JP2714772B2 - 配管吊バンド吊下用ターンバックルのボルト抜止装置 - Google Patents

配管吊バンド吊下用ターンバックルのボルト抜止装置

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JP2714772B2
JP2714772B2 JP7091655A JP9165595A JP2714772B2 JP 2714772 B2 JP2714772 B2 JP 2714772B2 JP 7091655 A JP7091655 A JP 7091655A JP 9165595 A JP9165595 A JP 9165595A JP 2714772 B2 JP2714772 B2 JP 2714772B2
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善晴 高橋
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L3/00Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
    • F16L3/14Hangers in the form of bands or chains

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,建築物に配管を行うに
用いる配管吊バンド吊下用ターンバックルのボルト抜止
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種建築物の配管は,周知のとおり一
般にターンバックルと該ターンバックルに締着吊下する
配管吊バンドを備えたものとされ,ターンバックルを上
階スラブから垂下した吊ボルトに螺着支持し,該ターン
バックルの吊下部に配管吊バンドを締着吊下して,該配
管吊バンドによって上階スラブ下の天井裏側に配管パイ
プを吊持ち支持するものとされる。
【0003】このときターンバックルは,上記吊ボルト
螺着用の上端ネジ部と,配管吊バンド締着吊下用にして
ボルト挿通孔を有する吊下部とを備え,該吊下部はボル
ト挿通孔を透設した単一の吊下片により又は離隔対向一
対の吊下片により形成したものとされ,また配管吊バン
ドは,一般に蝶番を介設して開閉自在に連結した半円状
一対の配管受部と,該各配管受部先端一対のボルト挿通
孔を透設した吊片とを備えたものとされ,上記ターンバ
ックルへの配管吊バンドの締着吊下は,具体的にはター
ンバックルの吊下部を挟むようにその外側面に配管吊バ
ンドの上記一対の吊片を重合した上,吊下部及び一対の
吊片の上記ボルト挿通孔にボルトを挿通して吊下部の一
側面においてナットを締着することによって行うものと
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍らこの場合,
上方高所における配管吊バンドの締着作業を容易化する
ように,ターンバックルのボルト挿通孔とボルトとの関
係は,例えば10.5mm径のボルト挿通孔に8mm径
のボルトを用いるという如くに,ボルトが遊嵌状となる
ようにボルト挿通孔をボルト遊嵌の丸孔としたものとさ
れているので,ターンバックルのボルト挿通孔にボルト
を挿通して,ナット未装着の状態でこれを仮持ちさせよ
うとしても,ボルトがターンバックルから外れ,その落
下を招くことになる。
【0005】即ち吊ボルトに螺着支持したターンバック
ルに対して個別に配管吊ボルトを締着吊下げするように
配管作業を行う場合には,敢えてボルトを仮持ちさせる
必要はないが,この配管作業にあっては,所定長さの配
管パイプを作業者が人手で持った上,他の作業者が配管
パイプを抱持状に配管吊バンドを閉めた上,各ターンバ
ックルに対する締着吊下を行うことになり,一般に複数
の作業者を必要とする。
【0006】そこで配管作業の効率化のために,例えば
吊ボルトに螺着支持した複数のターンバックルに対し
て,予め一方の吊片を支承することにより配管受部を開
放した状態の各配管吊バンドを上記吊下部に片持ちした
ボルトを仮持ちするようにし,又はナット紛失防止のた
めにこれにナットを仮締着した上,片手で持った配管パ
イプを抱持状に各配管吊バンドを閉鎖し,その順次の締
着吊下を行うようにすれば,単独の作業者によって簡易
且つ確実な配管作業を行い得ることになるが,上記配管
作業においては,ボルトの仮持ちをなし得ないから,ボ
ルト挿通後直ちに又は仮締着したナットを外した際にボ
ルトと配管吊バンドが落下し,ボルトと配管吊バンドの
再度のセットを行わざるを得ず,返って煩雑な作業にな
る。
【0007】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で,その解決課題とする処は,第1に単独の作業者によ
って簡易且つ確実にして効率的な配管作業を行うに適す
るように,ナット未装着のボルトを保持して,配管受部
を開放した状態にターンバックルの吊下部に片持ちした
配管吊バンドの落下を防止し得るようにした配管吊バン
ド吊下用ターンバックルのボルト抜止装置を提供するに
あり,第2にこれに加えて更に配管吊バンドの締着吊下
げの締着強度を向上し,緩みの可能性を可及的に解消す
る配管吊バンド吊下用ターンバックルのボルト抜止装置
を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1の課題
に添って,ターンバックルの吊下部に,ボルト軸を弾発
的に保持し,引掛的に保持し,又は摩擦的に保持するよ
うにすることにより,上記配管受部を開放した配管吊バ
ンドを上記吊下部に片持ちするように吊下部に遊嵌状に
挿通したナット未装着ボルトの抜止を行うことによっ
て,上記片持ちした配管吊バンドの落下を防止するよう
にした配管バンド片持ち用ボルト抜止手段を備えたもの
とし,また上記第2の課題に添って,該ボルト抜止手段
を,ボルトナット締着方向にも併せて弾発性を呈するも
のとしたものであって,即ち上記第1の課題に添って,
請求項1に記載の発明は,これをターンバックルと該タ
ーンバックルに締着吊下する配管吊バンドとを備え,上
記ターンバックルにおける配管吊バンド締着吊下用の吊
下部を形成する離隔対向一対の吊下片間に介設して,配
管受部を開放した配管吊バンドを上記吊下部に片持ちす
るように遊嵌状に挿通したナット未装着ボルトのボルト
軸を上記吊下片間で弾発保持する吊下片間介設部材によ
る配管バンド片持ち用ボルト抜止手段を備えてなること
を特徴とする配管吊バンド吊下用ターンバックルのボル
ト抜止装置とし,請求項2に記載の発明を,ターンバッ
クルと該ターンバックルに締着吊下する配管吊バンドと
を備え,上記ターンバックルにおける配管吊バンド締看
吊下用の吊下部を形成する単一又は重合対向一対の吊下
片の一方又は双方の外側面に添設して,配管受部を開放
した配管吊バンドを上記吊下部に片持ちするように遊嵌
状に挿通したナット未装着ボルトのボルト軸を上記吊下
片の外側面で弾発保持する吊下片添設部材による配管バ
ンド片持ち用ボルト抜止手段を備えてなることを特徴と
する配管吊バンド吊下用ターンバックルのボルト抜止装
置とし,請求項3に記載の発明を,上記ボルト軸を弾発
保持する吊下片間介設部材又は吊下片添設部材に代え
て,ボルト軸を引掛保持し又は摩擦保持する吊下片間介
設部材又は吊下片添設部材を用いてなることを特徴とす
る請求項1又は2に記載の配管吊バンド吊下用ターンバ
ックルのボルト抜止装置とし,また上記第2の課題に添
って,請求項4に記載の発明を,上記吊下片間介設部材
又は吊下片添設部材を,併せてボルトナット締着方向に
弾発性を有するゴム,合成樹脂又は金属製の吊下片間介
設部材又は吊下片添設部材としてなることを特徴とする
請求項1,2又は3に記載の配管吊バンド吊下用ターン
バックルのボルト抜止装置とし,これらをそれぞれ発明
の要旨として上記各課題の解決手段としたものである。
【0009】本発明において上記ボルト軸を弾発保持す
る配管バンド片持ち用ボルト抜止手段は,例えばボルト
挿通孔より径小のボルト透孔を有して該ボルト透孔を通
したボルト軸を弾発保持する態様,ボルト挿通孔を閉塞
する一方で放射状等の切込みによって拡開して中心を押
圧するように通したボルト軸を弾発保持する態様を含
み,またボルト軸を引掛保持又は摩擦保持する配管バン
ド片持ち用ボルト抜止手段は,例えばボルト挿通孔の径
内の全周又は一部に突出する引掛部にボルト軸のネジ溝
を引掛係止することによりボルト軸を弾発保持する態
様,ボルト挿通孔より径小にしてボルト軸を水平方向引
抜自在とし,幅厚にして摩擦性を有するゴム,発泡合成
樹脂等の摩擦力により水平又は傾斜状態にボルト軸を摩
擦保持する態様を含み,またこれら配管バンド片持ち用
ボルト抜止手段は,ターンバックルとは別の部材を,タ
ーンバックルの吊下片間に弾発的に挿入し又はこれに接
着等の固定手段を施すことにより,或いは一方の吊下片
内側面に接着等の固定手段を施すことにより介設し,一
方又は双方の吊下片外側面に接着等の固定手段を施すこ
とにより添設し,更には一方の吊下片に対して嵌着固定
することにより上記介設乃至添設を行う態様を一般とす
るが,特に上記引掛保持するものにあっては,上記に加
えて,更にターンバックルの製造に際して吊下部に一体
のものとする態様によることができる。
【0010】また上記配管バンド片持ち用ボルト抜止手
段を,ターンバックルとは別の部材を介設又は添設する
とき,該部材は,弾発保持のためにゴム,軟質又は半硬
質合成樹脂,発泡合成樹脂のピース部材を,引掛保持の
ために硬質合成樹脂,金属のピース部材,摩擦保持のた
めに幅方向に厚みを有するゴム,軟質合成樹脂,発泡合
成樹脂等摩擦性を有するピース部材の態様によるものと
することができ,更にこれに上記ボルトナット締着方向
に弾発性を有するゴム,合成樹脂又は金属のものとする
とき,ゴム,合成樹脂等素材の弾発性を用いるものの
他,特に金属にあってはスプリングワッシャー又はこれ
に類するように加工によって付与した弾発性を用いる態
様のものとすることができる。
【0011】
【実施例】以下実施例を示す図面に従って本発明を更に
具体的に説明すれば,図1乃至図5においてAは,吊ボ
ルト1を介して上階スラブBに配管パイプCを上吊り状
に吊持ち支持する配管吊具,10,20及び30は,該
配管吊具Aを構成するそれぞれターンバックル,配管吊
バンド及びボルトナットを示す。
【0012】本例においてターンバックル10は,回転
自在に設置した上端の回転ナット11と,配管吊バンド
20締着吊下用にしてボルト挿通孔14を有する吊下部
12とを備え,該吊下部12は,これを上記ボルト挿通
孔14を透設した離隔対向一対の吊下片13により形成
したものとするとともに上記吊下部12に配管バンド2
0片持ち用ボルト抜止手段15を備えたものとしてあ
り,一方配管吊バンド20は,蝶番23を介設して開閉
自在に連結した半円状一対の配管受部21と,該各配管
受部先端一対のボルト挿通孔26を透設した吊片24と
を備えたものとし,またボルトナット30は,六角ボル
ト31とそのボルト軸に適合した六角ナット32とによ
るものとしてある。
【0013】ターンバックル10が,その吊下部12に
備えた上記配管バンド20片持ち用ボルト抜止手段15
は,これを上記ターンバックル10の配管吊バンド20
締着吊下用の吊下部12を形成する離隔対向一対の吊下
片13間に介設して,配管受部21を開放した配管吊バ
ンド20を上記吊下部12に片持ちするように遊嵌状に
挿通したナット32未装着ボルト31のボルト軸を弾発
保持する吊下片13間介設部材によるものとしてあり,
また該ボルト抜止手段15の介設部材は,本例にあって
併せてボルトナット30締着方向に弾発性を有するゴ
ム,合成樹脂又は金属製のもののうちから,例えば発泡
合成樹脂の発泡ポリエチレン製の介設部材によるものと
してある。
【0014】即ち本例の配管バンド20片持ち用ボルト
抜止手段15は,上記吊下部12の吊下片13よりやや
寸法を小さくして,例えば2.5cm径にして厚さを5
mmとし,中央に7mm径のボルト透孔16を透設した
厚肉円盤形クッション性のピース部材として,発泡ポリ
エチレン製の介設部材により,これを離隔対向一対の吊
下片13間に弾発的に圧入するように挿入して,これら
吊下片13間に介設して,吊下部12に設置し,上記ボ
ルト31のボルト軸を弾発保持する一方,ボルトナット
30の締着方向の弾発性によってボルトナット30の締
着強度を向上するものとしてある。
【0015】上記ボルト31のボルト軸の弾発保持は,
吊下部12,即ち吊下片13に設けたボルト31の遊嵌
状挿通用のボルト挿通孔14より径小化し,ボルト31
の押込み貫通を可能とするようにボルト透孔16を設定
することによって,発泡ポリエチレンの素材による弾性
を用いて行うものとしてあり,本例にあって上記ボルト
挿通孔14は,例えば10.5mm径にして,8mm径
のボルト31を遊嵌する遊嵌孔とする一方,上記ボルト
透孔16を7mm径としたことにより,上記ボルト挿通
孔14の径小化とボルト31の押込み貫通並びにその弾
発保持を可能としたものとしてある。
【0016】また上記ボルトナット30の締着強度の向
上は,本例の上記介設部材を,発泡ポリエチレン単独の
ピース部材としたことにより,その素材による弾性でボ
ルトナット30の締着方向の弾発性を得ることによって
行うものとしてある。
【0017】図中22は配管吊バンド20の配管受部2
1にその長手方向に膨出した補強リブ,25は配管吊バ
ンド20のボルト31挿通側一方の吊片24に隆起状に
膨出して単一又は一対設けることによりボルト31の回
り止めである。
【0018】本例の配管吊具Aによる配管パイプCの吊
持ち支持は,例えば上階スラブBに所定間隔のホールイ
ンアンカー2を埋込み設置し,これに吊ボルト1を螺着
垂下する吊ボルト設置工程,各吊ボルト1に対して各タ
ーンバックル10を螺着支持するターンバックル設置工
程,各ターンバックル10に,配管吊バンド20を片持
ちしたボルト31を仮持ちし,必要に応じて該ボルト3
1に紛失防止用にナット32を仮締着する配管吊バンド
片持ちボルト設置工程,所定長さの配管パイプCを定位
置に持ち上げ,各配管吊バンド20に包持させ,ターン
バックル10に該配管吊バンド20をボルトナット30
で締着吊下する配管設置工程によって行うことができ,
この配管パイプCの吊持ち支持方法によれば,上記配管
吊バンド20を,その一方の吊片24のボルト挿通孔2
6にボルト31を通してこれを支承した上,ターンバッ
クル10の吊下部12のボルト抜止手段15の上記ボル
ト透孔16にボルト31を差込むように押込み貫通する
ことにより該ボルト31は,ボルト抜止手段15に弾発
保持され,配管受部21を上下に2連にして開放した配
管吊バンド20を片持ちして,該配管吊バンド20の荷
重を確実に支持し,ターンバックル10に,例えば上記
ナット32を仮締着したときには,これを外した場合を
含めたナット32未装着の状態においても,片持ちした
配管吊ハンド20の落下防止を行う如くに,その抜止め
がなされるに至り,従って上記配管設置工程において
も,配管パイプCを例えば左手で持ち,右手によりその
抱持作業,配管吊バンド20の締着作業をなし得ること
になり,従って本例の配管吊具Aにおいては,配管バン
ド片持ち用ボルト抜止手段15を備えたことによって,
上方高所における配管作業を単独の作業者により,簡易
且つ確実にして効率的に行うことが可能となる。
【0019】図6乃至図9はその他の例を示したもの
で,図6は,配管バンド20片持ち用ボルト抜止手段1
5を,ターンバックル10における配管吊バンド20締
着吊下用の吊下部12を形成する単一又は重合対向一対
の吊下片13の一方又は双方の外側面に,例えば接着の
固定手段によって添設して上記と同様に,配管受部21
を開放した配管吊バンド20を上記吊下部12に片持ち
するように遊嵌状に挿通したナット32未装着ボルト3
1のボルト軸を上記吊下片13の外側面で弾発保持する
吊下片13添設部材によるものとしてあり,本例にあっ
て該添設部材は,これを発泡ポリエチレン単独のピース
部材の添設部材とし,また上記吊下部12は,これを重
合対向一対の吊下片13によって単一状の吊下部として
構成した例によるものとしてある。
【0020】図7は,同じく配管バンド20片持ち用ボ
ルト抜止手段15を,ボルト挿通孔14を閉塞する一方
で,放射状の切込み17によって拡開して,中心を押圧
するように通したボルト軸を,拡開の弾発性によって保
持するようにゴム又は軟質合成樹脂単独のピース部材に
よって形成した介設部材によるものとした例である。
【0021】図8は,ボルト軸を弾発保持する吊下片1
3間介設部材によるボルト抜止手段に代えて,ボルト軸
を引掛保持する吊下片13間介設部材によるボルト抜止
手段15を用いた例であり,本例にあってボルト抜止手
段15は,スプリングワッシャー状の弾発性を有し,ボ
ルト挿通孔14を径小化するように該ボルト挿通孔14
の径内に突出する,中央ボルト透孔16の縁部を引掛部
18としたピース部材のスプリング金具を用い,前記例
と同様にターンバックル10の吊下部12を形成する離
隔対向一対の吊下片13間に介設した介設部材として,
ボルト軸を引掛保持するものとしてある。
【0022】図9は,同じくボルト軸を弾発保持する吊
下片13間介設部材によるボルト抜止手段に代えて,ボ
ルト軸を摩擦保持する吊下片13間介設部材によるボル
ト抜止手段15を用いた例であり,本例にあってボルト
抜止手段15は,前記発泡ポリエチレンやゴム等摩擦性
を有する幅厚にして単独のピース部材とした介設部材に
おけるボルト透孔16の径を,ボルト31のボルト軸の
径と同一か幾分径大化するようにし,ボルト挿通孔14
より径小にしてボルト軸を水平方向引抜自在とし,素材
の摩擦力により水平又は傾斜状態にボルト軸を保持する
ようにしたものとしてある。
【0023】これらはいずれも前記例と同様に,配管受
部21を開放した配管吊バンド20を上記吊下部12に
片持ちするように遊嵌状に挿通したナット未装着ボルト
31のボルト軸を弾発保持して,その落下と配管吊バン
ド20の落下を防止するとともにそれぞれボルトナット
30締着方向の弾発性を有して,ボルトナット30の締
着強度の向上に資する。
【0024】図示した例は以上のとおりとしたが,ター
ンバックルの吊下部を単一の吊下片による単一舌状のも
のとして構成し,吊下片添設部材をその一方又は双方外
側面に添設する添設部材とすること,ボルト抜止手段の
吊下片間介設部材又は吊下片添設部材を金属とゴム又は
合成樹脂等の複合部材として構成し,例えば弾発保持や
摩擦保持を行うときゴム又は合成樹脂により,例えば引
掛保持を行うとき金属又は合成樹脂によりボルト軸との
係合部位を構成すること,配管吊バンドを上記蝶番を介
設した一対の配管受部を有するものに代えて,配管受部
間を他の開閉手段で連結したものとして構成すること,
吊下片間介設部材又は吊下片添設部材の吊下部への固定
を行うとき,ネジ止め,嵌着等接着以外の固定手段によ
ること等を含めて,本発明の実施に当っては,ターンバ
ックル,吊下部,配管バンド片持ち用ボルト抜止手段,
配管吊バンド,ボルトナットの各具体的形状,構造,材
質,寸法,これらの関係,これらに対する付加,使用態
様,配管方法等は,上記発明の要旨に反しない限り様々
に変更し得て,以上に示した態様のものに限定するもの
ではない。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上のとおり構成したから,請
求項1乃至3に記載の発明は,それぞれ配管受部を開放
した配管吊バンドを吊下部に片持ちするように遊嵌状に
挿通したナット未装着ボルトのボルト軸を保持してその
抜止めによる落下防止とこれによる配管吊バンドの落下
防止を行うことができ,従って単独の作業者による簡易
且つ確実にして効率的な配管作業を行うことを可能とす
る配管吊バンド吊下用ターンバックルのボルト抜止装置
を提供することができる。
【0026】また請求項4は,上記に加えて更にボルト
ナットによる配管吊バンド締着吊下の締着強度を向上
し,緩みの可能性を可及的に解消した配管吊バンド吊下
用ターンバックルのボルト抜止装置とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ターンバックルと配管吊バンドの関係を示す設
置状態の正面図
【図2】ターンバックルと配管吊バンドの関係を示す部
分拡大正面図
【図3】ターンバックルと配管吊バンドの関係を示す部
分拡大側面図
【図4】ターンバックルとボルト抜止手段の関係を示す
分解斜視図
【図5】配管吊バンドを片持ちしたボルトとターンバッ
クルとの関係を示す斜視図
【図6】他の例を示す部分拡大正面図
【図7】他の例を示す斜視図
【図8】他の例を示す分解斜視図
【図9】他の例を示す斜視図
【符号の説明】
A 配管吊具 B スラブ C 配管パイプ 1 吊ボルト 10 ターンバックル 12 吊下部 13 吊下片 14 ボルト挿通孔 15 ボルト抜止手段 20 配管吊バンド 24 吊片 30 ボルトナット 31 ボルト 32 ナット

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターンバックルと該ターンバックルに締
    着吊下する配管吊バンドとを備え,上記ターンバックル
    における配管吊バンド締着吊下用の吊下部を形成する離
    隔対向一対の吊下片間に介設して,配管受部を開放した
    配管吊バンドを上記吊下部に片持ちするように遊嵌状に
    挿通したナット未装着ボルトのボルト軸を上記吊下片間
    で弾発保持する吊下片間介設部材による配管バンド片持
    ち用ボルト抜止手段を備えてなることを特徴とする配管
    吊バンド吊下用ターンバックルのボルト抜止装置。
  2. 【請求項2】 ターンバックルと該ターンバックルに締
    着吊下する配管吊バンドとを備え,上記ターンバックル
    における配管吊バンド締着吊下用の吊下部を形成する単
    一又は重合対向一対の吊下片の一方又は双方の外側面に
    添設して,配管受部を開放した配管吊バンドを上記吊下
    部に片持ちするように遊嵌状に挿通したナット未装着ボ
    ルトのボルト軸を上記吊下片の外側面で弾発保持する吊
    下片添設部材による配管バンド片持ち用ボルト抜止手段
    を備えてなることを特徴とする配管吊バンド吊下用ター
    ンバックルのボルト抜止装置。
  3. 【請求項3】 上記ボルト軸を弾発保持する吊下片間介
    設部材又は吊下片添設部材に代えて,ボルト軸を引掛保
    持し又は摩擦保持する吊下片間介設部材又は吊下片添設
    部材を用いてなることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の配管吊バンド吊下用ターンバックルのボルト抜止装
    置。
  4. 【請求項4】 上記吊下片間介設部材又は吊下片添設部
    材を,併せてボルトナット締肴方向に弾発性を有するゴ
    ム,合成樹脂又は金属製の吊下片間介設部材又は吊下片
    添設部材としてなることを特徴とする請求項1,2又は
    3に記載の配管吊バンド吊下用ターンバックルのボルト
    抜止装置。
JP7091655A 1995-03-24 1995-03-24 配管吊バンド吊下用ターンバックルのボルト抜止装置 Expired - Lifetime JP2714772B2 (ja)

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