JP2960009B2 - イダリング締付け具 - Google Patents

イダリング締付け具

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JP2960009B2 JP12485296A JP12485296A JP2960009B2 JP 2960009 B2 JP2960009 B2 JP 2960009B2 JP 12485296 A JP12485296 A JP 12485296A JP 12485296 A JP12485296 A JP 12485296A JP 2960009 B2 JP2960009 B2 JP 2960009B2
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和彦 田中
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送電線を架設する
鉄塔を対象とし、該鉄塔を構成する各部材同志はボルト
・ナットによって締め付けて連結され、しかもボルト・
ナットの緩み止めを施すため、ナットにロックナットを
螺合する如くイダリングが取り付けられるが、このイダ
リングを締付ける際に用い工具に関する。
【0002】
【従来の技術】イダリングは、社団法人 日本鉄塔協会
の「鉄塔用ボルト・ナット規格」(平成5年2月)内で
規定されており、鉄塔関係の業界では技術用語として一
般化されているものである。またこのイダリング1の構
造は図4と図5に示しているように、ステンレス鋼の冷
間圧延帯板(SUS304)からプレス加工によって成
形されるもので、六角形のリング体よりなり、該リング
体の周縁部2を六角の各辺ごとに互いに同方向に屈折し
て王冠状をなし、そこにインサイド部3を形成していも
ので、その外形寸法は対象となるナットと同様の大きさ
で、その屈折した周縁部2の厚みは、ねじの呼びがM1
0からM16では3mm、M20からM22では4m
m、M42では12mmと直径に対して極めて薄いもの
であり、またリング体の中心部に円形の貫通穴4を有
し、該貫通穴4の周縁における一部に三角の切込み部5
を備え、切込み部5の一方の縁部を表側(前記周縁部2
の屈折して折り曲げた側とは反対側)へ浮き出すように
屈折して、そこに雄ねじに螺合する雌ねじ部6を設けて
いるものである。
【0003】以上のイダリングは、鉄塔を構成する部材
同志、例えば支柱とトラス材をボルト・ナットで締付け
た後に、そのボルトにねじ込み、ナットに対して規定さ
れたトルクで締め付けてナットの緩みを防止するもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記イダリングを締め
付ける際には、トルクレンチ、ラチェットレンチ、モン
キーあるいはペンチなど在来の締付け工具をイダリング
の外周面に掛けて締め付けられているが、イダリングは
前述のようにナットの外形と同様でしかも薄いものであ
るから、前記在来の締付け工具をイダリングにのみ掛け
難く、ナットにまで掛るため、イダリングのナットに対
する締付け操作が甚だ難渋されていた。
【0005】本発明は以上の問題から、在来の締付け工
具を用いて、しかもイダリングのみを確実に回すことが
できる締付け工具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による解決手段
は、筒状をなしその挿通穴に鉄塔の各部材を締付けるボ
ルトのねじ部が差し込まれ、外周面に回止め手段を設け
ているソケット本体よりなり、該ソケット本体の先端部
にフランジを突設し、フランジより先端にイダリングの
角型をなすインサイド部に嵌め込まれる角頭部を設け、
フランジより基部側に弾性材よりなる抜止め手段を設け
てあることを特徴とする。
【0007】
【作用】上記工具によれば、角頭部がイダリングのイン
サイド部、すなわち王冠状に形成してある凹部側内に嵌
まり込み、ソケット本体の挿通穴に挿入され、そこで工
具を回転することによりイダリングも共に回り、先に締
め付けているナットに関係なく、そのナットに対して締
め付けることができるものである。
【0008】また、抜止め手段を施してあるので、在来
の締付け工具のソケット部に嵌め付けた際、抜止め手段
の弾力によって嵌め付けられ、前記ソケット部からの脱
落を阻止した状態が保持され、高所作業である鉄塔の構
築工事を能率良く遂行することができるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態は、従来のトル
クレンチやラチェットレンチなどの工具に抜き差し自在
に取り付けることができる形態が最も好ましいが、これ
に限ることがなく、上記従来の工具のソケット部に一体
に形成した形態のものでも良い。
【0010】抜き差し自在に取り付ける形態のものは、
筒状のソケット本体よりなり、その挿通穴に対象とする
ボルトのねじ部が挿入されるもので、外周面には回止め
手段が施してあり、ソケット本体の先端部にフランジを
備え、該フランジより先端に角頭部を突設したものであ
る。
【0011】上記ソケット本体は従来のトルクレンチな
どの工具に抜き差し自在に取り付けられるものであり、
また角頭部はイダリングの凹部内に係合するように形成
してある。
【0012】次に従来の工具と一体に形成する形態のも
のは、イダリングの締付け専用の工具となるもので、前
記ソケット本体をレンチなどの工具に一体に形成するも
のであって、その他の構成は前記と同様のものである。
【0013】
【実施例】本発明を実施例によって説明すると、各図に
よって示しているように、筒状をなすソケット本体7の
挿通穴8は、対象とするボルト16のねじ部が容易に挿
入できる大きさに形成してあり、該ソケット本体7の先
端部外周に環状凹溝9を備え、環状凹溝9より図中左側
部分を基部10となし、右側部分を角頭部11とするも
ので、基部10の外周面にはナットの如く六角形に形成
した回止め手段12が設けてあると共に、環状係合溝1
3を有し、該環状係合溝13に数個のOリングを列設し
て嵌め込んで形成する抜止め手段14を設けている。ま
た頭部11はイダリング1のインサイド部3に係合する
ように六角形に形成してある。更に、前記環状凹溝9に
スナップリングによるフランジ15を係合したものであ
る。
【0014】上記ソケット本体7を使用する場合には、
鉄塔の部材に通したボルト16にナット17を締め付け
た後に、そのボルト16の先端部にイダリング1をイン
サイド部3がボルト16の末端側に向くように螺合して
から、レンチなどの工具に取り付けているソケット本体
7の角頭部11をインサイド部3内に係合し、そのまま
工具を介してソケット本体7を締め付ける方向に回転す
ることにより、イダリング1のみが回転され、ナット1
6に締め付けることができるものである。
【0015】
【発明の効果】本発明によるイダリング締付け具によれ
ば、ソケット本体の角頭部をイダリングのインサイド部
内に係合してイダリングを回転するものであるから、先
に締め付けているナットに関係なくイダリングのみを回
転して締め付けることができ、イダリングを確実に所定
のトルクに設定するこができ、しかも締め付けた後に、
イダリングよりソケット本体を簡単に取り外すことがで
きることから、イダリングの締め付け操作が迅速に行わ
れるようになる。
【0016】また、ソケット本体の抜止め手段を設け
あるので、レンチなどの工具にソケット本体を単に差し
込んで取り付けても、操作中に工具より外れたり落下す
る恐れがなくなり、殊にこの種の作業は高所で行われる
ものであるから、作業の安全性が確保できると共に、落
下によって作業が中断されることもなく、能率良く処理
することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるイダリング締付け具を示す斜視図
である。
【図2】本発明によるイダリング締付け具を、対象とな
るボルト・ナットと対向して示す断面図である。
【図3】本発明によるイダリング締付け具を一部切欠し
て示す正面図である。
【図4】イダリングを示す背面図である。
【図5】同じく断面図である。
【符号の説明】
1 イダリング 3 インサイド部 7 ソケット本体 8 挿通穴 11 角頭部 12 回止め手段 14 抜止め手段 16 ボルト

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状をなしその挿通穴(8)に鉄塔の各
    部材を締付けるボルト(16)のねじ部が差し込まれ、
    外周面に回止め手段(12)を設けているソケット本体
    (7)よりなり、該ソケット本体(7)の先端部にフラ
    ンジ(15)を突設し、フランジ(15)より先端にイ
    ダリング(1)の角型をなすインサイド部(3)に嵌め
    込まれる角頭部(11)を設け、フランジ(15)より
    基部側に弾性材よりなる抜止め手段(14)を設けてあ
    ことを特徴とするイダリング締付け具。
JP12485296A 1996-05-20 1996-05-20 イダリング締付け具 Expired - Fee Related JP2960009B2 (ja)

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