JP2000220616A - ブラインド型締結具 - Google Patents

ブラインド型締結具

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JP2000220616A
JP2000220616A JP11022367A JP2236799A JP2000220616A JP 2000220616 A JP2000220616 A JP 2000220616A JP 11022367 A JP11022367 A JP 11022367A JP 2236799 A JP2236799 A JP 2236799A JP 2000220616 A JP2000220616 A JP 2000220616A
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JP
Japan
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plug
bolt
fastened
rear end
main body
Prior art date
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JP11022367A
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English (en)
Inventor
Hajime Watanabe
肇 渡辺
Takahiko Kasahara
孝彦 笠原
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Japan Drive It Co Ltd
Original Assignee
Japan Drive It Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重ね合わされる一対の被締結部材に、互いに
整合する孔を穿設し、そこに表面側から締結具を挿入
し、その表面側からのみ一対の被締結部間を確実に締結
できるブラインド型締結具の提供。 【解決手段】 筒状部4の後端にフランジ部5が設けら
れると共に、その筒状部4に複数のスリット7が形成さ
れた本体8と、それに挿通されるボルト10と、そのボル
ト10の先端部に螺着されるプラグ13とを有し、プラグ13
の後端面にスリット7に整合する凸部12が突設されたも
の。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、比較的軽量の構造
用矩形管に金属板をボルト接合する場合等において、そ
の矩形管内部でナット型プラグがボルトに締結固定され
るようなブラインド型締結具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、プレハブ型住宅において柱とな
る矩形管と、梁接続用の金具とをボルト及びナットによ
って締結固定する場合がある。この時、重ね合わされる
矩形管と金具とに互いに整合する孔が穿設され、その一
方の表面側からのみ締結具を挿入及び回転しなければな
らない場合が生じる。従来このような、用途に使用され
るものとして、意匠登録第379702号のプラグボル
トが知られていた。このプラグボルトは、外周に複数の
スリットを有する筒状の本体と、その本体の後端に当接
される座金と、その本体に挿通されるボルトと、そのボ
ルト先端に螺着されるプラグとを有する。そして、その
プラグはその外周に滑り止め用の多数の縦溝よりなるロ
ーレット加工が形成され、ボルトを回転してプラグを後
方に移動することにより本体の先端部および中間部を拡
開して一対の被締結部材間を締結固定するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のプラグボルトに
より、一対の被締結部材間を一方の表面側から締結固定
する場合、その本体、ボルト、プラグをしっかり組み込
んだ状態でないと、被締結部材を締結できないという不
具合が生じる。即ち、ボルトをプラグに螺着した状態に
おいて、プラグの縦溝ローレットが本体の先端部に確実
に接触し、ボルト頭が座金を介して本体の後端に確実に
接触することを条件とする。これによりはじめて、プラ
グと本体および座金相互間に抵抗力(摩擦)が発生し、
ボルトを回転したときプラグが供回りすることなく、本
体のスリット部を拡張することができる。
【0004】ところが通常、この公知のプラグボルトは
工場で組み込まれて出荷されるため、搬送時の振動や取
扱いの過程で、プラグが緩むことがしばしば起こる。そ
こで、使用前に一度、各部品間の締結状態を確認し、再
組み込みを行なう等の確認作業が必要となる。また座金
に油が付着したり、油の付着した手や手袋でプラグボル
トを取り扱うと、前記部品の各接触部の摩擦が小さくな
り、締結できないことがある。そこで本発明は、鋼材ど
うしを互いに締結固定するものであって、一方の表面側
の孔内に全体を挿入し、その一方側のみから締結具を回
転して締結するブラインド型締結具であって、確実に締
結固定できる信頼性の高いものを提供することを課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、重ね合わされる一対の被締結部材1,2の互いに整
合された孔3に、一方の表面から挿入され、その表面側
のみからの締結具の螺回により、一対の前記被締結部材
1,2が互いに締結固定されるブラインド型締結具にお
いて、筒状部4の後端にフランジ部5が突設され、その
フランジ部5の外周に締結工具の把持面6が形成され、
筒状部4の先端から後端に複数のスリット7が形成され
た本体8と、頭部9が前記フランジ部5の端面に当接さ
れるように、前記本体8に挿通されるボルト10と、その
ボルト10の先端に螺着される内ネジ11を有し、後端が前
記筒状部4の先端に当接され、その後端面に前記スリッ
ト7に整合する回り止め用凸部12が形成されたプラグ13
と、そのプラグ13の後端面と前記本体8の先端面との少
なくとも一方に形成された筒状部拡開用の案内面14と、
を具備するブラインド型締結具である。請求項2に記載
の発明は、請求項1において、前記プラグ13の回り止め
用凸部12が、その後端面から軸方向後方に突出されたブ
ラインド型締結具である。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づいて本発明のブ
ラインド型締結具につき説明する。図1は本発明のブラ
インド型締結具の分解斜視図であり、図2はその組立て
状態を示す斜視図、図3は同使用状態を示す縦断面図で
ある。この締結具は、本体8とボルト10とプラグ13とか
らなる。本体8は筒状部4の後端にフランジ部5が突設
され、そのフランジ部5の外周が締結工具の把持面6と
して平面六角に形成されている。筒状部4には、四つ割
りに形成されたスリット7がその先端からフランジ部5
の付根部近傍まで形成されている。筒状部4の先端部内
面は、外側に広がるテーパーとなる案内面14に形成され
ている。ボルト10は通常のボルトであり、その頭部9の
外周が六角に形成されている。そのボルト10は、軸部が
本体8の軸線上の貫通孔に挿入される。
【0007】次にプラグ13は、中心に貫通孔を有する弾
丸状に形成され、その軸方向の中心部外周の直径が本体
8の筒状部4の外周にほぼ等しく、プラグ13の先端及び
後端部は共に先細りのテーパー状に形成されている。そ
してその後端部のテーパー面は先端部のテーパー面より
も軸線となす角が大きく形成され、一例として40°〜
50°程度であり、先端面のそれは20°程度である。
プラグ13の貫通孔には内ネジ11が形成され、その内ネジ
11がボルト10の軸部に螺着される。またプラグ13の後端
部には夫々凸部12が4つ突出形成され、それが本体8の
スリット7に整合する。
【0008】次に、図4は、プラグ13の他の実施例であ
り、その回り止め用凸部12の突出量が前記のそれより大
きなものである。即ち、回り止め用凸部12が、プラグ13
の後端面から軸方向後方に大きく突出している。これに
より、ボルト10とプラグ13との螺着部が大きく緩んで
も、その凸部12が本体8のスリット7内にある限りプラ
グ13がボルト10の回転に対して回り止めされ、供回りを
防止し、より確実に被締結部材1,2間を締結固定する
ことができる。このようにしてなる各部品は図2の如く
組立てられ、ボルト10の頭部9が本体8のフランジ部5
に当接し、ボルト10の先端にプラグ13が螺着されると共
に、その凸部12が筒状部4のスリット7に嵌着される。
【0009】
【使用方法】このようにしてなる本発明のブラインド型
締結具は、次のように使用される。一例として図3、図
5に示す如く、矩形管からなる被締結部材2に梁接続用
の金属板である被締結部材1を締結固定する場合、両者
間に互いに整合する孔3が貫通される。この孔3の貫通
孔は、本体8の筒状部4の外周よりも僅かに大に形成さ
れる。次いで、図2に示すように組立てられた本締結具
を孔3に挿通する。そして、本ブラインド型締結具を締
め付けるには、図5の如く、ネジ締め用電動工具の締め
付け用回転軸15の先端のソケット部をボルト頭部9に嵌
着すると共に、電動工具のハウジングに突設された保持
具16の先端を本体8のフランジ部5の把持面6に嵌着す
る。そして、回転軸15をモータにより回転して、ボルト
10を螺回しプラグ13を頭部9側に移動させる。この時、
プラグ13の凸部12は筒状部4のスリット7に係止されて
回り止めされるため、そのプラグ13は回転することなく
ボルト10の頭部9側に移動する。そしてそのプラグ13に
より筒状部4を拡開し、被締結部材1と被締結部材2と
の間を確固に締結固定する。
【0010】
【発明の作用・効果】本発明のブラインド型締結具によ
れば、プラグ13の後端面に凸部12が設けられその凸部12
が本体8のスリット7に整合するように形成されている
から、本体8のフランジ部5を把持した状態で、ボルト
10を回転した時、プラグ13はその凸部12がスリット7に
回り止め係止され、プラグ13をフランジ部5側に移動さ
せて筒状部4を拡開し、それによって一対の被締結部材
1,2間を確実に締結固定することができる。すなわ
ち、ボルト10を回転する時、それと共にプラグ13が共回
りすることを確実に防止し、ブラインド型締結具の信頼
性を向上できる。請求項2に記載の発明によれば、その
回り止め用凸部12が、プラグ13の後端面から軸方向後方
に大きく突出している。これにより、ボルト10とプラグ
13との螺着部が大きく緩んでも、その凸部12が本体8の
スリット7内にある限りプラグ13がボルト10の回転に対
して回り止めされ、供回りを防止し、より確実に被締結
部材1,2間を締結固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブラインド型締結具の分解斜視図。
【図2】本発明のブラインド型締結具の組立て状態を示
す斜視図。
【図3】本発明のブラインド型締結具の使用状態を示す
縦断面図。
【図4】本発明のブラインド型締結具のプラグの他の例
を示す斜視図。
【図5】本発明のブラインド型締結具の他の例の締結状
態を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 被締結部材 2 被締結部材 3 孔 4 筒状部 5 フランジ部 6 把持面 7 スリット 8 本体 9 頭部 10 ボルト 11 内ネジ 12 凸部 13 プラグ 14 案内面 15 回転軸 16 保持具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重ね合わされる一対の被締結部材1,2
    の互いに整合された孔3に、一方の表面から挿入され、
    その表面側のみからの締結具の螺回により、一対の前記
    被締結部材1,2が互いに締結固定されるブラインド型
    締結具において、 筒状部4の後端にフランジ部5が突設され、そのフラン
    ジ部5の外周に締結工具の把持面6が形成され、筒状部
    4の先端から後端に複数のスリット7が形成された本体
    8と、 頭部9が前記フランジ部5の端面に当接されるように、
    前記本体8に挿通されるボルト10と、 そのボルト10の先端に螺着される内ネジ11を有し、後端
    が前記筒状部4の先端に当接され、その後端面に前記ス
    リット7に整合する回り止め用凸部12が形成されたプラ
    グ13と、 そのプラグ13の後端面と前記本体8の先端面との少なく
    とも一方に形成された筒状部拡開用の案内面14と、 を具備するブラインド型締結具。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記プラグ13の回り止め用凸部12が、その後端面から軸
    方向後方に突出されたブラインド型締結具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010058474A1 (ja) * 2008-11-20 2010-05-27 光洋器材株式会社 拡開式締結具
JP2011074988A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Total Electric Management Service 締結装置、締結方法および締結解除方法
WO2011009439A3 (de) * 2009-07-22 2011-12-01 Adam Gerich Befestigungsvorrichtung für bauteile, insbesondere für kabelanschlüsse oder dergleichen
CN103111981A (zh) * 2012-11-28 2013-05-22 浙江吉利罗佑发动机有限公司 喷油器安装工具

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JP2011074988A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Total Electric Management Service 締結装置、締結方法および締結解除方法
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