JPH089457Y2 - ころがり軸受用の弛み止め付きナツト - Google Patents

ころがり軸受用の弛み止め付きナツト

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JPH089457Y2
JPH089457Y2 JP3242690U JP3242690U JPH089457Y2 JP H089457 Y2 JPH089457 Y2 JP H089457Y2 JP 3242690 U JP3242690 U JP 3242690U JP 3242690 U JP3242690 U JP 3242690U JP H089457 Y2 JPH089457 Y2 JP H089457Y2
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JP
Japan
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end surface
inner peripheral
peripheral surface
outer peripheral
peripheral groove
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JP3242690U
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JPH03123121U (ja
Inventor
利彦 黒田
Original Assignee
大阪インダストリーズ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、回転軸に軸受を取り付ける際に使用される
弛み止め付きナツトに関する。
従来の技術及び考案が解決しようとする課題 弛み止め付けナツト、特に、回転軸に軸受を取り付け
る際に使用される弛み止め付きナツトは、従来、全面に
ねじ20が切られた内周面11、外周面12、締め付け端面13
及び自由端面14を備える円筒状の本体10の内周面11及び
外周面12に、内周溝21及び外周溝22を設けて、内周溝21
が、締め付け端面13より自由端面14に近い位置で、外周
面12の近くまで深く切り込まれるようにし、また、外周
溝12が、内周面21と自由端面14との間の内周溝21に隣接
した位置で、内周面11の近くまで深く切り込まれるよう
にすると共に、本体10を軸方向に本体10を貫通する弛み
止めボルト30のための穴23を複数個穿孔して、複数個の
穴23が、それぞれ、内周溝21及び外周溝22と交差するよ
うに構成された(第1図及び第2図参照)。
第4図に示すように、このような弛み止め付きナツト
を使用してころがり軸受40を回転軸50に取り付ける際に
は、従来、ころがり軸受40と弛み止め付きナツト本体10
Aとの間にスリーブあるいはカラー60を挿入していた。
最近、ころがり軸受40が小型化されてきたが、スリーブ
あるいはカラー60を使用するために、小型化されたころ
がり軸受40を使用しても、回転軸50の長さを短くするこ
とができないという問題点があつた。さらに、ころがり
軸受40が小型化されてきたために、スリーブあるいはカ
ラー60を使用しないと、ころがり軸受40の内輪41だけに
接触して内輪41を軸方向に締め付けるべき締め付け端面
13Aが、ころがり軸受40の外輪42にも接触するという問
題点があつた。
本考案は、ころがり軸受を小型化しても、回転軸を短
くすることができると共に、前記軸受の外輪と接触しな
いころがり軸受用の弛み止め付きナツトを提供すること
を目的としている。
課題を解決するための手段 上記目的を解決するために、本考案のころがり軸受用
の弛み止め付きナツトは、全面にねじ20が切られた内周
面11、外周面12、締め付け端面13及び自由端面14を備え
る円筒状の本体10の内周面11及び外周面12に、内周溝21
及び外周溝22を設けて、内周溝21が、締め付け端面13よ
り自由端面14に近い位置で、外周面12の近くまで深く切
り込まれるようにし、また外周溝12が、内周溝21と自由
端面14との間の内周溝21に隣接した位置で、内周面11の
近くまで深く切り込まれるようにすると共に、本体10の
軸方向に本体10を貫通する弛み止めボルト30のための穴
23を複数個穿孔して、複数個の穴23が、それぞれ、内周
溝21及びが外周溝22と交差するように構成した弛み止め
付きナツトにおいて、締め付け端面13の外周面12側から
内周面11側に向けて段落端面15を設け、段落端面15の立
ち上がり壁151を、ころがり軸受40の外輪42の内周面421
の内側に位置するように形成すると共に、段落端面15が
ころがり軸受40の外輪42の当接端面422と接触しないよ
うに形成したことを特徴とする。
作用 上記のように構成された弛み止め付きナツトを使用し
て、スリーブあるいはカラー60を使用することなく、こ
ろがり軸受40を回転軸50に取り付けた場合は、スリーブ
あるいはカラー60の長さだけ回転軸50を短くできるよう
に働くと共に、ころがり軸受40の内輪41に接触する締め
付け端面13の外径がころがり軸受40外輪42の内径より小
さいので、締め付け端面13がころがり軸受40の外輪42と
接触するのを防止できるように働く。
実施例 第1図及び第2図を参照して、実施例について説明す
る。ナツトの本体10は、内周面11と、外周面12と、締め
付け端面13と、自由端面14とを備えた円筒状の形状を持
つ。内周面11には、全面にねじ20が切られ、また、内周
溝21が、締め付け端面13より自由端面14に近い位置で、
外周面12の近くまで深く切り込まれる。外周面12には、
外周溝22が、内周溝21と自由端面14との間の内周溝21に
隣接した位置で内周面11の近くまで深く切り込まれる。
本体10には、軸方向に貫通する複数の穴23が、自由端
面14から穿孔されて、穴23は、それぞれ、外周溝22及び
内周溝穴21と交差するようにしている。穴23の内周溝21
と締め付け端面13との間には、ねじ部分24が設けられ、
弛み止めボルト30がねじ部分24に螺合できるようにして
いる。また、外周面12には、複数個の盲穴25を設け、自
由端面14には、複数個の盲穴26を設けている。
さらに、締め付け端面13には、外周面12側から内周面
11側に向けて段部端面15が設けられて、立ち上がり壁15
1が形成されている。
本考案の弛み止め付きナツトによつてころがり軸受
(アンギユラ玉軸受)40を軸50に取り付けた例を、第3
図に示す。本体10の締め付け端面13は、ころがり軸受40
の内輪41の当接端面412を締め付けるが、立ち上がり壁1
51が外輪42の内周面421の内側に位置するので、外輪42
の当接端面422とは接触しない。
考案の効果 本考案は、上述のとおり構成されているので、スリー
ブ又は座金を使用しないでころがり軸受を軸に取り付け
ることができ、従つて、それだけ軸を短くすることがで
きる。また、小型化されたころがり軸受を軸に取り付け
る場合に、締め付け端面がころがり軸受の外輪に接触す
るようなことが起きない上に、締め付け端面が小さいの
で、ころがり軸受の内輪を均一な力で締め付けことがで
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本考案の実施例を示す正面図及び
縦断面図であり、第2図は、第1図のA−A線に沿つた
断面を示している。第3図は、本考案の使用状態を示す
部分断面図であり、第4図は、従来の使用状態を示す部
分断面図である。 10……本体、11……内周面 12……外周面、13……締め付け端面 14……自由端面、15……段落端面 151……立ち上がり壁、20……ねじ 21……内周溝、22……外周溝 23……穴、30……弛み止めボルト 40……ころがり軸受、42……外輪 421……外輪の内周面 422……外輪の当接端面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】全面にねじ20が切られた内周面11、外周面
    12、締め付け端面13及び自由端面14を備える円筒状の本
    体10の内周面11及び外周面12に、内周溝21及び外周溝22
    を設けて、内周溝21が、締め付け端面13より自由端面14
    に近い位置で、外周面12の近くまで深く切り込まれるよ
    うにし、また、外周溝12が、内周溝21と自由端面14との
    間の内周溝21に隣接した位置で、内周面11の近くまで深
    く切り込まれるようにすると共に、本体10の軸方向に本
    体10を貫通する弛み止めボルト30のための穴23を複数個
    穿孔して、複数個の穴23が、それぞれ、外周溝21及び内
    周溝22と交差するように構成した弛み止め付きナツトに
    おいて、締め付け端面13の外周面12側から内周面11側に
    向けて段落端面15を設け、段落端面15の立ち上がり壁15
    1をころがり軸受40の外輪42の内周面421の内側に位置す
    るように形成すると共に、段落端面15がころがり軸受40
    の外輪42の当接端面422と接触しないように形成したこ
    とを特徴とするころがり軸受用の弛み止め付きナツト。
JP3242690U 1990-03-27 1990-03-27 ころがり軸受用の弛み止め付きナツト Expired - Lifetime JPH089457Y2 (ja)

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JPH03123121U JPH03123121U (ja) 1991-12-16
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