JPH018729Y2 - - Google Patents

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JPH018729Y2
JPH018729Y2 JP1253285U JP1253285U JPH018729Y2 JP H018729 Y2 JPH018729 Y2 JP H018729Y2 JP 1253285 U JP1253285 U JP 1253285U JP 1253285 U JP1253285 U JP 1253285U JP H018729 Y2 JPH018729 Y2 JP H018729Y2
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JP
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shaft
bolt
cylindrical portion
cylindrical
opposing
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JP1253285U
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、軸継手に関し、特にたとえば段付
ボルトを備えたジヨイント構造に用いられる軸継
手に関する。
「従来技術」 従来から、この種の軸継手は、たとえば実開昭
56−111322号公報に開示されている。そして、特
に典型的には、本願添付の第3図〜第6図に示さ
れるように自動車等におけるステアリングシステ
ムの連結部分Sに用いられている。このようなス
テアリングシステムにおける構造の組立順序を第
3図を参照しながら簡単に説明すれば、 まず、ジヨイント10の一方(本願考案の実
施例での軸継手に相当)の筒状部分12をステ
アリングギヤボツクス16の入力軸14に嵌合
させ、 そして、この筒状部分12に、交差する状態
で、上記入力軸14の抜けを防止するためのボ
ルト18を筒状部分12に仮止めし、続いてこ
のボルト18を仮締めする、 次いで、インパクトレンチ20などを用いて
このボルト18を締め付け、筒状部分12を本
締めする、 ということになる。
但し、ここで用いられるようなジヨイント10
の筒状部分12には、第4図および第5図に示す
ように、軸方向にスリツト22が形成される。さ
らに、軸14の外周面軸方向に形成されたスプラ
イン14bに対応して、筒状部分12の部の中空
部内周面にはスプライン12bが筒軸方向に形成
されている。このスリツト22が締められること
によつて、軸14が筒状部分12で周方向に回動
不能に締め付けられる。このスリツト22を締め
付ける役目は上述のボルト18が果たす。
ボルト18の軸部18aは、いわゆる呼び径ボ
ルト(日本規格協会発行:JIS用語辞典機械編
中に記載)と称されるものであつて、同径のねじ
部と筒状部からなり、ねじ部と円筒部はスリツト
22を隔てた筒状部分12の互いに対向する部分
に係合する。このボルト18は、その軸部18a
の一部分が筒状部分12の部の中空部に露出する
ように螺着される。これによつて、ボルト18は
第6図から分かるように、軸14の外周面に形成
された環状の凹部14aに、軸部18aの一部を
係合させ、軸14を筒状部分12から抜けないよ
うにする。
「考案が解決しようとする問題点」 上記ジヨイントの組立順序において、ボルト1
8を筒状部分12に仮止めする際、まず、ステア
リングシステムの連結部分Sが極めて狭い所に配
置されているので、ボルト18の凹部14aに対
する位置決めなどが難しく容易に仮止めすること
ができない。そこで、第4図や第5図に示すよう
に、ボルト18を前もつて筒状部分に差し込んで
おくことも考えられる。しかしそれでは、ボルト
18の軸部18aの一部が筒状部分12の中空部
に出て軸14が嵌まらない。また、軸部18aが
筒状部分に露出しないように中途まで差し込んだ
状態で組立位置まで運ぼうとしても、ボルト18
の突出量が多いため組立作業中にボルト18が外
れて落ちる。さらにまた、ボルト18が筒状部分
12に反対側から差し込まれるいわゆる「誤組
付」の可能性も残つている。
「考案の目的」 それゆえに、この考案の主たる目的は、従来の
軸の抜け止め機能を保持したままで軸に対する組
付操作性の改善、およびボルトの「誤組付」の防
止を図つた軸継手を提供することである。
「問題点を解決するための手段」 上記目的を達成するために、この考案が採用す
る主たる手段は、軸方向に交差する凹部を外周面
に形成した軸を嵌めるための筒状部分と、前記筒
状部分の一端から他端に形成されるスリツトと、
前記スリツトによつて隔てられた前記筒状部分の
互いに対向する一方の対向部分から他方の対向部
分に貫通するボルトとを含み、前記ボルトの軸部
の一部が前記筒状部分の中空部において前記軸の
凹部に係合する軸継手において、前記ボルトの軸
部が、組付状態下で、前記軸の凹部と係合する大
径部と、前記いずれかの対向部分に形成した雌ね
じ部と螺合する小径雄ねじ部とを有して段付状に
形成されている点である。
なお、上記の手段は、デイストリビユータ用の
軸継手等、その他に適用可能である。
「作用」 筒状部分の一方の対向部分にボルトの小径雄ね
じ部がねじ込まれると、続いてこのボルトの大径
部が筒状部分の他方の対向部分に嵌まり、筒状部
分の部の中空部に露出する位置に近づく。次い
で、筒状部分に軸が嵌め込まれると、この軸の凹
部には、筒状部分の中空部に露出してきた大径部
が係合する。これによつて、筒状部分に対するボ
ルトの一応の「仮締め」が完了する。
「考案の効果」 この考案によれば、軸継手としての組付時の操
作性を改善することができ、締め付けのためのボ
ルトを嵌めるとき、その誤組付が防止される。
この考案の上述の目的、その他の目的、特徴お
よび利点は図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。なお、以下の
実施例はこの考案の一具体例にすぎず、この考案
の技術的範囲がこの実施例によつて限定されるも
のではない。
「実施例」 第1図aおよび第1図bはこの考案の一実施例
軸継手を示す要部断面図であり、特に第5図およ
び第6図に対応している。第2図は第1図実施例
軸継手の1態様を示す説明図である。
軸継手10には、軸14を嵌めるための筒状部
分12が形成されている。軸14は、たとえば、
ギヤボツクス16(第3図)の入力軸であつて、
その外周面にはスプライン14bが形成され、か
つこの軸方向に交差する凹部14aがこの軸の外
周面に沿つて環状に形成されている。これに対応
して、この軸14を嵌入する筒状部分12の中空
部内周面にもスプライン12bが形成される。な
お、場合により、軸14が回動可能に筒状部分1
2に嵌め込まれてもよいときには、このスプライ
ン12b,14bは省略され得る。
この筒状部分12には、筒状部分の変形を容易
として軸14を嵌め易くし且つ嵌めた後にはボル
ト締めなどによつて締め易くするためのスリツト
22が形成されている。スリツト22は、筒状部
分12の一端すなわち軸14を嵌め入れるための
入口端12aから他端すなわち筒状部分の奥まつ
た所(図示せず)にかけて筒軸に沿つて形成され
ている。このスリツト22によつて筒状部分12
の一部が互いに対面するフランジ状の一方の対向
部分24と他方の対向部分26に隔てられてい
る。このようにして形成された対向部分24およ
び26には1本のボルト18が貫通している。
ボルト18は、その軸部18aにおいて軸方向
に対し段付きに形成され、軸方向でみて小径ねじ
部18bと大径円筒部18cとに区分されてい
る。これに対応して第1図、第2図から分かるよ
うに、一方の対向部分24には、大径側となつた
円筒部18cを嵌め込むための円形の孔24aが
形成され、対向部分26には、ねじ部18bと螺
合するためのねじ孔26aがそれぞれ形成されて
いる。なお、ねじ部18bの径と円筒部18cの
径とは、円筒部18cが軸14の凹部14aに係
合するとき、ねじ部18bはこの凹部14aに係
合せず対向部分26のねじ孔26aにだけ螺合し
ているように選ばれる。
これによつて、軸14の凹部14aに係合する
のは円筒部18cだけとなり、ねじ部18bは、
ボルト18を筒状部分12に仮止めさせる部分と
なる。
その一態様が第2図に示されている。すなわ
ち、第2図では、軸継手10にボルト18が仮止
めされた状態が示されている。そのため、ボルト
18の円筒部18cは筒状部分12の中空部に露
出しない所で止められている。しかし、このとき
ねじ部18bは既に対向部分26のねじ孔26a
に螺合しており、筒状部分12からボルト18が
抜け落ちたりすることはない。この状態で軸14
を筒状部分12に嵌め込んでボルト18をさらに
ねじ込むと、上述のように、軸14の凹部14a
に円筒部18cの一部が係合され、軸14から筒
状部分12が抜けなくなる。そして更に、ボルト
18を締め込むことによつて対向部分24,26
を締め付け、筒状部分12を軸14に固着する。
なお、この実施例では、軸が筒状部分に、スプ
ライン嵌合によつて回動不能に嵌められている場
合について説明した。しかし、このスプラインが
ない場合であつても、たとえば第7図に示すよう
に、軸14の外周面の一部に凹部14aが形成さ
れていれば、ボルトの円筒部18cがこの凹部1
4aに係合可能となり、軸14の抜けを防止で
き、同時に軸14の回動も阻止でき得るというこ
とは容易に理解できされ。
【図面の簡単な説明】
第1図aおよび第1図bはこの考案の一実施例
軸継手を示し、第1図aはその要部縦断面図、第
1図bは第1図aの−矢視要部断面図、第2
図は第1図実施例軸継手の一態様を示す説明図、
第3図はこの考案の背景となる使用例を示す図解
図、第4図〜第6図はこの考案の背景となる従来
の軸継手を示し、第4図はその要部平面図、第5
図は第4図−矢視要部断面図、第6図は第4
図−矢視要部断面図、第7図は第1図実施例
軸継手の他の態様を示す説明図である。 符号の説明、10……軸継手、12……筒状部
分、14……軸、18……ボルト、22……スリ
ツト、24,26……フランジ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 軸方向に交差する凹部を外周面に形成した軸を
    嵌めるための筒状部分と、前記筒状部分の一端か
    ら他端に形成されるスリツトと、前記スリツトに
    よつて隔てられた前記筒状部分の互いに対向する
    一方の対向部分から他方の対向部分に貫通するボ
    ルトとを含み、前記ボルトの軸部の一部が前記筒
    状部分の中空部において前記軸の凹部に係合する
    軸継手において、 前記ボルトの軸部が、組付状態下で、前記軸の
    凹部と係合する大径部と、前記いずれかの対向部
    分に形成した雌ねじ部と螺合する小径雄ねじ部と
    を有して段付状に形成されていることを特徴とす
    る軸継手。
JP1253285U 1985-01-30 1985-01-30 Expired JPH018729Y2 (ja)

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