JPH1058908A - 軸装着構造 - Google Patents

軸装着構造

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JPH1058908A
JPH1058908A JP21767496A JP21767496A JPH1058908A JP H1058908 A JPH1058908 A JP H1058908A JP 21767496 A JP21767496 A JP 21767496A JP 21767496 A JP21767496 A JP 21767496A JP H1058908 A JPH1058908 A JP H1058908A
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JP
Japan
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hole
shaft
retainer
locking
bearing
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JP21767496A
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English (en)
Inventor
Masaya Yorifuji
雅也 依藤
Takayuki Yuasa
孝之 湯浅
Kazunari Okamoto
一成 岡本
Kunitomo Shimizu
邦友 清水
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Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Original Assignee
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 土砂、岩石等の異物、障害物等による損傷を
防止し、しかも構造が簡単で、組み立て及び分解が容易
な、軸装着構造を提供する。 【解決手段】 軸受体に軸受孔を横切って直径方向に延
びる係止孔を形成し、軸に軸の直径方向に延びる貫通被
係止孔を形成する。係止孔及び被係止孔を整合させて係
止ピン部材を挿入し、軸を軸受体に固定する。実施の形
態の一局面においては、係止孔あるいは被係止孔にリテ
ーナ収容空間を設け、リテーナを収容し、係止ピン部材
をリテーナに固定する。実施の形態の他の局面において
は、係止孔の一端が閉鎖され、開放他端には雌ネジが設
けられ、雄ネジ部材が取り付けられる。かくして、係止
ピン部材が係止孔から抜け出るのが阻止されるととも
に、軸受体から突出しない損傷されにくい、組み立て及
び分解が容易な、軸装着構造が構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル、ホ
イールローダ等の建設機械、並びに各種の作業機械に使
われる軸装着構造、さらに詳しくは、異物、障害物等に
よる損傷が防止され、そして組み立て及び分解が容易な
軸の回り止め装着構造に関する。
【0002】
【従来の技術】建設機械並びに各種の作業機械は、バケ
ットの様な作業具と、作業具を取り付けるための作業腕
とを、軸によって軸を中心に回動自在に連結する軸受装
置を備えている。この軸受装置には、軸が軸受孔を有す
る軸受体に対して回転しないように、また軸受体から軸
が抜け出さないように係止する、軸装着構造を備えてい
る。建設機械の様な作業機械においては、作業の種類に
合わせて、作業具を別のものと交換したり、機械の移送
に際しては、移送手段から作業具が突出しないように、
移送前に作業具を機械本体から取り外し、移送後に再度
取り付けることが行われる。このことから、軸装着構造
は組み立て及び分解が可能に形成されている。そして、
組み立て及び分解は容易にできることが重要である。典
型的な軸装着構造は、軸受体に、軸受孔を横切って直径
方向に延びる貫通係止孔が形成され、軸には軸の直径方
向に延びる貫通被係止孔が形成され、軸が軸受体に挿入
されて係止孔と被係止孔とが整合され、係止孔及び被係
止孔の全長よりも長いボルトが係止孔及び被係止孔に通
され、突出したボルトの先端のネジ部にナットが2個締
め付けられている。ナットを2個ダブルに取り付けるこ
とによって、ナットの緩み、脱落が防止されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の軸装着構造は、
軸受体の係止孔と軸の被係止孔とにボルトを通し、ボル
トにナットを締め付けることによって組み立てられ、ボ
ルトからナットを外し、ボルトを軸受体の係止孔から引
き抜くことによって分解することができるので、組み立
て及び分解は容易である。しかしながら、ボルトの頭部
及びナットが軸受体の係止孔から突出しているので、作
業中の異物、障害物等によって、例えば建設機械である
油圧ショベル、ホイールローダ等のバケット取付部にお
いては、土砂、岩石等によって損傷されやすい。そし
て、損傷が進むと、ボルト及びナットが脱落し、軸が軸
受体に係止されなくなり、軸受装置を損傷させてしま
う。また、脱落しないまでも、ボルト及びナットの損傷
によってネジ部が変形すると、ボルトからナットを取り
外すことが困難になり、軸装着構造の分解が困難にな
る。
【0004】本発明は上記事実に鑑みてなされたもの
で、その技術的課題は、異物、障害物等による損傷を防
止し、しかも構造が簡単で、組み立て及び分解が容易
な、軸装着構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を達成す
るために、本発明の一局面によれば、軸受孔と該軸受孔
を横切って直径方向に延びる係止孔とが形成されている
軸受体と、直径方向に延びる貫通被係止孔が形成されて
いる軸と、該軸を該軸受体に挿入して該被係止孔を該係
止孔に整合させた状態で該係止孔及び該被係止孔に挿入
される係止ピン部材とを含む軸装着構造において、該係
止孔と該被係止孔とのいずれか一方には、該係止孔又は
該被係止孔を直径方向に拡張させた形態のリテーナ収容
空間が付設されており、該リテーナ収容空間にはピン挿
通孔を有するリテーナが収容されて、該係止孔及び該被
係止孔の軸線方向への移動が規制され、該係止ピン部材
は該リテーナの該ピン挿通孔に挿通されて該リテーナに
固定され、これによって該係止ピン部材が該係止孔及び
該被係止孔から離脱することが阻止され、該軸受孔に対
して該軸の回転が阻止される、ことを特徴とする軸装着
構造が提供される。
【0006】好適実施形態においては、該係止ピン部材
は該リテーナの該ピン挿通孔に圧入されて該リテーナに
固定されている。また、該リテーナ収容空間は該軸受孔
の内周面、あるいは該軸の外周面のいずれか一方に形成
されている。
【0007】上記技術的課題を達成するために、本発明
の他の局面によれば、軸受孔と該軸受孔を横切って直径
方向に延びる係止孔とが形成されている軸受体と、直径
方向に延びる貫通被係止孔が形成されている軸と、該軸
を該軸受体に挿入して該被係止孔を該係止孔に整合させ
た状態で該係止孔及び該被係止孔に挿入される係止ピン
部材とを含む軸装着構造において、該係止孔は、一端に
該軸受体の外面に開口された開口端を有し、他端に該軸
受体の中で閉じられた閉鎖端を有し、該開口端には内周
面に雌ネジが形成されており、該雌ネジには雄ネジ部材
が取り付けられ、これによって該係止ピン部材が該係止
孔及び該被係止孔から離脱することが阻止され、該軸受
孔に対して該軸の回転が阻止される、ことを特徴とする
軸装着構造が提供される。
【0008】好適実施形態においては、該係止ピン部材
と該雌ネジ部材とが一体に形成される係止ピン部材を含
んでいる。
【0009】本発明による軸装着構造においては、係止
ピン部材、雄ネジ部材等が軸受体より外に突出しないで
軸受体の中に収容されるから、異物、障害物等による軸
装着構造の損傷が防止される。また、軸装着構造の組み
立て及び分解も、係止ピン部材、雄ネジ部材等の着脱で
容易に行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
軸装着構造の好適実施形態を図示している添付図面を参
照して、さらに詳細に説明する。なお、図1〜図7にお
いて実質上同一の部分は同一符号で示されている。
【0011】第1の実施の形態について図1及び図2を
参照して説明すると、全体を番号2で示す軸装着構造
は、軸受体4、軸8、係止孔10、被係止孔11、係止
ピン部材12、リテーナ14、及びリテーナ収容空間1
6を具備している。
【0012】軸受体4は鋼製部材で形成される、軸受本
体4aと円筒形状のボス4bを有している。この軸受体
4は、軸によって連結される前記バケットあるいは腕部
材の一部として形成されている。軸受本体4aには軸8
が挿入され支持される精密に仕上げ加工された軸受孔4
cが、そしてボス4bには軸8が隙間をもって挿入され
る軸受孔4dが形成されている。軸受本体4aとボス4
bは、軸受孔4cと4dの中心軸線が整合されて溶接に
よって一体に形成されている。軸受本体4aとボス4b
とは一体に形成してもよい。ボス4bには軸受孔4dを
横切って直径方向に延びる係止孔10が形成されている
(図1において上下に同一中心軸線で10a及び10b
の2個に分割されている)。一方の係止孔10aの軸受
孔4dの内周面への開口部には、係止孔10aを直径方
向に拡張させた形態のリテーナ収容空間16が付設され
ている(係止孔10a及び10b、並びにリテーナ収容
空間16については後に詳述する)。図1においては、
軸8の一端側とその軸受体4が示されているが、軸8の
他端側も軸受体4と同様の軸受体によって支持されてい
る。
【0013】軸8は、合金鋼で製作され熱処理硬化され
て外径寸法を精密に仕上げ加工された真直形状の周知の
ものである。この軸8には直径方向に延び貫通する被係
止孔11が形成されている(被係止孔11については後
に詳述する)。
【0014】係止孔10a及び10b、並びに被係止孔
11は、ボス4b及び軸8を貫通して、軸8の直径方向
に、実質的に同一中心軸線同一内径で形成されている。
リテーナ収容空間16は、係止孔10aの中心軸線と中
心軸線を実質的に同一にした環状の、そして係止孔10
aの中心軸線方向で軸受孔4dの内周面から外方に延び
る空間状に形成されている。このリテーナ収容空間16
にリテーナ14が収容される。リテーナ14は、中央に
ピン挿通孔14aを有する鋼板を打ち抜いて形成された
丸ワッシャ状をしている。ピン挿通孔14aは係止ピン
部材12(係止ピン部材12については後に詳述する)
の軸径よりも小径に精密に仕上げ加工されている。
【0015】係止ピン部材12は、真直な丸ピンで、鋼
を熱処理硬化し、軸径寸法を精密に仕上げ加工して製作
されている。軸径はリテーナ14のピン挿通孔14aよ
り大きく作られ、また係止孔10及び被係止孔11の直
径より小さく作られている。すなわち、係止ピン部材1
2は係止孔10及び被係止孔11に自由に挿入され、リ
テーナ14のピン挿通孔14aに挿入されると、係止ピ
ン部材12とリテーナ14とは圧入されて固定される。
係止ピン部材12の全長は、ボス4bの外周に開口する
係止孔10の一端から他端までの長さより短く作られて
いる。
【0016】図1及び図2を参照して上記の軸装着構造
2の組み立て及び分解について説明する。軸装着構造2
の組み立てについて説明すると、先ずリテーナ収容空間
16にリテーナ14を収容する。軸8を軸受体4の軸受
孔4c及び4dに挿入する。軸8の被係止孔11と軸受
体4の係止孔10とを整合させる。係止孔10のいずれ
かの開口端から係止ピン部材12を挿入し、ハンマーで
もって係止ピン部材12を係止孔10から突出する部分
がなくなるまで打ち込む。係止ピン部材12は、軸径が
リテーナ14のピン挿通孔14aの径より大きく作られ
ているから、リテーナ14に打ち込み圧入される。この
状態において係止ピン部材12は係止孔10及び被係止
孔11に連通されているから、軸8と軸受体4との相対
動きが止められる。すなわち、軸回転方向が回転止めさ
れ、軸線方向が抜け止めされて固定される。リテーナ1
4は、リテーナ収容空間16によって係止孔10の軸線
方向外方への、そして軸8によって係止孔10の軸線方
向内方への移動が規制されるから、リテーナ14に固定
された係止ピン部材12は係止孔10から抜け出ない。
【0017】軸装着構造2の分解は、係止ピン部材12
を係止孔10から抜き出すことによって、軸8と軸受体
4との回転止め及び抜け止めを解除する。係止ピン部材
12を係止孔10から抜き出すには、係止孔10の径よ
り細い適宜の鋼製棒を係止孔10に差し込み、ハンマー
でたたいて、係止ピン部材12をリテーナ14のピン挿
通孔14aとの圧入固定部から外し、係止ピン部材12
を係止孔10から打ち出す。これによって、軸8と軸受
体4との固定が解除されるから、軸8を軸受体4の軸受
孔4c及び4dから抜いて取り外す。同時に、リテーナ
14もリテーナ収容空間16から外れるので、適宜の方
法によって軸装着構造2の再組み立てまで保管する。
【0018】第2の実施の形態について図3を参照して
説明すると、本実施の形態はリテーナ収容空間16の他
の実施の形態を示している。この実施の形態において
は、リテーナ収容空間16は、軸8の被係止孔11の一
端側の軸8の外周面に形成されている。すなわち、リテ
ーナ収容空間16は、被係止孔11の中心軸線と中心軸
線を実質的に同一にした環状の、そして被係止孔11の
中心軸線方向で軸8の外周面から内方に延びて空間状に
形成されている。リテーナ14は、リテーナ収容空間1
6によって被係止孔11の軸線方向内方への、そして軸
受体4の軸受孔4dによって係止孔10の軸線方向外方
への移動が規制されている。
【0019】リテーナ収容空間16は、前述のように軸
受体4の軸受孔4dの内周面に形成されても、またこの
様に軸8の外周面に形成されても、係止ピン部材12及
びリテーナ14は同じもの使うことができ、そして軸の
固定機能に変わりはない。軸装着構造2において軸8の
外径が大きいときには、軸8の外周面にリテーナ収容空
間16を形成すると加工が容易である。この場合、軸受
体4のボス4bにはリテーナ収容空間16が形成されな
いから、ボス4bの肉厚を薄くすることができる。
【0020】本実施の形態においては、係止ピン部材1
2は真直な丸ピンであるが、係止ピン部材12のリテー
ナ14のピン挿通孔14aに圧入される部分のみ太くし
て、他の部分を細い形状にすることもできる。この様に
すると、係止ピン部材12の精密加工範囲を圧入部分に
限って少なくできるので、加工を簡単にすることができ
る。また、リテーナ収容空間16は環状に形成され、リ
テーナ14は丸ワッシャ状に形成されているが、本発明
の趣旨にそってリテーナが収容されるものであれば、リ
テーナ及びリテーナ収容空間の形状は任意に形成するこ
とができる。例えば、リテーナを長方形平板形状にし
て、リテーナ収容空間を溝状に形成することもできる。
【0021】第3の実施の形態について図4及び図5を
参照して説明すると、全体を番号20で示す軸装着構造
は、軸受体4、軸8、係止孔10、被係止孔11、係止
ピン部材12、雌ネジ24、及び雄ネジ部材26を具備
している。
【0022】軸受体4のボス4bには、軸受孔4dを横
切って直径方向に延びる係止孔10が形成されている。
係止孔10は、一端に軸受体4の外面に開口された開口
端を有し、他端に軸受体4の中で閉じられた閉鎖端を有
している(図4において開口端側が係止孔10a、閉鎖
端側が係止孔10bで示されている)。係止孔10の開
口端には、係止孔10と実質的に同一軸線の大径部が設
けられ、大径部の内周面には雌ネジ24が形成されてい
る。
【0023】係止ピン部材12は、係止孔10及び被係
止孔11に挿入されたときに、雌ネジ24の部分に端部
の一部が突出する(図4においてhで示されている)長
さに全長が設定されている。
【0024】雄ネジ部材26は、鋼あるいは鋳鉄等の材
料で作られる。外周面には雌ネジ24に螺合されるネジ
が形成され、一端面には六角あるいは四角形状のソケッ
トレンチ用の凹部26aが形成されている。この雄ネジ
部材26として、ネジ孔を塞ぐ周知の盲プラグを適宜使
うことができる。
【0025】図4及び図5を参照して軸装着構造20の
組み立て及び分解について説明する。最初に、組み立て
について説明すると、先ず軸8を軸受体4の軸受孔4c
及び4dに挿入する。軸8の被係止孔11と軸受体4の
係止孔10とを整合させる。係止孔10の開口端側(雌
ネジ24が形成されている端)から係止ピン部材12を
挿入する。係止ピン部材12の先端は、係止孔10bの
閉鎖端まで挿入されて止まり他端は雌ネジ24の部分に
一部突出する(寸法h)。この状態において、係止ピン
部材12は、係止孔10及び被係止孔11に連通されて
いるから、軸受体4に対して軸8の軸回転方向の動きは
止められ、また軸線方向の動きも止められる。雄ネジ部
材26を雌ネジ24に凹部26aにソケットレンチ工具
を用いて、雌ネジ24の開口端と同一になるまでねじ込
んで取り付ける。これによって、係止ピン部材12が係
止孔10から抜け出ることが阻止される。
【0026】軸装着構造20の分解は、先ずソケットレ
ンチを用いて雄ネジ部材26を雌ネジ24から取り外
す。係止ピン部材12の雌ネジ24部分への突出部(寸
法h)を適宜の工具を用いてつかみ、係止ピン部材12
を係止孔10から取り出す。これによって、軸8と軸受
体4との固定が解除されるから、軸8を軸受体4の軸受
孔4c及び4dから抜いて取り外す。
【0027】第4の実施の形態について図6を参照して
説明すると、本実施の形態は、前述の係止ピン部材12
と雄ネジ部材26とが一体に形成された、ネジ付き係止
ピン部材22を備えている。すなわち、ネジ付き係止ピ
ン部材22は、真直な丸ピンの一端に外周面にネジが形
成された大径ネジ部が一体的に、鍛造、切削加工、溶
接、あるいは摩擦圧接等によって形成されている。大径
ネジ部の端面には、ソケットレンチ用の六角あるいは四
角形状の凹部22aが設けられている。このネジ付き係
止ピン部材22は、前記の係止孔10及び被係止孔11
に、係止ピン部材12及び雌ネジ部材16の組合せに代
えて、そのまま使うことができる。本実施の形態におい
ては、係止ピン部材の形状は複雑になるが、部品は一つ
に簡素化され、着脱もソケットレンチによって雌ネジ2
4に取り付けあるいは取り外しするだけで済みピン部材
を着脱する必要がない。
【0028】第5の実施の形態について図7を参照して
説明すると、本実施の形態は一体に形成されるネジ付き
係止ピン部材22の変形で、ネジ付き係止ピン部材32
のように、ネジ付き係止ピン部材22のソケットレンチ
用凹部に代えてボルトの頭部形状を有する端部32aを
設け、端部32aの首下にネジが設けられている。この
場合、軸受体4に座ぐり部4eを形成し、軸受体4から
端部32aが突出しないようにして障害物によって損傷
されるのを防止する。このネジ付き係止ピン部材32
は、その着脱を、通常のボルトと全く同様にスパナによ
って行うことができるから、比較的着脱が頻繁な軸装着
構造に適している。
【0029】
【発明の効果】本発明に従って構成された軸装着構造
は、係止ピン部材他の部材が軸受体の中に収容されるか
ら、異物、障害物等による損傷が防止される。さらに、
構造が簡単で、組み立て及び分解が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された軸装着構造の第1の
実施の形態の断面図。
【図2】図1をA−A矢印方向に見た断面図。
【図3】軸装着構造の第2の実施の形態を示す断面図。
【図4】軸装着構造の第3の実施の形態を示す断面図。
【図5】図4をB−B矢印方向に見た断面図。
【図6】軸装着構造の第4の実施の形態を示す断面図。
【図7】軸装着構造の第5の実施の形態を示す断面図。
【符号の説明】
2、20:軸装着構造 4:軸受体 8:軸 10(10a、10b):係止孔 11:被係止孔 12:係止ピン部材 14:リテーナ 16:リテーナ収容空間 22、32:ネジ付き係止ピン部材 24:雌ネジ 26:雄ネジ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 邦友 東京都世田谷区用賀四丁目10番1号 新キ ャタピラー三菱株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受孔と該軸受孔を横切って直径方向に
    延びる係止孔とが形成されている軸受体と、直径方向に
    延びる貫通被係止孔が形成されている軸と、該軸を該軸
    受体に挿入して該被係止孔を該係止孔に整合させた状態
    で該係止孔及び該被係止孔に挿入される係止ピン部材と
    を含む軸装着構造において、 該係止孔と該被係止孔とのいずれか一方には、該係止孔
    又は該被係止孔を直径方向に拡張させた形態のリテーナ
    収容空間が付設されており、該リテーナ収容空間にはピ
    ン挿通孔を有するリテーナが収容されて、該係止孔及び
    該被係止孔の軸線方向への移動が規制され、該係止ピン
    部材は該リテーナの該ピン挿通孔に挿通されて該リテー
    ナに固定される、ことを特徴とする軸装着構造。
  2. 【請求項2】 該係止ピン部材は該リテーナの該ピン挿
    通孔に圧入されて該リテーナに固定される、請求項1記
    載の軸装着構造。
  3. 【請求項3】 該リテーナ収容空間は該軸受孔の内周面
    に形成されている、請求項1又は2記載の軸装着構造。
  4. 【請求項4】 該リテーナ収容空間は該軸の外周面に形
    成されている、請求項1又は2記載の軸装着構造。
  5. 【請求項5】 軸受孔と該軸受孔を横切って直径方向に
    延びる係止孔とが形成されている軸受体と、直径方向に
    延びる貫通被係止孔が形成されている軸と、該軸を該軸
    受体に挿入して該被係止孔を該係止孔に整合させた状態
    で該係止孔及び該被係止孔に挿入される係止ピン部材と
    を含む軸装着構造において、 該係止孔は、一端に該軸受体の外面に開口された開口端
    を有し、他端に該軸受体の中で閉じられた閉鎖端を有
    し、該開口端には内周面に雌ネジが形成されており、該
    雌ネジには雄ネジ部材が取り付けられている、ことを特
    徴とする軸装着構造。
  6. 【請求項6】 該係止ピン部材と該雄ネジ部材とは一体
    に形成されている、請求項5記載の軸装着構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002299432A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Ngk Insulators Ltd セラミックサセプターの支持構造
CN109050757A (zh) * 2018-08-26 2018-12-21 深圳市领航致远科技有限公司 一种代步车的车轮连接结构和代步车
CN109080751A (zh) * 2018-08-26 2018-12-25 深圳市领航致远科技有限公司 一种代步车的车轮连接结构和代步车

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