JP4871323B2 - ピボットヒンジ装置および建具 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載されたピボットヒンジは、扉の吊り元側に上下一対で設けられており、上側のピボットヒンジは、扉の上部に固定される上ケースと、この上ケースから上方に突出して天板のヒンジ受けに軸支されるピボット軸とを有し、下側のピボットヒンジは、扉の下部に固定される下ケースと、この下ケースから下方に突出して地板のヒンジ受けに軸支されるピボット軸とを有して構成されている。そして、上側のピボットヒンジにおいて、ピボット軸は、上ケースに対して上下進退自在に支持されるとともにばねによって上方に付勢されており、ピボット軸を上ケース内に没入させて天板のヒンジ受けから外すことで、扉が取り外しできるようになっている。一方、下側のピボットヒンジにおいて、ピボット軸は、下ケースに対して見付け方向にスライド移動可能に支持されており、ピボット軸をスライドさせることで、扉の見付け方向位置が調整できるようになっている。
このような構成によれば、第1固定部材および第2固定部材が面材の吊り元側見込み面に設けられるので、これらの固定部材が目立たなくでき、面材の意匠性を向上させることができる。
このような構成によれば、第1支持部材の第1底面部と第2支持部材の第2上面部とが相対移動することで回動軸部材が傾動する際に、第1支持部材の第1挿通部および第2支持部材の第2挿通部が回動軸部材の傾動を妨げることがないようにできる。
このような本発明の建具によれば、前述のピボットヒンジ装置と同様の効果を得ることができる。すなわち、面材の建て込みや取り外し時の作業、および位置調整の作業を面材の上部側で実施することができ、作業性を向上させることができるとともに、面材の荷重を受ける下端部側のヒンジ構造が簡単化できる。
図1は、本発明の実施形態に係る建具である玄関ドア1を示す縦断面図である。図2は、玄関ドア1を示す横断面図である。
図1および図2において、玄関ドア1は、外壁開口部に固定される枠体としてのドア枠2と、このドア枠2に開閉自在に支持される面材としての扉3および子扉4とを備えて構成されている。ドア枠2は、それぞれアルミ形材製の上枠5、下枠6および左右の縦枠7,8を有して構成され、扉3は、図2中、左側の縦枠7近傍位置を回動中心として屋外側に開閉自在に支持され、子扉4は、図2中、右側の縦枠8近傍位置を回動中心として屋外側に開閉自在に支持されている。また、扉3および子扉4は、それぞれ上下左右に四周枠組みされた枠材3A,4Aと、この枠材3A,4Aの室内外にそれぞれ固定された金属製のパネル3B,4Bと、室内外のパネル3B,4B間に設けられた断熱材とを備えて構成されている。そして、下枠6に設けられた下ヒンジ6Aに扉3および子扉4の吊り元側下端部が軸支されるとともに、吊り元側上端部に設けられたピボットヒンジ装置10が上枠5のヒンジ受け5Aに軸支されることで、当該扉3および子扉4が各々回動自在に支持されている。
ピボットヒンジ装置10は、扉3の吊り元側端面内側に固定されるベース部材(第2支持部材)11およびスライド部材(第1支持部材)12と、これらのベース部材11およびスライド部材12に支持される回動軸部材13と、回動軸部材13を突出方向である上方に付勢するコイルばね(付勢部材)14とを有して構成されている。ベース部材11は、枠材3Aを貫通する5本のねじ(第2固定部材)15によって扉3の吊り元側見込み面に固定され、スライド部材12は、枠材3A(または枠材4A)を貫通する1本のねじ(第1固定部材)16によって扉3の吊り元側見込み面に固定されている。
ピボットヒンジ装置10には、玄関ドア1におけるドア枠2に対する扉3の見込み方向の位置を調整する位置調整機構が設けられている。
(1)すなわち、扉3の吊り元側上端部に設けたピボットヒンジ装置10に、回動軸部材13を下方に没入させる没入機構と、回動軸部材13の扉3からの突出角度(傾動角度)を変更して扉3の見込み方向の位置を調整する位置調整機構とが設けられているので、扉3の建て込みや取り外し時の作業、および位置調整の作業を扉3の上部側で実施することができ、作業性を向上させることができる。また、前述した位置調整機構を扉3の下端部側に設ける必要がなくなることから、大きな荷重を受ける下端部側のヒンジ構造(下ヒンジ6A)が簡単化できる。
例えば、前記実施形態においては、玄関ドア1を例示して説明したが、本発明の建具としては、玄関ドア1に限らず、面材である扉体や障子が回動開閉可能に設けられた建具であって、ピボットヒンジ装置によって扉体や障子が支持されたものであればよく、例えば、開き窓等の窓や、家具の開閉扉などであってもよい。
また、前記実施形態では、扉3の吊り元側上端部に設けられるピボットヒンジ装置10について説明したが、子扉4の吊り元側上端部にも同様に設けることができる。
また、前記実施形態では、扉3の吊り元側上端部のみにピボットヒンジ装置10を設け、吊り元側下端部を下ヒンジ6Aで支持する構造であったが、これに限らず、吊り元側上端部に設けられたピボットヒンジ装置10に組み込まれていない位置調整機構を下ヒンジ6Aに設けてもよい。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (4)
- 枠体に対して回動自在に支持される面材の吊り元側上端部に設けられるピボットヒンジ装置であって、
前記面材に固定される第1支持部材および第2支持部材と、前記第1支持部材に基端部側が連結されかつ他端部側が前記第2支持部材に挿通されて前記枠体側に突出する回動軸部材と、前記第2支持部材に対して前記第1支持部材および回動軸部材を突出方向に付勢する付勢部材と、前記第1支持部材を前記面材に固定する第1固定部材と、前記第2支持部材を前記面材に固定する第2固定部材とを備え、
前記第1支持部材と前記第2支持部材とが前記面材の厚み方向または幅方向に相対移動可能で、この相対移動に伴って前記回動軸部材の前記面材からの突出角度が変更可能に構成されるピボットヒンジ装置。 - 前記第1支持部材および前記第2支持部材は、それぞれ前記面材における吊り元側見込み面に前記第1固定部材および第2固定部材によって固定され、前記面材の厚み方向に相対移動可能に構成される請求項1に記載のピボットヒンジ装置。
- 前記第1支持部材は、前記回動軸部材の基端部側が連結される第1底面部と、前記回動軸部材の中間部側が挿通される第1挿通部が設けれらた第1上面部とを有しており、
前記第2支持部材は、前記回動軸部材の他端部側が挿通される第2上面部と、前記回動軸部材の基端部側が挿通される第2挿通部が設けられた第2底面部とを有しており、
前記第1挿通部および第2挿通部は、挿通された前記回動軸部材の前記相対移動方向側にクリアランスを有している請求項1または請求項2に記載のピボットヒンジ装置。 - 枠体と、この枠体に開閉自在に支持される面材とを備えた建具であって、
前記面材の吊り元側上端部には、請求項1から請求項3のいずれかに記載のピボットヒンジ装置が設けられている建具。
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