JP2019178534A - 建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】同一レール上を移動する2枚の障子の一方の突合せ框が他方の突合せ框の外側を覆うように突き合わされて閉じられる建具において、いずれの障子の突合せ框も手で開閉操作でき、操作性を向上させた建具を提供する。【解決手段】同一レール221上を移動する第1の障子4と第2の障子5を有し、第1の障子4と第2の障子5との突合せ框43、53同士が突き合わされて閉じられる建具1であり、第1の障子4の突合せ框43は、見込み方向の一方に張り出し、第1の障子4と第2の障子5が閉じられたときに第2の障子5の突合せ框53の見付け面53bを覆う框被覆部433を有する。框被覆部433は、第2の障子5側に面する見込み面に、指を挿入可能な凹部434を有し、凹部434内に第2の障子5の突合せ框53の見付け面53bが臨んでいる。第2の障子5の突合せ框53は、凹部434に臨む見付け面53bから立ち上がる指掛け部532を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、建具に関する。詳しくは、同一レール上を移動する2枚の障子が突き合わされて閉じられるように構成される建具に関する。
従来、同一レール上を移動する2枚の障子の突合せ框同士が突き合わされて閉じられるように構成される建具が知られている(例えば、特許文献1参照)。この従来の建具は、一方の障子の突合せ框が他方の障子の突合せ框の外側を覆って呑み込むような形状を有している。これにより、2枚の障子が閉じられた際に、突合せ部の幅をほぼ突合せ框1つ分の細幅に形成することができるため、意匠性を向上させることができる。
実用新案登録第3173161号公報
従来の建具は、突合せ部において、一方の障子の突合せ框が他方の障子の突合せ框の外側を覆う構造であるため、突合せ框が内側に配置される他方の障子は、外側を覆う突合せ框が邪魔となり、内側の突合せ框を直接手で開閉操作することができない。このため、突合せ框が内側に配置される他方の障子のみを開閉操作することが困難であるという問題があった。
そこで、本発明は、同一レール上を移動する2枚の障子の突合せ框同士が突き合わされて閉じられ、一方の突合せ框が他方の突合せ框の外側を覆うように配置される建具において、いずれの障子の突合せ框も手で開閉操作することができ、操作性を向上させることのできる建具を提供することを目的とする。
(1) 本発明に係る建具は、同一レール(例えば、後述のレール221)上を移動する第1の障子(例えば、後述の障子4)と第2の障子(例えば、後述の障子5)を有し、前記第1の障子と前記第2の障子との突合せ框(例えば、後述の突合せ框43、53)同士が突き合わされて閉じられるように構成される建具(例えば、後述の建具1)であって、前記第1の障子の前記突合せ框は、見込み方向の一方(例えば、後述の屋外側)に張り出すとともに、前記第1の障子と前記第2の障子が閉じられたときに前記第2の障子の前記突合せ框の見付け面(例えば、後述の見付け面53b)を覆うように配置される框被覆部(例えば、後述の框被覆部433)を有し、前記框被覆部は、前記第2の障子側に面する見込み面(例えば、後述の第3壁部433cにより構成される面)に、指を挿入可能な凹部(例えば、後述の凹部434)を有し、前記第1の障子と前記第2の障子が閉じられたときに前記凹部内に前記第2の障子の前記突合せ框の見付け面が臨んでおり、前記第2の障子の前記突合せ框は、前記凹部内に臨む前記見付け面から立ち上がる指掛け部(例えば、後述の指掛け部532)を有する。
(2) (1)に記載の建具において、前記凹部は、前記第2の障子の前記突合せ框の前記見付け面に近づくに従って、深さが深くなる傾斜面(例えば、後述の傾斜面433g)を有することが好ましい。
(3) (1)又は(2)に記載の建具において、前記框被覆部及び前記指掛け部は、屋外側に配置されていることが好ましい。
本発明によれば、同一レール上を移動する2枚の障子の突合せ框同士が突き合わされて閉じられ、一方の突合せ框が他方の突合せ框の外側を覆うように配置される建具において、いずれの障子の突合せ框も手で開閉操作することができ、操作性を向上させることのできる建具を提供することができる。
本発明に係る建具の一実施形態を示す正面図である。 図1に示す建具の開閉操作を説明する模式図である。 図1に示す建具の開閉操作を説明する模式図である。 図1に示す建具の開閉操作を説明する模式図である。 図1に示す建具における第1の障子と第2の障子の突合せ部の拡大横断面図である。 図1に示す建具における第2の障子の開閉操作時の様子を示す突合せ部の拡大横断面図である。 図1に示す建具における第1の障子と第2の障子の突合せ部の他の実施形態を示す拡大横断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る建具の一実施形態を示す正面図であり、建具を屋内側から見た状態を示している。この建具1は、上横枠21と下横枠22と左右一対の縦枠23、23とで矩形に形成された枠体2の内側に、4枚の障子3〜6を備えている。図1は、これら4枚の障子3〜6が全て閉じられた状態を示している。建具1は、このように4枚の障子3〜6が閉じられることにより、屋内側と屋外側とを隔てるように構成される。
4枚の障子3〜6のうち、中央に配置される2枚の障子4、5は、上横枠21及び下横枠22に形成された図示しない同一のレール上を左右にスライド移動するように枠体2に取り付けられている。また、両端に配置される2枚の障子3、6は、上横枠21及び下横枠22に、中央の障子4、5がスライド移動するレールの屋外側に平行に配置された図示しない同一のレール上を左右にスライド移動するように枠体2に取り付けられている。
この建具1は、両端の障子3、6がそれぞれ縦枠23、23に突き当てられるとともに、これらの障子3、6の屋内側に配置される障子4、5が、建具1の中央部で突き合わされることにより閉じられる。閉じられた状態において、建具1の中央部に、障子4と障子5との突合せ部10が構成される。この建具1において、中央に配置される2枚の障子4、5のうちの一方(図1における左側)の障子4が、本発明の第1の障子に対応し、他方(図1における右側)の障子5が、本発明の第2の障子に対応する。
障子4は、それぞれ横方向に延びる上框41と下框42と、障子4の戸先側(図1における右側)に縦方向に延びる突合せ框43と、障子4の戸尻側(図1における左側)に縦方向に延びる縦框44とで矩形に枠組みされた内側に、ガラスGが収容されている。また、障子5は、それぞれ横方向に延びる上框51と下框52と、障子5の戸先側(図1における左側)に縦方向に延びる突合せ框53と、障子5の戸尻側(図1における右側)に縦方向に延びる縦框54とで矩形に枠組みされた内側に、ガラスGが収容されている。なお、図1における障子4の突合せ框43は、詳細には後述するが、障子5の突合せ框53に隠れて見えていない。中央の障子4と障子5とは、それぞれの突合せ框43、53同士が突き合わされることにより閉じられ、中央部で突き合わされた突合せ框43、53により、突合せ部10が構成される。
障子3、6は、それぞれ横方向に延びる上框31、61と下框32、62と、それぞれ縦方向に延びる縦框33、34、63、64とで矩形に枠組みされた内側に、ガラスGが収容されている。図1において、障子3の戸先側(図1における右側)に配置される縦框33は、障子4の縦框44に隠れて見えていない。また、障子6の戸先側(図1における左側)に配置される縦框63は、障子5の縦框54に隠れて見えていない。障子3、6のそれぞれ縦框34、64の屋内側及び屋外側には、開閉操作のための手掛け部35、65が、縦框34、64の延び方向(図1における上下方向)に沿って凹設されている。
建具1の縦方向の中ほどには、障子3と障子4とに亘り、及び障子5と障子6とに亘り、それぞれ両者を施錠するクレセント錠7、7が取り付けられている。また、障子3、6の下框32、62には、それぞれ障子4及び障子5を施錠する補助ロック機構8、8が取り付けられている。
次に、図2A〜図2Cを用いて、障子4、5の概略形状及びこれら障子4、5の開閉操作について説明する。図2A〜図2Cは、それぞれ建具1の開閉操作を説明する模式図であり、平面視した障子3〜6を示している。図2A〜図2Cにおいて、障子3〜6がスライド移動する2本のレールの図示は省略した。
障子4の戸先側に配置される突合せ框43は、屋外側に向けて張り出す形状に形成されている。具体的には、突合せ框43は、屋外側に向けて略垂直方向に突出して張り出しているとともに、その張り出した部位が、障子5の突合せ框53の屋外側の見付け面を覆うように、障子5側に変位した形状に形成されている。
障子4の戸尻側の縦框44は、屋内側に向けて張り出す形状に形成されている。具体的には、縦框44は、突合せ框43とは逆に、屋内側に向けて略垂直方向に突出して張り出している。この縦框44は、障子3の縦框33とオーバーラップする位置に配置されることにより、障子3の縦框33を屋内側から覆い隠すように配置されている。
一方、障子5の戸先側に配置される突合せ框53は、障子4の突合せ框43とは逆に、屋内側に向けて張り出す形状に形成されている。具体的には、突合せ框53は、屋内側に向けて略垂直方向に突出するように張り出しているとともに、その張り出した部位が、障子4の突合せ框43の屋内側の見付け面を覆うように、障子4側に変位した形状に形成されている。
障子5の戸尻側の縦框54も、突合せ框53と同様に、屋内側に向けて張り出す形状に形成されている。具体的には、縦框54は、突合せ框53と同様に、屋内側に向けて略垂直方向に突出するように張り出している。この障子5の縦框54は、障子6の縦框63とオーバーラップする位置に配置されることにより、障子6の縦框63を屋内側から覆い隠すように配置されている。
次に、この建具1における各障子3〜6の開閉操作について説明する。
障子4を屋内側から開閉操作する場合は、図2Aに示すように、屋内側に張り出している障子4の縦框44を手で掴んで白抜き矢印の方向にスライド移動させる。障子5を屋内側から開閉操作する場合は、図2Bに示すように、屋内側に張り出している障子5の突合せ框53又は縦框54を手で掴んで白抜き矢印の方向にスライド移動させる。
また、障子4を屋外側から開閉操作する場合は、図2Cに示すように、屋外側に張り出している障子4の突合せ框43を手で掴んで白抜き矢印の方向にスライド移動させる。障子3及び障子6の開閉操作は、屋内側及び屋外側のいずれからも手掛け部35、65を利用して行うことができる。
一方、障子5の突合せ框53は、障子4の突合せ框43に覆われ、屋外側に張り出した部位を持たないため、この障子5のみを屋外側から開閉操作しようとしても、上記のように突合せ框53を手で掴んでスライド移動させることはできない。このため、障子4、5の突合せ框43、53は、以下に説明する構成を備えることにより、屋外側から障子5の突合せ框53を直接手で開閉操作することが可能とされる。
この障子4、5の突合せ框43、53の更に具体的な構成について図3を用いて説明する。図3は、図1に示す建具1における障子4と障子5との突合せ部10の拡大横断面図である。図3において、障子4と障子5は、同一のレール221上をスライド移動可能に配置されている。
障子4の突合せ框43は、アルミ材により押出し成形され、2つのスペーサSによって間隔を空けて配置された3枚のガラスGを、ガスケット4aを介して収容している。突合せ框43の突合せ面(障子5と突き合わされる面)43aには、障子5に向けて略垂直に立ち上がる立壁部431を一体に有している。突合せ框43の屋内側の見付け面は、樹脂製カバー432によって覆われている。これにより、障子4は断熱性に優れる。
突合せ框43は、屋外側に向けて突出して張り出した框被覆部433を一体に有している。框被覆部433は、突合せ框43の延び方向(図1における上下方向)に沿って形成されている。框被覆部433は、障子4のガラスGの面(ガラスGの屋外側の面)に対して略垂直方向に立ち上がる第1壁部433aと、この第1壁部433aの屋外側の端部から障子5側に向けて屈曲し、障子4のガラスGの面と略平行に延びる第2壁部433bとを一体に有する。
第2壁部433bの表面は、突合せ框43及び框被覆部433の屋外側の見付け面を形成する。この第2壁部433bは、突合せ框43の突合せ面43aよりも障子5側に突出している。第2壁部433bは、突合せ面43aよりも障子5側に向けて大きく延び、障子5の突合せ框53の屋外側の見付け面53bの全体を実質的に覆い隠している。これにより、突合せ框43は、障子5側に変位した形状とされる。このため、建具1を屋外側から観察した場合、突合せ部10の幅は、実質的に障子4の突合せ框43の見付け面の幅(第2壁部433bの幅)だけの細幅状となり、建具1の意匠性向上が図られている。
また、第2壁部433bの障子5側の端部は、屋内側に向けて屈曲し、第1壁部433aと略平行に延びる第3壁部433cを一体に有する。この第3壁部433cは、屋内側に向けて延びることにより、框被覆部433の障子5側に面する見込み面を構成するが、その屋内側への延び量は小さい。このため、障子4と障子5とが閉じられた状態で、障子5の突合せ框53の見付け面53bとの間に大きなスペースが空けられている。これにより、框被覆部433の第3壁部433cの部位以外の障子5側に面する見込み面は、開放状態とされている。
更に、框被覆部433は、第2壁部433bにおける第3壁部433cよりも第1壁部433a寄りの位置から屋内側に向けて第1壁部433aと略平行に延びる第4壁部433dと、この第4壁部433dの屋内側の端部から第1壁部433aに向けて屈曲し、第2壁部433bと略平行に延びて突合せ面43aに接続される第5壁部433eとを一体に有する。
これら第4壁部433dと第5壁部433eとにより、框被覆部433の障子5側の見込み面に、開閉操作時に指が十分に挿入可能となる大きさの凹部434が形成される。この凹部434により、框被覆部433は、障子5側に面する見込み面が窪んだ形状とされる。凹部434は、突合せ框43の延び方向に沿って形成されている。
第4壁部433dは、建具1の横方向(図3の左右方向)に見て、障子5の突合せ框53の突合せ面(障子4と突き合わされる面)53aとほぼ同一位置に配置されている。この第4壁部433dを底部とする凹部434内には、障子5の突合せ框53の屋外側の見付け面53bの一部が臨んでいる。
一方、障子5の突合せ框53も、2つのスペーサSによって間隔を空けて配置された3枚のガラスGを、ガスケット5aを介して収容している。突合せ框53の屋外側の見付け面53bは、突合せ面53aよりも障子4側に向けて延長され、障子4の突合せ框43の突合せ面53aに形成された立壁部431とオーバーラップしている。延長された見付け面53bの先端には、第1気密材531が取り付けられ、立壁部431との間を封止している。
この突合せ框53の屋外側の見付け面53bには、戸尻側(図3における右側)の端縁部に、屋外側に向けて略垂直に立ち上がる指掛け部532が一体に形成されている。この指掛け部532は、突合せ框53の延び方向に沿って形成されている。指掛け部532は、建具1の横方向(図3の左右方向)に見て、障子4の突合せ框43の框被覆部433における第3壁部433cとほぼ同一位置に配置されている。指掛け部532の立ち上がり量は指が引っ掛けられる程度の僅かなものである。障子4の突合せ框43における框被覆部433の凹部434は、この指掛け部532と、框被覆部433の第3壁部433cとの間に開口している。
また、突合せ框53は、突合せ面53aの屋内側の端部に、断熱のためのブリッジ部533を介して、屋内側に向けて突出して張り出した框被覆部534を有している。框被覆部534は、ブリッジ部533と接続され、アルミ材により一体に押出し成形された框被覆部本体535と、この框被覆部本体535の外側を覆う樹脂製カバー536とで構成される。
框被覆部本体535は、障子5のガラスGの面(ガラスGの屋内側の面)に対して略垂直方向に立ち上がる第1壁部535aと、この第1壁部535aの屋外側の端部から障子4側に向けて屈曲し、障子5のガラスGの面と略平行に延びる第2壁部535bと、この第2壁部535bの障子4側の端部から屋外側に向けて屈曲し、第1壁部535aと略平行に延びる第3壁部535cと、この第3壁部535cの屋外側の端部から障子5側に向けて屈曲し、第2壁部535bと略平行に延びる第4壁部535dと、この第4壁部535dの障子5側の端部から屋外側に向けて屈曲し、ブリッジ部533と連結される第5壁部535eとを一体に有する。
このうちの第2壁部535bは、突合せ框53の突合せ面53aよりも障子4側に突出している。第2壁部535bは、障子4側に向けて大きく延び、障子4の突合せ框43の屋外側の見付け面である樹脂製カバー432のほぼ全体を実質的に覆い隠している。これにより、突合せ框53は、障子4側に変位した形状とされる。このため、建具1を屋内側から観察した場合、突合せ部10の幅は、図1に示すように、実質的に障子5の突合せ框53の見付け面の幅だけの細幅状となり、建具1の意匠性向上が図られている。
第4壁部535dと障子4の突合せ框43の樹脂製カバー432との間には、大きなスペースが空けられている。この第4壁部535dの屋外側の面には、第2気密材537が取り付けられ、障子4の突合せ框43の樹脂製カバー432との間を封止している。
突合せ框53の樹脂製カバー536は、第1壁部535a、第2壁部535b及び第3壁部535cに亘って、これらの外側(屋内側)を覆っている。これにより、障子5は断熱性に優れる。
次に、この障子5を屋外側から開閉操作する場合は、図4に示すように、障子4の突合せ框43の框被覆部433に形成された凹部434内に指を挿入し、その指の先端を障子5の突合せ框53に形成された指掛け部532に引っ掛ける。そして、障子5を白抜き矢印の方向にスライド移動させることで、障子5を屋外側から容易に開閉操作することが可能となる。指掛け部532は、障子4の框被覆部433の第3壁部433cとほぼ同一面上に配置されるため、建具1を屋外側から観察した際の突合せ部10の意匠性を損なうおそれはない。
図5は、障子4の突合せ框43の他の実施形態を示しており、図3、図4と同様に、建具1における障子4と障子5との突合せ部10の拡大横断面図を示している。図3、図4と同一符号の部位は同一構成の部位であるため、それらの説明については省略する。
この障子4の突合せ框43の框被覆部433は、第3壁部433cの屋内側の端部から障子4側に向けて屈曲し、第2壁部433bと略平行に延びる第6壁部434fを有している。第4壁部433dの屋外側の端部は、この第6壁部434fの端部と一体に接続されている。
第4壁部433dは、図3の場合に比べて、障子5側に片寄って配置され、それだけ凹部434の深さが浅くなっている。このため、突合せ框43を屋外側から観察した際に、凹部434が大きな窪みとして観察されることが避けられ、更に意匠性が向上する。この第4壁部433dは、屋内側に向けて第1壁部433aと略平行に延びているが、框被覆部433の突出高さ方向(図5の上下方向)の中央部付近から、障子4側に向けて傾斜する傾斜面433gとなっている。傾斜面433gは、建具1の横方向(図5の左右方向)における障子5の突合せ框53の突合せ面53aとほぼ同一位置で、第5壁部433eと接続されている。
突合せ框43の框被覆部433に形成される凹部434の底部は、傾斜面433gを有することにより、障子5の突合せ框53の屋外側の見付け面53bに近づくに従って、深さが深くなる。このため、指掛け部532に指を引っ掛けるために凹部434内に指を挿入する際、傾斜面433gにガイドされ、指掛け部532の裏側に指を円滑に挿入することが可能となる。
以上の実施形態では、凹部434及び指掛け部532は、建具1の屋外側に配置されるように構成されるが、建具1の屋内側に配置されるように構成されてもよい。また、図示しないが、凹部434及び指掛け部532は、障子4の突合せ框43及び障子5の突合せ框53の両方に形成されてもよい。
図1に示した建具1の両端に配置される障子3、6は、枠体2に移動不能に固定されていてもよい。また、本発明における建具1の障子は4枚に限定されず、少なくとも2枚の障子が突き合わされて閉じられるように構成されるものであればよい。
1 建具
4、5 障子
43、43 突合せ框
53b 見付け面
221 レール
433 框被覆部
433g 傾斜面
434 凹部
532 指掛け部

Claims (3)

  1. 同一レール上を移動する第1の障子と第2の障子を有し、前記第1の障子と前記第2の障子との突合せ框同士が突き合わされて閉じられるように構成される建具であって、
    前記第1の障子の前記突合せ框は、見込み方向の一方に張り出すとともに、前記第1の障子と前記第2の障子が閉じられたときに前記第2の障子の前記突合せ框の見付け面を覆うように配置される框被覆部を有し、
    前記框被覆部は、前記第2の障子側に面する見込み面に、指を挿入可能な凹部を有し、前記第1の障子と前記第2の障子が閉じられたときに前記凹部内に前記第2の障子の前記突合せ框の見付け面が臨んでおり、
    前記第2の障子の前記突合せ框は、前記凹部内に臨む前記見付け面から立ち上がる指掛け部を有する、建具。
  2. 前記凹部は、前記第2の障子の前記突合せ框の前記見付け面に近づくに従って、深さが深くなる傾斜面を有する、請求項1に記載の建具。
  3. 前記框被覆部及び前記指掛け部は、屋外側に配置されている、請求項1又は2に記載の建具。





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