JPH0681830A - ナット - Google Patents
ナットInfo
- Publication number
- JPH0681830A JPH0681830A JP25729992A JP25729992A JPH0681830A JP H0681830 A JPH0681830 A JP H0681830A JP 25729992 A JP25729992 A JP 25729992A JP 25729992 A JP25729992 A JP 25729992A JP H0681830 A JPH0681830 A JP H0681830A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nut
- tapered
- outer shell
- bolt
- split
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】労力及び時間を要せずに、ナットをボルトに簡
単に取り付けて締め付けることができるようにする。 【構成】一方の開口部に向けて内径が順次縮小するテー
パー状内壁部11を有するナット状外形の外殻体１と、そ
のテーパー状内壁部11に沿ったテーパー状外表面21を有
すると共にネジ状凹凸23が中心部内壁に形成された複数
の割りナット２と、外殻体１のテーパー状内壁部11側に
割りナット２を付勢する弾性体３とよりなっている。
単に取り付けて締め付けることができるようにする。 【構成】一方の開口部に向けて内径が順次縮小するテー
パー状内壁部11を有するナット状外形の外殻体１と、そ
のテーパー状内壁部11に沿ったテーパー状外表面21を有
すると共にネジ状凹凸23が中心部内壁に形成された複数
の割りナット２と、外殻体１のテーパー状内壁部11側に
割りナット２を付勢する弾性体３とよりなっている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ボルトに螺合して２
つの部品を締め付けるナットに関するものである。
つの部品を締め付けるナットに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】六角又は四角形をし、中央の孔に雌ネジ
が形成されたナットは、従来から広く知られている。
が形成されたナットは、従来から広く知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来のナットは、使用
時にボルトの先端に嵌めて回転することによって締め付
け位置まで進め、その後強く締め付けるものであるが、
その回転による締め付け位置までの前進作業は手間と時
間がかかるものであり、特にボルトが長かったり、ボル
ト締め作業が多い場合には、その作業の全作業に占める
ウエイトが著しく大きなものとなる。
時にボルトの先端に嵌めて回転することによって締め付
け位置まで進め、その後強く締め付けるものであるが、
その回転による締め付け位置までの前進作業は手間と時
間がかかるものであり、特にボルトが長かったり、ボル
ト締め作業が多い場合には、その作業の全作業に占める
ウエイトが著しく大きなものとなる。
【０００４】この発明は、労力及び時間がかからず、簡
単にボルトに取り付けて締め付けることができるナット
を提供することを目的としている。
単にボルトに取り付けて締め付けることができるナット
を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のナットは、一方の開口部に向けて内径が
順次縮小するテーパー状内壁部を有するナット状外形の
外殻体と、そのテーパー状内壁部に沿ったテーパー状外
表面を有すると共にネジ状凹凸が中心部内壁に形成され
た複数の割りナットと、外殻体のテーパー状内壁部側に
割れナットを付勢する弾性体とよりなるものである。
に、この発明のナットは、一方の開口部に向けて内径が
順次縮小するテーパー状内壁部を有するナット状外形の
外殻体と、そのテーパー状内壁部に沿ったテーパー状外
表面を有すると共にネジ状凹凸が中心部内壁に形成され
た複数の割りナットと、外殻体のテーパー状内壁部側に
割れナットを付勢する弾性体とよりなるものである。
【０００６】
【作 用】上記のように構成されたナットにおいては、
外殻体をテーパー状内壁部側の開口より、各部材に挿通
されたボルトへ、前記部材にぶつかるまで嵌め込むと、
各割りナットはボルトに押され、弾性体の力に抗して後
退しながら開き、ボルトは各割りナット間に受け入れら
れる。そして、各割りナットは弾性体の復元力によって
ボルトに密着する。その後、外殻体を回転させると、各
割りナットも回転して各部材側に前進し、各割りナット
は、外殻体のテーパー状内壁部からの反力を受けてボル
トを一層強く抱え込む。
外殻体をテーパー状内壁部側の開口より、各部材に挿通
されたボルトへ、前記部材にぶつかるまで嵌め込むと、
各割りナットはボルトに押され、弾性体の力に抗して後
退しながら開き、ボルトは各割りナット間に受け入れら
れる。そして、各割りナットは弾性体の復元力によって
ボルトに密着する。その後、外殻体を回転させると、各
割りナットも回転して各部材側に前進し、各割りナット
は、外殻体のテーパー状内壁部からの反力を受けてボル
トを一層強く抱え込む。
【０００７】
【実施例】図１及び図２を参照し、この発明のナットの
実施例について説明する。
実施例について説明する。
【０００８】このナットは、例えば、ボルト５に螺合し
て２つの部品６、７を締め付けるために用いられ、外殻
体１と、その内部に収容される割りナット２と、同じく
外殻体１の内部に収容されるスプリング等の弾性体３
と、同じく外殻体１の内部に必要に応じて収容されるワ
ッシャー４とより構成されている。
て２つの部品６、７を締め付けるために用いられ、外殻
体１と、その内部に収容される割りナット２と、同じく
外殻体１の内部に収容されるスプリング等の弾性体３
と、同じく外殻体１の内部に必要に応じて収容されるワ
ッシャー４とより構成されている。
【０００９】外殻体１は、従来のナットと同様の六角形
又は四角形の外形を有し、内部に割りナット２、弾性体
３等が収容される空間を有している。内部空間の横断面
形状は、６角形等の多角形あるいは円形とすることがで
き、その内壁には、一方の開口部に向けて順次縮小する
テーパー状部１１を有しており、他方の開口部には弾性
体３が脱落しないように、鍔部１２が形成されている。
又は四角形の外形を有し、内部に割りナット２、弾性体
３等が収容される空間を有している。内部空間の横断面
形状は、６角形等の多角形あるいは円形とすることがで
き、その内壁には、一方の開口部に向けて順次縮小する
テーパー状部１１を有しており、他方の開口部には弾性
体３が脱落しないように、鍔部１２が形成されている。
【００１０】割りナット２は、例えば２つに分割されて
おり、それらが一組となって一つのナットとしての機能
を果たすものである。そして、その外面は、外殻体１の
内部空間の内壁面に沿った横断面形状をしており、且
つ、テーパー状部２１となっている。割りナット２の中
心部には、貫通孔２２が設けられ、その内壁には鋸歯状
凹凸２３が形成されている。鋸歯状凹凸２３の歯は、ボ
ルト５を挿入しやすいように、小径部側から奥に傾斜し
ている。鋸歯状凹凸２３の代わりに、ネジ体、あるいは
単なる凹凸とすることもできる。ここでは、これらを総
称してネジ状凹凸ということにする。
おり、それらが一組となって一つのナットとしての機能
を果たすものである。そして、その外面は、外殻体１の
内部空間の内壁面に沿った横断面形状をしており、且
つ、テーパー状部２１となっている。割りナット２の中
心部には、貫通孔２２が設けられ、その内壁には鋸歯状
凹凸２３が形成されている。鋸歯状凹凸２３の歯は、ボ
ルト５を挿入しやすいように、小径部側から奥に傾斜し
ている。鋸歯状凹凸２３の代わりに、ネジ体、あるいは
単なる凹凸とすることもできる。ここでは、これらを総
称してネジ状凹凸ということにする。
【００１１】弾性体３は、この考案のナットをボルト５
に嵌めるときに、割りナット２がボルト５に直ちに追随
してすっぽ抜けることを防止するものであり、図示され
ているコイルスプリングの他、ゴム製ブロック等、割り
ナット２を外殻体１のテーパー状部１１に向けて付勢し
得るものであれば、何でもよい。
に嵌めるときに、割りナット２がボルト５に直ちに追随
してすっぽ抜けることを防止するものであり、図示され
ているコイルスプリングの他、ゴム製ブロック等、割り
ナット２を外殻体１のテーパー状部１１に向けて付勢し
得るものであれば、何でもよい。
【００１２】このように構成されたナットによって、例
えば、２つの部材６、７を締め付けるには、図２に示す
ように、先ず、各部材６、７に挿通されたボルト５へ、
割りナット２及び弾性体３を収容した外殻体１を、テー
パー状部１１側の開口より、部材７にぶつかるまで嵌め
込む。そのとき、２つの割りナット２はボルト５に押さ
れ、弾性体３の力に抗して後退しながら開き、ボルト５
は各割りナット２の貫通孔２２間に受け入れられる。そ
して、割りナット２は弾性体３の復元力によってボルト
５に密着する。次いで、外殻体１を通常のナットと同様
に右回りに回転させると、各割りナット２も右回りに回
転して部材６、７側に前進し、そのことによって各割り
ナット２は、外殻体１のテーパー状部１１からの反力を
受けてボルト５を一層強く抱え込む。従って、この考案
のナットの締め付け力は、従来のボルト、ナットによる
ものに比べ勝りこそすれ、決して劣ることはない。
えば、２つの部材６、７を締め付けるには、図２に示す
ように、先ず、各部材６、７に挿通されたボルト５へ、
割りナット２及び弾性体３を収容した外殻体１を、テー
パー状部１１側の開口より、部材７にぶつかるまで嵌め
込む。そのとき、２つの割りナット２はボルト５に押さ
れ、弾性体３の力に抗して後退しながら開き、ボルト５
は各割りナット２の貫通孔２２間に受け入れられる。そ
して、割りナット２は弾性体３の復元力によってボルト
５に密着する。次いで、外殻体１を通常のナットと同様
に右回りに回転させると、各割りナット２も右回りに回
転して部材６、７側に前進し、そのことによって各割り
ナット２は、外殻体１のテーパー状部１１からの反力を
受けてボルト５を一層強く抱え込む。従って、この考案
のナットの締め付け力は、従来のボルト、ナットによる
ものに比べ勝りこそすれ、決して劣ることはない。
【００１３】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。
れているので、以下に記載するような効果を奏する。
【００１４】即ち、ボルトと共に部材を締め付ける作業
を僅かな労力で短時間に簡単に行うことができる。しか
も、その強力は従来のボルト、ナットによるものに比べ
勝りこそすれ、決して劣ることはない。
を僅かな労力で短時間に簡単に行うことができる。しか
も、その強力は従来のボルト、ナットによるものに比べ
勝りこそすれ、決して劣ることはない。
【図１】この発明のナットの断面図である。
【図２】この発明のナットによってボルトと共に２つの
部材を締め付けたときの断面図である。
部材を締め付けたときの断面図である。
１ 外殻体 １１ テーパー状部 ２ 割りナット ２１ テーパー状部 ３ 弾性体 ５ ボルト
Claims (1)
- 【請求項１】一方の開口部に向けて内径が順次縮小する
テーパー状内壁部を有するナット状外形の外殻体と、そ
のテーパー状内壁部に沿ったテーパー状外表面を有する
と共にネジ状凹凸が中心部内壁に形成された複数の割り
ナットと、外殻体のテーパー状内壁部側に割りナットを
付勢する弾性体とよりなるナット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25729992A JPH0681830A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | ナット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25729992A JPH0681830A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | ナット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0681830A true JPH0681830A (ja) | 1994-03-22 |
Family
ID=17304440
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25729992A Pending JPH0681830A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | ナット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0681830A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0855526A1 (en) * | 1997-01-20 | 1998-07-29 | Emhart Inc. | Press type nut |
| EP0887566A1 (en) * | 1997-06-24 | 1998-12-30 | Emhart Inc. | Press nut |
| JP2000018436A (ja) * | 1998-06-30 | 2000-01-18 | Nhk Spring Co Ltd | 配管支持装置用連結具 |
| JP2000065276A (ja) * | 1998-08-24 | 2000-03-03 | Inax Corp | 管状部材の連結構造 |
| JP2010064588A (ja) * | 2008-09-10 | 2010-03-25 | Nifco Inc | スペアタイヤの固定具 |
| KR102506150B1 (ko) * | 2022-09-26 | 2023-03-06 | (주)제이디아이 | 동력장치용 지지 받침대 |
-
1992
- 1992-09-01 JP JP25729992A patent/JPH0681830A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0855526A1 (en) * | 1997-01-20 | 1998-07-29 | Emhart Inc. | Press type nut |
| EP0887566A1 (en) * | 1997-06-24 | 1998-12-30 | Emhart Inc. | Press nut |
| JP2000018436A (ja) * | 1998-06-30 | 2000-01-18 | Nhk Spring Co Ltd | 配管支持装置用連結具 |
| JP2000065276A (ja) * | 1998-08-24 | 2000-03-03 | Inax Corp | 管状部材の連結構造 |
| JP2010064588A (ja) * | 2008-09-10 | 2010-03-25 | Nifco Inc | スペアタイヤの固定具 |
| KR102506150B1 (ko) * | 2022-09-26 | 2023-03-06 | (주)제이디아이 | 동력장치용 지지 받침대 |
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