JP4641509B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、建具に関し、詳しくは、窓枠と、この窓枠に一端縁側が軸支されて他端縁側が開放可能に設けられた障子と、この障子の開放角度を規制する開放角度規制手段とを備えた建具に関する。
従来、障子の一端縁側が窓枠に軸支されて他端縁側が開くように、回動開閉可能に支持された障子を有した建具(例えば、突き出し窓等)において、障子の開き角度を規制する規制装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された規制装置は、障子の他端縁である下框と窓枠の下枠とにそれぞれ固定されるブラケットと、これらの各ブラケットに軸支された回転ピースと、各回転ピースに両端部が軸支されかつ中折れ屈伸自在な連結アームとを備えて構成されている。この規制装置では、障子を閉じた状態で連結アームが屈折して下框と下枠の間に格納されるとともに、障子の開放操作に連動して連結アームが伸張して略一直線状になることで障子の開き角度が規制されるようになっている。また、下框および下枠の各々の長手方向に沿った回転軸によって回転ピースがブラケットに軸支されていることで、障子の開き角度に応じて下框と下枠との間に生じる相対回転角を回転ピースの回転により吸収し、連結アームの両端部軸支位置や中折れヒンジ部に余計な力が作用しないようになっている。
特開平8−260798号公報
しかしながら、従来の建具における障子の開き角度規制装置では、障子を閉じた状態で連結アームが下框の下面と下枠の上面との対向面間に格納されるため、これらの対向面間の間隔として、一対のブラケットおよび回転ピースの高さ寸法と屈折した状態の連結アームの高さ寸法とを合わせただけの間隔寸法を確保しなければならず、下枠と下框とを合わせた部分の見付け寸法が大きくなるとともに、採光に有効なガラスパネル部分のサイズが小さくなることから、建具の意匠性および開放感が劣ってしまうという問題がある。
本発明の目的は、障子の開き角度規制手段を有した場合であっても意匠性および開放感を向上させることができる建具を提供することにある。
本発明の建具は、窓枠と、この窓枠に一端縁側が軸支されて他端縁側が開放可能に設けられた障子と、この障子を所定の開放角度に規制する開放角度規制手段とを備えた建具であって、前記窓枠は、前記障子の他端縁を構成する框材に対応した枠材を有して構成され、この枠材には、前記障子を閉じた際に前記框材と見込み方向に重なる収容部と、この収容部の前記框材側に設けられた開口とが形成されており、前記開放角度規制手段は、前記框材に一端が連結されるとともに前記枠材に他端が連結され、かつ中間部にヒンジが設けられた連結アームと、前記框材から前記枠材側に突出して設けられて前記連結アームの一端を軸支する突出片部と、前記枠材の収容部内に設けられて前記連結アームの他端を軸支する支持部とを有して構成され、前記連結アームの一端側が前記枠材の開口を介して前記収容部から出没自在、かつ前記障子を閉じた際に当該連結アームが屈折されて前記収容部内に収容可能に構成され、前記連結アームの一端は、前記框材の長手方向および見込み方向の両方向に沿った平面と所定傾斜角度だけ傾斜して連結され、前記所定傾斜角度は、前記障子を前記所定の開放角度まで開放した状態において、前記枠材の長手方向および見込み方向の両方向に沿った平面と前記連結アームとが略平行になるように設定され、前記支持部は、前記枠材の見付け方向に沿って設けられた軸支ピンと、この軸支ピンに設けられて前記連結アームの他端部を当該枠材の見付け方向内側に付勢する付勢手段とを有して構成され、前記連結アームの他端部には、前記枠材の見付け方向外側に向かって折り曲げられた折曲部と、この折曲部に設けられて前記軸支ピンを挿通させる挿通孔とが形成され、前記折曲部の折曲角度は、前記連結アームの一端における前記所定傾斜角度よりも小さく設定されていることを特徴とする。
ここで、本発明の建具としては、障子の一端縁側として上框側が窓枠上部に軸支されて障子の他端縁側としての下框側が室外側(または室内側)に開放可能に構成された突き出し窓であってもよく、この場合において、框材に対応した枠材としては下枠となる。また、障子の一端縁側として下框側が窓枠下部に軸支されて障子の他端縁側としての上框側が室外側(または室内側)に開放可能に構成された外倒し窓(内倒し窓)であってもよく、この場合において、框材に対応した枠材としては上枠となる。さらに、障子の一端縁側として左右一方の縦框側が窓枠に軸支されて障子の他端縁側としての他方の縦框側が室外側(または室内側)に開放可能に構成された開き窓であってもよく、この場合において、框材に対応した枠材としては他方側の縦枠となる。
以上の本発明によれば、枠材における収容部を框材と見込み方向に重なる位置に形成するとともに、連結アームの他端を枠材の収容部内の支持部で軸支し、障子を閉じた際に連結アームが収容部内に収容されるように開放角度規制手段を構成したことで、枠材と框材との対向面間に連結アーム等を格納するための大きな隙間を形成する必要がなく、枠材と框材とを合わせた部分の見付け寸法を必要最小限に抑えることができる。すなわち、枠材が上枠(下枠)で框材が上框(下框)であれば、それらを合わせた上下寸法を小さく抑えることができ、枠材が縦枠で框材が縦框であれば、それらを合わせた左右寸法を小さく抑えることができ、これにより框材内部に設けられるガラスパネル等の面材を相対的に大きくすることができる。従って、見付け寸法を小さく抑えた枠材や框材が目立たずに建具の意匠性を向上させるとともに、相対的に大きくされた面材による開口部分により採光が確保されて開放感を向上させることができる。
さらに、連結アームが枠材の収容部内に収容されることで、障子を閉じた状態において連結アームが露出せず、また障子を開放した状態においても連結アームの他端および支持部が枠材の収容部内に隠蔽されるため、開放角度規制手段が目立たず、意匠性を一層向上させることができる。
また、前記連結アームの一端は、前記框材の長手方向および見込み方向の両方向に沿った平面と所定傾斜角度だけ傾斜して連結され、前記所定傾斜角度は、前記障子を前記所定の開放角度まで開放した状態において、前記枠材の長手方向および見込み方向の両方向に沿った平面と前記連結アームとが略平行になるように設定されている
ここで、枠材の長手方向および見込み方向の両方向に沿った平面とは、連結アームが下枠(または上枠)と下框(上框)とを連結して設けられている場合において、水平面を意味し、連結アームが下枠(または上枠)と下框(上框)とを連結して設けられている場合において、鉛直面を意味する。
このような構成によれば、障子を所定の開放角度まで開放した際に、連結アームが水平面や鉛直面と略平行になるように、連結アームの一端側と框材とが所定傾斜角度を有して連結されているので、障子の開放状態で連結アームにねじれが生じず、その両端部の軸支位置や中間部のヒンジに余計な力が作用することを防止することができる。
さらに前記突出片部は、前記框材の長手方向および見込み方向の両方向に沿った平面と前記所定傾斜角度だけ傾斜して突設されている
このような構成によれば、框材に対して突出片部を傾斜させて設けておくだけで、この突出片部にピン等を用いて連結アームの一端を軸支すれば、簡単な構造および取付方法により前述のように連結アームのねじれを防止することができる。
また、本発明の建具は、窓枠と、この窓枠に一端縁側が軸支されて他端縁側が開放可能に設けられた障子と、この障子を所定の開放角度に規制する開放角度規制手段とを備えた建具であって、前記窓枠は、前記障子の他端縁を構成する框材に対応した枠材を有して構成され、この枠材には、前記障子を閉じた際に前記框材と見込み方向に重なる収容部と、この収容部の前記框材側に設けられた開口とが形成されており、前記開放角度規制手段は、前記框材に一端が連結されるとともに前記枠材に他端が連結され、かつ中間部にヒンジが設けられた連結アームと、前記框材から前記枠材側に突出して設けられて前記連結アームの一端を軸支する突出片部と、前記枠材の収容部内に設けられて前記連結アームの他端を軸支する支持部とを有して構成され、前記連結アームの一端側が前記枠材の開口を介して前記収容部から出没自在、かつ前記障子を閉じた際に当該連結アームが屈折されて前記収容部内に収容可能に構成され、前記連結アームの一端は、前記框材の長手方向および見込み方向の両方向に沿った平面と所定傾斜角度だけ傾斜して連結され、前記所定傾斜角度は、前記障子を前記所定の開放角度まで開放した状態において、前記枠材の長手方向および見込み方向の両方向に沿った平面と前記連結アームとが略平行になるように設定され、前記支持部は、前記枠材の見付け方向に沿って設けられた軸支ピンと、この軸支ピンに設けられて前記連結アームの他端部を当該枠材の見付け方向内側に付勢する付勢手段とを有して構成され、前記連結アームの他端部には、前記枠材の見付け方向外側に向かって折り曲げられた折曲部と、この折曲部に設けられて前記軸支ピンを挿通させる挿通孔とが形成され、前記折曲部の折曲角度は、前記連結アームの一端における前記所定傾斜角度よりも小さく設定されているものでもよい
このような構成によれば、前述のように連結アームの一端側を框材に所定傾斜角度を有して連結したことから、障子の閉鎖時に連結アームが枠材に対して見込み方向内側に移動して収容部内に収容される際に、連結アームと開口との干渉を避けて円滑な開閉操作を実現するとともに、屈折状態の連結アームの見付け寸法をコンパクトにすることができる。すなわち、障子の閉鎖時に連結アームが屈折しつつ枠材の見付け方向内側へ移動する際に、その他端部も支持部の付勢手段で付勢されて軸支ピンに沿って見付け方向内側へ移動することで、連結アームの屈折動作を円滑にすることができる。そして、連結アームの他端部に所定の折曲角度を有した折曲部を設けたことで、軸支ピンの高さ寸法を小さく抑えることができ、枠材の見付け寸法を小さくすることができる。
また、本発明の建具では、前記突出片部は、前記框材に取り付けられる取付部材に形成されており、前記取付部材は、前記突出片部と、前記框材に固定される固定片部と、当該框材の室内面に沿って見付け方向内側に延びる延出片部とを有して形成され、前記延出片部には、前記枠材に設けたラッチ受けに係合して前記障子の閉状態からの開放移動を規制するラッチ部材が取り付けられていることが好ましい。
このような構成によれば、取付部材に突出片部、固定片部および延出片部を設け、突出片部に連結アームの一端を連結するとともに、延出片部にラッチ部材を取り付けたことで、開放角度規制手段と施錠手段(ラッチ部材およびラッチ受け)とで取付部材を共用することができ、部品点数の削減および取付手間の低減を図ることができる。
また、本発明の建具では、前記枠材は、前記収容部を形成するとともに前記框材と対向して設けられる枠対向面を有して形成され、この枠対向面を切り欠いて前記開口が形成されるとともに、この開口よりも見付け方向内側の位置において、当該枠対向面と前記框材とが気密材を介して当接可能に構成されていることが好ましい。
このような構成によれば、枠材の開口よりも見込み方向内側の位置に枠材と框材との気密ラインを形成したことで、障子の閉鎖時において連結アームが気密材で隠蔽され、一層意匠性を向上させることができる。また、このような気密材を枠材の開口よりも見込み方向内側の位置に設けた場合でも、前述のように連結アームがコンパクトに収容されることから、枠材や框材の見付け寸法の拡大を防止して意匠性や開放感を確保することができる。
さらに、本発明の建具は、窓枠と、この窓枠に一端縁側が軸支されて他端縁側が開放可能に設けられた障子と、この障子を所定の開放角度に規制する開放角度規制手段とを備えた建具であって、前記窓枠は、前記障子の他端縁を構成する框材に対応した枠材を有して構成され、この枠材には、前記障子を閉じた際に前記框材と見込み方向に重なる収容部と、この収容部の前記框材側に設けられた開口とが形成されており、前記開放角度規制手段は、前記框材に一端が連結されるとともに前記枠材に他端が連結され、かつ中間部にヒンジが設けられた連結アームと、前記框材から前記枠材側に突出して設けられて前記連結アームの一端を軸支する突出片部と、前記枠材の収容部内に設けられて前記連結アームの他端を軸支する支持部とを有して構成され、前記連結アームの一端側が前記枠材の開口を介して前記収容部から出没自在、かつ前記障子を閉じた際に当該連結アームが屈折されて前記収容部内に収容可能に構成され、前記窓枠の開口寸法は、前記障子の一端縁側から他端縁側に向かう方向に沿った第一方向、この第一方向に直交する第二方向ともに200mmから350mmまでの範囲に設定されているものでもよい
このような構成によれば、比較的小型の建具において、前述のように、枠材や框材の見付け寸法を小さく抑えて意匠性が向上できるとともに、採光を確保して開放感が向上できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る建具である突き出し窓1を示す縦断面図である。図2は、突き出し窓1の開放状態を示す縦断面図である。図3は、閉鎖状態における突き出し窓1の要部を示す縦断面図である。図4、図5は、それぞれ突き出し窓1に設けた障子の開放角度規制装置10の閉鎖状態を示す平面図および側面図である。図6は、開放状態における突き出し窓1の要部を示す縦断面図である。図7は、障子の開放角度規制装置10の開放状態を示す平面図である。図8(A),(B)は、障子の開放角度規制装置10を構成する連結アーム10Aの動作を示す斜視図である。
図1および図2において、突き出し窓1は、窓枠2と、この窓枠2内部に開閉自在に支持された障子3とを有して構成されている。窓枠2は、上枠4、下枠5および左右の縦枠(不図示)を四周枠組みして形成され、建物の外壁開口部に固定されている。障子3は、上框6、下框7および左右の縦框(不図示)を四周框組みした内部に、面材であるガラスパネル(複層ガラス)8を嵌め込んで構成されており、当該障子3の一端縁である上框6が上枠4に蝶番4Aで軸支され、他端縁である下框7側が室外側に開放可能に設けられている。そして、下框7と、この下框7に対応した枠材である下枠5との間には、障子3の開放角度を規制する開放角度規制装置(開放角度規制手段)10が設けられ、この開放角度規制装置10によって開放時の障子3が窓枠2に対して所定開放角度α(例えば、15°)を維持できるようになっている。また、本実施形態の突き出し窓1において、窓枠2の開口寸法としては、障子3の一端縁側から他端縁側に向かう方向に沿った第一方向(上下方向)の製品寸法(高さ寸法H)が200mmから350mmまでの範囲に設定され、図示を省略するが、第一方向に直交する第二方向(左右方向)の製品寸法(幅寸法)も200mmから350mmまでの範囲に設定されている。
次に、図3および図6も参照して開放角度規制装置10、下枠5および下框7の構造を詳しく説明する。
下枠5は、アルミ形材製の室内部材5Aおよび室外部材5Bと、これらを連結する樹脂製の連結部材5Cと、室内部材5Aの上側を覆って取り付けられる樹脂製のカバー部材5Dとを有して構成されている。室内部材5Aは、その室内側および室外側にそれぞれ対向した立上り片51,52を有して形成され、室内側の立上り片51の上端部から室内側に折れ曲がった部分、室外側の立上り片52の基端部との間にカバー部材5Dが係止されている。室外部材5Bは、上面部53を有して形成されており、この上面部53の室外側端部位置には、第1気密材5Eが取り付けられている。カバー部材5Dは、上面部54および前面部(枠対向面)55を有して全体L字形に形成されており、前面部55の上部室外側端部に気密材保持部56が設けられ、この気密材保持部56には、第2気密材5Fが取り付けられている。そして、下枠5には、室内部材5Aの立上り片51,52と、カバー部材5Dの上面部54および前面部55とで囲まれた収容部としての中空部57が形成されるとともに、この中空部57のうち、開放角度規制装置10に対応した位置には、立上り片52および前面部55を切り欠いて室外側(障子3の下框7側)に開口した開口部58が形成されている。
下框7は、アルミ形材製の一体部材であり、室内側側面部71、底面部72および室外側側面部73を有して上方に開口した全体略コ字形に形成されており、室内側側面部71の上端と室外側側面部73の上部から室内側に折り返した折返し片部74との間に、ガスケット7Aを介してガラスパネル8が挟持されている。また、室外側側面部73の下側には、底面部72よりも下方に延びて下枠5の第1気密材5Eに当接可能な当接片部75が形成されており、これらの第1気密材5Eおよび当接片部75によって室外側の気密ラインが形成されるようになっている。また、下框7は、障子3を閉じた状態で下枠5の中空部57の見込み方向室外側に重なって位置する、すなわち室内側側面部71の上端とカバー部材5Dの上面部54とが略フラットに連続するようになっており、この状態において、下框7の室内側側面部71に下枠5の第2気密材5Fが当接し、これにより室内側の気密ラインが形成されるようになっている。
開放角度規制装置10は、それぞれ金属板材から形成された室外側アーム11と室内側アーム12とが連結された連結アーム10Aと、この連結アーム10Aの一端である室外側アーム11の室外側端部を軸支して下框7に連結する取付部材20と、連結アーム10Aの他端である室内側アーム12の室内側端部を軸支して下枠5に連結する支持部30とを有して構成されている。そして、連結アーム10Aは、その中間部において室外側アーム11の室内側端部と室内側アーム12の室外側端部とがヒンジ13を介して互いに回動自在に連結され、中折れ可能に構成されている。取付部材20は、下框7の室内側側面部71から室内側(下枠5側)に突出して設けられた突出片部21を有して形成され、この突出片部21に室外側アーム11の室外側端部がピン14を介して軸支されている。一方、支持部30は、下枠5の中空部57内に設けられた軸支ピン31を有して構成され、室内側アーム12の室内側端部に形成した挿通孔12Aに軸支ピン31を挿通することで、室内側アーム12が軸支されている。このような連結アーム10Aは、図3に示すように障子3を閉じた状態において、室外側アーム11および室内側アーム12がヒンジ13位置で屈折され、下枠5の中空部57内に収容可能に構成されている。そして、図6に示すように障子3を開放すれば、連結アーム10Aが伸張し、その一端側である室外側アーム11と室内側アーム12の室外側端部とが下枠5の開口部58を介して中空部57から突出し、障子3を閉じれば、連結アーム10Aが中空部57内に没入するようになっている。
次に、図4、図5および図7も参照して開放角度規制装置10における取付部材20および支持部30の構造を詳しく説明する。
取付部材20は、金属板材から折り曲げ加工により一体成形され、突出片部21と、下框7の底面部72に固定される固定片部22と、下框7の室内側側面部71に沿って上方(下框7の見付け方向内側)に延びる延出片部23とを有して形成されている。突出片部21は、下框7の長手方向および見込み方向の両方向に沿った平面(下框7の底面部72と平行な面)と所定傾斜角度α’だけ傾斜して突設され、すなわち障子3を閉じた状態における水平面よりも室内側上方に向かって突設されている。そして、突出片部21の所定傾斜角度α’は、障子3を所定開放角度αまで開放した状態において、下枠5の長手方向および見込み方向の両方向に沿った平面(水平面)と連結アーム10Aとが略平行になるように設定され、すなわち突出片部21の所定傾斜角度α’と障子3の所定開放角度αとが略同一(α=α’=15°)に設定されている。また、取付部材20の固定片部22は、下框7の室内側側面部71を貫通して下框7内部に延びて配置され、下框7の底面部72を貫通するビスによって固定されている。そして、取付部材20の延出片部23には、ラッチ部材41が取り付けられている。
このラッチ部材41は、突き出し窓1の錠装置40を構成するもので、上下回動自在に支持されるとともに図示しないばねで下方に付勢された係合部材42を有して構成されている。そして、下枠5におけるカバー部材5Dの上面部54には、係合部材42と係合可能なラッチ受け43が取り付けられており、このラッチ受け43に係合部材42を係合させることで、障子3が閉鎖状態から開放不能に施錠されるようになっている。また、係合部材42を上方に回動操作してラッチ受け43との係合を解除することで、障子3が開放操作可能になり、開放された障子3を閉操作すれば、係合部材42がラッチ受け43の傾斜面に摺接して上方に回動移動されるとともに、閉鎖位置まで障子3を閉じることで係合部材42が自動的にラッチ受け43に係合して施錠されるようになっている。
一方、支持部30は、下枠5の見付け方向(上下方向)に沿って設けられた頭付きの軸支ピン31と、この軸支ピン31の下端部を固定するとともに室外部材5Bの上面部53に固定されるベース部32と、軸支ピン31に挿通されてベース部32と室内側アーム12の室内側端部との間に設けられた付勢手段としての円錐ばね33とを有して構成されている。この円錐ばね33は、軸支ピン31に挿通された室内側アーム12の室内側端部を下枠5の見付け方向内側(上方)に付勢するとともに、障子3の開放時において連結アーム10Aに押圧されて下方に収縮できるようになっている。また、軸支ピン31に挿通される連結アーム10Aの他端部(室内側アーム12の室内側端部)には、下枠5の見付け方向外側(下方)に向かって折り曲げられた折曲部12Bが形成されており、この折曲部12Bに挿通孔12Aが設けられている。そして、折曲部12Bの折曲角度β(図6)は、突出片部21の所定傾斜角度α’よりも小さく(例えば、β=10°)設定されている。
また、開放角度規制装置10の連結アーム10Aは、図4、図5〜図7および図8に示すように、室外側アーム11と室内側アーム12とが略直角(90°)となる状態で伸張角度が維持されるようになっている。
すなわち、室内側アーム12のヒンジ13側端部には、上向きに折り曲げられた当接部12Cが形成されており、室外側アーム11のヒンジ13側側面部には、当接部12Cに当接される被当接部11Aが形成され、図7および図8(B)に示すように、当接部12Cと被当接部11Aとが当接した位置よりも連結アーム10Aが伸張不能になっている。また、室内側アーム12のヒンジ13側端部には、板ばね部材15が取り付けられており、この板ばね部材15の上面には、上方に突出した突起部15Aが形成されている。一方、室外側アーム11のヒンジ13側端部には、連結アーム10Aが略直角まで伸張した状態で板ばね部材15の突起部15Aが嵌る係合孔11Bが形成されており、この係合孔11Bに突起部15Aが係合することで、連結アーム10Aの伸張状態が維持されるように構成されている。以上のように連結アーム10Aが略直角まで伸張した状態(開放規制位置)において、図6に示すように、障子3が所定開放角度αまで開放されるとともに、連結アーム10Aが水平面と略平行に位置するようになっている。
次に、障子3を所定の操作力で室内側に引くことで、突起部15Aと係合孔11Bとの係合が外れ、連結アーム10Aが屈折動作可能に構成されている。この際、障子3の開放角度が所定開放角度αよりも小さくなるに従い、取付部材20の突出片部21先端が室内側上向きに移動することから、この突出片部21の仰角に対応するとともに、室内側アーム12の室内側端部が円錐ばね33に付勢されることで、連結アーム10Aは、屈折しつつ室内側上方に移動することとなる。そして、障子3を閉鎖位置まで閉じれば、連結アーム10Aが屈折して下枠5の中空部57に収容された状態(屈折収容位置)となる。この屈折収容位置において、室外側アーム11および室内側アーム12は、突出片部21の所定傾斜角度α’に応じてヒンジ13側端部が上方に傾斜するようになっている。このように屈折収容位置における室外側アーム11および室内側アーム12は、ヒンジ13位置での互いの傾斜角度を合致させることができるとともに、室内側アーム12の室内側端部である折曲部12Bを折曲角度βだけ折り曲げたことによって、ヒンジ13部分や突出片部21側端部および軸支ピン31側端部に余計な力が作用しないようになっている。また、軸支ピン31の高さ寸法としては、下枠5の開口部58に挿通して取り付けることから開口部58の高さ寸法(例えば、12.5mm)よりも小さく設定(例えば、11.3mm)されている。このように設定した軸支ピン31の高さ寸法と、突出片部21の所定傾斜角度α’との関係から、室内側アーム12の折曲部12Bの折曲角度βを設定することで、室内側アーム12と軸支ピン31の頭との干渉を防止するとともに、開口部58の高さ寸法(例えば、12.5mm)の範囲でコンパクトに開放角度規制装置10を収めることができるようになっている。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)すなわち、開口寸法が比較的小さい突き出し窓1において、下枠5に形成した中空部57と障子3の下框7とが見込み方向に重なるように構成され、障子3を閉じた状態で開放角度規制装置10の連結アーム10Aが中空部57内に収容されるので、下枠5の上面と下框7の下面との間に連結アーム等を格納するための大きな隙間を形成する必要がなく、下枠5および下框7の見付け寸法を必要最小限に抑えることができる。従って、見付け寸法を小さく抑えた下枠5や下框7が目立たずに突き出し窓1の意匠性を向上させるとともに、突き出し窓1におけるガラスパネル8のサイズを相対的に大きくすることができ、このガラスパネル8を介した採光が確保されて開放感を向上させることができる。
(2)さらに、連結アーム10Aが下枠5の中空部57内に収容されることで、障子3を閉じた状態において連結アーム10Aが室内側および室外側に露出せず、開放角度規制装置10を隠蔽することができる。また、障子3を開放した状態においても、連結アーム10Aの室内側端部および支持部30が中空部57内に隠蔽されるため、開放角度規制装置10が目立たず、意匠性を一層向上させることができる。
(3)また、障子3の所定開放角度αと突出片部21の所定傾斜角度α’とが略同一に設定され、障子3を所定開放角度αまで開放した際に、連結アーム10Aが水平面と略平行になるように開放角度規制装置10が構成されているので、障子3の開放状態で連結アーム10Aにねじれが生じず、ヒンジ13部分や突出片部21側端部および軸支ピン31側端部に余計な力が作用することを防止することができ、開放角度規制装置10の耐久性を向上させることができる。
(4)また、突出片部21の所定傾斜角度α’および室内側アーム12の折曲部12Bの折曲角度βを適切に設定したことで、障子3の閉操作時に連結アーム10Aと下枠5の開口部58との干渉を避けて円滑な開閉操作を実現するとともに、屈折収容位置にある連結アーム10Aの見付け寸法をコンパクトにすることができる。従って、閉鎖位置までスムーズに障子3を閉じることができ、ラッチ部材41の係合部材42とラッチ受け43とを確実に係合させて突き出し窓1を施錠することができる。
(5)また、下枠5の開口部58よりも上側に第2気密材5Fが設けられ、この第2気密材5Fを下框7の室内側側面部71に当接させて気密ラインが形成されるので、障子3の閉鎖時において連結アーム10Aが第2気密材5Fで室内側から隠蔽され、一層意匠性を向上させることができる。また、このような第2気密材5Fを開口部58よりも上側に設けた場合でも、前述のように連結アーム10Aがコンパクトに収容されることから、下枠5の見付け寸法の拡大を防止して突き出し窓1の意匠性や開放感を確保することができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態においては、突き出し窓1を例示して説明したが、本発明の建具としては、突き出し窓1に限らず、外倒し窓や内倒し窓、開き窓であってもよい。すなわち、障子の一端縁側としての下框側が窓枠下部に軸支されて障子の他端縁側としての上框側が室外側(または室内側)に開放可能に構成された外倒し窓(内倒し窓)において、開放角度規制手段は、上框に一端が連結されるとともに上枠に他端が連結された連結アームと、上框から上枠側に突出して設けられて連結アームの一端を軸支する突出片部と、上枠の収容部内に設けられて連結アームの他端を軸支する支持部とを有して構成されていればよい。また、障子の一端縁側として左右一方の縦框側が窓枠に軸支されて障子の他端縁側としての他方の縦框側が室外側(または室内側)に開放可能に構成された開き窓において、開放角度規制手段は、縦框に一端が連結されるとともに縦枠に他端が連結された連結アームと、縦框から縦枠側に突出して設けられて連結アームの一端を軸支する突出片部と、縦枠の収容部内に設けられて連結アームの他端を軸支する支持部とを有して構成されていればよい。
また、前記実施形態では、突き出し窓1における窓枠2の開口寸法として、高さ寸法Hおよび幅寸法ともに200mmから350mmまでの範囲に設定されるとともに、障子3の所定開放角度αとして15°に設定されていたが、これらの数値は例示であって、開口寸法や開放角度は、特に限定されず、任意の寸法や角度に設定されていればよい。
また、前記実施形態では、連結アーム10Aの一端である室外側端部を下框7の底面部72に対して所定傾斜角度α’だけ傾斜させる構造として、室外側アーム11の室外側端部を軸支する突出片部21を傾斜させて突設した構造としたが、これに限らず、下框7の底面部72と平行に突設した突出片部に対して、所定傾斜角度α’だけ室外側端部を折り曲げた室外側アームを連結した構造であってもよい。
また、前記実施形態では、障子3の所定開放角度αに対応した開放規制位置において、連結アーム10Aが略直角まで伸張する構成としたが、開放規制位置における連結アームの伸張状態は略直角に限らず、室内外のアームが略直線状になるまで伸張する構成でもよく、また室内外のアームが任意の鋭角または鈍角の形態になるまで伸張する構成でもよい。
また、前記実施形態では、下枠5に設ける収容部として、室内部材5Aの立上り片51,52と、カバー部材5Dの上面部54および前面部55とで囲まれた中空部57を適用したが、収容部としては、中空状の形態に限らず、例えば、室外側に開口したコ字形断面の内部に連結アーム10Aが収容されるような構成であってもよい。この際、収容部を構成する下枠としては、室内部材5Aなどの下枠本体(アルミ形材)とカバー部材5Dとを組み合わせたものに限らず、下枠本体自体と一体に中空部やコ字形部が形成されていてもよい。
また、連結アームの他端を軸支する支持部30の構成としては、前記実施形態で説明したものに限られず、連結アームの一端側の所定傾斜角度α’に応じて連結アームの他端側を上下移動自在に、かつ上方に付勢した状態で軸支できる構造であればよい。また、連結アームの他端部に設けた折曲部は、必須ではなく、省略してもよく、また所定の折曲角度を設ける場合であっても、その折曲角度βは、10°に限定されるものではなく、適宜設定可能である。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明の実施形態に係る建具を示す縦断面図である。 前記建具の開放状態を示す縦断面図である。 閉鎖状態における前記建具の要部を示す縦断面図である。 前記建具に設けた開放角度規制手段の閉鎖状態を示す平面図である。 前記開放角度規制手段の閉鎖状態を示す側面図である。 開放状態における前記建具の要部を示す縦断面図である。 前記開放角度規制手段の開放状態を示す平面図である。 (A),(B)は、前記開放角度規制手段を構成する連結アームの動作を示す斜視図である。
符号の説明
2…窓枠、3…障子、5…枠材である下枠、5F…第2気密材、7…框材である下框、10…開放角度規制装置(開放角度規制手段)、10A…連結アーム、12A…挿通孔、12B…折曲部、13…ヒンジ、20…取付部材、21…突出片部、22…固定片部、23…延出片部、30…支持部、31…軸支ピン、33…付勢手段である円錐ばね、41…ラッチ部材、43…ラッチ受け、55…枠対向面である前面部、57…収容部である中空部、58…開口部。

Claims (5)

  1. 窓枠と、この窓枠に一端縁側が軸支されて他端縁側が開放可能に設けられた障子と、この障子を所定の開放角度に規制する開放角度規制手段とを備えた建具であって、
    前記窓枠は、前記障子の他端縁を構成する框材に対応した枠材を有して構成され、この枠材には、前記障子を閉じた際に前記框材と見込み方向に重なる収容部と、この収容部の前記框材側に設けられた開口とが形成されており、
    前記開放角度規制手段は、前記框材に一端が連結されるとともに前記枠材に他端が連結され、かつ中間部にヒンジが設けられた連結アームと、前記框材から前記枠材側に突出して設けられて前記連結アームの一端を軸支する突出片部と、前記枠材の収容部内に設けられて前記連結アームの他端を軸支する支持部とを有して構成され、
    前記連結アームの一端側が前記枠材の開口を介して前記収容部から出没自在、かつ前記障子を閉じた際に当該連結アームが屈折されて前記収容部内に収容可能に構成され
    前記連結アームの一端は、前記框材の長手方向および見込み方向の両方向に沿った平面と所定傾斜角度だけ傾斜して連結され、
    前記所定傾斜角度は、前記障子を前記所定の開放角度まで開放した状態において、前記枠材の長手方向および見込み方向の両方向に沿った平面と前記連結アームとが略平行になるように設定され
    前記突出片部は、前記框材の長手方向および見込み方向の両方向に沿った平面と前記所定傾斜角度だけ傾斜して突設されている建具。
  2. 窓枠と、この窓枠に一端縁側が軸支されて他端縁側が開放可能に設けられた障子と、この障子を所定の開放角度に規制する開放角度規制手段とを備えた建具であって、
    前記窓枠は、前記障子の他端縁を構成する框材に対応した枠材を有して構成され、この枠材には、前記障子を閉じた際に前記框材と見込み方向に重なる収容部と、この収容部の前記框材側に設けられた開口とが形成されており、
    前記開放角度規制手段は、前記框材に一端が連結されるとともに前記枠材に他端が連結され、かつ中間部にヒンジが設けられた連結アームと、前記框材から前記枠材側に突出して設けられて前記連結アームの一端を軸支する突出片部と、前記枠材の収容部内に設けられて前記連結アームの他端を軸支する支持部とを有して構成され、
    前記連結アームの一端側が前記枠材の開口を介して前記収容部から出没自在、かつ前記障子を閉じた際に当該連結アームが屈折されて前記収容部内に収容可能に構成され
    前記連結アームの一端は、前記框材の長手方向および見込み方向の両方向に沿った平面と所定傾斜角度だけ傾斜して連結され、
    前記所定傾斜角度は、前記障子を前記所定の開放角度まで開放した状態において、前記枠材の長手方向および見込み方向の両方向に沿った平面と前記連結アームとが略平行になるように設定され
    前記支持部は、前記枠材の見付け方向に沿って設けられた軸支ピンと、この軸支ピンに設けられて前記連結アームの他端部を当該枠材の見付け方向内側に付勢する付勢手段とを有して構成され、
    前記連結アームの他端部には、前記枠材の見付け方向外側に向かって折り曲げられた折曲部と、この折曲部に設けられて前記軸支ピンを挿通させる挿通孔とが形成され、
    前記折曲部の折曲角度は、前記連結アームの一端における前記所定傾斜角度よりも小さく設定されている建具。
  3. 窓枠と、この窓枠に一端縁側が軸支されて他端縁側が開放可能に設けられた障子と、この障子を所定の開放角度に規制する開放角度規制手段とを備えた建具であって、
    前記窓枠は、前記障子の他端縁を構成する框材に対応した枠材を有して構成され、この枠材には、前記障子を閉じた際に前記框材と見込み方向に重なる収容部と、この収容部の前記框材側に設けられた開口とが形成されており、
    前記開放角度規制手段は、前記框材に一端が連結されるとともに前記枠材に他端が連結され、かつ中間部にヒンジが設けられた連結アームと、前記框材から前記枠材側に突出して設けられて前記連結アームの一端を軸支する突出片部と、前記枠材の収容部内に設けられて前記連結アームの他端を軸支する支持部とを有して構成され、
    前記連結アームの一端側が前記枠材の開口を介して前記収容部から出没自在、かつ前記障子を閉じた際に当該連結アームが屈折されて前記収容部内に収容可能に構成され
    前記窓枠の開口寸法は、前記障子の一端縁側から他端縁側に向かう方向に沿った第一方向、この第一方向に直交する第二方向ともに200mmから350mmまでの範囲に設定されている建具。
  4. 前記突出片部は、前記框材に取り付けられる取付部材に形成されており、
    前記取付部材は、前記突出片部と、前記框材に固定される固定片部と、当該框材の室内面に沿って見付け方向内側に延びる延出片部とを有して形成され、
    前記延出片部には、前記枠材に設けたラッチ受けに係合して前記障子の閉状態からの開放移動を規制するラッチ部材が取り付けられている請求項1から請求項3のいずれかに記載の建具。
  5. 前記枠材は、前記収容部を形成するとともに前記框材と対向して設けられる枠対向面を有して形成され、この枠対向面を切り欠いて前記開口が形成されるとともに、この開口よりも見付け方向内側の位置において、当該枠対向面と前記框材とが気密材を介して当接可能に構成されている請求項1から請求項4のいずれかに記載の建具。
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