JPS632390Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS632390Y2 JPS632390Y2 JP1983097928U JP9792883U JPS632390Y2 JP S632390 Y2 JPS632390 Y2 JP S632390Y2 JP 1983097928 U JP1983097928 U JP 1983097928U JP 9792883 U JP9792883 U JP 9792883U JP S632390 Y2 JPS632390 Y2 JP S632390Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crank
- cylinder
- crankshaft
- support plate
- fitted
- Prior art date
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Links
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 6
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 238000007747 plating Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000005242 forging Methods 0.000 description 1
- JGPMMRGNQUBGND-UHFFFAOYSA-N idebenone Chemical compound COC1=C(OC)C(=O)C(CCCCCCCCCCO)=C(C)C1=O JGPMMRGNQUBGND-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Transmission Devices (AREA)
- Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(技術分野)
この考案は、自転車をこぐ際に足の踏力をチエ
ンに伝えるための自転車用クランクのうち、クラ
ンク軸の両端にクランク腕を一体に形成した一体
型の自転車用クランクの改良に関する。
ンに伝えるための自転車用クランクのうち、クラ
ンク軸の両端にクランク腕を一体に形成した一体
型の自転車用クランクの改良に関する。
(背景技術)
自転車を駆動する際には、左右のペダルを交互
に踏むことにより左右のクランク腕を介してクラ
ンク軸を回転させ、このクランク軸に固定されチ
エンを掛け渡された大ギヤを回転させる。このよ
うな自転車用クランクのうち、クランク軸と左右
のクランク腕とを一体とした一体型クランクがあ
る。
に踏むことにより左右のクランク腕を介してクラ
ンク軸を回転させ、このクランク軸に固定されチ
エンを掛け渡された大ギヤを回転させる。このよ
うな自転車用クランクのうち、クランク軸と左右
のクランク腕とを一体とした一体型クランクがあ
る。
第1図は、従来のこのような一体型のクランク
を示している。自転車のフレームの下端部に固定
された円筒状のボトムブラケツト1の内側に、ベ
アリング2,2を介して回転自在に支承されたク
ランク軸部3の両端には、それぞれ逆方向に折れ
曲つたクランク腕部4a,4bが形成されてい
る。一方のクランク腕部4bの基端部には大ギヤ
5の中心孔6を嵌着し、このクランク腕部4bの
内側面に形成した突出杆7を大ギヤ5の中心から
外れた位置に穿設した孔8に嵌合して、この大ギ
ヤ5の回り止めをしている。一方、クランク軸部
3の両端部にはそれぞれ雄ねじ部9,9を形成し
ており、各雄ねじ部9,9に螺着した玉押10,
10が前記ベアリング2,2を抑えている。
を示している。自転車のフレームの下端部に固定
された円筒状のボトムブラケツト1の内側に、ベ
アリング2,2を介して回転自在に支承されたク
ランク軸部3の両端には、それぞれ逆方向に折れ
曲つたクランク腕部4a,4bが形成されてい
る。一方のクランク腕部4bの基端部には大ギヤ
5の中心孔6を嵌着し、このクランク腕部4bの
内側面に形成した突出杆7を大ギヤ5の中心から
外れた位置に穿設した孔8に嵌合して、この大ギ
ヤ5の回り止めをしている。一方、クランク軸部
3の両端部にはそれぞれ雄ねじ部9,9を形成し
ており、各雄ねじ部9,9に螺着した玉押10,
10が前記ベアリング2,2を抑えている。
ところで、上記のように構成される一体型の自
転車用クランクは、従来は鍛造により造つていた
ため、次に述べるような不都合を生じる。即ち、
玉押10,10は螺着するための雄ねじ部9,9
はクランク軸部3やクランク腕部4a,4bを成
型後、このクランク軸部3の両端部に刻設する
が、このねじ切り作業は大きく折れ曲つたクラン
クが腕部4a,4bのために行ない難く、作業能
率が悪いために鍛造品自体の価格が高くなり勝な
ことと併せて製品の価格を高くする原因となつて
しまう。
転車用クランクは、従来は鍛造により造つていた
ため、次に述べるような不都合を生じる。即ち、
玉押10,10は螺着するための雄ねじ部9,9
はクランク軸部3やクランク腕部4a,4bを成
型後、このクランク軸部3の両端部に刻設する
が、このねじ切り作業は大きく折れ曲つたクラン
クが腕部4a,4bのために行ない難く、作業能
率が悪いために鍛造品自体の価格が高くなり勝な
ことと併せて製品の価格を高くする原因となつて
しまう。
このような不都合を解消し、一体型でしかも価
格の安い自転車用クランクを提供することを目的
として、先に第2〜4図に示すような自転車用ク
ランクの考案がなされた(実願昭58−40740号、
40741号)。この先考案の自転車用クランクは、丸
パイプ或は丸棒の金属丸材をクランク形に折曲げ
形成して、中間のクランク軸部の両端から互いに
逆方向にクランク腕部4a,4bを設けた一体型
のクランクとし、上記クランク軸部に、外周面に
雄ねじを有する円筒を外嵌し溶接固定して玉押装
着用の雄ねじ部としている。即ち、第2図に示す
ように、金属製の丸パイプをクランク形に折曲げ
て、クランク軸部3とクランク腕部4a,4bと
を一体成型したクランクの、上記クランク軸部3
には、両端部外周面に雄ねじを刻設した円筒11
を外嵌し、両端をクランク軸部3に対して溶接
し、固定している。この円筒11の両端の雄ねじ
は、玉押10,10(第1図)を装着するための
雄ねじ部9,9としての役目を有する。更に、円
筒11の一端部には、大ギヤ5(第1図)の中心
孔6の縁を係止するための外向フランジ12を形
成し、この外向フランジ12が対向する側のクラ
ンク腕部4bの内側面には大ギヤの回転阻止用の
突出杆7を溶接固定している。
格の安い自転車用クランクを提供することを目的
として、先に第2〜4図に示すような自転車用ク
ランクの考案がなされた(実願昭58−40740号、
40741号)。この先考案の自転車用クランクは、丸
パイプ或は丸棒の金属丸材をクランク形に折曲げ
形成して、中間のクランク軸部の両端から互いに
逆方向にクランク腕部4a,4bを設けた一体型
のクランクとし、上記クランク軸部に、外周面に
雄ねじを有する円筒を外嵌し溶接固定して玉押装
着用の雄ねじ部としている。即ち、第2図に示す
ように、金属製の丸パイプをクランク形に折曲げ
て、クランク軸部3とクランク腕部4a,4bと
を一体成型したクランクの、上記クランク軸部3
には、両端部外周面に雄ねじを刻設した円筒11
を外嵌し、両端をクランク軸部3に対して溶接
し、固定している。この円筒11の両端の雄ねじ
は、玉押10,10(第1図)を装着するための
雄ねじ部9,9としての役目を有する。更に、円
筒11の一端部には、大ギヤ5(第1図)の中心
孔6の縁を係止するための外向フランジ12を形
成し、この外向フランジ12が対向する側のクラ
ンク腕部4bの内側面には大ギヤの回転阻止用の
突出杆7を溶接固定している。
丸パイプのクランク腕部4a,4bの先端に
は、ペダル軸を螺合させるねじ孔13を有するブ
ラケツト14が嵌合溶接されている。この部分
は、第4図のように丸棒のクランク腕部の先端に
円孔15を設けてブラケツトを固着するようにし
てもよい。
は、ペダル軸を螺合させるねじ孔13を有するブ
ラケツト14が嵌合溶接されている。この部分
は、第4図のように丸棒のクランク腕部の先端に
円孔15を設けてブラケツトを固着するようにし
てもよい。
なお、クランク軸部3に円筒11を外嵌するの
は、少なくとも一方のクランク腕部を折曲げ形成
する前に行ない、クランク軸部3への溶接は円筒
11の両端で全周に亘つて行なつて、後からクラ
ンク表面をメツキ処理する際のメツキ液が円筒1
1の内周面とクランク軸部3の外周面との間に進
入しないようにする。
は、少なくとも一方のクランク腕部を折曲げ形成
する前に行ない、クランク軸部3への溶接は円筒
11の両端で全周に亘つて行なつて、後からクラ
ンク表面をメツキ処理する際のメツキ液が円筒1
1の内周面とクランク軸部3の外周面との間に進
入しないようにする。
また、クランク軸部3の両端部に雄ねじ部9,
9を設けるのに用いる円筒は1本である必要はな
く、第3図に示すように、左右別々の円筒11
a,11bを用いて、一方の円筒11bの一端に
大ギヤの位置決め用の外向フランジ12を形成し
ても良く、このような円筒11a,11bをクラ
ンク軸部3の外周面に溶接固定する場合は、各円
筒11a,11bの両端で全周に亘つて溶接を行
ない、各円筒内側へのメツキ液の進入を防止す
る。
9を設けるのに用いる円筒は1本である必要はな
く、第3図に示すように、左右別々の円筒11
a,11bを用いて、一方の円筒11bの一端に
大ギヤの位置決め用の外向フランジ12を形成し
ても良く、このような円筒11a,11bをクラ
ンク軸部3の外周面に溶接固定する場合は、各円
筒11a,11bの両端で全周に亘つて溶接を行
ない、各円筒内側へのメツキ液の進入を防止す
る。
ところが、以上に述べたように構成される先考
案に係る自転車用クランクに於いても依然として
次に述べるような不都合があつた。即ち、このよ
うな自転車用クランクに大ギヤ5(第1図)を装
着する場合、大ギヤ5の円形の中心孔6を円筒1
1(又は11b)の一端に設けた外向フランジ1
2と雄ねじ部9との間に形成した円筒面部16に
外嵌し、大ギヤ5の中心から外れた位置に穿設し
た孔8と突出杆7とを嵌合させて大ギヤ5の回り
止めをしているため、自転車駆動時に発生するト
ルクは殆ど総てこの突出杆7により受けることに
なるが、クランク腕部4bの内側面に溶接により
固定しただけの突出杆7は強度が不十分でしかも
溶接部には偏つた応力が加わるため、変形したり
或は折損したりして大ギヤの回転阻止を行なえな
くなるような故障を発生し易い。
案に係る自転車用クランクに於いても依然として
次に述べるような不都合があつた。即ち、このよ
うな自転車用クランクに大ギヤ5(第1図)を装
着する場合、大ギヤ5の円形の中心孔6を円筒1
1(又は11b)の一端に設けた外向フランジ1
2と雄ねじ部9との間に形成した円筒面部16に
外嵌し、大ギヤ5の中心から外れた位置に穿設し
た孔8と突出杆7とを嵌合させて大ギヤ5の回り
止めをしているため、自転車駆動時に発生するト
ルクは殆ど総てこの突出杆7により受けることに
なるが、クランク腕部4bの内側面に溶接により
固定しただけの突出杆7は強度が不十分でしかも
溶接部には偏つた応力が加わるため、変形したり
或は折損したりして大ギヤの回転阻止を行なえな
くなるような故障を発生し易い。
(本考案の目的)
本考案は上述のような不都合を解消し、一体型
で価格が安く、しかも丈夫な自転車用クランクを
提供することを目的としている。
で価格が安く、しかも丈夫な自転車用クランクを
提供することを目的としている。
(本考案の構成)
本考案の自転車用クランクは、金属丸材をクラ
ンク型に折曲げて中間のクランク軸部とこのクラ
ンク軸部の両端から互いに反対方向に折曲つたク
ランク腕部とを一体に形成し、上記クランク軸部
に外周面に雄ねじを有する円筒を外嵌するととも
に、更にこの円筒の外端部に、一端部内側面に突
出杆を設けた支持板の他端部に設けた短円筒部を
外嵌し、この支持板と上記円筒とを共にクランク
軸部に溶接固定している。
ンク型に折曲げて中間のクランク軸部とこのクラ
ンク軸部の両端から互いに反対方向に折曲つたク
ランク腕部とを一体に形成し、上記クランク軸部
に外周面に雄ねじを有する円筒を外嵌するととも
に、更にこの円筒の外端部に、一端部内側面に突
出杆を設けた支持板の他端部に設けた短円筒部を
外嵌し、この支持板と上記円筒とを共にクランク
軸部に溶接固定している。
(本考案の作用)
本考案の自転車用クランクは以上に述べた通り
構成されるため、大ギヤの中心孔を支持板の短円
筒部に外嵌し、この大ギヤの中心から外れた位置
に穿設した孔に上記支持板の端部を設けた突出杆
を嵌合させれば、大ギヤをクランクに対して回転
不能に装着できる。
構成されるため、大ギヤの中心孔を支持板の短円
筒部に外嵌し、この大ギヤの中心から外れた位置
に穿設した孔に上記支持板の端部を設けた突出杆
を嵌合させれば、大ギヤをクランクに対して回転
不能に装着できる。
(本考案の実施例)
次に、図示の実施例を説明しつつ本考案を更に
詳しく説明する。
詳しく説明する。
第5〜7図は本考案の実施例を示しており、第
5図はクランク軸部に外嵌する円筒11の部分断
面図、第6図はこの円筒11の一端に嵌着し固定
する支持板17の斜視図、第7図はこの円筒11
と支持板17とを組合せて構成した自転車用クラ
ンクの両端部を省略して示す一部縦断正面図であ
る。円筒11は金属丸材を折曲げて構成したクラ
ンクのクランク軸部3にがたつきなく外嵌できる
内径を有し、両端部にそれぞれ雄ねじ部9(第5
図は一端のみを示している。)を設けた点は前述
した先考案の自転車用クランクの場合と同様であ
るが、本考案の自転車用クランクに使用する円筒
11に於いては、一方の雄ねじ部9よりも更に外
端寄り部分に外径Rの円筒面部18を形成してい
る。また、支持板17は十分な剛性を有するよう
に厚鋼板等により達磨形に造られており、内側面
一端部には大ギヤ5の中心から外れた孔8にがた
つきなく嵌合自在な突出杆7を形成し、他端部に
は円孔19を囲んで短円筒部18を形成してい
る。この円孔19と短円筒部18との内径rは同
じに、かつ前記円筒11端部の円筒面部16の外
径Rよりも僅かに小さく(R>r)形成する。こ
のように形成された円筒11と支持板17とは、
第7図に示すように突出杆7と短円筒部18を内
側にしてこの短円筒部18内に円筒11端部の円
筒面部16を圧入し、クランク軸部3に外嵌した
円筒11とこの円筒11に外嵌した支持板17と
を同時に上記クランク軸部3に溶接する。この
際、体裁を整えるため、支持板17は側方から見
た場合にクランク腕部4aと重なるようにする。
5図はクランク軸部に外嵌する円筒11の部分断
面図、第6図はこの円筒11の一端に嵌着し固定
する支持板17の斜視図、第7図はこの円筒11
と支持板17とを組合せて構成した自転車用クラ
ンクの両端部を省略して示す一部縦断正面図であ
る。円筒11は金属丸材を折曲げて構成したクラ
ンクのクランク軸部3にがたつきなく外嵌できる
内径を有し、両端部にそれぞれ雄ねじ部9(第5
図は一端のみを示している。)を設けた点は前述
した先考案の自転車用クランクの場合と同様であ
るが、本考案の自転車用クランクに使用する円筒
11に於いては、一方の雄ねじ部9よりも更に外
端寄り部分に外径Rの円筒面部18を形成してい
る。また、支持板17は十分な剛性を有するよう
に厚鋼板等により達磨形に造られており、内側面
一端部には大ギヤ5の中心から外れた孔8にがた
つきなく嵌合自在な突出杆7を形成し、他端部に
は円孔19を囲んで短円筒部18を形成してい
る。この円孔19と短円筒部18との内径rは同
じに、かつ前記円筒11端部の円筒面部16の外
径Rよりも僅かに小さく(R>r)形成する。こ
のように形成された円筒11と支持板17とは、
第7図に示すように突出杆7と短円筒部18を内
側にしてこの短円筒部18内に円筒11端部の円
筒面部16を圧入し、クランク軸部3に外嵌した
円筒11とこの円筒11に外嵌した支持板17と
を同時に上記クランク軸部3に溶接する。この
際、体裁を整えるため、支持板17は側方から見
た場合にクランク腕部4aと重なるようにする。
このように構成された本考案の自転車用クラン
クに大ギヤを装着するには、クランクを一方のク
ランク腕部4aの側から大ギヤ5の中心孔6(第
1図)に挿入し、次いでクランク軸部3に外嵌し
た円筒11をこの中心孔6の内側を通過させて、
この円筒11の端部に固着した支持板17の短円
筒部18をこの中心孔6に内嵌ると同時に、大ギ
ヤ5の中心から外れた位置に穿設した孔8に支持
板17の端部の突出杆7を嵌合させる。
クに大ギヤを装着するには、クランクを一方のク
ランク腕部4aの側から大ギヤ5の中心孔6(第
1図)に挿入し、次いでクランク軸部3に外嵌し
た円筒11をこの中心孔6の内側を通過させて、
この円筒11の端部に固着した支持板17の短円
筒部18をこの中心孔6に内嵌ると同時に、大ギ
ヤ5の中心から外れた位置に穿設した孔8に支持
板17の端部の突出杆7を嵌合させる。
自転車をこぐ際に大ギヤ5に生ずるトルクは、
支持板17を介してこの支持板17とクランク軸
部3との溶接部に伝えられ、この溶接部でトルク
を支承するが、この溶接部は全長が長く、しかも
第2図に示した突出杆7の溶接部と異なり溶接部
の全長に亘つて均等な応力が加わるため丈夫で破
損し難い。
支持板17を介してこの支持板17とクランク軸
部3との溶接部に伝えられ、この溶接部でトルク
を支承するが、この溶接部は全長が長く、しかも
第2図に示した突出杆7の溶接部と異なり溶接部
の全長に亘つて均等な応力が加わるため丈夫で破
損し難い。
なお、円筒11に支持板17を装着するには、
上述したように単なる嵌合による他、円筒11の
円筒面部に形成した雄ねじと支持板17の短円筒
部18の内周面に形成した雌ねじとを螺合させて
も良い。但し、このねじの方向は、自転車をこぐ
際に大ギヤ5に生ずるトルクにより両ねじが締め
付けられるように定める。
上述したように単なる嵌合による他、円筒11の
円筒面部に形成した雄ねじと支持板17の短円筒
部18の内周面に形成した雌ねじとを螺合させて
も良い。但し、このねじの方向は、自転車をこぐ
際に大ギヤ5に生ずるトルクにより両ねじが締め
付けられるように定める。
(本考案の効果)
上記のように構成される本考案の自転車用クラ
ンクは、次のような効果を有している。
ンクは、次のような効果を有している。
(1) 玉押を装着するための雄ねじ部9,9を、ク
ランク軸部3と別体の円筒11に形成し軸部3
に外嵌した後、溶接し結合するから、雄ねじ部
9,9の形成を容易に且つ丈夫に行なうことが
できる。
ランク軸部3と別体の円筒11に形成し軸部3
に外嵌した後、溶接し結合するから、雄ねじ部
9,9の形成を容易に且つ丈夫に行なうことが
できる。
(2) 支持板17の短円筒部18および円孔19の
内面を円筒11の端部の円筒面部16に外嵌
し、大ギヤを円筒面部16の外面に外嵌するか
ら、支持板17、大ギヤの取付けが容易に行な
える。
内面を円筒11の端部の円筒面部16に外嵌
し、大ギヤを円筒面部16の外面に外嵌するか
ら、支持板17、大ギヤの取付けが容易に行な
える。
この嵌合後、支持板17、円筒11は溶接さ
れるから、両者の結合は強固になる。
れるから、両者の結合は強固になる。
(3) 上記の結合に必要な円筒11の円筒面部16
の外面、支持板17の短円筒部18の内外面、
円孔19の内面の加工は、小さな円筒11、支
持板17について行なうから、作業が容易で寸
法精度よく加工することができて、上記の嵌合
を確実にすることができる。
の外面、支持板17の短円筒部18の内外面、
円孔19の内面の加工は、小さな円筒11、支
持板17について行なうから、作業が容易で寸
法精度よく加工することができて、上記の嵌合
を確実にすることができる。
(4) 安価で軽量、かつ丈夫な一体型の自転車用ク
ランクを能率よく製造することができる。
ランクを能率よく製造することができる。
第1図は従来の一体型の自転車用クランクを示
す一部縦断正面図、第2図は先考案に係る自転車
用クランクの一部縦断正面図、第3〜4図は先考
案の別例を示しており、第3図は中央部の、第4
図は端部のそれぞれ一部縦断面図、第5〜7図は
本考案の実施例を示しており、第5図は円筒の部
分断面図、第6図は支持板の斜視図、第7図は組
立てた状態を両端を省略して示す一部縦断正面図
である。 1:ボトムブラケツト、2:ベアリング、3:
クランク軸部、4a,4b:クランク腕部、5:
大ギヤ、6:中心孔、7:突出杆、8:孔、9:
雄ねじ部、17:玉押、11,11a,11b:
円筒、12:外向フランジ、13:ねじ孔、1
4:ブラケツト、15:円孔、16:円筒面部、
17:支持板、18:短円筒部、19:円孔。
す一部縦断正面図、第2図は先考案に係る自転車
用クランクの一部縦断正面図、第3〜4図は先考
案の別例を示しており、第3図は中央部の、第4
図は端部のそれぞれ一部縦断面図、第5〜7図は
本考案の実施例を示しており、第5図は円筒の部
分断面図、第6図は支持板の斜視図、第7図は組
立てた状態を両端を省略して示す一部縦断正面図
である。 1:ボトムブラケツト、2:ベアリング、3:
クランク軸部、4a,4b:クランク腕部、5:
大ギヤ、6:中心孔、7:突出杆、8:孔、9:
雄ねじ部、17:玉押、11,11a,11b:
円筒、12:外向フランジ、13:ねじ孔、1
4:ブラケツト、15:円孔、16:円筒面部、
17:支持板、18:短円筒部、19:円孔。
Claims (1)
- 金属丸材をクランク型に折曲げて、中間のクラ
ンク軸部3とこのクランク軸部の両端から互いに
反対方向に折曲つたクランク腕部4a,4bとを
一体に形成した自転車用クランクに於いて、上記
クランク軸部3に、外周面両端部に雄ねじ部9,
9および円筒面部16を形成した円筒11を外嵌
し溶接固定し、円孔19を穿設しその周囲に内側
に向けて短円筒部18を形成した支持板17を、
雄ねじ部9から外方に延出した円筒面部16に、
短円筒部18の内面を外嵌して溶接しまたは螺合
させて固着し、上記短円筒部18の外面は自転車
用クランクに装着する大ギヤの中心孔に内嵌する
面とし、この大ギヤの中心から外れた位置に穿設
した孔に内嵌できる突出杆7を支持板17から突
出させて形成したことを特徴とする自転車用クラ
ンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9792883U JPS605989U (ja) | 1983-06-27 | 1983-06-27 | 自転車用クランク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9792883U JPS605989U (ja) | 1983-06-27 | 1983-06-27 | 自転車用クランク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS605989U JPS605989U (ja) | 1985-01-17 |
JPS632390Y2 true JPS632390Y2 (ja) | 1988-01-21 |
Family
ID=30232729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9792883U Granted JPS605989U (ja) | 1983-06-27 | 1983-06-27 | 自転車用クランク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS605989U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7411222B2 (ja) * | 2019-07-09 | 2024-01-11 | アイデス株式会社 | 自転車用クランクの着脱構造及び該着脱構造を具備した自転車 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4921233A (ja) * | 1972-06-16 | 1974-02-25 |
-
1983
- 1983-06-27 JP JP9792883U patent/JPS605989U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4921233A (ja) * | 1972-06-16 | 1974-02-25 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS605989U (ja) | 1985-01-17 |
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