JP4555763B2 - 建具 - Google Patents
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Description
すなわち、障子は、窓枠の縦枠に沿って上下スライド開閉可能に構成されるとともに、その下端部に設けられた回動軸を中心にして上部が内倒し可能に構成されており、この障子の上端コーナー部には、上下スライド時において縦枠に係合して案内され、内倒しの際に係合を外すことができるガイド体(ラッチ機構)が設けられている。このガイド体は、障子に固定される本体と、この本体から突出して縦枠に係合する係合体と、この係合体を突出方向に付勢するばねとを有して構成されている。そして、ガイド体では、係合体に連結されて障子の室内側側面に設けられたつまみを操作し、ばねの付勢力に抗して係合体を本体内部に没入させることで、縦枠との係合を解除して障子が内倒しできるようになっている。
このような構成によれば、突没部材に形成した凹溝部内に付勢部材を配設することで、突没方向の長さ寸法に併せてラッチ装置の厚さ寸法も小さくすることができる。
このような構成によれば、突没部材と操作部材との連結部を一対で構成し、これら一対の連結部の間に付勢部材を配置することで、連結部間の幅寸法を大きくして突没部材と操作部材との連結強度を高めることができる。また、付勢部材の付勢力に抗して操作部材を没入操作する際に、付勢部材を間に挟んで並列した一対の連結部に応力が生じることから、操作部材を操作して突没部材をベース部材内に没入させる際の偏心モーメントを小さくする、あるいは偏心モーメントをなくして円滑に突没部材を没入操作することができ、ラッチ装置の操作性を良好にすることができる。
このような構成によれば、ベース部材の水平見付け寸法を縦框と略同一か縦框よりも小さく形成することで、障子の外観意匠性を向上させることができる。
このような構成によれば、操作部材に一体的に形成(一体成形)することで連結部を容易に設けることができるとともに、この連結部を突没部材に形成された連結受部にスナップ式に係合するだけで操作部材と突没部材を容易に連結することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る建具である上げ下げ窓1を示す縦断面図である。図2および図3は、それぞれ上げ下げ窓1を示す横断面図であって、図2は、図1に矢視II−II線で示す上部障子位置における横断面図であり、図3は、図1に矢視III−III線で示す下部障子位置における横断面図である。図4は、上げ下げ窓1の一部を省略して室内側から見た斜視図である。
図1〜図4において、上げ下げ窓1は、戸建て住宅等の建物の外壁開口部に設けられて建物の室内空間と室外空間とを仕切る建具であって、上枠11、下枠12、および左右の縦枠13を四周枠組みした窓枠10と、この窓枠10の内側に支持された上部障子20および下部障子30と、これらの室外側に開閉自在に支持された網戸40とを備えて構成されている。
図5(A),(B)は、上げ下げ窓1の下部障子30に設けられるラッチ装置50を示す側面図および断面図である。図6(A)〜(C)、図7(A)〜(C)、および図8(A)〜(C)は、それぞれラッチ装置50を構成するベース部材51、突没部材52、および操作部材53を示す三面図である。
ラッチ装置50は、左右の縦框33に固定されるベース部材51と、このベース部材51に突没自在に支持されて縦框33の見付け方向外側(縦枠13側)に突没自在な突没部材52と、この突没部材52を没入操作可能に室内空間に露出して設けられた操作部材53と、ベース部材51に対して突出する方向に突没部材52を付勢する付勢部材としてのコイルばね54とを有して構成されている。
(1)すなわち、操作部材53から延びて突没部材52に連結される連結部532ならびに係合孔524と、コイルばね34とが突没方向において並列に配置されているので、これらを直列に配置する場合と比較して、ベース部材51の水平見付け寸法を小さく形成することができる。従って、ベース部材51の水平見付け寸法を縦框33の見付け寸法と同程度あるいは縦框の見付け寸法よりも小さくして、外観上、ラッチ装置50が上框31側に被らないようにすることができ、下部障子30および上げ下げ窓1の意匠性を良好にすることができる。
例えば、前記実施形態においては、上げ下げ窓1における下部障子30の内倒し機構を構成するものとしてラッチ装置50を用いたが、本発明のラッチ装置は、上げ下げ窓1に限らず、上下あるいは左右に回動開閉自在に支持された面材(障子)の回動を規制する装置として用いることができる。さらに、上げ下げ窓にラッチ装置50を用いる場合であっても、上げ下げ窓としては上下二段の障子(上部障子20および下部障子30)を有して構成されていたものに限らず、3枚以上の障子を有して構成されていてもよい。
また、前記実施形態では、下部障子30のみが上下にスライド開閉可能に構成されていたが、これに限らず、上部障子20が上下スライド開閉可能に構成されていてもよく、また突出し形式や内倒し形式、開き形式、辷出し形式等で開閉されるものであってもよい。そして、上部障子を開閉可能に構成した場合には、上部障子にラッチ装置を取り付けるようにしてもよい。
また、前記実施形態では、左右縦框の端部側側面部分に上下横框の小口部分を連結することで障子を四周框組みしていたが、上下横框の端部側側面部分に左右縦框の小口部分を連結することで障子を四周框組みしてもよく、左右縦框、上下横框の端部を45度切断してその切断された端面同士(斜面形状部分)をつき合わせて連結することで四周框組みしたものでもよい。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (3)
- 上枠、下枠、および左右の縦枠を有する窓枠と、上框、下框、左右の縦框、および面材を有して前記窓枠内に支持される少なくとも1枚の障子とを備え、
前記障子は、前記窓枠に対して当該障子下端部を中心として上端部が室内側に回動可能に構成され、前記障子の上端部には、前記縦枠に係合して当該障子の回動を規制するとともに、当該縦枠との係合を解除可能なラッチ装置が設けられており、
前記ラッチ装置は、前記障子に固定されるベース部材と、このベース部材に突没自在に支持されて突出した位置で前記縦枠に係合可能な突没部材と、この突没部材を没入操作可能に設けられた操作部材と、前記ベース部材に対して突出する方向に前記突没部材を付勢する付勢部材とを有して構成され、
前記突没部材と前記操作部材とは、前記付勢部材と見込み方向に隣り合って設けられた連結部によって連結され、当該連結部は、前記操作部材に一体的にかつ下方に延びて互いに対向する一対で形成されるとともに、これら一対の連結部が前記付勢部材を挟んで対向配置され、
前記ベース部材は、下方に凹んで形成されて前記操作部材を突没方向に案内する案内溝部と、この案内溝部の底面に形成されて前記一対の連結部を各々挿通させる一対の挿通孔とを有して構成され、
前記突没部材には、突没方向没入側側面に開口した凹溝部が形成され、この凹溝部に前記付勢部材が配設されるとともに、この付勢部材の一端が当該凹溝部の底部に当接され、前記凹溝部を形成する両側片に前記一対の連結部が各々接続されている建具。 - 前記ラッチ装置のベース部材は、前記縦框と略同一の見付け寸法で形成されているか、または前記縦框よりも小さな見付け寸法で形成されている請求項1に記載の建具。
- 前記ラッチ装置の連結部は、弾性変形可能に形成され、
前記突没部材には、前記連結部に連結する連結受部が形成され、
前記連結部が前記連結受部にスナップ式に係合することで前記操作部材と前記突没部材とが連結される請求項1または請求項2に記載の建具。
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JP2005301622A JP4555763B2 (ja) | 2005-10-17 | 2005-10-17 | 建具 |
Publications (2)
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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Citations (3)
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