JPS6011323Y2 - 伝動ケ−ス内への回転伝動要素組付構造 - Google Patents
伝動ケ−ス内への回転伝動要素組付構造Info
- Publication number
- JPS6011323Y2 JPS6011323Y2 JP15335980U JP15335980U JPS6011323Y2 JP S6011323 Y2 JPS6011323 Y2 JP S6011323Y2 JP 15335980 U JP15335980 U JP 15335980U JP 15335980 U JP15335980 U JP 15335980U JP S6011323 Y2 JPS6011323 Y2 JP S6011323Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- shaft
- pin
- transmission
- transmission element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ギヤ等の回転伝動要素を回転のみ自在に支承
するための筒状部材を、伝動ケース内で、そのケース内
面に近接位置させて固定支持される軸に対して回止め並
びに軸芯方向抜止め状態に外嵌保持させて構成する伝動
ケース内への回転伝動要素組付構造に関する。
するための筒状部材を、伝動ケース内で、そのケース内
面に近接位置させて固定支持される軸に対して回止め並
びに軸芯方向抜止め状態に外嵌保持させて構成する伝動
ケース内への回転伝動要素組付構造に関する。
従来のかかる伝動ケース内への回転伝動要素組付構造に
おいては、挿通ピン様体の抜止め手段として、ピン様体
を頭付きピンとして、挿通ピン端部に抜止め用の弾性ピ
ンを挿通させる手段や、ピン様体を頭付きボルトとして
、これをナツトで締込む手段といった具合に、第3部材
を用いて挿通ピン様体を抜止めする手段が採用されてい
たが、これによるときは、筒状部材の回止め、抜止め作
業として、ピン様体の挿通作業と、挿通ピン様体の抜止
め作業との二つの作業を要し、しかも、後者挿通ピン様
体の抜止め作業が、伝動ケース内のケース壁に近い箇所
といった非常に狭い空間内での作業であるから、組付は
作業に非常な困難をきわめる欠点があった。
おいては、挿通ピン様体の抜止め手段として、ピン様体
を頭付きピンとして、挿通ピン端部に抜止め用の弾性ピ
ンを挿通させる手段や、ピン様体を頭付きボルトとして
、これをナツトで締込む手段といった具合に、第3部材
を用いて挿通ピン様体を抜止めする手段が採用されてい
たが、これによるときは、筒状部材の回止め、抜止め作
業として、ピン様体の挿通作業と、挿通ピン様体の抜止
め作業との二つの作業を要し、しかも、後者挿通ピン様
体の抜止め作業が、伝動ケース内のケース壁に近い箇所
といった非常に狭い空間内での作業であるから、組付は
作業に非常な困難をきわめる欠点があった。
本考案は、軸が伝動ケース内のケース内面に近接位置さ
れて固定支持される点に着目し、そのケース内面を有効
利用して組付は作業性の向上と、全体構造の簡素化を図
らんとする点に目的を有する。
れて固定支持される点に着目し、そのケース内面を有効
利用して組付は作業性の向上と、全体構造の簡素化を図
らんとする点に目的を有する。
本考案による伝動ケース内への回転伝動要素組付構造は
、冒記構造において、前記筒状部材及び軸に亘って、そ
れらの周方向1箇所からピン様体を挿通保持させ、この
ピン様体の一端を、前記軸がケースに対し所定の固定支
持姿勢にあるとき、ケース内面に接当させることにより
、前記筒状部材を軸に対して回止め並びに抜止めさせる
べく構威しであることを特徴とする。
、冒記構造において、前記筒状部材及び軸に亘って、そ
れらの周方向1箇所からピン様体を挿通保持させ、この
ピン様体の一端を、前記軸がケースに対し所定の固定支
持姿勢にあるとき、ケース内面に接当させることにより
、前記筒状部材を軸に対して回止め並びに抜止めさせる
べく構威しであることを特徴とする。
即ち、ケース内に差込んだ軸を所定姿勢に固定支持させ
ることにより、これに挿通させたピン様体の一端をケー
ス内面に接当させて、弾性ピンやナツト等の第3部材を
用いることなく、この挿通ピン様体を抜止めすることが
できるから、前記回転伝動要素及び筒状部材をケース外
の広い空間で軸に先組した上で、軸をケース内に挿入し
、かつ、これを回転操作等により所定姿勢に固定支持さ
せるといった作業を行なうだけで挿通ピン様体を、ケー
ス内面を利用して抜止めし、この抜止めされたピン様体
をもって、回転伝動要素を支承する筒状部材の回止めな
らびに抜止めを行なえる。
ることにより、これに挿通させたピン様体の一端をケー
ス内面に接当させて、弾性ピンやナツト等の第3部材を
用いることなく、この挿通ピン様体を抜止めすることが
できるから、前記回転伝動要素及び筒状部材をケース外
の広い空間で軸に先組した上で、軸をケース内に挿入し
、かつ、これを回転操作等により所定姿勢に固定支持さ
せるといった作業を行なうだけで挿通ピン様体を、ケー
ス内面を利用して抜止めし、この抜止めされたピン様体
をもって、回転伝動要素を支承する筒状部材の回止めな
らびに抜止めを行なえる。
従って、非常に狭いケース内空間への組付は作業を、前
述のような先組と第3部材の不要化とによって、非常に
容易に能率良く行なえるとともに、全体構造の簡素化を
図れるに至った。
述のような先組と第3部材の不要化とによって、非常に
容易に能率良く行なえるとともに、全体構造の簡素化を
図れるに至った。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、ト
ラクタにおける伝動ケース1内の二つの支持部2,2′
に、その一端側からの挿通により、ケース内面3に近接
位置する状態でその一端部と中間部とを支持され、かつ
、セットボルト4を介して回止め並びに抜止め状態に固
定される軸5の他端部に対して、変速機構の後進用アイ
ドルギヤ6(回転伝動要素の一例)を回転のみ自在に支
承したニードルベアリング7のインナーレース8(筒状
部材の一例)を、回止め並びに軸芯方向抜止め状態に外
嵌保持させて構成する組付構造であって、前記軸5の、
これがケース1に対して所定の固定支持姿勢にあるとき
に前記ケース内面3に対向する周方向箇所に穴9を形成
するとともに、前記インナーレース8の局部1箇所に前
記穴9と合致可能な穴10を形成し、前記軸5がケース
1に対して所定の固定支持姿勢以外の姿勢にあるときに
、前記インナーレース8と軸5とに亘つて前記穴9,1
0を介して挿通可能で、前記軸5がケース1に対して所
定の固定支持姿勢にあるときには、その一端部をケース
内面3に接当させて、インナーレース8及び軸5に対し
て抜止めされるピン様体11を設けである。
ラクタにおける伝動ケース1内の二つの支持部2,2′
に、その一端側からの挿通により、ケース内面3に近接
位置する状態でその一端部と中間部とを支持され、かつ
、セットボルト4を介して回止め並びに抜止め状態に固
定される軸5の他端部に対して、変速機構の後進用アイ
ドルギヤ6(回転伝動要素の一例)を回転のみ自在に支
承したニードルベアリング7のインナーレース8(筒状
部材の一例)を、回止め並びに軸芯方向抜止め状態に外
嵌保持させて構成する組付構造であって、前記軸5の、
これがケース1に対して所定の固定支持姿勢にあるとき
に前記ケース内面3に対向する周方向箇所に穴9を形成
するとともに、前記インナーレース8の局部1箇所に前
記穴9と合致可能な穴10を形成し、前記軸5がケース
1に対して所定の固定支持姿勢以外の姿勢にあるときに
、前記インナーレース8と軸5とに亘つて前記穴9,1
0を介して挿通可能で、前記軸5がケース1に対して所
定の固定支持姿勢にあるときには、その一端部をケース
内面3に接当させて、インナーレース8及び軸5に対し
て抜止めされるピン様体11を設けである。
組付要領を説明すると、第2図、第3図に示すように、
アイドルギヤ6付インナーレース8を支持部2脇に位置
させて、軸5の一端部を、インナーレース8、支持部2
,2′と順次挿通させて、軸5をケース1内に支持させ
るとともに、インナーレース8を軸5に外嵌させる。
アイドルギヤ6付インナーレース8を支持部2脇に位置
させて、軸5の一端部を、インナーレース8、支持部2
,2′と順次挿通させて、軸5をケース1内に支持させ
るとともに、インナーレース8を軸5に外嵌させる。
次いで、軸5とインナーレース8との穴9,10を位置
合せして、ピン様体11を挿通し、軸5に対してインナ
ーレース8を回止め並びに抜止めする。
合せして、ピン様体11を挿通し、軸5に対してインナ
ーレース8を回止め並びに抜止めする。
そして、軸5を所定の固定支持姿勢に位置させて、セッ
トボルト4を締込み、軸5を固定支持する。
トボルト4を締込み、軸5を固定支持する。
図面は本考案に係る伝動ケース内への回転伝動要素組付
構造の実施の態様を例示し、第1図は要部の一部切欠き
正面図、第2図イ9口は、ピン様体挿通要領を示す第1
図■−■線での拡大断面図、第3図イ9口は、軸固定要
領を示す第1図■−m線での拡大断面図である。 6・・・・・・回転伝動要素、訃・・・・・筒状部材、
1・・・・・・伝動ケース、3・・・・・・ケース内面
、5・・・・・・軸、11・・・・・ピン様体。
構造の実施の態様を例示し、第1図は要部の一部切欠き
正面図、第2図イ9口は、ピン様体挿通要領を示す第1
図■−■線での拡大断面図、第3図イ9口は、軸固定要
領を示す第1図■−m線での拡大断面図である。 6・・・・・・回転伝動要素、訃・・・・・筒状部材、
1・・・・・・伝動ケース、3・・・・・・ケース内面
、5・・・・・・軸、11・・・・・ピン様体。
Claims (1)
- 回転伝動要素6を回転のみ自在に支承するための筒状部
材8を、伝動ケース1内で、そのケース内面3に近接位
置させて固定支持される軸5に対して回止め並びに軸芯
方向抜止め状態に外嵌保持させて構成する伝動ケース内
への回転伝動要素組付構造であって、前記筒状部材8及
び軸5に亘って、それらの周方向l箇所からピン様体1
1を挿通保持させ、このピン様体11の一端を、前記軸
5がケース1に対し所定の固定支持姿勢にあるとき、ケ
ース内面3に接当させることにより、前記筒状部材8を
軸5に対して回止め並びに抜止めさせるべく構威しであ
ることを特徴とする伝動ケース内への回転伝動要素組付
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15335980U JPS6011323Y2 (ja) | 1980-10-27 | 1980-10-27 | 伝動ケ−ス内への回転伝動要素組付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15335980U JPS6011323Y2 (ja) | 1980-10-27 | 1980-10-27 | 伝動ケ−ス内への回転伝動要素組付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5775253U JPS5775253U (ja) | 1982-05-10 |
JPS6011323Y2 true JPS6011323Y2 (ja) | 1985-04-15 |
Family
ID=29512615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15335980U Expired JPS6011323Y2 (ja) | 1980-10-27 | 1980-10-27 | 伝動ケ−ス内への回転伝動要素組付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6011323Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101273196B (zh) * | 2005-09-21 | 2010-10-27 | 株式会社美姿把 | 起动电动机 |
-
1980
- 1980-10-27 JP JP15335980U patent/JPS6011323Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5775253U (ja) | 1982-05-10 |
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