JP3260328B2 - 開閉式ガラリ - Google Patents

開閉式ガラリ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種建築物に組み
込まれるドア、戸、壁面あるいは床面や天井面などに設
けられる、開閉可能なガラリに関する。
【0002】
【従来の技術】一般住宅やビルなどの各種建築物に組み
込まれるドア、戸あるいは壁面の一部には、室内の換気
などを行うことを目的として、通気性を有するガラリが
設けられることが多い。これらのガラリは、常に通気性
を有する固定式ガラリのほか、必要に応じて通気性の有
無を切り替えることができる開閉式ガラリがある。
【0003】従来より、様々な種類の開閉式ガラリが開
発され、例えば、特開昭60−59290号公報、実開
昭63−30585号公報、実開昭58−61893号
公報、実開昭60−148486号公報などにおいて開
示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開昭60−5929
0号公報、実開昭63−30585号公報などに開示さ
れている開閉式ガラリは、多数のガラリ部材を傾斜状態
に配列する必要があるため構造が複雑で製作が面倒であ
るとともに、通気方向の寸法を小さくすることが構造的
に難しいため薄いドアなどへの採用が困難である。
【0005】また、これらの開閉式ガラリは、傾斜した
複数のガラリ部材は正面のみに配列され、正面部分の構
造と背面部分の構造とが大きく異なっているため、正面
側から背面側への通気性と、背面側から正面側への通気
性とは均等でない。したがって、風向きが逆になると通
気性が変化し、安定した通気性を維持できない。
【0006】さらに、これらの開閉式ガラリの場合、正
面外観と背面外観とが著しく異なるため、正面および背
面の両方が目に触れるドアや戸などに採用した場合、違
和感を与えがちである。
【0007】一方、実開昭58−61893号公報、実
開昭60−148486号公報などに開示されている開
閉式ガラリは、複数配列された全てのガラリ部材を同時
に回動させることによって開閉する構造であるため、開
閉機構が複雑で、部品点数も多く、製作が面倒である。
また、ガラリ部材などの可動部材が多いため、開閉機構
の故障が発生する可能性が高い。
【0008】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、構造が簡単で製作が容易であり、通気時にも遮蔽機
能を有し、正面側および背面側からの通気性が互いに均
等で、正面外観と背面外観とが等しく違和感を与えるこ
とのない開閉式ガラリを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の開閉式ガラリは、2枚のガラリ部材を互い
の面方向が平行をなすように密着配置し、少なくとも一
方のガラリ部材を移動することにより通気路を形成する
構造の開閉式ガラリにおいて、2枚のガラリ部材を、厚
さ方向に段差部を有する複数の板材を簀の子状に配列し
て形成したガラリ部材とし、少なくとも一方のガラリ部
材を前記板材の長手方向と直交する方向に移動させたと
きの通気路のガラリ部材移動方向にみた断面形状がクラ
ンク形状となるように、前記板材の段差部を形成したこ
とを特徴とする。
【0010】このような構成とすることにより、2枚
置されたガラリ部材の一方を移動させて各ガラリ部材の
板材間に形成されている隙間同士を互いに合致させたり
ずらしたりして、通気有りの状態と通気無しの状態に切
り換えることが可能となるため、構造が簡単で、製作も
容易な開閉式ガラリを提供することができる。
【0011】通気有りの状態においては、各ガラリ部材
の隙間同士を合致させて形成される通気路のガラリ部材
移動方向にみた断面形状は、ガラリ部材の厚さ方向の段
差部によりクランク形状となるため、通気有りの状態の
ときにも遮蔽機能を有し、プライバシー保護に有効であ
る。さらに、各ガラリ部材は同じ構造であるため、正面
側および背面側からの通気性は互いに均等となるととも
に、正面外観と背面外観とが等しくなり違和感を与える
こともなくなる。
【0012】また、本発明の開閉式ガラリは、2枚のガ
ラリ部材を互いの面方向が平行をなすように密着配置
し、少なくとも一方のガラリ部材を移動することにより
通気路を形成する構造の開閉式ガラリにおいて、2枚の
ガラリ部材を、表面と裏面とで開口部分の短径が異なる
貫通した長孔を形成したガラリ部材とし、少なくとも一
方のガラリ部材を前記長孔の短径方向に移動させたとき
の通気路のガラリ部材移動方向にみた断面形状がクラン
ク形状となるように、前記長孔を形成したことを特徴と
する。
【0013】このような構成とすることにより、2枚
置されたガラリ部材一方を移動させて各ガラリ部材
形成されている長孔同士を互いに合致させたり、ずらし
たりして、通気有りの状態と通気無しの状態に切り換え
ることが可能となるため、構造が簡単で、製作も容易な
開閉式ガラリを提供することができる。
【0014】通気有りの状態において遮蔽機能を有する
点、および、正面外観と背面外観とが等しい点は、前記
2枚のガラリ部材で構成した開閉式ガラリの場合と同
様である。
【0015】この場合、複数のガラリ板部材を接合して
ガラリ部材を形成することも可能であり、これによっ
て、面積の広いガラリ部材を容易に製作することができ
るようになり、施工現場でガラリ板部材の接合を行うよ
うにすれば、運搬作業も容易となる。
【0016】前記のガラリ部材は、互いに密着した状態
でスライド可能な構造としているため、ガラリを閉止状
態としたときの気密性に優れている
【0017】これらのガラリ部材は、木材、金属材料、
合成樹脂で形成することができる。木材で形成した場合
は、木造建築物との調和性が向上するとともに、居住者
に自然材特有の安らぎを与えることが可能となる。金属
材料で形成した場合は、強度、耐火性などが向上するた
め、火気を取り扱う部屋のドアや金属製ドアなどにおい
ても用いることが可能となる。また、合成樹脂で形成し
た場合は、軽量で、耐蝕性に優れたものとなる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は第1実施形態の開閉式ガラ
リを示す正面図、図2は前記開閉式ガラリを示す背面
図、図3は前記開閉式ガラリを示す縦断面図である。
【0019】本実施形態の開閉式ガラリ10は、一般住
宅の部屋と部屋あるいは部屋と廊下などを仕切るドア1
3に取り付けられたものであり、厚さ方向に段差部11
を有する木製の板材12を簀の子状に複数配列して形成
された2枚のガラリ部材10a,10bを互いの面方向
が平行をなすように密着させて配置するとともに、ガラ
リ部材10aを、ガラリ部材10bの面方向と平行で且
つ板材12の長手方向と直交する方向、すなわち上下方
向にスライド可能としている。このような構成とするこ
とによって、それぞれのガラリ部材10a,10bの板
材12の間には、複数の隙間14が形成される。
【0020】したがって、2枚のガラリ部材10a,1
0bのうち、一方のガラリ部材10aをスライドさせ、
各々のガラリ部材10a,10bの板材12間に形成さ
れている隙間14同士を、図3(a)のように互いに合
致させたり、図3(b)に示すようにずらすことによ
り、通気有りの状態と通気無しの状態に切り換えること
ができる。すなわち、開閉式ガラリ10は、図3(a)
の状態で通気状態となり、図3(b)の状態で通気無し
の状態となる。本実施形態の場合、ガラリ部材10a,
10bは密着配置されているため、図3(b)の状態と
したときの気密性も優れている。
【0021】また、図3(a)の状態において、ガラリ
部材10a,10bの隙間14同士を合致させて形成さ
れる通気路の縦断面形状は、板材12の厚さ方向の段差
部11によりクランク形状となるため、通気有りの状態
のときにも遮蔽機能を有しており、開閉式ガラリ10を
通しての目視は不可能であるため、プライバシー保護に
有効である。
【0022】さらに、ガラリ部材10aと10bは同じ
構造であるため、開閉式ガラリ10の正面側および背面
側からの通気性は互いに均等であり、風向きが逆になっ
ても同様の通気性が得られる。また、図1,2に示すよ
うに、開閉式ガラリ10は正面外観と背面外観とが全く
等しいため、ドア13の表裏が目に触れる場合でも違和
感を与えることがない。
【0023】また、開閉式ガラリ10は、複数の板材1
2を配列して形成した簀の子状のガラリ部材10a,1
0bを密着配置した簡単な構造であるため、製作も容易
であり、従来の開閉式ガラリより厚さを小さくすること
ができるため、比較的薄いドアや戸などに好適に採用す
ることができる。
【0024】次に、図4〜図6を参照して、第2実施形
態の開閉式ガラリについて説明する。図4は第2実施形
態の開閉式ガラリを示す正面図、図5は前記開閉式ガラ
リの背面図、図6は前記開閉式ガラリの縦断面図であ
る。
【0025】本実施形態の開閉式ガラリ20は、一般住
宅の部屋と部屋あるいは部屋と廊下などを仕切るドア2
3に取り付けられたものであり、表面と裏面とで開口部
分の短径21X,21Yが異なる貫通した長孔21が複
数形成された2枚の木製のガラリ板材20aと20bを
互いの面方向が平行をなすように密着配置するととも
に、一方のガラリ板材20aを他方のガラリ板材20b
の面方向と平行で且つ長孔21の短径21X,21Yの
方向、すなわち上下方向にスライド可能な構造としてい
る。
【0026】したがって、配置されたガラリ板材20
a,20bの一つをスライドさせて、ガラリ板材20
a,20bに形成されている長孔21同士を、図6
(a)に示すように互いに合致させたり、図6(b)に
示すようにずらすことによって、通気有りの状態と通気
無しの状態に切り換えることができる。すなわち、開閉
式ガラリ20は、図6(a)の状態で通気有りの状態と
なり、図6(b)の状態で通気無しの状態となる。本実
施形態の場合、ガラリ板材20aと20bは密着配置さ
れているため、図6(b)の状態としたときの気密性も
優れている。
【0027】また、図6(a)の状態において、ガラリ
板材20a,20bの長孔21同士を合致させて形成さ
れる通気路の縦断面形状はクランク形状となるため、通
気有りの状態のときにも遮蔽機能を有しており、開閉式
ガラリ20を通しての目視は不可能であるため、プライ
バシー保護に有効である。
【0028】さらに、ガラリ部材20aと20bは同じ
構造であるため、開閉式ガラリ20の正面側および背面
側からの通気性は互いに均等であり、風向きが逆になっ
ても同様の通気性が得られる。また、図4,5に示すよ
うに、開閉式ガラリ20は正面外観と背面外観とが全く
等しいため、ドア23の表裏が目に触れる場合でも違和
感を与えることがない。
【0029】また、開閉式ガラリ20は、多数の長孔2
1が形成された2枚のガラリ板材20a,20bを密着
配置した簡単な構造であるため、製作も容易であり、従
来の開閉式ガラリより厚さを小さくすることができるた
め、一般建築物のドアや戸などにも好適に採用すること
ができる。
【0030】なお、開閉式ガラリ20においては、ガラ
リ板材20a,20bはそれぞれ1枚板であるが、複数
のガラリ板部材を接合してガラリ板材20a,20bを
形成するようにしてもよい。この場合、施工現場でガラ
リ板部材を接合してガラリ板材20a,20bを形成す
るようにすれば、運搬作業が容易となり、また、面積の
広いガラリ板材でも容易に製作することができるように
なる。
【0031】ここで、図7を参照して、ガラリ板材20
a,20bの製作方法について説明する。図7はガラリ
板材20a,20bの製作工程図である。
【0032】ガラリ板材20a,20bを製作する場
合、まず、図7(a)に示すように、原材料である板材
24に短径21Xの貫通した長孔21を形成する。この
場合、必要とする通気性レベルに応じて、長孔21の短
径21Xや長孔21の配列間隔などを任意に決めること
ができる。
【0033】次に、図7(b)に示すように、板材24
の裏面において、長孔21を含むとともに長孔21から
一方へ偏移した部分を、板材24の厚さの半分程度の深
さまで削除して、短径21Yの長溝を形成する。
【0034】このような工程を経ることによって、表面
と裏面とで開口部分の短径21X,21Yが異なる貫通
した長孔21が形成されたガラリ板材20a,20bを
容易に製作することができる。
【0035】次に、図8を参照して、他の実施形態につ
いて説明する。図8は他の実施形態である開閉式ガラリ
を示す正面図である。図8(a),(b)はいずれも、
一般住宅の部屋とクロゼットを仕切る扉30,40に取
り付けられた開閉式ガラリ31,41を示している。
【0036】図8(a)に示す開閉式ガラリ31は、図
1〜3に示した開閉式ガラリ10と同様の構造、機能で
あり、厚さ方向に段差部を有する木製の板材32を簀の
子状に複数配列して形成された2枚のガラリ部材33を
互いの面方向が平行をなすように密着させて配置すると
ともに、一方のガラリ部材33を、他方のガラリ部材3
3の面方向と平行で且つ板材32の長手方向と直交する
方向、すなわち上下方向にスライド可能としている。こ
のような構成とすることにより、2枚のガラリ部材33
の板材12の間には、複数の隙間34が形成される。
【0037】したがって、2枚のガラリ部材33のうち
の一方のガラリ部材33をスライドさせ、各々のガラリ
部材33の板材32間に形成されている隙間34同士
を、互いに合致させたり、ずらすことによって、通気有
りの状態と通気無しの状態に切り換えることができる。
【0038】一方、図8(b)に示す開閉式ガラリ41
は、図4〜6に示した開閉式ガラリ20と同様の構造、
機能であり、表面と裏面とで開口部分の短径が異なる貫
通した長孔42が複数形成された2枚の木製のガラリ板
材43を互いの面方向が平行をなすように密着配置する
とともに、一方のガラリ板材43を他方のガラリ板材4
3の面方向と平行で且つ長孔42の短径方向、すなわち
上下方向にスライド可能な構造としている。
【0039】したがって、一方のガラリ板材43をスラ
イドさせて、2枚のガラリ板材43に形成されている長
孔42同士を互いに合致させたり、ずらすことによっ
て、通気有りの状態と通気無しの状態に切り換えること
ができる。
【0040】また、開閉式ガラリ31,41は、開閉式
ガラリ10,20と同様の構造であるため、いずれも製
作が容易であり、通気有りの状態のときにも遮蔽機能を
有し、正面側および背面側からの通気性が互いに均等で
あるとともに、正面外観と背面外観とが等しく違和感を
与えることもない。
【0041】開閉式ガラリ10,20,31,41にお
いては、ガラリ部材10a,10b,33やガラリ板材
20a,20b,43などを木材で形成しているため木
造建築物との調和性に優れており、居住者に自然材特有
の安らぎを与えることができる。
【0042】なお以上の実施の形態においては、ドアや
扉に取り付けた開閉式ガラリについて説明しているが、
本発明の開閉式ガラリはこれらに限定されるものではな
く、各種建築物に組み込まれるドア、戸、壁面あるいは
床面や天井面などに取り付けられる、開閉機能を必要と
するガラリに広く採用することができる。
【0043】
【発明の効果】本発明により、以下の効果を奏すること
ができる。
【0044】(1)2枚のガラリ部材を互いの面方向が
平行をなすように密着配置し、少なくとも一方のガラリ
部材を移動することにより通気路を形成する構造の開閉
式ガラリにおいて、2枚のガラリ部材を、厚さ方向に段
差部を有する複数の板材を簀の子状に配列して形成した
ガラリ部材とし、少なくとも一方のガラリ部材を前記板
材の長手方向と直交する方向に移動させたときの通気路
のガラリ部材移動方向にみた断面形状がクランク形状と
なるように、前記板材の段差部を形成することにより、
2枚配置されたガラリ部材の一方を移動させて各ガラリ
部材の板材間に形成されている隙間同士を互いに合致さ
せたり、ずらしたりして通気有りの状態と通気無しの状
態に切り換えることが可能となるため、構造が簡単で、
製作も容易な開閉式ガラリを提供することができる。
【0045】(2)各ガラリ部材の隙間同士を合致させ
て形成される通気路のガラリ部材移動方向にみた断面形
クランク形状となるように構成したことにより、通
気有りの状態のときにも遮蔽機能を有し、プライバシー
保護に有効である。また、各ガラリ部材は同じ構造であ
るため、開閉式ガラリの正面側および背面側からの通気
性は互いに均等となるとともに、正面外観と背面外観と
が等しくなり違和感を与えることもなくなる。
【0046】(3)2枚のガラリ部材を互いの面方向が
平行をなすように密着配置し、少なくとも一方のガラリ
部材を移動することにより通気路を形成する構造の開閉
式ガラリにおいて、2枚のガラリ部材を、表面と裏面と
で開口部分の短径が異なる貫通した長孔を形成したガラ
リ部材とし、少なくとも一方のガラリ部材を前記長孔の
短径方向に移動させたときの通気路のガラリ部材移動方
向にみた断面形状がクランク形状となるように、前記長
孔を形成したことにより、2枚配置されたガラリ部材
一方を移動させて各ガラリ部材に形成されている長孔同
士を互いに合致させたり、ずらしたりして、通気有りの
状態と通気無しの状態に切り換えることが可能となるた
め、構造が簡単で、製作も容易な開閉式ガラリを提供す
ることができる。
【0047】(4)各ガラリ部材の長孔同士を合致させ
て形成される通気路のガラリ部材移動方向にみた断面形
クランク形状となるように構成したことにより、通
気有りの状態のときにも遮蔽機能を有し、プライバシー
保護に有効である。また、各ガラリ部材は同じ構造であ
るため、正面側および背面側からの通気性は互いに均等
になるとともに、正面外観と背面外観とが等しくなり、
違和感を与えることもなくなる。
【0048】(5)複数のガラリ板部材を接合してガラ
部材を形成することにより、面積の広いガラリ部材
容易に製作することができるようになり、施工現場でガ
ラリ板部材の接合を行うようにすれば、運搬作業も容易
となる。
【0049】(6)ガラリ部材を互いに密着した状態で
移動可能な構造とすることにより、ガラリを閉止したと
きの気密性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態である開閉式ガラリを示す正面図
である。
【図2】図1に示す開閉式ガラリの背面図である。
【図3】図1に示す開閉式ガラリの縦断面図である。
【図4】第2実施形態である開閉式ガラリを示す正面図
である。
【図5】図4に示す開閉式ガラリの背面図である。
【図6】図4に示す開閉式ガラリの縦断面図である。
【図7】図4の開閉式ガラリを構成するガラリ板材の製
作工程図である。
【図8】他の実施形態である開閉式ガラリを示す正面図
である。
【符号の説明】
10,20,31,41 開閉式ガラリ 10a,10b,33 ガラリ部材 11 段差部 12,24 板材 13,23,32 ドア 14,34 隙間 20a,20b,43 ガラリ板材 21,42 長孔 21X,21Y 短径 30,40 扉

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚のガラリ部材を互いの面方向が平行
    をなすように密着配置し、少なくとも一方のガラリ部材
    を移動することにより通気路を形成する構造の開閉式ガ
    ラリにおいて、2枚のガラリ部材を、厚さ方向に段差部
    を有する複数の板材を簀の子状に配列して形成したガラ
    リ部材とし、少なくとも一方のガラリ部材を前記板材の
    長手方向と直交する方向に移動させたときの通気路のガ
    ラリ部材移動方向にみた断面形状がクランク形状となる
    ように、前記板材の段差部を形成したことを特徴とする
    開閉式ガラリ。
  2. 【請求項2】 2枚のガラリ部材を互いの面方向が平行
    をなすように密着配置し、少なくとも一方のガラリ部材
    を移動することにより通気路を形成する構造の開閉式ガ
    ラリにおいて、2枚のガラリ部材を、表面と裏面とで開
    口部分の短径が異なる貫通した長孔を形成したガラリ部
    材とし、少なくとも一方のガラリ部材を前記長孔の短径
    方向に移動させたときの通気路のガラリ部材移動方向に
    みた断面形状がクランク形状となるように、前記長孔を
    形成したことを特徴とする開閉式ガラリ。
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