係合受部と板状係合部との係合状態を保持させ、切替時には、バネ材によるバネ力に抗して切替体を回動させる。
本発明では、施錠状態から解錠状態への切替操作時には、回動係止体は、開閉体の開放方向に移動しながら回動するため、回動係止体の先端は開閉体の被係止部から開放方向に離れるように移動するので、開閉体が開き勝手の場合であっても、回動係止体の突出姿勢から収納姿勢への切り替え操作をスムーズに行うことができる。
図1は、窓開口部に設置された手動シャッター装置1の全体正面図であって、2は複数のスラット2a、2a…をインターロック部2b、2b…を介して連結してなるシャッターカーテン、3は図示しない巻取ドラムを内装したシャッターケース、4、4は上記シャッターカーテン2の左右両端部を呑み込む後述するガイド溝5、5を形成して離間対向する左右のガイドレールであり、シャッターケース3内の巻取ドラムの回転によってシャッターカーテン2をガイドレール4、4に沿って昇降移動させて窓開口部1を開閉するよう構成されている。
シャッター装置1は、二つの施錠装置7,8を有している。施錠装置7は、シャッターカーテン2の最下部に位置する座板6に設けた施錠操作部7aと、左右のガイドレール4、4の下端に設けたラッチ掛かり7b、7bと、ラッチ掛かり7b、7bに係脱自在に出没する係止杆7c、7cと、から構成されている。施錠装置8は、ガイドレール4、4に装着されている。施錠装置8は、ガイドレール4の下方の座板6に近い部位(施錠装置7と干渉しない位置)からガイドレール4の上方のまぐさ部に近い部位の間のいずれの部位に設けることが可能である。一つの好ましい態様では、施錠装置8は、施錠・解錠操作が容易である部位(例えば、ガイドレール4の下端から高さ方向中央部位の間の部位)を選択して装着される。図2に示すように、ガイド溝5を形成する対向する側壁5a、5bのうち、屋内側Aに位置する側壁5aの内面から屋外側の対向する側壁5bの内面に向かって出没自在な回動係止体11を有する施錠装置8を各ガイドレール4、4の中間部位にそれぞれ装着する。各施錠装置8、8に対する屋内側Aからの操作つまみ17,17による閉操作で、突出した回動係止体11の先端縁を、ガイドレール4、4内に呑み込まれたシャッターカーテン2の両端部のインターロック部2b、2bに係止させる。操作つまみ17は、ガイドレール4の屋内側に位置する側壁5aの外面で上下スライド可能に構成されている。操作つまみ17は、ガイドレール4の側壁5aの外面に位置するものに限定されず、屋内側から操作可能であれば、ガイドレール4の正面壁や底壁に位置させてもよい。尚、40,40はシャッター装置1を設置する窓開口部において出窓形式とする場合に、図示しない窓枠およびシャッター装置1を建物の躯体外方に持ち出す構成で採用される補助縦枠である。シャッターカーテン2の全閉時には、それぞれの施錠機構7,8を施錠することで、シャッターカーテン2の持ち上げを防止する。本発明に係る実施例は、特許文献1に開示された施錠装置をさらに改良するものであって、施錠装置8の基本的な機能や取付位置、作用効果については、特許文献1の記載を参照することができる。また、施錠装置8と組み合わせて用いられる施錠装置7は図示のものには限定されず、施錠装置8は単独で施錠装置を構成することもできる。
施錠装置8は、ガイドレール4へ取り付けられる基枠を構成する外枠9、内枠10、回動係止体11、切替体12、回動係止体11の回動支点を構成する支軸13、外枠9に固定されたガイドピン14及びピン15、内枠10に固定されたバネ材16、切替体12に固定された操作つまみ17、回動係止体11を突出方向に付勢するコイル弾機18から構成されている。施錠装置8は、外枠9を介してガイドレール4に装着される。施錠装置8は、ガイド溝5を形成する対向する側壁5a,5bのうち、屋内側に位置する側壁5aの内面に取り付けられる。施錠装置8の回動係止体11は、側壁5aの内面から屋外側Bの側壁5b内面に対して出没自在である。回動係止体11は、屋内側Aからの閉操作によって屋外側Bの側壁5bの内面に向かって突出し、回動係止体11の先端部がガイドレール4内に呑み込まれたシャッターカーテン2の両端部のインターロック部2b、2bに係止することで、全閉時におけるシャッターカーテン2の上動を規制する。外枠9は基枠として、ガイドレール4の側壁5aの内面に立姿状に装着され、内枠10、回動係止体11、切替体12、バネ材16(内枠10に装着されている)、操作つまみ17(切替体12に装着されている)、コイル弾機18(支軸13に装着されている)は、支軸13(外枠9に上下方向に移動自在に設けてある)を介して、外枠9に対して上下方向に移動可能に装着されている。以下、施錠装置8の各構成要素について説明する。
図7に示すように、外枠9は、縦長の部材であり、縦長の板状底部90と左右の板状側部91,91とから形成され、断面視略コ字形状を有している。底部90の上下部位には取付用の螺子孔900,900が形成されている。外枠9は、螺子孔900,900を介して、螺子を用いて、ガイドレール4の側壁5aの内面に固定される。対向状の左右の側部91の長さ方向中間部位から下方にかけて、ガイド長孔92が形成されている。ガイド長孔92は、側部91において、底部90寄り(屋内側)に位置して形成されている。左右の側部91の長さ方向中間部位から上方にかけて、側部91の底部90から離隔する側(屋外側)の部位を絞るようにしてガイド面93が形成されていると共に、側部91のガイド面93の底部側(屋内側)の部位には切り欠き部94が形成されている。側部91を絞って形成したガイド面93は、切替体12を、振れを抑えながら上下に案内する役割を有する。尚、切替体12の移動時の振れを抑える手段は、このようなガイド面93に限定されるものではなく、切替体12側にガイド突起のようなものを形成してもよい。底部90の長さ方向中間部位から上方にかけて、ガイド面93、切り欠き部94に対応して、係止受部95が形成されている。係止受部95は、横長方形状の上側開口部950と、横長方形状の下側開口部951と、上側開口部950と下側開口部951を隔てる水平片952とからなる。
図8に示すように、内枠10は、外枠9に比べて短尺の部材であり、方形の板状底部100と左右の板状側部101,101とから形成され、断面視略コ字形を有している。内枠10は外枠9内を外枠9の長さ方向にスライド可能なように装着される。外枠9及び内枠10は、外枠9内に内枠10を受け入れた状態で、内枠10の左右の側部101,101の外面が、外枠9の左右の側部91,91の内面に近接するような寸法に形成されている。内枠10は、支軸13を介して、回動係止体11および切替体12と連結されており、回動係止体11及び切替体12は、内枠10と共に、外枠9に対して上下に移動可能となっている。
図9に示すように、回動係止体11は、板状の本体110と左右の側部111,111とから構成されており、左右の側部111の上端側は本体110の上端よりも若干突出しており、突出部には支軸13を挿通させる挿通孔112が形成されている。回動係止体11は上方側(基端側)の挿通孔112に挿通された支軸13を回動支点として、突出姿勢と収納姿勢との間で回動自在となっている。突出姿勢において、本体110の下方側の先端がスラット2aのインターロック部2bに係止することで施錠状態となる。回動係止体11は、回動係止体11の本体110と内枠10の底部100との間に介在させたコイル弾機18により屋外側Bの側壁5bに向けて回動自在に弾持される。
図10に示すように、切替体12は、対向状の左右の側部120,120と、側部120の上方部位に、左右の側部120を連結するように一体形成された板状の係合部121とを有する。側部120は、屋内側から屋外側へ延出する板状部であり、側部120の屋外側端縁の上方部位は、屋外側(回動係止体11の突出方向)に突成しており、幅広状に形成されている。板状の係合部121は、側部120の屋内側端縁よりも、屋内側に偏倚して位置しており、板状の係合部121は、その板厚分、側部120よりも屋内側に突出している。左右の側部120の下方部位には、支軸13を挿通させる挿通孔122が形成されている。切替体12の下端部は、支軸13に回動自在に装着されており、切替体12は、支軸13を介して外枠9に対して移動自在(上下方向及び回動)に構成されている。切替体12を外枠9に対して上下動させて支軸13を上下動させることで、施錠状態と解錠状態とを切り替えるようになっている。左右の側部120の上方部位には、螺子孔123,123が形成されている。係合部121にも螺子孔124が形成されている。いずれかの螺子孔123,124を用いて少なくとも一つの操作つまみ17が切替体12に連結される。係合部121は、外枠9の底部90に形成された上側開口部950と下側開口部951にそれぞれ係合するような寸法に形成されている。切替体12は下端の支軸13を介して回動可能であり、切替体12を回動させることで、係合部121と上側開口部950、下側開口部951とを係脱させる。
内枠10の底部100には、バネ材16が装着されている。図11に示すように、バネ材16は板バネ材であって、バネ材16の上端側は、内枠10の底部100の上端縁よりも上方に突出しており、湾曲状の押圧面160に形成されている。バネ材16の押圧面160は係合部121に当接しており、係合部121と上側開口部950ないし下側開口部951との係合状態を維持するように、係合部121を押圧している。すなわち、バネ材16は、下端部の支軸13を介して回動自在である切替体12の回動を規制している。尚、バネ材16の上方部位の幅方向中央部位は、切替体12の板状の係合部121に形成された螺子孔124に対応して切り欠かれている。実施例では板バネ材からなるバネ材16を示したが、バネ材16は板バネ材に限定されるものではなく、線状のバネ材から所望の形状に形成されたバネ材であってもよい。
外枠9の側部91に形成した左右のガイド長孔92間には、水平状に延出する支軸13の両端が軸支されており、支軸13は、縦長のガイド長孔92に沿って外枠9の長さ方向(上下方向)に移動可能となっている。支軸13は、内枠10の左右の側辺101、切替体12の左右の側辺120の下端部位、回動係止体11の左右の側辺111の上端部位を貫通しており、回動係止体11は、基端側に位置する支軸13を介して外枠9に対して回動可能となっている。支軸13の上下動に伴って、内枠10、回動係止体11、切替体12も上下動する。支軸13には、コイル弾機18が巻装されており、コイル弾機18の中央部位の突出部180が回動係止体11の本体110の裏面に、コイル弾機18の両端部181が内枠10の底部100に、それぞれ当接しており、回動係止体11は、コイル弾機18の弾発力によって外枠9から突出する方向に付勢されている。
外枠9の左右の側部91間には、底部90から離隔した側(屋外側)に、外枠9の長さ方向(上下方向)に間隔を存して水平状に延出するガイドピン14,ピン15が設けてある。外枠9の側部91において、支軸13は底部90寄り(屋内側)に位置して設けられ、ガイドピン14、ピン15は、支軸13に対して回動係止体11の突出方向側(屋外側)に設けられている。下側のガイドピン14は、施錠状態における回動係止体11の本体110の基端部に近接するような位置に設けられ、施錠状態では回動係止体11の突出方向の回動を許容し、解錠状態では回動係止体11の突出方向の回動を規制する。より具体的には、ガイドピン14は、回動係止体11が突出姿勢にある施錠状態では、回動係止体11の本体110の基端側(上端側)の面部に当接し、回動係止体11が収納姿勢にある時には、回動係止体11の本体110の面部の中間部位に当接するような位置に設けてある。ガイドピン14は断面視円形状であり、回動係止体11が突出姿勢から外枠9内に退避する時に、支軸13を介して回動係止体11が上動されると、回動係止体11の本体110がガイドピン14の周面に当接し案内されながら、回動係止体11は上動しながら突出姿勢から閉じる方向に回動していき、回動係止体11は外枠9内に引き込まれて収納姿勢となり、回動係止体11の突出方向への回動はガイドピン14によって規制される。上側のピン15は、内枠10、切替体12の上端側の浮き上がりを防止する機能を有する。
図3、図6左図は、施錠状態にある施錠装置を示している。施錠状態では、内枠10、回動係止体11、切替体12は、外枠9に対して、下動した位置にあり、かつ、回動係止体11は外枠9から突出するように回動した突出姿勢となっている。施錠状態において、切替体12の係合部121は、外枠9の底部90に形成された下側開口部951内に係合しており、バネ材16の押圧部160によって、下側開口部951内における係合部121の係合状態が維持される。係合状態では、係合部121の上側の端面は、外枠9の底部90に形成された水平片952の下側の端面(下側開口部951の上側の端面)に面同士で当接することで、切替体12の上動が規制される。
施錠状態では、支軸13は、外枠9の側部91に形成されたガイド長孔92の下端に位置しており、回動係止体11の本体110は、ガイドピン14による回動規制から自由となって、回動係止体11は、コイル弾機18の弾発力によって、支軸13を介して、外枠9から突出する方向に回動する。突出姿勢であっても、回動係止体11の本体110の上端部位がガイドピン14に当接しており、突出姿勢から収納姿勢への切替時における、ガイドピン14による、回動係止体11のガイドをスムーズに行うようになっている。
図4、図6右図は、解錠状態にある施錠装置を示している。解錠状態では、内枠10、回動係止体11、切替体12は、外枠9に対して、上動した位置にあり、かつ、回動係止体11は外枠9内に収納された収納姿勢となっている。解錠状態において、切替体12の係合部121は、外枠9の底部90に形成された上側開口部950内に係合しており、バネ材16の押圧部160によって、上側開口部950内における係合部121の係合状態が維持される。係合状態では、係合部121の下側の端面は、外枠9の底部90に形成された水平片952の上側の端面(上側開口部950の下側の端面)に当接することで、切替体12の下動が規制される。
解錠状態では、支軸13は、外枠9の側部91に形成されたガイド長孔92の上端に位置しており、回動係止体11の本体110の面部が、ガイドピン14に当接することで、コイル弾機18の弾発力による突出方向の回動が規制されている。
切替体12には、切替体12を介して施錠装置を、解錠状態と施錠状態とに切り替えるための操作つまみ17が装着されている。操作つまみ17によって、バネ材16の押圧部160の押圧力に抗して、切替体12を下端の支軸13を介して屋外側へ回動させることで、切替体12の係合部121と外枠9の外部90に形成した上側開口部950ないし下側開口部951との係合状態を解除して、内枠10、回動係止体11、切替体12の移動規制を解除し、操作つまみ17を上動あるいは下動させることで、外枠9に対して、切替体12、内枠10、回動係止体11を上動あるいは下動させる。
平常時のシャッターカーテン2の昇降時には、操作つまみ17は上方に押し上げられた「開」位置にあり、施錠装置8は解錠状態であり、切替体12の係合部121が上側開口部950に係合して解錠状態が保持される。上述のように、解錠状態では、回動係止体11は、外枠9内に退避した収納姿勢となっており、ガイドレール4内を昇降移動するシャッターカーテン2の通常の開閉作動に支障を来すことがない。
シャッターカーテン2を全閉状態で施錠する場合は、座板6に設けた施錠装置7の施錠と共に、ガイドレール4に設けた施錠装置8の操作つまみ17により切替体12を回動させて切替体12の係合部121と上側開口部950との係合状態を解除し、さらに、操作つまみ17を下方に押し下げて「閉」位置に切り替えることで、施錠状態となる。この時、操作つまみ17の下方への移動により、切替体12、内枠10、回動係止体11も外枠9に案内されて下方へ移動し、回動係止体11が下方に移動すると、回動係止片11の本体110の面部に対するガイドピン14の当接が解除されて、回動係止体11が支軸13を回動支点としてコイル弾機18の付勢力により対向する側壁5b側に向かって回動して突出姿勢となる。操作つまみ17が「閉」位置となる施錠状態では、切替体12の係合部121は下側開口部951と係合状態となる。そして、外枠9から突出する回動係止体11の先端部が、施錠装置8の近傍に位置する上下のスラット2a間のインターロック部2bに当接し、施錠装置8が施錠状態を保持することになる。
二つの施錠装置7,8により施錠状態となっているシャッター装置に対して、座板6と下枠との間の隙間にバール、鉄棒等を差し込みことにより、第1施錠装置7を破壊したとしても、全閉状態にあるシャッターカーテン2を持ち上げようとした際、施錠装置8の近傍に位置する上位スラットの裏面に当接していた回動係止体11の先端縁が、下位スラットとのインターロック部2bに上方から係止され、シャッターカーテン2を持ち上げようとしても、シャッターカーテン2は閉鎖状態を保持したままとなる。
施錠装置を、施錠状態から解錠状態とする場合は、操作つまみ17により切替体12を回動させて切替体12の係合部121と下側開口部951との係合状態を解除し、さらに、操作つまみ17を上方に押し上げて「開」位置に切り替える。この時、操作つまみ17の上方への移動により、切替体12、内枠10、回動係止体11が上方に移動される。施錠状態から解錠状態への切替時には、切替体12の上動に伴う支軸13の上動によって、回動係止体11は本体110の面がガイドピン14に当接し、案内されながら、回動係止体11が支軸13を回動支点としてコイル弾機18の付勢力に抗する方向に回動しながら上動して、外枠9内に引き込まれていく。「開」状態では、切替体12の係合部121は上側開口部950と係合状態となる。解錠操作時には、回動係止体11は外枠9に対して上動しながら突出姿勢から閉じる方向に回動するので、回動係止体11の先端は上方(シャッターカーテンの開放方向)に移動しながら回転して、図12に示すような移動軌跡を辿り、スムーズな解錠操作が可能となる。
本発明は、シャッター装置の施錠装置に利用することができる。
シャッター装置の屋内側から見た全体正面図である。 (a)は施錠機構の一部省略要部拡大正面図、(b)は同上要部断面図である。 施錠状態にある施錠装置を示す図である。 解錠状態にある施錠装置を示す図である。 施錠状態にある施錠装置の正面図及び背面図であり、内部の構成部材を点線で示す。 左図は、施錠状態にある施錠装置の側面図、右図は、解錠状態にある施錠装置の側面図であり、内部の構成部材を点線で示す。 外枠を示す部品図である。 内枠を示す部品図である。 回動係止体を示す部品図である。 切替体を示す部品図である。 バネ材を示す部品図である。 施錠状態から解錠状態への回動係止体、切替体の動きを示す図である。 従来の施錠装置の回動係止体の回動軌跡を示す図である。
符号の説明
2 シャッターカーテン
2a スラット
2b インターロック部
8 施錠装置
9 外枠
10 内枠
11 回動係止体
12 切替体
13 支軸
14 ガイドピン
15 ピン
16 バネ材
17 操作つまみ
18 コイル弾機

Claims (3)

  1. 開閉体を案内する枠体に固定され、開閉体の停止位置を保持する施錠装置であって、
    開閉体を案内する枠体に固定した基枠と、
    基枠に、開閉体の移動方向に移動可能に設けられた可動支軸と、
    前記可動支軸に装着された基端部を介して回動自在であり、施錠状態では基枠から突出した突出姿勢となり、解錠状態では基枠内に収納された収納姿勢となり、弾機によって基枠から突出する方向に付勢されている回動係止体と、
    前記可動支軸に装着されており、基枠に対して開閉体の移動方向に移動することで、施錠状態と解錠状態とを切り替える切替体と、
    基枠に、前記可動支軸に対して回動係止体の突出方向側に設けられ、かつ、施錠状態における回動係止体の基端部に近接するように設けられたガイドピンと、
    からなり、
    施錠状態では突出姿勢にある回動係止体の先端部が開閉体の被係止部に係止しており、施錠状態において、前記ガイドピンは、回動係止体の基端側に当接することで当該回動係止体の突出方向の回動を許容し
    施錠状態から解錠状態への切替時には、切替体により前記可動支軸を開閉体の開放方向に移動させることで、回動係止体は、当該回動係止体が当接するガイドピン案内されて開閉体の開放方向に移動しながら弾機の付勢力に抗して回動して収納姿勢となり、解錠状態において、前記ガイドピンは、回動係止体の中間部位に当接することで当該回動係止体の突出方向の回動を規制している
    施錠装置。
  2. 複数のスラットをインターロック部を介して上下に連設してなるシャッターカーテンが左右のガイドレールに案内されながら上下動して開口部を開閉するシャッター装置の施錠装置であって、
    左右のガイドレールにそれぞれ固定した基枠と、
    基枠に上下方向に移動可能に設けられた可動支軸と、
    可動支軸に下端部が装着され、基枠に対して上下方向に移動することで、施錠状態と解錠状態とを切り替える切替体と、
    可動支軸に上端部が回動自在に装着され、施錠状態では基枠から突出した突出姿勢となり、解錠状態では、基枠内に収納された収納姿勢となり、弾機により基枠から突出する方向に付勢されている回動係止体と、
    基枠に、前記可動支軸に対して回動係止体の突出方向側に設けられ、かつ、施錠状態における回動係止体の基端部に近接するように設けられガイドピンと、
    からなり、
    施錠状態では突出姿勢にある回動係止体の先端部がシャッターカーテンのスラットに係止しており、施錠状態において、前記ガイドピンは、回動係止体の基端側に当接することで当該回動係止体の突出方向の回動を許容し
    施錠状態から解錠状態への切替時には、切替体による可動支軸の上動によって、回動係止体は、当該回動係止体が当接するガイドピンに案内されて上動しながら弾機の付勢力に抗して回動し収納姿勢となり、解錠状態において、前記ガイドピンは、回動係止体の中間部位に当接することで当該回動係止体の突出方向の回動を規制している
    施錠装置。
  3. 前記基枠には、施錠状態、解錠状態にそれぞれ対応する位置に係合受部が形成されており、前記切替体には各係合受部に係合する係合部が形成されている、請求項1あるいは2に記載の施錠装置。
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