JP3359976B2 - 制振装置 - Google Patents

制振装置

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    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F7/00Vibration-dampers; Shock-absorbers
    • F16F7/10Vibration-dampers; Shock-absorbers using inertia effect
    • F16F7/1005Vibration-dampers; Shock-absorbers using inertia effect characterised by active control of the mass
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04HBUILDINGS OR LIKE STRUCTURES FOR PARTICULAR PURPOSES; SWIMMING OR SPLASH BATHS OR POOLS; MASTS; FENCING; TENTS OR CANOPIES, IN GENERAL
    • E04H9/00Buildings, groups of buildings or shelters adapted to withstand or provide protection against abnormal external influences, e.g. war-like action, earthquake or extreme climate
    • E04H9/02Buildings, groups of buildings or shelters adapted to withstand or provide protection against abnormal external influences, e.g. war-like action, earthquake or extreme climate withstanding earthquake or sinking of ground
    • E04H9/021Bearing, supporting or connecting constructions specially adapted for such buildings
    • E04H9/0215Bearing, supporting or connecting constructions specially adapted for such buildings involving active or passive dynamic mass damping systems

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地震や風等の外力によ
る構造物の振動を低減する制振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】中高層のビルなどの構造物に振動低減用
のコントロールデバイスを備えるとともに、外部からエ
ネルギの供給を受けて積極的に振動の低減を図る制振装
置としては、特開昭63−217075号公報に開示さ
れるように、構造物上に載置した付加マスをアクチュエ
ータで変位させることにより風や地震などの外力による
構造物の揺れを抑制するものが知られている。
【0003】これについて説明すると、図7、図8にお
いて、構造物1の上部には制振装置が設置され、底部に
車輪10を有するほぼ直方体の付加マス2が構造物1の
最上部の床上に移動可能に配設される。
【0004】付加マス2の周面には図中上下左右から複
動型の油圧シリンダ6が連結され、この油圧シリンダ6
のロッド7の一端が付加マス2を囲むように構造物1に
立設した壁8に連結されるとともに、油圧ユニット9か
ら供給された圧油に応じて油圧シリンダ6が付加マス2
を駆動する。
【0005】図9は図7、図8で示した制御装置を制御
対象とする制御モデルである。ただし、簡略化のために
付加マス2は1本のシリンダ6で移動するようになって
いる。実際の装置では、構造物1、付加マス2が図7に
おいて例えば水平方向に揺れれば、図9のモデルでは上
下方向に振動することになる。
【0006】構造物1と付加マス2には状態量を検出す
る手段としての変位センサ11、12がそれぞれ設けら
れ、状態量として構造物1の絶対変位x1、付加マス2
の絶対変位x2がそれぞれ検出される。
【0007】絶対変位x1、x2は構造物1、付加マス2
がそれぞれ中心位置にある場合を0として正負の値をと
るようにする。
【0008】これら変位センサ11、12からの信号
は、状態変数設定部31、演算部32から構成されるコ
ントローラ30に入力される。
【0009】状態変数設定部31では構造物1及び付加
マス2の絶対変位x1、x2から構造物1と付加マス2の
相対変位x2'を減算器33で演算するとともに、微分器
1、S2ではこの相対変位x2'と絶対変位x1とから構
造物1の絶対速度v1及び構造物1と付加マス2の相対
速度v2'が演算される。
【0010】こうして演算された状態変数(絶対変位x
1、絶対速度v1、相対変位x2'、相対速度v2')は演算
部32へ入力されて、各状態変数毎に予め設定された最
適フィードバックゲイン行列K=〔f123
4〕を乗じ、これら乗算値をそれぞれ加算した制御入
力uを次式により算出する。
【0011】 u = f11+f22 '+f31+f42' …(1) この最適フィードバックゲイン行列Kは最適レギュレー
タ理論に基づいて、その評価関数が最小となるように予
め設定されたものであり、この最適レギュレータ理論に
基づく最適フィードバックゲイン行列K及び評価関数の
算出方法については次のような書籍において周知のもの
である。
【0012】1.「システム制御理論入門」 第157
頁〜160頁(1979年12月15日実教出版株式会
社刊、小郷 寛、美多 勉著) この最適レギュレータ理論について簡単に説明すると、
構造物1に加わる励振力をFとする一方、さらに状態変
数x=[x12' v12']Tとし、図9のモデル
を表現する物理方程式に適当な線形化を行うと次式のよ
うに表現することができる。
【0013】
【数1】
【0014】上記(2)、(3)式のA、B、Eはそれ
ぞれ構造物1と制振装置の諸元から決定される4×4、
4×1、4×1の定数行列であり、Cは入力される状態
変数の数に応じて決定されるn×4(この場合、4×4
となる)の定数行列である。このとき、フィードバック
ゲイン行列Kは上記(2)式の行列A、Bを用いた次式
により算出される。
【0015】 K = −RK -1TK …(4) 但し、PKは次の(5)式に示す行列方程式の解であ
る。
【0016】 PKA+ATK−PKBRK -1TK+QK = 0 …(5) なお、QK、RKは設計パラメータである。
【0017】こうして演算された最適フィードバックゲ
イン行列Kに基づいてコントローラ30から出力される
制御入力uは、サーボ弁13のスプール14を駆動する
ソレノイド15に通電される。
【0018】サーボ弁13の図中上方に位置する3つの
ポートのうち、中央のポート16がポンプP(図示せ
ず)に、左右のポート17、18がタンクT(図示せ
ず)にそれぞれ連通する。また、図中下方に位置する2
つのポート19、20がそれぞれシリンダ6の上下の油
室と連通する。
【0019】図9において、構造物1が地震や風などの
外力を受けて図中上方向(図7における右方向)へ揺れ
始めると、変位センサ11、12で検知した信号をコン
トローラ30に入力して制御入力uを演算する。
【0020】制御入力uはソレノイド15に通電され、
サーボ弁13のスプール14が図7に示した位置まで右
方向へ駆動される。この状態ではシリンダ6の下方の油
室にポート13、20を介して作動油が供給される一
方、上方の油室の作動油がポート19、18を介してタ
ンクTに戻されるので、シリンダ6内のピストンが押し
上げられる。
【0021】つまり、この油圧シリンダ6のロッド7が
付加マス2を構造物1の動きに遅れて同じ側である上方
へと移動させる。一方、これとは逆に構造物1が下方に
揺れると、制御入力uの符号が反対になるので、スプー
ル14が図中左側へに摺動して付加マス2が下方へと駆
動される。
【0022】ここに、付加マス2を動かすことによって
発生する反力が、構造物1に加えられた外力に対抗して
反対方向となるので構造物1の振動が抑制され、さらに
作動油の圧縮性を加味することで最適の制振制御を行う
ものである。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の装置では制御系のモデル化の際に2次を超える高次
振動モードを無視して簡素化し、最適フードバック理論
に基づいて設定した制御ゲインは図10に示すように一
定値となり、構造物1の制振効果を向上させるために制
御ゲインを増大すると、図11に示すように無視した高
次振動モードによる振動や、サーボ弁13の応答特性及
び作動油の圧縮性に起因する発振を生じる場合があり、
安定した制御特性が得られない場合があり、また、制御
ゲインが一定値であるために風力などによる非常に長周
期の外乱が構造物1に加わる場合には、図12に示すよ
うに長周期の外乱に応答して付加マス2の変位が過大と
なり、地震等の外乱を減衰するための油圧シリンダ6の
有効ストロークが減少してしまうという問題点があるだ
けでなく、コントローラ30に必要な状態量はすべて入
力しなければならず、変位センサあるいは状態変数設定
部31が複雑化して装置の製造コストを増大させる一因
となっていた。
【0024】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、構造物の高次振動モードによる振動及び作
動油の圧縮性あるいはサーボ弁の応答特性に起因する発
振を抑制するとともに、長周期の外乱による付加マスの
有効ストロークの減少を抑制しながらも製造コストの増
大を抑制可能な制振装置を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、図1に示
すように、構造物の振動方向に運動可能な付加マス56
と、サーボ弁を介して前記付加マス56を駆動するアク
チュエータ55と、構造物の振動に関する状態変数の状
態量を求める状態量検出手段51と、最適レギュレータ
理論に基づいて予め設定した最適フィードバックゲイン
行列から制御入力を演算する制御入力演算手段53と、
この制御入力により前記アクチュエータを駆動する手段
54とを備えた制振装置において、構造物の絶対速度及
び構造物と付加マスの相対変位から、構造物の変位及び
速度、付加マスの相対変位及び相対速度を推定するカル
マンフィルタ52を有し、カルマンフィルタで推定され
た前記状態量に応じて前記制御入力演算手段53が前記
最適フィードバックゲイン行列に基づいて制御入力を演
算することで、構造物の1次振動モードの挙動を強調す
るように前記サーボ弁へ指令する。
【0026】また、第2の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記カルマンフィルタは、構造物の絶対速度、構
造物と付加マスの相対変位及び相対速度から、構造物の
変位及び速度、付加マスの相対変位及び相対速度を推定
する。
【0027】
【0028】
【0029】
【作用】したがって、第1の発明は、カルマンフィルタ
は予め内部に制御対象のモデルを備えて、実際の制御対
象に加わる外乱及びノイズを統計的にとらえ、状態量検
出手段から入力された状態量と内部モデルの状態量との
2乗誤差が最小となるように内部モデルを修正するよう
状態量を推定演算する。制御入力演算手段はこうして演
算された推定状態量と予め設定された最適フィードバッ
クゲイン行列とから制御入力を演算するとともに駆動手
段を介して付加マスを駆動するため、構造物の1次モー
ドの制振に必要な周波数領域の制御ゲインを強調するこ
とができる。
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【実施例】図2に本発明の実施例を示す。
【0034】図2において、構造物1の最上部に配設さ
れた付加マス2は前記従来例の図7、図8と同様に構成
され、油圧ユニット9から供給された圧油に応じてアク
チュエータとしての油圧シリンダ6が付加マス2を駆動
するもので、同一のものに同一の図番を付して重複説明
を省略する。
【0035】構造物1の最上部には絶対速度v1を検出
する速度センサ4と、構造物1と付加マス2の相対変位
2'を検出する変位センサ5が油圧シリンダ6に配設さ
れ、これら速度センサ4及び変位センサ5から状態量検
出手段が構成される。
【0036】速度センサ4及び変位センサ5からの状態
変数v1、x2'はそれぞれコントローラ3に入力され、
コントローラ3は状態量に応じて演算した制御入力uに
基づいてサーボ弁13を駆動することで付加マス2が構
造物1に加わる振動を抑制する。
【0037】このコントローラ3は2つの状態変数[絶
対速度v1、相対変位x2']Tから構造物1の絶対変位x
S1及び構造物1に対する付加マス2の相対速度vS2′を
推定するカルマンフィルタ3Bと、カルマンフィルタ3
Bで演算された推定状態量XSと予め設定された最適フ
ィードバックゲイン行列Kに基づく制御入力uを演算す
る最適レギュレータ3Aとから構成される。
【0038】ここで、カルマンフィルタ3Bは定常カル
マンフィルタ理論に基づいて演算を行うもので、この定
常カルマンフィルタ理論については前記周知例(「シス
テム制御理論入門」)の第173頁〜179頁において
周知のものであり、ここではその概略について説明す
る。
【0039】カルマンフィルタ3Bは制御対象のモデル
を内部に収装し、実際の制御対象に加わる外乱及びノイ
ズを統計的にとらえ、入力された状態量と内部モデルの
状態量との2乗誤差が最小となるように内部モデルを修
正するもので、このときカルマンフィルタ3Bの内部モ
デルから制御対象の状態量を推定演算するものである。
なお、推定状態量XSは推定絶対変位xS1、絶対速度v
S1、相対変位xS2'、推定相対速度vS2'から構成され、
入力された既知の状態量から外乱が収束して充分に時間
が経過した後にvS1=v1、xS2′=x2′となる。
【0040】カルマンフィルタ3Bにおける推定状態量
Sの演算は次式に基づいて行われる。
【0041】
【数2】
【0042】上記(5)式において、Lは後述するフィ
ルタゲイン行列で、A、Bは前記従来例の(2)式と同
様の値を用い、Cは前記(3)式と同様にしてカルマン
フィルタ3Bへ入力される状態量が2つであることから
次式のようになる。
【0043】
【数3】
【0044】一方、フィルタゲイン行列Lは上記(6)
式から次式により演算される。
【0045】L = PLTL -1 …(7) ただし、RLは設計パラメータで、PLは次式に示す行列
方程式の解である。
【0046】 PLTAP L−PLTL -1 CP L+EQLT = 0 …(8) ここで、QLも設計パラメータであり、QL、RLはとも
にスカラ量で表される。
【0047】演算された推定状態変数XS(推定絶対変
位xS1、絶対速度vS1、相対変位xS2'、推定相対速度
S2')は最適レギュレ−タ3Aへ入力されて、各状態
変数毎に前記従来例と同様にして最適レギュレータ理論
に基づいて予め設定された最適フィードバックゲイン行
列K=〔f1234〕との演算が行われる。
【0048】最適レギュレ−タ3Aで演算されたフィー
ドバックゲイン行列Kは前記従来例に示した(1)式と
同様にして制御入力uを算出するとともにサーボ弁13
に出力する。
【0049】カルマンフィルタ3Bで推定された推定状
態量XSに基づいて最適レギュレ−タ3Aから出力され
る制御入力uの制御特性は図3に示すようになる。
【0050】図中構造物1の制振を行う振動周波数領域
である約0.15Hz〜0.4Hzの1次振動モードで
は制御ゲインが強調されるのに対し、構造物1の高次振
動モードとしての約0.5〜2Hzの高周波振動領域及
び作動油の圧縮性による約10Hz以上の高周波域が減
衰されるとともに、風力の変動による長周期の振動領域
である約0.01Hz近傍の低周波振動領域も減衰され
る。
【0051】こうして、制振を行う1次振動モードに対
応する振動周波数領域での制御ゲインを強調する一方、
その他の振動周波数領域における制御ゲインを減衰した
制御特性を備えたコントローラ3による構造物1の制振
特性は図4に示すようになり、前記従来例に示した図1
1のように高次振動モードによる振動や、サーボ弁13
の応答特性及び油圧シリンダ6の作動油の圧縮性に起因
する振動を抑制することができ、安定した制御特性を得
ることができるのである。
【0052】また、構造物1に非常に長周期の外乱が加
わった場合には図5(A)、(B)に示すように構造物
1の微小な変位に応答することなく付加マス2はほぼ中
央位置を保持することができ、制振を行うべき地震等の
外乱を減衰するための油圧シリンダ6の有効ストローク
を確保することができ、周囲の外乱の影響を抑制して常
時制振性能を確保することができるのである。
【0053】さらにコントローラ3は入力された2つの
状態量(構造物1の絶対速度v1、付加マス2の相対変
位x2')から最適レギュレータ3Aの演算に必要な4つ
の状態量を推定演算するカルマンフィルタ3Bを備えた
ため、変位センサ5あるいは速度センサ4等で構成され
る状態量検出手段の構成を簡易にすることができ、装置
の複雑化を抑制して信頼性を向上させるとともに、製造
コストの増大を抑制することができるのである。
【0054】図6は他の実施例を示し、前記第1実施例
における付加マス2の構造物1に対する相対速度v2
を検出する速度センサ5Vを付加したもので、その他の
構成は前記第1実施例と同様である。
【0055】この場合、カルマンフィルタ3Bで演算さ
れる推定状態量XSのうち外乱が収束して充分に時間が
経過した後には付加マス2の相対速度vS2′=v2′と
なり推定状態量XSの演算精度を向上させて制振性能を
向上させることができるのである。
【0056】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、第1
の発明は、カルマンフィルタは予め内部に制御対象のモ
デルを備えて、実際の制御対象に加わる外乱及びノイズ
を統計的にとらえ、状態量検出手段から入力された状態
量と内部モデルの状態量との2乗誤差が最小となるよう
に内部モデルを修正するよう状態量を推定演算する。こ
うして演算された推定状態量に基づいて制御入力演算手
段は最適フィードバックゲイン行列に応じた制御入力を
演算し、駆動手段を介して付加マスを駆動するため、構
造物の1次モードの制振に必要な周波数領域の制御ゲイ
ンを強調することができ、構造物に加わる周囲の外乱ま
たは制御系の発振を抑制して安定した制御特性を得るこ
とができる。
【0057】
【0058】
【0059】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクレーム対応図である。
【図2】本発明の実施例を示す概略構成図である。
【図3】制御ゲインと周波数の関係を示す特性図であ
る。
【図4】構造物の減衰特性を示す図である。
【図5】風などの外乱による構造物の変位と付加マスの
変位を示す図で、(A)は付加マスの変位を、(B)は
構造物の変位を示す。
【図6】他の実施例を示す概略構成図である。
【図7】制振装置の側面を示す概略構成図である。
【図8】同じく平面図である
【図9】従来の制御モデルのブロック図である。
【図10】従来の構造物の減衰特性を示す図である。
【図11】構造物の減衰特性を示す図である。
【図12】従来の風などの外乱による構造物の変位と付
加マスの変位を示す図で、(A)は付加マスの変位を、
(B)は構造物の変位を示す。
【符号の説明】
1 構造物 2 付加マス 3 コントローラ 3A 最適レギュレータ 3B カルマンフィルタ 4 速度センサ 5 変位センサ 6 油圧シリンダ 51 状態量検出手段 52 カルマンフィルタ 53 制御入力演算手段 54 駆動手段 55 アクチュエータ 56 付加マス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−96580(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 9/02 341

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構造物の振動方向に運動可能な付加マス
    と、サーボ弁を介して前記 付加マスを駆動するアクチュエー
    タと、 構造物の振動に関する状態変数の状態量を求める状態量
    検出手段と、 最適レギュレータ理論に基づいて予め設定した最適フィ
    ードバックゲイン行列から制御入力を演算する制御入力
    演算手段と、 この制御入力により前記アクチュエータを駆動する手段
    とを備えた制振装置において、構造物の絶対速度及び構造物と付加マスの相対変位か
    ら、構造物の変位及び速度、付加マスの相対変位及び相
    対速度を推定するカルマンフィルタを有し、 カルマンフィルタで推定された前記状態量に応じて前記
    制御入力演算手段が前記最適フィードバックゲイン行列
    に基づいて制御入力を演算することで、構造物の1次振
    動モードの挙動を強調するように前記サーボ弁へ指令す
    ることを特徴とする制振装置。
  2. 【請求項2】前記カルマンフィルタは、構造物の絶対速
    度、構造物と付加マスの相対変位及び相対速度から、構
    造物の変位及び速度、付加マスの相対変位及び相対速度
    を推定するようにしたことを特徴とする請求項1に記載
    の制振装置。
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