JP2755555B2 - 座金一体化ナット及び座金一体化ナット・ボルトからなる締結装置 - Google Patents

座金一体化ナット及び座金一体化ナット・ボルトからなる締結装置

Info

Publication number
JP2755555B2
JP2755555B2 JP7088429A JP8842995A JP2755555B2 JP 2755555 B2 JP2755555 B2 JP 2755555B2 JP 7088429 A JP7088429 A JP 7088429A JP 8842995 A JP8842995 A JP 8842995A JP 2755555 B2 JP2755555 B2 JP 2755555B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washer
packing
nut
bolt
integrated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7088429A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07269551A (ja
Inventor
潤 川尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKENAKA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
TAKENAKA SEISAKUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAKENAKA SEISAKUSHO KK filed Critical TAKENAKA SEISAKUSHO KK
Priority to JP7088429A priority Critical patent/JP2755555B2/ja
Publication of JPH07269551A publication Critical patent/JPH07269551A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2755555B2 publication Critical patent/JP2755555B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bolts, Nuts, And Washers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は座金一体化ナット及び座
金一体化ナット・ボルトからなる締結装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ボルト、ナット、座金は別々とな
っていた。このため、締結作業の都度、ボルトに座金を
嵌め、該ボルトを締結箇所に挿通し、締結箇所より突出
したボルト先端にもう一つの座金を嵌めてナットで締め
付ける、といった一連の作業を行っていた
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような一連の
作業は、締結すべきボルト・ナットの数が多くなればな
るほど煩瑣なものとなる。また、締結作業をロボットに
行わせることも考えられるが、人間にとって簡単な上記
作業もロボットにとっては複雑なため実際にはロボット
による自動化は困難である。さらに、溶接等によって座
金とナットとを完全に一体化することも考えられる。し
かし、この場合、ナットをボルトに螺合して締結する時
に本来ナットは座金に対して摺動すべきものが、ナット
と座金が共回りしてしまい、座金によって締結箇所が傷
つけられてしまうといった問題がある。
【0004】本発明は上記従来の問題を解消するために
なされたものであって、締結作業を極めて簡素なものと
することができ、延いてはロボットによる締結作業の自
動化を促進することができる座金一体化ナット及び座金
一体化ナット・ボルトからなる締結装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の座金一体化ナットは、ナット本体と、この
ナット本体の座面に添設される座金と、これらナット本
体と座金とを一体化する合成樹脂製のパッキンとからな
り、前記ナット本体は、座面側のねじ孔開口端の周縁部
に全周にわたってパッキン係止爪係合溝が形成され、前
記座金は、前記ナット本体の座面に接する面とは反対側
の面の開口端の周縁部に全周にわたってパッキン係止座
ぐりが形成され、前記パッキンは、その環状の本体部が
前記座金のパッキン係止座ぐり内に嵌入可能な形状に形
成されるとともに、前記ナット本体のパッキン係止爪係
合溝と係合する係止爪が複数箇所にわたって形成され、
このようになるパッキンの本体部が前記座金のパッキン
係止座ぐり内に嵌入されるとともに、パッキンの係止爪
が前記ナット本体のパッキン係止爪係合溝内に嵌入係合
されることにより前記ナット本体と座金とが一体化され
てなるものである。また、本発明に係る締結装置は、合
成樹脂製のパッキンを介して座金が軸部に取着されたボ
ルトと、上記した座金一体化ナットとから構成され、該
ナットが前記ボルトのネジ部に螺合されてなるものであ
る。
【0006】パッキンにより座金はナット本体の座面に
着脱かつ回動自在に添設される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に沿って説明
する。図1は座金一体化ナットの縦断面図、図2は座金
の底面図、図3は座金にパッキンを取り付けた状態を示
す平面図、図4はナットの底面図、図5は締結装置の側
面図、図6はボルトに取り付けられる座金であって、パ
ッキンが挿着された状態を示す平面図、図7は図6にお
けるVII−VII線に沿う断面図である。
【0009】本発明の座金一体化ナットは、ナット本体
10と、このナット本体10の座面11に添設される座
金20と、これらナット本体10と座金20とを一体化
する合成樹脂製のパッキン30とからなっている。ナッ
ト本体10は、座面11側のねじ孔開口端の周縁部に全
周にわたってパッキン係止爪係合溝12が形成されてい
る。この係合溝12は、その周壁面12aがナット本体
10の内部に向かうに従って漸次広がる傾斜面に形成さ
れている。なお、図中の符号13は雌ネジ部である。座
金20は、ナット本体10の座面11に接する面21と
は反対側の面22の開口端の周縁部に全周にわたってパ
ッキン係止座ぐり23が形成されている。また、この座
金20の上記座ぐり23以外の部分24の内径はボルト
40の軸部41の外径よりもパッキン30の最も肉薄部
分の厚みと略等しい分だけ大きく設定されている。パッ
キン30は、その環状の本体部31が座金20のパッキ
ン係止座ぐり23内に嵌入可能な形状、すなわち外周壁
面が上記座ぐり23の面に沿うテーパ面31aに形成さ
れるとともに、ナット本体10の前記係合溝12と係合
する係止爪32,32が複数箇所(図示例では2ヶ所)
にわたって等間隔に形成されている。係止爪32は平面
視円弧状に形成され、またその外周壁面32aは、ナッ
ト本体10の係合溝12の周壁面12aに沿う形状に形
成されている。なお、係止爪32は2ヶ所に限らず、3
ヶ所以上にわたって形成されていてもよい。上記のよう
になるナット本体10と座金20とをパッキン30によ
って一体化するには、パッキン30の本体部31を座金
20のパッキン係止座ぐり23内に嵌入してから、パッ
キン30の係止爪32,32をナット本体10のパッキ
ン係止爪係合溝12内に強制的に嵌入係合させる。これ
によりナット本体10と座金20とが相互に回動可能に
一体化される。締結装置は、図5に示すように、合成樹
脂製のパッキン50を介して座金60が軸部41に取着
されたボルト40と、上記した座金一体化ナットとから
構成され、ナットがボルト40のネジ部42に螺合され
てなるものである。ボルト40は、軸部41と頭部43
とからなり、軸部41の先端にネジ部42が形成された
ものである。座金60は、座金一体化ナットの座金20
と、実質的に同じものである。したがってここでは詳し
い説明は省略する。パッキン50は、環状であって、座
金60の座ぐり61内に嵌まり込む形状に形成されてい
る。またこのパッキン50の内径は、ボルト40の軸部
41の外径よりも僅かに小さく設定されている。このよ
うになるパッキン50を座金60の座ぐり61内に嵌め
込み、座金60を、座ぐり61がネジ部42側にくるよ
うにしてボルト40の軸部41に嵌める。パッキン50
の内径は、ボルト40の軸部41の外径よりも僅かに小
さく設定されていることから、座金60が軸部41に沿
って不測にスライドすることはない。またそれととも
に、座金60は、座ぐり61がネジ部42側にくるよう
に嵌められているから、パッキン50によってボルト4
0の軸部41から抜け落ちることはない。
【発明の効果】本発明によれば、ボルト・ナットによる
締結作業を極めて簡素なものとすることができ、延いて
はロボットによる締結作業の自動化を促進することがで
きる。また、座金とナット本体とは、パッキンの本体部
を座金のパッキン係止座ぐり内に嵌入してから、パッキ
ンの係止爪をナット本体のパッキン係止爪係合溝内に強
制的に嵌入係合させるだけで、極めて簡単に一体化する
ことができる。したがって、締結作業に先立つ組立作業
も作業性のよいものとすることができる。さらに、ナッ
ト本体と座金とは相互に回動可能に一体化されるもので
あるから、締結作業時に締結箇所を座金で傷つけるおそ
れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】座金一体化ナットの縦断面図である。
【図2】座金の底面図である。
【図3】座金にパッキンを取り付けた状態を示す平面図
である。
【図4】ナットの底面図である。
【図5】締結装置の側面図である。
【図6】ボルトに取り付けられる座金であって、パッキ
ンが挿着された状態を示す平面図である。
【図7】図6におけるVII−VII線に沿う断面図である。
【符号の説明】
10 ナット本体 11 座面 12パッキン係止爪係合溝 20 座金 21 ナット本体の座面に接する面 22 ナット本体の座面に接する面とは反対側の面 23 パッキン係止座ぐり 30 パッキン 31 本体部 32 係止爪 40 ボルト 41 軸部 42 ネジ部 50 パッキン 60 座金

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナット本体と、 このナット本体の座面に添設される座金と、 これらナット本体と座金とを一体化する合成樹脂製のパ
    ッキンとからなり、 前記ナット本体は、座面側のねじ孔開口端の周縁部に全
    周にわたってパッキン係止爪係合溝が形成され、 前記座金は、前記ナット本体の座面に接する面とは反対
    側の面の開口端の周縁部に全周にわたってパッキン係止
    座ぐりが形成され、 前記パッキンは、その環状の本体部が前記座金のパッキ
    ン係止座ぐり内に嵌入可能な形状に形成されるととも
    に、前記ナット本体のパッキン係止爪係合溝と係合する
    係止爪が複数箇所にわたって形成され、 このようになるパッキンの本体部が前記座金のパッキン
    係止座ぐり内に嵌入されるとともに、パッキンの係止爪
    が前記ナット本体のパッキン係止爪係合溝内に嵌入係合
    されることにより前記ナット本体と座金とが一体化され
    てなることを特徴とする座金一体化ナット。
  2. 【請求項2】合成樹脂製のパッキンを介して座金が軸部
    に取着されたボルトと、請求項2に記載の座金一体化ナ
    ットとから構成されてなる締結装置。
JP7088429A 1995-04-13 1995-04-13 座金一体化ナット及び座金一体化ナット・ボルトからなる締結装置 Expired - Fee Related JP2755555B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7088429A JP2755555B2 (ja) 1995-04-13 1995-04-13 座金一体化ナット及び座金一体化ナット・ボルトからなる締結装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7088429A JP2755555B2 (ja) 1995-04-13 1995-04-13 座金一体化ナット及び座金一体化ナット・ボルトからなる締結装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9158991A Division JPH1054416A (ja) 1997-06-16 1997-06-16 座金一体化ボルト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07269551A JPH07269551A (ja) 1995-10-17
JP2755555B2 true JP2755555B2 (ja) 1998-05-20

Family

ID=13942550

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7088429A Expired - Fee Related JP2755555B2 (ja) 1995-04-13 1995-04-13 座金一体化ナット及び座金一体化ナット・ボルトからなる締結装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2755555B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54129081A (en) * 1978-03-02 1979-10-06 Hitachi Chem Co Ltd Resin dispersion and its production

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07269551A (ja) 1995-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4789288A (en) Anti-cross threading screw
WO1999040330A1 (fr) Ecrou de mise a la terre
JP2755555B2 (ja) 座金一体化ナット及び座金一体化ナット・ボルトからなる締結装置
JP3871483B2 (ja) ボルト
JP2000329125A (ja) 雄ねじ
JP3739602B2 (ja) ボルト
JPH0579028U (ja) 緩み止めダブルナット
JPH10141349A (ja) 緩み止めナット、並びに、その製造方法
JPH0539211Y2 (ja)
JP2732980B2 (ja) 立体トラスの球継手と杆材との継手部構造
JP2000129910A (ja) 足場用壁つなぎ取付ボルト
JPH018729Y2 (ja)
JPH021534Y2 (ja)
JPS597609Y2 (ja) 軸受用緩み止めナツト
JP2672440B2 (ja) 立体トラスの球継手と杆材との継手部構造
JPH0763211A (ja) 緩み止めシールナット
JP3007067U (ja) 緩み止めボルト
JPH03244809A (ja) ボルト、ナットおよび固着構造
KR200236522Y1 (ko) 이물질 제거 보울트
JPH03563Y2 (ja)
JPH0353045Y2 (ja)
JPH11310957A (ja) トラスの接合構造
EP0896161A2 (en) Union nut with external surface having radial toothing
JP2589159B2 (ja) メネジ有効確認ボルト
JPH0516407Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090306

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees