JP5364389B2 - オーニング窓 - Google Patents

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本発明は、オーニング窓に関するものである。
窓開口部の高さ方向に複数段に設けた複数の障子が、窓開口部の少なくとも一方の竪枠に沿って上下動可能に設けた連結桿の上下動に連動して開閉するオーニング窓が知られている(特許文献1)。また、図10、図11は従来のオーニング窓に関する図面であり、図10、図11において、説明の便宜上、本発明の構成要素と同一の要素については同じ参照番号が付してある。
従来のオーニング窓は、図10に示すように、一方の竪枠3Aの室内側面部の下方部位に操作部15´が設けてあり、操作部15´と連結桿とを伝動連結することで、操作部15´によって連結桿を上下動させることで障子を開閉する。
図11に、操作部15´と連結桿6Aの伝動連結の構成を詳細に示す。左右の連結桿は、左右の連結桿6に上端部が回動自在に連結されたコンロッド12と、コンロッド12の下端部に上端部が回動自在に連結され、下端部が回動支点となるスイングアーム13と、からなる屈伸機構によって上下動可能に支持されている。一方の竪枠3Aの下方部位には、室内側に位置して、屈伸機構を上下に屈伸させる操作ハンドル15が設けてある。操作ハンドル15はオペレータアーム16の基端側に連結されており、操作ハンドル15の操作によりオペレータアーム16の先端側を上下動させることで、連結板17´を介してコンロッド12を回動させる。
しかしながら、上記のように連結板17´がコンロッド12に直接連結するものでは、コンロッド12及びスイングアーム13が窓枠1の下枠付近に固定されているため、操作部15´の位置が窓枠1の下方部位に限定されてしまうという短所がある。オーニング窓の設置場所等によっては、操作部15´が窓枠1の下方部位にあると操作性が悪い場合があり、操作部15´を操作しやすい任意の高さ位置に設けたいという要望がある。
特開2007−63824
本発明は、操作部の取付位置を窓枠の高さ方向の任意の位置とすることができるオーニング窓を提供することを目的とする。
本発明が採用した技術手段は、
窓開口部の一方の竪枠に設けた操作部及び作動機構によって、左右の竪枠に沿って上下動可能に設けた連結桿を上下作動させて障子を開閉するオーニング窓において、
前記作動機構は、操作部の操作によって上下動するオペレータアームと、前記連結桿に回動可能に直接連結されており、前記オペレータアームの上下動に連動して上下動することで前記連結桿を上下作動させる連結板と、からなり、
前記連結桿に対する前記連結板の連結位置の高さを選択することで、前記操作部の取付位置が前記竪枠の高さ方向に選択可能となっている、
オーニング窓、である。
1つの態様では、
窓開口部の高さ方向に複数段に設けた複数の障子を備え、
前記連結桿は、各障子に対応するように高さ方向に連続する複数の単位部位からなり、
各障子の側面は、上方部位に設けた第1アームと、第1アームと竪枠との間を連結する第2アームと、下方部位に設けたロック受けと、を備え、
前記連結桿の各単位部位の上端側には、各障子の側面の上方部位に設けた第1アームに対応してガイドプレートが設けてあり、
各障子は、第1アームが、前記連結桿の下動に連動して前記ガイドプレートによって下方に作動されることで、第2アームが回動して障子の下端側がすべり出すように傾斜姿勢となって開放状態となり、
閉鎖状態において、最下位の障子を除く各障子は、各障子の側面の下方部位に設けたロック受けが、最下位の障子を除く各障子に対応する単位部位の下端側に設けたロック手段(後述する実施態様では、ロック部材とカムプレートからなる)に係合されることで垂直姿勢が保持され、
前記作動機構の前記連結板が、最下位の障子を除く各障子に対応する各単位部位のいずれかの単位部位の高さ位置内に連結される場合には、前記連結板は、上下動する前記作動機構が最上位にある時に、当該作動機構の最上端が前記ガイドプレートよりも下方に位置し、上下動する前記作動機構が最下位にある時に、当該作動機構の最下端が前記ロック手段よりも上方に位置するような高さ範囲から所望の高さを選択して前記連結桿に取り付けられる。
1つの態様では、
前記連結桿の下端には、コンロッドとスイングアームとからなる屈伸機構が設けてあり、
閉鎖状態において、最下位の障子は、当該障子の側面の下方部位に設けたロック受けが、スイングアームに設けたロック手段に係合されることで垂直姿勢が保持され、
前記作動機構の前記連結板が、最下位の障子に対応する単位部位の高さ位置内に連結される場合には、前記連結板は、上下動する前記作動機構が最上位にある時に、当該作動機構の最上端が前記ガイドプレートよりも下方に位置するような高さ範囲から所望の高さを選択して前記連結桿に取り付けられる。
1つの態様では、
前記竪枠は、第1見込片と、第1見込片よりも開口部側に位置して当該第1見込片に離間対向する第2見込片と、前記第1見込片と第2見込片の室内側部位を連結する室内側見付片と、を備えており、
前記操作部は、室内側見付片の外面に設けてあり、
前記連結桿は、前記第1見込片の内面に沿って配置されており、
前記第2アームは、前記第2見込片の内面に連結されており、
前記オペレータアーム及び前記連結板は、前記第2アームと前記連結桿との間に形成された空間内で上下動可能である。
本発明では、連結桿を上下作動させる作動機構の連結板を直接連結桿に連結するようにしたので、前記連結桿に対する前記連結板の連結位置の高さを選択することが可能となり、前記操作部を、前記竪枠の高さ方向に選択した位置に取り付けることができる。
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1に示すように、オーニング窓は、窓枠1と、窓枠1によって形成された窓開口部を開閉する複数枚(図1では4枚を例示)の障子2とから構成されている。窓枠1は、左右の竪枠3A、3B、上枠4、下枠5から構成されている。障子2は、上框200、左右の竪框201、202、下框203、ガラス窓部204から構成されている。一方の竪枠3Aの室内側部位には、窓枠1の高さ方向に所望の取付部位を選択して一つの操作部15´が設けてあり、操作部15´によって複数枚の障子2を開閉操作する。
図2に示すように、竪枠3Aは、室外側に面する室外側見付片30と、室外側見付片30に対して直交状に延出する第1見込片31と、第1見込片31に対して開口部側に位置して、第1見込片31に離間対向して延出する第2見込片32と、両見込片31、32の室内側部位同士を連結する室内側見付片33と、を有している。室内側見付片33は、第1見込片31に対して、室外側見付片30と反対側(開口部側)に延出しており、両見込片31、32と室内側見付片33とから形成された空間Sを利用して後述する連結機構(障子2と窓枠1を連結する機構)、作動機構(連結機構を作動させる機構)、ロック機構(開口部全閉状態を維持する機構)が設けられる。以下において、両見込片31、32、室内側見付片33の空間Sに面する側の面を内面と言う。図2では、連結機構の一つの要素である連結桿6A、6Bのみ示し、他の要素は省略されている。竪枠3Bも竪枠3Aと同様の構成を備えている。
各障子2は、左右の竪枠3A、3Bと、各障子2の左右の側面(左右の竪框201、202)との間に設けた連結機構を介して窓枠1に開閉可能に連結されている。各障子2は、上端部を回動支点として室内外方向に回動可能であると共に、前記回動支点は、窓枠の左右の竪枠3A、3Bに沿って上下方向に移動自在に設けられた左右の連結桿6A、6Bの上下動に連動して上下方向に移動自在となっており、連結桿6を下動させることで各障子2は下端側が室外側へすべり出すように回動して傾斜姿勢となって開放状態となり、連結桿6A、6Bを上動させることで各障子2は垂直姿勢となって閉鎖状態となる。
連結機構について、主として竪枠3A側の連結機構に基づいて詳細に説明する。連結機構は、連結桿6Aと、第1アーム7と、第2アーム8と、ベース9と、ブラケット10と、ガイドプレート11と、を有する。連結桿6Aは、竪枠3Aの第1見込片31の内面の室内側部位に沿って設けてある。ベース9は、各障子2の上端部位に対応するように、竪枠3Aの第1見込片31(図4、図8に示すように、連結桿6Aよりも室外側部位)の内面に固定されている。ベース9には上下に延びる長穴90が形成されており、長穴90の上端部は後方(室内側)に傾斜している。
第1アーム7は、障子2の竪框201の上方部位に連結されており、第1アーム7の上端部は係合ピン70を介して、ベース9に回動自在かつ上下スライド自在に連結されている。第1アーム7の上部に突設した係合ピン70は、ベース9の長穴90内にスライド自在に嵌められており、長穴90にガイドされる。係合ピン70がベース9の長穴90の上端部に位置している時に障子2が直立姿勢となって窓開口部が閉じられ、係合ピン70が長穴90の下端部に位置している時に障子2が傾斜姿勢となって窓開口部が開放される(図4、図6参照)。
第1アーム7の下方側には、第2アーム8の上端部が回動自在に連結されている。図8に示すように、第2アーム8の下端部は竪枠3Aの第2見込片32の内面に固定されたブラケット10に回動自在に連結されている。図8から明らかなように、空間Sにおいて、ブラケット10、第2アーム8の第1見込片31側には、第2アーム8と干渉すること無しにオペレータアーム16、連結板17を上下動可能に受け入れる空間が形成されている。
ガイドプレート11は、連結桿6Aにおける各障子2の上方部位に対応する部分に、連結桿6から前方(室外側)に突出するように設けてあり、連結桿6Aの上下動に伴って、ガイドプレート11が上下動して、係合ピン70を上下に移動させる。ガイドプレート11には、長穴110が形成されており、長穴110は、垂直部と、垂直部の上端側から前方へ傾斜状に延びる傾斜部とから構成される。ガイドプレート11は、ベース9と第1アーム7の上端部との間に介装されており(図8参照)、長穴110内には、係合ピン70がスライド自在に嵌まっており、係合ピン70は、長穴110にガイドされる。障子2の閉位置でロック状態にある場合では、係合ピン70は長穴110の下端部に位置している(図4参照)。
閉状態から連結桿6Aおよびガイドプレート11が下動すると、係合ピン70が長穴110内を相対的に上方に移動して行き、長穴110の上側の縁部に押されて係合ピン70がベース9の長穴90の傾斜部を下方に移動する。係合ピン70が、長穴90の傾斜部を過ぎると、係合ピン70はガイドプレート11の長穴110の上端に位置した状態で、ピン70はベース9の長穴90の垂直部内を下方に移動し、第1アーム7が係合ピン70を中心にして前方に回動すると共に第2アーム8が下端部を中心として前方に回動し、障子2は下端側が室外側にすべり出すように傾動して傾斜姿勢となって開口部を開放する(図6参照)。
左右の連結桿6A、6Bの下端部位には、上端部が回動自在に連結されたコンロッド12と、コンロッド12の下端部に上端部が回動自在に連結され、下端部が回動支点となるスイングアーム13と、からなる屈伸機構が設けてある。連結桿6A、6Bの上下動に伴って屈伸機構が上下に屈伸しながら連結桿6を上下動可能に支持している。左右の屈伸機構は、左右のスイングアーム13の下端部の回動支点同士を連結する回動軸14によって連動連結されている。
竪枠3Aの室内側見付片33の外面の所定の高さ位置には、連結桿6Aを上下動させて障子2を開閉させるための操作部15´(操作ハンドル15+後述するケーシング16A)が設けてある。連結桿6Aには、操作部15´に対応する高さ位置に、連結桿6Aを上下動させる作動機構が連結されている。図示の態様では、室内側に露出する操作ハンドル15とケーシング16Aを合わせて操作部15´としているが、操作部は少なくとも操作ハンドルのような操作手段を備えていればよく、ケーシング16Aは操作部の任意要素である。
作動機構は、操作ハンドル15の回動操作によって先端側が上下動するオペレータアーム16と、オペレータアーム16の上下動に連動して上下動する連結板17とからなり、オペレータアーム16の基端側は操作ハンドル15に伝動連結されており、オペレータアーム16の先端側は連結板17の基端側に回動可能に連結されており、連結板17の先端は連結桿6Aに回動可能に連結されている。操作ハンドル15の操作でオペレータアーム16の先端側を上下に回動させることで、連結板17を介して連結桿6Aを上下動させる。竪枠3Aの室内側見付片33の外面には、操作部15´に位置して、室内側に突出するオペレータアーム16を内装するケーシング16Aが設けてある。ケーシング16Aには、障子2の全開・半開を選択するつまみ16Bが設けてある。
オーニング窓の開閉動作について説明する。図3、図4はオーニング窓の全閉状態を示し、障子2が閉鎖姿勢にあり、この状態から、ハンドル15を第1の方向に回転させると、オペレータアーム16が下方に回動して連結板17を下方に移動させ、連結板17が下方に移動することで、連結板17に連結されている一方の連結桿6Aがコンロッド12とスイングアーム13を屈曲させながら下方に移動する。スイングアーム13が下方に回動することで、回動軸14の回転が他方の連結桿6Bのスイングアーム及びコンロッドに伝達され、他方の連結桿6Bも同時に下動する。
連結桿6A、6Bが下方に移動すると、ガイドプレート11が下動し、各障子2は、第1アーム7がガイドプレート11によってベース9の長穴90に案内されながら下方に作動されることで、第1アーム7が係合ピン70を中心にして前方(室外側)に回動すると共に第2アーム8が下端部を中心として前方に回動し、障子2は、垂直姿勢の閉位置から上端側が降下しながら下端側が室外側にすべり出すように回動して、図6に示すような傾斜姿勢の全開位置となる。
開放状態にある障子2において、ハンドル15を第2の方向に回転させると、上記開放操作とは逆の工程を辿って、連結桿6A、6Bが上方に移動することに連動して障子2が傾斜姿勢から垂直姿勢へと回動する。
オーニング窓には、閉状態において障子2の垂直姿勢を保持するためのロック機構が設けてある。ロック機構は、障子2の横幅方向の両側に設けても、いずれか一方に設けてもよいが、ここでは、竪枠3A側のロック機構について説明する。各障子2の竪框201の下方部位には、ロック受け18Aが一体形成された取付け板18が固定されている。ロック機構は、ロック受け18Aと、以下に述べるロック手段(ロック部材19とカムプレート20からなる)と、を備えている。
連結桿6Aには、窓装置の下端に位置する障子2を除いた各障子2のロック受け18Aに係合するロック部材19が前後(室内外方向)に回動可能に設けてある。ロック部材19は、略U形状を有し、前側垂直部と後側垂直部と両垂直部の下端同士を連結する連結部とから略U形状に形成されており、後側垂直部の下端部において連結桿6Aに回動自在に枢着されている。
窓枠1の竪枠3Aの第1見込片31の内面にはロックガイドとして機能するカムプレート20が固定されており(図9参照)、ロック部材19には、その後側垂直部の上端部に第2見込片32へ向かって突出するように固定されたカムフォロワ19Aが突設されている。カムプレート20には、その前側から後斜め上方に延び、カムフォロワ19Aをガイドするガイド溝20Aが切り欠き形成されている。
連結桿6Aの上動により、係合ピン70がガイドプレート11の長穴110内を移動する時に、前方(室外側)に傾動したロック部材19がカムプレート20にガイドされながら後方(室内側)に回動して、ロック受け18Aに係合してロック状態となる。連結桿6Aの下動によりロック部材19を前方(室外側)に回動させてロック受け18Aに対する係合を解除させることで、ロック状態を解除する。
最下位の障子2の竪框201の下方部位に設けたロック受け18Aに係合するロック手段は、上記ロック部材19及びカムプレート20とは異なる。スイングアーム13の前端縁には、ロック受け18Aに係合する係合部(ロック部材)13Aが設けてある。最下位の障子2が閉位置となり、スイングアーム13が立ち上がり姿勢となると、スイングアーム13の係合部13Aが障子2のロック受け18Aに係合することにより、最下位の障子2の閉状態が維持される。
本発明では、連結桿6Aを上下動させる作動機構の連結板7は連結桿6Aに直接連結されているので、作動機構の連結板7を設ける高さ位置は、窓装置の下方部位に限定されるものではなく、したがって、作動機構の高さ位置を選択することで、作動機構に連動連結されている操作部15´の高さ位置を選択することができる。すなわち、操作部15´(操作ハンドル15+ケーシング16A)が設けられる高さ位置は、従来のように竪枠3Aの下端部位には限定されない。図1、図3に示す複数の操作部15´は、各障子2に対応して操作部15´が装着されていることを意味するものではなく、各障子2に対応する位置を選択して操作部15´を装着し得ることを示すものであり、操作部15´は、窓枠1の高さ方向の所望の位置を選択して一つ設けられる。
操作部15´(操作ハンドル15+ケーシング16A)、作動機構(オペレータアーム16+連結板17)は、従来のように、連結桿6Aの下方部位に設けることもできるが、操作部15´(操作ハンドル15+ケーシング16A)、作動機構(オペレータアーム16+連結板17)は、各障子2に対応する高さ位置に対応して、連結桿6Aの高さ方向の中途部位に設けることができる。
連結桿6Aにおいて、連結板17が連結される位置について説明する。連結板17およびオペレータアーム16は、両見込片31、32と室内側見付片33とから形成された空間S内を上下動するものであるため、連結板17は、連結桿6Aが上下に作動される時に、空間S内に位置する他の要素が、連結板17、オペレータアーム16の上下動を妨げないような位置を選択して連結桿6Aに取り付けられる。
連結板17を取り付ける位置を考える場合に、高さ方向に複数段に設けた複数の障子2の各障子2に対応させて、連結桿6Aを高さ方向に分割して考えることができる。すなわち、連結桿6Aは、各障子2に対応するような高さH1を備え(図4参照)、かつ高さ方向に連続する複数の単位部位からなると考えることができる。連結桿6Aの各障子2に対応する単位部位には、単位部位の上端に位置して、ガイドプレート11が設けてある。各単位部位において、連結板17が取り付けることができる最上位置は、ガイドプレート11の直下位置である。より具体的には、図示の態様では、上下動する作動機構(オペレータアーム16と連結板17)が最上位にある時に、最上端(連結板17の上端の連結部)がガイドプレート11よりも下方に位置するように、連結板は連結桿6Aに取り付けられる。
ベース9は、第1見込片31の内面に設けてあり、空間S内には、オペレータアーム16、連結板17が上下動できる空間が形成されている。障子2を開放する際に、オペレータアーム16、連結板17が室外側へ突出するが、第1アーム7は障子2の竪框201に沿って設けてあり、障子2と共に室外側に突出して、オペレータアーム16、連結板17から逃げるように傾動するので、第1アーム7はオペレータアーム16、連結板17の上下動を妨げない。
障子2が垂直姿勢にある場合には、第2アーム8は、若干傾斜しているものの、連結桿6Aの高さ方向に亘って上下に延出する。ここで、図8に示すように、第2アーム8、ブラケット10は、第2見込片32の内面に設けてあり、空間S内には、オペレータアーム16、連結板17が上下動できる空間が形成されている。
窓装置の下端に位置する障子2を除いた各障子2に対応する各単位部位において、各単位部位の下方部位にはロック手段が設けられており、連結板17は、オペレータアーム16、連結板17が上下動した時にロック手段と干渉しないような高さ位置を選択して取り付ける必要がある。より具体的には、上下動する作動機構(オペレータアーム16と連結板17)が最下位にある時に、最下端(連結板17の下端部位、すなわち、図示の態様では、連結板17とオペレータアーム16の連結部位)がロック手段を構成するカムプレート20よりも上方に位置するように、連結板は連結桿6Aに取り付けられる。
したがって、窓装置の下端に位置する障子2を除いた各障子2に対応する各単位部位からいずれかの単位部位を選択して連結板17を取り付ける場合には、連結板17は、上下動する前記作動機構が最上位にある時に、当該作動機構の最上端がガイドプレート11よりも下方に位置し、上下動する前記作動機構が最下位にある時に、当該作動機構の最下端がカムプレート20よりも上方に位置するような高さ範囲から所望の高さを選択して連結桿6Aに取り付けられる。例えば、そのような高さ範囲を図4に高さ範囲H2で示しており、高さ範囲H2から所望の高さを選択して連結板17を連結桿6Aに取り付けることになる。また、図4を含む本願の図面は、必ずしも実寸の縮尺寸法で描かれているものではなく、例えば、各障子2の高さ寸法は高さ方向に縮小して描かれている点に留意されたい。
上述のように、最下位の障子2の竪框201の下方部位に設けたロック受け18Aに係合するロック手段は、スイングアーム13の前端縁に設けた係合部13Aとなっている。上下動する作動機構(オペレータアーム16と連結板17)が最下位にある時に、スイングアーム13は室外側に向かって下方に回動するので、スイングアーム13は、最下端(連結板17の下端部位、すなわち、連結板17とオペレータアーム16の連結部位)よりも下方に位置することになり、作動機構の上下動を妨げない。また、連結板17とコンロッド12とは開口幅方向に異なる位置で上下動するようになっているため、互いの上下動が邪魔し合うことがない。
したがって、窓装置の下端に位置する障子2に対応する単位部位に連結板17を取り付ける場合には、連結板17は、上下動する前記作動機構が最上位にある時に、当該作動機構の最上端がガイドプレート11よりも下方に位置するような高さ範囲から所望の高さを選択して連結桿6Aに取り付けられる。
本発明は、オーニング窓に利用することができる。
本発明に係るオーニング窓を室内側から見た概略図である。 本発明に係るオーニング窓の横断面図である。 閉状態の本発明に係るオーニング窓の縦断面図である。 図3の部分拡大図である。 開口部全開状態の本発明に係るオーニング窓の下方部位を示す部分拡大縦断面図である。 開口部全開状態の本発明に係るオーニング窓の上方部位を示す部分拡大縦断面図である。 本発明に係るオーニング窓の部分横断面図であり、作動機構(操作ハンドル、オペレータアーム、連結板)が示してある。 本発明に係るオーニング窓の部分横断面図であり、連結機構(第1アーム、第2アーム、ブラケット)が示してある。 本発明に係るオーニング窓の部分横断面図であり、ロック機構(ロック受けを備えた取付け板、ロック部材、カムプレート)が示してある。 従来のオーニング窓を室内側から見た概略図である。 開口部全開状態の従来のオーニング窓の下方部位を示す部分拡大縦断面図である。
2 障子
3A 竪枠
7 第1アーム
8 第2アーム
9 ベース
90 長穴
10 ブラケット
11 ガイドプレート
110 長穴
12 コンロッド
13 スイングアーム
15 操作ハンドル
15´ 操作部
16 オペレータアーム
17 連結板
18A ロック受け
19 ロック部材
20 カムプレート

Claims (1)

  1. 窓開口部の一方の竪枠に設けた操作部及び作動機構によって、左右の竪枠に沿って上下動可能に設けた連結桿を上下作動させて、窓開口部の高さ方向に複数段に設けた複数の障子を開閉するオーニング窓において、
    前記竪枠は、第1見込片と、第1見込片よりも開口部側に位置して当該第1見込片に離間対向する第2見込片と、前記第1見込片と第2見込片の室内側部位を連結する室内側見付片と、を備えており、
    前記操作部は、室内側見付片の外面に設けてあり、
    前記連結桿は、前記第1見込片の内面に沿って配置されており、各障子に対応して高さ方向に連続する複数の単位部位からなり、
    各障子の側面は、上方部位に設けた第1アームと、一端が第1アームに連結され、他端が前記竪枠の前記第2見込片の内面に連結されている第2アームと、下方部位に設けたロック受けと、を備え、
    前記連結桿の各単位部位の上端側には、各障子の側面の上方部位に設けた第1アームに対応してガイドプレートが設けてあり、
    各障子は、第1アームが、前記連結桿の下動に連動して前記ガイドプレートによって下方に作動されることで、第2アームが回動して障子の下端側がすべり出すように傾斜姿勢となって開放状態となり、
    閉鎖状態において、最下位の障子を除く各障子は、各障子の側面の下方部位に設けたロック受けが、最下位の障子を除く各障子に対応する単位部位の下端側に設けたロック手段に係合されることで垂直姿勢が保持され、
    前記作動機構は、操作部の操作によって上下動するオペレータアームと、前記連結桿の最下位の障子を除く各障子に対応する各単位部位のいずれかの単位部位の高さ位置内に回動可能に直接連結されており、前記オペレータアームの上下動に連動して上下動することで前記連結桿を上下作動させる連結板と、からなり、
    前記第1見込片の内面に配置された前記連結桿と前記第2見込片の内面に配置された前記第2アームとの間には、前記オペレータアーム及び前記連結板の上下動を許容する空間が形成されており、前記オペレータアーム及び前記連結板は、前記空間内で上下動可能となっており、
    前記連結板は、上下動する前記作動機構が最上位にある時に、当該作動機構の最上端が前記ガイドプレートよりも下方に位置し、上下動する前記作動機構が最下位にある時に、当該作動機構の最下端が前記ロック手段よりも上方に位置するような高さ範囲から所望の高さを選択して前記連結桿に取り付けられている、
    オーニング窓。
JP2009017915A 2009-01-29 2009-01-29 オーニング窓 Active JP5364389B2 (ja)

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