JP2000018436A - 配管支持装置用連結具 - Google Patents
配管支持装置用連結具Info
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- JP2000018436A JP2000018436A JP10184528A JP18452898A JP2000018436A JP 2000018436 A JP2000018436 A JP 2000018436A JP 10184528 A JP10184528 A JP 10184528A JP 18452898 A JP18452898 A JP 18452898A JP 2000018436 A JP2000018436 A JP 2000018436A
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- nut
- bolt
- split
- hole
- split nut
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L3/00—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
- F16L3/14—Hangers in the form of bands or chains
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Supports For Pipes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 配管の施工現場において天井側の吊りボルト
に迅速にかつ容易に組付けることができる配管支持装置
用連結具を提供する。 【解決手段】 配管支持装置用連結具13は、連結用ボ
ルト14を通すためのボルト通し孔65を有するフレー
ム60と、フレーム60に回転自在に設けたナットケー
ス61と、ナットケース61と一体に回転可能な分割ナ
ット62と、ナット開閉手段90を備えている。分割ナ
ット62はナットケース61の周方向に分割された一対
の分割片62a,62bからなり、各分割片62a,6
2bの内面に吊りボルトBと螺合可能な雌ねじ部75,
76が設けられている。ナット開閉手段90はナットケ
ース61の上部に形成したガイド斜面91,92と、分
割ナット62をガイド斜面91,92に沿って押上げる
方向に付勢するばね93を備え、吊りボルトBを分割ナ
ット62に挿入する際に分割ナット62が開くことを許
容する。
に迅速にかつ容易に組付けることができる配管支持装置
用連結具を提供する。 【解決手段】 配管支持装置用連結具13は、連結用ボ
ルト14を通すためのボルト通し孔65を有するフレー
ム60と、フレーム60に回転自在に設けたナットケー
ス61と、ナットケース61と一体に回転可能な分割ナ
ット62と、ナット開閉手段90を備えている。分割ナ
ット62はナットケース61の周方向に分割された一対
の分割片62a,62bからなり、各分割片62a,6
2bの内面に吊りボルトBと螺合可能な雌ねじ部75,
76が設けられている。ナット開閉手段90はナットケ
ース61の上部に形成したガイド斜面91,92と、分
割ナット62をガイド斜面91,92に沿って押上げる
方向に付勢するばね93を備え、吊りボルトBを分割ナ
ット62に挿入する際に分割ナット62が開くことを許
容する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配管支持装置を例
えば建屋の天井等の吊りボルトに支持させる用途に好適
な配管支持装置用連結具に関する。
えば建屋の天井等の吊りボルトに支持させる用途に好適
な配管支持装置用連結具に関する。
【0002】
【従来の技術】各種プラント等において、配管類を建屋
等の支持構造物に固定する場合、配管をクランプした状
態で支持構造物等に支持する配管支持装置が使用されて
いる。従来の配管支持装置は、例えば実開昭61−13
5078号公報などに示されるように、互いに開閉可能
な一対の支持バンドと、この支持バンドを天井側の吊り
ボルトに接続するためのターンバックル等の連結具など
を備えている。
等の支持構造物に固定する場合、配管をクランプした状
態で支持構造物等に支持する配管支持装置が使用されて
いる。従来の配管支持装置は、例えば実開昭61−13
5078号公報などに示されるように、互いに開閉可能
な一対の支持バンドと、この支持バンドを天井側の吊り
ボルトに接続するためのターンバックル等の連結具など
を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の配管支
持装置は、配管の施工現場において各支持バンドを配管
に装着する作業や、支持バンドにターンバックルを連結
する作業、そしてターンバックルを吊りボルトの所望高
さまで螺合させる作業を行なう必要がある。このため施
工現場で行なう作業工数が多いばかりでなく、両手を頻
繁に使用する必要があり、特に天井側に配管を取付ける
場合などのような高所での作業を行ないにくく危険であ
るなど、改良の余地があった。また、軍手などの手袋を
着用して前記組付作業を行なうと、連結用ボルトやナッ
トを取扱いにくく、ターンバックルを回転させる作業も
行ないにくいばかりか、これらのねじ部品を床に落とし
てしまうこともあり、作業能率が大幅に低下する原因と
なっていた。従って本発明の目的は、吊りボルトへの組
付作業が容易となるような配管支持装置用連結具を提供
することにある。
持装置は、配管の施工現場において各支持バンドを配管
に装着する作業や、支持バンドにターンバックルを連結
する作業、そしてターンバックルを吊りボルトの所望高
さまで螺合させる作業を行なう必要がある。このため施
工現場で行なう作業工数が多いばかりでなく、両手を頻
繁に使用する必要があり、特に天井側に配管を取付ける
場合などのような高所での作業を行ないにくく危険であ
るなど、改良の余地があった。また、軍手などの手袋を
着用して前記組付作業を行なうと、連結用ボルトやナッ
トを取扱いにくく、ターンバックルを回転させる作業も
行ないにくいばかりか、これらのねじ部品を床に落とし
てしまうこともあり、作業能率が大幅に低下する原因と
なっていた。従って本発明の目的は、吊りボルトへの組
付作業が容易となるような配管支持装置用連結具を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の目的を果たすため
の本発明の連結具は、請求項1に記載したように、連結
用ボルトを通すためのボルト通し孔を形成した脚部を有
し前記連結用ボルトによって支持バンドに連結されるフ
レームと、このフレームに回転自在に設けられこのフレ
ームから外方に突出する部分に回転用工具を嵌合させる
ことの可能な形状の操作部を設けたナットケースと、こ
のナットケースに収容されてナットケースと一体に回転
可能でかつナットケースの周方向に分割された複数の分
割片からなり各分割片の内面側に前記吊りボルトと螺合
可能な雌ねじ部を設けた分割ナットと、吊りボルトを前
記分割ナットに挿入する際に分割ナットが開くことを許
容しかつ吊りボルトを分割ナットから引き抜く方向の力
に対しては分割ナットを閉じる方向に付勢するナット開
閉手段とを具備している。
の本発明の連結具は、請求項1に記載したように、連結
用ボルトを通すためのボルト通し孔を形成した脚部を有
し前記連結用ボルトによって支持バンドに連結されるフ
レームと、このフレームに回転自在に設けられこのフレ
ームから外方に突出する部分に回転用工具を嵌合させる
ことの可能な形状の操作部を設けたナットケースと、こ
のナットケースに収容されてナットケースと一体に回転
可能でかつナットケースの周方向に分割された複数の分
割片からなり各分割片の内面側に前記吊りボルトと螺合
可能な雌ねじ部を設けた分割ナットと、吊りボルトを前
記分割ナットに挿入する際に分割ナットが開くことを許
容しかつ吊りボルトを分割ナットから引き抜く方向の力
に対しては分割ナットを閉じる方向に付勢するナット開
閉手段とを具備している。
【0005】このような構成の本発明の連結具は、天井
側の吊りボルトの下側から連結具を押上げ、吊りボルト
を分割ナットに挿入すると、吊りボルトに押されて分割
ナットの各分割片が下がりながら広がる方向に移動する
ことにより、吊りボルトを所望位置まで挿入することが
できる。この状態で連結具から手を離すと、配管側の重
量によって連結具が下がろうとするため、分割ナットが
ナットケースに対して相対的に上昇するとともに分割ナ
ットが閉じる方向に移動することにより、分割ナットの
雌ねじ部が吊りボルトに噛合うようになる。こうして吊
りボルトと分割ナットが螺合し、その時点の高さで連結
具が瞬時に固定される。そののち、必要に応じてナット
ケースの操作部をスパナ等によって回転させ、分割ナッ
トを回転させると、その回転方向に応じて分割ナットが
吊りボルトを螺進するため、連結具の高さ、すなわち配
管の高さの微調整を行なうことができる。
側の吊りボルトの下側から連結具を押上げ、吊りボルト
を分割ナットに挿入すると、吊りボルトに押されて分割
ナットの各分割片が下がりながら広がる方向に移動する
ことにより、吊りボルトを所望位置まで挿入することが
できる。この状態で連結具から手を離すと、配管側の重
量によって連結具が下がろうとするため、分割ナットが
ナットケースに対して相対的に上昇するとともに分割ナ
ットが閉じる方向に移動することにより、分割ナットの
雌ねじ部が吊りボルトに噛合うようになる。こうして吊
りボルトと分割ナットが螺合し、その時点の高さで連結
具が瞬時に固定される。そののち、必要に応じてナット
ケースの操作部をスパナ等によって回転させ、分割ナッ
トを回転させると、その回転方向に応じて分割ナットが
吊りボルトを螺進するため、連結具の高さ、すなわち配
管の高さの微調整を行なうことができる。
【0006】請求項2に記載したように、ナット開閉手
段の一例は、前記ナットケースの上部内面に形成された
ガイド斜面と、分割ナットを前記ガイド斜面に沿って押
上げることにより分割ナットを閉じる方向に付勢するば
ねとを具備している。このものにおいては、吊りボルト
が分割ナットに挿入される際に、ばねが撓みながら分割
ナットが下がりつつ広がる方向に移動することにより、
吊りボルトの挿入が許容される。そののち連結具から手
を離すと、連結具が下がろうとすることにより分割ナッ
トがガイド斜面に沿って閉じる方向に相対的に移動し、
吊りボルトに噛合うようになる。
段の一例は、前記ナットケースの上部内面に形成された
ガイド斜面と、分割ナットを前記ガイド斜面に沿って押
上げることにより分割ナットを閉じる方向に付勢するば
ねとを具備している。このものにおいては、吊りボルト
が分割ナットに挿入される際に、ばねが撓みながら分割
ナットが下がりつつ広がる方向に移動することにより、
吊りボルトの挿入が許容される。そののち連結具から手
を離すと、連結具が下がろうとすることにより分割ナッ
トがガイド斜面に沿って閉じる方向に相対的に移動し、
吊りボルトに噛合うようになる。
【0007】請求項3に記載したように、前記ボルト通
し孔は、連結用ボルトの頭部を通すことのできる大きさ
の大径孔部と、この大径孔部の下部側に連通して連結用
ボルトの軸部を挿入可能でしかも連結用ボルトの頭部が
通ることができない幅の小孔部とを有する形状であるこ
とを含んでいる。このものにおいては、連結用ボルトの
頭部またはこのボルトに螺合させたナットのうちの一方
を大径孔部にくぐらせることにより、連結用ボルトがボ
ルト通し孔に挿入される。
し孔は、連結用ボルトの頭部を通すことのできる大きさ
の大径孔部と、この大径孔部の下部側に連通して連結用
ボルトの軸部を挿入可能でしかも連結用ボルトの頭部が
通ることができない幅の小孔部とを有する形状であるこ
とを含んでいる。このものにおいては、連結用ボルトの
頭部またはこのボルトに螺合させたナットのうちの一方
を大径孔部にくぐらせることにより、連結用ボルトがボ
ルト通し孔に挿入される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第1の実施形態
について、図1から図8に示す配管支持装置10を参照
して説明する。図1に示す配管支持装置10は、配管P
をクランプするためのバンド構体を構成する左右一対の
支持バンド11,12と、これら支持バンド11,12
の上部を天井S側の吊りボルトBに取付けるための連結
具13と、この連結具13と前記支持バンド11,12
とを締結する連結用ボルト14およびナット15などを
有している。連結用ボルト14は頭部14aと軸部14
bを有している。支持バンド11,12の内側に2分割
形の断熱支持体20,21が装着され、この断熱支持体
20,21が配管Pを囲むようにしている。
について、図1から図8に示す配管支持装置10を参照
して説明する。図1に示す配管支持装置10は、配管P
をクランプするためのバンド構体を構成する左右一対の
支持バンド11,12と、これら支持バンド11,12
の上部を天井S側の吊りボルトBに取付けるための連結
具13と、この連結具13と前記支持バンド11,12
とを締結する連結用ボルト14およびナット15などを
有している。連結用ボルト14は頭部14aと軸部14
bを有している。支持バンド11,12の内側に2分割
形の断熱支持体20,21が装着され、この断熱支持体
20,21が配管Pを囲むようにしている。
【0009】断熱支持体20,21は、例えば合成樹脂
の中空状の成形品、あるいは合成樹脂の発泡材などのよ
うに断熱性に優れた材料からなる。これら断熱支持体2
0,21の内周面22,23は配管Pの外周面に沿う円
弧形状となっている。図示例の断熱支持体20,21
は、互いに対向する突き合わせ端面に、断熱性を高める
ためのシール材24を設けている。
の中空状の成形品、あるいは合成樹脂の発泡材などのよ
うに断熱性に優れた材料からなる。これら断熱支持体2
0,21の内周面22,23は配管Pの外周面に沿う円
弧形状となっている。図示例の断熱支持体20,21
は、互いに対向する突き合わせ端面に、断熱性を高める
ためのシール材24を設けている。
【0010】支持バンド11,12はそれぞれ帯状の金
属板をプレス等の塑性加工によって成形したものであ
り、断熱支持体20,21の外周面に沿う半円弧状のバ
ンド本体部31を有している。バンド本体部31の一端
側は、枢軸35(図2に示す)を有するヒンジ部36に
よって回動可能に連結されている。バンド本体部31の
他端側すなわちヒンジ部36から遠い側には、外方に突
き出る延出部40,41が設けられている。
属板をプレス等の塑性加工によって成形したものであ
り、断熱支持体20,21の外周面に沿う半円弧状のバ
ンド本体部31を有している。バンド本体部31の一端
側は、枢軸35(図2に示す)を有するヒンジ部36に
よって回動可能に連結されている。バンド本体部31の
他端側すなわちヒンジ部36から遠い側には、外方に突
き出る延出部40,41が設けられている。
【0011】第1の支持バンド11の延出部40に、連
結用ボルト14の軸部14bを通すための第1のボルト
挿入孔45が形成されている。第2の支持バンド12の
延出部41に第2のボルト挿入孔46が形成されてい
る。
結用ボルト14の軸部14bを通すための第1のボルト
挿入孔45が形成されている。第2の支持バンド12の
延出部41に第2のボルト挿入孔46が形成されてい
る。
【0012】第1のボルト挿入孔45は上下方向に沿う
長孔である。このボルト挿入孔45の内幅は連結用ボル
ト14の軸部14bの外径よりもやや大きく、かつ、ボ
ルト頭部14aおよびナット15の外形輪郭よりも小さ
な寸法としている。したがってこのボルト挿入孔45に
挿入された連結用ボルト14は、軸部14bがボルト挿
入孔45から抜けることなく、しかもボルト挿入孔45
の長手方向に沿って移動することができる。
長孔である。このボルト挿入孔45の内幅は連結用ボル
ト14の軸部14bの外径よりもやや大きく、かつ、ボ
ルト頭部14aおよびナット15の外形輪郭よりも小さ
な寸法としている。したがってこのボルト挿入孔45に
挿入された連結用ボルト14は、軸部14bがボルト挿
入孔45から抜けることなく、しかもボルト挿入孔45
の長手方向に沿って移動することができる。
【0013】第2のボルト挿入孔46は、バンド本体部
31に近い側に形成された大径孔部46aと、バンド本
体部31から遠い側に形成された小孔部46bとを含ん
でいる。大径孔部46aの内径は、ボルト頭部14aま
たはナット15の外形輪郭よりも大きい。大径孔部46
aの周囲にバーリング加工などのフランジ曲げ加工によ
って曲げ縁50が形成されている。曲げ縁50は延出部
41の外側に突出している。この曲げ縁50を設けたこ
とにより、大径孔部46aの周囲の補強がなされてい
る。
31に近い側に形成された大径孔部46aと、バンド本
体部31から遠い側に形成された小孔部46bとを含ん
でいる。大径孔部46aの内径は、ボルト頭部14aま
たはナット15の外形輪郭よりも大きい。大径孔部46
aの周囲にバーリング加工などのフランジ曲げ加工によ
って曲げ縁50が形成されている。曲げ縁50は延出部
41の外側に突出している。この曲げ縁50を設けたこ
とにより、大径孔部46aの周囲の補強がなされてい
る。
【0014】大径孔部46aと小孔部46bとは互いに
連通しており、連結用ボルト14の軸部14bが大径孔
部46aから小孔部46bに向って移動できるようにな
っている。小孔部46bの内幅は、連結用ボルト14の
軸部14bの外径よりもやや大きく、かつ、ボルト頭部
14aまたはナット15の外形輪郭よりも十分小さい寸
法としている。曲げ縁50の上端部50aは、図3に示
すように連結用ボルト14にナット15を締付ける際
に、ボルト頭部14aの側面と係合することによって、
ボルト14の回り止めをなすようにしている。
連通しており、連結用ボルト14の軸部14bが大径孔
部46aから小孔部46bに向って移動できるようにな
っている。小孔部46bの内幅は、連結用ボルト14の
軸部14bの外径よりもやや大きく、かつ、ボルト頭部
14aまたはナット15の外形輪郭よりも十分小さい寸
法としている。曲げ縁50の上端部50aは、図3に示
すように連結用ボルト14にナット15を締付ける際
に、ボルト頭部14aの側面と係合することによって、
ボルト14の回り止めをなすようにしている。
【0015】連結具13は、金属板をプレス等の塑性加
工によって以下に述べる形状に成形したフレーム60
と、フレーム60の上部に回転自在に設けたナットケー
ス61と、ナットケース61に収容された分割ナット6
2(図4と図5等に示す)などを備えている。ナットケ
ース61と分割ナット62の材質は制約されないが、例
えば合成樹脂等の軽量な材料が適している。
工によって以下に述べる形状に成形したフレーム60
と、フレーム60の上部に回転自在に設けたナットケー
ス61と、ナットケース61に収容された分割ナット6
2(図4と図5等に示す)などを備えている。ナットケ
ース61と分割ナット62の材質は制約されないが、例
えば合成樹脂等の軽量な材料が適している。
【0016】フレーム60は、その上端に位置する基部
60aと、基部60aの両側から下方に延びる一対の脚
部60bとを有し、脚部60bに連結用ボルト14の軸
部14bを挿通するボルト通し孔65が形成されてい
る。
60aと、基部60aの両側から下方に延びる一対の脚
部60bとを有し、脚部60bに連結用ボルト14の軸
部14bを挿通するボルト通し孔65が形成されてい
る。
【0017】図4に示すようにボルト通し孔65は、上
側に位置する大径孔部65aと下側に位置する小孔部6
5bとを有する形状である。大径孔部65aの内径はボ
ルト頭部14aまたはナット15の外形輪郭よりも大き
い。大径孔部65aの下部は小孔部65bに連通し、連
結用ボルト14の軸部14bが大径孔部65aから小孔
部65bに向って移動できるようにしている。小孔部6
5bの内幅は、連結用ボルト14の軸部14bの外径よ
りもやや大きく、かつ、ボルト頭部14aまたはナット
15の外形輪郭よりも小さい寸法としている。
側に位置する大径孔部65aと下側に位置する小孔部6
5bとを有する形状である。大径孔部65aの内径はボ
ルト頭部14aまたはナット15の外形輪郭よりも大き
い。大径孔部65aの下部は小孔部65bに連通し、連
結用ボルト14の軸部14bが大径孔部65aから小孔
部65bに向って移動できるようにしている。小孔部6
5bの内幅は、連結用ボルト14の軸部14bの外径よ
りもやや大きく、かつ、ボルト頭部14aまたはナット
15の外形輪郭よりも小さい寸法としている。
【0018】ボルト通し孔65の周囲に、バーリング加
工等によって曲げ縁66が形成されている。曲げ縁66
は脚部60bの内側に突出し、ボルト通し孔65の周囲
の強度を高めている。脚部60bの上下方向中間部に
は、ナットケース61が下がり過ぎることを規制するた
めの切り起こし部68が形成されている。
工等によって曲げ縁66が形成されている。曲げ縁66
は脚部60bの内側に突出し、ボルト通し孔65の周囲
の強度を高めている。脚部60bの上下方向中間部に
は、ナットケース61が下がり過ぎることを規制するた
めの切り起こし部68が形成されている。
【0019】ナットケース61は、フレーム60の基部
60aに設けた円錐台状のテーパ部60cの内周面に接
して垂直軸回りに回転自在である。このナットケース6
1のフレーム60の外方(上方)に突出する部分にはス
パナ等の回転用工具を嵌合させることの可能な形状(例
えば図8等に示すような六角形断面)の操作部70が設
けられている。ナットケース61には上下方向に沿う貫
通孔61bが形成されている。この貫通孔61bの内径
は吊りボルトBの外径よりも大きい。
60aに設けた円錐台状のテーパ部60cの内周面に接
して垂直軸回りに回転自在である。このナットケース6
1のフレーム60の外方(上方)に突出する部分にはス
パナ等の回転用工具を嵌合させることの可能な形状(例
えば図8等に示すような六角形断面)の操作部70が設
けられている。ナットケース61には上下方向に沿う貫
通孔61bが形成されている。この貫通孔61bの内径
は吊りボルトBの外径よりも大きい。
【0020】図5から図8に示すように、分割ナット6
2はナットケース61の周方向に複数(例えば2つ)に
分割された分割片62a,62bからなる。分割片62
a,62bは、ナットケース61の内部において互いに
開閉する方向(水平方向)にある程度の距離を移動でき
るように構成されている。しかも各分割片62a,62
bは、ナットケース61と一体に垂直軸回りに回転でき
るようにするために、ナットケース61の回り止め部6
1a(図8に示す)と係合する係合部80を有してい
る。分割片62a,62bの内面側すなわち互いの対向
面に、雌ねじ部75,76が形成されている。雌ねじ部
75,76のねじ山ピッチは、吊りボルトBのねじ部B
1 に螺合できる寸法である。なお、分割ナット62の分
割数は3以上でもよい。
2はナットケース61の周方向に複数(例えば2つ)に
分割された分割片62a,62bからなる。分割片62
a,62bは、ナットケース61の内部において互いに
開閉する方向(水平方向)にある程度の距離を移動でき
るように構成されている。しかも各分割片62a,62
bは、ナットケース61と一体に垂直軸回りに回転でき
るようにするために、ナットケース61の回り止め部6
1a(図8に示す)と係合する係合部80を有してい
る。分割片62a,62bの内面側すなわち互いの対向
面に、雌ねじ部75,76が形成されている。雌ねじ部
75,76のねじ山ピッチは、吊りボルトBのねじ部B
1 に螺合できる寸法である。なお、分割ナット62の分
割数は3以上でもよい。
【0021】上記連結具13は、分割ナット62の分割
片62a,62bを開閉させるためのナット開閉手段9
0を備えている。ナット開閉手段90は、以下に述べる
構成により、吊りボルトBを分割片62a,62b間に
挿入する際に分割片62a,62bが開くことを許容
し、吊りボルトBを分割ナット62から引き抜く方向の
力に対して分割片62a,62bを閉じる方向に付勢す
るようになっている。
片62a,62bを開閉させるためのナット開閉手段9
0を備えている。ナット開閉手段90は、以下に述べる
構成により、吊りボルトBを分割片62a,62b間に
挿入する際に分割片62a,62bが開くことを許容
し、吊りボルトBを分割ナット62から引き抜く方向の
力に対して分割片62a,62bを閉じる方向に付勢す
るようになっている。
【0022】ナット開閉手段90の一例は、ナットケー
ス61の上部内面(分割片62a,62bが接する部
分)に形成されたガイド斜面91,92と、各分割片6
2a,62bをガイド斜面91,92に沿って斜め上方
に押上げるばね(例えばコイルばね)93とを備えてい
る。ガイド斜面91,92は、上方に向うにつれて互い
に内幅が狭くなるようなテーパ形状となっている。ばね
93は、分割ナット62とばね受け部材95との間に圧
縮した状態で設けられている。例えば合成樹脂からなる
ばね受け部材95は、ナットケース61の下蓋を兼ねて
いる。
ス61の上部内面(分割片62a,62bが接する部
分)に形成されたガイド斜面91,92と、各分割片6
2a,62bをガイド斜面91,92に沿って斜め上方
に押上げるばね(例えばコイルばね)93とを備えてい
る。ガイド斜面91,92は、上方に向うにつれて互い
に内幅が狭くなるようなテーパ形状となっている。ばね
93は、分割ナット62とばね受け部材95との間に圧
縮した状態で設けられている。例えば合成樹脂からなる
ばね受け部材95は、ナットケース61の下蓋を兼ねて
いる。
【0023】このようなナット開閉手段90を設けたこ
とにより、吊りボルトBを分割片62a,62b間に挿
入する際には、ばね93が撓むことによって分割片62
a,62bが降下しながら互いに広がる方向に移動でき
る。また、吊りボルトBが分割ナット62に挿入されて
いないとき、あるいは分割片62a,62b間に挿入さ
れた吊りボルトBを分割片62a,62b間から引き抜
く方向の力が加わるときには、ばね93の反発力あるい
は吊りボルトBの上方への相対移動に伴って分割片62
a,62bが上方に移動しつつ、互いに閉じる方向に移
動するようになる。
とにより、吊りボルトBを分割片62a,62b間に挿
入する際には、ばね93が撓むことによって分割片62
a,62bが降下しながら互いに広がる方向に移動でき
る。また、吊りボルトBが分割ナット62に挿入されて
いないとき、あるいは分割片62a,62b間に挿入さ
れた吊りボルトBを分割片62a,62b間から引き抜
く方向の力が加わるときには、ばね93の反発力あるい
は吊りボルトBの上方への相対移動に伴って分割片62
a,62bが上方に移動しつつ、互いに閉じる方向に移
動するようになる。
【0024】次に、この第1の実施形態の連結具13を
備えた配管支持装置10の組付手順等について説明す
る。図1に示すように、支持バンド11,12に断熱支
持体20,21を設け、配管Pを両側から挟むように支
持バンド11,12を閉じる。その際に予め一方の支持
バンド11のボルト挿入孔45に連結用ボルト14を通
しておき、このボルト14にナット15をある程度螺合
させておく。そしてボルト頭部14aを連結具13のボ
ルト通し孔65の大径孔部65aと他方の支持バンド1
2の大径孔部46aに挿入し、図2に示すようにボルト
頭部14aを延出部41の外側に突出させる。
備えた配管支持装置10の組付手順等について説明す
る。図1に示すように、支持バンド11,12に断熱支
持体20,21を設け、配管Pを両側から挟むように支
持バンド11,12を閉じる。その際に予め一方の支持
バンド11のボルト挿入孔45に連結用ボルト14を通
しておき、このボルト14にナット15をある程度螺合
させておく。そしてボルト頭部14aを連結具13のボ
ルト通し孔65の大径孔部65aと他方の支持バンド1
2の大径孔部46aに挿入し、図2に示すようにボルト
頭部14aを延出部41の外側に突出させる。
【0025】そののち、図3に示すように連結具13を
持ち上げることにより、連結用ボルト14の軸部14b
を連結具13のボルト通し孔65の小孔部65bと支持
バンド12の小孔部46b側に移動させるとともに、ボ
ルト頭部14aをナット15側に引き寄せることによ
り、ボルト頭部14aを曲げ縁50の上端部50aに係
合させ、連結用ボルト14の回り止めをなす。
持ち上げることにより、連結用ボルト14の軸部14b
を連結具13のボルト通し孔65の小孔部65bと支持
バンド12の小孔部46b側に移動させるとともに、ボ
ルト頭部14aをナット15側に引き寄せることによ
り、ボルト頭部14aを曲げ縁50の上端部50aに係
合させ、連結用ボルト14の回り止めをなす。
【0026】上記のように連結具13を吊りボルトBに
向って押上げることにより、図5に示す状態から、図6
に示すように吊りボルトBをナットケース61の貫通孔
61bに挿入するとともに、吊りボルトBの下部を分割
ナット62に挿入する。こうすることにより、分割ナッ
ト62が吊りボルトBの下端部に押されながら相対的に
下がりつつ分割片62a,62bが互いに広がる方向に
移動するために、吊りボルトBの分割ナット62への挿
入が許容され、連結具13を所望高さまで一動作(ワン
タッチ)で挿入することができる。
向って押上げることにより、図5に示す状態から、図6
に示すように吊りボルトBをナットケース61の貫通孔
61bに挿入するとともに、吊りボルトBの下部を分割
ナット62に挿入する。こうすることにより、分割ナッ
ト62が吊りボルトBの下端部に押されながら相対的に
下がりつつ分割片62a,62bが互いに広がる方向に
移動するために、吊りボルトBの分割ナット62への挿
入が許容され、連結具13を所望高さまで一動作(ワン
タッチ)で挿入することができる。
【0027】この連結具13は、ボルト通し孔65が上
下方向の長孔となっているから、連結具13を押上げる
際に配管Pと支持バンド11,12の高さをほぼ一定に
保ったまま、連結具13のみを吊りボルトBに向って上
昇させることができる。
下方向の長孔となっているから、連結具13を押上げる
際に配管Pと支持バンド11,12の高さをほぼ一定に
保ったまま、連結具13のみを吊りボルトBに向って上
昇させることができる。
【0028】吊りボルトBを分割ナット62に挿入した
のち、連結具13を押上げていた力を解放すると、配管
側の重量によって連結具13が下がろうとするため、ナ
ットケース61に対して各分割片62a,62bがガイ
ド斜面91,92に沿って相対的に上昇するとともに、
各分割片62a,62bが互いに閉じる方向に移動す
る。このため、図7に示すように分割片62a,62b
の雌ねじ部75,76が吊りボルトBのねじ部B1 に螺
合し、その時点の高さに連結具13が瞬時に固定され
る。
のち、連結具13を押上げていた力を解放すると、配管
側の重量によって連結具13が下がろうとするため、ナ
ットケース61に対して各分割片62a,62bがガイ
ド斜面91,92に沿って相対的に上昇するとともに、
各分割片62a,62bが互いに閉じる方向に移動す
る。このため、図7に示すように分割片62a,62b
の雌ねじ部75,76が吊りボルトBのねじ部B1 に螺
合し、その時点の高さに連結具13が瞬時に固定され
る。
【0029】また、スパナ等の工具75(図3に示す)
によってナット15を回転させ、延出部40,41を互
いに近付ける方向に締付ける。こうすることにより、支
持バンド11,12によって断熱支持体20,21がク
ランプされるとともに、断熱支持体20,21と支持バ
ンド11,12が配管Pに固定される。また、ナットケ
ース61の操作部70を上記工具75によって回転さ
せ、分割ナット62を回転させることにより、吊りボル
トBに対して分割ナット62を螺進させれば、吊りボル
トBに対する連結具13の高さを微調整することができ
る。すなわちこの連結具13は、配管Pの支持高さを調
整するためのターンバックルとしての機能も兼ねてい
る。図示例の場合、ナット15と連結具13の操作部7
0を1つの工具75によって回転させることができるよ
うにするために、ナット15と操作部70の外形幅を同
一サイズとしている。
によってナット15を回転させ、延出部40,41を互
いに近付ける方向に締付ける。こうすることにより、支
持バンド11,12によって断熱支持体20,21がク
ランプされるとともに、断熱支持体20,21と支持バ
ンド11,12が配管Pに固定される。また、ナットケ
ース61の操作部70を上記工具75によって回転さ
せ、分割ナット62を回転させることにより、吊りボル
トBに対して分割ナット62を螺進させれば、吊りボル
トBに対する連結具13の高さを微調整することができ
る。すなわちこの連結具13は、配管Pの支持高さを調
整するためのターンバックルとしての機能も兼ねてい
る。図示例の場合、ナット15と連結具13の操作部7
0を1つの工具75によって回転させることができるよ
うにするために、ナット15と操作部70の外形幅を同
一サイズとしている。
【0030】なお、この実施形態ではボルト頭部14a
を第2の延出部41側に位置させたが、これとは逆に、
ナット15を第2の延出部41側に位置させ、ボルト頭
部14aを第1の延出部40側に位置させてもよい。そ
の場合には、連結用ボルト14に予めある程度螺合させ
ておいたナット15を、ボルト通し孔65の大径孔部6
5aとボルト挿入孔46の大径孔部46aにくぐらせる
ことにより、連結用ボルト14を容易に挿入することが
できる。
を第2の延出部41側に位置させたが、これとは逆に、
ナット15を第2の延出部41側に位置させ、ボルト頭
部14aを第1の延出部40側に位置させてもよい。そ
の場合には、連結用ボルト14に予めある程度螺合させ
ておいたナット15を、ボルト通し孔65の大径孔部6
5aとボルト挿入孔46の大径孔部46aにくぐらせる
ことにより、連結用ボルト14を容易に挿入することが
できる。
【0031】図9から図13は本発明の第2の実施形態
の連結具13を示している。この第2の実施形態の基本
的な構成と作用は前記第1の実施形態と共通であるか
ら、両者に共通の部位に同一の符号を付して説明は省略
する。この第2の実施形態は、板金製のナットケース6
1と板金製のばね受け部材95とを備えている。脚部6
0bに形成されたボルト通し孔65は第1の実施形態の
ボルト通し孔65よりもさらに長く形成されており、配
管Pと支持バンド11,12に対して連結具13を相対
的に上昇させることのできるストロークをさらに大きく
とっている。
の連結具13を示している。この第2の実施形態の基本
的な構成と作用は前記第1の実施形態と共通であるか
ら、両者に共通の部位に同一の符号を付して説明は省略
する。この第2の実施形態は、板金製のナットケース6
1と板金製のばね受け部材95とを備えている。脚部6
0bに形成されたボルト通し孔65は第1の実施形態の
ボルト通し孔65よりもさらに長く形成されており、配
管Pと支持バンド11,12に対して連結具13を相対
的に上昇させることのできるストロークをさらに大きく
とっている。
【0032】この第2の実施形態の連結具13も、図1
0に示す状態から連結具13を吊りボルトBの下側から
押上げ、図11に示すように吊りボルトBを分割ナット
62に挿入すると、分割片62a,62bが吊りボルト
Bに押されて相対的に下がりつつ、互いに広がる方向に
移動するために、吊りボルトBの挿入が許容される。こ
の実施形態も、連結具13のボルト通し孔65が上下方
向の長孔となっているから、連結具13を押上げる際に
配管Pと支持バンド11,12の高さをほぼ一定に保っ
たまま、連結具13のみを吊りボルトBに向って上昇さ
せることができる。
0に示す状態から連結具13を吊りボルトBの下側から
押上げ、図11に示すように吊りボルトBを分割ナット
62に挿入すると、分割片62a,62bが吊りボルト
Bに押されて相対的に下がりつつ、互いに広がる方向に
移動するために、吊りボルトBの挿入が許容される。こ
の実施形態も、連結具13のボルト通し孔65が上下方
向の長孔となっているから、連結具13を押上げる際に
配管Pと支持バンド11,12の高さをほぼ一定に保っ
たまま、連結具13のみを吊りボルトBに向って上昇さ
せることができる。
【0033】そして吊りボルトBを分割ナット62に挿
入したのち、それまで連結具13を押上げていた力を解
放すると、配管側の重量によって連結具13が下がろう
とするため、各分割片62a,62bがガイド斜面9
1,92に沿って相対的に上昇しつつ互いに閉じる方向
に移動する。このため、図12に示すように分割片62
a,62bの雌ねじ部75,76が吊りボルトBのねじ
部B1 に螺合し、その高さに連結具13が固定される。
また、必要に応じてナットケース61の操作部70をス
パナ等によって回転させ、分割ナット62を回転させる
ことにより、連結具13の高さの微調整を行なうことが
できる。
入したのち、それまで連結具13を押上げていた力を解
放すると、配管側の重量によって連結具13が下がろう
とするため、各分割片62a,62bがガイド斜面9
1,92に沿って相対的に上昇しつつ互いに閉じる方向
に移動する。このため、図12に示すように分割片62
a,62bの雌ねじ部75,76が吊りボルトBのねじ
部B1 に螺合し、その高さに連結具13が固定される。
また、必要に応じてナットケース61の操作部70をス
パナ等によって回転させ、分割ナット62を回転させる
ことにより、連結具13の高さの微調整を行なうことが
できる。
【0034】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、天井
側の吊りボルトに連結具を取付ける場合に、連結具を吊
りボルトの所望位置まで押上げるだけの簡単な作業によ
り、連結具を吊りボルトの所望高さにワンタッチで瞬時
に取付けることができる。このため施工現場でナット等
のねじ部材を回転させる量が少なくてすむなど、組付性
が向上し、作業能率が著しく向上する。特に、高所で行
なわれる配管支持装置の組付作業を安全かつ能率良く遂
行できる。しかもナットケースの操作部をスパナ等の工
具によって回転させることにより、必要に応じてこの連
結具の高さ(配管の支持高さ)の微調整も行なうことが
できる。
側の吊りボルトに連結具を取付ける場合に、連結具を吊
りボルトの所望位置まで押上げるだけの簡単な作業によ
り、連結具を吊りボルトの所望高さにワンタッチで瞬時
に取付けることができる。このため施工現場でナット等
のねじ部材を回転させる量が少なくてすむなど、組付性
が向上し、作業能率が著しく向上する。特に、高所で行
なわれる配管支持装置の組付作業を安全かつ能率良く遂
行できる。しかもナットケースの操作部をスパナ等の工
具によって回転させることにより、必要に応じてこの連
結具の高さ(配管の支持高さ)の微調整も行なうことが
できる。
【0035】請求項2に記載した発明によれば、連結具
を吊りボルトの所望位置まで押上げて分割ナットに吊り
ボルトを挿入したのち、連結具の押上げを止めるだけの
簡単な操作により、ナットケースのガイド斜面およびば
ねの働きによって分割ナットの各分割片を吊りボルトの
ねじ部に噛合わせることができる。
を吊りボルトの所望位置まで押上げて分割ナットに吊り
ボルトを挿入したのち、連結具の押上げを止めるだけの
簡単な操作により、ナットケースのガイド斜面およびば
ねの働きによって分割ナットの各分割片を吊りボルトの
ねじ部に噛合わせることができる。
【0036】請求項3に記載した発明によれば、連結用
ボルトにナットを螺合させたまま連結用ボルトを連結具
のボルト通し孔に挿入することができ、連結用ボルトの
組付作業がさらに容易となる。
ボルトにナットを螺合させたまま連結用ボルトを連結具
のボルト通し孔に挿入することができ、連結用ボルトの
組付作業がさらに容易となる。
【図1】 本発明の第1の実施形態を示す連結具を備え
た配管支持装置の分解斜視図。
た配管支持装置の分解斜視図。
【図2】 図1に示す配管支持装置の支持バンドと連結
具とを接続した状態の斜視図。
具とを接続した状態の斜視図。
【図3】 図1に示す配管支持装置の連結用ボルトにナ
ットを締付ける途中の斜視図。
ットを締付ける途中の斜視図。
【図4】 図1に示す配管支持装置用連結具の側面図。
【図5】 図4中のV−V線に沿う断面図。
【図6】 図1に示された連結具の分割ナットに吊りボ
ルトを挿入した状態の断面図。
ルトを挿入した状態の断面図。
【図7】 図1に示された連結具の分割ナットが吊りボ
ルトに螺合した状態の断面図。
ルトに螺合した状態の断面図。
【図8】 図1に示された連結具の平面図。
【図9】 本発明の第2の実施形態を示す連結具の側面
図。
図。
【図10】 図9中のX−X線に沿う断面図。
【図11】 図9に示された連結具の分割ナットに吊り
ボルトを挿入した状態の断面図。
ボルトを挿入した状態の断面図。
【図12】 図9に示された連結具の分割ナットに吊り
ボルトが螺合した状態の断面図。
ボルトが螺合した状態の断面図。
【図13】 図9に示された連結具の平面図。
B…吊りボルト P…配管 10…配管支持装置 11,12…支持バンド 13…連結具 14…連結用ボルト 60…フレーム 60b…脚部 61…ナットケース 62…分割ナット 62a,62b…分割片 65…ボルト通し孔 70…操作部 75,76…雌ねじ部 90…ナット開閉手段 91,92…ガイド斜面 93…ばね
Claims (3)
- 【請求項1】配管をクランプする支持バンドを吊りボル
トに取付けるための配管支持装置用連結具であって、 連結用ボルトを通すためのボルト通し孔を形成した脚部
を有し前記連結用ボルトによって前記支持バンドに連結
されるフレームと、 前記フレームに回転自在に設けられ前記フレームから外
方に突出する部分に回転用工具を嵌合させることの可能
な形状の操作部を設けたナットケースと、 前記ナットケースに収容されてこのナットケースと一体
に回転可能でかつナットケースの周方向に分割された複
数の分割片からなり各分割片の内面側に前記吊りボルト
と螺合可能な雌ねじ部を設けた分割ナットと、 前記吊りボルトを前記分割ナットに挿入する際に分割ナ
ットが開くことを許容しかつ前記吊りボルトを前記分割
ナットから引き抜く方向の力に対しては分割ナットを閉
じる方向に付勢するナット開閉手段と、 を具備したことを特徴とする配管支持装置用連結具。 - 【請求項2】前記ナット開閉手段は、前記分割ナットの
外周面と接する前記ナットケースの上部内面を上方に向
うにつれて幅が狭くなるように形成したガイド斜面と、
前記分割ナットを前記ガイド斜面に沿って押上げること
により前記分割ナットを閉じる方向に付勢するばねとを
具備する請求項1記載の配管支持装置用連結具。 - 【請求項3】前記フレームの脚部に形成する前記ボルト
通し孔は、前記連結用ボルトの頭部を通すことのできる
大きさの大径孔部と、この大径孔部の下部側に連通して
前記連結用ボルトの軸部を挿入可能でしかも前記連結用
ボルトの頭部が通ることができない幅の小孔部とを有す
る形状である請求項1記載の配管支持装置用連結具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10184528A JP2000018436A (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | 配管支持装置用連結具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10184528A JP2000018436A (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | 配管支持装置用連結具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000018436A true JP2000018436A (ja) | 2000-01-18 |
Family
ID=16154784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10184528A Pending JP2000018436A (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | 配管支持装置用連結具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000018436A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1998
- 1998-06-30 JP JP10184528A patent/JP2000018436A/ja active Pending
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