JPH0343461Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0343461Y2
JPH0343461Y2 JP1985089670U JP8967085U JPH0343461Y2 JP H0343461 Y2 JPH0343461 Y2 JP H0343461Y2 JP 1985089670 U JP1985089670 U JP 1985089670U JP 8967085 U JP8967085 U JP 8967085U JP H0343461 Y2 JPH0343461 Y2 JP H0343461Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball joint
rack shaft
pin
offset
joint socket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985089670U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61206117U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985089670U priority Critical patent/JPH0343461Y2/ja
Publication of JPS61206117U publication Critical patent/JPS61206117U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0343461Y2 publication Critical patent/JPH0343461Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車等のラツクピニオンステアリ
ングケージのラツク軸にボールジヨイント・アツ
センブリーをオフセツトして取付けるオフセツト
型ボールジヨイントの取付構造に関する。
(従来技術) 従来、オフセツト型ボールジヨイントの取付構
造としては、例えば第2図に示すようなものがあ
る(実願昭59−40259号)。
第2図において、1はラツク軸、2はボールジ
ヨイントであり、ボールスタツド3の軸心線に対
しオフセツトして設けたボールジヨイントソケツ
ト4のネジ穴5にラツク軸1の軸端に形成した雄
ネジ6を螺合し、続いてラツク軸1の雄ネジ6に
プレート7を介して捩子込んでおいたロツクナツ
ト8を締め付け、更に図示のようにプレート7を
折り曲げてオフセツト状態に固定している。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来のオフセツト型
ボールジヨイントの取付け構造にあつては、ラツ
ク軸に対するボールジヨイントソケツトの捩子込
みだけではオフセツト位置が決まらず、ラツク軸
に対しボールジヨイントソケツトをオフセツト位
置に保つたままロツクナツトを締め付けなければ
ならないために組立てに工数がかかり、また、プ
レートを折り曲げることを考慮するとプレート板
厚をさほど厚くできないため、螺合部の固定強度
が弱いという問題があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、このような従来の問題点に鑑みてな
されたもので、自動車等のラツクピニオンステア
リング機構のラツク軸にボールジヨイント・アツ
センブリーをオフセツトして取付けたオフセツト
型ボールジヨイントの取付構造に於いて、オフセ
ツト方向の位置決めが簡単にでき且つ取付強度を
充分に確保するため、ボールジヨイントソケツト
のフランジにピン穴を設けると共にこのボールジ
ヨイントソケツトの雄ネジを螺合するラツク軸の
雌ネジ穴にピン溝を設け、ラツク軸とボールジヨ
イントの螺合後にピン穴からピン溝にピンを圧入
し、更に螺合部をロツクナツトで締め付け固定す
るようにしたものである。
(実施例) 第1図は本考案の一実施例を示した断面説明図
である。
まず構成を説明すると、10はラツク軸、12
はボールジヨイントであり、ラツク軸10の軸端
には軸方向に雌ネジ穴11が形成され、ボールジ
ヨイント12はボールジヨイントソケツト13の
内部にベアリング14を介してボールスタツド1
5の球部を揺動自在に抱着しており、ボールスタ
ツド15の取出し側は補強用のプレート16を介
してカシメ加工により抜け止めされている。
ボールジヨイントソケツト13のボールスタツ
ド軸心線17からオフセツトされたラツク軸10
の軸心線18側にはフランジ部19が一体に形成
され、このフランジ部19に軸方向のピン穴20
を設けている。また、ボールジヨイントソケツト
13のラツク軸軸心線18に相対したオフセツト
位置には雄ネジ21が一体に形成されている。更
に、ラツク軸10の雌ネジ穴11には図示のラツ
ク軸10に対するボールジヨイント12のオフセ
ツト組付け位置におけるピン穴20に相対してピ
ン溝22が形成されている。
ラツク軸10に対するボールジヨイントソケツ
ト12の固定構造は、ラツク軸10の雌ネジ穴1
1にボールジヨイントソケツト13の雄ネジ21
を螺合し、ボールジヨイントソケツト13のピン
穴20をラツク軸10側のピン溝22に合せた状
態でピン23を打込み等により圧入し、更にラツ
ク軸10の軸端外周に形成したネジ部24に捩子
込んでおいたロツクナツト25をボールジヨイン
ト12側に締め付けた固定構造を有する。
次に、第1図の固定構造を得るための組立過程
を説明すると、まずラツク軸10のネジ部24に
予めロツクナツト25を捩子込んでおく。この状
態でラツク軸11のネジ穴14にボールジヨイン
トソケツト13の雄ネジ21を螺合し、所定の捩
子込み量が得られたならば、ラツク軸10側のピ
ン溝22にボールジヨイントソケツト13におけ
るフランジ部19に形成したピン穴20を位置合
せし、ピン穴20からピン溝22に対してピン2
3を打込み等により圧入する。従つて、ピン穴2
0及びピン溝22にピン23を圧入するだけでラ
ツク軸10に対するボールジヨイント12のオフ
セツト位置が一義的に定まり、且つピン23の打
込みで両者を回り止めした固定状態を得ることが
できる。
このように、ピン23の圧入による位置決め固
定ができたならば、ロツクナツト25をボールジ
ヨイント12側に締め付けるようになるが、この
ときピン23の圧入で既にオフセツト位置決め及
び回り止めが行なわれているため、ロツクナツト
25の締付け作業を簡単に行なうことができる。
また、ラツク軸10とボールジヨイント12のオ
フセツト位置決め及び回り止めのために打ち込む
ピン23としては、かなり大きなピン径のものを
使用できるため、充分に強い固定強度を得ること
ができる。
尚、上記の実施例はピン23の打込みによりラ
ツク軸10に対しボールジヨイント12を固定し
たが、他の実施例としてピン23の代わりにネジ
を用いても同様な固定構造を実現することができ
る。更に、上記の実施例ではロツクナツト25で
最終的に締付け固定するようにしているが、使用
状態によつてはロツクナツトを設けなくても充分
な固定強度を得ることができる (考案の効果) 以上説明してきたように本考案によれば、自動
車等のラツクピニオンステアリング機構のラツク
軸にボールジヨイントアツセンブリーをオフセツ
トして取り付けるオフセツト型ボールジヨイント
の取付構造において、ボールジヨイントソケツト
のフランジにピン穴を設けると共に、ボールジヨ
イント側に設けた雄ネジを螺合するラツク軸の雌
ネジ穴にピン溝を設け、ラツク軸とボールジヨイ
ントの螺合後にピン穴からピン溝にピンを圧入
し、更に螺合部をロツクナツトで締付け固定する
構造としたため、振動等による取付部の緩みを確
実に止めると共に回り止め強度を大幅に向上し、
更に組付け時におけるオフセツト位置決め及び締
付け固定が容易で、簡単に強固なオフセツト取付
構造を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示した断面図、第
2図は従来の取付構造を示した断面図である。 10:ラツク軸、11:雌ネジ穴、12:ボー
ルジヨイント、13:ボールジヨイントソケツ
ト、14:ベアリング、15:ボールスタツド、
16:プレート、17:ボールスタツド軸心線、
18:ラツク軸軸心線、19:フランジ部、2
0:ピン穴、21:雄ネジ、22:ピン溝、2
3:ピン、24:ネジ部、25:ロツクナツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 自動車等のラツクピニオンステアリング機構の
    ラツク軸にボールジヨイント・アツセンブリーを
    オフセツトして取付けたオフセツト型ボールジヨ
    イントの取付構造に於いて、 ボールジヨイントのボールスタツド軸心線から
    オフセツトしたボールジヨイントソケツトの位置
    にフランジ及びオフセツト軸心線に沿つた雄ネジ
    を形成し、該ボールジヨイントを取付けるラツク
    軸の軸端には前記ボールジヨイントソケツトの雄
    ネジを螺合する雌ネジ穴及びピン溝を形成し、ラ
    ツク軸の雌ネジ穴にボールジヨイントソケツトの
    雄ネジを螺合してピン穴とピン溝とを位置合せし
    た状態でボールジヨイントソケツト側からピンを
    圧入し、更に螺合部をロツクナツトで締付け固定
    した構造を有することを特徴とするオフセツト型
    ボールジヨイントの取付構造。
JP1985089670U 1985-06-14 1985-06-14 Expired JPH0343461Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985089670U JPH0343461Y2 (ja) 1985-06-14 1985-06-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985089670U JPH0343461Y2 (ja) 1985-06-14 1985-06-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61206117U JPS61206117U (ja) 1986-12-26
JPH0343461Y2 true JPH0343461Y2 (ja) 1991-09-11

Family

ID=30643963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985089670U Expired JPH0343461Y2 (ja) 1985-06-14 1985-06-14

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0343461Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5794115A (en) * 1981-09-29 1982-06-11 Masayuki Miyauchi Bolt and nut

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54117460U (ja) * 1978-02-06 1979-08-17
JPS595113Y2 (ja) * 1978-10-30 1984-02-15 株式会社熊谷組 シ−ルド推進用油圧ジャッキのスプレッダ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5794115A (en) * 1981-09-29 1982-06-11 Masayuki Miyauchi Bolt and nut

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61206117U (ja) 1986-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6387377A (ja) ステアリングナックル・アセンブリ
US4614451A (en) Turnbuckle clamp assembly with orientation washer
JPH0544577Y2 (ja)
JPH0343461Y2 (ja)
US5195605A (en) Apparatus for mounting a steerable ground engaging wheel of a vehicle
JPH0215004Y2 (ja)
JP2994252B2 (ja) 立体トラスの球継手と杆材との継手部構造
JPH0672780U (ja) ステアリングコラムロアジョイント部の取付け構造
JPH10220484A (ja) 中空シャフト
JP2536757Y2 (ja) 球接手とスタビライザとの結合構造
JPH0231344Y2 (ja)
JPH11218148A (ja) カルダン継手のヨーク
JPH0231526Y2 (ja)
JP2681876B2 (ja) ユニバーサルジョイントの製造方法
JPH018729Y2 (ja)
JPH03471Y2 (ja)
JPH0710099Y2 (ja) 自在軸継手のスパイダー取付装置
JPS6020832Y2 (ja) 重荷重用フック型自在継手のフランジヨ−ク
JPH049470Y2 (ja)
JP2650531B2 (ja) 筒状ゴム部品の組付け方法
JPH087875A (ja) バッテリー電極用端子金具
JPS632390Y2 (ja)
JPH029193Y2 (ja)
JPH0527696Y2 (ja)
JPH0320623B2 (ja)