JP4665354B2 - 部品実装装置のキャリブレーション方法およびキャリブレーション治具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は部品実装装置のキャリブレーション方法およびキャリブレーション治具に係り、とくに電子部品を回路基板上に実装する電子部品実装装置に適用して好適なキャリブレーション方法およびキャリブレーション治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子回路は絶縁材料から成る回路基板上に形成される。すなわち回路基板上に接合された銅箔をエッチングして所定の配線パターンを形成するとともに、その上に部品を実装し、部品の電極を配線パターンの接続ランドに半田付けし、これによって電子部品が互いに接続されて所定の電子回路が形成される。
【0003】
このような回路基板上における部品の実装のために、電子部品実装装置が用いられる。実装装置はマウントヘッドを備え、このマウントヘッドの先端部に取付けられている吸着ノズルによって部品をパーツカセットから取出し、X軸方向、Y軸方向、およびZ軸方向の運動の組合わせによって回路基板上の所定の位置にマウントするものである。
【0004】
上記マウントヘッドの吸着ノズルによって部品が吸着保持されるときに、吸着ノズルの中心に対して部品の中心が常に一致するように吸着されるとは限らず、このために部品認識カメラによって部品の認識を行ない、吸着ノズルによる部品の吸着位置のずれを検出し、この検出に応じてX軸方向、Y軸方向、およびθ軸方向にそれぞれ補正を加えて回路基板上にマウントしている。従って上記のような補正のために、部品認識カメラを予め正しくキャリブレーションしておく必要がある。部品認識カメラのキャリブレーションが正しく行なわれない場合には、部品認識カメラによる画像認識それ自体が狂った状態で行なわれるために、回路基板上に実装する部品の実装位置に誤差を生ずる。
【0005】
特開平5−10746号公報には、回路基板上に装着すべき部品を所定の取出し位置に送込む部品供給装置と、取出し位置にある部品を吸着する部品吸着装置と、該部品吸着装置に吸着された部品を計測する計測装置と、部品吸着位置を回路基板上に移動させ、吸着部品を回路基板上の搭載位置に搭載する部品位置決め装置とを備えた表面実装機において、基準となる基板および部品を用いてキャリブレーションを行なう。ここで基板座標のキャリブレーションでは、部品吸着位置を基準基板上で位置のわかっている基準部品の上に移動させて基準部品を吸着し、その位置を計測する。この結果から部品位置決め装置の座標系における基準部品の位置を計算する。これを適宜の個数の基準部品について行なうことにより、部品位置決め装置の座標系と基板の座標系との関係を求める。
【0006】
また特開平11−274794号公報には、部品搭載位置表示用の模様が付されたダミー基板と、ガラス板等で部品の形状に対応する形状に形成されたダミー基板とを用いる。そしてダミー基板を実装機本体の基板設置位置に配置した状態で、ヘッドユニットにより吸着したダミー部品をダミー基板に搭載し、この搭載状態でダミー基板の模様に対するダミー部品の位置ずれを調べることにより、部品搭載状態を検査する。上記ダミー基板の模様の周辺部とダミー部品の周辺とには目盛を付しておき、上記の検査のときにダミー部品の位置ずれ量を計測する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
特開平5−10746号公報に開示されているキャリブレーション方法は、特定の治具基板を製作し、既知の位置に堀込みを入れて治具チップを置き、そこからノズルで吸上げることによりキャリブレーションを行なうものである。この場合に堀込みと治具チップのクリアランス以上にはキャリブレーション精度が望めないという欠点がある。また特定の治具基板を製作する必要があり、煩雑である。
【0008】
特開平11−274794号公報に開示されている治具部品は、ガラス板等の透明な板に印刷によって画像認識用のパターンを作ったものである。この場合にガラス等の材料で鏡面反射が画像認識の妨げになり、キャリブレーション精度の低下を招いたり、専用の治具基板が必要になる問題があった。
【0009】
また従来の部品実装装置のキャリブレーションによれば、治具部品をそのままノズルで吸着してキャリブレーションを行なうだけであって、この場合には上記の配置誤差のみでなく、治具部品の精度誤差がそのままキャリブレーションに反映されて精度低下を招く問題があった。
【0010】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、キャリブレーション用のワークが不要であるとともに、高精度のキャリブレーション精度を確保することが可能な部品実装装置のキャリブレーション方法およびキャリブレーション治具を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
キャリブレーション方法に関する主要な発明は、保持手段によって部品を保持するとともに、保持された部品の保持位置を部品認識カメラによって認識し、基準位置に対する部品の保持位置のずれ量を計算し、計算によって求められたずれ量だけ部品を保持する前記保持手段の移動目標位置に補正を加えることによって部品をワーク上の所定の位置に実装するようにした部品実装装置において、
ワーク上の任意の位置に置かれたキャリブレーション治具の位置を前記保持手段と一緒に移動するワーク認識カメラによって認識し、
次いで前記保持手段を前記キャリブレーション治具上に移動して該キャリブレーション治具を保持し、前記キャリブレーション治具の保持位置を前記部品認識カメラによって認識し、
前記部品認識カメラによる画像の基準位置と前記ワーク上の位置との合わせ込みを行なうことを特徴とする部品実装装置のキャリブレーション方法に関するものである。
【0012】
ここで部品が電子部品であるとともに、ワークが回路基板であって、電子部品を回路基板上の所定の位置に実装するものであってよい。また保持手段が吸着ノズルであって、部品が吸着によって保持されることが好ましい。またキャリブレーションの動作を複数回行なうとともに、平均化することが好適である。また保持手段に対するキャリブレーション治具の向きを変えながら複数回行なって平均化することがより好ましい。
【0013】
キャリブレーション治具に関する主要な発明は、板状体から成り、開口によって所定のパターンが形成され、該パターンが部品認識カメラによって画像認識されることを特徴とするキャリブレーション治具に関するものである。
【0014】
ここでパターンが半導体素子のリードの形状とほぼ同一であってよい。また中心に対してほぼ対称に一対の基準マークが形成され、該基準マークがワーク認識カメラによって認識されることが好ましい。また表面が少なくとも一部の光を反射する第1の板状体と、黒色に表面処理された第2の板状体とを具備し、前記第1の板状体と前記第2の板状体とにそれぞれ開口が形成され、前記第1の板状体と前記第2の板状体とを重合わせたときに開口の重合う部分によって所定のパターンが形成され、前記第1の板状体側がワーク認識カメラで認識されるとともに、前記第2の板状体側が部品認識カメラで認識されるようにすることが好ましい。また第1の板状体に貫通孔から成る一対の基準マークが形成されるとともに、該基準マークを構成する貫通孔が第2の板状体によって閉塞されて部品認識カメラで認識されないようにすることが好ましい。
【0015】
本願に含まれる発明の好ましい態様は、電子回路を形成するための電子部品をマウントヘッドのノズルで吸着し、吸着された電子部品を部品認識カメラで撮像し、画像処理よりその部品の吸着位置を認識し、画像上の基準位置に対する吸着ずれ量を計算し、そのずれ量分だけノズルの移動目標位置に補正を加えることにより電子部品をプリント基板の所定の位置に装着する電子部品装着装置において、プリント基板上の任意の位置に置かれた治具部品の位置をノズルと一緒に移動するヘッド部に取付けられたカメラを用いて位置検出し、その後ノズルを治具部品の上に移動して吸着し、治具部品の吸着位置を吸着位置検出用カメラを用いて検出することにより、部品カメラ上の基準位置とプリント基板上の位置との合わせ込みを行なうようにしたキャリブレーション方法に関するものである。ここで上記のキャリブレーションを治具部品の向きを変えながら複数回行ない、平均化することにより部品治具の加工精度の誤差をキャンセルすることができる。従ってこのようなキャリブレーション方法がより好適である。
【0016】
上記キャリブレーションで用いられる治具部品は、薄板にエッチングもしくはレーザ加工で、カメラに映ったときに電子部品の電極と同じ形状になるパターンが加工され、またプリント基板上に置かれたときに基板カメラでその位置が検出できるような特徴を持つ治具部品である。
【0017】
上記の態様によれば、キャリブレーション専用の治具基板が不要になる。またプリント基板上に置かれた治具チップの位置をカメラを用いて認識しながらノズルで吸上げることにより、メカ的な吸上げ位置の誤差が排除され、キャリブレーション精度が向上する。またキャリブレーション用治具部品を回転させながらキャリブレーション動作を行なうことによって、治具部品の加工精度誤差を排除できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図示の形態によって説明する。まずキャリブレーション方法が実施される部品実装装置の全体の構成を図1〜図3によって説明する。
【0019】
図1に示すように部品実装装置はベース10を備えるとともに、このベース10上にはフレーム11が架装されている。そしてその一方の側面にはパーツカセット装着台12が設けられており、この装着台12上にパーツカセット13を配列して搭載するようにしている。図1においては単一のパーツカセット13のみしか図示されていないが、実際にはそれぞれ異なる種類の部品を保持したテープをリールによって保持した多数のパーツカセット13が一列に配されるようになる。そして上記パーツカセット13の配置位置の前方には横方向に延びる搬送コンベア14が設けられており、この搬送コンベア14によって回路基板15が供給される。
【0020】
これに対してフレーム11の下部にはX軸ユニット17が取付けられるとともに、このX軸ユニット17によってX軸方向に移動可能なY軸ユニット18が設けられており、Y軸ユニット18によってY軸方向に移動自在にマウントヘッド19が取付けられている。マウントヘッド19はその先端側に図2に示すように吸着ノズル20を備えており、この吸着ノズル20によって部品を吸着保持し、上記回路基板15上の所定の位置にマウントする。
【0021】
次にマウントヘッド19の構成について図2および図3により説明する。マウントヘッド19はフレーム23を備えるとともに、このフレーム23にボールナット24が回転自在に支持されている。そしてボールナット24は垂直に配されるボールねじ25と螺合されている。しかもボールナット24にはプーリ26が取付けられている。そしてフレーム23上のモータ28の出力軸29にプーリ30が取付けられている。ボールナット24のプーリ26とモータ28の出力軸29のプーリ30との間にはタイミングベルト31が掛渡されている。
【0022】
先端部に吸着ノズル20を備えるボールねじ25はさらにスプラインナット34と係合されている。スプラインナット34は上記ボールナット24の下側に位置し、しかもその外周部にプーリ35を備えている。これに対して図3に示すモータ36にはその出力軸にプーリ37が固着されている。そしてスプラインナット34のプーリ35とモータ36のプーリ37との間にタイミングベルト38が掛渡されている。
【0023】
またフレーム23にはブラケット41を介してワーク認識カメラ42が支持されている。ワーク認識カメラ42は搬送コンベア14によって送られてきた回路基板15(図1参照)を上方から認識するためのものである。
【0024】
また上記フレーム23にはブラケット45が固着されるとともに、このブラケット45の先端側に横方向に延びるようにリニアガイド46が取付けられている。そしてリニアガイド46と平行にボールねじ47もブラケットに支持されている。そしてアーム48が上記ボールねじ47と螺合するボールナット49に固着されている。そしてアーム48の先端側の部分にはミラー50が取付けられている。またボールねじ47にはプーリ52が固着されている。また水平方向に配されたモータ54の出力軸55にはプーリ56が固着されている。そしてボールナット49のプーリ52とモータ54のプーリ56との間にタイミングベルト57が掛渡されている。またブラケット45の側部にはさらに別のブラケット60を介してミラー61が支持されるとともに、このミラー61の上部に部品認識カメラ62が取付けられている。部品認識カメラ62は吸着ノズル20によって吸着された部品の下面の画像をミラー50、61によって反射させて取込み、画像認識を行なうためのものである。
【0025】
上記ワーク認識カメラ42および部品認識カメラ62は図8に示すようにコントローラ63に接続されている。コントローラ63は上記のカメラ42、62によって取込まれた画像処理を行なうとともに、演算をするためのコンピュータを備えている。またコントローラ63はX軸ユニット17、Y軸ユニット18、モータ28、36、54、および搬送コンベア14をそれぞれ制御する。
【0026】
このように本実施の形態の電子部品実装装置は、図1に示すように電子部品をテープによって巻装した状態で供給するパーツカセット13と、回路基板15を搬送する搬送コンベア14と、電子部品をパーツカセット13から取出して回路基板15上の所定の位置に実装するためのマウントヘッド19と、マウントヘッド19を回路基板15の所定の位置へ移動するためのX軸ユニット17およびY軸ユニット18とから構成されている。
【0027】
そして上記マウントヘッド19は図2および図3に示すように、電子部品を吸着するための吸着ノズル20と、この吸着ノズル20を上下方向に移動および回転させるためのスプライン付きボールねじ25と、スプライン付きボールねじ25のボールナット24をタイミングベルト31を介して回転させるためのモータ28と、スプライン付きボールねじ25のスプラインナット34をタイミングベルト38を介して回転させるためのモータ36と、吸着ノズル20に吸着された電子部品の位置を検出する第1のミラー50、第2のミラー61、および部品認識カメラ62と、吸着ノズル20が上下動するときにミラー50を退避させるためのリニアガイド46、ボールねじ47、タイミングベルト57を介してボールねじ47を回転させるためのモータ54、および電子部品を装着する回路基板15の位置を検出する基板認識カメラ42から構成される。
【0028】
ここでモータ36を駆動することなくスプラインナット34を停止させた状態でモータ28によってボールナット24を回転させると、ボールねじ25は回転することなく上下動する。従って吸着ノズル20のZ軸方向の運動が可能になる。これに対してモータ36によってスプラインナット34を回転させるとともに、モータ28によって同じ角度でボールナット24を回転させると、ボールねじ25は上下動することなく回転運動のみを行なう。従ってこれにより吸着ノズル20のθ軸の動作が行なわれる。
【0029】
次にこのような実装装置による電子部品の実装動作の概要を説明する。回路基板15は搬送コンベア14によって搬送され、所定の位置で位置決めされる。するとこの実装装置はマウントヘッド19をX軸ユニット17およびY軸ユニット18によってX軸方向およびY軸方向に移動させ、回路基板15上のフィデューシャルマークをマウントヘッド19に設けられているワーク認識カメラ42によって撮像してその位置を検出し、これによって回路基板15の正確な位置を促らえる。このような動作によってワーク認識カメラ42を何処に移動させれば電子部品を実装すべき位置の上に来るかが分る。ここでその座標を(Xp、Yp)とする。
【0030】
その後にマウントヘッド19は電子部品を供給するパーツカセット13の部品取出し位置まで移動し、吸着ノズル20を下降させて電子部品を真空吸着する。このときにミラー50の位置は図4および図5に示すように吸着ノズル20の上下動作エリアから退避した位置にある。そして吸着ノズル20が電子部品を吸着した後にボールナット24の回転によって所定の高さまで上昇し、その後にミラー50が図3に示すように吸着ノズル20の下まで移動する。すると吸着ノズル20に吸着された電子部品の下面の映像がミラー50、61によって反射され、部品認識カメラ62によって撮像される。
【0031】
部品認識カメラ62によって撮像された電子部品の位置に関する情報を用いて吸着時の電子部品のカメラ画像基準位置(通常は吸着ノズル20の回転中心位置)からの位置ずれ量を検出する。この位置ずれ量を(△Xr、△Yr)とする。部品認識カメラ62の画像基準位置に写った部品を装着したときの回路基板15の位置とワーク認識カメラ42の回路基板15上の位置のオフセット分を(△Xt、△Yt)とすると、マウントヘッド19は予めプログラムされた回路基板15上の所定の位置に吸着時の位置ずれ量を補正した位置、すなわち(Xp+△Xt−△Xr、Yp+△Yt−△Yr)に移動する。
【0032】
この後にミラー50を図4に示すように退避させて図5に示すように吸着ノズル20を下降させ、電子部品を回路基板15上の所定の位置に装着する。従って部品認識カメラ62の基準位置に対するワーク認識カメラ42のオフセット分(△Xt、△Yt)をキャリブレーション作業によって取得しておく必要がある。
【0033】
以下に実装装置の組立て誤差をも含めた方法であって、現実のオフセット量(△Xt、△Yt)を求めるキャリブレーションの治具および方法について説明する。図6Aに示すような開口パターン67をエッチングもしくはレーザ加工等によって形成した薄いステンレス板を用意する。ここでステレンス板66のパターン67の中心に対して対称に一対の基準孔68を形成する。対角上に位置する丸穴から成る基準孔68は回路基板15上にこのキャリブレーション治具65を置いたときに、ワーク認識カメラ42によってキャリブレーション治具65の位置を検出するための穴である。
【0034】
キャリブレーション治具65の位置のみを検出するのであれば、原理的にはこの基準孔68はキャリブレーション治具65のパターン67の中心に1個所設ければよい。しかしながら基準孔68を2個以上設け、複数の基準孔68の位置から演算によってキャリブレーション治具65の位置を求めることによって、1つずつの基準孔68の加工誤差に影響されない高い精度の位置を検出することが可能になる。さらに基準孔68を2個以上設けることによって、これら複数の基準孔68の位置からキャリブレーション治具65の面上の所定の位置を算出することが可能になり、例えばパターン67の中心に対して対称に配置された一対の2個の基準孔68を用いると、パターン67の中心の位置をこれら2個の基準孔68の中点として算出できる。従って吸着ノズル20の吸着位置として、基準孔68が加工されていない位置を指定することも可能になる。
【0035】
図6Aでは対角位置に加工したが、必ずしも基準孔68の位置はこの場所に限定されない。またステンレス板65に形成された角穴から成る開口67の集まりは、吸着ノズル20によって吸着した後に部品認識カメラ62によって認識するための穴である。
【0036】
図6Aに示すステンレス板66に図6Bに示すように黒く表面処理されしかも4つの矩形の開口パターン70が四角形の4辺をなすように形成された黒色板69を貼合わせることによって、図6Cおよび図6Dに示すようなキャリブレーション治具65が得られる。ここでステンレス板66側からキャリブレーション治具65を見ると図6Cに示すようになり、これに対して黒色板69側から部品照明用の照明装置によって光を当てて部品認識カメラ62によって画像を取込むと、黒く表面処理された部分と穴が開口した部分とが黒くなり、これによって図6Eに示すようなICのリードと同様な画像の合成パターン71が得られる。この画像はQFP(Quard Flat Package)の形状と同一の画像である。
【0037】
このようにして得られたキャリブレーション治具65を、電子部品を装着する位置に予め位置決めされた回路基板15上に図6Cに示すようにステンレス板66の面が上になるように置く。このときにキャリブレーション治具65を置く位置は、回路基板15上の任意の位置であってよい。
【0038】
次にワーク認識カメラ42をキャリブレーション治具65の一方の基準孔68上に移動し、画像認識によって基準孔68の検出を行なう。このときに基準孔68の開いているステンレス板66は光を良く反射するために、明るく映り、基準孔68は背景の黒色板69のために黒く映る。このように基準孔68の背景に黒色板69を配置したことによって、回路基板15上のどこにキャリブレーション治具65を置いても、回路基板のパターンが基準孔68を通して映り込むことがなく、安定して基準孔68の画像認識が可能になる。
【0039】
以上の動作を他方の基準孔68についても繰返し、2個所の基準孔68の位置を順次検出する。ワーク認識カメラ42はその視野が狭いために、キャリブレーション治具65の一対の基準孔68を同時に認識することができない。よって一方の基準孔68を認識した後にマウントヘッド19を移動させてもう一方の基準孔68の認識を行なう。そして合成パターン71の中心711の位置に対応する2個の基準孔68の中点681を演算によって算出する。図7に、ワーク認識カメラ42側から見たキャリブレーション治具65および演算によって算出された中点681を模式的に示す。
【0040】
この後にマウントヘッド19の吸着ノズル20をX軸ユニット17およびY軸ユニット18によって算出した中点681の位置に移動し、これによってキャリブレーション治具65を吸着ノズル20で吸着する。このときに吸着ノズル20を移動する量は、設計上のオフセット量(△Xd,△Yd)を用いる。何故ならばまだキャリブレーションが終了していないために、現実のオフセット量(△Xt,△Yt)の正確な値が分らないからである。すなわちここでは、図8の左図に示したワーク認識カメラ42側から見たキャリブレーション治具65の模式図に示されるように、中点681の実際の位置からずれた便宜上のノズル吸着位置685へ吸着ノズル20を移動し、キャリブレーション治具65を吸着する。
【0041】
吸着ノズル20によって吸着されたキャリブレーション治具65は図示されていない照明によって下側、すなわちキャリブレーション治具65の黒色板69の方から光が照射され、ミラー50、61を介して部品認識カメラ62によって撮像される。そして撮像された画像が図6Eに示すようにICのQFP形状のように見え、通常のICの位置認識と同じアルゴリズムを利用してその吸着位置685を認識する。
【0042】
またこのときに中点681に対応する合成パターン71の中心711が認識される。従ってこれら2つの位置により、図8の右図に示した部品認識カメラ62によるキャリブレーション治具65の模式的な画像に示されるように、合成パターンの中心711、すなわち中点681と吸着位置685との間の位置ずれ量(△Xc,△Yc)675が求まる。現実のオフセット量(△Xt,△Yt)は、位置ずれ量(△Xc,△Yc)から次式によって算出される。
【0043】
(△Xt,△Yt)=(△Xd−△Xc,△Yd−△Yc)
以上に示したキャリブレーションの方法においては、ワーク認識カメラ42によって検出した2個の基準孔68の中点681の位置と、部品認識カメラ62によって検出した合成パターン71の中心711の位置とが一致していると仮定した。しかしながら現実には基準孔68の加工誤差等のために、中点681と合成パターンの中心711の位置とは完全に一致せず、図9に示すように通常誤差(△Xerr,△Yerr)677を持つ。以下にこの誤差を持つ場合のキャリブレーションの方法について説明する。
【0044】
2個の基準孔68の中点681と合成パターン71の中心711との間に誤差(△Xerr,△Yerr)677がある場合のキャリブレーションでは、図10A〜Dに示すように、キャリブレーション治具65を回転させながら、それぞれの回転角において上述の誤差(△Xerr,△Yerr)677がない場合と同じ動作によって、合成パターン71の中心711と吸着位置685との間の位置ずれ量(△Xci,△Yci)678を求める。
【0045】
すなわちまずキャリブレーション治具65の回転角度が0度であるときにおいて、ワーク認識カメラ42によりキャリブレーション治具65の一対の基準孔68を認識し、その中点681を算出する。次いでマウントヘッド19の吸着ノズル20を、設計上のオフセット量(△Xd,△Yd)を用いて便宜上の位置685へ吸着ノズル20を移動し、キャリブレーション治具65を吸着ノズル20によって吸着する。そして吸着した後に部品認識カメラ62によって上記キャリブレーション治具65を画像認識し、図10Aに示すように0度における位置ずれ量(△Xco,△Yco)678を求める。
【0046】
以下同様にキャリブレーション治具65の回転角度を90度、180度、および270度に変更しながら、それぞれの位置ずれ量(△Xc90,△Yc90)、(△Xc180 ,△Yc180 )および(△Xc270 ,△Yc270 )を求める(図10B〜D参照)。
【0047】
図10に示すようにキャリブレーション治具65の合成パターン71の中点711(位置ずれ量)は、このような動作によって、部品認識カメラ62による画像上においては部品認識カメラ62からは見えない基準孔68の中点681に対応する位置を中心として90度ずつ円弧を描きながら移動する。従ってこの円弧を合成して成る円形の軌跡の中心681と部品認識カメラ62の基準位置(吸着ノズル20の吸着位置685)との間のずれ量(Xc,Yc)から、現実のオフセット量(△Xt,△Yt)は次式によって求められる。
【0048】
(△Xt,△Yt)=(△Xd−Xc,△Yd−Yc)
ここで、
Xc=(△Xc0 +△Xc90+△Xc180 +△Xc270 )/4
Yc=(△Yc0 +△Yc90+△Yc180 +△Yc270 )/4
である。
【0049】
以上の例においては、キャリブレーション治具65の回転角を0度、90度、180度、および270度としたが、回転角度の組合わせはこれに限られるものではない。3個以上の回転角度で円形の軌跡の中心(Xc,Yc)を求める回転角度の組合わせであれば、その内から好適な組合わせを選択すればよい。
【0050】
なおキャリブレーション治具65の一対の基準孔68の中点は何処であってもよい。回転させたときにQFP形状、すなわち合成パターン71は必ず上記中点を中心とする円軌跡を描く。よって円軌跡の中心を求め、この中心上に上記2点の中点を一致させる。従ってキャリブレーション治具65の2つの基準孔68の位置が何処であってもよい。
【0051】
ステンレス板66にIC形状に映る合成パターン71を作るには、黒く表面処理された黒色板69によって余分な部分を隠す以外に、直接必要な部分にマスキングして表面処理によって余分な部分を黒くする方法がある。ところがマスキング精度を良くすることは非常に困難であって、図6に示すようにステンレス板66と黒色板69とを組合わせる方が優れている。
【0052】
またガラス板にエッチング等によってICのQFP形状のパターンを作り込むむことも可能だが、ガラス板の特性上、表面が鏡面反射を起して照明の映り込みが発生し、好ましくない。またワーク認識カメラ42によって一対の基準孔68を見るときには背景が透けて見えるために、専用の治具基板を使用する必要が生ずる。本実施の形態のような薄板を用いたキャリブレーション治具65は、基準孔68の後側の部分を黒く表面処理されたもう一方の黒色板69が塞いでいるために、このキャリブレーション治具65を置く場所を選ばず、専用の治具基板を必要としなくなる。
【0053】
従って本実施の形態のキャリブレーション方法によれば、キャリブレーションに専用のワーク基板が不要になる。また回路基板15上に置かれたキャリブレーション治具65をワーク認識カメラ42によって認識してから吸着ノズル20で吸上げることによって、メカ的な吸上げ位置の誤差が排除され、キャリブレーション精度が向上する。またキャリブレーション治具65を回転させながら複数回キャリブレーション動作を行なうことによって、キャリブレーション治具65の加工精度誤差を排除できる。
【0054】
【発明の効果】
キャリブレーション方法に関する主要な発明は、保持手段によって部品を保持するとともに、保持された部品の保持位置を部品認識カメラによって認識し、基準位置に対する部品の保持位置のずれ量を計算し、計算によって求められたずれ量だけ部品を保持する保持手段の移動目標位置に補正を加えることによって部品をワーク上の所定の位置に実装するようにした部品実装装置において、ワーク上の任意の位置に置かれたキャリブレーション治具の位置を保持手段と一緒に移動するワーク認識カメラによって認識し、次いで保持手段をキャリブレーション治具上に移動して該キャリブレーション治具を保持し、キャリブレーション治具の保持位置を部品認識カメラによって認識し、部品認識カメラによる画像の基準位置とワーク上の位置との合わせ込みを行なうようにしたものである。
【0055】
従ってこのようなキャリブレーション方法によれば、キャリブレーション用ワークを用いることなく保持手段によって保持されるキャリブレーション治具のみによってキャリブレーションが行なわれる。これによって高精度のキャリブレーションが可能になる。
【0056】
キャリブレーション治具に関する主要な発明は、板状体から成り、開口によって所定のパターンが形成され、該パターンが部品認識カメラによって画像認識されるようにしたものである。
【0057】
従ってこのようなキャリブレーション治具を用いることによって、キャリブレーション用ワークを用いることなくしかも高精度のキャリブレーションを行なうことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】部品実装装置の全体の構成を示す斜視図である。
【図2】マウントヘッドを示す一部を破断した正面図である。
【図3】同マウントヘッドの側面図である。
【図4】ミラーを退避したときのマウントヘッドの側面図である。
【図5】吸着ノズルを下降させたときのマウントヘッドの側面図である。
【図6】キャリブレーション治具を示す平面図である。
【図7】キャリブレーション治具の中点を示す平面図である。
【図8】キャリブレーション治具によるキャリブレーションの動作を示す平面図である。
【図9】キャリブレーション治具の中点のずれを示す平面図である。
【図10】キャリブレーション治具を回転させてキャリブレーションを行なう動作を示す平面図である。
【図11】制御部のシステム構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10‥‥ベース、11‥‥フレーム、12‥‥パーツカセット装着台、13‥‥パーツカセット、14‥‥搬送コンベア、15‥‥回路基板、17‥‥X軸ユニット、18‥‥Y軸ユニット、19‥‥マウントヘッド、20‥‥吸着ノズル、23‥‥フレーム、24‥‥ボールナット、25‥‥ボールねじ、26‥‥プーリ、28‥‥モータ、29‥‥出力軸、30‥‥プーリ、31‥‥タイミングベルト、34‥‥スプラインナット、35‥‥プーリ、36‥‥モータ、37‥‥プーリ、38‥‥タイミングベルト、41‥‥ブラケット、42‥‥ワーク認識カメラ、45‥‥ブラケット、46‥‥リニアガイド、47‥‥ボールねじ、48‥‥アーム、49‥‥ボールナット、50‥‥ミラー、52‥‥プーリ、54‥‥モータ、55‥‥出力軸、56‥‥プーリ、57‥‥タイミングベルト、60‥‥ブラケット、61‥‥ミラー、62‥‥部品認識カメラ、63‥‥コントローラ、65‥‥キャリブレーション治具、66‥‥ステンレス板、67‥‥開口(パターン)、68‥‥基準孔、69‥‥黒色板、70‥‥開口(パターン)、71‥‥合成パターン
Claims (5)
- 保持手段によって部品を保持するとともに、保持された部品の保持位置を部品認識カメラによって認識し、基準位置に対する部品の保持位置のずれ量を計算し、計算によって求められたずれ量だけ部品を保持する前記保持手段の移動目標位置に補正を加えることによって部品をワーク上の所定の位置に実装するようにした部品実装装置において、
ワーク上の任意の位置に置かれ、第1の板状体と第2の板状体とにそれぞれ開口が形成され、前記第1の板状体と前記第2の板状体とを重合わせたときに前記開口の重合う部分によって所定のパターンが形成されたキャリブレーション治具の位置を前記保持手段と一緒に移動するワーク認識カメラによって認識し、
次いで前記保持手段を前記キャリブレーション治具上に移動して該キャリブレーション治具を保持し、回転させ、回転角度が異なる複数の回転位置で前記キャリブレーション治具の前記パターンを部品認識カメラによって認識し、認識したパターンの中心を検出し、回転位置毎の前記パターンの中心と前記基準位置とのずれ量の平均値で前記保持手段の移動目標位置を補正する部品実装装置のキャリブレーション方法。 - 部品が電子部品であるとともに、ワークが回路基板であって、電子部品を回路基板上の所定の位置に実装することを特徴とする請求項1に記載の部品実装装置のキャリブレーション方法。
- 保持手段が吸着ノズルであって、部品が吸着によって保持されることを特徴とする請求項1に記載の部品実装装置のキャリブレーション方法。
- 表面が少なくとも一部の光を反射する第1の板状体と、黒色に表面処理された第2の板状体とを具備し、前記第1の板状体と前記第2の板状体とにそれぞれ開口が形成され、前記第1の板状体と前記第2の板状体とを重合わせたときに開口の重合う部分によって所定のパターンが形成され、前記第1の板状体側がワーク認識カメラで認識されるとともに、前記第2の板状体側が部品認識カメラで認識され、前記第1の板状体に貫通孔からなる一対の基準マークが形成されるとともに、該基準マークを構成する貫通孔が前記第2の板状体によって閉塞されて部品認識カメラで認識されないように構成されたことを特徴とするキャリブレーション治具。
- パターンが半導体素子のリードの形状とほぼ同一であることを特徴とする請求項4に記載のキャリブレーション治具。
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