JP6488200B2 - 上げ下げ窓 - Google Patents
上げ下げ窓 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6488200B2 JP6488200B2 JP2015128861A JP2015128861A JP6488200B2 JP 6488200 B2 JP6488200 B2 JP 6488200B2 JP 2015128861 A JP2015128861 A JP 2015128861A JP 2015128861 A JP2015128861 A JP 2015128861A JP 6488200 B2 JP6488200 B2 JP 6488200B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- latch
- inward
- shoji
- vertical
- latch bolt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Wing Frames And Configurations (AREA)
- Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
Description
図3に示すように、本実施の形態にかかる上げ下げ窓1は、枠3と、外障子5と、内障子(障子)7とを備えており、外障子5は固定障子であり、内障子7は上下に移動可能な可動障子である。尚、図4に示すように、内障子7は室内側へ倒して開閉自在である。
図1及び図3に示すように、枠3は、上枠3a、下枠3b及び左右の縦枠3c、3cを枠組みしてあり、左右の縦枠3c、3cの各上端部と上枠3aに亘ってドラム式バランサー9が設けてある。ドラム式バランサー9は、内障子7を吊るワイヤー10をドラム9aで巻き取るものであり、ドラム式バランサー9が巻き取るワイヤー10の下端部は、内障子7の下端部7aに連結してある。このドラム式バランサー9は内障子7の重量との均衡を図り、内障子7を上下にスライドしたときに任意の位置で停止できるようにしたものである。
左右の縦枠3c、3cの各上端部(ドラム式バランサー9の内周側)には、内障子7が上方にスライドしたときにその上げ切り位置を規制する障子ストッパー14が設けてある。
また、枠3は断熱枠であり、図5及び図6にハッチで示すように、各上枠3a、下枠3b及び左右の縦枠3c、3cの室内側部分4は樹脂材製としてある。図6に示すように、左右の縦枠3c、3cには、内障子7の移動を案内する案内溝13が上下方向に沿って形成してある。
図5に示すように、内障子7の上框17にはその左右方向中央部に外障子5の下框に設けた引き寄せ部材48に係合する引き寄せ具49が設けてある。
図3及び図6に示すように、左右の縦框21、21には、各々対応する縦枠3c、3cに係合し、内障子7を室内側へ倒す(図4参照)ときに縦枠3c、3cとの係合を解除する内倒しラッチ23が設けてあると共に内障子7を倒したときに、縦枠3cに対する内障子7の内倒し角度を規制する内倒しアーム12が設けてある。
図4に示すように、内倒しアーム12は、一端が縦枠3cを上下方向にスライド自在なアームスライダー12aに取り付けてあり、他端が内障子7の縦框見込面21aに固定したベース金具12bに取り付けてある。
図1に示すように、内倒しラッチ23は、縦框21の上下方向中間位置で且つベース金具12bの上方に設けてあり、内倒しアーム12と干渉しない位置としてある。この内倒しラッチ23は、ラッチボルト27と、ラッチボルト27の出没を操作する操作部29を備えており、ラッチボルト27は縦框見込面21aから縦枠3c内へ出没自在であり、操作部29は縦框21の室内側見付面21bに設けてある。
また、内倒しラッチ23は、内障子7を上げ切った状態で、ラッチボルト27がドラム式バランサー9の下端9bよりも下方に位置している。
図7及び図8に示すように、操作部29は操作レバー29aと、操作レバー29aの一端部に取り付けた回動軸29bとを有し、操作レバー29aは立ち上げ位置と水平位置とに回動軸29bを約90°回動自在としてある。図7(c)に示すように、回動軸29bはラッチボルト27の後端部に形成されたキー溝27aに嵌合してある。
ラッチボルト27は縦框見込面21aから縦枠3c側へ出没自在であり、図8(a)に示すように、操作レバー29aを立ち上げた位置では、ラッチボルト27は縦框見込面21aから突出し、図8(b)に示すように操作レバー29aをガラス16側へ倒すように回動して、図8(c)に示すように、操作レバー29aを水平位置に回動したときにラッチボルト27が立ち上がり、縦框21内に没して、縦枠3cとの係合を解除するようになっている。
内障子7が上げ下げ窓1の全開位置(図1参照)、全閉位置(図3参照)及び上げ下げ操作をしているときには、内倒しラッチ23のラッチボルト27は縦框見込面21aから縦枠3cの案内溝13内に突出した位置にある。このとき、操作レバー29aは立ち上げた状態である。
尚、図3、図5及び図6に示すように、内障子7が全閉位置にあるときには、必要に応じて引き寄せ具(クレセント)49で引き寄せ部材48を引き寄せて施錠する。
図3に示す内障子7の全閉位置から内障子7を押し上げて、任意の位置まで上げることで、任意の開口で内障子7を開く。
一方、図1に示すように、障子を全開状態とする場合には、内障子7を押し上げて左右縦框21、21の上端が障子ストッパー14に当たる位置で障子の上げ切り位置にする。この全開位置では、内倒しラッチ23のラッチボルト27は、ドラム式バランサーの下端9bよりも下方に位置している。
そして、図4に示すように、内障子7を室内側に倒すと、内倒しアーム12により、内障子7は所定角度まで倒した位置で保持される。
図1に示すように、本実施の形態にかかる上げ下げ窓1は、内障子7を吊るドラム式バランサー9を縦枠3c、3cの上端部に設けているので、上枠3aの見付寸法を小さくできると共に、内倒しラッチ23を縦框21の上下方向中間位置に設けることで、内障子7を上げたときに内倒しラッチ23のラッチボルト27がドラム式バランサー9に干渉しないで上げ切ることができるから、内障子7の上げ切り位置を高くできるので、開口面積を大きくできる。
内倒しラッチ23は、回動軸29bをラッチボルト27の後端部に形成されたキー溝27aに嵌合して連結してあり、操作レバー29aとラッチボルト27とが相対変位不能に固定しているので部品を単純化することができると共に、固着強度を強固にでき、部品の耐久性を向上できる。
内倒しラッチ23は、ラッチボルト27のキー溝27aに操作レバー29aの回動軸29bを挿入して固着することで組み立てできるから、構成が簡易で且つ組み立てが容易であり、更に部品の製造コストを安価にできる。
左右の縦枠3c、3cの各上端部に障子ストッパー14を設けて、内倒しラッチ23のラッチボルト27がドラム式バランサー9と干渉しない位置で内障子7の位置を規制しているので、ラッチボルト27とドラム式バランサー9の干渉による損傷を防止できる。
内障子7が閉鎖位置にあるときには、外障子5の引き寄せ部材48に内障子7の上端に設けた引き寄せ具49で施錠することで、耐風性能や水密・気密性能に影響がなく、内倒しラッチ23を内障子7の上端に設けた場合と同等の性能を保持することができる。
図9及び図10に、本発明の第2実施の形態にかかる上げ下げ窓1における内倒しラッチ23の構成を示す。この第2実施の形態では、内倒しラッチ23のラッチボルト27は、一方のリンク33aと他方のリンク33bとで構成してあり、一方のリンク33a及び他方のリンク33bの一端部を軸部材35で連結し、一方のリンク33aの他端部37は縦框21に回動自在に取り付けてあり、他方のリンク33bの他端部39は、操作部29の操作摘み29dの軸部29eに回動自在に連結してある。図9に示すように、操作部29の操作摘み29dは、縦框21の室内側見付け面に上下動自在に設けてある。
この第2実施の形態によれば、内倒しラッチ23の構成及びその効果を除いて、上述した第1実施の形態と同様の作用効果を奏すると共に、操作摘み29dは上下にスライドすることでラッチボルト27を縦框見込面21aから出没できるので操作性が良い。
操作摘み29dは縦框21の長手方向にスライドする構成であり、縦框21の見付方向に移動するものでないから、縦框21の見付寸法設定の自由度が高い。
図11(a)に示すように、内倒しラッチ23の非操作時には、ラッチボルト27はバネ41の付勢力により押されて縦框見込面21aから縦枠3c側へ突出した状態としてある。
図11(b)に示すように、ラッチボルト27を縦框見込面21aに没入する場合には、操作摘み29dをバネ41の付勢力に抗してガラス16(図3参照)側へスライドする。
この第3実施の形態によれば、内倒しラッチ23の構成及びその効果を除いて、上述した第1実施の形態と同様の作用効果を奏すると共に、内倒しラッチ23の機構を操作摘み29dを左右方向にスライドする構成であるから、内倒しラッチ23を簡易な構成で且つ部品点数を少なくできるので、部品コストを低減できる。ラットボルト27は、バネ41でラッチボルト27を常時突出するように付勢することで、内倒しラッチ23のかけ忘れや誤操作を防止できる。
例えば、第1〜第3実施の形態において、内倒しラッチ23の位置は、内倒しアーム12を内障子7に取り付けているベース金具12b(図1及び図4参照)の位置よりも下方に設けても良い。この場合、内倒しアーム12のベース金具12bを縦框21の上端部に設けることで、内障子7の上端部を安定に且つ強固に支持することができ、内倒し状態で突風が吹いたり、内障子7の清掃時に障子に体重がかかった場合に内障子7の破損を防止できる。
第1実施の形態において、図12に示す変形例で示すように、操作レバー29aとラッチボルト27との間にトーションコイルバネ43を設けて、トーションコイルバネ43の一端部43aをラッチボルト27に係止し、他端部43bを縦框21に係止して、操作レバー29aを常時起立位置に付勢するものであっても良い。この図12に示す変形例では、ラッチボルト27を常時突出するように付勢することで、内倒しラッチ23のかけ忘れや誤操作を防止できる。
第1実施の形態において、図13(a)(b)の変形例で示すように、操作レバー29aが起立位置にあるときに操作レバー29aの押し倒しを規制する規制部材47を設けて、規制部材47はバネ50の付勢力により縦框21の室内側見付面から突出してあり、規制部材47を縦框21に指で押し込むことで、操作レバー29aを押し倒し操作可能にする。この構成によれば、操作レバー29aの誤操作を防止でき、安全に操作できる。
更に、図13(c)に示すように、規制部材47の突出面を傾斜面47aにしても良い。傾斜面47aは操作レバー29aの水平位置から起立位置(垂直位置)へ向けて高くなるように傾斜してある。ラッチボルト27を没するときには指で規制部材47を押し込むが、ラッチボルト27を突出させるように操作レバー29aを水平位置から立ち上げ位置へ操作するときには、規制部材47を押し操作することなく、操作レバー29aが傾斜面47a上を摺動して規制部材47を押し下げることができるから、操作性が良い。
第3実施の形態において、図11に示すコイルバネ41を設けないで、操作摘み29dのスライド操作のみでラッチボルト27を出没操作するものであっても良い。この場合、操作摘み29dは、ラッチボルト27が突出状態にあるときに操作摘み29dの操作を規制する構成にしても良い。例えば、縦框21に上下動可能な規制部材を別に設けてラッチボルト27の突出位置で規制部材47が操作摘み29dに係合する構成としても良い。
第3実施の形態において、ラッチボルト27を付勢するバネ41はラッチボルト27の後端にラッチボルト27に対して直列に設けることに限らず、ラッチボルト27に並列に設けてラッチボルトを付勢する構成としても良いし、操作部29を縦枠3c側に付勢するものであれば良い。
3c 縦枠
7 内障子(障子)
9 ドラム式バランサー
9b 下端
10 ワイヤー
12 内倒しアーム
21 縦框
21a 縦框見込面
23 内倒しラッチ
27 ラッチボルト
Claims (1)
- 縦枠と、縦枠に沿って上下動可能な障子を備え、縦枠は上端内部に障子を吊るワイヤーを巻き取るドラム式バランサーを有し、障子は、内倒しアームを有すると共に縦框の上下方向の任意の位置で且つ内倒しアームに干渉しない位置に内倒しラッチを有し、内倒しラッチは、縦框見込面から縦枠内に出没自在なラッチボルトを有し、障子を上げ切った状態で、障子の上端部がドラム式バランサーよりも縦枠の内周側に位置し、且つラッチボルトがドラム式バランサーの下端よりも下方に位置することを特徴とする上げ下げ窓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015128861A JP6488200B2 (ja) | 2015-06-26 | 2015-06-26 | 上げ下げ窓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015128861A JP6488200B2 (ja) | 2015-06-26 | 2015-06-26 | 上げ下げ窓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017014688A JP2017014688A (ja) | 2017-01-19 |
JP6488200B2 true JP6488200B2 (ja) | 2019-03-20 |
Family
ID=57829987
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015128861A Active JP6488200B2 (ja) | 2015-06-26 | 2015-06-26 | 上げ下げ窓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6488200B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0357288U (ja) * | 1989-08-10 | 1991-05-31 | ||
JPH07301045A (ja) * | 1994-05-06 | 1995-11-14 | Fujisash Co | 上げ下げ窓 |
JP3474783B2 (ja) * | 1998-08-17 | 2003-12-08 | トステム株式会社 | 上げ下げ窓 |
US7412800B2 (en) * | 2003-10-03 | 2008-08-19 | Maier Robert G | Latching and anti-bow mechanism for a window |
JP4555763B2 (ja) * | 2005-10-17 | 2010-10-06 | Ykk Ap株式会社 | 建具 |
JP5531803B2 (ja) * | 2010-06-17 | 2014-06-25 | 中西金属工業株式会社 | 上げ下げ窓の施錠装置 |
-
2015
- 2015-06-26 JP JP2015128861A patent/JP6488200B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017014688A (ja) | 2017-01-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2010270587A (ja) | 窓 | |
JP4758224B2 (ja) | 開口部装置 | |
JP6488200B2 (ja) | 上げ下げ窓 | |
JP7084161B2 (ja) | 開放支援装置及び開口部装置 | |
KR20140013655A (ko) | 문 고정장치 | |
JP4911021B2 (ja) | 開口部装置 | |
JP2010236297A (ja) | 自然換気窓 | |
JP6297422B2 (ja) | サッシ | |
JP4762648B2 (ja) | 窓装置のロック装置 | |
JP2017031698A (ja) | 建具 | |
JP5385644B2 (ja) | 上げ下げ窓 | |
JP5419436B2 (ja) | シャッター装置のロック機構、及び、それを備えるシャッター装置 | |
JP6776168B2 (ja) | 建具 | |
JP4686213B2 (ja) | 引き戸の開き装置 | |
CN209687111U (zh) | 一种自动锁定开启角度的窗户 | |
JP6868441B2 (ja) | 建具 | |
KR200415618Y1 (ko) | 창호용 하드웨어 | |
JP5695850B2 (ja) | 扉体の開閉計数装置 | |
JP3741259B2 (ja) | 上げ下げ窓における障子ガイド機構 | |
JP5458632B2 (ja) | ハンドル装置 | |
JP5986004B2 (ja) | 建具 | |
JP6291319B2 (ja) | グレモンハンドル構造およびグレモンハンドル構造が設けられたサッシ | |
JP6685641B2 (ja) | 窓サッシ | |
JP2018066145A (ja) | サッシ | |
JP6125754B2 (ja) | 雨戸 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171225 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181005 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181016 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181210 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190219 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190225 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6488200 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |