JP3359246B2 - 部品装着装置 - Google Patents

部品装着装置

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JP3359246B2
JP3359246B2 JP29840996A JP29840996A JP3359246B2 JP 3359246 B2 JP3359246 B2 JP 3359246B2 JP 29840996 A JP29840996 A JP 29840996A JP 29840996 A JP29840996 A JP 29840996A JP 3359246 B2 JP3359246 B2 JP 3359246B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部品を目標位置に
装着する部品装着装置に関する。更に詳述すると、本発
明は、部品位置や装着の目標位置を検出するカメラを備
えた部品装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばTCP(Tape Carrie
r Package)等の部品をパソコン取付用のプリ
ント基板にロボットを用いて装着する部品装着装置で
は、装置側に固定された1台のカメラによりロボットの
保持する部品の位置を検出して、ヘッドに固定された他
のカメラにより基板の目標位置を検出する。そして、こ
れら部品位置と目標位置とからロボットのX軸方向及び
Y軸方向の移動距離を算出して該ロボットを移動させ、
基板の目標位置に部品を装着している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た部品装着装置では、部品位置と目標位置とを別個のカ
メラにより検出すると共に部品位置及び目標位置に基づ
いてロボットが移動するので、各カメラ同士の位置精度
とロボットの移動精度とが部品の装着精度に直接影響し
てしまい、部品を目標位置に高精度に装着することが困
難となってしまう。
【0004】すなわち、各カメラにより検出された部品
位置と目標位置とからロボットの移動距離が算出される
ので、各カメラ同士の位置に誤差があると移動距離にも
誤差が発生してしまう。また、算出された移動距離と、
これに基づいて移動されたロボットの実際の移動距離と
の間にも誤差が生じてしまう。さらに、作業中の温度や
湿度の変化によっても、各箇所に誤差を生じてしまう。
これらの理由により、部品装着の精度の向上が困難とな
ってしまう。
【0005】ロボットの移動の精度を向上させるため、
リニアスケールを設けることも考えられるが、コストが
向上してしまう。
【0006】そこで、本発明は、部品の装着を安価に高
精度で行うことができる部品装着装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1の部品装着装置は、供給された部品を保持
すると共に該部品を所定の目標位置に装着する保持部
と、目標位置の近傍に形成した目標基準マークの位置検
出及び保持した部品の保持部に対する保持位置の検出と
を行い、目標基準マークの位置及び保持位置を同時に検
出することができるカメラとを有する部品装着ヘッド
と、前記部品の保持位置から前記部品に対応した部品基
準マーク位置を算出し、前記部品基準マーク位置を用い
て前記保持角誤差の算出を行う誤差算出手段と、保持角
誤差に基づき保持部の角度を調整する角度調整機構と、
目標基準マークの位置と部品の保持位置とに基づいて部
品装着ヘッドを移動させることにより部品を目標位置に
位置させるヘッド移動機構とを備えると共に、前記カメ
ラ及びその撮影光学系は前記部品装着ヘッドに一体固定
して設けられて、尚かつカメラによる撮影方向と部品装
着ヘッドの移動方向とが垂直であるようにしている。
【0008】したがって、部品を保持する前の部品装着
ヘッドは、ヘッド移動機構により目標位置に移動して目
標基準マークをカメラで検出する。検出後、供給された
部品を保持部により保持し、カメラで該部品の該保持部
に対する保持位置を検出する。ここで、誤差算出手段に
より、部品の保持位置から部品に対応した部品基準マー
クの位置を算出し、部品基準マーク位置を用いて部品の
保持角誤差を算出することができる。このため、保持角
の誤差がより高精度に算出される。そして、この保持角
誤差に基づき、角度調整機構により保持部の角度を調整
して、部品と目標位置との角度を一致させる。
【0009】次いで、部品装着ヘッドが再び目標位置に
移動して、部品と目標位置とをほぼ一致させる。ここ
で、カメラにより部品を検出すると同時に、目標基準マ
ークも検出する。そして、部品位置と目標基準マークの
位置とを比較する。この比較に基づいて部品装着ヘッド
の位置を微調整し、部品位置と目標位置とを一致させて
装着する。
【0010】なお、部品位置の検出や角度調整や位置合
わせ等の動作は、部品装着ヘッドの保持部が部品を保持
した状態で目標位置に移動してから行うようにすること
もできる。
【0011】
【0012】さらに、請求項の部品装着装置は、部品
装着ヘッドに設けた保持部は部品を吸着保持する吸着ノ
ズルから成り、吸着ノズルを挟んだ2カ所にカメラを設
け、角度調整機構は吸着ノズルを回転させる回転手段と
し、吸着ノズルの出入機構を部品装着ヘッドに設け、ヘ
ッド移動機構は部品装着ヘッドを作業盤上のX軸方向及
びY軸方向に移動させる手段であるようにしている。
【0013】したがって、供給された部品を保持部が取
り出す際には、ノズル出入機構により吸着ノズルが繰り
出された状態で吸着保持する。そして、ノズル出入機構
により吸着ノズルが引き込まれ、これにより部品が持ち
上げられる。また、部品を目標位置に装着する際には、
ノズル出入機構により吸着ノズルが繰り出し、この状態
で吸着保持が解除され、部品の装着がなされる。
【0014】さらに、部品の保持角誤差に基づいて保持
部の角度を調整する際には、回転手段により吸着ノズル
を部品と共に回転させる。また、2つのカメラにより、
目標位置を挟んだ少なくとも2カ所に形成した目標基準
マークの各位置を検出する。
【0015】また、請求項の部品装着装置では、2つ
のカメラは部品の対角位置に配置したものとしている。
したがって、目標基準マークの位置及び保持位置の検出
が高精度に行われる。そして、請求項記載の発明は、
請求項1からのいずれかに記載の部品装着装置におい
て、保持部はカメラと前記部品との間に位置するように
している。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施の形態に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形
態では、TCPをプリント基板上に装着する部品装着装
置について説明しているが、他の部品を別の基板等に装
着する部品装着装置とすることができるのは勿論であ
る。
【0017】図2及び図3に示すように、部品装着装置
1は、フィーダ2から供給された例えばTCP3等の部
品を保持すると共に該TCP3を所定の目標位置、例え
ばプリント基板4の取付位置に装着する吸着ノズル5か
らなる保持部と、目標位置の近傍に形成した目標基準マ
ーク6,6の位置検出及び保持したTCP3の吸着ノズ
ル5に対する保持位置の検出とを行い、目標基準マーク
6,6の位置及び保持位置を同時に検出することができ
るカメラ7,7とを有する部品装着ヘッド8と、目標基
準マーク6,6の位置及び保持位置に基づきTCP3の
保持角の誤差を算出する誤差算出手段としてのCPU6
0と、保持角誤差に基づき吸着ノズル5の角度を調整す
る角度調整機構としての回転手段、即ち回転モータ9
と、目標基準マーク6,6の位置とTCP3の保持位置
とに基づいて部品装着ヘッド8を作業盤11上(以下、
XY面という。)で移動させることによりTCP3を目
標位置に位置させるヘッド移動機構12とを備えてい
る。
【0018】図3に示すように、部品装着ヘッド8は、
TCP3を作業盤11に垂直な方向(以下、Z軸方向と
いう。)に吸着保持する吸着ノズル5と、該吸着ノズル
5を挟む近傍の2カ所を視野F,Fとする2つのカメラ
7,7と、吸着ノズル5が保持したTCP3を照射する
ライト13と、吸着ノズル5をZ軸を中心に回転させる
角度調整機構としての回転モータ9と、吸着ノズル5を
Z軸に沿って摺動させるノズル出入機構としてのレシプ
ロケーションモータ10と、吸着ノズル5をZ軸方向に
沿って作業盤11から離隔する方向に付勢するばね14
とを備えている。
【0019】各カメラ7,7の撮影光学系の光路S上に
は、レンズ15やミラー16等の光学素子が配置されて
いる。このため、各光路Sは曲折され、撮影位置に対向
しない位置にカメラ7,7を取り付けることができる。
ここで、吸着ノズル5を挟むXY面上の2カ所の画像を
別個に検出することができれば、他の撮影光学系であっ
ても構わない。また、各カメラ7,7の取付位置は、部
品装着ヘッド8と一体的であれば限定されない。
【0020】本実施形態によれば、対角位置に設けた2
つのカメラ7,7を用いているので、最小限のカメラに
よりTCP3の最長部分を検出できて検出位置精度を向
上させることができる。なお、本実施形態では、対角位
置に設けた2つのカメラ7,7を用いているが、1つの
カメラであったり3つ以上のカメラであっても構わな
い。
【0021】図2に示すように、ヘッド移動機構12
は、作業盤11に固定された2本のY軸17,17と、
各Y軸17,17に沿って移動可能なヘッド用X軸18
と、該ヘッド用X軸18に対して摺動可能であると共に
部品装着ヘッド8を固定したスライダ19とを備えてい
る。ヘッド用X軸18とスライダ19との移動により、
部品装着ヘッド8は作業盤11上でX軸方向及びY軸方
向に移動することができる。
【0022】フィーダ2は段積みにストックされたTC
P3を一定の姿勢にして1つずつ取り出し、作業盤11
上に供給する。TCP3は、正方形の薄板状の本体の各
辺に微細な電極が多数放射状に設けられた形状とされて
いる。また、作業盤11には、Z軸方向を該作業盤11
側から照射するライトステージ20と、プリント基板4
を搬送するコンベア34とが配置されている。また、動
作を制御する動作制御部35は、図7に示すように、全
体の動作を統轄制御するシーケンサ40にコンベア34
とヒータヘッド24とロボットコントローラ50とが接
続してあり、ロボットコントローラ50にCPU60を
介して画像処理装置70が接続してあり、この画像処理
装置70に2つのカメラ7,7が接続することにより構
成されている。ここで、ロボットコントローラ50は、
部品装着ヘッド8とヒータヘッド24との動作を制御す
る。
【0023】図1に示すように、プリント基板4の中央
部には、TCP3取付用のほぼ正方形状のダイアタッチ
パッド21が設けられている。ダイアタッチパッド21
の周囲には、正方形の各辺に直交する多数の電極取付用
のプリントパターン22が形成されている。そして、ダ
イアタッチパッド21の四隅の近傍には、小円形状の目
標基準マーク6が4つ形成されている。また、プリント
パターン22にはハンダメッキが施されている。なお、
本実施形態では目標基準マーク6が4つ形成されている
が、部品装着に必要な精度に応じて形成数を変更しても
構わない。但し、十分な精度を得るためには、目標基準
マーク6を2カ所以上に設けることが好ましい。
【0024】一方、図2及び図4に示すように、部品装
着装置1の作業盤11には、はんだ付けを行うヒータヘ
ッド24と、該ヒータヘッド24をXY面上で移動させ
るヒータ移動機構25とが配置されている。ヒータヘッ
ド24は、作業盤11に向けて熱風を吹き出す正方形状
の吹出口を有するヒータ26と、該ヒータ26の作業盤
11への対向面以外の面を側方から挟んで囲むカバー2
7,27と、該カバー27,27内の空気を吸い込むブ
ロア28,28と、接着剤を供給する注射器29と、フ
ラックスを供給する注射器30とを備えている。
【0025】ヒータ移動機構25は、作業盤11上に固
定された各Y軸17,17に沿って移動可能なヒータ用
X軸31と、該ヒータ用X軸31に対して摺動可能であ
ると共にヒータヘッド24を固定したスライダ32とを
備えている。ヒータ用X軸31とスライダ32との移動
により、ヒータヘッド24は作業盤11上でX軸方向及
びY軸方向に移動することができる。
【0026】本実施形態では、部品装着ヘッド8とヒー
タヘッド24とを別個に備えているので、ヒータヘッド
24の熱が部品装着ヘッド8に伝わることがない。この
ため、部品装着ヘッド8によるTCP3の装着は、熱に
影響されずに高精度で行われる。また、部品装着ヘッド
8とヒータヘッド24とが別個であるので、例えば、部
品装着ヘッド8によりTCP3をフィーダ2から取り出
す作業と、ヒータヘッド24により接着剤等を塗布する
作業とを同時に行うことができる。このため、部品の装
着作業の迅速化を図ることができる。
【0027】また、本実施形態では、ヒータ26から熱
風を吹き出すことによりはんだ付けを行うので、従来の
ホットバーを用いる場合に比べて、はんだ付け部への装
着の精度は低くて足りる。すなわち、熱風は吹出口から
僅かに広がって吹き出されるので、ヒータ26とTCP
3との位置のずれの許容範囲が比較的大きいのに対し、
ホットバーとTCP3との位置のずれの許容範囲は小さ
いからである。このため、ヒータヘッド24の移動精度
を特に高精度にする必要がない。また、ホットバーでは
必要であった接触部の平行出しや、該接触部のクリーニ
ングは不要になる。したがって、ヒータ移動機構25や
ヒータヘッド24の製造コストや維持費を低下させるこ
とができる。
【0028】上述した部品装着装置1によりTCP3を
プリント基板4に装着する場合は、プリント基板4をコ
ンベア34により作業盤11の所定位置に搬入する。そ
して、ヘッド移動機構12により部品装着ヘッド8をプ
リント基板4上に移動し、部品装着ヘッド8のライト1
3を点灯して、各カメラ7,7によりそれぞれ対応する
箇所の目標基準マーク6,6を撮像し、画像処理装置7
0によりマーク6,6の位置を検出する。そして、検出
位置をCPU60に記憶する。部品装着ヘッド8を更に
移動させ、フィーダ2により供給されたTCP3上に位
置させる。ここでレシプロケーションモータ10により
吸着ノズル5を繰り出して、該吸着ノズル5によりTC
P3の吸着保持を行う。そして、吸着ノズル5を引き込
んで、TCP3を持ち上げる。TCP3を保持した状態
で、部品装着ヘッド8をライトステージ20上に移動さ
せる。
【0029】ここで、各カメラ7,7では、ライトステ
ージ20からの光線を受けてTCP3の輪郭の一部を撮
像し、画像処理装置70によりTCP3の位置を検出す
る。そして、検出位置をCPU60に記憶する。TCP
3は透過光により検出されるので、検出を高精度で行う
ことができる。TCP3の位置検出は、2つのカメラ
7,7で撮像した画像を図7に示す画像処理装置70に
送り、画像の中の角部あるいは放射状に多数突出した電
極部の位置を検出することにより行う。また、TCP3
に位置決めに使えるマークが書いてあればこのマークを
検出してもよく、その他部品の特徴となる形状を検出し
てもよい。
【0030】この検出時に、回転モータ9により吸着ノ
ズル5を45°ずつ回転させる。これに伴いTCP3の
各電極やTCP3の輪郭の全体が把握されるので、TC
P3の欠け、電極の数や曲がりが検出できて、TCP3
の良否が判別できる。本実施形態では、2つのカメラ
7,7を用いているので吸着ノズル5の回転は180°
で足りる。このため、検出時間の短縮化を図ることがで
きる。但し、これに限らず、一方のカメラ7のみを36
0°回転させることにより検出を行うようにしても構わ
ない。この場合、2つのカメラ7,7の位置関係を補正
する必要がないので、この調整作業を簡略化することが
できる。
【0031】ここで、CPU60はTCP3の検出位置
からTCP3に対応する部品基準マーク33,33の位
置を算出する。部品基準マーク33,33とは、TCP
3を目標位置に装着した場合に目標基準マーク6,6と
一致することになる位置に形成する計算上のマークであ
る。
【0032】そして、既にプリント基板4の目標基準マ
ーク6,6を検出・記憶しているので、該目標基準マー
ク6の位置と部品基準マーク33,33の位置とをCP
U60で比較することにより、TCP3を装着すべき角
度と現在保持している角度との保持角誤差を算出するこ
とができる。この保持角誤差に基づいて吸着ノズル5を
回転させて、TCP3の保持角を装着すべき角度と一致
させる。そして、部品装着ヘッド8を再びプリント基板
4上に移動させる。
【0033】一方、TCP3を保持する前の部品装着ヘ
ッド8がプリント基板4上より退避してからTCP3を
保持して再びプリント基板4上に位置するまでの間に、
CPU60に記憶した目標基準マーク6,6を基にして
ヒータ移動機構25によりヒータヘッド24をプリント
基板4上に移動させる。そして、各注射器29,30に
よりプリント基板4上にフラックス及び接着剤を塗布し
て、ヒータヘッド24が待機位置に戻る。
【0034】そして、TCP3を保持した部品装着ヘッ
ド8が再びプリント基板4上に位置し、ライト13を点
灯して、カメラ7,7により再び目標基準マーク6,6
を検出する。図1に示すように、この時カメラ7,7の
視野F,Fでは、目標基準マーク6,6とTCP3の輪
郭の一部とを同時に捉えている。ここで、算出したTC
P3の部品基準マーク33,33の位置と実際に検出し
ている目標基準マーク6,6の位置とを比較して、これ
らの間の位置誤差を算出する。この位置誤差を0にする
ように、部品装着ヘッド8をフィードバック制御により
移動させる。位置誤差が0になってTCP3がプリント
基板4の装着すべき位置上に達したら、吸着ノズル5を
繰り出してTCP3をプリント基板4のダイアタッチパ
ッド21上に供給して接着する。
【0035】そして、ヒータ移動機構25によりヒータ
ヘッド24を再びプリント基板4上に位置させる。この
時、カバー27,27を開いた状態でヒータ26をTC
P3上に位置させてからカバー27,27を閉じる。そ
して、ヒータ26から熱風を吹き出すことにより、TC
P3の各電極をプリントパターン22にはんだ付けす
る。同時に、ブロア28により、蒸発したフラックスの
吸引を行う。このため、周囲にフラックス蒸気が広がる
ことはない。
【0036】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば、ライトステージ20を設けずに、部品装
着ヘッド8がフィーダ2からTCP3を吸着したらその
まま目標位置に移動し、目標位置で部品位置を検出し、
角度調整と位置合わせを行ってTCP3をプリント基板
4上に供給するようにしても構わない。また、本実施形
態では部品装着装置1にヒータヘッド24を設けている
が、これを別個の装置としても構わない。すなわち、部
品装着装置1を、TCP3をプリント基板4上に接着す
るだけの装置としても構わない。
【0037】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1の部品装着装置では、同一のカメラにより目標基準マ
ークと部品とを同時に検出することができるので、目標
基準マークの位置と部品位置とを比較しながらフィード
バック制御により部品の装着位置を決定することができ
る。このため、部品の装着を高精度に行うことができる
と共に、温度や湿度等の外環境の影響を受けずに安定し
て高精度の状態を維持することができる。また、部品装
着ヘッドの位置精度と部品の装着精度とが直接は関係し
なくなるので、該部品装着ヘッドの位置制御の精度を特
に高く設定する必要がない。このため、ヘッド移動機構
等の製造費や維持費を低減することができる。また、誤
差算出手段は部品の保持位置から部品に対応した部品基
準マーク位置を算出し、部品基準マーク位置を用いて保
持角誤差の算出を行うようにしているので、保持角の誤
差を高精度に算出することができ、これにより部品の装
着を高精度に行うことができる。
【0038】
【0039】さらに、請求項2記載の発明によると、
メラを吸着ノズルを挟んだ2カ所に設けているので、保
持した部品を中心として2カ所の目標基準マークの位置
を検出することができる。このため、部品の保持角誤差
を高精度に算出することができ、これにより部品の装着
を高精度に行うことができる。また、保持部を吸着ノズ
ルにより形成しているので、部品の保持を一方向から確
実に行うことができる。
【0040】また、請求項3記載の発明によると、2つ
のカメラは部品の対角位置に配置したものとしているの
で、目標基準マークの位置及び保持位置の検出を高精度
に行うことができ、これにより部品の装着を高精度に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の部品装着装置の実施形態におけるプリ
ント基板とTCPと各カメラの視野との位置関係を示す
平面図である。
【図2】部品装着装置の全体を示す平面図である。
【図3】部品装着ヘッドを示す図であり、(A)は平面
図、(B)は正面図、(C)は底面図である。
【図4】ヒータヘッドを示す図であり、(A)は平面
図、(B)は正面図である。
【図5】ヒータヘッドを示す底面図である。
【図6】ヒータヘッドの片方のカバーを外した状態を示
す側面図である。
【図7】動作制御部を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 部品装着装置 3 TCP(部品) 4 プリント基板 5 吸着ノズル(保持部) 6 目標基準マーク 7 カメラ 8 部品装着ヘッド 9 回転モータ(角度調整機構、回転手段) 10 レシプロケーションモータ(ノズル出入機構) 12 ヘッド移動機構 33 部品基準マーク 60 CPU(誤差算出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 13/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給された部品を保持すると共に該部品
    を所定の目標位置に装着する保持部と、前記目標位置の
    近傍に形成した目標基準マークの位置検出及び保持した
    前記部品の前記保持部に対する保持位置の検出とを行
    い、前記目標基準マークの位置及び前記保持位置を同時
    に検出することができるカメラとを有する部品装着ヘッ
    ドと、前記部品の保持位置から前記部品に対応した部品
    基準マーク位置を算出し、前記部品基準マーク位置を用
    いて前記保持角誤差の算出を行う誤差算出手段と、前記
    保持角誤差に基づき前記保持部の角度を調整する角度調
    整機構と、前記目標基準マークの位置と前記部品の保持
    位置とに基づいて前記部品装着ヘッドを移動させること
    により前記部品を前記目標位置に位置させるヘッド移動
    機構とを備えると共に、前記カメラ及びその撮影光学系
    は前記部品装着ヘッドに一体固定して設けられて、尚か
    つ前記カメラによる撮影方向と前記部品装着ヘッドの移
    動方向とが垂直であることを特徴とする部品装着装置。
  2. 【請求項2】 前記部品装着ヘッドに設けた前記保持部
    は前記部品を吸着保持する吸着ノズルから成り、前記吸
    着ノズルを挟んだ2カ所に前記カメラを設け、前記角度
    調整機構は前記吸着ノズルを回転させる回転手段とし、
    前記吸着ノズルの出入機構を前記部品装着ヘッドに設
    け、前記ヘッド移動機構は前記部品装着ヘッドを作業盤
    上のX軸方向及びY軸方向に移動させる手段であること
    を特徴とする請求項記載の部品装着装置。
  3. 【請求項3】 2つの前記カメラは前記部品の対角位置
    に配置したものであることを特徴とする請求項記載の
    部品装着装置。
  4. 【請求項4】 前記保持部は、前記カメラと前記部品と
    の間に位置することを特徴とする請求項1から3のいず
    れかに記載の部品装着装置。
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