JP2881563B2 - 配管具の配管バンド取付装置 - Google Patents

配管具の配管バンド取付装置

Info

Publication number
JP2881563B2
JP2881563B2 JP7233436A JP23343695A JP2881563B2 JP 2881563 B2 JP2881563 B2 JP 2881563B2 JP 7233436 A JP7233436 A JP 7233436A JP 23343695 A JP23343695 A JP 23343695A JP 2881563 B2 JP2881563 B2 JP 2881563B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
piping
band
pair
mounting base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7233436A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0953758A (ja
Inventor
善晴 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NICHEI INTETSUKU KK
Original Assignee
NICHEI INTETSUKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NICHEI INTETSUKU KK filed Critical NICHEI INTETSUKU KK
Priority to JP7233436A priority Critical patent/JP2881563B2/ja
Publication of JPH0953758A publication Critical patent/JPH0953758A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2881563B2 publication Critical patent/JP2881563B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L3/00Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
    • F16L3/14Hangers in the form of bands or chains

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は,建物に配管を行
うにつき用いる配管具の配管バンド取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 建物の配管に際して,配管パイプを支
持固定する配管具は,例えば半円状一対に分割構成し,
ヒンジで開閉自在に連結した吊バンド,円弧状一体に構
成した立バンド等の配管バンドを,スラブ面にアンカー
固定したターンバックル,壁面にアンカー固定した羽子
板等の取付基体に対して取付けて使用するものとされる
ところ,その取付は,一般に,配管バンドの一端に起立
突設した一対の対向固定片間に取付基体の取付部を挿入
して,これらに設けたボルト遊嵌孔にボルトを挿通しナ
ットで締着することによって行うものとされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかし乍らこの場
合,上記配管ボルトの対向固定片及び取付基体の取付部
に設けたボルト遊嵌孔は,取付部の挿入状態でボルトの
挿通を容易化して作業性を向上するために,ボルトの軸
径に比して径大とした径大の透孔によるものとされるか
ら,ボルト先端にナットを螺合装着するについて,ボル
トが揺動して先端が定まらずにナットの螺合装置が行い
難いこと,ナットの締着に際して,ナット回転に伴って
ボルトが回転してナットの締着が行い難いことの問題点
を有しており,更に上記取付部の挿入状態でボルト遊嵌
孔に挿通したボルトが,ナットの螺合装着前に抜落ち
て,配管ボルトが取付基体から外れるという結果を招き
易く,例えばボルトを挿通することによって,予め各取
付基体に配管バンドをそれぞれ仮装着した上,吊バンド
を閉成して配管パイプを配置し乍ら,或いは配管パイプ
を保持した立バンドの位置決めを行い乍ら,順次ナット
の螺合装着と締着を行う如くにすれば,単独の作業者が
効率よく配管作業を行うことが可能となるが,この場合
その作業者は,ナットの螺合装着と締着を行う対象以外
の部位のボルトを押え得ないから,ボルトの抜落ちと配
管バンドの外れによって,結局単独の作業者による上記
の如き手順の配管作業を行うことができないという問題
点を有している。
【0004】 本発明はかかる事情に鑑みてなされたも
ので,その解決課題とする処は,上記ボルト遊嵌孔を用
いることによるボルト挿通の容易性を維持するととも
に,ナットの螺合装着と締着を容易化して,効率のよい
配管作業に資する上,ナット螺合装着前のボルトの抜落
ちとこれによる配管バンドの外れを防止して,単独作業
者による効率のよい配管作業に資する配管具の配管バン
ド取付装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記第1の課題に添っ
て本発明は,取付基体と配管バンドのうちの後者におけ
る一対のうち一方の対向固定片のボルト遊嵌孔近傍に,
例えばプレス加工により又は別部材接着,溶着等によ
り,該ボルト遊嵌孔を挟むボルト頭受入れ用の一対の突
出部よりなり,ボルトの回転防止手段と位置決め保持手
段をなし,その作用を果すようにしたボルト頭保持手段
を備え且つ上記取付基体と配管バンドのいずれかに,そ
のボルト遊嵌孔挿通のボルトを,例えば弾発的に,引掛
的に,或いは摩擦的に仮持ち保持する,ボルト抜止手段
をなし,その作用を果すようにしたボルト軸保持手段を
備えたものとしたものであって,即ち本発明請求項1
は,一対の対向固定片間に取付基体の取付部を挿入し
て,これらに設けたボルト遊嵌孔にボルトを挿通しナッ
トで締着することによって配管バンドを上記取付基体に
取付けるようにした配管具において,上記配管バンドの
一対のうち一方の対向固定片のボルト遊嵌孔近傍に該対
向固定片をその表面側に向けて部分的に突出するように
配設したボルト頭受入れ用にして少くともボルト遊嵌孔
を挟む一対の突出部よりなるボルト頭保持手段を備え且
つ上記取付基体の取付部に,該取付部をなす対向吊下片
部間に弾発的に圧入保持することにより,或いは上記配
管バンド一対の双方又は一方の対向固定片に接着の固定
手段によって添設することにより,上記ボルト遊嵌孔挿
通のボルトを仮持ち保持するボルト軸保持手段を備えて
なることを特徴とする配管具の配管バンド取付装置と
し,請求項2を,本発明に好適な態様として,上記ボル
ト頭保持手段を,対向固定片を裏面から表面側に向けて
部分的に突出するようにプレス加工によって形成したプ
レス成型突出部によるものとしてなることを特徴とする
請求項1に記載の配管具の配管バンド取付装置とし,請
求項3を,同じく本発明に好適な態様として,上記取付
基体をターンバックルとし,配管バンドを該ターンバッ
クルに吊下取付するヒンジ開閉自在の吊バンドとしてな
ることを特徴とする請求項1又は2に記載の配管具の配
管バンド取付装置とし,これらをそれぞれ発明の要旨と
して上記課題解決の手段としたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】 以下先ず実施例を示す図面に従
って本発明を更に具体的に説明すれば,図1乃至図6に
おいて,Aは配管具をなし,本例において吊ボルト1を
介してスラブBに配管パイプCを吊持支持するようにし
た配管吊金具,10はその取付基体をなし,本例におい
て上記吊ボルト1に回転ナット11によって吊固定する
ようにしたターンバックル,20は同じくその配管バン
ドをなし,本例において,半円状一対に分割構成した配
管受部21を下端側でヒンジ23で開閉自在に連結した
吊バンドであり,配管吊金具Aにおけるターンバックル
10と吊バンド20とは,吊バンド20の一対の対向吊
片をなす対向固定片24間にターンバックル10の,本
例において同じく一対の対向吊下部をなす取付部12を
挿入して,これらに設けたボルト遊嵌孔14,25にボ
ルト30を挿通しナット31で締着することによって吊
バンド20をターンバックル10に吊下げ固定して取付
けるようにしてある。
【0007】 このとき,上記吊バンド20の一対のう
ち一方の対向固定片24のボルト遊嵌孔25近傍に該対
向固定片24をその表面側に向けて部分的に突出するよ
うに配設したボルト頭受入れ用にして少くともボルト遊
嵌孔25を挟む一対の突出部27よりなるボルト頭保持
手段26を備えるとともに,該ボルト頭保持手段26
を,対向固定片24を裏面から表面側に向けて部分的に
プレス加工によって形成したプレス成型突出部によるも
のとし,更に上記取付基体たるターンバックル10の取
付部12に,該取付部12をなす対向吊下部13間に弾
発的に圧入保持することにより,ボルト遊嵌孔14挿通
のボルト30を仮持ち保持するボルト軸保持手段15を
備えたものとしてあり,これによって,効率のよい配管
作業に資するものとし,また更に単独作業者による効率
のよい配管作業に資するものとしてある。
【0008】 即ち本例にあって吊バンド20のボルト
頭保持手段26は,該吊バンド20を構成する各配管受
部21のプレス成型時に,その一方が有する配管受部2
1起立突設の対向固定片24に同時に表面側に向けたプ
レス加工を施すことによって,表面側に向けて部分的に
突出した一対の対向するプレス加工の突出部27による
ものとしてあり,このとき該プレス加工の突出部27
は,その位置を,該対向固定片24におけるボルト遊嵌
孔25を挟む,その外周側近傍の両側位置とし,該位置
において縦方向にそれぞれ短尺の帯状にして,上下端を
対向固定片24に一体とし,両側端を破断して対向固定
片24から表面側に隆起ブリッジ状平行に突出して,一
対間の内法間隔をボルト30の六角頭の平行辺外法寸法
に略合わせて,これを嵌脱自在とするように受入れるも
のとし,また各突出部27の対向側辺の長さを,上記ボ
ルト30の六角頭における一辺の長さに略合わせたもの
としてあり,これによって,吊バンド20のターンバッ
クル10への取付けに際し,吊バンド20の対向固定片
24間にターンバックル10の取付部12を挿入し,各
ボルト遊嵌孔14,25にボルト30を挿通するにつ
き,上記ボルト頭保持手段26を設けた対向固定片24
側からボルト30を挿通して,ボルト頭を突出部27間
に嵌込み状とすることにより,該ボルト頭保持手段26
がボルト頭を受入れて,ボルト頭を手で対向固定片24
側に対して押圧状に押えることにより,ボルト頭の回転
防止手段とボルト30の位置決め保持手段をなし,その
作用を果すようにし,ナット31の螺合装着を他方の手
で行うにつき,ボルト30の揺動を可及的に防止して,
これを容易化するとともにナット31の締着につき,ナ
ット31の回転に伴うボルト30の回転を防止して,こ
れを容易且つ確実強固に行うことができるようにしてあ
る。
【0009】 また本例にあってターンバックル10の
ボルト軸保持手段15は,ターンバックル10の取付部
12をなす一対の対向吊下部13間に,そのボルト遊嵌
孔14の径を縮少することによって,該ボルト遊嵌孔1
4挿通のボルト30を弾発的に仮持ち保持するようにし
たボルト30用の透孔16を透設したクッション性のピ
ース部材を介設することによって形成してあり,本例の
ピース部材は,発泡合成樹脂のうち,発泡ポリエチレン
製の厚肉にして,上記ボルト遊嵌孔14の径を縮少する
とともに,更にボルト30の軸径,例えば8mmに対し
てややこれより径小の,例えば7mmの透孔16を有す
る円盤状のものを用い,これを上記一対の対向吊下部1
3間に弾発的に圧入保持させることによってその介設を
行ったものとしてあり,これによって,吊バンド20の
ターンバックル10への取付けに際し,ボルト軸保持手
段15がボルト遊嵌孔14に挿通したボルト30を,ボ
ルト軸弾発的に仮持ち保持して,その抜落ちを防止する
ボルト抜止手段をなし,その作用を果すものとなり,ま
たこのとき上記ボルト頭保持手段26と相俟って,本例
の配管吊金具Aにあっては,配管パイプCの配管を,単
独の作業者が,片手で配管パイプCを持ち,順次片手操
作によって行うことができるようにしてある。
【0010】 これを本例の配管吊金具Aを用いた配管
の手順方法によって説明すれば,配管は単独作業者によ
る,各吊ボルト1を介したスラブBへのターンバックル
10の設置工程,各ターンバックル10への各吊バンド
20の片持ち吊下げによる吊バンド20の設置工程,配
管パイプC抱持の各吊バンド20を順次ナット31締着
して配管パイプを支持固定するナット締着工程によって
行うことができ,即ちターンバックル10の設置工程
は,所定間隔の吊ボルト1に対して回転ナット11によ
ってターンバックル10を吊固定して,予めターンバッ
クル10をスラブBに所定間隔に設置する工程であり,
吊バンド20の設置工程は,この各ターンバックル10
の取付部12一側に,ボルト頭保持手段26を設けた側
の対向固定片24を対接して,ターンバックル10開放
状態で,該対向固けた側の対向固定片24を対接して,
ターンバックル10開放状態で,該対向固定片24側の
ボルト遊嵌孔25からボルト30を,ボルト軸保持手段
15を介してターンバックル10取付部12をなす一対
の対向吊下部13に挿通して,上記開放状態の各吊バン
ド20を予め各ターンバックル10に片持ち状に吊下げ
設置する工程であり,ナット締着工程は,然る後単独作
業者が,片手で配管パイプCを持支えて,配管吊金具A
位置毎に,他方の片手で吊バンド20を閉め,配管パイ
プCを抱持状にするとともに吊バンド20の他方の対向
固定片24のボルト遊嵌孔25にボルト30先端側を挿
通させて,該ボルト30先端に,例えば蝶ナットとした
ナット31を螺合装着し,これを回転して締着を行うこ
とによって,上記ターンバックル10に予め片持ち状に
吊下げ設置した吊バンド20に順次ナット31を締着し
て配管パイプCの配管を完了する工程である。
【0011】 このとき本例の配管吊金具Aにあって
は,上記吊バンド20の設置工程で,ボルト軸保持手段
15が,ボルト軸を弾発的に保持して,その抜落ちを防
止し,特に吊バンド20を開放状態でターンバックル1
0の取付部12一側外側に偏位した状態で片持ち状に吊
下げることによってボルト30には,ボルト頭側に偏位
した荷重が掛るにも拘らず,ボルト30の抜落ちとこれ
による吊バンド20の外れ落下を防止して,ナット締着
工程の待期状態を維持するようになり,また上記ナット
締着工程で,ボルト頭保持手段26が,ボルト30の位
置決め保持を行い,その揺動を防止してナット31の螺
合装着を容易化するとともにボルト30の回転を防止
し,ナット31の締着を簡易にして確実強固とし,本例
にあっては,ボルト軸保持手段15が,更にボルト30
の位置決め保持を行って,ボルトの揺動を解消するよう
になる一方,ボルト軸保持手段15を上記クッション性
のピース部材によるものとしたことによって,上記ナッ
ト締着工程によるナット31締着強度を,スプリングワ
ッシャーを介設した如くに充分に確保することになり,
その緩みの可能性を解消するに至る。
【0012】 図7乃至図10は,上記ボルト頭保持手
段26とボルト軸保持手段15の双方を備えた上記配管
吊金具Aにおける,ボルト軸保持手段15の他の例を示
したもので,図7は,ボルト軸保持手段15を,同様に
構成した発泡ポリエチレン一対のクッション性ピース部
材を用い,これを取付部12をなすした例,図8は,同
じくボルト軸保持手段15の上記クッション性ピース部
材の透孔16を,放射状の切込み17によって拡開自在
とし,これによる弾発性でボルト軸を弾発的に保持する
ようにした例,図9はボルト軸保持手段15を,幅方向
に弾発性を有するスプリングワッシャー状のスプリング
金具にして,透孔16を,ボルト遊嵌孔14より径小と
した上,ボルト軸を,その雄ネジの引掛りによって引掛
的に保持するように構成した例,図10は,ボルト軸保
持手段15のクッション性ピース部材を,ゴム等の摩擦
性材料によるものとし,透孔16をボルト軸と同等又は
やや径大のものとして,ボルト軸を摩擦的に保持するよ
うにした例であり,これらは上記と同様な工程による配
管と同様な効果を奏するものとすることができる。
【0013】 その余は変らないので,同一符号を付し
て,その説明を省略する。
【0014】 なお図中2は吊ボルト1設置用のホール
インアンカー,22は配管受部21の補強リブを示す。
【0015】 図示した例は以上のとおりとしたが,ボ
ルト頭保持手段を,ボルト遊嵌孔を挟む上下に一対又は
斜めに一対の突出部によるものとし,又はボルト遊嵌孔
を挟む一対の突出部に加えて,第3又はそれ以上の独立
した又は連続した突出部を配置したものとすること,突
出部を隆起点状又は複数の隆起点状に構成すること,突
出部を,別形状した部材を対向固定片に,接着,溶着等
の固定手段により後付け的に設置すること,プレス成型
突出部とするとき,これを切り起し片によって形成する
こと,ボルト軸保持手段を,上記取付基体に代えて,配
管バンド一対の双方又は一方の対向固定片に,そのボル
ト遊嵌孔挿通のボルトを仮持ち保持するボルト軸保持手
段として構成すること,ボルト軸保持手段を,上記対向
固定片の表面側又は裏面側に配置し,或いは一対間で表
裏双方に配置したものとすること,ボルト軸保持手段
を,ピース部材又はクッション性ピース部材によるもの
とするとき,発泡又は非発泡の合成樹脂又は合成ゴムに
よるものとし又は金属によるものとすること,ボルト軸
保持手段のボルト軸保持を,弾発的,摩擦的,引掛的又
はこれらの組合せによるものとして構成すること,配管
具を,取付基体の羽子板と配管バンドの立バンドによる
配管金具とし又はその余の配,取付基体の羽子板と配管
バンドの立バンドによる配管金具とし又はその余の配管
金具とすること,この双方を用いるとき,配管パイプを
保持した立バンドの位置決めを,単独の作業者が行い乍
ら配管を行うように,上記と同様又はこれに準じた工程
によるようにすること等,本発明の実施の形態は様々で
あり,これらを含めて本発明の実施の形態乃至態様は,
上記発明の要旨に反しない限り,その形状,材質,構
造,寸法,数,相互の関係,付加等について様々に変更
でき,以上に説明したものに限定するには及ばない。
【0016】
【発明の効果】 本発明は以上のとおりに構成したの
で,請求項1は,ボルト頭保持手段が,ボルトの回転防
止手段と位置決め保持手段をなし,その作用を果すこと
により,ボルト遊嵌孔を用いてボルト挿通の容易性を確
保する反面,ボルトが揺動して先端が定まらないことに
よりナットの螺合装着が行い難い問題点及びナットの回
転に伴ってボルトが回転することによりナットの締着が
行い難い問題点を解消し,ナットの螺合装着を容易化
し,ナットの締着を簡易にして確実強固に行い得て,構
造が簡単で低コストで,効率のよい配管作業に資すると
ともにボルト軸保持手段が,ボルトの抜落ちとこれによ
る配管バンドの外れを確実に防止することができ,予め
取付基体に配管バンドをそれぞれ仮装着した上,片手で
ナットの螺合装着と締着を行うに適したものとし,単独
の作業者による効率のよい配管作業に資する配管具の配
管バンド取付装置を提供することができる。
【0017】 請求項2は,上記に加えて,ボルト頭保
持手段をプレス加工よって形成したプレス成型突出部に
よるものとしたから,配管バンドのプレス成型時にこれ
を同時に形成設置することができ,更に低コストのもの
とし得る。
【0018】 請求項3は,同じく上記に加えて,配管
具を,ターンバックルと吊バンドによる配管吊金具とし
たから,上記単独の作業者による配管に好適なものとし
て,極めて効率のよい単独作業者による配管作業を可能
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 配管吊金具の設置状態を示す正面図
【図2】 配管吊金具の拡大正面図
【図3】 配管吊金具の拡大側面図
【図4】 配管吊金具の拡大分解斜視図
【図5】 吊バンドの設置状態を示す斜視図
【図6】 ボルト頭保持手段の部分拡大斜視図
【図7】 他の例を示す部分拡大正面図
【図8】 他の例を示す部分拡大斜視図
【図9】 他の例を示す部分拡大分解斜視図
【図10】 他の例を示す部分拡大斜視図
【符号の説明】
A 配管吊金具 B スラブ C 配管パイプ 10 ターンバックル 12 取付部 14 ボルト遊嵌孔 15 ボルト軸保持手段 20 吊バンド 23 ヒンジ 24 対向固定片 25 ボルト遊嵌孔 26 ボルト頭保持手段 27 突出部 30 ボルト 31 ナット

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の対向固定片間に取付基体の取付部
    を挿入して,これらに設けたボルト遊嵌孔にボルトを挿
    通しナットで締着することによって配管バンドを上記取
    付基体に取付けるようにした配管具において,上記配管
    バンドの一対のうち一方の対向固定片のボルト遊嵌孔近
    傍に該対向固定片をその表面側に向けて部分的に突出す
    るように配設したボルト頭受入れ用にして少くともボル
    ト遊嵌孔を挟む一対の突出部よりなるボルト頭保持手段
    を備え且つ上記取付基体の取付部に該取付部をなす対向
    吊下部間に弾発的に圧入保持することにより,或いは上
    記配管バンド一対の双方又は一方の対向固定片に接着の
    固定手段によって添設するこにより,上記ボルト遊嵌孔
    挿通のボルトを仮持ち保持するボルト軸保持手段を備え
    てなることを特徴とする配管具の配管バンド取付装置。
  2. 【請求項2】 上記ボルト頭保持手段を,対向固定片を
    裏面から表面側に向けて部分的に突出するようにプレス
    加工によって形成したプレス成型突出部によるものとし
    てなることを特徴とする請求項1に記載の配管具の配管
    バンド取付装置。
  3. 【請求項3】 上記取付基体をターンバックルとし,配
    管バンドを該ターンバックルに吊下取付するヒンジ開閉
    自在の吊バンドとしてなることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の配管具の配管バンド取付装置。
JP7233436A 1995-08-18 1995-08-18 配管具の配管バンド取付装置 Expired - Lifetime JP2881563B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7233436A JP2881563B2 (ja) 1995-08-18 1995-08-18 配管具の配管バンド取付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7233436A JP2881563B2 (ja) 1995-08-18 1995-08-18 配管具の配管バンド取付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0953758A JPH0953758A (ja) 1997-02-25
JP2881563B2 true JP2881563B2 (ja) 1999-04-12

Family

ID=16955016

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7233436A Expired - Lifetime JP2881563B2 (ja) 1995-08-18 1995-08-18 配管具の配管バンド取付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2881563B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101918746B1 (ko) * 2017-04-07 2018-11-14 김계식 배관 지지 장치 및 이를 포함하는 배관 지지 행거

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000018436A (ja) * 1998-06-30 2000-01-18 Nhk Spring Co Ltd 配管支持装置用連結具
JP2010104340A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Hitachi Koki Co Ltd 刈込機
JP5572468B2 (ja) * 2010-07-26 2014-08-13 株式会社オーティス 折板屋根等吊り具用補強具

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53160030U (ja) * 1977-05-21 1978-12-14
JPS5942378U (ja) * 1982-07-19 1984-03-19 丸井産業株式会社 配管用バンド
JPH029179U (ja) * 1988-07-02 1990-01-22

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101918746B1 (ko) * 2017-04-07 2018-11-14 김계식 배관 지지 장치 및 이를 포함하는 배관 지지 행거

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0953758A (ja) 1997-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5931423A (en) Conduit supporting bracket
US6709212B1 (en) Toggling fastening device
JP2881563B2 (ja) 配管具の配管バンド取付装置
JP2844062B2 (ja) 単一箇所締着用立バンド
JP3083750B2 (ja) 配管振止め金具
US5887832A (en) Clamping device for the clamping of a tube to a base
JPH0688596A (ja) 天井扇風機の取付装置
JP3195276B2 (ja) 配管支持金具
JPH10231825A (ja) 懸吊支持金具
JP2000097373A (ja) ボトル抜け止め手段を有する配管バンド及びその生産方法
JP3021704U (ja) パイプ支持金具
JP3239182B2 (ja) 嵌着型物品支持具
KR200275978Y1 (ko) 셋트앵커볼트
JP2714772B2 (ja) 配管吊バンド吊下用ターンバックルのボルト抜止装置
KR200304825Y1 (ko) 배관파이프용 고정구
JPH0842758A (ja) 吊り金具
JP3033026U (ja) 横引配管の取付装置
JPH0439853Y2 (ja)
KR950005697Y1 (ko) 감지기용 베이스 고정구
JPH08180728A (ja) 照明器具
JP2001098718A (ja) 折板屋根用の樋吊り具
JP2004244953A (ja) 天井板取付具
JPH0615066Y2 (ja) 懸吊支持金具
JPH0615067Y2 (ja) 懸吊支持金具
JPH0979434A (ja) 配管用吊りバンド

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090205

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100205

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110205

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120205

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130205

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130205

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140205

Year of fee payment: 15

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term