JP2005226764A - ナットロック機構付きの座金 - Google Patents

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Abstract

【課題】より確実にナットのボルトに対するロックを実現する。
【解決手段】六角ナット2を座金1のナット抑部13の間に挿入し(a)、六角ナット2と座金1を一体としたまま、座金1のナット抑部13の外側から、レンチやスパナなどにより座金及び六角ナット2を、ボルト33に締め付けていく(b、c)。すると、座金1の歯部11は、被締結体4と六角ナット2に挟まれて押しつぶされ、ボルト3の軸に向かう方向に伸びて、ボルト3を周囲より咬止した状態となる(d、e)。これにより、座金1はボルト3に対してロックされ、六角ナット2は、座金1のナット抑部13により回転が抑止されるので、この状態で六角ナット2もボルト3に対してロックされる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ナットとボルトを用いる締結具において、ナットのボルトに対する緩みや脱落を防止する技術に関するものである。
ナットとボルトを用いる締結具において、ナットのボルトに対する緩みや脱落の防止は、ばね座金を用いて行うことが最も一般的である。ばね座金は、ナットと被締結体の間に配置され、ナットの締め付けに伴って変形してナットを軸方向に付勢することにより、ナットとボルトとのネジ山/谷間の摩擦力を増大し、ナットのボルトに対する回転を抑制する。
前記バネ座金を用いる技術は簡便安価な技術であるが、ナットの回転の抑制をナットとボルトとのネジ山/谷間の摩擦力のみに頼っているために、必ずしも充分にナットのボルトに対する緩みや脱落の防止を実現することができない場合がある。
一方で、ナットのボルトに対する緩みや脱落を防止する技術としては、ナット自身やボルト自身に、ナットをボルトに対してロックする機構を備える技術が種々提案されているが、これらの技術によればナットやボルトの構造が複雑化するために、その製造コストが増大しまう。また、ナットやボルトの汎用性が損なわれてしまう。
そこで、本発明は、より確実にナットのボルトに対するロックを実現することのできる座金を提供することを課題とする。
前記課題達成のために、本発明は、1またはとナットの間に配置される座部を有する座金として、当該座金が装着されたナットの側面と当接して、当該ナットの回転を抑止するナット抑部を有し、前記座部に、外周側から内周側に向かってボルト軸方向の傾斜をもって延びる1または複数の歯部と、前記複数の歯部の先端が周の少なくとも一部を形成する、ボルト貫通用の孔とを設けた座金を提供する。ここで、当該座金を装着したナットのボルトに対する締め付けに伴い、前記座部の各歯部の前記傾斜が被締結体とナットと間で押しつぶされると共に、これにより各歯部がボルト軸に向かう方向に伸びて前記ボルトを咬止し、当該座金をボルトに対してロックするものである。
このような座金によれば、座金を装着したナットを、ボルトに対して締め付けるだけで、歯部がボルトを咬止し、座金がボルトに対してロックするようになる。また、座金が装着されたナットは、ナット抑部によって座金に対する回転が抑止される。したがって、座金を装着したナットを、ボルトに対して締め付けるだけで、ナットを確実にボルトに対してロックすることができる。
また、前記課題達成のために、本発明は、被締結体とナットの間に配置される座部を有する座金であって、当該座金は、ナットに固定されており、前記座部は、外周側から内周側に向かってボルト軸方向の傾斜をもって延びる1または複数の歯部と、前記複数の歯部の先端が周の少なくとも一部を形成する、ボルト貫通用の孔とを有し、当該座金を装着したナットのボルトに対する締め付けに伴い、前記座部の各歯部の前記傾斜が被締結体とナットと間で押しつぶされると共に、これにより各歯部がボルト軸に向かう方向に伸びて前記ボルトを咬止し、当該座金をボルトに対してロックする座金を提供する。
このような座金によれば、座金を固定したナットを、ボルトに対して締め付けるだけで、歯部がボルトを咬止し、座金がボルトに対してロックするようになる。また、座金が固定されたナットは、座金に対する回転が抑止されるので、座金を固定したナットを、ボルトに対して締め付けるだけで、ナットを確実にボルトに対してロックすることができる。
ここで、以上の座金においては、前記歯部の先端の形状は、締め付け回転方向に進むに従い外周側に傾斜する形状とすることも好ましい。このような形状とすることにより、座金とナットのボルトへの締め回しの際に、ナット及び座金の回転が歯部によって阻害されずにスムーズに行え、かつ、ナットの締結の後は、歯部によって緩み方向の回転が良好に抑止されるようにすることができる。
ここで、以上のような座金は、金属製の薄板をプレス加工することによって製造することができ、ボルトやナットとして汎用のボルトとナットを用いることができるので、コスト性に極めて優れている。
以上のように本発明によれば、より確実にナットのボルトに対するロックを実現することのできる座金を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、六角ナットへの適用を例にとり説明する。
図1に本実施形態に係る座金の構造を示す。
図中、aは座金の上面図、bは座金の正面図、cは座金の下面図である。なお、座金の左右背面は正面と同様に表れる。なお、本明細書では、座金使用時にナットが設置される側を、座金の上方向として説明を行う。
また、図中dは、aの上面図の切断線AAによる切断端を示したものである。
図示するように、本実施形態に係る座金は、内周方向に向かって外周側より斜め上方に延びる複数の歯部11が形成された、概略先端を切り落とした円錐形状を有する座部12を有する。また、座金は、六角ナットの六側面に対応するように、座部12の周囲に垂設された6つのナット抑部13を有する。
ここで、複数の歯部11の先端が周を形成する、座部12の中央の円形の孔部14の直径は、本座金を適用するボルトのネジの外形よりも小さく、本座金を適用するボルトのネジの谷形よりも大きくなるように設定している。
また、図2aに示すように、座金1の座部12およびナット抑部13は、ナット抑部13の間に本座部が適用される六角ナット2を、ナット抑部側(図中下方向)から挿入したときに、複数のナット抑部13の内側側面と六角ナット2の各側面が各々当接して、六角ナット2の座金1に対する回転が抑止されるように、その形状、サイズを設定している。
ここで、このような座金1は、たとえば、金属製の薄板をプレス加工することによって安価に製造することができる。
以下、このような座金1の使用法について説明する。
座金1の使用に際しては、まず、図2aに示すように、六角ナット2を座金1のナット抑部13の間に挿入する。
そして、図2bに示すように、六角ナット2と座金1を一体としたまま、座金1のナット抑部13の外側から、レンチやスパナなどにより座金及び六角ナット2を挟持し、ボルト3に締め付けていく。このとき、上方よりナットの下方のボルト3に対する締め付けを行う場合(図2bの上下が逆である場合)であっても、前述のように座金1の孔部14の直径はボルト3のネジの外形よりも小さく設定してあるので、座金1はナットから分離することなく、ナットのボルト3への締め付けに伴いナットと一体的に移動する。
さて、このように座金及び六角ナット2を、ボルト3に締め付けていくと、やがて、図2cに示すように、座金1の歯部11の上部が、被締結体4に当たるようになる。そして、そのまま、さらに、座金及び六角ナット2を締め付けていくと、図2dに示すように、座金1の歯部11は、被締結体4と六角ナット2に挟まれて押しつぶされる。
そして、座金1及び六角ナット2の締め付けが完了した状態において、座金1の歯部11は、図2eに示すように押しつぶされて、ボルト3の軸に向かう方向に伸びて、歯部11がボルト3を周囲より咬止した状態となる。そして、これにより、座金1はボルト3に対してロックされる。一方、六角ナット2は、座金1のナット抑部13により回転が抑止されるので、この状態で六角ナット2もボルト3に対してロックされるようになる。なお、座金1の歯部11の長さは、このように押しつぶされた状態でボルト3を周囲より噛みつけるのに充分な長さとする。
次に、このようにしてボルト3に対してロックしたナットの取り外し法について説明する。
ナットを取り外す場合には、まず、図3aに示すように、六角ナット2とナット抑部13の間にマイナスドライバーなどをねじ込んで、座金1のナット抑部13をボルト3の軸と水平になるように拡げる。
そして、これによって、座金1から自由になった六角ナット2を、図3bに示すように緩めていき、ボルト3から取り外す。そして最後に、図3cに示すように、座金1をペンチなどを用いて、適宜回転などしながらボルト3から引き抜く。
以上、本発明の実施形態について説明した。
ところで、以上の実施形態における座金1の形状は、以上の歯部11による座金1とボルト3のロックと、ナット抑部13による座金1に対するボルト3の回転抑止の機能を失わない範囲内において種々に修正して実施するようにしてかまわない。
たとえば、図4aに示すように、座金1の歯部11の形状は、その中間部で、座金1の使用時における被締結体4方向に膨らんだ形状とするようにしても良い。なお、図中a1は座金1の正面図、a2は正面方向から見た座金1の断面構造を表している。歯部11をこのような形状とすることにより、歯部11が、六角ナット2と被締結体4の間で押しつぶされるときに、歯部11の先端をボルト3方向にスムーズに導入し、良好にボルト3が咬止されるようにすることができる。
また、たとえば、図4bに示すように、ナット抑部13は、六面ナットの六側面の全てに対して設けるのではなく、その一部に対してのみ設けるようにしてもよい。図4bは、六面ナットの六側面のうちの相互に隣接しない3側面に対してのみ、ナット抑部13を設けたものである。なお、図中b1は座金1の正面図、b2は座金1の下面図である。
また、たとえば、図5aに示すように、歯部11の形状を、座金1を装着した六角ナット2のボルト3への締め回しの際に、六角ナット2及び座金1の回転が歯部11によって阻害されずにスムーズに行え、かつ、座金1を装着した六角ナット2のボルト3への締結の後は緩み方向の回転を抑制するように、上方向(六角ナット2側)から見て、締め付け回転方向(通常時計廻り方向)に進むに従い外周側に傾斜する斜めの形状として形成するようにしてもよい。なお、図中a1は座金1の上面図、a2は座金1の正面図、a3は座金1の下面図である。
また、以上の座金1は、図5bに示すように、ナット抑部13を廃して、座金1の座部12を六角ナット2に固着して用いるようにしてもよい。すなわち、座金1を、ナット抑部13を備えない構成とし、座部12の歯部11以外の部分を六角ナット2の下面(ボルト側面)にスポット溶接や接着などにより固定するようにしてもよい。なお、この座金11の六角ナット2への固着時の位置決めと仮止めのために、座金11の座部12と、六角ナット2の下面には相互に係り合う凹凸を設けておくことが好ましい。
ここで、このように座金1を六角ナット2に固定して用いた場合においても、座金1及び六角ナット2の締め付けが完了した状態において、座金1の歯部11は、押しつぶされて、ボルト3の軸に向かう方向に伸びて、歯部11がボルト3を周囲より咬止した状態となる。そして、これにより、座金1はボルト3に対してロックされる。一方、座金1は六角ナット2に固定されてされるので、この状態で六角ナット2もボルト3に対してロックされるようになる。なお、図中b1は座金1を固着した六角ナット2の正面図、a3は座金1を固着した六角ナット2の上面図である。
本発明の実施形態に係る座金の構造を示す図である。 本発明の実施形態に係る座金の使用法を示す図である。 本発明の実施形態に係る座金の使用法を示す図である。 本発明の実施形態に係る座金の他の構造例を示す図である。 本発明の実施形態に係る座金の他の構造例を示す図である。
符号の説明
1…座金、2…六角ナット、3…ボルト、4…被締結体、11…歯部、12…座部、13…ナット抑部、14…孔部。

Claims (3)

  1. 被締結体とナットの間に配置される座部を有する座金であって、
    当該座金が装着されたナットの側面と当接して、当該ナットの当該座金に対する回転を抑止するナット抑部を有し、
    前記座部は、外周側から内周側に向かってボルト軸方向の傾斜をもって延びる1または複数の歯部と、前記複数の歯部の先端が周の少なくとも一部を形成する、ボルト貫通用の孔とを有し、
    当該座金を装着したナットのボルトに対する締め付けに伴い、前記座部の各歯部の前記傾斜が被締結体とナットと間で押しつぶされると共に、これにより各歯部がボルト軸に向かう方向に伸びて前記ボルトを咬止し、当該座金をボルトに対してロックすることを特徴とする座金。
  2. 被締結体とナットの間に配置される座部を有する座金であって、
    当該座金は、ナットに固定されており、
    前記座部は、外周側から内周側に向かってボルト軸方向の傾斜をもって延びる1または複数の歯部と、前記複数の歯部の先端が周の少なくとも一部を形成する、ボルト貫通用の孔とを有し、
    当該座金を装着したナットのボルトに対する締め付けに伴い、前記座部の各歯部の前記傾斜が被締結体とナットと間で押しつぶされると共に、これにより各歯部がボルト軸に向かう方向に伸びて前記ボルトを咬止し、当該座金をボルトに対してロックすることを特徴とする座金。
  3. 請求項1または2記載の座金であって、
    前記歯部の先端の形状は、締め付け回転方向に進むに従い外周側に傾斜する形状を有していることを特徴とする座金。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2015060425A1 (ja) * 2013-10-25 2015-04-30 株式会社NejiLaw ねじ体の逆回転防止構造
CN111059129A (zh) * 2019-12-03 2020-04-24 谭程瑞 一种弹性垫片互锁防松螺栓组件

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